JPH06220156A - 革の塗料のための、粘着性の低下したアニオン性修飾ポリウレタンウレア - Google Patents

革の塗料のための、粘着性の低下したアニオン性修飾ポリウレタンウレア

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JPH06220156A
JPH06220156A JP5202522A JP20252293A JPH06220156A JP H06220156 A JPH06220156 A JP H06220156A JP 5202522 A JP5202522 A JP 5202522A JP 20252293 A JP20252293 A JP 20252293A JP H06220156 A JPH06220156 A JP H06220156A
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Thomas Muenzmay
トマス・ミユンツマイ
Tillmann Hassel
テイルマン・ハセル
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Bayer AG
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)芳香族ジイソシアナート、(B)平均
分子量が1500以上のポリエーテルポリオール、
(C)1−2個のイソシアナート−反応性基及び少なく
とも1個のイオン性基を含む少なくとも1種類の化合
物、(D)平均分子量が少なくとも32のポリアミン、
及び(E)水の反応により製造され、イソシアナート反
応性化合物BからDの平均合計官能価数が1.85以上
であり、ポリウレタンウレアがアニオン性修飾ポリウレ
タンウレア1kg当たり800−1500ミリモルのウ
レタン基及び800−1800ミリモルのウレタン+ウ
レア基を有することを特徴とする、ウレタン基含有率が
低く、ウレア基含有率が低いアニオン性修飾ポリウレタ
ンウレアが提供される。 【効果】 このポリウレタンウレアは、強度が高く、柔
軟度及び粘着性が低く、潤滑及び/又は疎水化された革
への優れた接着を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明はウレタン及びウレア基の含有率
の低いアニオン性修飾ポリウレタンウレア、及び革の塗
料のためのそれらの利用に関する。
【0002】仕上げられた革を実際に適用する場合、適
用された仕上げ剤が基質に堅固に接着していないと物理
的堅牢度が達成されないので、仕上げ剤の堅固な接着は
非常に重要である。潤滑剤(oiling agen
t)及び疎水剤(phobicizing agen
t)は一般に仕上げ剤に関して剥離剤(release
agent)として作用するので、高度に潤滑及び/又
は疎水化された基質の場合所望の接着度を得るのは事実
上問題となる。従って特に問題の種類の革の仕上げにお
いて、特殊な接着促進剤を特別な塗料として、又は他の
ベース塗料結合剤との混合物として用いることが標準的
に行われる。ポリエーテルウレタンの水性分散液が接着
促進剤として用いられ、成功した;ドイツ公開明細書
2,551,094及び2,730,514、ならびに
欧州特許出願255,013及び441,196。
【0003】既知のポリエーテルウレタン、特に軟質の
種類は、ある程度の粘着性を有する。一方でこの粘着性
は接着を促進するので望ましいが、他方で粘着性はかく
して被覆された革の段積み適性に悪影響を与えるので加
工の点で不利である。しかし接着促進剤における硬質生
成物は仕上げられた革の物理的性質、外観及び快適さに
悪影響を与えるので、接着促進剤として軟質の組成物を
用いることは絶対的に不可欠である。外部可塑剤の使用
(欧州特許出願255,013、これはドイツ公開明細
書3,625,442に対応すると思われる)は、移行
効果を除外することができないので望ましくない。
【0004】ドイツ公開明細書4,003,442(欧
州特許出願441,196に対応すると思われる)は、
製造法においてNCO:(OH+NH)のモル比を0.
9−1で用いることにより所望の柔軟度を得たポリエー
テルウレタンウレアにつき記載している。分子量及び硬
度のみでなく、これらの生成物の強度も制限される。し
かしポリマーの強度が低下し、粘着性が増すので、この
方法による硬度の低下は不利である。しかしその最適堅
牢度は最大強度のポリマーを用いて初めて得ることがで
きる(Das Leder,25,185−190(1
974))。
【0005】米国特許4 895 894は、ウレタン
及びウレア基の含有率が低い脂肪族ポリエーテルウレタ
ンウレアを開示している。この生成物は分枝している
か、又は架橋されており、弾性率が高いが、ショアーA
硬度が高すぎる(実施例において:少なくとも58のシ
ョアーA硬度)。架橋ポリウレタンは有機相中に移すこ
とができず、従って革のためのベース塗料結合剤として
用いる場合、その浸透度を通常の方法で有機補助溶媒の
添加により制御することができない。
【0006】所望の用途のための最適ポリウレタンウレ
アは比較的高い強度が低い硬度及び最小の粘着性と組み
合わされ、潤滑及び/又は疎水化された革に非常に良く
接着する。
【0007】優れた接着にもかかわらず軟質で非粘着性
であるが依然として高い強度を示すポリウレタンウレア
が問題の用途に望ましい。
【0008】当該技術における熟練者は通常ウレタン及
び/又はウレア基の低い含有率が軟質生成物を与えると
予想するであろうが、それらは同時に粘着性の向上及び
強度の低下も起こす。これは特に芳香族ジイソシアナー
トを用いた場合に言える。
【0009】ここで、芳香族ジイソシアナートから製造
され、ウレタン及びウレア基の含有率が低いポリウレタ
ンウレアを用いると強度が高く、粘着性が低く、潤滑及
び/又は疎水化された革への接着の優れたポリウレタン
ウレアが得られることを見いだした。
【0010】
【発明の概略】従って本発明は、(A)芳香族ジイソシ
アナート、(B)平均分子量が1500以上(好ましく
は1800−3000の範囲)のポリエーテルポリオー
ル、(C)1−2個のイソシアナート−反応性基及び少
なくとも1個のイオン性基を含む少なくとも1種類の化
合物、(D)平均分子量が少なくとも32(好ましくは
60−500の範囲)のポリアミン、及び(E)水の反
応により製造され、イソシアナート反応性化合物Bから
Dの平均合計官能価数が1.85−2.2、好ましくは
1.9−2.1であり、ポリウレタンウレアがアニオン
性修飾ポリウレタンウレア1kg当たり800−150
0、好ましくは1400ミリモル以下のウレタン基及び
800−1800、好ましくは1000−1700ミリ
モルのウレタン+ウレア基を有することを特徴とするア
ニオン性修飾ポリウレタンウレアに関する。
【0011】好ましい具体化に従い、成分Aのイソシア
ナート基と成分BからDのイソシアナート−反応性基
(すなわち特にOH+NH)の間のモル比は1以上、特
に1.05以上である。
【0012】他の好ましい具体化に従い、本発明のポリ
ウレタンウレアのショアーA硬度は最高50である。
【0013】本発明はこれらのアニオン性修飾ポリウレ
タンウレアの、革の塗料のための利用に関する。
【0014】本発明の好ましい材料と欧州特許出願44
1 196の材料の間の差を以下にてさらに詳細に説明
する:欧州特許出願441 196の実施例におけるN
CO基とNCO−反応性アルコール性及びアミン性基の
間の比率は1.0である。アルコール性ヒドロキシル基
のすべてがイソシアナートと完全に反応する前にポリマ
ーの分散に必要な水を加えなければならないので、水も
イソシアナート−反応性成分として反応に関与する。従
ってイソシアナート基とイソシアナート−反応性基の間
の実際の比率は常に1以下である。従ってアルコール性
ヒドロキシル基のいくらかが未反応で残る。これは、言
い換えると反応に関与する水の各分子が間接的に連鎖停
止を起こすことを意味する。末端ヒドロキシル基を有す
る比較的低分子量の生成物が得られる。
【0015】これは、本発明の材料の場合起こらない。
NCO基及びNCO−反応性アルコール性及びアミン性
基の間の比率は1以上である。使用できるアルコール性
ヒドロキシル基のすべてがすでにイソシアナートと反応
してしまった段階で水を加えるので、水が反応で競争す
ることはない。場合により水と同時に加えられるポリア
ミンがイソシアナートと非常に迅速に反応するので、こ
の反応でも水は競争しない。従って水は過剰のイソシア
ナート基とのみ反応することができ、従って生成物の分
子量の増加において不可欠の役割を果す。
【0016】我々の生成物は柔軟度が高く、粘着性が非
常に低く、特に非常に高い湿潤接着性、高い柔軟度及び
低い粘着性の非常に好ましい組み合わせを有する。 〔発明の詳細な説明〕
【0017】ジイソシアナート成分(A)は、例えば
ustus Liebigs Annalen der
Chemie,562,75−136頁にてW.Si
efkenにより記載の種類の芳香族ジイソシアナート
から選ぶことができる。側鎖アルキル基を有する芳香族
ジイソシアナート又はジイソシアナート混合物、例えば
2,4−及び2,6−トルエンジイソシアナートが特に
好ましい。
【0018】ポリエーテルポリオール(B)は、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシド
の重付加生成物、ならびにそれらのコ−重付加生成物及
びグラフト重付加生成物、多価アルコール又はそれらの
混合物の縮合により得られるポリエーテル、ならびに
水、多価アルコール、アミン又はアミノアルコールのア
ルコキシル化により得られるポリエーテルから選ぶのが
好ましい。特に好ましいポリエーテルポリオール(B)
は、分子量が約1500以上(好ましくは1800−3
000の範囲)で平均官能価数が1.85以上(好まし
くは2−3)のエチレンオキシド及び/又はプロピレン
オキシドのホモ−及び/又はコー重付加化合物であり、
二官能基性ポリエーテルが特に好ましい。
【0019】例えばポリエステル、ポリラクタム又はポ
リカーボネートポリオールの種類に属し、ポリウレタン
の化学から既知の比較的分子量の高い他のポリヒドロキ
シル成分を、場合により少量用いることができる。
【0020】1−2個のイソシアナート−反応性基及び
少なくとも1個のイオン性基を含む適したイオン性化合
物(C)には、例えばヒドロキシカルボン酸及びメルカ
プトカルボン酸、アミノカルボン酸、例えばグリシン、
アラニン又は4−アミノ酪酸、ジ−及びポリヒドロキシ
カルボン酸、例えばジメチロールプロピオン酸又はジメ
チロール酪酸、あるいはドイツ公開明細書2,446,
440及び2,437,218に記載のスルホネート基
を含む脂肪族ジオールなどの化合物が含まれる。特に好
ましいイオン性成分(C)には次式
【0021】
【化1】
【0022】[式中、X及びYは独立して炭素数が1−
6の二官能基性脂肪族炭化水素基であり、Zはアルカリ
金属イオン又はプロトンであり、n及びmは独立して0
又は1−30の数であり、o及びpは0、1、2又は3
の値であり、qは0、1又は2の値である]に対応する
スルホネートジオールが含まれる。ジメチロールプロピ
オン酸も特に好ましい。特に好ましい他の成分(C)は
カナダ特許928,323に記載の種類のジアミノスル
ホネート、例えばN−(2−アミノエチル)−2−アミ
ノエタンスルホン酸のナトリウム塩又はN−(2−アミ
ノエチル)−2−アミノプロパン酸のナトリウム塩であ
る。イオン性成分(C)を非−中和カルボン酸及び/又
はスルホン酸の形態で用いる場合、好ましい中和剤は第
3アミン、例えばトリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリブチルアミン、トリイソプロパノールアミン、
N,N−ジメチルエタノールアミン又はアンモニア、ア
ルカリ金属ヒドロキシド、例えばナトリウムあるいはカ
リウムヒドロキシド、又はアルカリ金属炭酸塩あるいは
炭酸である。
【0023】適したポリアミン(D)は分子量が32以
上(好ましくは60−500の範囲)であり、第1及び
/又は第2アミノ基を含む化合物である。そのようなポ
リアミンの適した例にはエチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、イソホロンジアミン、2,4−ジアミノ
トルエン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、N,
N’−ジメチルエチレンジアミン、4,4’−ジアミノ
シクロヘキシルメタン、ピペラジン、2,5−ジメチル
ピペラジン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,2
−ジアミノプロパン、ヒドラジン又はヒドラジンハイド
レート、ジエチレントリアミンが含まれる。例えばジブ
チルアミン、エタノールアミン、N−メチルエタノール
アミン、ジエタノールアミン又はプロパノールアミンな
どのモノアミンを場合により少量で用いて官能価数を修
正することができる。もちろんポリアミン(D)を保護
された形態で、すなわち対応するケチミン(ドイツ公開
明細書2,725,589)、ケタジン(ドイツ公開明
細書2,811,148及び米国特許4,269,74
8)あるいはアミン塩(米国特許4,292,226)
として用いることもできる。
【0024】本発明のポリウレタンウレアは、ウレタン
基及びウレア基の合計含有率がポリウレタンウレア1k
g当たり800−1800ミリモル(好ましくは1kg
当たり1000−1700ミリモル)の場合に特に適し
ている。
【0025】ポリウレタンウレアは一般に以下の既知の
方法のひとつにより製造する: 1.熔融状態でNCO−末端プレポリマーを製造し、適
した溶媒に溶解し、溶液中で連鎖延長剤と反応させてポ
リウレタンを形成する、ドイツ公開明細書1,495,
745及び米国特許3,479,310に記載のいわゆ
る“アセトン法(aceton process)”。
ポリウレタンの溶液を水と混合した後、溶媒を蒸留する
ことによりポリウレタン分散液を得る。架橋系は有機相
でゲル化し易いので、基本的に直鎖状ポリウレタンをこ
の方法で合成することができる。
【0026】2.保護アミン又はヒドラジンを連鎖延長
剤として用いたポリウレタン−べース分散液の製造法が
ドイツ公開明細書2,725,589及び米国特許4,
269,748ならびに4,292,226に記載され
ている。この方法の場合、親水性NCO−末端プレポリ
マーを水の不在下で、少なくとも部分的に保護されたア
ミン又はヒドラジンと混合する。その後得られた混合物
に水を加え、あらかじめ保護されたアミン又はヒドラジ
ンを遊離してプレポリマーのための連鎖延長剤として反
応させる。この方法で芳香族ジイソシアナートを用いて
NCO−末端プレポリマーを形成することもできるが、
脂肪族及び/又は環状脂肪族結合NCO基を含むプレポ
リマーの使用が好ましい。
【0027】3.他の既知の方法において、親水性プレ
ポリマーを水に分散し、続いて連鎖延長剤を加えること
によりNCO−末端プレポリマーを水性媒体中で連鎖延
長する。分散液はプレポリマーに水を加える、及び水に
プレポリマーを加える両方の方法で形成することができ
る。連鎖延長を水性媒体中で行う場合、脂肪族及び/又
は環状脂肪族NCO基を末端とするプレポリマーが特に
好ましい。芳香族結合末端NCO基を用いると、米国特
許4,387,181に記載の通りこれらのイソシアナ
ートは水の付加の前にキャップされる傾向がある。分散
液の製造にはアセトン法1)が好ましい。
【0028】本発明に従いポリウレタンは、例えばポリ
ウレタン熔融物を高剪断速度を与えることができる装置
で水と混合することによるなどの溶媒を用いない分散、
そのような装置における加工の間の可塑化のための少量
の溶媒の使用及び超高周波数の音波などの非−機械的分
散法の使用を含む基本的にいずれの方法によっても分散
することができる。しかしポリウレタンが自己−分散可
能な場合、撹拌槽又はいわゆる還流ミキサーなどの簡単
なミキサーを用いることもできる。
【0029】一般に出発成分(A)から(E)の量は、
ポリウレタンウレア100g当たり5−35ミリモル
(好ましくは10−30ミリモル)のアニオン性基を含
むアニオン性修飾ポリウレタンウレア及び固体含有率が
20−60重量%の分散液が得られるように選ぶ。
【0030】成分(B)から(D)の官能価数は、クレ
イムに記載の平均合計官能価数が得られるように選ぶ。
【0031】本発明のポリウレタンウレアに適した有機
溶媒は、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、テトラヒドロフラン又はN−メチルピロリド
ン、あるいは例えばシクロヘキサノン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン又はアセトンなどのケト
ンとイソプロパノール、n−ブタノール、tert−ブ
タノール、メトキシプロパノール又はブチルグリコール
などのアルコールの溶媒混合物である。
【0032】本発明のアニオン性修飾ポリウレタンウレ
アは、革の仕上げ剤における接着促進剤として用いるの
に非常に適している。
【0033】以下の実施例は、本発明の化合物の製造及
び利用をさらに詳細に説明するものである。前記の開示
に示されている発明はその精神及び範囲においてこれら
の実施例に制限されるものではない。当該技術における
熟練者は、下記の製造法の条件及び過程の既知の変法を
用いてこれらの化合物を製造できることを容易に理解す
るであろう。他に注意がなければ温度はすべて℃であ
り、部及びパーセントはすべてそれぞれ重量部及び重量
パーセントである。
【0034】
【実施例】THF中の溶解度及び粘度の決定 90%の固体を含む水性分散液10部を90部のTHF
で希釈する(25℃にて60分間撹拌して)。
【0035】評価:裸眼で目に見えるゲル含有物を含ま
ない透明で流動性の溶液が得られたら完全な溶解と認め
る。
【0036】粘度:示されている粘度はDIN(ドイツ
工業規格(German Industrial St
andard)53 211に従って決定したDINビ
ーカー(4mmノズル)からの流出粘度(outflo
w viscosity)である。数字は液体の糸が切
れる時点までの流出時間を秒[sec]で表したもので
ある。
【0037】硬度:DIN53 505に基づくショア
ーA硬度 30%ポリウレタンウレア水性分散液10mlをガラス
上に注ぎ、室温で終夜乾燥し、その後50℃に1/2時
間加熱する。フィルムを剥がし、ストリップに切断す
る。空気を含まないように、及び段積みが少なくとも6
mmの高さとなるようにストリップを互いに積み重ね
る。その後この段積みに関して試験する。3回の測定の
平均値を示す。
【0038】実施例1 400gのポリプロピレンオキシドジオール(OH価5
6)及び18.8gのジメチロールプロピオン酸から、
110℃及び15ミリバールにて60分間水を除去し
た。2,6−及び2,4−トルエンジイソシアナートの
35:65混合物73.9gを95℃で加えた。5時間
後にイソシアナート含有率が1.34%となった。反応
混合物を390gのアセトンで希釈し、10.6gのト
リエチルアミンを50℃にて15分かけて加えた。溶液
を1000gの水で希釈し、100gの水中の2.7g
のジエチレントリアミンを用いて連鎖延長した。蒸留に
よりアセトンを除去した後、以下のデータを有する微粒
子分散液が得られた: 固体含有率:30.6重量% pH=8.0 ウレタン基:1244ミリモル/kg ウレア基:255ミリモル/kg 合計:1599ミリモル/kg ショアーA:47 THF中の溶解度:完全に溶解(透明溶液) THF中の粘度:26(sec)実施例2 2.7gのジエチレントリアミンの代わりに12.1g
のイソホロンジアミンを用いる以外、方法は実施例1と
同様である: 固体含有率:30.7重量% pH=8.2 ウレタン基:1319ミリモル/kg ウレア基:303ミリモル/kg 合計:1622ミリモル/kg ショアーA:44 THF中の溶解度:完全に溶解(透明溶液) THF中の粘度:13(sec)実施例3 1380gのポリプロピレンオキシドジオール(OH価
56)及び65gのジメチロールプロピオン酸から、1
10℃及び15ミリバールにて60分間水を除去した。
2,6−及び2,4−トルエンジイソシアナートの3
5:65混合物266gを95℃で加えた。5時間後に
イソシアナート含有率が1.55%となった。反応混合
物を3300gのアセトンで希釈した。160gの水中
の12.25gのエチレンジアミンを55−65℃でア
セトン溶液に加えた。その後溶液を35gのトリエチル
アミンで中和し、4000gの水を用いて分散した。蒸
留によりアセトンを除去した後、以下のデータを有する
微粒子分散液が得られた: 固体含有率:30.5重量% pH=7.7 ウレタン基:1335ミリモル/kg ウレア基:332ミリモル/kg 合計:1667ミリモル/kg ショアーA:49 THF中の溶解度:完全に溶解(透明溶液) THF中の粘度:17(sec)実施例4−5 試験試料の調製 市販のフッ素化炭素樹脂を用いて疎水化したフルグレイ
ンレザー(fullgrain leather)から
11x20cmの試料を切断した。実施例2に記載の生
成物から固体含有率が6%でイソプロピルアルコール含
有率が10%の水性組成物を調製し、これらの組成物の
3.5gを革試料のしぼ側に噴霧した。乾燥(50℃で
10分間)及び室温における終夜保存の後、そのように
して処理した革に75部のEUDERMRGrunds
chwarz C、75部のEUDERMRFille
r VF、50部のEUDERMRPaste F0、
150部のEUDERMRDispersion 32
A、150部のBAYDERMRGrund 50 U
D及び500部の水の混合物5gを2回上塗り噴霧し
た。乾燥した試料につき、JUF 470(DESMO
COLL法)に従って乾燥及び湿潤接着を試験し、下表
に示す結果(N−cm-1)を得た。
【0039】
【表1】
【0040】実施例6(米国特許4 895 894と
の比較) 200gのポリプロピレンオキシドジオール(OH数=
56)及び13.6gのジメチルプロピオン酸の混合物
を110℃及び15ミリバールで60分間脱水する。8
0gの4,4’−メチレンビス−(シクロヘキシルイソ
シアナート)を100℃にて加える。4時間後にイソシ
アナート含有率が2.72%となった。熔融物を9.8
gのトリエチルアミンと共に70℃にて15分間撹拌す
る。その後混合物を700gの水で希釈する。100g
の水中の5.41gのエチレンジアミンを溶液に加え
る。微粉砕分散液が得られ、それは約3時間後にカード
−様に固化する。
【0041】ウレタン基:1308ミリモル/kg ウレア基:625ミリモル/kg 合計:1933ミリモル/kg THF中の溶解度:不溶性 本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0042】1.(A)芳香族ジイソシアナート、
(B)平均分子量が1500以上のポリエーテルポリオ
ール、(C)1−2個のイソシアナート−反応性基及び
少なくとも1個のイオン性基を含む少なくとも1種類の
化合物、(D)平均分子量が少なくとも32のポリアミ
ン、及び(E)水の反応により製造され、イソシアナー
ト反応性化合物BからDの平均合計官能価数が1.85
−2.2であり、ポリウレタンウレアがアニオン性修飾
ポリウレタンウレア1kg当たり800−1500ミリ
モルのウレタン基及び800−1800ミリモルのウレ
タン+ウレア基を有することを特徴とするアニオン性修
飾ポリウレタンウレア。
【0043】2.ウレタン基+ウレア基の含有率がポリ
ウレタンウレア1kg当たり1000−1700ミリモ
ルである、第1項に記載のポリウレタンウレア。
【0044】3.ウレア基の含有率がポリウレタンウレ
ア1kg当たり150ミリモル以上である、第1項に記
載のポリウレタンウレア。
【0045】4.ウレア基の含有率がポリウレタンウレ
ア1kg当たり200ミリモル以上である、第1項に記
載のポリウレタンウレア。
【0046】5.成分(A)のイソシアナート基と成分
(B)、(C)ならびに(D)のOH及びNH基の合計
数の間のモル比が1以上である、第1項に記載のポリウ
レタンウレア。
【0047】6.成分(A)のイソシアナート基と成分
(B)、(C)ならびに(D)のOH及びNH基の合計
数の間のモル比が1.05以上である、第1項に記載の
ポリウレタンウレア。
【0048】7.ショアーA硬度が最高50である、第
1項に記載のポリウレタンウレア。
【0049】8.接着促進剤の存在下で革を仕上げる方
法において、接着促進剤として第1項に記載のポリウレ
タンウレアを用いて革を処理することを含む改良。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)芳香族ジイソシアナート、 (B)平均分子量が1500以上のポリエーテルポリオ
    ール、 (C)1−2個のイソシアナート−反応性基及び少なく
    とも1個のイオン性基を含む少なくとも1種類の化合
    物、 (D)平均分子量が少なくとも32のポリアミン、及び (E)水 の反応により製造され、イソシアナート反応性化合物B
    からDの平均合計官能価数が1.85−2.2であり、
    ポリウレタンウレアがアニオン性修飾ポリウレタンウレ
    ア1kg当たり800−1500ミリモルのウレタン基
    及び800−1800ミリモルのウレタン+ウレア基を
    有することを特徴とするアニオン性修飾ポリウレタンウ
    レア。
  2. 【請求項2】 接着促進剤の存在下で革を仕上げる方法
    において、接着促進剤として請求項1に記載のポリウレ
    タンウレアを用いて革を処理することを含む改良。
JP5202522A 1992-07-31 1993-07-26 革の塗料のための、粘着性の低下したアニオン性修飾ポリウレタンウレア Pending JPH06220156A (ja)

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DE4225290.3 1992-07-31
DE4225290 1992-07-31

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EP0581159A1 (de) 1994-02-02
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