JPH06221055A - 自動扉装置 - Google Patents

自動扉装置

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JPH06221055A
JPH06221055A JP5026019A JP2601993A JPH06221055A JP H06221055 A JPH06221055 A JP H06221055A JP 5026019 A JP5026019 A JP 5026019A JP 2601993 A JP2601993 A JP 2601993A JP H06221055 A JPH06221055 A JP H06221055A
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JP
Japan
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door
electric motor
locked
plunger
restrained
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JP5026019A
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Inventor
Akira Kawabata
晃 川端
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ING TEC KK
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ING TEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動扉装置における扉ロック手段を改良し
て、安価に製作され得るにもかかわらず充分確実に、開
閉扉を所要位置にロックすることができるとともに、ロ
ック手段の構成部材を開閉扉駆動用電動モータの回動位
置を検出するための回転板として機能させる。 【構成】 開閉扉駆動用電動モータ12の出力軸14に
は被拘束部材20が連結されており、この被拘束部材に
は周方向に間隔をおいて被係止手段が形成されている。
キープソレノイド26が配設されており、かかるソレノ
イドのプランジャ30は拘束ロッド40を備えている。
拘束ロッドが被拘束部材の被係止手段に係止して被拘束
部材の回転を阻止し、これによって扉を所要位置にロッ
クする。被拘束部材の被係止手段と対向して電動モータ
の回動位置を検出する検出手段が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開閉動扉を所要位置に
ロックするための扉ロック手段を具備した自動扉装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭62−187077号公報には、
扉ロック手段を具備した自動扉装置が開示されている。
この自動扉装置においては、扉開閉動方向に間隔をおい
て回転自在に装着された駆動プーリ及び従動プーリとこ
れらのプーリに巻き掛けられた無端ベルトとから構成さ
れたベルト機構が配設されており、開閉動扉はベルト機
構の無端ベルトに連結されており、無端ベルトの移動に
応じて開閉動せしめられる。ベルト機構の駆動プーリは
複数個の歯車を含む減速機構を介して電動モータに連結
されており、電動モータの回転出力が減速機構によって
減速されてベルト機構に伝動される。扉ロック機構は、
電動モータの出力軸に連結された磁性部材とこの磁性部
材に関連せしめて配設された電磁コイルから構成されて
いる。電磁コイルが付勢されると、磁性部材が電磁コイ
ルに磁気的に吸着されて磁性部材の回転が阻止され、従
ってこれが連結されている電動モータの出力軸の回転が
阻止され、かくしてベルト機構の回転が阻止されて扉が
所定位置にロックされる。電磁コイルが除勢されると、
磁性部材が電磁コイルから離隔されてその回転が許容さ
れ、かくして扉のロックが解除される。
【0003】上記自動扉装置においては、電動モータの
出力軸とベルト機構との間に減速機構が介在せしめられ
ており、電磁コイルによる磁性部材の回転阻止力は減速
機構によって増大せしめられてベルト機構に作用する。
換言すれば、回転阻止作用に関して減速機構が所謂倍力
手段として作用する。従って、比較的小さな力によって
磁性部材の回転を阻止することによって、充分大きな移
動阻止力で扉を所要位置にロックすることができる。
【0004】また、自動扉装置においては、開閉扉駆動
用電動モータは制御装置によって作動制御されるように
なっており、その回動位置を検出するための検出手段が
設けられている。この回動位置検出手段としては、例え
ばタコジェネレータ、ロータリエンコーダ、電磁ピック
アップなどが用いられている。
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した通り
の従来の自動扉装置には、その扉ロック手段に関して次
の通りの解決すべき問題が存在する。
【0005】第一に、電磁コイルの付勢及び除勢によっ
て磁性部材を所要通りに吸着及び離隔せしめるために
は、電磁コイルが除勢されている状態における電磁コイ
ルの吸着端面と磁性部材との間隔を例えば0.3mm程
度に充分精密に設定することが重要であるが、磁性部材
が連結されている電動モータの出力軸の装着自体に例え
ば0.5mm程度の軸線方向遊びが存在する等に起因し
て、上記間隔を所要通りに設定することは不可能ではな
いにしても著しく困難であり、従って所要性能の扉ロッ
ク手段を充分安価に安定して製作することができない。
【0006】第二に、停電の際或いは意図的に電源遮断
された際には扉ロック手段を機能せしめることができ
ず、防犯上問題がある。
【0007】更に、開閉扉駆動用電動モータの回動位置
を検出するための回転部材を電動モータの出力軸に別途
設ける必要がある。
【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、従来の自動扉装置にお
ける扉ロック手段を改良して、減速機構を所謂倍力手段
として利用する利点を維持しながら、充分安価且つ安定
して所要性能の扉ロック手段を製作することを可能にす
るとともに、扉ロック手段の構成部材を開閉扉駆動用電
動モータの回動位置を検出するための回転板として機能
させるようにすることである。
【0009】本発明の他の技術的課題は、上記主たる技
術課題の達成に加えて、停電の際或いは意図的に電源遮
断された際にも扉ロック手段が機能するように、自動扉
装置を改良することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記主たる課題を達成す
るために、本発明によれば、開閉動扉と、該開閉扉駆動
用電動モータと、該電動モータと前記扉との間に配設さ
れ且つ電動モータの出力軸の回転を減速して前記扉に伝
動するための減速機構を含んでいる駆動連結手段と、前
記扉を所定位置にロックするための扉ロック手段と、前
記電動モータおよび扉ロック手段の作動を制御する制御
装置とを有する自動扉装置において、前記扉ロック手段
を前記電動モータの出力軸に連結され周方向に間隔をオ
イテ複数個の被係止手段を備えた被拘束部材と、該被拘
束部材の被係止手段と係合可能な拘束ロッドを備えたプ
ランジャを有する電磁ソレノイドとによって構成すると
ともに、前記被拘束部材の被係止手段と対向して配設し
前記電動モータの回動位置を検出して検出信号を前記制
御装置へ出力する検出手段を設けた、ことを特徴とする
自動扉装置が提供される。
【0011】更に、上記他の技術的課題は、前記電磁ソ
レノイドを非通電時には直前の通電時におけるプランジ
ャの状態を保持する形式の電磁ソレノイド(一般にキー
プソレノイドと称される)を使用することによって達成
される。
【0012】
【作用】本発明の自動扉装置においては、開閉扉駆動用
電動モータの出力軸に連結され周方向に間隔をおいて複
数個の被係止手段を備えた被拘束部材の回転を、電磁コ
イルではなくて電磁ソレノイドのプランジャに備えた拘
束ロッドを前記被係止手段に係合させることによって拘
束せしめる。ソレノイドのプランジャに備えた拘束ロッ
ドと被拘束部材に設けられた被係止手段との関係に幾分
かの製作誤差が存在しても、被拘束部材に対してソレノ
イドは充分安定して所要通りに機能し、従って相当な製
作誤差が許容される故に、本発明の自動扉装置における
扉ロック手段は充分安価に且つ安定して製作され得る。
ソレノイドによる被拘束部材に回転阻止作用は倍力機構
として機能する減速機構を介して扉に伝えられる故に、
比較的小さい力で被拘束部材の回転を阻止することによ
って充分に大きな力で扉の移動を阻止することができ
る。
【0013】開閉扉駆動用電動モータの回動位置は、該
モータの出力軸に連結された前記被拘束部材に周方向に
間隔をおいて複数個設けられた被係止手段と対向して配
設された検出手段によって検出され、該検出手段によっ
て検出された検出信号が制御手段へ出力される。
【0014】キープソレノイドと称される形式のソレノ
イドを使用する場合には、非通電時には直前の通電時に
おけるプランジャの状態を保持することができ、従っ
て、停電の際或いは意図的に電源遮断された際にも扉ロ
ック状態を維持することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に従って構成された自動扉装置
の好適実施例を示している添付図面を参照して、更に詳
細に説明する。
【0016】図1を参照して説明すると、自動扉装置は
ベルト機構2を具備している。かかるベルト機構2は、
図1において左右方向である扉移動方向に間隔をおいて
配設された一対のプーリ、即ち駆動プーリ4及び従動プ
ーリ6と、これらのプーリ4及び6に巻き掛けられた無
端ベルト8とを含んでいる。ベルト機構2における無端
ベルト8の下部走行部には適宜の連結具(図示していな
い)を介して開閉動扉10が連結されている。図1と共
に図2を参照して説明すると、自動扉装置には扉駆動用
電動モータ12も装備されている。この電動モータ12
の出力軸14の一端部は減速機構16を介して上記ベル
ト機構2の駆動プーリ4に駆動連結されている。減速機
構16は複数個の歯車(図示していない)を含む周知の
歯車式減速機構でよい。減速機構16と上記ベルト機構
2とは、電動モータ12を扉10に連結する駆動手段を
構成する。なお、本実施例においては、駆動手段として
減速機構16と上記ベルト機構2を用いたものを示した
が、例えば、スイング扉に本発明を適用する場合は、減
速機構の出力軸をスイング扉の回動軸に直接連結しても
よい。
【0017】上述した通りの自動扉装置においては、電
動モータ12の出力軸14の正転或いは逆転が減速機構
16を介してベルト機構2に伝動され、無端ベルト8が
適宜に移動せしめられ、かくして扉10が実線で示す閉
位置と2点鎖線で示す開位置との間で適宜に開閉動せし
められる。
【0018】図示の自動扉装置における上述した構成は
当業者には周知の形態でよく、本発明によって改良され
た自動扉装置における新規な特徴を構成するものではな
く、それ故にこれらについての詳細な説明は本明細書に
おいては省略する。
【0019】図2を参照して説明を続けると、電動モー
タ12の出力軸14の他端部は図2において右方に突出
せしめられており、そしてかかる他端部に全体を番号1
8で示す扉ロック手段が付設されている(上述した如く
電動モータ12の出力軸14の一端部は減速機構16に
接続されている)。この扉ロック手段18は、出力軸1
4の他端部に直接固定することによって出力軸14に連
結されている被拘束部材20を含んでいる。図3に明確
に図示する如く、図示の実施例における被拘束部材20
は周方向に間隔をおいて複数個の被係止孔46が形成さ
れた円板から構成されており、この被係止孔46が後の
説明から明らかになる通り、被係止手段として機能す
る。
【0020】扉ロック手段18は、更に、電磁ソレノイ
ド26も含んでいる。この電磁ソレノイド26は所定位
置に固定されたケース28と図2において左右方向に移
動自在にケース28に装着された可動プランジャ30と
を具備している。プランジャ30の先端部にはばね受け
32が配設されており、かかるばね受け32とケース2
8の左端面との間には圧縮コイルばね34が介在せしめ
られている。電磁ソレノイド26は所謂キープソレノイ
ドであるのが好適であり、ケース28内には直流電磁コ
イル36と共に永久磁石38が配設されている。それ自
体のキープソレノイドである電磁ソレノイド26におい
ては、実線で示す通りプランジャ30が突出せしめられ
ているプランジャ突出状態において電磁コイル36に特
定極性(例えば正極性)のパルス電流を供給すると、ば
ね34の弾性偏倚作用に抗してプランジャ30が2点鎖
線で示す吸引位置に磁気的に吸引される。そして、非通
電状態においても永久磁石38の磁気吸引力によって2
点鎖線で示すプランジャ吸引状態に維持される。2点鎖
線で示すプランジャ吸引状態において電磁コイル36に
上記極性に対して逆極性(例えば負極性)のパルス電流
を供給すると、永久磁石38の磁気吸引力に抗してプラ
ンジャ30が実線で示す突出位置に突出せしめられる。
そして、非通電状態においてもばね34の弾性偏倚作用
によってプランジャ突出状態に維持される。なお、本実
施例においては、キープソレノイドとして1個の電磁コ
イルを用い、該電磁コイルに正極性と逆極性のパルス電
流を供給する形式のものを示したが、プランジャの吸引
用と突出用にそれぞれ専用の電磁コイルを有する形式の
ものを用いてもよい。
【0021】電磁ソレノイド26のプランジャ30の先
端部には拘束ロッド40が接続されている。なお、拘束
ロッド40はプランジャ30と一体に形成することもで
きる。上記被拘束部材20に隣接せしめて静止案内ブロ
ック42が配設されており、かかる案内ブロック42の
所要位置には貫通案内孔44が形成されている。そし
て、かかる貫通案内孔44に上記拘束ロッド40の先端
部が挿通せしめられている。
【0022】図2において、70は上記被拘束部材20
に形成された被係止孔46と対向して配設された検出手
段で、上記電動モータの回動位置を検出して後述する制
御装置80へ検出信号を出力する。該検出手段は例えば
光電管を用いた透過型センサであり、その発光管72か
ら発行された光が上記被拘束部材20に形成された被係
止孔46の一つを通過して受光管74に受光され次に上
記光が上記被拘束部材20によって遮られたとき、上記
電動モータ12が所定角度回動したことを検出する。な
お、検出手段は上述した透過型センサに限ることなく反
射型センサを用いてもよい。
【0023】制御装置80は、制御プログラムに従って
演算処理する中央処理手段82と、制御プログラムを格
納するROMおよび検出データなどを格納する読み書き
可能なRAMとを有する記憶手段84と、入出力インタ
ーフェース86とからなっており、上記検出手段70か
らの信号や操作盤90からの信号および人の存在を検出
する起動センサ94からの信号等に基づいて上記電動モ
ータ12および電磁ソレノイド26の作動を制御する。
【0024】なお、図中92は、上記制御装置80から
の制御信号に基づいて上記電動モータ12に電力を供給
する駆動回路である。
【0025】上述した通りの自動扉装置において、通常
の場合、即ち適宜に扉を開閉動せしめる場合には、制御
装置80からの指令により、電磁ソレノイド26はプラ
ンジャ吸引状態に位置せしめられており、電磁ソレノイ
ド26のプランジャ30は2点鎖線で示す吸引位置(被
作用状態)にある。かかる状態においては、拘束ロッド
40の先端は被拘束部材20よりも後方(図2において
右方)に後退せしめられており、従って被拘束部材20
は拘束されることなく回転することができ、電動モータ
12の付勢に応じて扉10は適宜に開閉動せしめられ
る。電磁ソレノイド26は非通電状態においても上記吸
引状態に維持される故に、扉開閉動時に電磁ソレノイド
26を通電状態に維持する必要はない。一方、夜間等に
おいて扉10を所要位置(例えば閉位置)にロックする
場合には、操作盤90からの入力信号に基づいて、制御
装置80は電磁ソレノイド26に上記逆極性のパルス電
流を供給し、電磁ソレノイド26をプランジャ突出状態
(作用状態)に作動せしめる。かくすると、電磁ソレノ
イド26のプランジャ30が実線で示す突出位置に作動
せしめられ、拘束ロッド40の先端部が被拘束部材20
の周方向に間隔をおいて形成された複数個の被係止孔4
6の1個に係合し、かくして被拘束部材20の回転が拘
束ロッド40によって拘束される。かかる拘束作用は減
速機構16を介してベルト機構2に作用し、従って扉1
0が所要位置に移動不能にロックされる。減速機構16
が所謂倍力機構として機能し、従って拘束ロッド40に
よる被拘束部材20の回転阻止力は小さくても、充分に
大きな力によって扉10の移動を阻止することができ
る。加えて、電磁ソレノイド26は非通電状態でもプラ
ンジャ突出状態に維持される故に、扉ロック状態におい
て停電になる或いは意図的に電源遮断されても、扉ロッ
ク手段18の扉ロック機能は毀損されることなく維持さ
れる。被拘束部材20と拘束ロッド40との相対関係
は、単に、電磁ソレノイド26のプランジャ30の吸引
に応じて拘束ロッド40が吸引せしめられると、拘束ロ
ッド40が被拘束部材20から離隔し、電磁ソレノイド
26のプランジャ30の突出に応じて拘束ロッド40が
突出せしめられると、拘束ロッド40が被拘束部材20
に作用して被拘束部材20の回転を阻止する(尚、拘束
ロッド40が突出せしめられた時点において、拘束ロッ
ド40の先端部と被拘束部材20の被係止孔46とが整
合していない場合には、拘束ロッド40は被拘束部材2
0の被係止孔46に係止することができず、被拘束部材
20の側面に当接せしめられるが、かかる状態から被拘
束部材20が幾分か回転すると、拘束ロッド40の先端
部が被拘束部材20の被係止孔46と整合するようにな
って、拘束ロッド40が被係止孔46内に進入する)と
いう条件を充足しさえすれば充分であり、従ってこれら
の製作に起因して製作コストが大幅に増大することはな
い。
【0026】扉の開閉作動時において、電動モータ12
は制御装置80の指令によって正転または逆転せしめら
れるが、この回動位置は電動モータ12出力軸14に取
り付けられた被拘束部材20の被係止孔46と対向して
配設された検出手段70によって検出され、その検出信
号が制御装置80に送られることにより、常に電動モー
タ12の回動位置を監視することができる。このように
扉ロック手段18の被拘束部材20が電動モータ12の
回動位置を検出する検出手段の一部として機能するた
め、回動位置を検出するための回転板を別途設ける必要
がない。
【0027】図4および図5はそれぞれ被拘束部材20
の変形例を示している。図4に示す変形例においては、
被拘束部材20は通常のスプロケットホイールから構成
されており、その周縁部に形成されている複数個のスプ
ロケット爪22間の空隙が被係止手段の一態様である被
係止切欠24として機能するとともに、透過型センサの
光線が通過する空間として機能する。この変形例におい
ては、電磁ソレノイド26がプランジャ突出状態に作動
せしめられると、拘束ロッド40は被係止手段を構成す
る被係止切欠24の1個を貫通してこれに係止せしめら
れる。また、回動位置の検出は透過型センサの光線がス
プロケット爪22の空隙を通過し、次にスプロケット爪
22によって光線が遮られることにより、所定角度の回
動が検出される。図5に示す変形例においては、被拘束
板20はその側面に周方向に間隔をおいて複数個の係止
凸部50が形成されている円板から構成されている。か
かる場合、電磁ソレノイド26がプランジャ突出状態に
作動せしめられると、拘束ロッド40は被係止手段を構
成する被係止凸部50の1個に干渉してこれに係止せし
められる。
【0028】図6は図5に示す被拘束板20を用いた場
合に好適な検出手段の変形例を示すものである。本変形
例においては、被拘束板20の側面に周方向に間隔をお
いて形成された被係止凸部50の周縁に対向して電動モ
ータ12の回動位置を検出する検出手段である磁気セン
サ76を配設したものである。かかる場合、被係止凸部
50の一つの周縁が磁気センサ76に対向したときの磁
力の変化によって電動モータ12の回動位置を検出する
ことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の自動扉装置においては、扉ロッ
ク手段は充分に安価に製作することができるにもかかわ
らず、減速機構を倍力機構として利用して扉を所要位置
に充分確実にロックすることができる。
【0030】また、本発明の自動扉装置においては、扉
ロック手段の構成部材である被拘束部材を開閉扉駆動用
電動モータの回動位置を検出するための回転板として機
能刷るようにしたので、部品点数を削減することができ
るとともに、装置全体をコンパクトに構成することがで
きる。
【0031】更に、本発明の自動扉装置においては、非
通電状態においても電磁ソレノイドのプランジャは突出
状態或いは吸引状態に維持される故に、扉開閉時に電磁
ソレノイドを通電状態に維持する必要はなく、そしてま
た停電或いは意図的に電源遮断されても扉ロック手段の
扉ロック作用が毀損されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された自動扉装置を簡略に
示す正面図。
【図2】図1の自動扉装置における電動モータ、減速機
構、扉ロック手段および制御装置を、一部を断面で示す
簡略平面図。
【図3】図1の自動扉装置における扉ロック手段の被拘
束部材を示す部分斜面図。
【図4】扉ロック手段の被拘束部材の変形例を示す部分
斜面図。
【図5】扉ロック手段の被拘束部材の他の変形例を示す
部分斜面図。
【図6】扉駆動用電動モータの回動位置検出手段の変形
例を示す一部を断面で示す側面図。
【符号の説明】
2:ベルト機構(駆動連結機構) 4:駆動プーリ 6:従動プーリ 8:無端ベルト 10:開閉動扉 12:電動モータ 14:電動モータの出力軸 16:減速機構 18:扉ロック手段 20:被拘束部材 22:スプロケット爪 24:被係止切欠(被係止手段) 26:電磁ソレノイド 28:電磁ソレノイドのケース 30:電磁ソレノイドのプランジャ 32:電磁ソレノイドのばね受け 34:電磁ソレノイドの圧縮コイルばね 36:電磁ソレノイドの電磁コイル 38:電磁ソレノイドの永久磁石 40:拘束ロッド 42:案内ブロック 44:貫通案内孔 46:被係止孔(被係止手段) 50:被係止凸部(被係止手段) 70:透過型センサ(検出手段) 72:発光管 74:受光管 76:磁気センサ(検出手段) 80:制御装置 82:中央処理手段 84:記憶手段 86:入出力インターフェース 90:操作盤 92:駆動回路 94:起動センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉動扉と、該開閉扉駆動用電動モータ
    と、該電動モータと前記扉との間に配設され且つ電動モ
    ータの出力軸の回転を減速して前記扉に伝動するための
    減速機構を含んでいる駆動手段と、前記扉を所定位置に
    ロックするための扉ロック手段と、前記電動モータおよ
    び扉ロック手段の作動を制御する制御装置とを有する自
    動扉装置において、 前記扉ロック手段を前記電動モータの出力軸に連結され
    周方向に間隔をおいて複数個の被係止手段を備えた被拘
    束部材と、該被拘束部材の被係止手段と係合可能な拘束
    ロッドを備えたプランジャを有する電磁ソレノイドとに
    よって構成するとともに、前記被拘束部材の被係止手段
    と対向して配設し前記電動モータの回動位置を検出して
    検出信号を前記制御装置へ出力する検出手段を設けた、
    ことを特徴とする自動扉装置。
  2. 【請求項2】 前記被拘束部材の被係止手段は被係止
    孔、被係止切欠或いは被係止凸部である、請求項1記載
    の自動扉装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁ソレノイドは、非通電時には直
    前の通電時におけるプランジャの状態を保持するもので
    ある、請求項1記載の自動扉装置。
JP5026019A 1993-01-22 1993-01-22 自動扉装置 Withdrawn JPH06221055A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988006289A1 (en) * 1987-02-12 1988-08-25 Terumo Kabushiki Kaisha Ion sensor
WO1988007677A1 (en) * 1987-03-27 1988-10-06 Terumo Kabushiki Kaisha Ion sensor
KR20030000014A (ko) * 2002-11-29 2003-01-03 박영환 자동문의 록킹장치
KR100440206B1 (ko) * 2001-11-15 2004-07-14 주식회사 뉴웰 디지탈 도어록의 비접촉 감지장치

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