JPH0647287Y2 - サッカー、ラグビー、野球用の運動靴底 - Google Patents

サッカー、ラグビー、野球用の運動靴底

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JPH0647287Y2
JPH0647287Y2 JP1991062253U JP6225391U JPH0647287Y2 JP H0647287 Y2 JPH0647287 Y2 JP H0647287Y2 JP 1991062253 U JP1991062253 U JP 1991062253U JP 6225391 U JP6225391 U JP 6225391U JP H0647287 Y2 JPH0647287 Y2 JP H0647287Y2
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sole
shoe sole
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reinforcing plate
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伸二 千田
隆一 月田
明彦 長谷川
伸広 青柳
明宏 林
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は主としてサッカー、ラグ
ビー、野球用の運動靴の靴底の改良に関するものであっ
て、さらに詳しくは、軽量性、衝撃緩和力に優れ、かつ
屈曲性に優れた靴底を提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】近年サッカー、ラグビー、野球の競技は
その競技の目指す目的から、より素早い動き、敏捷性が
求められている。従って使用される靴も、より軽いもの
であって、更に衝撃緩和力、屈曲性に優れたものが要求
されている。従来よりサッカー、ラグビー、野球用の運
動靴の靴底として、例えば靴底本体をゴム、合成ゴムで
一体的に形成し、その接地面側に高硬度の合成樹脂でな
る補強板を結合したものが公知である。〔平成3年実用
新案出願公開第48503号公報、公報〕しかしなが
ら、このようなタイプのものでは、起伏の激しい土壌の
グランドでは。ゴムの有する材料特性から耐摩耗性には
優れているが、軽量性並びに反発弾性に劣り、軽快性に
乏しい、加えて靴着用者の足裏の瞬発力を靴底に伝達し
難く、有効なキック力を充分に生かし切れないという欠
陥があった。また軽量性を重視して、靴底をできるかぎ
り薄くし、摩耗の激しい前底に耐摩耗性の良好な馬蹄形
の補強底を着脱自在に設けた、陸上協技用の靴が知られ
ている。〔平成3年実用新案出願公告第2166号〕し
かしながら、この種の補強底は靴底本体に着脱自在に設
けており、しかもその装着手段がスパイク螺着用ネジに
よることから、靴底用者の走行による激しい着地衝撃に
より、ネジの緩みと、ネジ穴からの土砂、水分の浸入を
許し易く、補強底自体の耐久性を損ない、その使用寿命
を早期に損なうおそれがあった。
【0003】他方靴底本体をポリウレタンのような熱可
塑性樹脂で一体的に形成したものがある。しかしながら
このタイプのものにあっては、ポリウレタン樹脂の有す
る材料特性から、前述したゴム.合成ゴムに比して剛性
があって、反発弾性には優れているが、やはり軽量性、
屈曲性、衝撃緩和力に劣り長時間の着用に耐えきれず早
期疲労をもたらすという欠陥があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って、本考案は前述
した従来の靴底の欠陥を克服するために軽量であって、
かつ衝撃緩和力及び屈曲性なに優れた靴底を提供するこ
とを技術的課題となすものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案者等は鋭意研究した結果、次のような構成
を有する考案を提供するに至った。即ち本考案は、靴底
本体を、比重0.1乃至0.5であって、かつSRIS
0101−Cタイプの硬度計による硬度が50乃至10
0度の発泡エラストマーで形成し、該靴底本体の接地面
側の少なくともスタッドの結合部辺を、JIS6301
Aタイプの硬度計で70乃至100度の熱可塑性樹脂の
補強プレートで被覆し、前記靴底本体上面側における前
記スタッドの装着部辺にJISk6301−A硬度計で
70乃至100度の熱可塑性樹脂でなる基盤部を結合し
てなり、かつ靴底本体の足の前後方向における栂指球相
当部から上部、即ち爪先端部を硬質の合成樹脂でなる補
強部材で一体的に結合形成したことを新規な構成とする
技術的手段を採用した。
【0006】
【作用】従って、本考案によれば、靴底本体を軽量の発
泡エラストマーで形成し、これに合成樹脂でなる補強プ
レートと、基盤部により靴底本体を挾着するように結合
形成しているため、発泡エラストマーの有する材料特性
を生かし、充分な軽量性、屈曲性ね並びに衝撃緩和機能
が発揮される。また靴底の接地面側には合成樹脂製の補
強プレートが形成してあるため、靴着用者の足裏の瞬発
力を靴底に有効に伝達し、強力なキック力を働かせるこ
とができる。またスタッドの結合部位である靴底本体の
上面側を硬質の合成樹脂でなる基盤部により形成してい
るため、スタッドを靴底に強固に結合することができ
る、更に、靴底本体の足の前後方向における栂指球相当
部から上部、即ち爪先端部を硬質の合成樹脂でなる補強
部材で一体的に結合形成しているため、特に摩耗の激し
い爪先部分の強化をはかり、靴の使用寿命を長く維持で
きる。
【0007】
【実施例】以下本考案を図面に基づいて説明する。本考
案は、図1乃至図5に示すように、靴底本体1を、軽量
の発泡エラストマーで形成し、該靴底本体1の接地面側
の少なくともスタッド2の結合部辺を、熱可塑性樹脂の
補強プレート3で被覆し、前記靴底本体1の上面側にお
ける前記スタッ2の装着部辺に熱可塑性樹脂でなる基盤
部4結合してなり、かつ靴底本体の足の前後方向におけ
る栂指球相当部から上部、即ち爪先端部を硬質の合成樹
脂でなる補強部材7で一体的に結合形成している。
【0008】図6及び図7はは靴底本体1を示す平面図
及び側面図であって、該靴底本体1として使用される発
泡エラストマーとしては、EVA〔エチレンビニルアセ
テート〕が好適であり、軽量化をはかるため比重が約
0.1から0.5までのものが使用され、且つ衝撃緩和
力並びに屈曲性を有効に働かせるためにその硬度を例え
ばSRIS0101−Cタイプの硬度計による測定で約
50〜100度に設定される。
【0009】次に図8乃至図11は補強プレート3を示
すものであって、該補強プレート3としては、ポリウレ
タン並びに塩化ビニル、ナイロン、ポリエチレン、AB
S樹脂等の熱可塑性樹脂で形成され、JIS6301A
タイプの硬度計で約70−100度のものが適用され
る。該補強プレート3は図8に示すように前記靴底本体
上において、スタッド2の基部周縁8の少なくとも一部
を囲んで延長するように配設形成している。即ち、補強
プレート3はスタッド2の支持力の向上と靴底の反発弾
性をより効果的にするためにスタッド2の基部周縁8の
全部若しくは一部を囲むように被覆している。この際補
強プレート3は、例えば図10に示すように補強プレー
ト3を足の屈曲運動を阻害しないように中足止節関節に
沿う位置が補強プレート3の各パーツの境界線となるよ
うに形成すると有効である。
【0010】また前記補強プレート3は図11に示すよ
うにその端縁の少なくとも一部に、靴底本体1の周縁部
に沿ってこれを囲撓するL字状突縁5を形成し、路面と
の接触によって靴底本体1の側縁が早期に摩耗すること
を未然に防止することができる。次に図12は基盤部4
を示すものであって、該基盤部4としては剛性であって
硬質の合成樹脂で形成し、その硬度をJISk6301
−A硬度計で約70〜100度のものが適用され、ポリ
ウレタン並びに塩化ビニル、ナイロン、ポリエチレン、
ABS樹脂等の熱可塑性樹脂が使用される。この際該基
盤部4は軽量化を考慮して、その基底部9の大きさを、
スタッド2の結合力、耐久力を損なわない範囲で、スタ
ッド2の底部輪郭部に相応する形状、大きさとなすとと
もに耐久力を補うために各基底部9間に両者を結ぶ連結
板6を形成してある。
【0011】次に本考案の製造方法としては、図14に
示すように予め金型の凸型12に基盤部4、或いは後述
の補強部材7をピン10によりセットし、凹型7に補強
プレート3、靴底本体1をセットし熱圧縮成形する方
法。或いは補強プレート3、靴底本体1、基盤部4のそ
れぞれの各パーツを接着剤によって互いに貼合わせる方
法のいずれかの方法を適宜採択して成形すれば良い。
【0012】次に図15及び図16は靴底本体1の上面
側及び下面側を示す他の実施例であって、足の前後方向
における母止球相当部から上部辺、即ち爪先端部辺或い
は踵の後端辺に硬質の合成樹脂でなる補強部材7を結合
したものを示すものである。従ってこの補強部材7を装
着すればキック力の向上と耐久性の向上が得られる利点
がある。
【0013】
【考案の効果】本考案は、軽量の発泡エラストマーで形
成された靴底本体と、該靴底本体の接地面側の少なくと
もスタッドの結合部辺に、これを被覆する合成樹脂製の
補強プレート、及び前記靴底本体の上面側における前記
スタッドの装着相当部辺に合成樹脂でなる基盤部、並び
に靴底本体の足の前後方向における栂指球相当部辺から
上部、即ち爪先端部を硬質の合成樹脂でなる補強部材を
靴底本体と一体的に結合形成しているから、殊に靴底本
体が比重0.1乃至0.5という極めて軽量な素材の有
する、材料特性が生かされ、優れた軽量性、屈曲性並び
に緩衝効果を得ることができた。また靴底本体の接地面
側には反発弾性に優れた合成樹脂性の補強プレートを結
合しているため、靴着用者の足裏の瞬発力を靴底に有効
に伝達し、強力なキック力を働かせることができる。ま
たスタッドの結合部位である靴底本体の上面側を硬質の
合成樹脂でなる基盤部により形成しているため、スタッ
ドを靴底に強固に結合することができる、更に、爪先端
部に一体的に設けた硬質の合成樹脂により、特に摩耗の
激しい爪先部分の強化をはかり、靴の使用寿命を長く維
持できる。このように本考案は、サッカー、ラグビー、
野球用の靴底として極めて実用的価値の高いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の靴底の接地面側を示す平面図。
【図2】 本考案の靴底の接地面側を示す側面図。
【図3】 本考案の靴底の上面側を示す平面図。
【図4】 本考案の靴底のX−X線に沿う断面図。
【図5】 本考案の靴底のY−Y線に沿う断面図。
【図6】 本考案の靴底本体を示す平面図。
【図7】 本考案の靴底本体を示す側面図。
【図8】 本考案の補強プレートを示す平面図。
【図9】 本考案の補強プレートを示す側面図。
【図10】本考案の修正型の補強プレートを示す平面
図。
【図11】本考案の補強プレートの一部拡大断面図。
【図12】本考案の基盤部を示す平面図。
【図13】本考案の基盤部を示す側面図。
【図14】本考案の靴底の製造金型を示す斜視図。
【図15】本考案の他の実施例靴にかかる靴底の底面
図。
【図16】本考案の他の実施例靴にかかる靴底の平面
図。
【符号の説明】
1 靴底本体 2 スタッド 3 補強プレート 4 基盤部 5 L字状突縁 6 連結板 7 補強部材 8 基部周縁 9 基底部 10 ピン 11 ビス孔 12 凸型 13 凹型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−48503(JP,U) 実公 昭61−18730(JP,Y2) 実公 平3−2166(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴底本体1を、比重0.1乃至0.5で
    あって、かつSRIS0101−Cタイプの硬度計によ
    る硬度が50乃至100度の発泡エラストマーで形成
    し、該靴底本体1の接地面側の少なくともスタッド2の
    結合部辺を、JIS6301Aタイプの硬度計で70乃
    至100度の熱可塑性樹脂の補強プレート3で被覆し、
    前記靴底本体1の上面側における前記スタッド2の装着
    部辺にJISk6301−A硬度計で70乃至100度
    の熱可塑性樹脂でなる基盤部4を結合してなり、かつ靴
    底本体の足の前後方向における拇指球相当部から上部、
    即ち爪先端部を硬質の合成樹脂でなる補強部材7で一体
    的に結合形成したことを特徴とする主としてサッカー、
    ラグビー、野球用の運動靴底。
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