JPH06220674A - 過弗化臭化アルカンまたはエーテル基含有過弗化臭化アルカンを製造する方法 - Google Patents

過弗化臭化アルカンまたはエーテル基含有過弗化臭化アルカンを製造する方法

Info

Publication number
JPH06220674A
JPH06220674A JP5236546A JP23654693A JPH06220674A JP H06220674 A JPH06220674 A JP H06220674A JP 5236546 A JP5236546 A JP 5236546A JP 23654693 A JP23654693 A JP 23654693A JP H06220674 A JPH06220674 A JP H06220674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
formula
alkanecarboxylic
perfluoro
perfluorinated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5236546A
Other languages
English (en)
Inventor
Hans Millauer
ハンス・ミルアウエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPH06220674A publication Critical patent/JPH06220674A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B3/00Electrolytic production of organic compounds
    • C25B3/20Processes
    • C25B3/27Halogenation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C19/00Acyclic saturated compounds containing halogen atoms
    • C07C19/08Acyclic saturated compounds containing halogen atoms containing fluorine
    • C07C19/14Acyclic saturated compounds containing halogen atoms containing fluorine and bromine

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式 X−(CF2 p −Br 〔式中、
Xは水素原子または弗素原子を意味しそしてpは2〜1
0の整数である 。〕で表される過弗化臭化アルカンま
たは一般式Ia 〔式中、qは0または1〜4の整数。〕で表されるエー
テル基含有過弗化臭化アルカンを製造するに当たって、
一般式 X−(CF2 p −COOH (II)で表され
る過弗化アルカンカルボン酸または一般式IIa で表されるエーテル基含有過弗化アルカンカルボン酸を
水性電解液中で臭素および脂肪族ニトリルの存在下に電
解脱カルボキシル化に委ねる。 【効果】 この方法で原料を高収率且つ良好な純度で上
記化合物に転化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式 X−(CF2 p −Br (I) 〔式中、Xは水素原子または弗素原子を意味しそしてp
は2〜10の整数である。〕で表される過弗化臭化アル
カンまたは一般式
【0002】
【化3】
【0003】〔式中、qは0または1〜4の整数であ
る。〕で表されるエーテル基含有過弗化臭化アルカンを
製造する方法に関する。
【0004】
【従来技術】長鎖の過弗化臭化アルカン、例えばペルフ
ルオロ−1−ブロモオクタンまたはエーテル基含有過弗
化臭化アルカン、例えばペルフルオロ−2−ブロモ−5
−メチル−3,6−ジオキサノナンは、酸素および二酸
化炭素を著しく溶解する能力を有しておりそしてそれ故
に医薬分野で血液代用物質として並びにレントゲン造影
剤として使用される。
【0005】1つの水素原子を含有する短鎖の過弗化臭
化アルカン、例えばH−CF2 −CF2 −Brは低いオ
ゾン分解電位の消火材料として適している。過弗化臭化
アルカンあるいはエーテル基含有過弗化臭化アルカンは
色々な方法で製造できる:ドイツ特許(C)第1,15
5,104号明細書の方法によれば、ガス状のトリフル
オロメタンを臭素化することによってトリフルオロブロ
モメタンが製造される。
【0006】ヨーロッパ特許出願公開第0,295,5
82号明細書の方法によれば、過弗化アルカンカルボン
酸またはオキサ−アルカンカルボン酸の乾燥された塩を
非プロトン性溶剤中で臭素の存在下に脱カルボキシル化
することによって過弗化臭化アルカンが製造される。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課
題は、原料としてのフルオロアルカンカルボン酸並びに
エーテル基含有フルオロアルカンカルボン酸を反応させ
て過弗化臭化アルカン並びにエーテル基含有過弗化臭化
アルカンを製造する方法を提供することである。これら
原料は高収率で且つ良好な純度で所望の目的生成物に転
化できるべきである。この方法は連続的にも実施できべ
きである。
【0008】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、この課
題は、一般式 X−(CF2 p −COOH (II) 〔式中、Xは水素原子または弗素原子を意味しそしてp
は2〜10の整数である。〕で表される過弗化アルカン
カルボン酸または一般式
【0009】
【化4】
【0010】〔式中、qは0または1〜4の整数であ
る。〕で表されるエーテル基含有過弗化アルカンカルボ
ン酸を水性電解液中で臭素および脂肪族ニトリルの存在
下に電解脱カルボキシル化に委ねることによって解決さ
れる。
【0011】本発明の方法は、以下の構成要件も追加的
に選択することができ、それが特に有利である: a)炭素原子数1〜6の脂肪族ニトリルを使用する; b)脂肪族ニトリルとしてアセトニトリル、プロピオン
ニトリルまたはイソブチロ ニトリルを使用する; c)水性電解液として 1〜40重量% のニトリル 1〜70重量% の式IIまたはIIaのアルカンカルボン酸 5〜100モル% (アルカンカルボン酸を基準とする)
のアルカリ水酸化物 50〜200モル% (アルカンカルボン酸を基準とす
る)の臭素 残量の水 より成る混合物を電解する; d)アルカンカルボン酸として α)XがHである式IIのω−H−ペルフルオロアルカン
酸:3−H−ペルフルオロプロピオン酸、5−H−ペル
フルオロペンタン酸、7−H−ペルフルオロヘプタン
酸、9−H−ペルフルオロノナン酸; β)XがFである式IIのペルフルオロアルカン酸:ペル
フルオロペンタン酸、ペルフルオロヘプタン酸、ペルフ
ルオロオクタン酸、ペルフルオロノナン酸、ペルフルオ
ロデカン酸またはペルフルオロウンデカン酸; γ)式IIaのペルフルオロエーテルカルボン酸:ペルフ
ルオロ−2−メチル−3−オキサヘキサン酸、ペルフル
オロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサノナン酸、
ペルフルオロ−2,5,8−トリメチル−3,6,9−
トリオキサドデカン酸またはペルフルオロ−2,5,
8,11−テトラメチル−3,6,9,12−テトラオ
キサペンタデカン酸を使用する; e)アルカンカルボン酸を中和したまたは部分的に中和
した状態で使用する; f)アルカンカルボン酸の中和または部分中和の為のア
ルカリ水酸化物として水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムまたはテトラアルキル−アンモニウム−ヒドロキシド
を使用する; g)電解脱カルボキシル化の間にアルカンカルボン酸を
未中和状態で、電解脱カルボキシル化の際に消費される
程度に配量供給する; h)臭素を電解脱カルボキシル化の間に電解液に少し宛
分けてまたは連続的に添加する; i)20〜500、特に50〜250mA/cm2 の電
流密度に調整する; j)電解脱カルボキシル化を−10℃〜50℃の温度で
実施する; k)電解脱カルボキシル化を非分割のガラス製ビーカー
−セル中でまたは貫流セル中で実施する; l)電解脱カルボキシル化を分割された電解セルで実施
し、その際に陽極室および陰極室はイオン選択膜または
隔膜によって互いに分離されている; m)アルカンカルボン酸および臭素を陽極室に導入す
る。
【0012】分割された電解セルを用いる場合には、ア
ルカン酸を中和した状態で使用するのが合目的的であ
る。非分解の電解セルを用いる場合には、5および10
0% の中和度が合目的的である。
【0013】陽極材料としては白金または他の貴金属、
白金または他の貴金属で被覆された金属およびガラス様
炭素が使用される。陰極材料としては陽極材料として挙
げた材料並びにグラファイトまたはチタンが使用され
る。
【0014】驚くべきことに、式IあるいはIaの所望
の生成物が、電解液として水とニトリルとの混合物を使
用した時にだけ生じる。これに対して、水だけまたはニ
トリルだけを電解液として使用した場合には、式Iある
いはIaの生成物が得られない。
【0015】
【実施例】本発明を図面1および2並びに以下の実施例
によって更に詳細に説明する:実施例1 実施例1では、図1に垂直断面を図示した如きビーカー
−ガラスセルを使用する。外部冷却ジャケット1を備え
た内径100mmで高さ150mmの円筒状ガラス容器
中には、底部に陽極2として役立つ円形の白金薄板(面
積;約35cm 2 )が在る。その陽極の上には長さ30
mmのマグネット−スタラー3が置かれている。セル
は、沢山の穿孔のあるポリエチレン製栓4で封じられて
いる。中央の穿孔を通してポリエチレン製管状物5(内
径50mm)が案内されており、この管状物はその下部
末端の所で、ネジ止めによって水平に張られた陽イオン
交換膜6〔Nafion(登録商標)427〕で封じら
れている。管状物5は、ポリエチレン製栓12で頂部を
封じられている。こうして形成される陰極液中に、同様
に水平に配置されたクロムニッケル鋼製ネット(面積;
約23cm2 )が在り、これが陰極7として役立つ。栓
4を通して窒素導入管8並びに温度計9が案内されてい
る。排出管10および11を通して、陽極室および陰極
室からガス状反応生成物が漏れ出す。陽極液として、2
30g の0.35重量% 濃度の苛性ソーダ水溶液に9
2.8g (0.20モル)の過弗化ノナン酸(式II、X
=F、p=8)を溶解した中性溶液、100g のアセト
ニトリルおよび24g (0.30モル)の臭素を使用す
る。陰極液は100g の1重量% 濃度苛性ソーダ水溶液
より成る。
【0016】電解は20℃の温度および1.8アンペア
ーの電流強度で0.25ファラディーの電荷通過量まで
行い、マグネット−スタラーの回転速度は600回転/
分である。電解後に沈澱した生成物を分液ろとで分離
し、水で洗浄しそして硫酸ナトリウムで乾燥する。ガス
クロマトグラフィー分析によると95.1% のペルフル
オロ−1−ブロモオクタン(式I、X=F、p=8)を
含有する97.2g の粗生成物が得られる。これから算
出される生成物収率は92.5% であり、電流収率は8
0% である。分別蒸留によって140〜141℃の沸点
を持つ生成物が得られる。
【0017】実施例2 実施例1を別の原料を使用して実施する。82.8g
(0.20モル)のペルフルオロオクタン酸(式II、X
=F、p=7)および24g (0.30モル)の臭素か
ら出発して、84.2g のペルフルオロ−1−ブロモヘ
プタン(式I、X=F、p=7)が93% の純度で得ら
れる。これは87.2% の生成物収率および72.5%
の電流収率に相当する。分別蒸留によって121〜12
2℃の沸点を持つ無色の生成物が得られる。
【0018】実施例3 実施例3の為に、実施例1に記載した装置を用いる。排
出管10から漏れ出す反応生成物を、後に連結された洗
浄ビンに通して最初に20重量% 濃度苛性ソーダで、次
に濃硫酸でそして次にドライアイスで冷却された冷却ト
ラップに通す。
【0019】陽極液を製造する為に、98g (0.67
モル)の3−H−ペルフルオロプロパン酸(式II、X=
H、p=2)を、100g の水に26.8g (0.67
モル)の水酸化ナトリウムを溶解した溶液と混合し、次
に20g のアセトニトリルとそして6g の臭素と混合す
る。陰極液は25重量% 濃度の硫酸より成る。
【0020】電解は10℃の温度および3アンペアーの
初期電流強度で500回転/分のマグネット−スタラー
回転速度にて行う。0.67ファラディーの電荷通過後
に電流強度を2アンペアーに下げる。全電荷量は0.9
0ファラディーである。セル電圧は12〜14ボルトで
ある。電解の過程で更に60g の臭素を12回に分けて
陽極液に添加する。電解の後に陽極液を40℃に加温し
そして残留生成物を弱い窒素流で追い出す。
【0021】冷却用トラップ中に生じる無色の凝縮物
(80.2g )はガスクロマトグラフィー分析によると
94.7% の1−ブロモ−1,1,2,2−テトラフル
オルエタン(式I、X=H、p=2)および4.7% の
1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタ
ン、0.3% のアセトニトリルおよび0.3% の未知化
合物を含有している。これから算出される生成物収率は
63% であり、電流収率は46% である。
【0022】実施例4 実施例4の為に、実施例1に記載した装置を用いる。陽
極液を製造する為に、123g (0.50モル)の5−
H−ペルフルオロペンタン酸(式II、X=H、p=4)
を、150g の水に28g (0.50モル)の水酸化カ
リウムを溶解した溶液と混合し、次に50g のアセトニ
トリルおよび6g の臭素と混合する。陰極液は25重量
% 濃度の硫酸より成る。
【0023】電解は10℃の温度および2.5アンペア
ーの電流強度で500回転/分のマグネット−スタラー
回転速度にて行う。電荷量は0.67ファラディーであ
る。セル電圧は12〜24ボルトである。
【0024】電解の過程で更に50g の臭素を10回に
分けて陽極液に添加する。電解の後に陽極液の下部相を
分離しそして氷冷した1重量% 濃度苛性ソーダで、濃硫
酸でおよび水で相前後して2度洗浄する。得られる粗生
成物(96g )はガスクロマトグラフィーによると97
% の1−ブロモ−1,1,2,2,3,3,4,4−オ
クタフルオルブタン(式I、X=H、p=4)より成
る。蒸留によって66〜67℃で沸騰する生成物が得ら
れる。生成物収率は66% であり、電流収率は55% で
ある。
【0025】実施例5 実施例5では、図2に図示した如き、各200cm2
電極面積を持つ平行に配置された板状電極の在る分割さ
れた貫流セル中で実施する。陽極は白金薄板で構成され
ている。陰極としてグラファイト製板を使用する。この
セルは陽イオン交換膜(〔Nafion(登録商標)4
27〕で分割されている。
【0026】陽極液の循環系は冷却蛇管を備えた陽極液
用容器1、陽極液用ポンプ2および電解セルの陽極室3
で構成されている。陽極液用容器1は、ガス搬出導管4
を通して漏れ出すガス状反応生成物を分離するのに役立
つ。液状反応生成物の流し出しは取出導管5を通して行
う。陰極液循環系は陰極液用容器1’、陰極液用ポンプ
2’および電解セルの陰極室3’で構成されている。ガ
ス搬出導管4’を通して、電解の際に生じる水素が漏れ
出す。取出導管5’を通して、陰極で生じたアルカリ金
属水酸化物溶液が取り出される。陽極液循環系のガス搬
出導管4には、ドライアイスで冷却されたトラップが連
結されている。陽極液循環系に、743g (2.25モ
ル)のペルフルオロ−2−メチル−3−オキサヘキサン
酸(式IIa、q=0;純度約98% )の溶液を導入す
る。これを1600g の5.7重量% 濃度の苛性アルカ
リ水溶液にてpH5まで中和しそして次に500g のア
セトニトリルおよび180g (2.25モル)の臭素と
混合する。
【0027】陰極液循環系には300g の1重量% 濃度
苛性ソーダ水溶液を導入する。陽極液のポンプ循環速度
は200リットル/時であり、陰極液のそれは50リッ
トル/時である。
【0028】電解は20〜30℃の温度および30アン
ペアーの電流強度で2.92ファラディーの電荷通過量
まで実施する。必要とされるセル電圧は最初の7Vから
約13Vに増加する。電解の過程で更に180g の臭素
を連続的に滴加する。5.7重量% の苛性ソーダ溶液の
添加によって陽極液のpH値を電解の間、3〜3.5に
維持する。陽極液から特に重い相として沈澱する粗生成
物並びに冷却トラップで捕捉される生成物を、一緒に5
重量% 濃度苛性ソーダ水溶液で洗浄する。ガスクロマト
グラフィーで測定される次の組成を持つ692g の粗生
成物が得られる(面積% で表示): 97.8% のペルフルオロ−2−ブロモ−3−オキサヘ
キサン(式Ia、q=0) 1.3% の二量体生成物 0.6% のペルフルオロ−2−ブロモ−5−メチル−
3,6−ジオキサノナン(式Ia、q=1) これから、使用した酸を基準として82.4% の生成物
収率および63.3%の電流収率が算出される。
【0029】実施例6 実施例6の為に、実施例5に記載の装置を利用する。陽
極液の循環系は1200g の6.7重量% 濃度の苛性ソ
ーダ水溶液にてpH5〜6に中和されている992g
(2.00モル)のペルフルオロ−2,5−ジメチル−
3,6−ジオキサヘキノナン酸(式IIa、q=1)、5
00g のアセトニトリルおよび120g (1.50モ
ル)の臭素を含有する。陰極液循環系は300g の1重
量% 濃度苛性ソーダ水溶液より成る。陽極液のポンプ循
環速度は200リットル/時であり、陰極液のそれは5
0リットル/時である。30アンペアーの電流強度およ
び30℃の温度で、7.5〜12.5Vの電圧のもので
2.4ファラディーの電荷通過量まで電解を行う。電解
の最初の半分の過程で、120g の臭素を陽極液に連続
的に配量供給する。電解の間に陽極液のpH値を、6.
7重量% 濃度の苛性ソーダ水溶液の添加によって3〜4
に維持する。生成物は陽極液から特に重い相として取出
導管5を通して取り出される。5重量% の苛性ソーダ水
溶液で洗浄した後にガスクロマトグラフィーで測定され
る次の組成を持つ974g の粗生成物が得られる(面積
% で表示): 97.1% のペルフルオロ−2−ブロモ−5−メチル−
3,6−ジオキサノナン(式Ia、q=1) 2.6% の二量体生成物 0.3% のペルフルオロ−2−ブロモ−3−オキサヘキ
サン(式Ia、q=0) これから、使用した酸を基準として89% の生成物収率
および74% の電流収率が算出される。
【0030】実施例7 実施例7の為に、実施例5に記載の装置を利用する。陽
極液の循環系に次の様に製造した溶液を導入する。13
24g (2.0モル)のペルフルオロ−2,5,8−ト
リメチル−3,6,9−トリオキサドデカン酸(式II
a、q=2)を1200g の6.7重量% の苛性ソーダ
水溶液と混合しそして500g のアセトニトリルおよび
120g (1.5モル)の臭素と混合する。陰極液循環
系は300g の1重量% 濃度苛性ソーダ水溶液より成
る。陽極液のポンプ循環速度は200リットル/時であ
り、陰極液のそれは50リットル/時である。
【0031】25〜30℃の温度および20アンペアー
の電流強度で2.4ファラディーの電荷通過量まで7〜
14Vのセル電圧のもとで電解する。電解の過程で、1
60g の臭素を陽極液に連続的に配量供給する。電解の
終了後に、特に重い相を陽極液から分離しそして5重量
% 濃度苛性ソーダ水溶液で洗浄する。残留物として、ガ
スクロマトグラフィーで測定される次の組成を持つ11
26g の粗生成物が得られる(面積% で表示): 96.5% のペルフルオロ−2−ブロモ−5,8−ジメ
チル−3,6,9−トリオキサデカン(式Ia、q=
2) 1.5% の二量体生成物 0.8% のペルフルオロ−2−ブロモ−5−メチル−
3,6−ジオキサノナン(式Ia、q=1) これは、使用した酸を基準として78% の生成物収率お
よび73% の電流収率に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する為の装置の1実施形態
の装置の概略図である。
【符号の説明】
1 冷却ジャケット 2 陽極 3 マグネット−スタラー 4 栓 5 管状物 6 陰イオン交換膜 7 陰極 8 窒素導入管 9 温度計 10、11 排出管 12 栓
【図2】本発明の方法を実施する為の装置の1実施形態
の装置の概略図である。
【符号の説明】
1 陽極液用容器 1’陰極液用容器 2 陽極液用ポンプ 2’陰極液用ポンプ 3 陽極室 3’陰極室 4,4’ガス排出導管 5,5’取出導管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 X−(CF2 p −Br (I) 〔式中、Xは水素原子または弗素原子を意味しそしてp
    は2〜10の整数である。〕で表される過弗化臭化アル
    カンまたは一般式 【化1】 〔式中、qは0または1〜4の整数である。〕で表され
    るエーテル基含有過弗化臭化アルカンを製造するに当た
    って、一般式 X−(CF2 p −COOH (II) 〔式中、Xは水素原子または弗素原子を意味しそしてp
    は2〜10の整数である。〕で表される過弗化アルカン
    カルボン酸または一般式 【化2】 〔式中、qは0または1〜4の整数である。〕で表され
    るエーテル基含有過弗化アルカンカルボン酸を水性電解
    液中で臭素および脂肪族ニトリルの存在下に電解脱カル
    ボキシル化に委ねることを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 水性電解液として 1〜40重量% のニトリル 1〜70重量% の式IIまたはIIaのアルカンカルボン酸 5〜100モル% (アルカンカルボン酸を基準とする)
    のアルカリ水酸化物 50〜200モル% (アルカンカルボン酸を基準とす
    る)の臭素 残量の水 より成る混合物を電解する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 アルカンカルボン酸として α)XがHである式IIのω−H−ペルフルオロアルカン
    酸;3−H−ペルフルオロプロピオン酸、5−H−ペル
    フルオロペンタン酸、7−H−ペルフルオロヘプタン
    酸、9−H−ペルフルオロノナン酸; β)XがFである式IIのペルフルオロアルカン酸:ペル
    フルオロペンタン酸、ペルフルオロヘプタン酸、ペルフ
    ルオロオクタン酸、ペルフルオロノナン酸、ペルフルオ
    ロデカン酸またはペルフルオロウンデカン酸; γ)式IIaのペルフルオロエーテルカルボン酸:ペルフ
    ルオロ−2−メチル−3−オキサヘキサン酸、ペルフル
    オロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサノナン酸、
    ペルフルオロ−2,5,8−トリメチル−3,6,9−
    トリオキサドデカン酸またはペルフルオロ−2,5,
    8,11−テトラメチル−3,6,9,12−テトラオ
    キサペンタデカン酸 を使用する請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 アルカンカルボン酸を中和したまたは部
    分的に中和した状態で使用しそしてアルカンカルボン酸
    の中和または部分中和の為に水酸化ナトリウム、水酸化
    カリウムまたはテトラアルキル−アンモニウム−ヒドロ
    キシドを使用する請求項1〜3のいずれか一つに記載の
    方法。
JP5236546A 1992-09-23 1993-09-22 過弗化臭化アルカンまたはエーテル基含有過弗化臭化アルカンを製造する方法 Withdrawn JPH06220674A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4231744A DE4231744A1 (de) 1992-09-23 1992-09-23 Verfahren zur Herstellung von perfluorierten Bromalkanen oder Ethergruppen enthaltenden perfluorierten Bromalkanen
DE4231744:4 1992-09-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06220674A true JPH06220674A (ja) 1994-08-09

Family

ID=6468565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5236546A Withdrawn JPH06220674A (ja) 1992-09-23 1993-09-22 過弗化臭化アルカンまたはエーテル基含有過弗化臭化アルカンを製造する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5328571A (ja)
EP (1) EP0589214B1 (ja)
JP (1) JPH06220674A (ja)
AT (1) ATE131545T1 (ja)
DE (2) DE4231744A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2806077B1 (fr) * 2000-03-07 2004-01-30 Solvay Procede pour l'obtention d'un hydrofluoroalcane epure, hydrofluoroalcane epure, utilisation de l'hydrofluoroalcane et methode d'analyse d'un hydrofluoroalcane
US7077960B2 (en) * 2000-03-07 2006-07-18 Solvay (Societe Anonyme) Method for obtaining a purified hydrofluoroalkane, purified hydrofluoroalkane, use of same and method for analysing same
CN105917168B (zh) 2014-01-23 2019-04-02 索拉劳尼克斯股份有限公司 燃气辐射发射器

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1155104B (de) * 1960-07-30 1963-10-03 Hoechst Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Trifluorbrommethan
GB949877A (en) * 1961-11-30 1964-02-19 Hoechst Ag Process and device for the manufacture of trifluorobromomethane
US3274081A (en) * 1962-09-20 1966-09-20 Minnesota Mining & Mfg Electrochemical process for making fluorine-containing carbon compounds
FR1404744A (fr) * 1963-06-25 1965-07-02 Perfectionnements à la préparation d'acides perfluoro-carboxyliques aliphatiques
IT1186704B (it) * 1985-04-04 1987-12-16 Motefluos Spa Perfluorcalcani e aloperfluoroalcani,loro precursori e loro processo di sintesi
DE3631560A1 (de) * 1986-09-17 1988-04-14 Hoechst Ag Halogenhaltige ether
DE3720323A1 (de) * 1987-06-19 1988-12-29 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von chlor, brom oder iod sowie ethersauerstoff enthaltenden, weitgehend perfluorierten alkylverbindungen und neue chlor, brom oder iod sowie ethersauerstoff enthaltende perfluoralkylverbindungen
IT1230873B (it) * 1989-06-20 1991-11-08 Ausimont Srl Processo per la preparazione di peraloeteri da peraloolefine e nuovi peraloeteri ottenuti.

Also Published As

Publication number Publication date
DE59301160D1 (de) 1996-01-25
US5328571A (en) 1994-07-12
ATE131545T1 (de) 1995-12-15
EP0589214B1 (de) 1995-12-13
EP0589214A1 (de) 1994-03-30
DE4231744A1 (de) 1994-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4162948A (en) Method of dehalogenating halogenated hydrocarbon to yield elemental halogen
EP0364103B1 (en) Production of fluorocarbons
JPH06220674A (ja) 過弗化臭化アルカンまたはエーテル基含有過弗化臭化アルカンを製造する方法
US3950235A (en) Electrolytic method of producing branched perfluoro-alkanes
EP0164954A2 (en) Process for the preparation of 1-chloro-1,2,2,2-tetrafluorethane
US3298940A (en) Fluorination process
Huba et al. The formation and role of carbocations in electrolytic fluorination using hydrogen fluoride electrolytes in a nafion membrane-divided Teflon cell
US4097344A (en) Electrochemical coupling of perfluoroalkyl iodides
US7918987B2 (en) Electrochemical process to prepare a halogenated carbonyl group-containing compound
JPS6077983A (ja) オクタフルオロプロパンの製造方法
US2806817A (en) Electrolytic fluorination of organic compounds
US3876515A (en) Method for manufacture of perfluorocyclohexane derivatives
CA1159011A (en) Generation of chlorine/chlorine dioxide mixtures
AU592265B2 (en) Electrochemical process
TWI389882B (zh) 製備經鹵化之含羰基化合物之電化學方法
JPH08504001A (ja) 電気化学的弗素化方法
JPS6132398B2 (ja)
JPS6293387A (ja) パ−フルオロアルカン酸またはパ−フルオロアルカノ−ルの電解製造方法
JPH04221324A (ja) パーフルオロ有機化合物の製造方法
US4014762A (en) Process for the preparation of hexafluoropropene epoxide
JPS6267186A (ja) ペルフルオロカブリル酸フロライドの製造法
WO2024075007A1 (en) New process for the manufacture of nonafluoro-tert-butyl alcohol by electrofluorination (ecf)
RU2071509C1 (ru) Способ получения октафторциклобутана
Nagase et al. Electrochemical Fluorination of Aldehydes
Becker et al. Anodic oxidation of alicyclic bromides in acetonitrile

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128