JPH06220610A - 金色の反射体およびその製造方法 - Google Patents
金色の反射体およびその製造方法Info
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- JPH06220610A JPH06220610A JP33801792A JP33801792A JPH06220610A JP H06220610 A JPH06220610 A JP H06220610A JP 33801792 A JP33801792 A JP 33801792A JP 33801792 A JP33801792 A JP 33801792A JP H06220610 A JPH06220610 A JP H06220610A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control layer
- reflection control
- gold
- substrate
- silver
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 銀を主体とする表面を有する基体上に、直接
または他の透明層を介して反射制御層を設ける。この反
射制御層側の光反射率の波長分布がこの反射制御層側の
光反射率の波長分布が、反射率をR(%)、光の波長を
λ(nm)としたとき、λ=450〜800nmの可視光領
域にて、(λ,R)=(450,0)、(450,4
5)、(550,100)、(800,100)、(8
00,80)、(600,80)、(450,0)の各
点を順に結ぶ直線上およびこの直線で囲まれた範囲内に
なるような膜厚とする。 【効果】 多数の人に金であると映るような擬似黄金色
が実現する。また、耐食性も良好である。
または他の透明層を介して反射制御層を設ける。この反
射制御層側の光反射率の波長分布がこの反射制御層側の
光反射率の波長分布が、反射率をR(%)、光の波長を
λ(nm)としたとき、λ=450〜800nmの可視光領
域にて、(λ,R)=(450,0)、(450,4
5)、(550,100)、(800,100)、(8
00,80)、(600,80)、(450,0)の各
点を順に結ぶ直線上およびこの直線で囲まれた範囲内に
なるような膜厚とする。 【効果】 多数の人に金であると映るような擬似黄金色
が実現する。また、耐食性も良好である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、外層部品、眼
鏡の縁、文房具、装身具、装飾品、光学部品などに応用
可能な金色の反射体と、その製造方法に関するものであ
る。
鏡の縁、文房具、装身具、装飾品、光学部品などに応用
可能な金色の反射体と、その製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、銅系の合金や、チタンやタン
タルなどの窒化物、炭化物等がある条件の下で黄金色に
類似した色を呈することが知られており、高価な金メッ
キの代替技術として各種装飾品や外装ケース等に利用さ
れている。しかし、従来の材質は、いずれも完全な黄金
色にはなっていない。また窒化物は膜の生成に長時間必
要であり、銅合金は酸化物、塩化物を作り易く、耐食性
に問題がある等の欠点がある。
タルなどの窒化物、炭化物等がある条件の下で黄金色に
類似した色を呈することが知られており、高価な金メッ
キの代替技術として各種装飾品や外装ケース等に利用さ
れている。しかし、従来の材質は、いずれも完全な黄金
色にはなっていない。また窒化物は膜の生成に長時間必
要であり、銅合金は酸化物、塩化物を作り易く、耐食性
に問題がある等の欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この出願の発明の主た
る目的は、多くの人間にほぼ完全な黄金色と識別され得
る金色の反射体と、その製造方法を提供することにあ
る。
る目的は、多くの人間にほぼ完全な黄金色と識別され得
る金色の反射体と、その製造方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(10)の発明によって達成される。 (1)銀を主体とする表面を有する基体上に、直接また
は他の透明層を介して反射制御層を有し、この反射制御
層側の光反射率の波長分布が、反射率をR(%)、光の
波長をλ(nm)としたとき、λ=450〜800nmの可
視光領域にて、(λ,R)=(450,0)、(45
0,45)、(550,100)、(800,10
0)、(800,80)、(600,80)、(45
0,0)の各点を順に結ぶ直線上およびこの直線で囲ま
れた範囲内にある金色の反射体。 (2)前記基体表面の銀含有率が80at% 以上である上
記(1)の金色の反射体。 (3)前記基体は、基材上に、直接または他の層を介し
て、膜厚40nm以上で、銀の含有率が80at% 以上の銀
を主体とする膜を有する上記(1)の金色の反射体。 (4)前記反射制御層の複素光学定数の実部nと、虚部
kとがλ=450〜800nmで1.5≦n≦5.0,
0.001≦k≦3.0であり、前記反射制御層の厚さ
tが、4nm≦t≦500nmである上記(1)〜(3)の
いずれかの金色の反射体。 (5)前記反射制御層上に、さらにほぼ透明の保護層を
有する上記(1)〜(4)のいずれかの金色の反射体。 (6)銀を主体とする表面を有する基体上に、直接また
は他の透明層を介して反射制御層を設ける際に、この反
射制御層側の光反射率の波長分布が、反射率をR
(%)、光の波長をλ(nm)としたとき、λ=450〜
800nmの可視光領域にて、(λ,R)=(450,
0)、(450,45)、(550,100)、(80
0,100)、(800,80)、(600,80)、
(450,0)の各点を順に結ぶ直線上およびこの直線
で囲まれた範囲内になるような前記反射制御層の膜厚と
する金色の反射体の製造方法。 (7)前記基体表面の銀含有量が80at% 以上である上
記(6)の金色の反射体の製造方法。 (8)前記基体は、基材上に、直接または他の層を介し
て、膜厚40nm以上で、銀の含有率が80at% 以上の膜
を有する上記(6)の金色の反射体の製造方法。 (9)前記反射制御層の複素光学定数の実部nと、虚部
kとがλ=450〜800nmで1.5≦n≦5.0,
0.001≦k≦3.0であり、前記反射制御層の厚さ
tが、4nm≦t≦500nmである上記(6)〜(8)の
いずれかの金色の反射体の製造方法。 (10)前記反射制御層上に、さらにほぼ透明の保護層
を設ける上記(6)〜(9)のいずれかの金色の反射体
の製造方法。
(1)〜(10)の発明によって達成される。 (1)銀を主体とする表面を有する基体上に、直接また
は他の透明層を介して反射制御層を有し、この反射制御
層側の光反射率の波長分布が、反射率をR(%)、光の
波長をλ(nm)としたとき、λ=450〜800nmの可
視光領域にて、(λ,R)=(450,0)、(45
0,45)、(550,100)、(800,10
0)、(800,80)、(600,80)、(45
0,0)の各点を順に結ぶ直線上およびこの直線で囲ま
れた範囲内にある金色の反射体。 (2)前記基体表面の銀含有率が80at% 以上である上
記(1)の金色の反射体。 (3)前記基体は、基材上に、直接または他の層を介し
て、膜厚40nm以上で、銀の含有率が80at% 以上の銀
を主体とする膜を有する上記(1)の金色の反射体。 (4)前記反射制御層の複素光学定数の実部nと、虚部
kとがλ=450〜800nmで1.5≦n≦5.0,
0.001≦k≦3.0であり、前記反射制御層の厚さ
tが、4nm≦t≦500nmである上記(1)〜(3)の
いずれかの金色の反射体。 (5)前記反射制御層上に、さらにほぼ透明の保護層を
有する上記(1)〜(4)のいずれかの金色の反射体。 (6)銀を主体とする表面を有する基体上に、直接また
は他の透明層を介して反射制御層を設ける際に、この反
射制御層側の光反射率の波長分布が、反射率をR
(%)、光の波長をλ(nm)としたとき、λ=450〜
800nmの可視光領域にて、(λ,R)=(450,
0)、(450,45)、(550,100)、(80
0,100)、(800,80)、(600,80)、
(450,0)の各点を順に結ぶ直線上およびこの直線
で囲まれた範囲内になるような前記反射制御層の膜厚と
する金色の反射体の製造方法。 (7)前記基体表面の銀含有量が80at% 以上である上
記(6)の金色の反射体の製造方法。 (8)前記基体は、基材上に、直接または他の層を介し
て、膜厚40nm以上で、銀の含有率が80at% 以上の膜
を有する上記(6)の金色の反射体の製造方法。 (9)前記反射制御層の複素光学定数の実部nと、虚部
kとがλ=450〜800nmで1.5≦n≦5.0,
0.001≦k≦3.0であり、前記反射制御層の厚さ
tが、4nm≦t≦500nmである上記(6)〜(8)の
いずれかの金色の反射体の製造方法。 (10)前記反射制御層上に、さらにほぼ透明の保護層
を設ける上記(6)〜(9)のいずれかの金色の反射体
の製造方法。
【0005】
【作用】これまで提案ないし実用化されている擬似黄金
色は、黄金色に近づけるために、黄金色の物質、より具
体的には、金と似た反射、吸収スペクトルをもつ物質を
用いるという考え方であり、反射、吸収スペクトルとも
金と同一のものはあり得ないので、完全な黄金色には映
らなかったのである。これに対し、この出願の発明は、
銀層の上に反射制御層を設けて、黄金色を得るという新
しい発想のものである。すなわち、反射を銀で得、金と
同様の反射スペクトルを得るために、特定の吸収をもつ
反射制御層を用いるのである。そして、この結果、従来
と比較して、格段と黄金色に近い反射体が実現したので
ある。
色は、黄金色に近づけるために、黄金色の物質、より具
体的には、金と似た反射、吸収スペクトルをもつ物質を
用いるという考え方であり、反射、吸収スペクトルとも
金と同一のものはあり得ないので、完全な黄金色には映
らなかったのである。これに対し、この出願の発明は、
銀層の上に反射制御層を設けて、黄金色を得るという新
しい発想のものである。すなわち、反射を銀で得、金と
同様の反射スペクトルを得るために、特定の吸収をもつ
反射制御層を用いるのである。そして、この結果、従来
と比較して、格段と黄金色に近い反射体が実現したので
ある。
【0006】
【具体的構成】以下、この出願の発明の具体的構成につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0007】この出願の発明の基体の表面は銀を主体と
する。すなわち、基体は銀そのものであっても、基材表
面に銀膜を有するものであってもよい。また、銀を主体
とするとは、銀が80at% 以上、特に85〜100at%
であることが好ましい。そして、このような銀を主体と
する部位は、基体表面部の少なくとも40nm以上の範囲
に存在することが好ましい。なお、基材表面に銀膜を有
する場合、銀膜は通常40nm〜0.5mm程度の厚さとす
る。また、基材材質には特に制限はなく、基材銀膜間に
は中間下地層を設けてもよい。
する。すなわち、基体は銀そのものであっても、基材表
面に銀膜を有するものであってもよい。また、銀を主体
とするとは、銀が80at% 以上、特に85〜100at%
であることが好ましい。そして、このような銀を主体と
する部位は、基体表面部の少なくとも40nm以上の範囲
に存在することが好ましい。なお、基材表面に銀膜を有
する場合、銀膜は通常40nm〜0.5mm程度の厚さとす
る。また、基材材質には特に制限はなく、基材銀膜間に
は中間下地層を設けてもよい。
【0008】このような銀基体には、反射制御層が設け
られる。反射制御層は、そのλ=450〜800nmの波
長域における複素光学定数の実部をn、虚部をk、その
厚さをtとしたとき、n=1.5〜5.0、k=0.0
01〜3.0、t=4〜500nmであることが好まし
い。このような光学定数であれば、上記の膜厚t範囲内
で、後に詳述する反射スペクトルプロファイルを得る膜
厚tを容易に実験的に求めることができる。
られる。反射制御層は、そのλ=450〜800nmの波
長域における複素光学定数の実部をn、虚部をk、その
厚さをtとしたとき、n=1.5〜5.0、k=0.0
01〜3.0、t=4〜500nmであることが好まし
い。このような光学定数であれば、上記の膜厚t範囲内
で、後に詳述する反射スペクトルプロファイルを得る膜
厚tを容易に実験的に求めることができる。
【0009】このようなnおよびkをもつ材質として
は、各種無機材質が可能であり、Si、Zn、Al等の
酸化物、窒化物、炭化物や炭素等の単独ないし混合物等
が可能である。
は、各種無機材質が可能であり、Si、Zn、Al等の
酸化物、窒化物、炭化物や炭素等の単独ないし混合物等
が可能である。
【0010】このような反射制御層は基体表面に直接形
成されていてもよいが、反射制御層と基体表面との間に
は、透明層が形成されていてもよい。透明層のλ=45
0〜800nmでのnおよびkは、n=1.0〜3.0、
k=0.001〜2.0程度であることが好ましく、そ
の膜厚は通常2〜500nm程度である。
成されていてもよいが、反射制御層と基体表面との間に
は、透明層が形成されていてもよい。透明層のλ=45
0〜800nmでのnおよびkは、n=1.0〜3.0、
k=0.001〜2.0程度であることが好ましく、そ
の膜厚は通常2〜500nm程度である。
【0011】反射制御層の形成は、通常、スパッタ等の
各種気相成膜法に従うが、この際、反射制御層側の反射
率スペクトルが所定のプロファイルをもつようにその膜
厚を制御する。この反射率スペクトルのプロファイルに
おいては、波長λ=450〜800nmにおける反射率R
が重要である。この波長範囲のRを所定範囲内に制御す
ることによって、多くの人にほぼ黄金色であると映るか
らである。
各種気相成膜法に従うが、この際、反射制御層側の反射
率スペクトルが所定のプロファイルをもつようにその膜
厚を制御する。この反射率スペクトルのプロファイルに
おいては、波長λ=450〜800nmにおける反射率R
が重要である。この波長範囲のRを所定範囲内に制御す
ることによって、多くの人にほぼ黄金色であると映るか
らである。
【0012】λ=450〜800nmにおけるR(%)
は、図1中(λ,R)にて、点A(450,0)、B
(450,45)、C(550,100)、D(80
0,100)、F(800,80)、F(600,8
0)およびAを順に結ぶ直線上、およびその直線で囲ま
れた範囲内に存在しなければならない。なお、450nm
未満および800nm超のλにおけるRについては制限が
ないことが確認されている。また、図1中には、24金
(6−9以上)の200nmのスパッタ膜の反射率スペク
トルが示される。この出願の発明で必要とする反射率ス
ペクトルプロファイルは、金の反射率スペクトルときわ
めて類似したものである。この出願の発明によれば、銀
下地上に、その膜厚を制御して、所定波長域にて金類似
反射スペクトルを示す反射制御層を設けさえすれば、多
数の人は黄金色と評価する。このような事実は予想外の
ことであった。なお、反射制御層の形成は常法に従えば
よい。
は、図1中(λ,R)にて、点A(450,0)、B
(450,45)、C(550,100)、D(80
0,100)、F(800,80)、F(600,8
0)およびAを順に結ぶ直線上、およびその直線で囲ま
れた範囲内に存在しなければならない。なお、450nm
未満および800nm超のλにおけるRについては制限が
ないことが確認されている。また、図1中には、24金
(6−9以上)の200nmのスパッタ膜の反射率スペク
トルが示される。この出願の発明で必要とする反射率ス
ペクトルプロファイルは、金の反射率スペクトルときわ
めて類似したものである。この出願の発明によれば、銀
下地上に、その膜厚を制御して、所定波長域にて金類似
反射スペクトルを示す反射制御層を設けさえすれば、多
数の人は黄金色と評価する。このような事実は予想外の
ことであった。なお、反射制御層の形成は常法に従えば
よい。
【0013】このような反射制御層の上には、ほぼ透明
な各種保護層が設けられていてもよい。
な各種保護層が設けられていてもよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。 実施例1 銀含有率95%の板を、真空チャンバー内に入れ、Si
をターゲットとして、DCスパッタを行い、以下の条件
で、9nmの膜厚に成膜した。
をさらに詳細に説明する。 実施例1 銀含有率95%の板を、真空チャンバー内に入れ、Si
をターゲットとして、DCスパッタを行い、以下の条件
で、9nmの膜厚に成膜した。
【0015】 ターゲット:Si(Bドーピングしたもの) 投入電力:1DCkW 真空度:0.2Pa ガス種:Ar ガス流量:100sccm スパッタ時間:30sec
【0016】X線分析により、Siのアモルファス膜で
あることが確認された。
あることが確認された。
【0017】実施例2 プラスチック基板上にスパッタ法により、以下の条件で
200nmのAgの薄膜を成膜した。
200nmのAgの薄膜を成膜した。
【0018】ターゲット:Ag 投入電力:500DC kW 真空度:0.8Pa ガス種:Ar ガス流量:10sccm スパッタ時間:70sec
【0019】さらに連続して、ターゲットとしてSiO
を用いて、Ag薄膜上にスパッタを行い、以下の条件
で、160nmのSiO膜を成膜した。
を用いて、Ag薄膜上にスパッタを行い、以下の条件
で、160nmのSiO膜を成膜した。
【0020】ターゲット:SiO 投入電力:RF300W 真空度:0.5Pa ガス種:Ar ガス流量:10sccm スパッタ時間:520sec
【0021】実施例3 銀製の時計側に以下の条件でスパッタを行い、以下の条
件で20nmのSiNの膜を成膜した。
件で20nmのSiNの膜を成膜した。
【0022】ターゲット:Si 投入電力:RF300W 真空度:0.8Pa ガス種:Ar+N2 混合ガス ガス流量:Ar 18sccm N2 2sccm スパッタ時間:200sec
【0023】これら実施例1〜3の反射スペクトルを図
2〜図4に示す。また、各実施例と金におけるλとRと
の関係を下記表1に示す。
2〜図4に示す。また、各実施例と金におけるλとRと
の関係を下記表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】これらの結果から、実施例1〜3とも、こ
の出願の発明の反射スペクトルプロファイルの条件を満
足していることがわかる。そして、この結果、各実施例
のサンプルを24金のサンプルと交互に5回、各種年齢
層の男女200人に見せたところ、各サンプルとも92
%もの人が24金であると答えた。
の出願の発明の反射スペクトルプロファイルの条件を満
足していることがわかる。そして、この結果、各実施例
のサンプルを24金のサンプルと交互に5回、各種年齢
層の男女200人に見せたところ、各サンプルとも92
%もの人が24金であると答えた。
【0026】
【発明の効果】多数の人に金であると映るような擬似黄
金色が実現する。また、耐食性も良好である。
金色が実現する。また、耐食性も良好である。
【図1】この出願の発明の反射スペクトルのプロファイ
ルに必要な条件を説明するためのグラフである。
ルに必要な条件を説明するためのグラフである。
【図2】この出願の実施例1の反射スペクトルである。
【図3】この出願の実施例2の反射スペクトルである。
【図4】この出願の実施例3の反射スペクトルである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (10)
- 【請求項1】 銀を主体とする表面を有する基体上に、
直接または他の透明層を介して反射制御層を有し、 この反射制御層側の光反射率の波長分布が、反射率をR
(%)、光の波長をλ(nm)としたとき、λ=450〜
800nmの可視光領域にて、(λ,R)=(450,
0)、(450,45)、(550,100)、(80
0,100)、(800,80)、(600,80)、
(450,0)の各点を順に結ぶ直線上およびこの直線
で囲まれた範囲内にある金色の反射体。 - 【請求項2】 前記基体表面の銀含有率が80at% 以上
である請求項1の金色の反射体。 - 【請求項3】 前記基体は、基材上に、直接または他の
層を介して、膜厚40nm以上で、銀の含有率が80at%
以上の銀を主体とする膜を有する請求項1の金色の反射
体。 - 【請求項4】 前記反射制御層の複素光学定数の実部n
と、虚部kとがλ=450〜800nmで1.5≦n≦
5.0,0.001≦k≦3.0であり、前記反射制御
層の厚さtが、4nm≦t≦500nmである請求項1〜3
のいずれかの金色の反射体。 - 【請求項5】 前記反射制御層上に、さらにほぼ透明の
保護層を有する請求項1〜4のいずれかの金色の反射
体。 - 【請求項6】 銀を主体とする表面を有する基体上に、
直接または他の透明層を介して反射制御層を設ける際
に、、 この反射制御層側の光反射率の波長分布が、反射率をR
(%)、光の波長をλ(nm)としたとき、λ=450〜
800nmの可視光領域にて、(λ,R)=(450,
0)、(450,45)、(550,100)、(80
0,100)、(800,80)、(600,80)、
(450,0)の各点を順に結ぶ直線上およびこの直線
で囲まれた範囲内になるような前記反射制御層の膜厚と
する金色の反射体の製造方法。 - 【請求項7】 前記基体表面の銀含有量が80at% 以上
である請求項6の金色の反射体の製造方法。 - 【請求項8】 前記基体は、基材上に、直接または他の
層を介して、膜厚40nm以上で、銀の含有率が80at%
以上の膜を有する請求項6の金色の反射体の製造方法。 - 【請求項9】 前記反射制御層の複素光学定数の実部n
と、虚部kとがλ=450〜800nmで1.5≦n≦
5.0,0.001≦k≦3.0であり、前記反射制御
層の厚さtが、4nm≦t≦500nmである請求項6〜8
のいずれかの金色の反射体の製造方法。 - 【請求項10】 前記反射制御層上に、さらにほぼ透明
の保護層を設ける請求項6〜9のいずれかの金色の反射
体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33801792A JP3301638B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 金色の反射体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33801792A JP3301638B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 金色の反射体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220610A true JPH06220610A (ja) | 1994-08-09 |
JP3301638B2 JP3301638B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=18314164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33801792A Expired - Fee Related JP3301638B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 金色の反射体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3301638B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103613286A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-03-05 | 中山市创科科研技术服务有限公司 | 一种金色薄膜的制备方法 |
US10816707B2 (en) | 2015-11-27 | 2020-10-27 | Sony Corporation | Gold color tone multilayer coat and reflector including the same |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP33801792A patent/JP3301638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103613286A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-03-05 | 中山市创科科研技术服务有限公司 | 一种金色薄膜的制备方法 |
US10816707B2 (en) | 2015-11-27 | 2020-10-27 | Sony Corporation | Gold color tone multilayer coat and reflector including the same |
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JP3301638B2 (ja) | 2002-07-15 |
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