JPH06222398A - エレクトロクロミックミラー - Google Patents

エレクトロクロミックミラー

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Publication number
JPH06222398A
JPH06222398A JP1241893A JP1241893A JPH06222398A JP H06222398 A JPH06222398 A JP H06222398A JP 1241893 A JP1241893 A JP 1241893A JP 1241893 A JP1241893 A JP 1241893A JP H06222398 A JPH06222398 A JP H06222398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective plate
electrochromic
electrochromic layer
conductive film
substrate glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP1241893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Miyatake
秀樹 宮武
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP1241893A priority Critical patent/JPH06222398A/ja
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレクトロクロミックミラーの裏面側に設け
られる金属保護板とエレクトロクロミック層との接触を
防止する。 【構成】 基板ガラス1の裏面に形成されたエレクトロ
クロミック層3,6,7を封止し、金属保護板2が装着さ
れる封止樹脂4に、多数の絶縁性ギャップ材を含有させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の防眩ミラー
などとして用いられるエレクトロクロミックミラーに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレクトロクロミックミラーの概
略構成を図2に示している。図において、11は基板ガ
ラスであり、その裏面に、透明導電膜16、エレクトロ
クロミック膜13、及びアルミニウムなどの反射導電膜
17が順に形成され、これらの膜によりエレクトロクロ
ミック層が構成されている。また、基板ガラス11に
は、電極15aが透明導電膜16に、電極15bが金属反
射導電膜17に、それぞれ接した状態で取り付けられて
いる。エレクトロクロミック層は封止樹脂14で封止さ
れ、さらにその背面側に、通常はガラスで形成された保
護板12が装着されている。電極15a及び15bは極性
切り替えスイッチを介して電源18に接続されており、
このスイッチの操作によりエレクトロクロミック層によ
るミラーの着色と消色とを可逆的に行えるようになって
いる。
【0003】ところで従来より、基板ガラスの背面側に
超音波振動子を設け、これにより基板ガラスを振動させ
て、表面に付着した水滴を除去するようにした自動車用
ドアミラーが提供されている。この水滴除去機能を上記
構成のエレクトロクロミックミラーに適用する場合、例
えば、保護板12の背面に超音波振動子を設け、その振
動を、基板ガラス11に伝えるようにすればよい。とこ
ろで、振動子で発生した超音波振動を基板ガラス11に
十分に伝達するには、保護板12をできるだけ薄く、具
体的には0.7mm以下程度の厚さにするのが好ましいので
あるが、ガラス板は厚さが約1.1mm以下になるとコスト
が非常に高くなり、しかも割れやすくなるので、ガラス
の代わりに、薄くても十分な強度を有する材料を用いる
ことが好ましい。
【0004】そこで、保護板12に金属材料を用いれ
ば、この条件を満たすことができるから、エレクトロク
ロミック層を確実に保護しながら、基板ガラス11に振
動を十分伝達できる。一方、基板ガラス11に振動を十
分伝達するには封止樹脂14の厚さもできるだけ薄くし
なければならない(好ましくは約150μm以下)が、この場
合に保護板12自体が歪んでいたり、装着時に保護版1
2の傾きが生じたりすると、保護板12が透明導電膜1
6と反射導電膜17に接触して膜間にショートが生じ、
その結果、エレクトロクロミックミラーとして正常に機
能しないという問題が起こる虞がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、エレクト
ロクロミックミラーで金属保護板を薄い封止樹脂を介し
て基板ガラスの裏面側に装着する場合には、金属保護板
とエレクトロクロミック層との接触を阻止することが重
要である。したがって、本発明の解決すべき技術的課題
は、エレクトロクロミックミラーの裏面側に設けられる
金属保護板がエレクトロクロミック層と接触するのを確
実に防止して、エレクトロクロミック機能が損なわれる
のを防ぐことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエレクトロ
クロミックミラーは、基板ガラスと、基板ガラスの裏面
に形成されたエレクトロクロミック層と、エレクトロク
ロミック層の裏面側に封止材を介して設けられた金属保
護板とを備えており、上述の技術的課題を解決するため
に、封止材が多数の微粒状絶縁性ギャップ材を含有する
ことを特徴としている。
【0007】
【作用・効果】上記構成においては、封止材の中に多数
の微粒状絶縁性ギャップ材が含有されているので、エレ
クトロクロミック層と金属保護板との間に僅かなギャッ
プを確保できる。したがって、金属保護板自体が歪んで
いたり、装着時に金属保護板が多少傾いたりしても、保
護板がエレクトロクロミック層に接触するのを防止でき
る。このため、透明導電膜と反射導電膜との間でのショ
ートの発生を防止できるから、エレクトロクロミックミ
ラーの正常な機能が損なわれるのを防止できる。
【0008】また、このように金属保護板を用いれば、
ガラス板を用いる場合よりもその厚さを大幅に薄く形成
しても同等以上の保護効果を得ることができるので、ミ
ラーを全体として軽量化することが可能となる。さら
に、このように保護板を薄く形成できるから、超音波振
動子を設ける場合に、基板ガラスへの超音波振動の伝達
性が低下するのも防止でき、同時に、ギャップ材を設け
たことにより封止樹脂の厚さを均一化できるから、超音
波振動子から基板ガラスへの振動の伝達がばらつくのを
防止できる。
【0009】
【実施例】以下に、図1に示した本発明の一実施例に係
るエレクトロクロミックミラーについて詳細に説明す
る。なお、この実施例は、自動車のドアミラーとして適
用した例を示している。
【0010】図1はこのエレクトロクロミックミラーの
概略構成を示す断面図である。図において、1は基板ガ
ラスであり、その裏面に、従来と同様、エレクトロクロ
ミック層を構成する透明導電膜6、エレクトロクロミッ
ク膜3、アルミニウムなどからなる反射導電膜7が、そ
れぞれ、イオンプレーティング等の方法により順に形成
されている。また、基板ガラス1には、電極5aが透明
導電膜6に、電極5bが反射導電膜7に、それぞれ接し
た状態で取り付けられている。エレクトロクロミック層
6,3,7は、封止樹脂4を介して装着された保護板2で
保護されている。
【0011】エレクトロクロミック膜3は、その両面に
設けられた電極膜6,7に電圧を印加して得られる可逆
的な酸化・還元反応により着色・消色するように、通
常、酸化イリジウム(IrOx)や酸化ニッケル(NiO)な
どの酸化発色材、五酸化タンタル(Ta25)などの固体
電解質、及び三酸化タングステン(WO3)や三酸化モリ
ブデン(MoO3)などの還元発色剤から三層構造で構成さ
れる。本実施例では、通常はミラーの表面が無色で、防
眩時に青色に変化するように、エレクトロクロミック膜
3をIrOx−Ta25−WO3の三層構造とし、これを両
導電膜6,7で両側から挟む構成とした。そして、電極
5a,5bと定電圧電源10(1.3V)との間に接続した極性
切り替えスイッチを操作して、IrOx側に+1.3Vの電圧
を印加すると着色し、WO3側に+1.3Vの電圧を印加す
ると消色するように構成した。
【0012】一方、保護板2の裏面には、超音波振動子
8を備えた振動板9が取り付けられている。保護板2
は、チタン、鉄−ニッケル−クロム合金、鉄−ニッケル
合金などのガラスと熱膨張係数の値が近い金属材料を用
いて、ガラス板を用いた場合と比較して極めて薄く形成
されている。また、封止樹脂4は多数の微粒状の絶縁性
ギャップ材を含有している。この絶縁性ギャップ材は、
合成樹脂やガラスなどにより構成されており、1粒の直
径が約10μmから100μmで、封止樹脂4の中に、1
00ppm〜20%の体積比で含まれている。ギャップ材
は、予め封止樹脂4の中に混入・分散したり、封止前に
基板ガラス1上に吹き付けたりすればよい。
【0013】本実施例によれば、保護板2に金属材料を
用いているので、その厚さを薄くしてもエレクトロクロ
ミック層に対する保護効果を維持できる。また、金属材
料を用いることにより保護板2を薄く形成できるので、
基板ガラス1に対して超音波振動を十分伝達することが
できる。さらに、保護板1を金属材料で形成している
が、封止樹脂4の中に多数の絶縁性ギャップ材を分散し
て含ませているので、保護板2と透明導電膜6及び反射
導電膜7との接触を防ぐことができ、したがって、エレ
クトロクロミックミラーの着色・消色機能が働かないと
いう問題が生じるのを防止できる。
【0014】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施することが可能で
ある。例えば、超音波振動子の代わりに、あるいは超音
波振動子とともにヒータを設けて、基板ガラスの表面の
曇りを除去するように構成してもよい。この場合でも、
薄い金属製保護板とギャップ材を含んだ封止樹脂とを用
いれば、熱の伝達効率を高めつつ、エレクトロクロミッ
クミラーの防眩機能を確保できるので極めて効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るエレクトロクロミッ
クミラーの概略構成を示す断面図である。
【図2】 従来例に係るエレクトロクロミックミラーの
概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板ガラス 2 保護板 3 エレクトロクロミック膜 4 封止樹
脂 5a,5b 電極 6 透明導
電膜 7 反射導電膜 8 超音波
振動子 9 振動板 10 電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板ガラス(1)と、該基板ガラス(1)の裏
    面に形成されたエレクトロクロミック層(3,6,7)と、該
    エレクトロクロミック層(3,6,7)の裏面側に封止材(4)を
    介して設けられた金属保護板(2)とを備えたエレクトロ
    クロミックミラーにおいて、 上記封止材(4)が多数の微粒状絶縁性ギャップ材を含有
    することを特徴とするエレクトロクロミックミラー。
JP1241893A 1993-01-28 1993-01-28 エレクトロクロミックミラー Pending JPH06222398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1241893A JPH06222398A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 エレクトロクロミックミラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1241893A JPH06222398A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 エレクトロクロミックミラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06222398A true JPH06222398A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11804727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1241893A Pending JPH06222398A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 エレクトロクロミックミラー

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JP (1) JPH06222398A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6825965B2 (en) 2001-10-10 2004-11-30 Murakami Corporation Solid type electrochromic glare-proof mirror
JP2012105420A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Mitsubishi Electric Corp モータの絶縁構造及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6825965B2 (en) 2001-10-10 2004-11-30 Murakami Corporation Solid type electrochromic glare-proof mirror
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