JPH0622244Y2 - スポーツ靴のベロ皮 - Google Patents
スポーツ靴のベロ皮Info
- Publication number
- JPH0622244Y2 JPH0622244Y2 JP1989088697U JP8869789U JPH0622244Y2 JP H0622244 Y2 JPH0622244 Y2 JP H0622244Y2 JP 1989088697 U JP1989088697 U JP 1989088697U JP 8869789 U JP8869789 U JP 8869789U JP H0622244 Y2 JPH0622244 Y2 JP H0622244Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tongue
- skin
- surface material
- sports
- ankle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスポーツ靴のベロ皮に関する。
(従来の技術) 靴の甲部開口部に設けるベロ皮は、土砂の侵入や、靴紐
の緊締によって生じる足甲部の圧迫痛を予防する目的で
設けるものであるが、サッカーやラグビー等ボールをキ
ックする運動をともなうスポーツに使用されるスポーツ
靴においては、前記目的の他、ボールをキックする時に
生じる足甲部への衝撃を緩和し足の傷害を予防する機能
を備えたものが要求されており、そのために従来のスポ
ーツ靴のベロ皮2は、表面材3と裏面材4の間にラバー
スポンジやウレタンスポンジ等の弾性材から成る衝撃吸
収材6を介在せしめて一体に縫着したベロ皮(第9図参
照)や、表面材3の裏面にラバースポンジやウレタンス
ポンジ等の弾性材から成る衝撃吸収材6を一体に縫着し
たベロ皮(第10図参照)によって、キック時のボール
の衝撃を緩和して足の傷害を予防する手段が講じられて
いた。
の緊締によって生じる足甲部の圧迫痛を予防する目的で
設けるものであるが、サッカーやラグビー等ボールをキ
ックする運動をともなうスポーツに使用されるスポーツ
靴においては、前記目的の他、ボールをキックする時に
生じる足甲部への衝撃を緩和し足の傷害を予防する機能
を備えたものが要求されており、そのために従来のスポ
ーツ靴のベロ皮2は、表面材3と裏面材4の間にラバー
スポンジやウレタンスポンジ等の弾性材から成る衝撃吸
収材6を介在せしめて一体に縫着したベロ皮(第9図参
照)や、表面材3の裏面にラバースポンジやウレタンス
ポンジ等の弾性材から成る衝撃吸収材6を一体に縫着し
たベロ皮(第10図参照)によって、キック時のボール
の衝撃を緩和して足の傷害を予防する手段が講じられて
いた。
(考案が解決しようとする課題) 強大なキック力により生じるボールの衝撃を緩和するた
めに、ベロ皮2のラバースポンジやウレタンスポンジ等
の弾性材から成る衝撃吸収材6を肉厚にすると、ボール
の接触感が鈍くなるほか、ラバースポンジやウレタンス
ポンジは素材自体の弾性が大きいため反発力が大きくな
りすぎて、キックしたボールはプレーヤーの意図する以
上の飛距離となる等、ボールのコントロールがし難くな
ると言う問題点がある。又、従来のベロ皮の足首部は足
首の前面部のみを被覆する形状に形成されているため、
サイドキックの場合のボールや他のプレーヤーとの接触
により、ベロ皮で被覆されていない足踝を痛める等の課
題があった。
めに、ベロ皮2のラバースポンジやウレタンスポンジ等
の弾性材から成る衝撃吸収材6を肉厚にすると、ボール
の接触感が鈍くなるほか、ラバースポンジやウレタンス
ポンジは素材自体の弾性が大きいため反発力が大きくな
りすぎて、キックしたボールはプレーヤーの意図する以
上の飛距離となる等、ボールのコントロールがし難くな
ると言う問題点がある。又、従来のベロ皮の足首部は足
首の前面部のみを被覆する形状に形成されているため、
サイドキックの場合のボールや他のプレーヤーとの接触
により、ベロ皮で被覆されていない足踝を痛める等の課
題があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記課題を解決するために、天然皮革又は合成
皮革又はこれらと同効質の任意材で形成したベロ皮の表
面材と裏面材の間に、粘弾性衝撃吸収材を介在せしめ
て、縫着又は接着その他任意手段により一体にしたベロ
皮を形成し、スポーツ靴の甲部開口部に任意手段により
固着したスポーツ靴のベロ皮である。又、該ベロ皮の一
部を足首部の両側又は内側か外側のいずれか一方に延長
して足の踝部を被覆する形状にしてもよい。
皮革又はこれらと同効質の任意材で形成したベロ皮の表
面材と裏面材の間に、粘弾性衝撃吸収材を介在せしめ
て、縫着又は接着その他任意手段により一体にしたベロ
皮を形成し、スポーツ靴の甲部開口部に任意手段により
固着したスポーツ靴のベロ皮である。又、該ベロ皮の一
部を足首部の両側又は内側か外側のいずれか一方に延長
して足の踝部を被覆する形状にしてもよい。
(作用) ベロ皮の表面材と裏面材の間に介在せしめた粘弾性衝撃
吸収材は、キック時のボールによる足への衝撃を吸収緩
和して足の傷害を予防するとともに、ラバースポンジや
ウレタンスポンジ等に比較して弾力性が少ないから、キ
ックしたボールはプレーヤーの意図する飛距離となり、
ボールコントロールを容易にする作用を奏するととも
に、所望によりベロ皮を、足踝の両側又は内側か外側の
いずれか一方に延長して被覆する形状にしたものは、サ
イドキックの場合のボールや、他のプレーヤーとの接触
による足踝の傷害を予防する作用を奏する。
吸収材は、キック時のボールによる足への衝撃を吸収緩
和して足の傷害を予防するとともに、ラバースポンジや
ウレタンスポンジ等に比較して弾力性が少ないから、キ
ックしたボールはプレーヤーの意図する飛距離となり、
ボールコントロールを容易にする作用を奏するととも
に、所望によりベロ皮を、足踝の両側又は内側か外側の
いずれか一方に延長して被覆する形状にしたものは、サ
イドキックの場合のボールや、他のプレーヤーとの接触
による足踝の傷害を予防する作用を奏する。
(実施例) 第1図乃至第8図は本考案の実施数例を示すもので、第
1図は本考案ベロ皮を固着したスポーツ靴の斜視図、第
2図はベロ皮の平面図、第3図,第4図は第2図A−A
線断面図、第5図はベロ皮の平面図、第6図は第5図A
−A線断面図、第7図,第8図はベロ皮の一部を延長し
て足の踝部を被覆する形状にした平面図である。
1図は本考案ベロ皮を固着したスポーツ靴の斜視図、第
2図はベロ皮の平面図、第3図,第4図は第2図A−A
線断面図、第5図はベロ皮の平面図、第6図は第5図A
−A線断面図、第7図,第8図はベロ皮の一部を延長し
て足の踝部を被覆する形状にした平面図である。
以下本考案を図面に基づいて説明する。
第3図は、天然皮革又は合成皮革又はこれらと同効質の
任意材で平板状に形成した表面材3と裏面材4を形成
し、該表面材3と裏面材4の間に平板状に形成した粘弾
性衝撃吸収材5を介在せしめて、縫着B又は接着(図示
せず)その他任意手段により一体に形成したスポーツ靴
のベロ皮2である。
任意材で平板状に形成した表面材3と裏面材4を形成
し、該表面材3と裏面材4の間に平板状に形成した粘弾
性衝撃吸収材5を介在せしめて、縫着B又は接着(図示
せず)その他任意手段により一体に形成したスポーツ靴
のベロ皮2である。
第4図は、天然皮革又は合成皮革又はこれらと同効質の
任意材で平板状に形成した表面材3と裏面材4を形成
し、該表面材3と裏面材4の間に甲部を肉厚に足首部を
肉薄に形成した粘弾性衝撃吸収材5を介在せしめて、縫
着B又は接着(図示せず)その他任意手段により一体に
したスポーツ靴のベロ皮2である。
任意材で平板状に形成した表面材3と裏面材4を形成
し、該表面材3と裏面材4の間に甲部を肉厚に足首部を
肉薄に形成した粘弾性衝撃吸収材5を介在せしめて、縫
着B又は接着(図示せず)その他任意手段により一体に
したスポーツ靴のベロ皮2である。
第6図は、天然皮革又は合成皮革又はこれらと同効質の
任意材で所望部を凹凸状に形成した表面材3と裏面材4
を形成し、該表面材3と裏面材4の凹凸部に嵌合する形
状の粘弾性衝撃吸収材5を表面材3と裏面材4間に介在
せしめて、縫着B又は接着(図示せず)その他任意手段
により一体に形成したスポーツ靴のベロ皮2である。
任意材で所望部を凹凸状に形成した表面材3と裏面材4
を形成し、該表面材3と裏面材4の凹凸部に嵌合する形
状の粘弾性衝撃吸収材5を表面材3と裏面材4間に介在
せしめて、縫着B又は接着(図示せず)その他任意手段
により一体に形成したスポーツ靴のベロ皮2である。
第7図は、ベロ皮2の一部を足首部の内側か外側のいず
れか一方に延長Cして足の踝部を被覆する形状にしたベ
ロ皮2である。
れか一方に延長Cして足の踝部を被覆する形状にしたベ
ロ皮2である。
第8図は、ベロ皮2の一部を足首部の両側に延長Cし
て、足の踝部の両側を被覆する形状にしたスポーツ靴の
ベロ皮2である。
て、足の踝部の両側を被覆する形状にしたスポーツ靴の
ベロ皮2である。
前記粘弾性衝撃吸収材5としては、粘弾性ポリウレタン
エラストマー(一例として商品名ソルボセイン)や、ノ
ルボーネンポリマー(一例として商品名ノーソレック
ス)や、シリコンゲルその他これらと同効質の粘弾性材
で形成するものである。
エラストマー(一例として商品名ソルボセイン)や、ノ
ルボーネンポリマー(一例として商品名ノーソレック
ス)や、シリコンゲルその他これらと同効質の粘弾性材
で形成するものである。
(考案の効果) 本考案は以上の構成にしたから、サッカーやラグビー等
ボールをキックする運動をともなうスポーツに使用する
場合は、ベロ皮の表面材と裏面材の間に介在せしめた粘
弾性衝撃吸収材は、キック時のボールによる足への衝撃
を吸収緩和して足の傷害を予防するとともに、粘弾性衝
撃吸収材はラバースポンジやウレタンスポンジ等に比較
して弾力性が少ないから、キックしたボールはプレーヤ
ーの意図する飛距離となり、ボールコントロールを容易
にする作用を奏するとともに、所望によりベロ皮の一部
を、足踝の両側又は内側か外側のいずれか一方を被覆す
る形状に延長したものは、他のプレーヤと衝突したり、
インサイド・キック時のボールの衝撃による踝部の傷害
を予防する効果がある。又、粘弾性衝撃吸収材を足甲部
を肉厚に足首部を肉薄にして介在せしめたものや、表面
材と裏面材の所望部位を凹凸状に形成し、該表面材と裏
面材の凹凸部に嵌合する形状に形成した粘弾性衝撃吸収
材を介在せしめたベロ皮は、衝撃吸収性がさらに向上す
るとともに足への密着性がましてボールコントロールを
容易し履用感が良好となる。なお、本考案はスポーツ靴
の他作業用安全靴やオートバイ用靴等に用いて有効であ
る。
ボールをキックする運動をともなうスポーツに使用する
場合は、ベロ皮の表面材と裏面材の間に介在せしめた粘
弾性衝撃吸収材は、キック時のボールによる足への衝撃
を吸収緩和して足の傷害を予防するとともに、粘弾性衝
撃吸収材はラバースポンジやウレタンスポンジ等に比較
して弾力性が少ないから、キックしたボールはプレーヤ
ーの意図する飛距離となり、ボールコントロールを容易
にする作用を奏するとともに、所望によりベロ皮の一部
を、足踝の両側又は内側か外側のいずれか一方を被覆す
る形状に延長したものは、他のプレーヤと衝突したり、
インサイド・キック時のボールの衝撃による踝部の傷害
を予防する効果がある。又、粘弾性衝撃吸収材を足甲部
を肉厚に足首部を肉薄にして介在せしめたものや、表面
材と裏面材の所望部位を凹凸状に形成し、該表面材と裏
面材の凹凸部に嵌合する形状に形成した粘弾性衝撃吸収
材を介在せしめたベロ皮は、衝撃吸収性がさらに向上す
るとともに足への密着性がましてボールコントロールを
容易し履用感が良好となる。なお、本考案はスポーツ靴
の他作業用安全靴やオートバイ用靴等に用いて有効であ
る。
本考案を図面に基づいて説明する。 第1図乃至第8図は本考案の実施数例を示すもので、第
1図は本考案ベロ皮を固着したスポーツ靴の斜視図、第
2図はベロ皮の平面図、第3図,第4図は第2図A−A
線断面図、第5図はベロ皮の平面図、第6図は第5図A
−A線断面図、第7図,第8図はベロ皮の足首部を足の
踝部を被覆する形状に延長した実施例平面図、第9図,
第10図は従来のベロ皮の要部断面図である。 1:甲皮、2:ベロ皮、3:表面材、4:裏面材、5:
粘弾性衝撃吸収材、6:衝撃吸収材、B:縫着、C:延
長、E:凹部、F:凸部。
1図は本考案ベロ皮を固着したスポーツ靴の斜視図、第
2図はベロ皮の平面図、第3図,第4図は第2図A−A
線断面図、第5図はベロ皮の平面図、第6図は第5図A
−A線断面図、第7図,第8図はベロ皮の足首部を足の
踝部を被覆する形状に延長した実施例平面図、第9図,
第10図は従来のベロ皮の要部断面図である。 1:甲皮、2:ベロ皮、3:表面材、4:裏面材、5:
粘弾性衝撃吸収材、6:衝撃吸収材、B:縫着、C:延
長、E:凹部、F:凸部。
Claims (5)
- 【請求項1】スポーツ靴の甲皮(1)の甲部開口部に設
け任意手段により固着して成るベロ皮(2)において、
ベロ皮(2)の表面材(3)と裏面材(4)間に粘弾性
衝撃吸収材(5)を介在せしめて縫着又は接着その他任
意手段により一体に形成したことを特徴とするスポーツ
靴のベロ皮。 - 【請求項2】請求項1記載の表面材(3)は、任意部位
を凹凸状に形成したことを特徴とするスポーツ靴のベロ
皮。 - 【請求項3】請求項1記載の裏面材(4)は、任意部位
を凹凸状に形成したことを特徴とするスポーツ靴のベロ
皮。 - 【請求項4】請求項1記載の粘弾性衝撃吸収材(5)
は、任意部位を肉厚又は肉薄に形成したことを特徴とす
るスポーツ靴のベロ皮。 - 【請求項5】請求項1記載のベロ皮(2)の両側又は内
側か外側のいずれか一方を延長して足の踝部を被覆する
形状にしたことを特徴とする請求項1、2、3、4の何
れかに記載のスポーツ靴のベロ皮。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989088697U JPH0622244Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | スポーツ靴のベロ皮 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989088697U JPH0622244Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | スポーツ靴のベロ皮 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0327706U JPH0327706U (ja) | 1991-03-20 |
JPH0622244Y2 true JPH0622244Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31638291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989088697U Expired - Lifetime JPH0622244Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | スポーツ靴のベロ皮 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622244Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3237319A (en) * | 1964-06-22 | 1966-03-01 | Hanson Alden Wade | Ski boots having a thixotropic material encircling the ankle portion thereof |
JPS5018669U (ja) * | 1973-06-20 | 1975-03-01 | ||
GB2043429A (en) * | 1979-02-16 | 1980-10-08 | Adidas Chaussures | Tongues for footwear |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP1989088697U patent/JPH0622244Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3237319A (en) * | 1964-06-22 | 1966-03-01 | Hanson Alden Wade | Ski boots having a thixotropic material encircling the ankle portion thereof |
JPS5018669U (ja) * | 1973-06-20 | 1975-03-01 | ||
GB2043429A (en) * | 1979-02-16 | 1980-10-08 | Adidas Chaussures | Tongues for footwear |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0327706U (ja) | 1991-03-20 |
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