JPH0622243U - 筒状物品用パレット - Google Patents
筒状物品用パレットInfo
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- JPH0622243U JPH0622243U JP2905992U JP2905992U JPH0622243U JP H0622243 U JPH0622243 U JP H0622243U JP 2905992 U JP2905992 U JP 2905992U JP 2905992 U JP2905992 U JP 2905992U JP H0622243 U JPH0622243 U JP H0622243U
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- pole
- pallet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案は、例えば複写機の転写ドラムのよ
うに移送中などに、その表面が他物に接触することを嫌
う筒状体の搬送用パレットの改良に係るものである。 【構成】 互いに連結自在とした同形の分割ベースに、
一定の間隔を保って小孔を多数貫設する一方、下端部に
上記小孔に嵌挿可能な挿入杆を突成してなるポールとか
ら構成したことを特徴とする筒状物品用パレット
うに移送中などに、その表面が他物に接触することを嫌
う筒状体の搬送用パレットの改良に係るものである。 【構成】 互いに連結自在とした同形の分割ベースに、
一定の間隔を保って小孔を多数貫設する一方、下端部に
上記小孔に嵌挿可能な挿入杆を突成してなるポールとか
ら構成したことを特徴とする筒状物品用パレット
Description
【0001】
この考案は、例えば複写機の転写ドラムのように移送中などに、その表面が他 物に接触することを嫌う筒状体の搬送用パレットの改良に関する。
【0002】
一般の複写機などの転写ドラム(以下、単に「ドラム」という)は、加工工場 間の輸送や工程間の移動などの際に、隣接するドラム同志が互いに接触すると、 その表面が毀傷して製品価値を無くすことになり、その意味で厳格に取り扱わな ければならない物品の一つとされている。
【0003】 そこで従来における、この種の物品の移送などに使用するパレットとしては、 ベース上に柔軟性を有するダンボール紙や発泡プラスチック材などからなる格子 状の仕切枠を組み、その各区劃内に一本宛のドラムを挿入するか、ベース上にド ラムが嵌挿可能な多数のスタンティングポール(以下、単に「ポール」という) を一定の間隔で固定的に立設し、各ポールにドラムを嵌挿支持させるという技術 が広く用いられていた。
【0004】
上述した従来構造のパレットのうち、前者即ち、仕切枠によるものは、ドラム の大きさに合わせて仕切枠を幾通りも作製する必要があり、又、これらの仕切枠 はドラムの洗浄や乾燥工程において型崩れを生じ易く、その都度新たな枠組が必 要となるなど、人件費や作業能率の面で問題が見られたものである。
【0005】 他方、後者即ち、ベース上に多数のポールを固定的に立設したパレットでは、 成型用の金型が多数面必要となって、金型費を含む生産コストの高騰を招く他、 ドラムの種類によってポールの太さや間隔などが変わるため、前以て複数種のパ レットを用意しておく必要があった。更に上記多数のポールの内の一本が損傷、 又は折損した場合、その修理が面倒で、屡々当該廃棄を余儀なくされるという不 都合もあった。
【0006】 この他、上記従来構造のパレットは、いづれも、そのベースが一枚構成であっ たことと、上記仕切枠やポールがベース上に固設されていたことなどから、パレ ット自体が嵩高となり、運搬や保管の際に大きなスペースを必要とするなど、そ の改善が強く望まれていたものである。
【0007】
このような実情に鑑み、本考案はプラスチックの射出成型によって、互いに連 結自在な分割ベースと、該ベースに着脱可能な多数のポールを別体に成型するこ とによって、従来技術に見られた既述の課題を一気に解消したものである。
【0008】 即ち、互いに連結自在とした同形の脚付き分割ベースに、一定の間隔を保って 小孔を多数貫設する一方、下端部に上記小孔に嵌挿可能な挿入杆を突成してなる ポールとから構成するという手段を用いた。
【0009】 又、ポールの挿入杆を中空状とし、基盤に設けられる通水孔を挿入杆の中空部 に貫通させるという手段も用いた。
【0010】
ベースの製作面から見れば、分割ベースを使用コンテナーの底面積の最大公約 数にすること、及び同一形状としたことにより、ベースの大きさが任意に増減で きる上、一個の小さい金型で作製可能とし、金型費の大巾な逓減が図れるという 作用が得られる。
【0011】 又、ベースとポールを別体としたことによって、パレットの運搬や保管の省ス ペース化が計れると同時に、ポールが損傷しても、その分だけを交換すればよく サイズや規格の異なる物品については、ポールを交換することでベースはそのま ま共 用できるという格別の作用を有する。
【0012】 更にまた、ポールの基盤に小孔を設けたものは、ドラムの洗浄に当たって水切 りが良好で、乾燥の迅速化が計れる等の作用も期待できるのである。
【0013】
以下、図面に示す実施例に基づいて本案パレットの構成を更に評述すると、図 1.2は、分割ベースを示したものであって、図において1は縦横一定間隔の格 子状に成型された分割ベースの基板、2は縦横基板の各交点に貫設された(実際 にはドラムの自動挿脱機の作業ピッチに合わせた間隔とする。)小孔、3は該各 小孔の周囲に設けられた突縁、4.5は分割ベースを互いに連結可能とするため 、ベース基板1の端部に設けられた凹凸の蟻溝、又6は、適宜な基盤の両端を下 方に屈成してなる脚であり、この分割ベースは中心から上下、左右が全て対称形 であることを条件としたものである。
【0014】 又、図3.4は、ポールを示し、7は基盤、8は基盤下面に突成せれた中空状 の挿入杆で、上記ベース基板1上の小孔2に嵌合可能なものである。9はポール 主体であって、該ポール主体9は断面円形若しくは十字形(図4参照)とし、そ の先端部分が、先細り状に成型されており、更に上記基盤7には上記挿入杆8の 中空部に貫通する通水孔10を貫設したものである。
【0015】 尚、上記分割ベースの連結手段は、上記上下方向に係入させる蟻溝方式に限る ことなく、水平方向に係合するものであってもよく、分割ベース及びポールは、 いずれも同質の硬質プラスチック材を射出成型により得るのが適当であるが、本 考案の技術的要旨を損なわない範囲では、その材質、成型手段を特に限定するも のではない。
【0016】 次に、上記構成の本案パレットの使用要領を複写機の転写ドラムに適用した場 合について述べると、先ず、使用コンテナー(図示せず)の内寸法に合わせて、 2〜複数個の分割ベースを互いに連結した後、各小孔2・2・・・にポールの挿 入杆8を挿入して、全ポールをベース上に立設する。
【0017】 このようにして、組立てられたパレットに対し、通常はドラムの自動挿脱機( 以下「自動機」いう)で運ばれるドラムを各ポール主体9に嵌挿するのであるが 、各ポール主体9は、その先端が先細り状に形成されているため、自動機による ドラムの下降位置が、多少ずれてもその挿入は確実に遂行できるのである。
【0018】 このようにして全てのポールにドラムの嵌挿が終了すれば、パレットはコンテ ナーに収納された状態で加工工場内を移動する間に必要な洗浄工程、乾燥工程等 の治具としてドラムを支持し、最終的には再度自動機により、ドラムをポールか ら抜き外すのである。
【0019】 又、本案パレットの不使用時には、必要に応じてベースから各ポールを抜き取 り、更に、互いに連結されたべースを分割することにより、簡単に運搬や保管に 適した大きさとすることができるのである。
【0020】 尚、ポール主体の径や長さは、使用するドラムのサイズに合わせて、予め数 種類を準備しておくことにより、ベースはそのままでポールの取替えだけの簡単 な作業で各種のドラムに即応させることができるのである。
【0021】 但し、この場合、径の大きいドラムに使用するときは、ベースの各小孔2・2 の全部にポールを挿入するのではなく、適宜な間隔を置いた小孔を選択すればよ いことになる。
【0022】
以上、詳述した通り、本案のパレットによれば、各分割ベースはすべて同形で あるから、一つの金型で成型可能であり、金型費用が安価に仕上がる上、ポール も損傷したものだけを取り替えればよく、従来のこの種パレットには期待できな かった実用的効果が得られる。
【0023】 又、本案パレットは、ポールをベース上に着脱自在としたことにより、使用す るドラムの径や長さが異なっても、ポールを交換するだけで、ベースは全てのド ラムに共用できるし、パレット自体は使用の直前に組立てればよいので、運搬や 保管のスペースが、従来のものと比して、大巾に節減できる等の利益もある。
【0024】 更にポールの基盤に通水孔を付したものは、ドラムの洗浄時の脱液効果が高く 、乾燥効率の向上につながるなど、多くの顕著な効果が期待できるのである。
【0025】 尚、本案パレットの利用は、前記実施例に挙げた複写機の転写ドラムの移動に 限られず、当初に述べたように物品相互の表面が互いに接触してはいけない有底 ・無底の筒状体に対して、すべて適用できて上述した効果を奏するものであるか ら、その応用範囲は極めて広笵である。
【図1】本案パレットにおける分割ベースの平面図
【図2】X−X線断面図
【図3】ベースの小孔に立設したポールの正面図
【図4】ポールの平面図
1 分割ベース 2 小孔 3 突縁 4・5 凹凸の蟻溝 6 脚 7 基盤 8 挿入杆 9 ポール主体 10 通水孔
Claims (2)
- 【請求項1】互いに連結自在とした同形の分割ベース
に、一定の間隔を保って小孔を多数貫設する一方、下端
部に上記小孔に嵌挿可能な挿入杆を突成してなるポール
とから構成したことを特徴とする筒状物品用パレット。 - 【請求項2】ポールの挿入杆を中空状とし、基盤に設け
られる通水孔を挿入杆の中空部に貫通させた請求項1記
載の筒状物品用パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992029059U JP2523038Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 筒状物品用パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992029059U JP2523038Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 筒状物品用パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622243U true JPH0622243U (ja) | 1994-03-22 |
JP2523038Y2 JP2523038Y2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=12265799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992029059U Expired - Fee Related JP2523038Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 筒状物品用パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523038Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007047572A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Mitsubishi Chemicals Corp | パレット及びその支柱部延長用治具 |
JP2010111403A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Toyota Motor Corp | 搬送パレット |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4865194U (ja) * | 1971-11-02 | 1973-08-18 | ||
JPS5262278U (ja) * | 1975-11-04 | 1977-05-07 |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP1992029059U patent/JP2523038Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4865194U (ja) * | 1971-11-02 | 1973-08-18 | ||
JPS5262278U (ja) * | 1975-11-04 | 1977-05-07 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007047572A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Mitsubishi Chemicals Corp | パレット及びその支柱部延長用治具 |
JP2010111403A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Toyota Motor Corp | 搬送パレット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2523038Y2 (ja) | 1997-01-22 |
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