JPH06222879A - 筆跡表示方法および筆跡表示装置 - Google Patents
筆跡表示方法および筆跡表示装置Info
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- JPH06222879A JPH06222879A JP1172493A JP1172493A JPH06222879A JP H06222879 A JPH06222879 A JP H06222879A JP 1172493 A JP1172493 A JP 1172493A JP 1172493 A JP1172493 A JP 1172493A JP H06222879 A JPH06222879 A JP H06222879A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 手書き文字のかすれを表現できる筆跡表示方
法および筆跡表示装置を提供する。 【構成】 ペン入力座標検出部1は、手書きペンの位置
座標を検出する。ペン速度算出部2は、ペン入力座標検
出部1により検出された手書きペンの位置座標の系列か
ら手書きペンの移動速度を算出する。筆跡表示データ濃
淡レベル決定部3は、ペン速度算出部2により算出され
た手書きペンの移動速度に基づいて、筆跡の表示データ
の濃度を決定する。表示データ発生部4は、ペン入力座
標検出部1により検出された手書きペンの位置座標の系
列と、筆跡表示データ濃淡レベル決定部3により決定さ
れた筆跡の表示データの濃度とに基づいて、筆跡の濃淡
表示データを発生する。表示部5は、表示データ発生部
4により発生された濃淡表示データを実際に表示する。
法および筆跡表示装置を提供する。 【構成】 ペン入力座標検出部1は、手書きペンの位置
座標を検出する。ペン速度算出部2は、ペン入力座標検
出部1により検出された手書きペンの位置座標の系列か
ら手書きペンの移動速度を算出する。筆跡表示データ濃
淡レベル決定部3は、ペン速度算出部2により算出され
た手書きペンの移動速度に基づいて、筆跡の表示データ
の濃度を決定する。表示データ発生部4は、ペン入力座
標検出部1により検出された手書きペンの位置座標の系
列と、筆跡表示データ濃淡レベル決定部3により決定さ
れた筆跡の表示データの濃度とに基づいて、筆跡の濃淡
表示データを発生する。表示部5は、表示データ発生部
4により発生された濃淡表示データを実際に表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手書きペン入力による
筆跡を液晶などの出力デバイスに表示する筆跡表示方法
および筆跡表示装置に関するものである。
筆跡を液晶などの出力デバイスに表示する筆跡表示方法
および筆跡表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、手書きペンにより筆跡データの入
力を行い、その筆跡を液晶などの出力デバイスに表示す
る筆跡表示装置が実用化されている。この従来の筆跡表
示装置は、例えば図6のように、ペン入力座標検出部3
1と、筆跡表示データ濃淡レベル設定部32と、表示デ
ータ発生部33と、表示部34とを備えていた。ペン入
力座標検出部31は、手書きペン(図示せず)の位置座
標を検出する。筆跡表示データ濃淡レベル設定部32
は、使用者が筆跡の表示濃淡レベルを設定するためのも
のである。表示データ発生部33は、ペン入力座標検出
部31により検出された手書きペンの位置座標の系列
と、筆跡表示データ濃淡レベル設定部32に設定された
筆跡の表示濃淡レベルとに基づいて、筆跡の濃淡表示デ
ータを発生する。表示部34は、表示データ発生部33
により発生された濃淡表示データを表示する。
力を行い、その筆跡を液晶などの出力デバイスに表示す
る筆跡表示装置が実用化されている。この従来の筆跡表
示装置は、例えば図6のように、ペン入力座標検出部3
1と、筆跡表示データ濃淡レベル設定部32と、表示デ
ータ発生部33と、表示部34とを備えていた。ペン入
力座標検出部31は、手書きペン(図示せず)の位置座
標を検出する。筆跡表示データ濃淡レベル設定部32
は、使用者が筆跡の表示濃淡レベルを設定するためのも
のである。表示データ発生部33は、ペン入力座標検出
部31により検出された手書きペンの位置座標の系列
と、筆跡表示データ濃淡レベル設定部32に設定された
筆跡の表示濃淡レベルとに基づいて、筆跡の濃淡表示デ
ータを発生する。表示部34は、表示データ発生部33
により発生された濃淡表示データを表示する。
【0003】この従来の筆跡表示装置において、手書き
ペン入力の筆跡を表示するに際しては、先ず使用者が、
所望の表示濃淡レベルを筆跡表示データ濃淡レベル設定
部32に設定する。次に使用者が手書きペンを用いて図
外の入力部に手書き文字などを入力すると、ペン入力座
標検出部31が、手書きペンの筆跡に応じた位置座標系
列を出力する。これにより表示データ発生部33が、ペ
ン入力座標検出部31からの位置座標系列を補間して表
示データを生成する。このとき、表示データの濃淡は筆
跡表示データ濃淡レベル設定部32に設定された表示濃
淡レベルになる。そして表示部34が、筆跡表示データ
濃淡レベル設定部32からの表示データに基づいて筆跡
を表示する。
ペン入力の筆跡を表示するに際しては、先ず使用者が、
所望の表示濃淡レベルを筆跡表示データ濃淡レベル設定
部32に設定する。次に使用者が手書きペンを用いて図
外の入力部に手書き文字などを入力すると、ペン入力座
標検出部31が、手書きペンの筆跡に応じた位置座標系
列を出力する。これにより表示データ発生部33が、ペ
ン入力座標検出部31からの位置座標系列を補間して表
示データを生成する。このとき、表示データの濃淡は筆
跡表示データ濃淡レベル設定部32に設定された表示濃
淡レベルになる。そして表示部34が、筆跡表示データ
濃淡レベル設定部32からの表示データに基づいて筆跡
を表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、手書きペン入力による筆跡の表示濃淡が、
使用者により設定された濃淡レベルに固定されているの
で、文字のかすれを表現することが不可能であるという
問題を有していた。本発明はかかる事情に鑑みて成され
たものであり、手書き文字のかすれを表現できる筆跡表
示方法および筆跡表示装置を提供することを目的とす
る。
の構成では、手書きペン入力による筆跡の表示濃淡が、
使用者により設定された濃淡レベルに固定されているの
で、文字のかすれを表現することが不可能であるという
問題を有していた。本発明はかかる事情に鑑みて成され
たものであり、手書き文字のかすれを表現できる筆跡表
示方法および筆跡表示装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、手書
きペンの位置座標を検出するペン入力座標検出ステップ
と、このペン入力座標検出ステップにおいて検出された
手書きペンの位置座標の系列から手書きペンの移動速度
を算出するペン速度算出ステップと、前記ペン速度算出
ステップにおいて算出された手書きペンの移動速度に基
づいて、筆跡の表示データの濃度を決定する筆跡表示デ
ータ濃淡レベル決定ステップと、前記ペン入力座標検出
ステップにおいて検出された手書きペンの位置座標の系
列と、前記筆跡表示データ濃淡レベル決定ステップにお
いて決定された筆跡の表示データの濃度とに基づいて、
筆跡の濃淡表示データを発生する表示データ発生ステッ
プと、この表示データ発生ステップにおいて発生された
濃淡表示データを実際に表示する表示ステップと、を実
行することを特徴としている。
きペンの位置座標を検出するペン入力座標検出ステップ
と、このペン入力座標検出ステップにおいて検出された
手書きペンの位置座標の系列から手書きペンの移動速度
を算出するペン速度算出ステップと、前記ペン速度算出
ステップにおいて算出された手書きペンの移動速度に基
づいて、筆跡の表示データの濃度を決定する筆跡表示デ
ータ濃淡レベル決定ステップと、前記ペン入力座標検出
ステップにおいて検出された手書きペンの位置座標の系
列と、前記筆跡表示データ濃淡レベル決定ステップにお
いて決定された筆跡の表示データの濃度とに基づいて、
筆跡の濃淡表示データを発生する表示データ発生ステッ
プと、この表示データ発生ステップにおいて発生された
濃淡表示データを実際に表示する表示ステップと、を実
行することを特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、手書きペンの位置座標
を検出するペン入力座標検出部と、このペン入力座標検
出部により検出された手書きペンの位置座標の系列から
手書きペンの移動速度を算出するペン速度算出部と、前
記ペン速度算出部により算出された手書きペンの移動速
度に基づいて、筆跡の表示データの濃度を決定する筆跡
表示データ濃淡レベル決定部と、前記ペン入力座標検出
部により検出された手書きペンの位置座標の系列と、前
記筆跡表示データ濃淡レベル決定部により決定された筆
跡の表示データの濃度とに基づいて、筆跡の濃淡表示デ
ータを発生する表示データ発生部と、この表示データ発
生部により発生された濃淡表示データを実際に表示する
表示部と、を備えたことを特徴としている。
を検出するペン入力座標検出部と、このペン入力座標検
出部により検出された手書きペンの位置座標の系列から
手書きペンの移動速度を算出するペン速度算出部と、前
記ペン速度算出部により算出された手書きペンの移動速
度に基づいて、筆跡の表示データの濃度を決定する筆跡
表示データ濃淡レベル決定部と、前記ペン入力座標検出
部により検出された手書きペンの位置座標の系列と、前
記筆跡表示データ濃淡レベル決定部により決定された筆
跡の表示データの濃度とに基づいて、筆跡の濃淡表示デ
ータを発生する表示データ発生部と、この表示データ発
生部により発生された濃淡表示データを実際に表示する
表示部と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1の発明においては、ペン入力座標検出
ステップで、手書きペンの位置座標を検出し、ペン速度
算出ステップで、ペン入力座標検出ステップにおいて検
出された手書きペンの位置座標の系列から手書きペンの
移動速度を算出し、筆跡表示データ濃淡レベル決定ステ
ップで、ペン速度算出ステップにおいて算出された手書
きペンの移動速度に基づいて、筆跡の表示データの濃度
を決定し、表示データ発生ステップで、ペン入力座標検
出ステップにおいて検出された手書きペンの位置座標の
系列と、筆跡表示データ濃淡レベル決定ステップにおい
て決定された筆跡の表示データの濃度とに基づいて、筆
跡の濃淡表示データを発生し、表示ステップで、表示デ
ータ発生ステップにおいて発生された濃淡表示データを
実際に表示する。
ステップで、手書きペンの位置座標を検出し、ペン速度
算出ステップで、ペン入力座標検出ステップにおいて検
出された手書きペンの位置座標の系列から手書きペンの
移動速度を算出し、筆跡表示データ濃淡レベル決定ステ
ップで、ペン速度算出ステップにおいて算出された手書
きペンの移動速度に基づいて、筆跡の表示データの濃度
を決定し、表示データ発生ステップで、ペン入力座標検
出ステップにおいて検出された手書きペンの位置座標の
系列と、筆跡表示データ濃淡レベル決定ステップにおい
て決定された筆跡の表示データの濃度とに基づいて、筆
跡の濃淡表示データを発生し、表示ステップで、表示デ
ータ発生ステップにおいて発生された濃淡表示データを
実際に表示する。
【0008】請求項2の発明において、ペン入力座標検
出部は、手書きペンの位置座標を検出する。ペン速度算
出部は、ペン入力座標検出部により検出された手書きペ
ンの位置座標の系列から手書きペンの移動速度を算出す
る。筆跡表示データ濃淡レベル決定部は、ペン速度算出
部により算出された手書きペンの移動速度に基づいて、
筆跡の表示データの濃度を決定する。表示データ発生部
は、ペン入力座標検出部により検出された手書きペンの
位置座標の系列と、筆跡表示データ濃淡レベル決定部に
より決定された筆跡の表示データの濃度とに基づいて、
筆跡の濃淡表示データを発生する。表示部は、表示デー
タ発生部により発生された濃淡表示データを実際に表示
する。
出部は、手書きペンの位置座標を検出する。ペン速度算
出部は、ペン入力座標検出部により検出された手書きペ
ンの位置座標の系列から手書きペンの移動速度を算出す
る。筆跡表示データ濃淡レベル決定部は、ペン速度算出
部により算出された手書きペンの移動速度に基づいて、
筆跡の表示データの濃度を決定する。表示データ発生部
は、ペン入力座標検出部により検出された手書きペンの
位置座標の系列と、筆跡表示データ濃淡レベル決定部に
より決定された筆跡の表示データの濃度とに基づいて、
筆跡の濃淡表示データを発生する。表示部は、表示デー
タ発生部により発生された濃淡表示データを実際に表示
する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例における筆跡表示装
置の構成図で、この筆跡表示装置は、ペン入力座標検出
部1と、ペン速度算出部2と、筆跡表示データ濃淡レベ
ル決定部3と、表示データ発生部4と、表示部5とを備
えている。ペン入力座標検出部1は、手書きペン(図示
せず)の位置座標を検出する。ペン速度算出部2は、ペ
ン入力座標検出部1により検出された手書きペンの位置
座標の系列から手書きペンの移動速度を算出する。筆跡
表示データ濃淡レベル決定部3は、使用者により設定さ
れた筆跡の濃淡レベルとペン速度算出部2によって算出
された手書きペンの移動速度とに基づいて、筆跡の表示
データの濃淡レベルを決定する。表示データ発生部4
は、ペン入力座標検出部1により検出された手書きペン
の位置座標の系列と、筆跡表示データ濃淡レベル決定部
3により決定された筆跡の表示データの濃淡レベルとに
基づいて、筆跡の濃淡表示データを発生する。表示部5
は、表示データ発生部4により発生された濃淡表示デー
タを実際に表示する。なお、この筆跡表示装置はコンピ
ュータにより実現されている。
説明する。図1は本発明の一実施例における筆跡表示装
置の構成図で、この筆跡表示装置は、ペン入力座標検出
部1と、ペン速度算出部2と、筆跡表示データ濃淡レベ
ル決定部3と、表示データ発生部4と、表示部5とを備
えている。ペン入力座標検出部1は、手書きペン(図示
せず)の位置座標を検出する。ペン速度算出部2は、ペ
ン入力座標検出部1により検出された手書きペンの位置
座標の系列から手書きペンの移動速度を算出する。筆跡
表示データ濃淡レベル決定部3は、使用者により設定さ
れた筆跡の濃淡レベルとペン速度算出部2によって算出
された手書きペンの移動速度とに基づいて、筆跡の表示
データの濃淡レベルを決定する。表示データ発生部4
は、ペン入力座標検出部1により検出された手書きペン
の位置座標の系列と、筆跡表示データ濃淡レベル決定部
3により決定された筆跡の表示データの濃淡レベルとに
基づいて、筆跡の濃淡表示データを発生する。表示部5
は、表示データ発生部4により発生された濃淡表示デー
タを実際に表示する。なお、この筆跡表示装置はコンピ
ュータにより実現されている。
【0010】次に上記筆跡表示装置の動作について、図
2のフローチャートを参照しながら説明する。先ず使用
者が、所望の表示濃淡レベルを筆跡表示データ濃淡レベ
ル決定部3に設定すると、これを筆跡表示データ濃淡レ
ベル決定部3が判断し(ステップS1)、使用者により
設定された表示濃淡レベルに基づいて、手書きペンの移
動速度と筆跡の表示データの濃淡レベルとの対応を例え
ば図3のように決定する(ステップS2)。ここでは、
手書きペンの移動速度が高速であるほど、筆跡の表示デ
ータの濃度が、使用者により設定された表示濃淡レベル
よりも低レベルとなるように対応づけられる。そして使
用者が手書きペンを用いて図外の入力部に手書き文字な
どを入力すると、その座標をペン入力座標検出部1が検
出し(ステップS3)、位置座標系列を出力する(ステ
ップS4)。例えば、図4のようにP0 ,P1 ,P2 ,
P3 ,P4 の位置を検出した場合、位置座標系列
(x0 ,y0 ),(x1 ,y1 ),(x2 ,y2 ),
(x3 ,y3 ),(x4 ,y4 )を出力する。これによ
りペン速度算出部2が、ペン入力座標検出部1からの位
置座標系列に基づいて手書きペンの移動速度を算出する
(ステップS5)。例えば、n個の検出座標より形成さ
れる1つのストローク上で、i番目(0≦i≦n−1)
に出力される位置座標を(xi ,yi )とすると、手書
きペンの移動速度viは下記数1により求められる。な
おts は、ペン入力座標検出部1における位置座標の標
本化周期である。
2のフローチャートを参照しながら説明する。先ず使用
者が、所望の表示濃淡レベルを筆跡表示データ濃淡レベ
ル決定部3に設定すると、これを筆跡表示データ濃淡レ
ベル決定部3が判断し(ステップS1)、使用者により
設定された表示濃淡レベルに基づいて、手書きペンの移
動速度と筆跡の表示データの濃淡レベルとの対応を例え
ば図3のように決定する(ステップS2)。ここでは、
手書きペンの移動速度が高速であるほど、筆跡の表示デ
ータの濃度が、使用者により設定された表示濃淡レベル
よりも低レベルとなるように対応づけられる。そして使
用者が手書きペンを用いて図外の入力部に手書き文字な
どを入力すると、その座標をペン入力座標検出部1が検
出し(ステップS3)、位置座標系列を出力する(ステ
ップS4)。例えば、図4のようにP0 ,P1 ,P2 ,
P3 ,P4 の位置を検出した場合、位置座標系列
(x0 ,y0 ),(x1 ,y1 ),(x2 ,y2 ),
(x3 ,y3 ),(x4 ,y4 )を出力する。これによ
りペン速度算出部2が、ペン入力座標検出部1からの位
置座標系列に基づいて手書きペンの移動速度を算出する
(ステップS5)。例えば、n個の検出座標より形成さ
れる1つのストローク上で、i番目(0≦i≦n−1)
に出力される位置座標を(xi ,yi )とすると、手書
きペンの移動速度viは下記数1により求められる。な
おts は、ペン入力座標検出部1における位置座標の標
本化周期である。
【0011】
【数1】
【0012】次に筆跡表示データ濃淡レベル決定部3
が、それぞれのペン移動速度vi に基づいて、筆跡の表
示データの濃淡レベルを決定する(ステップS6)。こ
れにより表示データ発生部4が、ペン入力座標検出部1
からの手書きペンの位置座標系列を補間して表示データ
を生成する(ステップS7)。このとき、表示データの
濃淡は、筆跡表示データ濃淡レベル決定部3により決定
された濃度になる。これにより表示部5が、表示データ
発生部4からの濃淡表示データに基づいて筆跡を表示す
る(ステップS8)。この表示状態を摸式的に表すと、
図5のようになる。引続き、使用者が手書きペン入力を
行なう場合には、ステップS3に戻る。
が、それぞれのペン移動速度vi に基づいて、筆跡の表
示データの濃淡レベルを決定する(ステップS6)。こ
れにより表示データ発生部4が、ペン入力座標検出部1
からの手書きペンの位置座標系列を補間して表示データ
を生成する(ステップS7)。このとき、表示データの
濃淡は、筆跡表示データ濃淡レベル決定部3により決定
された濃度になる。これにより表示部5が、表示データ
発生部4からの濃淡表示データに基づいて筆跡を表示す
る(ステップS8)。この表示状態を摸式的に表すと、
図5のようになる。引続き、使用者が手書きペン入力を
行なう場合には、ステップS3に戻る。
【0013】このように、手書きペンの位置座標を検出
するペン入力座標検出部1と、ペン入力座標検出部1に
より検出された手書きペンの位置座標の系列から手書き
ペンの移動速度を算出するペン速度算出部2と、使用者
により設定された筆跡の濃淡レベルとペン速度算出部2
により算出された手書きペンの移動速度とに基づいて、
筆跡の表示データの濃度を決定する筆跡表示データ濃淡
レベル決定部3と、入力座標検出部1により検出された
手書きペンの位置座標の系列と、筆跡表示データ濃淡レ
ベル決定部3により決定された筆跡の表示データの濃度
とに基づいて、筆跡の濃淡表示データを発生する表示デ
ータ発生部4と、表示データ発生部4により発生された
濃淡表示データを実際に表示する表示部5と、を備えた
ので、手書きペンを所定速度よりも高速に移動させたと
きに、濃度レベルの低い筆跡表示を行なうことができ、
したがって手書き文字のかすれを表現できる。
するペン入力座標検出部1と、ペン入力座標検出部1に
より検出された手書きペンの位置座標の系列から手書き
ペンの移動速度を算出するペン速度算出部2と、使用者
により設定された筆跡の濃淡レベルとペン速度算出部2
により算出された手書きペンの移動速度とに基づいて、
筆跡の表示データの濃度を決定する筆跡表示データ濃淡
レベル決定部3と、入力座標検出部1により検出された
手書きペンの位置座標の系列と、筆跡表示データ濃淡レ
ベル決定部3により決定された筆跡の表示データの濃度
とに基づいて、筆跡の濃淡表示データを発生する表示デ
ータ発生部4と、表示データ発生部4により発生された
濃淡表示データを実際に表示する表示部5と、を備えた
ので、手書きペンを所定速度よりも高速に移動させたと
きに、濃度レベルの低い筆跡表示を行なうことができ、
したがって手書き文字のかすれを表現できる。
【0014】なお上記実施例では、筆跡表示データ濃淡
レベル決定部3が、使用者により設定された筆跡の濃淡
レベルとペン速度算出部2により算出された手書きペン
の移動速度とに基づいて筆跡の表示データの濃度を決定
する構成としたが、筆跡表示データ濃淡レベル決定部3
が、固定の筆跡の濃淡レベルとペン速度算出部2により
算出された手書きペンの移動速度とに基づいて筆跡の表
示データの濃度を決定する構成としてもよい。
レベル決定部3が、使用者により設定された筆跡の濃淡
レベルとペン速度算出部2により算出された手書きペン
の移動速度とに基づいて筆跡の表示データの濃度を決定
する構成としたが、筆跡表示データ濃淡レベル決定部3
が、固定の筆跡の濃淡レベルとペン速度算出部2により
算出された手書きペンの移動速度とに基づいて筆跡の表
示データの濃度を決定する構成としてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、手
書きペンの位置座標を検出するペン入力座標検出ステッ
プと、ペン入力座標検出ステップにおいて検出された手
書きペンの位置座標の系列から手書きペンの移動速度を
算出するペン速度算出ステップと、ペン速度算出ステッ
プにおいて算出された手書きペンの移動速度に基づい
て、筆跡の表示データの濃度を決定する筆跡表示データ
濃淡レベル決定ステップと、ペン入力座標検出ステップ
において検出された手書きペンの位置座標の系列と、筆
跡表示データ濃淡レベル決定ステップにおいて決定され
た筆跡の表示データの濃度とに基づいて、筆跡の濃淡表
示データを発生する表示データ発生ステップと、表示デ
ータ発生ステップにおいて発生された濃淡表示データを
実際に表示する表示ステップと、を実行するので、手書
きペンの移動速度に応じて筆跡表示の濃淡を可変でき
る。例えば、手書きペン入力の際に、手書きペンの移動
速度が所定速度よりも速くなると、使用者により設定さ
れた表示濃淡レベルより低い濃度レベルで筆跡を表示す
ることにより、手書き文字のかすれを表現することがで
き、それによって、走り書きをした場合の崩した続き文
字を判読可能な品質で表示することも可能になる。
書きペンの位置座標を検出するペン入力座標検出ステッ
プと、ペン入力座標検出ステップにおいて検出された手
書きペンの位置座標の系列から手書きペンの移動速度を
算出するペン速度算出ステップと、ペン速度算出ステッ
プにおいて算出された手書きペンの移動速度に基づい
て、筆跡の表示データの濃度を決定する筆跡表示データ
濃淡レベル決定ステップと、ペン入力座標検出ステップ
において検出された手書きペンの位置座標の系列と、筆
跡表示データ濃淡レベル決定ステップにおいて決定され
た筆跡の表示データの濃度とに基づいて、筆跡の濃淡表
示データを発生する表示データ発生ステップと、表示デ
ータ発生ステップにおいて発生された濃淡表示データを
実際に表示する表示ステップと、を実行するので、手書
きペンの移動速度に応じて筆跡表示の濃淡を可変でき
る。例えば、手書きペン入力の際に、手書きペンの移動
速度が所定速度よりも速くなると、使用者により設定さ
れた表示濃淡レベルより低い濃度レベルで筆跡を表示す
ることにより、手書き文字のかすれを表現することがで
き、それによって、走り書きをした場合の崩した続き文
字を判読可能な品質で表示することも可能になる。
【0016】また、手書きペンの位置座標を検出するペ
ン入力座標検出部と、ペン入力座標検出部により検出さ
れた手書きペンの位置座標の系列から手書きペンの移動
速度を算出するペン速度算出部と、ペン速度算出部によ
り算出された手書きペンの移動速度に基づいて、筆跡の
表示データの濃度を決定する筆跡表示データ濃淡レベル
決定部と、ペン入力座標検出部により検出された手書き
ペンの位置座標の系列と、筆跡表示データ濃淡レベル決
定部により決定された筆跡の表示データの濃度とに基づ
いて、筆跡の濃淡表示データを発生する表示データ発生
部と、表示データ発生部により発生された濃淡表示デー
タを実際に表示する表示部と、を備えれば、上記筆跡表
示方法を実現できる。
ン入力座標検出部と、ペン入力座標検出部により検出さ
れた手書きペンの位置座標の系列から手書きペンの移動
速度を算出するペン速度算出部と、ペン速度算出部によ
り算出された手書きペンの移動速度に基づいて、筆跡の
表示データの濃度を決定する筆跡表示データ濃淡レベル
決定部と、ペン入力座標検出部により検出された手書き
ペンの位置座標の系列と、筆跡表示データ濃淡レベル決
定部により決定された筆跡の表示データの濃度とに基づ
いて、筆跡の濃淡表示データを発生する表示データ発生
部と、表示データ発生部により発生された濃淡表示デー
タを実際に表示する表示部と、を備えれば、上記筆跡表
示方法を実現できる。
【図1】本発明の一実施例における筆跡表示装置の構成
図である。
図である。
【図2】本発明の一実施例における筆跡表示装置の動作
を説明するフローチャートである。
を説明するフローチャートである。
【図3】手書きペンの移動速度と表示濃淡レベルとの関
係の説明図である。
係の説明図である。
【図4】入力位置座標系列の説明図である。
【図5】筆跡表示の説明図である。
【図6】従来の筆跡表示装置の構成図である。
1 ペン入力座標検出部 2 ペン速度算出部 3 筆跡表示データ濃淡レベル決定部 4 表示データ発生部 5 表示部
Claims (2)
- 【請求項1】 手書きペンの位置座標を検出するペン入
力座標検出ステップと、 前記ペン入力座標検出ステップにおいて検出された手書
きペンの位置座標の系列から手書きペンの移動速度を算
出するペン速度算出ステップと、 前記ペン速度算出ステップにおいて算出された手書きペ
ンの移動速度に基づいて、筆跡の表示データの濃度を決
定する筆跡表示データ濃淡レベル決定ステップと、 前記ペン入力座標検出ステップにおいて検出された手書
きペンの位置座標の系列と、前記筆跡表示データ濃淡レ
ベル決定ステップにおいて決定された筆跡の表示データ
の濃度とに基づいて、筆跡の濃淡表示データを発生する
表示データ発生ステップと、 前記表示データ発生ステップにおいて発生された濃淡表
示データを実際に表示する表示ステップと、 を実行することを特徴とする筆跡表示方法。 - 【請求項2】 手書きペンの位置座標を検出するペン入
力座標検出部と、 前記ペン入力座標検出部により検出された手書きペンの
位置座標の系列から手書きペンの移動速度を算出するペ
ン速度算出部と、 前記ペン速度算出部により算出された手書きペンの移動
速度に基づいて、筆跡の表示データの濃度を決定する筆
跡表示データ濃淡レベル決定部と、 前記ペン入力座標検出部により検出された手書きペンの
位置座標の系列と、前記筆跡表示データ濃淡レベル決定
部により決定された筆跡の表示データの濃度とに基づい
て、筆跡の濃淡表示データを発生する表示データ発生部
と、 前記表示データ発生部により発生された濃淡表示データ
を実際に表示する表示部と、 を備えたことを特徴とする筆跡表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1172493A JPH06222879A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 筆跡表示方法および筆跡表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1172493A JPH06222879A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 筆跡表示方法および筆跡表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06222879A true JPH06222879A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11785989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1172493A Pending JPH06222879A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 筆跡表示方法および筆跡表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06222879A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011204173A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Seiko Epson Corp | 筆跡データ生成システム、筆跡データ生成方法、およびプログラム |
JP2016119051A (ja) * | 2015-07-02 | 2016-06-30 | 株式会社ワコム | デジタルインク生成装置、デジタルインク生成方法、及びプログラム |
JP2019125401A (ja) * | 2019-05-08 | 2019-07-25 | 株式会社ワコム | デジタルインク再生装置、デジタルインク再生方法、及びプログラム |
US10747421B2 (en) | 2014-12-18 | 2020-08-18 | Wacom Co., Ltd. | Digital ink generating apparatus, method and program, and digital ink reproducing apparatus, method and program |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP1172493A patent/JPH06222879A/ja active Pending
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US11422693B2 (en) | 2014-12-18 | 2022-08-23 | Wacom Co., Ltd. | Digital ink generating apparatus, method and program, and digital ink reproducing apparatus, method and program |
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