JPH06220469A - ガソリン用着臭剤及び着臭ガソリン - Google Patents
ガソリン用着臭剤及び着臭ガソリンInfo
- Publication number
- JPH06220469A JPH06220469A JP2592193A JP2592193A JPH06220469A JP H06220469 A JPH06220469 A JP H06220469A JP 2592193 A JP2592193 A JP 2592193A JP 2592193 A JP2592193 A JP 2592193A JP H06220469 A JPH06220469 A JP H06220469A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasoline
- aliphatic
- alicyclic
- carbon atoms
- odor
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- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 アルコール基を有する炭素数6から13の脂
肪族、脂環式及び芳香族化合物、エステル結合を有する
炭素数4から12の脂肪族、脂環式または芳香族化合
物、アルデヒド基を有する炭素数6から13の脂肪族、
脂環式または芳香族化合物、ケトン基を有する炭素数6
から13の脂肪族または脂環式化合物並びに炭素数7か
ら11の脂肪族ガンマ型または脂肪族デルタ型ラクトン
からなる天然精油および合成香料から選ばれた1種また
は2種以上の香気性物質を含有することからなるガソリ
ン用着臭剤及び前記着臭剤の1種または2種以上をガソ
リンに添加したことからなる着臭ガソリン。 【効果】 給油作業時、洗浄作業時等に発生するガソリ
ンの臭気を、良好な香りに変えることができ、作業環境
の改善等に有用なものである。
肪族、脂環式及び芳香族化合物、エステル結合を有する
炭素数4から12の脂肪族、脂環式または芳香族化合
物、アルデヒド基を有する炭素数6から13の脂肪族、
脂環式または芳香族化合物、ケトン基を有する炭素数6
から13の脂肪族または脂環式化合物並びに炭素数7か
ら11の脂肪族ガンマ型または脂肪族デルタ型ラクトン
からなる天然精油および合成香料から選ばれた1種また
は2種以上の香気性物質を含有することからなるガソリ
ン用着臭剤及び前記着臭剤の1種または2種以上をガソ
リンに添加したことからなる着臭ガソリン。 【効果】 給油作業時、洗浄作業時等に発生するガソリ
ンの臭気を、良好な香りに変えることができ、作業環境
の改善等に有用なものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンの給油作業
時、あるいはガソリンを用いた洗浄作業時等に発生する
ガソリン臭を着臭剤を添加することにより臭気を良好な
香りとせしめるガソリン用着臭剤及び着臭剤を添加した
ガソリンに関する。
時、あるいはガソリンを用いた洗浄作業時等に発生する
ガソリン臭を着臭剤を添加することにより臭気を良好な
香りとせしめるガソリン用着臭剤及び着臭剤を添加した
ガソリンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料油用の着臭剤として、灯油
用、軽油用については種々知られているが、ガソリン用
はガソリン自体の揮発性が高く、臭気が強いため有効な
着臭剤が見出されていないのが現状である。
用、軽油用については種々知られているが、ガソリン用
はガソリン自体の揮発性が高く、臭気が強いため有効な
着臭剤が見出されていないのが現状である。
【0003】しかし、ガソリン臭に対して嫌悪を催す人
もおり、さらに、最近、ガソリンの高性能化を図るた
め、新たな石油系基剤および種々の配合剤が開発、使用
され、従来のガソリン臭とは異なる臭気をもつものが出
回り始めている。特に、メチルターシャリブチルエーテ
ル(MTBE)を高比率で配合したガソリンはそのMTB
E特有の臭気のため、従来のガソリンとは異なった臭い
を持ち、これを異臭と感じ、不快感を示す人もいる。し
たがって、このようなガソリンから発する臭気を和ら
げ、芳香性を有するガソリンの開発が望まれていた。
もおり、さらに、最近、ガソリンの高性能化を図るた
め、新たな石油系基剤および種々の配合剤が開発、使用
され、従来のガソリン臭とは異なる臭気をもつものが出
回り始めている。特に、メチルターシャリブチルエーテ
ル(MTBE)を高比率で配合したガソリンはそのMTB
E特有の臭気のため、従来のガソリンとは異なった臭い
を持ち、これを異臭と感じ、不快感を示す人もいる。し
たがって、このようなガソリンから発する臭気を和ら
げ、芳香性を有するガソリンの開発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる現状
に基づきなされたもので、本発明の目的は、ガソリンの
給油作業時やガソリンを用いた洗浄作業時等に発生する
臭気が作業場へ流出しても作業者等に不快感を与えず、
良好な香りのガソリンとするための着臭剤を提供するこ
とにある。
に基づきなされたもので、本発明の目的は、ガソリンの
給油作業時やガソリンを用いた洗浄作業時等に発生する
臭気が作業場へ流出しても作業者等に不快感を与えず、
良好な香りのガソリンとするための着臭剤を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルコール基
を有する炭素数6から13の脂肪族、脂環式及び芳香族
化合物、エステル結合を有する炭素数4から12の脂肪
族、脂環式または芳香族化合物、アルデヒド基を有する
炭素数6から13の脂肪族、脂環式または芳香族化合
物、ケトン基を有する炭素数6から13の脂肪族または
脂環式化合物、並びに炭素数7から11の脂肪族ガンマ
型または脂肪族デルタ型ラクトンからなる天然精油およ
び合成香料から選ばれた1種または2種以上の香気性物
質を含有するガソリン用着臭剤及び前記着臭剤の1種ま
たは2種以上をガソリンに添加した着臭ガソリンからな
るものである。
を有する炭素数6から13の脂肪族、脂環式及び芳香族
化合物、エステル結合を有する炭素数4から12の脂肪
族、脂環式または芳香族化合物、アルデヒド基を有する
炭素数6から13の脂肪族、脂環式または芳香族化合
物、ケトン基を有する炭素数6から13の脂肪族または
脂環式化合物、並びに炭素数7から11の脂肪族ガンマ
型または脂肪族デルタ型ラクトンからなる天然精油およ
び合成香料から選ばれた1種または2種以上の香気性物
質を含有するガソリン用着臭剤及び前記着臭剤の1種ま
たは2種以上をガソリンに添加した着臭ガソリンからな
るものである。
【0006】本発明に使用される上記の香気性物質は、
ほとんどは一般に市販されているので、容易に入手して
使用することができる。
ほとんどは一般に市販されているので、容易に入手して
使用することができる。
【0007】上記香気性物質のうち、アルコール基を有
する炭素数6から13の脂肪族、脂環式及び芳香族化合
物とは、β,γ-ヘキサノール、2,5-ジメチルヘプタン
-2-オール、2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-
シクロペンテニル)-2-ブテン-1-オール、p-クレゾー
ル、1,7,7-トリメチルビシクロ-1,2,2-ヘプタン-
2-オール等を、エステル結合を有する炭素数4から1
2の脂肪族、脂環式または芳香族化合物としては、エチ
ルアセテート、アリルシクロヘキサンプロピオナート、
2-プロペニルフェノキシアセテート、イソアミルアセ
テート、メチルベンゾエート等を、アルデヒド基を有す
る炭素数6から13の脂肪族、脂環式または芳香族化合
物としては、2-trans-6-cis-ノナジエナール、4-(4
-メチル-3-ペンテニル)-3-シクロヘキセン-1-カルボ
キシアルデヒド、2,4-ジメチル-3-シクロヘキセンカ
ルボキシアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、p-メ
チルフェニルアセトアルデヒド、カプロアルデヒド等
を、ケトン基を有する炭素数6から13の脂肪族または
脂環式化合物としては、エチル-n-アミルケトン、3-メ
チルシクロペンタン-1,2-ジオン、2,6,6-トリメチ
ル-trans-1-クロトニル-1,3-シクロヘキサジエン等
を、炭素数7から11の脂肪族ガンマ型または脂肪族デ
ルタ型ラクトンとしては、γ-n-ヘプチル-γ-ブチロラ
クトン、γ-n-ヘキシル-γ-ブチロラクトン、γ-n-ブチ
ル-γ-バレロラクトン等をそれぞれ例示することができ
る。
する炭素数6から13の脂肪族、脂環式及び芳香族化合
物とは、β,γ-ヘキサノール、2,5-ジメチルヘプタン
-2-オール、2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-
シクロペンテニル)-2-ブテン-1-オール、p-クレゾー
ル、1,7,7-トリメチルビシクロ-1,2,2-ヘプタン-
2-オール等を、エステル結合を有する炭素数4から1
2の脂肪族、脂環式または芳香族化合物としては、エチ
ルアセテート、アリルシクロヘキサンプロピオナート、
2-プロペニルフェノキシアセテート、イソアミルアセ
テート、メチルベンゾエート等を、アルデヒド基を有す
る炭素数6から13の脂肪族、脂環式または芳香族化合
物としては、2-trans-6-cis-ノナジエナール、4-(4
-メチル-3-ペンテニル)-3-シクロヘキセン-1-カルボ
キシアルデヒド、2,4-ジメチル-3-シクロヘキセンカ
ルボキシアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、p-メ
チルフェニルアセトアルデヒド、カプロアルデヒド等
を、ケトン基を有する炭素数6から13の脂肪族または
脂環式化合物としては、エチル-n-アミルケトン、3-メ
チルシクロペンタン-1,2-ジオン、2,6,6-トリメチ
ル-trans-1-クロトニル-1,3-シクロヘキサジエン等
を、炭素数7から11の脂肪族ガンマ型または脂肪族デ
ルタ型ラクトンとしては、γ-n-ヘプチル-γ-ブチロラ
クトン、γ-n-ヘキシル-γ-ブチロラクトン、γ-n-ブチ
ル-γ-バレロラクトン等をそれぞれ例示することができ
る。
【0008】これらの化合物は単独で、また2種以上を
混合してガソリンの着臭剤とすることができ、これをガ
ソリンに対して添加する場合は、ガソリンの性状、品質
によっても異なるが、上記化合物が合計量として、0.
001〜1.0重量%になるように添加することが好ま
しい。0.001重量%より少ない添加量でも、ある程
度の効果はあるが、ガソリン臭が未だ強く残り、完全に
マスキングすることができないので好ましくない。また
1重量%を越えて添加してもも差し支えないが、経済的
に好ましくないと共に、当該香気性物質の香りが強すぎ
る場合もあり、あまり好ましくない。
混合してガソリンの着臭剤とすることができ、これをガ
ソリンに対して添加する場合は、ガソリンの性状、品質
によっても異なるが、上記化合物が合計量として、0.
001〜1.0重量%になるように添加することが好ま
しい。0.001重量%より少ない添加量でも、ある程
度の効果はあるが、ガソリン臭が未だ強く残り、完全に
マスキングすることができないので好ましくない。また
1重量%を越えて添加してもも差し支えないが、経済的
に好ましくないと共に、当該香気性物質の香りが強すぎ
る場合もあり、あまり好ましくない。
【0009】尚、本発明は、1〜2号自動車ガソリン、
1〜5号工業ガソリン、航空ガソリンなどの燃料用ガソ
リンおよび一般溶剤用ガソリン等、いわゆる一般にガソ
リンと称されている石油製品に適用されるが、特には、
MTBEを配合した高オクタン価自動車ガソリンに好適
である。
1〜5号工業ガソリン、航空ガソリンなどの燃料用ガソ
リンおよび一般溶剤用ガソリン等、いわゆる一般にガソ
リンと称されている石油製品に適用されるが、特には、
MTBEを配合した高オクタン価自動車ガソリンに好適
である。
【0010】一方、官能基を有しない脂肪族、脂環式ま
たは芳香族化合物、官能基としてケトン基を有する芳香
族化合物、脂環式または芳香族ガンマ型ラクトンや脂環
式または芳香族デルタ型ラクトン、官能基としてオキサ
イド結合またはエーテル結合を有する脂肪族、脂環式ま
たは芳香族化合物、さらには上記の種類の化合物ではあ
るが規定した炭素数の範囲外の化合物等からなる天然精
油或いは合成香料はガソリンから発生する不快臭をマス
キングすることはできない。また、分子内に硫黄または
窒素を含有する化合物からなる天然精油および合成香料
は大気汚染とうの公害防止の観点からその使用すべきで
はない。
たは芳香族化合物、官能基としてケトン基を有する芳香
族化合物、脂環式または芳香族ガンマ型ラクトンや脂環
式または芳香族デルタ型ラクトン、官能基としてオキサ
イド結合またはエーテル結合を有する脂肪族、脂環式ま
たは芳香族化合物、さらには上記の種類の化合物ではあ
るが規定した炭素数の範囲外の化合物等からなる天然精
油或いは合成香料はガソリンから発生する不快臭をマス
キングすることはできない。また、分子内に硫黄または
窒素を含有する化合物からなる天然精油および合成香料
は大気汚染とうの公害防止の観点からその使用すべきで
はない。
【0011】これらのガソリン着臭剤として用いること
のできない化合物としては、例えば、7-メチル-3-メ
チレン-1,6-オクタジエン、3,7-ジメチル-1,3,
6,-オクタトリエン、1-メチル-p-イソプロペニル-1-
シクロヘキセン、2,6,6-トリメチルビシクロ-(3,
1,1)-2-ヘプテン、p-メチルイソプロピルベンゼン、
ナフタレン、3,7,11-トリメチル-1,6,10-ドデ
カトリエン-3-オール、2-(4'-ヒドロキシ-3'-メト
キシシクロヘキシル)-1,7,7-トリメチルビシクロ-
(1,2,2)-ヘプタン-2-オール、α-n-アミルシンナミ
ックアルコール、ノナンジオール-1,3-アセテート、
メチル-(2-アミル-3-オキソシクロペンチル)-アセテ
ート、シンナミルイソバレレート、α-メチルヒドロケ
イ皮酸 p-tert-ブチル、2,6,10-トリメチル-9-ウ
ンデセン-1-アール、α-n-アミルシンナミックアルデ
ヒド、cis-o-クマル酸アルデヒド、4-(2,3,6,6-テ
トラメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-3-ブテン-2
-オン、シクロペンタデカノン、7-アセチル-1,1,3,
4,4,6-ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン、3-メ
チル-n-γ-ブチロラクトン、α-オクチル-γ-ブチロラ
クトン、ジヒドロ-n-ブチリデンフタリド、3-n-ブチル
フタリド、Δ3-テトラヒドロ-n-ブチルフタリド、1,6
-ジメチル-2,3,5,7-ビスエポキシ-4-オクタン、ド
デカヒドロ-3a,6,6,9a-テトラメチル(2,1-b)-フ
ラン、2-メチル-2-ビニル-5-ヒドロキシイソプロピ
ルテトラヒドロフラン、アミルフェニルエチルエーテ
ル、ジフェニルエーテル等である。
のできない化合物としては、例えば、7-メチル-3-メ
チレン-1,6-オクタジエン、3,7-ジメチル-1,3,
6,-オクタトリエン、1-メチル-p-イソプロペニル-1-
シクロヘキセン、2,6,6-トリメチルビシクロ-(3,
1,1)-2-ヘプテン、p-メチルイソプロピルベンゼン、
ナフタレン、3,7,11-トリメチル-1,6,10-ドデ
カトリエン-3-オール、2-(4'-ヒドロキシ-3'-メト
キシシクロヘキシル)-1,7,7-トリメチルビシクロ-
(1,2,2)-ヘプタン-2-オール、α-n-アミルシンナミ
ックアルコール、ノナンジオール-1,3-アセテート、
メチル-(2-アミル-3-オキソシクロペンチル)-アセテ
ート、シンナミルイソバレレート、α-メチルヒドロケ
イ皮酸 p-tert-ブチル、2,6,10-トリメチル-9-ウ
ンデセン-1-アール、α-n-アミルシンナミックアルデ
ヒド、cis-o-クマル酸アルデヒド、4-(2,3,6,6-テ
トラメチル-2-シクロヘキセン-1-イル)-3-ブテン-2
-オン、シクロペンタデカノン、7-アセチル-1,1,3,
4,4,6-ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン、3-メ
チル-n-γ-ブチロラクトン、α-オクチル-γ-ブチロラ
クトン、ジヒドロ-n-ブチリデンフタリド、3-n-ブチル
フタリド、Δ3-テトラヒドロ-n-ブチルフタリド、1,6
-ジメチル-2,3,5,7-ビスエポキシ-4-オクタン、ド
デカヒドロ-3a,6,6,9a-テトラメチル(2,1-b)-フ
ラン、2-メチル-2-ビニル-5-ヒドロキシイソプロピ
ルテトラヒドロフラン、アミルフェニルエチルエーテ
ル、ジフェニルエーテル等である。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明のガソリンに対
する添加の効果を詳細に述べる。
する添加の効果を詳細に述べる。
【0013】(実施例1)市販のガソリンにMTBEを
10%配合し、これに表1に示した化合物1種を1重量
%添加、調製したものを試料とした。尚、MTBE配合
のみで、表1の化合物を添加していないものを対象とし
た。
10%配合し、これに表1に示した化合物1種を1重量
%添加、調製したものを試料とした。尚、MTBE配合
のみで、表1の化合物を添加していないものを対象とし
た。
【0014】これらの各々の液を30ml容量の硝子容器
に10g入れ、化合物添加試料を無添加の対象と比較す
る2点比較法による臭気官能検査を12人のパネラーに
て実施した。質問内容は、「どちらの方が好ましい香り
がするのか」とした。この結果を表1に示した。表中の
数字は好ましいと回答した人数を示した。
に10g入れ、化合物添加試料を無添加の対象と比較す
る2点比較法による臭気官能検査を12人のパネラーに
て実施した。質問内容は、「どちらの方が好ましい香り
がするのか」とした。この結果を表1に示した。表中の
数字は好ましいと回答した人数を示した。
【表1】
【0015】以上の結果から、上記化合物は1種類の添
加で、どれも危険率1%以下でMTBE配合ガソリンの
臭記を良好な香りに変えていることは明らかである。
加で、どれも危険率1%以下でMTBE配合ガソリンの
臭記を良好な香りに変えていることは明らかである。
【0016】(実施例2)表2に示した10種類の化合
物を実施例1と同様のMTBE配合ガソリンに各化合物
が0.1重量%となるように添加して試料を調製した。
この試料を実施例1と同様の方法により臭気官能検査を
行った。
物を実施例1と同様のMTBE配合ガソリンに各化合物
が0.1重量%となるように添加して試料を調製した。
この試料を実施例1と同様の方法により臭気官能検査を
行った。
【0017】この結果を表2に示した。
【表2】
【0018】以上の結果から、本発明の化合物を2種以
上、混合、添加した場合も1種類の添加時と同等に、危
険率0.1%以下で効果が有り、ガソリン臭を良好な香
りに変えていることが明らかである。
上、混合、添加した場合も1種類の添加時と同等に、危
険率0.1%以下で効果が有り、ガソリン臭を良好な香
りに変えていることが明らかである。
【0019】(比較例1)表3に示した化合物を実施例
1と同様のMTBE配合ガソリンに各化合物が1重量%
となるように添加して試料を調製した。この試料を実施
例1と同様の方法により臭気官能検査を行った。
1と同様のMTBE配合ガソリンに各化合物が1重量%
となるように添加して試料を調製した。この試料を実施
例1と同様の方法により臭気官能検査を行った。
【0020】この結果を表3に示した。
【表3】
【0021】この結果から明らかなように上記の化合物
は、ガソリン着臭剤として有効でないことがわかる。
は、ガソリン着臭剤として有効でないことがわかる。
【0022】(比較例2)表4に示した10種類の化合
物を実施例1と同様のMTBE配合ガソリンに各化合物
が0.1重量%となるように添加して試料を調製した。
この試料を実施例1と同様の方法により臭気官能検査を
行った。
物を実施例1と同様のMTBE配合ガソリンに各化合物
が0.1重量%となるように添加して試料を調製した。
この試料を実施例1と同様の方法により臭気官能検査を
行った。
【0023】この結果を表4に示した。ガソリンに香気
性物質を1%添加したとき効果のなかった香気性物質を
2種以上、混合併用した場合にはガソリンに着臭できな
いことを示す。
性物質を1%添加したとき効果のなかった香気性物質を
2種以上、混合併用した場合にはガソリンに着臭できな
いことを示す。
【表4】
【0024】以上の結果から、本発明の化合物以外の化
合物は、たとえ、2種以上、混合、添加しも、ガソリン
臭気を良好なものに変えれないことは明らかである。
合物は、たとえ、2種以上、混合、添加しも、ガソリン
臭気を良好なものに変えれないことは明らかである。
【0025】
【発明の効果】本発明のガソリン着臭剤は、自動車ガソ
リン、航空ガソリン、工業ガソリンなどの、燃料用ガソ
リンおよび一般溶剤用ガソリンに添加することにより、
給油作業時、洗浄作業時等に発生するガソリンの臭気
を、良好な香りに変えることができ、作業環境の改善等
に有用なものである。
リン、航空ガソリン、工業ガソリンなどの、燃料用ガソ
リンおよび一般溶剤用ガソリンに添加することにより、
給油作業時、洗浄作業時等に発生するガソリンの臭気
を、良好な香りに変えることができ、作業環境の改善等
に有用なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11B 9/00 L 2115−4H S 2115−4H X 2115−4H
Claims (2)
- 【請求項1】アルコール基を有する炭素数6から13の
脂肪族、脂環式及び芳香族化合物、エステル結合を有す
る炭素数4から12の脂肪族、脂環式または芳香族化合
物、アルデヒド基を有する炭素数6から13の脂肪族、
脂環式または芳香族化合物、ケトン基を有する炭素数6
から13の脂肪族または脂環式化合物、並びに炭素数7
から11の脂肪族ガンマ型または脂肪族デルタ型ラクト
ンからなる天然精油および合成香料から選ばれた1種ま
たは2種以上の香気性物質を含有することを特徴とする
ガソリン用着臭剤。 - 【請求項2】 請求項1に記載の着臭剤の1種または2
種以上をガソリンに添加したことを特徴とする着臭ガソ
リン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2592193A JPH06220469A (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | ガソリン用着臭剤及び着臭ガソリン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2592193A JPH06220469A (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | ガソリン用着臭剤及び着臭ガソリン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220469A true JPH06220469A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12179248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2592193A Pending JPH06220469A (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | ガソリン用着臭剤及び着臭ガソリン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06220469A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007297431A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Riken Koryo Kogyo Kk | 燃料用着臭剤 |
CN102250651A (zh) * | 2011-06-17 | 2011-11-23 | 西安聚德新能源技术有限公司 | 一种分子筛催化合成车用大比例甲醇汽油生产工艺及装置 |
WO2013032321A1 (en) | 2011-08-26 | 2013-03-07 | Progression-Industry B.V. | Use of a perfume composition as a fuel for internal combustion engines |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP2592193A patent/JPH06220469A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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