JPH0622239U - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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JPH0622239U
JPH0622239U JP5982292U JP5982292U JPH0622239U JP H0622239 U JPH0622239 U JP H0622239U JP 5982292 U JP5982292 U JP 5982292U JP 5982292 U JP5982292 U JP 5982292U JP H0622239 U JPH0622239 U JP H0622239U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を収容し積み重ねられた状態であっても
内部の収容物を目で確認することができ、しかも収容物
が外方から取り出しやく、不使用時の専有スペースが小
さく、更には不使用時に多段に重ね合わされたものが安
定した姿勢となる運搬用容器を提供すること。 【構成】 長手側の側壁部14、15には、大きな切欠
部25、26を設け、外方からの視認性、物品の取出性
を良くするとともに、この下端には相対する切欠部内に
嵌入可能で補強を兼ねた支脚部27a、27bを設け
る。また、短手側の端壁部12、13には点対称位置に
ポケット部22a、22b、24a、24bと、支脚部
21a、21b,23a,23bとを設け、同一の向き
ではスタッキング、違う向きではネスティングするよう
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は、運搬用容器に関し、詳しくは、多段に重ねられていても容器内の各 収容物を外方から視認することが容易な運搬用容器に関するものである。
【0002】
【考案の技術的背景】
食品を始めとし、商品の保管あるいは運搬用容器として広く利用されている合 成樹脂製のコンテナの中には、内部に物を収容して多段にする場合に、背を高く して重ねる(以下スタッキングという)とともに、収容物が空となったときには 、背を低くして重ねる(以下ネステイングという)ようにしたコンテナがある。
【0003】 この種のコンテナは、一般にSNコンテナと称されており、使わない時に嵩が 張らないなどの利点がある。 ところで、食パンなどのように、このような運搬用容器で小売店などに搬入さ れる品物の多くは、搬入後、ショーケースに移し替えられて販売されている。し かし、この移し替え作業を合理化する要請に伴って、近年では、今まで運搬に用 いられてきた運搬用容器を、そのまま陳列棚にセットする場合がある。
【0004】 このような場合、運搬用容器は、特に容器内の品物が外部から目視できること 、および外方から取り出し易い構造であることなどが求められている。 また、空となった場合には、一旦、保管することになるので、専有スペースを より小さくすることが望まれている。
【0005】 このような運搬用容器の一例として従来から実公昭57ー57009号公報に 開示されている図4に示したような容器1が提供されている。 この容器1では、高壁2を連結する壁を低壁3とすることにより、外方からの 視認性が改善されている。また、不使用時には、2つの容器1を90°変位させ て積み重ねていくことにより、積み重ねスペースを高さ方向に小さくするように している。
【0006】 しかしながら、このような運搬用容器1であっても、不使用時において高さ方 向には専有スペースを小さくできるものの、幅方向には十字形状を形成しながら 積み重ねていくため、平面的な専有スペースは未だ大きい。
【0007】 このため、物品の搬入や人の出入りの多いコンビニエンスストアなどでは、空 となって積み重ねられた容器の角部を引っ掛けてしまうことがままあり、その保 管姿勢を崩してしまうなどの不具合が生じていた。
【0008】
【考案の目的】
本考案は、上記問題に鑑みなされたものであって、物品を収容し積み重ねられ た状態であっても内部の収容物を目で確認することができ、しかも収容物が外方 から取り出しやく、不使用時の専有スペースが小さく、更には不使用時に多段に 重ね合わされたものが安定した姿勢となる運搬用容器を提供することを目的とし ている。
【0009】
【考案の概要】
係る目的を達成するため本考案に係る運搬用容器は、 底板部と、一対の端壁部と、一対の側壁部とにより開口縁に向かって少し外に 拡がるように傾斜させて略矩形の容器本体を構成するとともに、前記一対の端壁 部の点対称位置に、該端壁部の外面より突出し該端壁部の開口縁上に係止される べき支脚部と、該支脚部が嵌入可能なポケット部とを4組有し、一方の端壁部に 設けたポケット部は該容器本体の隅部寄りに形成し、 前記一対の側壁部の点対称位置に、該側壁部の外面より突出し該側壁部の開口 縁上に係止されるべき支脚部と、該支脚部が嵌入可能でありしかも内部を視認す ることのできる切欠部とを2組形成し、 2つの前記容器本体を同一向きで嵌合させた時には、一方の容器本体の各支脚 部が他方の容器本体の開口縁上に配置され、かつ前記切欠部を介して内部が視認 されるとともに、一方の容器本体を他方の容器本体とは異なる向きで嵌合させた 時には、一方の容器本体の各支脚部が他方の容器本体の前記ポケット部および前 記切欠部に嵌入されるようにしたことを特徴としている。
【0010】 このような、本考案に係る運搬用容器は、1つの容器を単独で使う場合にのみ ならず、多段に重ね合わした状態であっても、切欠部を介して外方から内部が視 認できる。また、この切欠部を介して収容されている物品を自由に取り出すこと ができる。また、不使用時に多段に重ね合わしたときの安定性も良好である。
【0011】
【考案の具体的説明】
以下、本考案の一実施例に係る運搬用容器について図面を参照しながら具体的 に説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例に係る運搬用容器を示したもので、全体として10で 示している。 この運搬用容器10では、底板部11と、該底板部11の周縁部から立設され る短手側の一対の端壁部12、13と、長手側の一対の側壁部14、15とから 略矩形の容器本体16が構成されている。点Oは、その中心点である。
【0013】 端壁部12、13及び側壁部14、15は開口縁ほど外方に拡がって形成され ており、開口縁にフランジ部12a、13a、14a、15aが一体成形されて いる。
【0014】 このうち、フランジ部12a、13aは連続して形成されているが、フランジ 部14a、15aは両端部で不連続となっている。 このような運搬用容器10は、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの合成樹脂 からなっている。
【0015】 運搬用容器10の一方の端壁部12の外方には、該端壁部12の外面より突出 し、フランジ部12a上に係止される支脚部21a、21bが突出して形成され ている。また、この支脚部21a、21bの内側であって開口縁に臨む位置には 、ポケット部22a、22bが形成されている。
【0016】 一方、他方の端壁部13には、支脚部23a、23bと、これの外方側にポケ ット部24a、24bが形成されている。 上記支脚部21a、21bは、ポケット部24a、24bとそれぞれ組を構 成し、これらは点Oを中心に点対称の位置に配置されている。また、支脚部23 a、23bは、ポケット部22a、22bとそれぞれ組を構成し、これらも同様 に点Oを中心に点対称の位置に配置されている。
【0017】 さらに、支脚部21aとポケット部24aの組および支脚部21bとポケット 部24bの組は、支脚部23aとポケット部22aの組および支脚部23bとポ ケット部22bの組よりも、幅方向に大きく形成されている。
【0018】 一方、長手側の一対の側壁部14、15には深さの半分程の切欠部25、26 が形成されている。 これらの切欠部25、26は、側壁部14、15の略全域に渡って形成されて いるが、若干、端壁部12側に偏って形成されている。
【0019】 さらに、切欠部25、26の下方には、側壁部14、15の外面より突出し、 該側壁部14、15の開口縁すなわちフランジ部14a、15a上に係止される 支脚部27a、27bが形成されている。
【0020】 これらの支脚部27a、27bは、切欠部25、26と相補的な形状であるが 、これら支脚部27a、27bは切欠部25、26より端壁部13側に偏って形 成されている。
【0021】 すなわち、支脚部27a、27bの一端部A、Aは、切欠部25、26の一端 部B、Bより端壁部13側に位置しており、支脚部の他端部C、Cは、切欠部2 5、26の他端部D、Dより端壁部13側に位置している。
【0022】 このように形成された運搬用容器10は、同形のものを2つ用意し、例えば図 2に示したように、運搬用容器10の上に他の運搬用容器10’を同一の向きで 乗せると、スタッキング嵌合がなされる。なお、図において、上位のものには「 ’」をつけて説明する。
【0023】 すなわち、下段の運搬用容器10の側壁部14では、フランジ部14a上に、 支脚部27a’の一端部A’が支持され、他端部C’は支持されない。また、端 壁部12では、支脚部21a’、21b’が、フランジ部12a上に各々支持さ れる。また、側壁部15では、フランジ部15a上に、支脚部27b’の一端部 A’が支持され、他端部C’は支持されない。また、端壁部13では、支脚部2 3a’、23b’がフランジ部13a上に各々支持される。
【0024】 したがって、上位の容器10’は、計6つの箇所で下位の容器10に支持され てスタッキング嵌合する。 このように、運搬用容器10では、側壁部14、15に設けた支脚部27a、 27bの一端部A、Aを、支脚部がセンターよりに形成された端壁部13側に設 けることが好ましく、こうすることによって各隅部よりに支脚部が存在するよう になり、安定したスタッキングができる。
【0025】 また、図から明らかなように、本考案の一実施例によれば、スタッキング嵌合 されているときは、切欠部25、26を介して外方から容器の内部を確認するこ とができる。また、この切欠部25、26を介して、物品を取り出したり、収納 したりすることもできる。
【0026】 よって、この運搬用容器10で運搬した食品等を容器ごとショーケースなどに 配置しても物品の取り出し作業を効果的に行うことができる。 一方、図3に示したように運搬用容器10の上に他の運搬用容器10’を水平 面内で180度回転させて乗せると、下位の運搬用容器10の各ポケット部22 a、22b、24a、24b内に、上位の運搬用容器10’の支脚部23a’、 23b’、21a’、21b’が嵌入する。また、側壁部14’に設けた大形の 支脚部27a’は、切欠部26内に嵌入し、側壁部15’に設けた大形の支脚部 27b’は、切欠部25内に嵌入される。これにより、図3に示したようにネス ティング嵌合する。
【0027】 したがって、図示したように、ネスティング嵌合されているときには、高さ方 向の嵩を小とすることができ、しかも、下位の容器に確実に合致するので、その 姿勢を安定させることができる。また、ネスティング嵌合されているときには、 下位の容器の切欠部25、26は、上位の容器で覆われ、この部分から内部を視 認することはできない。
【0028】 また、本実施例では、相対する一対の側壁部にポケット部と支脚部とからなる 4つの組を設け、大なる支脚部は小なる支脚部に嵌入不能になるように大きさの 異なる組を設け、大なる支脚部を隅よりに配するようにしているので、端壁部1 2、13上でスライドさせてスタッキング嵌合する際に、上位の容器を下位の容 器のポケット部内に落ち込ませることなく嵌合させることができる。
【0029】 以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は上記実施例に限定され ず、本考案の技術的思想に基づき種々の変形が可能である。 例えば、以上の実施例では、切欠部25、26は、側壁部14、15にのみ形 成したが、このような切欠部を端壁部12、13に形成しても良い。
【0030】 また、以上の実施例では、切欠部25、26は、側壁部14、15の略全域に 形成したが、これより小さくすることもできる。しかし、その場合、視認性、お よび取出性を考慮して、長手方向の長さに対し少なくとも半分より大きい範囲で あることが好ましい。
【0031】 また、支脚部27a、27bを、他端部Cを一端部Aに近づることにより、図 示より小さくすることができるが、側壁部14、15の補強を考慮すると、切欠 部25、26の大きさにより近い方が好ましい。
【0032】 また、以上の実施例では、底板部11は平板状に形成されているが、この底板 部11は、網目などの孔が形成されていてもよいのは勿論である。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る運搬用容器によれば、 1つの容器を単独で使う場合にのみならず、多段に重ね合わした状態であって も、切欠部を介して外方から内部が視認でき、しかも、この切欠部を介して収容 されている物品を自由に取り出すことができる。したがって、そのまま陳列棚な どにセットすることができる。また、不使用時に多段に重ね合わしたときの専有 スペースは小さく、しかもその安定性は極めて良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る運搬用容器の斜視図で
ある。
【図2】本考案の作用を示す側面図である。
【図3】本考案の作用を示す側面図である。
【図4】従来の運搬用容器の斜視図である。
【符号の説明】
10、10’ 運搬用容器 11 底板部 12 一方の端壁部 13 他方の端壁部 14、15 側壁部 12a、13a、14a、15a フランジ部 21a、21b、23a、23b 支脚部 22a、22b、24a、24b ポケット部 25、26 切欠部 27a、27b 支脚部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板部と、一対の端壁部と、一対の側壁
    部とにより開口縁に向かって少し外に拡がるように傾斜
    させて略矩形の容器本体を構成するとともに、前記一対
    の端壁部の点対称位置に、該端壁部の外面より突出し該
    端壁部の開口縁上に係止されるべき支脚部と、該支脚部
    が嵌入可能なポケット部とを4組有し、一方の端壁部に
    設けた支脚部は該容器本体の隅部寄りに形成し、 前記一対の側壁部の点対称位置に、該側壁部の外面より
    突出し該側壁部の開口縁上に係止されるべき支脚部と、
    該支脚部が嵌入可能でありしかも内部を視認することの
    できる切欠部とを2組形成し、 2つの前記容器本体を同一向きで嵌合させた時には、一
    方の容器本体の各支脚部が他方の容器本体の開口縁上に
    配置され、かつ前記切欠部を介して内部が視認されると
    ともに、一方の容器本体を他方の容器本体とは異なる向
    きで嵌合させた時には、一方の容器本体の各支脚部が他
    方の容器本体の前記ポケット部および前記切欠部に嵌入
    されるようにしたことを特徴とする運搬用容器。
  2. 【請求項2】 前記支脚部と前記ポケット部とからなる
    4組を、組違いでは大なる支脚部が小なるポケット部に
    嵌入不能になるように大きさの異なる組を設け、前記一
    方の端壁部に設けた支脚部を前記他方の端壁部に設けた
    支脚部より幅広に形成し、大なる支脚部を端壁部の隅よ
    りに配したことを特徴とする請求項1に記載の運搬用容
    器。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434531Y1 (ja) * 1965-09-18 1968-02-27
JPH0410015U (ja) * 1990-05-11 1992-01-28

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434531Y1 (ja) * 1965-09-18 1968-02-27
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