JPH0622136U - 車両のアクスル部の防水構造 - Google Patents

車両のアクスル部の防水構造

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JPH0622136U
JPH0622136U JP6080892U JP6080892U JPH0622136U JP H0622136 U JPH0622136 U JP H0622136U JP 6080892 U JP6080892 U JP 6080892U JP 6080892 U JP6080892 U JP 6080892U JP H0622136 U JPH0622136 U JP H0622136U
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JP
Japan
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axle housing
hub
brake drum
center
diameter gradually
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Application number
JP6080892U
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English (en)
Inventor
博 渡邉
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハブ及びブレーキドラムの内部に水が侵入す
るのを抑制することを目的とする。 【構成】 ブレーキドラム11のアクスルハウジング中
央側の端部内周壁にはアクスルハウジング中央側に向か
って内径が除々に増大するように傾斜させた第1傾斜部
12を形成し、ブレーキドラム11の前記端部外周壁に
はアクスルハウジング中央側に向かって外径が除々に減
少するように傾斜させた第2傾斜部13を形成する。こ
れにより、ブレーキドラム11端部は、内周側(回転中
心側)は端面側が速い周速度となり、外周側はその反対
側が速い周速度となり、外部からブレーキドラム11に
掛かった水は内周面から外周面へと流れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のアクスル部の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のアクスル部の従来例として、図3〜図5に示すようなものがある(実開 昭57−174833号公報等参照)。 即ち、アクスルハウジング1の端部にはベアリング2を介して略円筒状のハブ 3が取り付けられ、このハブ3の一端部のハブフランジ4には略円筒状のブレー キドラム5の一端部が前記ハブ3と略同軸上に取り付けられている。前記ブレー キドラム5は前記ハブ3の外周部を覆うように他端部がアクスルハウジング1の 中央部に向けて突出形成され、ブレーキドラム5の他端部の内外隅部は図4に示 すように略直角に形成されている。前記ハブ3のアクスルハウジング1の中央部 側の他端部の内隅部は図5に示すように略直角に形成され、又、ハブ3の他端部 の外隅部は図5に示すように小さく面取り形成されている。
【0003】 尚、6はオイルシール、7はホイール、8はキャップである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ハブ3及びブレーキドラム5の他端部の隅部を略直角に形 成された構成では、ハブ3の内部及びブレーキドラム5の内部に水が侵入し易く 、水の侵入によって走行性能や制動性能が低下する不具合がある。 そこで、本考案は以上のような従来の問題点に鑑み、ハブ及びブレーキドラム の内部に水が侵入するのを抑制することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の車両のアクスル部の防水構造は、アクスルハウジングの端 部にベアリングを介して略円筒状のハブを取り付け、該ハブの一端部のハブフラ ンジには略円筒状のブレーキドラムの一端部を前記ハブと略同軸上に取り付け、 前記ブレーキドラムを前記ハブの外周部を覆うように他端部をアクスルハウジン グの中央部に向けて突出形成してなる車両のアクスル部において、前記ブレーキ ドラムのアクスルハウジング中央側の端部内周壁にアクスルハウジング中央側に 向かって内径が除々に増大するように傾斜させた第1傾斜部を、ブレーキドラム の前記端部外周壁にアクスルハウジング中央側に向かって外径が除々に減少する ように傾斜させた第2傾斜部を夫々形成する一方、ハブのアクスルハウジング中 央側の端部内周壁にアクスルハウジング中央側に向かって内径が除々に増大する ように傾斜させた第3傾斜部を、ハブのアクスルハウジング中央側の端部外周壁 にアクスルハウジング中央側に向かって外径が除々に減少するように傾斜させた 第4傾斜部を夫々形成した構成とする。
【0006】
【作用】
かかる構成において、ブレーキドラムが回転すると、ブレーキドラム端部は、 内周側(回転中心側)は端面側が速い周速度となり、外周側はその反対側が速い 周速度となり、外部からブレーキドラムに掛かった水は内周面から外周面に流れ る。
【0007】 又、ハブが回転中心で回転すると、ハブ端部は、内周側(回転中心側)は端面 側が速い周速度となり、外周側はその反対側が速い周速度となり、外部からハブ に掛かった水は内周面から外周面に流れる。
【0008】
【実施例】
以下、添付された図面を参照して本考案の実施例を詳述する。 尚、本実施例は考案の要部のみを図示して説明する。 図1において、ブレーキドラム11のアクスルハウジング(図示せず)中央側 (図中左方)の端部内周壁にはアクスルハウジング中央側に向かって内径が除々 に増大するように傾斜させた第1傾斜部12が形成されている。
【0009】 又、ブレーキドラム11の前記端部外周壁にはアクスルハウジング中央側に向 かって外径が除々に減少するように傾斜させた第2傾斜部13が形成されている 。 一方、図2に示すように、ハブ14のアクスルハウジング中央側の端部内周壁 にはアクスルハウジング中央側に向かって内径が除々に増大するように傾斜させ た第3傾斜部15が形成されている。
【0010】 又、ハブ14のアクスルハウジング中央側の端部外周壁にはアクスルハウジン グ中央側に向かって外径が除々に減少するように傾斜させた第4傾斜部16が形 成されている。 尚、17はオイルシールである。 かかる構成によると、図1の構成において、ブレーキドラム11が回転中心で 回転すると、遠心力は図のA>B,C>Aとなる。即ち、ブレーキドラム11端 部は、内周側(回転中心側)は端面側が速い周速度となり、外周側はその反対側 が速い周速度となり、外部からブレーキドラム11に掛かった水は図の矢印のよ うに流れる。
【0011】 又、図2の構成において、ハブ14が回転中心で回転すると、遠心力は図のA >B,C>Aとなる。即ち、ハブ14端部は、内周側(回転中心側)は端面側が 速い周速度となり、外周側はその反対側が速い周速度となり、外部からハブ14 に掛かった水は図の矢印のように流れる。 従って、ブレーキドラム11の内部及びハブ14の内部に水が侵入し難くなり 、水の侵入によって走行性能や制動性能が低下する不具合を極力防止することが できる。
【0012】 以上のように、特定の実施例を参照して本考案を説明したが、本考案はこれに 限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に添付 された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正が可 能であるとの点に留意すべきである。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の車両のアクスル部の防水構造によれば、ブレー キドラムのアクスルハウジング中央側の端部内周壁にアクスルハウジング中央側 に向かって内径が除々に増大するように傾斜させた第1傾斜部を、ブレーキドラ ムの前記端部外周壁にアクスルハウジング中央側に向かって外径が除々に減少す るように傾斜させた第2傾斜部を夫々形成すると共に、ハブのアクスルハウジン グ中央側の端部内周壁にアクスルハウジング中央側に向かって内径が除々に増大 するように傾斜させた第3傾斜部を、ハブのアクスルハウジング中央側の端部外 周壁にアクスルハウジング中央側に向かって外径が除々に減少するように傾斜さ せた第4傾斜部を夫々形成したから、ブレーキドラムの内部及びハブの内部に水 が侵入し難くなり、走行性能や制動性能が低下する不具合を極力防止することが できる実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両のアクスル部の防水構造の
一実施例を示すブレーキドラム要部断面図
【図2】 同上実施例を示すハブ要部断面図
【図3】 車両のアクスル部の従来の構造を示す断面図
【図4】 図3におけるブレーキドラム要部断面図
【図5】 図3におけるハブ要部断面図
【符号の説明】
11 ブレーキドラム 12 第1傾斜部 13 第2傾斜部 14 ハブ 15 第3傾斜部 16 第4傾斜部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクスルハウジングの端部にベアリング
    を介して略円筒状のハブを取り付け、該ハブの一端部の
    ハブフランジには略円筒状のブレーキドラムの一端部を
    前記ハブと略同軸上に取り付け、前記ブレーキドラムを
    前記ハブの外周部を覆うように他端部をアクスルハウジ
    ングの中央部に向けて突出形成してなる車両のアクスル
    部において、前記ブレーキドラムのアクスルハウジング
    中央側の端部内周壁にアクスルハウジング中央側に向か
    って内径が除々に増大するように傾斜させた第1傾斜部
    を、ブレーキドラムの前記端部外周壁にアクスルハウジ
    ング中央側に向かって外径が除々に減少するように傾斜
    させた第2傾斜部を夫々形成する一方、ハブのアクスル
    ハウジング中央側の端部内周壁にアクスルハウジング中
    央側に向かって内径が除々に増大するように傾斜させた
    第3傾斜部を、ハブのアクスルハウジング中央側の端部
    外周壁にアクスルハウジング中央側に向かって外径が除
    々に減少するように傾斜させた第4傾斜部を夫々形成し
    たことを特徴とする車両のアクスル部の防水構造。
JP6080892U 1992-08-28 1992-08-28 車両のアクスル部の防水構造 Pending JPH0622136U (ja)

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JP6080892U JPH0622136U (ja) 1992-08-28 1992-08-28 車両のアクスル部の防水構造

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JPH0622136U true JPH0622136U (ja) 1994-03-22

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