JPH06222262A - テレビカメラ用レンズ装置 - Google Patents
テレビカメラ用レンズ装置Info
- Publication number
- JPH06222262A JPH06222262A JP1048893A JP1048893A JPH06222262A JP H06222262 A JPH06222262 A JP H06222262A JP 1048893 A JP1048893 A JP 1048893A JP 1048893 A JP1048893 A JP 1048893A JP H06222262 A JPH06222262 A JP H06222262A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- photographing
- television camera
- optical axis
- lens device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズの枚数を増やすことなく撮影レンズの
湾曲による収差を補正することができること。 【構成】 撮影レンズ12と撮像素子15との間に収差
補正板16を設ける。そして収差補正板16の撮影中心
領域16Aの厚さをその周辺部の領域16Bよりも薄く
する。このような構成とすることにより、撮影中心と撮
像周辺の結像位置が異なり、撮影レンズ12の湾曲によ
る収差、つまり像面湾曲が補正される。
湾曲による収差を補正することができること。 【構成】 撮影レンズ12と撮像素子15との間に収差
補正板16を設ける。そして収差補正板16の撮影中心
領域16Aの厚さをその周辺部の領域16Bよりも薄く
する。このような構成とすることにより、撮影中心と撮
像周辺の結像位置が異なり、撮影レンズ12の湾曲によ
る収差、つまり像面湾曲が補正される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビカメラ用レンズ装
置に係わり、特に、産業用テレビカメラ用の小型レンズ
として用いるに好適なテレビカメラ用レンズ装置に関す
る。
置に係わり、特に、産業用テレビカメラ用の小型レンズ
として用いるに好適なテレビカメラ用レンズ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用カメラは、FA用、医療
用、監視用等幅広い分野に用いられており、テレビカメ
ラを産業用として用いる場合には、小型化が図れるとと
もにローコストで高性能なものが要求される。
用、監視用等幅広い分野に用いられており、テレビカメ
ラを産業用として用いる場合には、小型化が図れるとと
もにローコストで高性能なものが要求される。
【0003】図3は、従来のテレビカメラ用レンズ装置
と撮像素子との関係を示すものである。図3において、
テレビカメラ用レンズ装置は、鏡胴部品1、レンズ部
2、マウント部3、保護硝子4、撮像素子5を備えて構
成されている。撮像素子5はレンズ部2の焦点位置に配
置されており、撮像素子5の表面に保護硝子4が固定さ
れている。上記のように構成されたテレビカメラ用レン
ズ装置は、被写体からの光が撮影レンズとしてのレンズ
2を介して透過されると、撮像素子5側に収束され、保
護硝子4によって屈折された後撮像素子5の表面に結像
される。
と撮像素子との関係を示すものである。図3において、
テレビカメラ用レンズ装置は、鏡胴部品1、レンズ部
2、マウント部3、保護硝子4、撮像素子5を備えて構
成されている。撮像素子5はレンズ部2の焦点位置に配
置されており、撮像素子5の表面に保護硝子4が固定さ
れている。上記のように構成されたテレビカメラ用レン
ズ装置は、被写体からの光が撮影レンズとしてのレンズ
2を介して透過されると、撮像素子5側に収束され、保
護硝子4によって屈折された後撮像素子5の表面に結像
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテレビカメラ用レンズ装置では、レンズ部2が1枚
で構成されているため、レンズ部2の湾曲による収差を
補正することができず、光学性能が劣化するという問題
点がある。このため従来のレンズ装置を用いる場合に
は、レンズの枚数を増やすことによって収差を補正しな
ければならなかった。
来のテレビカメラ用レンズ装置では、レンズ部2が1枚
で構成されているため、レンズ部2の湾曲による収差を
補正することができず、光学性能が劣化するという問題
点がある。このため従来のレンズ装置を用いる場合に
は、レンズの枚数を増やすことによって収差を補正しな
ければならなかった。
【0005】本発明は、従来の問題点を解決するもの
で、レンズ枚数を増やすことなくレンズの湾曲による収
差を補正することができるテレビカメラ用レンズ装置を
提供することを目的とする。
で、レンズ枚数を増やすことなくレンズの湾曲による収
差を補正することができるテレビカメラ用レンズ装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、被写体からの光を透過する撮影レンズと、
撮影レンズの光軸と直交して撮影レンズと撮像素子との
間に配された透明平行平面硝子板とを備え、前記透明平
行平面硝子板は、光軸上の撮影中心領域とその周辺部の
領域とが異なる厚さで構成されているテレビカメラ用レ
ンズ装置を構成したものである。
するために、被写体からの光を透過する撮影レンズと、
撮影レンズの光軸と直交して撮影レンズと撮像素子との
間に配された透明平行平面硝子板とを備え、前記透明平
行平面硝子板は、光軸上の撮影中心領域とその周辺部の
領域とが異なる厚さで構成されているテレビカメラ用レ
ンズ装置を構成したものである。
【0007】また本発明は、被写体からの光を透過する
撮影レンズと、撮影レンズの光軸と直交して撮影レンズ
と撮像素子との間に配された透明平行平面プラスチック
板とを備え、前記透明平行平面プラスチック板は、光軸
上の撮影中心領域とその周辺部の領域とが異なる厚さで
構成されているテレビカメラ用レンズ装置を構成したも
のである。
撮影レンズと、撮影レンズの光軸と直交して撮影レンズ
と撮像素子との間に配された透明平行平面プラスチック
板とを備え、前記透明平行平面プラスチック板は、光軸
上の撮影中心領域とその周辺部の領域とが異なる厚さで
構成されているテレビカメラ用レンズ装置を構成したも
のである。
【0008】
【作用】このような構成によって被写体からの光を撮像
素子の表面に結像すると、硝子板の光軸上の撮影中心領
域とその周辺部の領域とが異なる厚さで構成されている
ので、撮影レンズを透過した光の像面湾曲が補正され、
光学性能を上げることができる。
素子の表面に結像すると、硝子板の光軸上の撮影中心領
域とその周辺部の領域とが異なる厚さで構成されている
ので、撮影レンズを透過した光の像面湾曲が補正され、
光学性能を上げることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1において、テレビカメラ用レンズ装置は
ハウジングとしての鏡胴部11、撮影レンズ12、マウ
ント部13を備えており、マウント部13内に保護硝子
14、撮像素子15、収差補正板16が収納されてい
る。撮像素子15は、その撮影中心Aが撮影レンズ12
の光軸と一致するように配置されているとともに、その
表面が撮影レンズ12の焦点位置と一致するように配置
されている。そして撮像素子15の前面側には保護硝子
14が配置されており、保護硝子14の前面側には収差
補正板16が固定されている。収差補正板16は光軸上
の撮影中心領域16Aの厚さがその周辺部の領域16B
よりも薄く構成されている。すなわち、この収差補正板
16は、透明平行平面硝子板として構成されており、撮
影レンズ12の光軸と直交して配置されているとともに
光軸上の撮影中心領域16Aとその周辺部の領域16B
とが異なる厚さになっている。
説明する。図1において、テレビカメラ用レンズ装置は
ハウジングとしての鏡胴部11、撮影レンズ12、マウ
ント部13を備えており、マウント部13内に保護硝子
14、撮像素子15、収差補正板16が収納されてい
る。撮像素子15は、その撮影中心Aが撮影レンズ12
の光軸と一致するように配置されているとともに、その
表面が撮影レンズ12の焦点位置と一致するように配置
されている。そして撮像素子15の前面側には保護硝子
14が配置されており、保護硝子14の前面側には収差
補正板16が固定されている。収差補正板16は光軸上
の撮影中心領域16Aの厚さがその周辺部の領域16B
よりも薄く構成されている。すなわち、この収差補正板
16は、透明平行平面硝子板として構成されており、撮
影レンズ12の光軸と直交して配置されているとともに
光軸上の撮影中心領域16Aとその周辺部の領域16B
とが異なる厚さになっている。
【0010】上記のように構成されたテレビカメラ用レ
ンズ装置においては、被写体からの光は撮影レンズ2を
通して収束されて、収差補正板16に入射する。撮影レ
ンズ12を透過して収束された光のうち撮影中心領域1
6Aに入射した光は撮像素子15の撮影中心Aに結像さ
れる。一方、領域Bに入射された光は撮像素子15の撮
影周辺Bに結像される。撮影周辺Bに結像される光は撮
影中心領域16Aよりも厚い領域16Bを透過するた
め、撮影レンズ12の湾曲による収差が補正される。す
なわち、撮影中心領域16Aを透過した光と領域16B
を透過した光の結像位置が異なることによる収差、つま
り像面湾曲が補正される。
ンズ装置においては、被写体からの光は撮影レンズ2を
通して収束されて、収差補正板16に入射する。撮影レ
ンズ12を透過して収束された光のうち撮影中心領域1
6Aに入射した光は撮像素子15の撮影中心Aに結像さ
れる。一方、領域Bに入射された光は撮像素子15の撮
影周辺Bに結像される。撮影周辺Bに結像される光は撮
影中心領域16Aよりも厚い領域16Bを透過するた
め、撮影レンズ12の湾曲による収差が補正される。す
なわち、撮影中心領域16Aを透過した光と領域16B
を透過した光の結像位置が異なることによる収差、つま
り像面湾曲が補正される。
【0011】ここで、本実施例によるテレビカメラ用レ
ンズ装置と従来のテレビカメラ用レンズ装置を用いて非
点収差の特性を測定したところ、図2に示されるような
特性結果が得られた。
ンズ装置と従来のテレビカメラ用レンズ装置を用いて非
点収差の特性を測定したところ、図2に示されるような
特性結果が得られた。
【0012】図2の(a)は、従来例の非点収差の特性
図であり、縦軸はレンズに入射する光線の角度を示し、
横軸は撮像素子とピント位置との距離を表している。こ
の従来例では、角度が大きくほどピント位置がレンズ側
に湾曲していて、撮像中心にピントを合わせたとき周辺
像がボケて見えることになる。
図であり、縦軸はレンズに入射する光線の角度を示し、
横軸は撮像素子とピント位置との距離を表している。こ
の従来例では、角度が大きくほどピント位置がレンズ側
に湾曲していて、撮像中心にピントを合わせたとき周辺
像がボケて見えることになる。
【0013】一方、図3の(b)は、本実施例の非点収
差特性図であり、収差補正板16の厚さが撮影中心領域
16Aとその周辺部の領域16Bとで異なるので、ピン
ト位置が伸びることになる。このため、ピント位置と撮
像素子の距離が近づき、周辺像がボケなくなる。また平
行平面硝子によるピントの伸び量は、硝子厚の約3分の
1倍である。このためこの例の場合には、厚みの格差は
0.3mmついていればよいことになる。このため、図2
の測定結果から明らかなように、本実施例によるテレビ
カメラ用レンズ装置は収差補正の点で優れた効果が得ら
れる。
差特性図であり、収差補正板16の厚さが撮影中心領域
16Aとその周辺部の領域16Bとで異なるので、ピン
ト位置が伸びることになる。このため、ピント位置と撮
像素子の距離が近づき、周辺像がボケなくなる。また平
行平面硝子によるピントの伸び量は、硝子厚の約3分の
1倍である。このためこの例の場合には、厚みの格差は
0.3mmついていればよいことになる。このため、図2
の測定結果から明らかなように、本実施例によるテレビ
カメラ用レンズ装置は収差補正の点で優れた効果が得ら
れる。
【0014】また前記実施例においては、収差補正板1
6として透明平行平面硝子板を用いてたのものについて
述べたが、この硝子板の代わりに、透明平行平面プラス
チック板を用いることもできる。
6として透明平行平面硝子板を用いてたのものについて
述べたが、この硝子板の代わりに、透明平行平面プラス
チック板を用いることもできる。
【0015】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
によれば、透明平行平面硝子板あるいは透明平行平面プ
ラスチック板として、光軸上の撮影中心領域とその周辺
部の領域とが異なる厚さのもので構成されているものを
用いたため、撮影レンズの湾曲による収差を補正するこ
とができ、光学性能の向上に寄与することができる。
によれば、透明平行平面硝子板あるいは透明平行平面プ
ラスチック板として、光軸上の撮影中心領域とその周辺
部の領域とが異なる厚さのもので構成されているものを
用いたため、撮影レンズの湾曲による収差を補正するこ
とができ、光学性能の向上に寄与することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すテレビカメラ用レンズ
装置の縦断面図
装置の縦断面図
【図2】(a)は従来例の非点収差特性図 (b)は本発明による非点収差特性図
【図3】従来例のテレビカメラ用レンズ装置の縦断面図
11 鏡胴部 12 撮影レンズ 13 マウント部 14 保護硝子 15 撮像素子 16 収差補正板
Claims (2)
- 【請求項1】 被写体からの光を透過する撮影レンズ
と、この撮影レンズの光軸と直交して、この撮影レンズ
と撮像素子との間に配された透明平行平面硝子板とを備
え、前記透明平行平面硝子板は、光軸上の撮影中心領域
とその周辺部の領域とが異なる厚さで構成されているテ
レビカメラ用レンズ装置。 - 【請求項2】 被写体からの光を透過する撮影レンズ
と、この撮影レンズの光軸と直交して、この撮影レンズ
と撮像素子との間に配された透明平行平面プラスチック
板とを備え、前記透明平行平面プラスチック板は、光軸
上の撮影中心領域とその周辺部の領域とが異なる厚さで
構成されているテレビカメラ用レンズ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1048893A JPH06222262A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | テレビカメラ用レンズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1048893A JPH06222262A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | テレビカメラ用レンズ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06222262A true JPH06222262A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11751565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1048893A Pending JPH06222262A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | テレビカメラ用レンズ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06222262A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6803988B2 (en) | 2000-12-19 | 2004-10-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Field flattener for flattening a bent image surface |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1048893A patent/JPH06222262A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6803988B2 (en) | 2000-12-19 | 2004-10-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Field flattener for flattening a bent image surface |
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