JPH06221720A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH06221720A
JPH06221720A JP5013792A JP1379293A JPH06221720A JP H06221720 A JPH06221720 A JP H06221720A JP 5013792 A JP5013792 A JP 5013792A JP 1379293 A JP1379293 A JP 1379293A JP H06221720 A JPH06221720 A JP H06221720A
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JP
Japan
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pipe
refrigerant
heat exchanger
flow
refrigerant pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP5013792A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Nomura
昇平 野村
Akira Iemura
暁 家村
Atsushi Kobayashi
淳 小林
Kazunobu Hosogai
和伸 細貝
Sadaji Saito
貞治 斎藤
Madoka Ochiai
円 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5013792A priority Critical patent/JPH06221720A/ja
Publication of JPH06221720A publication Critical patent/JPH06221720A/ja
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒をほぼ均等に分流させることのできる熱
交換器を提供する。 【構成】 冷媒管と、この冷媒管に一端が接続され他端
が複数の管に接続された分流管とを備えた熱交換器にお
いて、前記冷媒管と前記分流管との接続部には調整管の
一端を接続すると共にこの調整管の他端を塞いだので、
冷媒管からの冷媒が撹拌されるため、分流管の接続部か
ら分流管に流れる冷媒は分流管の内部をほぼ均等に流れ
るようにすることができ、熱交換器の設定した能力を充
分に発揮させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷媒流路を複数に分
流させている熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】冷媒をほぼ半分に分流させる方法として
は、図8に示すように、直線状の冷媒管90からの冷媒
を分流管91の内壁91aにぶつけることによって、2
つに分ける方法がある。
【0003】また、冷媒流路を2つに分けるようにした
熱交換器は、本出願人が、例えば特願平3−29160
0号として提案したものもあり、この提案したものは、
熱交換器が室内ユニットに組み込まれるものであって、
この熱交換器は、分流管92の手前の冷媒管93を曲げ
て液冷媒の流線をほぼ真中にすることによって、2つの
冷媒流路にほぼ均等に分流させるようにしたものである
[図9参照]。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の図8に示した熱
交換器では、冷媒管90の直線部の長さを大きく確保で
きないと、冷媒が管内で偏った流れのままで分流管91
の内壁91aにぶつかって、この偏った流れのまま分流
するため、冷媒を均等に分流させることは難しかった。
更に、上下に分流させる場合、循環量が少なくなると、
均等に分流させることができないという欠点があった。
【0005】また、本出願人が提案したものでは、分流
管91の手前で曲げる冷媒管90の曲げ角度が冷媒の流
れに大きく影響するため、極めて精密に製作しなければ
ならないという欠点がある。また、気液混合状態のとき
の循環量や、気液混合状態中の液の割合によっては、そ
の液側の流線をうまくコントロールするために分流管9
2の手前側の冷媒配管を曲げて調節しているものの、循
環量が多い場合と循環量が比較的少ない場合とで、液側
の流線が曲がった冷媒管の内側の内壁93aに主に沿っ
て流れたり、曲がった管の外側の内壁93bに沿って主
に流れたりして、冷媒の循環量に応じて分流の比が異な
っていることがわかった。
【0006】この発明は、冷媒をほぼ均等に分流させる
ことのできる熱交換器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、冷媒管と、
この冷媒管に一端が接続され他端が複数の管に接続され
た分流管とを備えた熱交換器において、前記冷媒管と前
記分流管との接続部には調整管の一端を接続すると共に
この調整管の他端を塞いだものである。
【0008】
【作用】この熱交換器では、調整管の閉塞部で、冷媒管
からの冷媒が撹拌されて調節管内の圧力が略一定になる
ため、接続部から分流管に流れる冷媒は分流管の内部を
ほぼ均等に流れる。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図2には、この発明の熱交換器を組み込んだ分離型空気
調和機の冷媒回路を示し、図1には、その室外ユニット
の構成を概略的に示している。空気調和機1は、室内ユ
ニット3と室外ユニット5とから構成されており、室内
ユニット3には送風機[図示せず]と室内熱交換器7と
が配置されており、冷媒により熱交換された空気を室内
に送風するようになっている。
【0010】室外ユニット5には、室外熱交換器[熱交
換器]11と、この室外熱交換器に送風するファン13
とが配置されており、室外ユニット3の背面側から室外
空気を室外熱交換器11へ送り、前面側から吹き出すよ
うになっている。更に、室外ユニット5には、冷媒回路
を形成するコンプレッサ15、アキュムレータ17、四
方弁19、マフラ21、膨張弁23とが配置されてい
る。
【0011】ここで、冷媒回路について説明する。冷房
運転の場合には、図2中に実線矢印で示すように、冷媒
がコンプレッサ15からマフラ21、四方弁19を通っ
て室外熱交換器11に導入され、ここで熱交換されて液
化され、膨張弁23を介して室内ユニット3の室内熱交
換器7に導入されて、室内熱交換器7が冷媒の気化熱に
より、冷却される。室内熱交換器7にて熱交換後の冷媒
は四方弁19、アキュムレータ17を経てコンプレッサ
15に戻される。このとき分流管59は、気体の冷媒が
流入するため、冷媒はほぼ均等に分流されている。
【0012】一方、暖房運転の場合には、点線矢印で示
すように、冷媒がコンプレッサ15からマフラ21、四
方弁19を通って室内ユニット内の室内熱交換器7によ
り熱交換された後、膨張弁23、分流管60を介して室
外ユニットの熱交換器11、四方弁19、アキュムレ−
タ17を経てコンプレッサ15に戻される。
【0013】70は四方弁に接続されている冷媒管で、
この冷媒管には冷媒を冷房運転時に上下に分流させるた
めの分流管59が接続されている。
【0014】71は減圧装置23につながれている冷媒
管で、この冷媒管には暖房運転時に気液混合状態の冷媒
を上下に分流させるための分流管60が接続されてい
る。
【0015】そして、この冷媒管71と分流管60との
接続は、図4に示されたようになっている。71aは冷
媒管71の湾曲部で、ほぼ90度に湾曲されている。6
0aは分流管60の接続部で、この接続部60aの端部
60bは 冷媒管の内壁に沿うように接続されている。
【0016】71bは調整管で、冷媒管71と一体に形
成されている。また、調整管71bの他端は塞がれて閉
塞部71cが形成されており、また、この調整管71に
はバルジ加工により分流管60の接続部60aが接続さ
れる貫通孔71dが設けられている。
【0017】そして、この調整管71bの長さ寸法は約
1cmに設定されている。尚、冷媒管71は5/16イ
ンチの銅管を、分流管60は1/4インチ用の銅管を、
この分流管につながれる2本の冷媒管22a,22bは
夫々1/4インチの銅管を使用している。
【0018】このように構成された熱交換器11では、
暖房運転時にその冷媒流路を分流管60で2つに分流さ
せている。そしてこの冷媒管内を流れる冷媒は、ユニッ
トの小型化などにより限られた空間内を有効利用するた
めに冷媒管が曲げられているのでその循環量によって
は、その外側の管の内壁を沿う液冷媒が多くなったり、
あるいは内側の冷媒管内壁を沿う液冷媒が多くなったり
することがある。冷媒管内の冷媒が調整管の閉塞部71
cに当ると冷媒が乱されることによって、この閉塞部7
1cの近辺の冷媒圧力が略一定になるため、接続部60
aから分流管60に流れる冷媒は、気液混合状態であっ
ても、その冷媒の状態や量に係わらず冷媒がほぼ均等に
分流されている。
【0019】このことは、比較実験により確認された。
上下に分流させるようにした熱交換器[例えば、この熱
交換器11]において、従来のもの[以下、従来例とい
う]と、図5に示すように、分流管の接続部の端部を冷
媒管の内壁に合わせるように接続されたもの[以下、第
1実施例という]と、図6に示すように、分流管の接続
部60aの端部60bを冷媒管の中心線Aに位置するよ
うに接続したもの[以下、第2実施例という]との比較
実験を行ってみた。また、循環量を60Kg/hに設定
した。
【0020】この比較実験の結果を図7に示す。上下の
分流比については平均で、従来例は58/42と上側に
多く流れることが確認された。また、第1実施例では、
50/50とほぼ均等に分流されていることが確認され
た。更に、第2実施例では、52/48とやや上側にや
や多く冷媒が流れることが確認された。
【0021】冷媒の分流のバラツキについては、従来例
では、53〜58/47〜42となり、第1実施例では
48〜54/52〜46と何れもバラツキが大きいこと
が確認された。また、第2実施例では50〜53/50
〜47とバラツキがかなり小さいことが確認された。
【0022】また、分流管を取り外した状態で、接続部
から冷媒が吐出する状態を、従来例とこの実施例とを、
目視により確認した。この実験において、従来例では、
液側の流線が開口から偏って吐出していたが、この実施
例では、ほぼ均等に冷媒が吐出されていた。
【0023】第2実施例で、冷媒の分流のバラツキが小
さくなっているのは、分流管の接続部の端部が冷媒管の
ほぼ中心線Aの位置になるように接続されるいるので、
この接続部60bに冷媒管71eの内壁71 に沿って
流れる冷媒が当って撹拌されるため、第1実施例より
も、バラツキが小さくなっていると考えられる。
【0024】このように、従来例に比べて、第1実施例
及び第2実施例では、分流がほぼ均等であることが確認
された。また、従来例に比べて、第1実施例及び本案第
2実施例では、製造あるいは冷媒の循環量によるバラツ
キも小さく抑えられることが確認された。
【0025】このため、この実施例の熱交換器11で
は、分流管60で分流された冷媒がほぼ等しくなるた
め、熱交換器の夫々の流路の熱交換量がほぼ等しくな
り、設定した熱交換器の能力を充分に発揮させることが
できる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、冷媒管と、この冷媒管に一
端が接続され他端が複数の管に接続された分流管とを備
えた熱交換器において、前記冷媒管と前記分流管との接
続部には調整管の一端を接続すると共にこの調整管の他
端を塞いだので、冷媒管からの冷媒がこの閉塞部で撹拌
されて調整管内の圧力が略一定になるため、分流管の接
続部から分流管に流れる冷媒は分流管の内部をほぼ均等
に流れる。このように、冷媒は分流管内をほぼ均等に流
れるので、熱交換器の夫々の流路の熱交換量がほぼ等し
くなり、設定した熱交換器の能力を充分に発揮させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の熱交換器を組み込んだ
分離型空気調和機の室外ユニットの前面ケースを取り外
した状態の正面図である。
【図2】同熱交換器を組み込んだ分離型空気調和機の冷
媒回路図である。
【図3】同熱交換器の側面図である。
【図4】同熱交換器の冷媒管と分流管とを示す斜視図で
ある。
【図5】同冷媒管と分流管との図4に示すV−V線断面
図である。
【図6】この発明の第2実施例の冷媒管と分流管とを示
す断面図である。
【図7】従来例と第1実施例と第2実施例との実験結果
を示す説明図である。
【図8】従来例の熱交換器における冷媒管と分流管とを
示す側面図である。
【図9】異なる従来例の熱交換器における冷媒管と分流
管とを示す断面図である。
【符号の説明】
11 熱交換器 60 分流管 71 冷媒管 71a 調整管
フロントページの続き (72)発明者 細貝 和伸 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 斎藤 貞治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 落合 円 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒管と、この冷媒管に一端が接続され
    他端が複数の管に接続された分流管とを備えた熱交換器
    において、前記冷媒管と前記分流管との接続部には調整
    管の一端を接続すると共にこの調整管の他端を塞いだこ
    とを特徴とする熱交換器。
JP5013792A 1993-01-29 1993-01-29 熱交換器 Pending JPH06221720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5013792A JPH06221720A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5013792A JPH06221720A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 熱交換器

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Publication Number Publication Date
JPH06221720A true JPH06221720A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11843103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5013792A Pending JPH06221720A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 熱交換器

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JP (1) JPH06221720A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102313398A (zh) * 2010-06-29 2012-01-11 海尔集团公司 热交换器及空调
CN105438978A (zh) * 2015-12-31 2016-03-30 太原重工股份有限公司 行走自动导向装置及起重机
US10712062B2 (en) 2015-10-26 2020-07-14 Mitsubishi Electric Corporation Refrigerant distributor and air-conditioning apparatus using the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102313398A (zh) * 2010-06-29 2012-01-11 海尔集团公司 热交换器及空调
US10712062B2 (en) 2015-10-26 2020-07-14 Mitsubishi Electric Corporation Refrigerant distributor and air-conditioning apparatus using the same
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