JPH06222152A - 埋設管検出装置 - Google Patents

埋設管検出装置

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JPH06222152A
JPH06222152A JP3134493A JP3134493A JPH06222152A JP H06222152 A JPH06222152 A JP H06222152A JP 3134493 A JP3134493 A JP 3134493A JP 3134493 A JP3134493 A JP 3134493A JP H06222152 A JPH06222152 A JP H06222152A
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JP
Japan
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signal
buried pipe
bucket
pipe
detection
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JP3134493A
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English (en)
Inventor
Seijiro Ohashi
清次郎 大橋
Yasuhiko Takahashi
保彦 高橋
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Nissei Co Ltd
Original Assignee
Nissei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削機の駆動アームで駆動されるバケットに
よる埋設管の損傷を防止するために使用される、精度お
よび確実性の高い埋設管検出装置の提供。 【構成】 この埋設管検出装置は、掘削場所と異なる位
置から導電性の埋設管1に信号電流を供給する信号供給
手段2と、埋設管1の信号電流を検出するためバスット
4の先端部に設けられた掘削爪13もしくはその近傍に
取り付けられた信号検出手段5を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は掘削機のバケットによる
埋設管の損傷を防止するために、該バケットが埋設管に
接近したことを検出するための埋設管検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、地中への掘削工事は駆動アー
ムの先端部にバケットを有する掘削機を使用して行われ
ている。都市部における掘削工事では地中に水道配管、
ガス配管または電気ケーブルのような一般に導電性を有
する埋設管が多数埋設されている。掘削機のバケットが
このような埋設管に接触すると、その強力な駆動力によ
りそれを損壊したり切断したりする損傷事故を起こす。
【0003】そのため従来これらの埋設管の位置を事前
に地中配管図を頼りに推定し、それを避けるように掘削
工事を行っていた。しかしこのような地中配管図を頼り
とする推定方法では埋設位置の特定を正確に行うことが
できず、埋設管の損傷事故を有効に防止することが困難
であった。本発明者等は、先に土木機械による埋設管の
損傷を有効に防止するための装置を出願した。該装置に
おける埋設管の検出方法は、埋設管へ信号電流を供給
し、その信号電流を土木機械の地中に前進する部材の先
端部に設けられた信号検出手段により検出するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の検出方法は従来
の推定方法より高い精度で埋設管を検出することができ
るが、土木機械の一種である掘削機への適用については
具体的に記載されていない。掘削機は旋回する駆動アー
ムの先端に土砂等を掬い取るバケットが回動自在に取り
付けられ、該バケットの掘削部先端に複数の掘削爪が設
けられている。そして掘削機が掘削動作をする際、駆動
アーム先端のバケットは複雑な軌道を描く。そこで本発
明は、このような複雑な軌道を描くバケットを有する掘
削機を使用した掘削工事において、埋設管を確実且つ精
度良く検出することができる検出装置を提供することを
課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、掘削
機のバケットが地中の埋設管に接近したことを検出する
装置であって、前記バケットの掘削位置と異なる位置か
ら導電性の埋設管へ信号電流を供給する信号供給手段
と、前記バケットの掘削爪もしくはその近傍に取り付け
られた信号検出手段を備えていることを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】上記埋設管検出装置において、信号供給手段は
導電性の埋設管へ前記バケットの掘削位置と異なる位置
から、例えば正弦波の高周波の信号電流を供給する。そ
してこの信号電流は埋設管を伝送線路として伝搬して掘
削位置に達するが、その際信号電流が流れる埋設管の周
囲には交番磁界が発生する。一方、掘削機の操作者は掘
削に際し駆動アームを操作しバケットを旋回させると共
に、駆動アームに設けられた回動手段を操作しバケット
を駆動アームに対して前後に回動させ、これら両動作に
よりバケットを最適な掘削姿勢に調整しながら掘削を行
う。このようにバケットは掘削時に複雑な軌道を描く
が、埋設管に最初に接近するのは常にバケットの掘削先
端部分に設けられた掘削爪である。この掘削爪もしくは
その近傍に前記埋設管の信号電流を検出する信号検出手
段が取付られているので、バケットがいかなる姿勢であ
っても、掘削時に該信号検出手段が最初に埋設管に接近
する位置にある。そのため埋設管をバケットで損傷する
前に、その接近を高い感度で確実に検出することができ
る。
【0007】
【実施例】次に、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の埋設管検出装置の一例を示す説明図
である。埋設管検出装置は、掘削位置と異なった位置か
ら導電性の埋設管1へ信号電流を供給する信号供給手段
2と、掘削機の駆動アーム3の先端部のバケット4に取
り付けられた信号検出手段5とを備えている。信号検出
手段5は信号検出部6、該信号検出部6とケーブル7に
より接続された出力部8から構成され、その出力部8の
出力信号はブザーや警報ランプ等の警報手段9、および
必要により設けられる図示しない掘削機の駆動電源の遮
断装置(例えば掘削機の駆動用のモータ電源またはエン
ジン回路の遮断装置)に接続される。
【0008】信号供給手段2は発振回路10、増幅回路
11、および送信コイル12から構成され、それらの電
源は図示しない電源装置、例えば電池や商用電源で駆動
される定電圧回路により供給される。発振回路10は例
えば数Kヘルツ〜数十Kヘルツの高周波信号を増幅回路
11に供給する。増幅回路11の増幅出力は送信コイル
12へ供給され、送信コイル12は発振回路10の出力
周波数と同じ周波数の交番磁界Hを発生する。そしてこ
の交番磁界Hにより導電性の埋設管1に交流電流Iが供
給され、それにより埋設管1の周囲に交番磁界Mが誘導
される。図1に示した信号供給手段2は、地表面から埋
設管1に信号電流を電磁誘導方式により間接的に供給す
る例であるが、導線を使用して地表面から埋設管1に直
接信号電流を供給するようにしてもよい。
【0009】図2は信号検出部6をバケットに取り付け
た例を示す部分拡大斜視図である。バケット4には通常
3個またはそれ以上の複数の掘削爪13が設けられてお
り、該掘削爪13は基部13aと先端部13bを接合し
て形成されている。この例では信号検出部6が掘削爪1
3の一つの先端部13bの底部に埋め込まれ、該信号検
出部6から金属管等の保護管14で保護されたケーブル
が前記出力部8に導出されている。図3は図2の掘削爪
近傍の部分拡大断面図である。信号検出部6は掘削爪1
3より高透磁率の材料(例えばフェライト)で作られた
棒状のコア15とその周囲に巻回されて近接したコイル
16を有している。このように高透磁率のコア15を使
用することにより、掘削爪13に入った埋設管からの交
番磁界Mによる磁束がコア15に集束されるので、高感
度で信号検出を行うことができる。
【0010】バケット4への信号検出部6の取り付け
は、上記のように掘削爪13内部に埋め込まずに掘削爪
13の側面に溶接等で固定するようにしてもよい。その
場合は強固な金属ケースのようなもので保護することが
好ましい。また、通常設けられる掘削爪13の中間部に
新たに検出部用の補助爪もしくは突起を溶接等により取
り付け、その内部に埋設または側面に固定することもで
きる。図4は信号検出手段5の一例を示すブロック図で
あり、信号検出部6は特定の周波数、すなわち前記信号
供給手段2の周波数を検出するため、前記コイル16お
よびそれと整合されたコンデンサからなる同調回路を構
成している。出力部8は、信号検出部6の出力信号を増
幅する増幅回路20,増幅回路20の出力信号から雑音
成分を除き特定の信号成分を抽出するフィルタ回路2
1、フィルタ回路21の出力信号を検波して直流成分を
取り出す検波回路22、および検波回路22の出力信号
を予め設定された基準信号Sと比較する検出レベル比較
回路23を有している。
【0011】この検出レベル比較回路23は、検波回路
22の出力信号のレベルが基準信号Sのレベルを越えた
ときに検出信号を出力するようになっている。なお基準
信号Sの値は可変とされ、部材3の先端部の埋設管1へ
の許容接近距離をこれにより設定できるようになってい
る。検出レベル比較回路23の出力はリレー24の励磁
コイルCに接続され、リレー24の二つの接点25の一
方はケーブルaにより警報手段に接続され、他方はケー
ブルbにより掘削機の駆動電源の遮断装置に接続されて
いる。
【0012】次に上記装置の作用を説明すると、先ず掘
削工事を行う場所近辺の地中配管図から埋設配管の概略
位置を知り、それを基に掘削機の掘削場所と異なる地表
位置であって、埋設配管の直上と推定される位置に信号
供給手段2を設置してそれを起動する。それと共に信号
検出手段5を起動する。次に、掘削機の駆動アーム3を
操作して掘削を開始する。前記のように信号供給手段2
を起動すると、埋設管1を伝送線路とする信号電流Iが
流れ、それにより埋設管1に沿って円筒状の磁界Mが生
じる。
【0013】掘削工事中バケット4が埋設管1に接近し
た場合、掘削において常に埋設管1に最も接近する位置
を通過する信号検出手段5がこの磁界Mを瞬時に検出
し、その出力信号が出力部8に入力され、そこで増幅回
路20、フィルタ回路21、検波回路22により順に増
幅、漉波および検波されて検出レベル比較回路23によ
り基準信号Sと比較される。検波回路22の出力信号レ
ベルが基準信号Sのレベルを越えたとき、すなわち掘削
爪13と埋設管1の距離が予め設定された許容値以下に
なったとき、検出レベル比較回路23は検出信号を出力
する。そしてその信号によりリレー24の接点25がオ
ンになり、警報手段9が作動する。さらに必要によりリ
レー24の接点25に接続された掘削機の駆動電源の遮
断装置が作動され、掘削機の駆動が停止する。
【0014】以上の説明ではバケット4の掘削爪13と
埋設管1の距離が予め設定された許容値以下になったと
き、一個の検出信号を出力するようになっている。しか
し検出レベルを複数設けて埋設管1へのバケット4の接
近の程度により異なった警報、例えば異なる色の警報ラ
ンプの表示をするようにしてもよい。その場合は複数の
検出レベル比較回路23を設け、それぞれに異なった設
定レベル基準信号Sを入力する。
【0015】
【発明の効果】本発明の埋設管検出装置は、掘削時に複
雑な軌道を描く掘削機のバケットにおいて、埋設管に最
初に接近して通過する掘削爪もしくはその近傍に前記埋
設管の信号電流を検出する信号検出手段が取付られてい
るので、バケットがいかなる姿勢であっても、埋設管を
バケットで損傷する前にその接近を高い感度で確実に且
つ瞬間的に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の埋設管検出装置の一例を示す説明図。
【図2】図1の信号検出部分の部分拡大斜視図。
【図3】図2の掘削爪13部分の部分拡大断面図。
【図4】図1の装置における信号検出手段5の一例を示
すブロック図。
【符号の説明】
1 埋設管 2 信号供給手段 3 駆動アーム 4 バケット 5 信号検出手段 6 信号検出部 7 ケーブル 8 出力部 9 警報手段 10 発振回路 11 増幅回路 12 送信コイル 13 掘削爪 13a 基部 13b 先端部 14 保護管 15 コア 16 コイル 20 増幅回路 21 フィルタ回路 22 検波回路 23 検出レベル比較回路 24 リレー 25 接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削機のバケット4が地中の埋設管1に
    接近したことを検出する装置において、前記バケット4
    の掘削位置と異なる位置から導電性の埋設管1へ信号電
    流を供給する信号供給手段2と、前記バケット4の掘削
    爪13もしくはその近傍に取り付けられた前記信号電流
    を検出する信号検出手段5を備えてなる埋設管検出装
    置。
  2. 【請求項2】 信号検出手段5がバケット4の掘削爪1
    3より高透磁率のコア15と、該コア15に近接された
    コイル16により構成された信号検出部6を有する請求
    項1の埋設管検出装置。
JP3134493A 1993-01-27 1993-01-27 埋設管検出装置 Pending JPH06222152A (ja)

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