JPH06219978A - トリフルオロメチルベンゼン誘導体並びにそれらを含む液晶組成物 - Google Patents

トリフルオロメチルベンゼン誘導体並びにそれらを含む液晶組成物

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JPH06219978A
JPH06219978A JP34215993A JP34215993A JPH06219978A JP H06219978 A JPH06219978 A JP H06219978A JP 34215993 A JP34215993 A JP 34215993A JP 34215993 A JP34215993 A JP 34215993A JP H06219978 A JPH06219978 A JP H06219978A
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Atsushi Sugiura
淳 杉浦
Kenji Suzuki
賢治 鈴木
Tsunenori Fujii
恒宣 藤井
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Abstract

(57)【要約】 一般式 【化1】 (式中、R並びにRはそれぞれ独立に炭素原子数1
から14のアルキル基、アルコキシ基あるいはアルコキ
シアルキル基を表し、A、Bは特定のフェニル、ビフェ
ニル、シクロヘキシル−フェニル、ジシクロヘキシルを
表し、m並びにnはそれぞれ独立に0あるいは1を表
す。ただし、mとnとは同時に0であることはなく、m
とnとが同時に1であるときは、AとBとはいずれも 【化2】 を表わす)で表されるトリフルオロメチルベンゼン誘導
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、新規な液晶性化合物並びにこれ
らの液晶性化合物の少なくとも1種を含有することを特
徴とする液晶組成物に関する。更に詳しく言えば本発明
は強誘電性液晶組成物並びにネマチック液晶組成物に関
し、その組成成分として有用で且つ化学的安定性に優れ
た新規なトリフルオロメチルベンゼン骨格を有する液晶
性化合物並びに、それらの新規なトリフルオロメチルベ
ンゼン骨格を有する液晶性化合物の少なくとも1種を含
有することを特徴とする液晶組成物に関する。
【0002】
【背景技術】時計、電卓、パーソナルワープロ、ポケッ
トテレビ用等の表示素子として、液晶表示素子は広く用
いられている。これは受光型で目が疲れない、消費電力
が少ない、薄型である等の優れた特徴を有しているため
であるが、ネマチック液晶組成物においては応答速度が
遅い、メモリー性がない等から応用面において制限があ
った。応用面の拡大を図るため、従来用いられていたツ
イステッドネマチック(TN)型表示方式を改良したス
ーパーツイステッドネマチック(STN)型表示方式等
も見いだされている。さらに、TFTやMIMのような
トランジスターやダイオードを用いて駆動させる等によ
りCRTに近づきつつある。しかし、未だCRTと比較
して、応答速度が遅い、視野角が十分でないことから、
液晶表示素子の研究は活発に行われ、その1つに強誘電
性液晶〔R.B.Meyerら;Physique,3
6 L−69(1975)〕を利用した表示方式〔N.
A.Clarkら;Applied Phys.let
t.,36,899(1980)〕が提案されている。
この方式は従来方式に比べて100〜1,000倍もの
高速応答であること、及びメモリー性があること等の優
れた特徴を有しているため、液晶表示素子の用途拡大が
期待されている。強誘電性液晶は液晶分子長軸が層法線
方向とある角度を有する一連のスメクチック液晶を指す
が、実用的にはカイラルSmC相が用いられる。
【0003】表示素子作成用の強誘電性液晶は、(1)
種々のカイラルSmC相を有する化合物同士、又は、
(2)種々のSmC相を有する化合物と光学活性化合物
とを混合して得られる液晶組成物とする2つの方式があ
る。強誘電性液晶表示素子の研究開発は、当初(1)の
方式で得られる液晶組成物を用いていたが、研究開発が
進展し、SmC相を有する化合物に光学活性化合物を添
加することにより強誘電性液晶が得られることが判明し
て以来、(2)の方式で得られる組成物を用いる方向に
ある。特に、SmC化合物を混合して得られるSmC組
成物(SmCホスト)に1種〜数種の光学活性化合物
(カイラルSmC相を有している方が良いが、必ずしも
有していなくともよい化合物でキラルドーパントと称さ
れる)を添加して強誘電性液晶組成物とする研究開発が
主流となってきている。
【0004】これは(2)の方が表示素子用として要求
される種々の特性(動作温度範囲、応答速度、自発分
極、ラセンピッチ、化学的安定性等)を調整しやすいこ
と、又はカイラルSmC化合物に比べてSmC化合物は
安価に合成できること等から(2)が有利と考えられて
いるためである。
【0005】強誘電性液晶における応答時間は式τ=η
/E・Ps(τ=応答時間 η=粘性、E=電界、Ps
=自発分極)で表され、Psを大、ηを低くすればτを
短くすることができる。しかし、実用的には応答時間の
他に、動作温度範囲、視野角、コントラスト等の種々の
特性を最適化する必要があり、そのため、多種多数の化
合物を混合し、個々の化合物が有している特長を生かす
ことで最適化を計ることが試みられている。前記(2)
の方式における強誘電性液晶組成物中の大部分はSmC
ホスト成分であり、SmCホスト成分が強誘電性液晶組
成物の特性に大きな影響を与える。
【0006】従って、表示素子用としての強誘電性液晶
組成物の最適化を計るためには優れたSmCホストが必
要であり、例えば、SmC温度範囲が広い、低粘性、キ
ラルドーパント添加時にチルト角が22.5°また層構
造がブックシェルフあるいはシェブロン型である等であ
る。しかし未だ実用に供せられるまでに至っておらず、
強誘電性液晶組成物作成の際に有用な成分と成りうる種
々の化合物の開発が望まれている。
【0007】本発明者らは、前記観点からSmCホスト
を作成する際に必要な液晶性化合物に着目し、強誘電性
液晶組成物作成の際に有効な液晶性化合物を得ることを
目的とし、また、同時にネマチック液晶組成物を作成す
る際の諸物性を向上させる材料としての有用性について
も検討した。
【0008】分子長軸側方に電子吸引性の強いトリフル
オロメチル基を導入することにより分子長軸に対する垂
直方向の誘電率が大きくなる化合物をデザインし、合成
した。
【0009】その結果、チルト角を大きくし、応答時間
を短くできる、又、高視野角、高コントラスト表示が可
能な高周波重畳法による強誘電性液晶表示(J.M.G
eary,SID’85,Digest(1985)1
28,Y.Sato,etal,SID’86,Dig
est(1986)348)用の材料としてまたネマチ
ック液晶組成物作成の際にそのしきい値(Vth)、屈
折率異方性(△n)等を調整する材料として有用である
新規なトリフルオロメチルベンゼン誘導体を合成するこ
とに成功した。
【0010】
【発明の開示】本発明は、一般式(I)
【化7】 (式中、R並びにRはそれぞれ独立に炭素原子数1
から14のアルキル基、アルコキシ基あるいはアルコキ
シアルキル基を表し、
【化8】 を表し、m並びにnはそれぞれ独立に0あるいは1を表
す。
【0011】ただし、mとnとは同時に0であることは
なく、mとnとが同時に1であるときは、AとBとはい
ずれも
【化9】 を表わす)で表されるトリフルオロメチルベンゼン誘導
体、並びに、この誘導体の少なくとも1種を含有するこ
とを特徴とする液晶組成物を提供するものである。
【0012】本発明に係わる新規化合物は、単独ではS
mC相を有しているものと有していないものとがある
が、いずれも強誘電性液晶組成物あるいは、ネマチック
液晶組成物を作成する際に使用できる有効な化合物であ
る。
【0013】これらの化合物の合成方法の例について合
成経路1〜5として概略を説明し、さらに、本発明の実
施例を掲げて詳細を説明する。以下に示す合成経路は、
その一例であり、これらにより本発明は特定されない。
各実施例で合成した化合物の相転移温度の測定結果を表
4に掲載する。なお、これらの結果は測定機器、測定方
法の違い、あるいは純度により影響されるため、その数
値に多少の異同が認められることは理解されよう。
【0014】〔合成経路〕以下の合成経路中、Rは炭素
原子数1〜14のアルキル基を表し、J,k,p,qは
それぞれ1〜13の整数を表し、他の記号は特許請求範
囲の項で表されている定義を有する。
【0015】
【化10】
【0016】経路1(前駆体合成経路−1)
【化11】
【0017】経路2(前駆体合成経路−2)
【化12】
【0018】経路3(標記化合物合成経路−1)
【化13】
【0019】
【化14】 経路4(前駆体合成経路−3)
【化15】
【0020】経路5(標記化合物合成経路−2)
【化16】
【0021】以下に前記合成経路について概略説明す
る。 経路1について:一般式(1)〜(5)で表される化合
物は市販されており、一般式(6)〜(9)で表される
化合物は(6−1),(7−1),(9−1)を出発原
料として得ることができる。
【0022】化合物(6−1)をRONa(ナトリウム
アルコキサイド)でエーテル化して得られる化合物(6
−2)を臭素を用いて臭素化すれば一般式(6)で表さ
れる化合物が得られる。
【0023】化合物(7−1)をシアン化カリウムでシ
アノ化し、次いで酸加水分解して得られる化合物(7−
3)をLiAlHで還元反応して化合物(7−4)が
得られる。これを臭化水素酸で臭素化し、化合物(7−
5)が得られる。化合物(7−5)を前記(7−1)に
替えて用い、シアノ化、加水分解、還元、臭素化し、得
られた臭素化物を用いて一連の反応を繰り返し任意に行
うことにより一般式(7−6)で表される化合物が得ら
れる。
【0024】一般式(7−6)で表される化合物をRO
Na(ナトリウムアルコキサイド)でエーテル化すれば
一般式(7)で表される化合物が得られる。一般式
(8)の化合物はp−ブロムヨードベンゼンと一般式
(7)で表される化合物から誘導されるボロン酸化合物
とのカップリング反応により合成することができる。
【0025】化合物(9−1)をLiAlHで還元し
て得られる化合物(9−2)を臭化水素酸で臭素化する
ことにより化合物(9−3)が得られる。化合物(9−
3)を用いて、前記した化合物(7−1)から化合物
(7−6)を得る方法と同様にして一般式(9−8)で
表される化合物が得られる。一般式(9−8)で表され
る化合物を臭素を用いて臭素化し、次いでRONa(ナ
トリウムアルコキサイド)でエーテル化することにより
一般式(9)で表される化合物が得られる。
【0026】市販の一般式(1)〜(5)で表される化
合物並びに前記方法で得られる一般式(6)〜(9)で
表される化合物をそれぞれMgと反応させてグリニヤー
ル試薬を調製し、これにトリメチルボレート〔B(OC
〕を作用させ、次いで加水分解して一般式(P
−1)或いは(P−2)で表される化合物を得ることが
できる。
【0027】経路2について:市販の化合物(10−
1)と亜硝酸ソーダを反応させてジアゾニウム塩を調製
し、これを硫酸で加熱分解して化合物(10−2)が、
ヨウ化銅(Cul)と反応させて化合物(11−1)
が、又、化合物(11−1)をシアン化銅〔Cu(C
N)〕と反応させて化合物(14−1)がそれぞれ得
られる。
【0028】一般式(10)で表される化合物は化合物
(10−2)とアルキルブロマイド(RBr)との常法
によるエーテル化反応により合成することができる。一
般式(11)および(13)で表される化合物は化合物
(11−1)と経路1に記載の化合物(3)及び(1)
のボロン酸とをそれぞれカップリング反応させることに
より得られる。
【0029】前述の方法で得られる化合物(14−1)
を用い、経路1において化合物(7−1)から一般式
(7)及び(8)で表される化合物を得るのと同様の方
法で一般式(14)及び(15)で表される化合物が得
られる。又、この経路中の化合物(14−3)をトシル
クロライドでトシル化し、これにアルキルマグネシウム
ブロマイド(RMgBr)を作用させれば一般式(1
2)で表される化合物を得ることができる。このように
して、一般式(P−3)あるいは(P−4)で表される
化合物が得られる。
【0030】経路3について:経路1並びに経路2で得
られる一般式(P−1)で表される化合物と一般式(P
−4)で表される化合物或いは一般式(P−2)で表さ
れる化合物と一般式(P−3)で表される化合物をテト
ラキストリフェニルホスフィンパラジウム〔Pd(PP
〕存在下にカップリング反応させることによ
り、本発明化合物である一般式(I)で表される化合物
が得られる。
【0031】経路4について:一般式(16−1)で表
される化合物を硫酸水素カリウム(KHSO)等の酸
化剤を用いて酸化反応することにより一般式(16)で
表される化合物を得ることができる。
【0032】経路1において一般式(6)で表される化
合物から得られるボロン酸誘導体を過酸化水素を用いて
酸化反応することにより、一般式(17−1)で表され
る化合物が得られる。これをパラジウムカーボン(Pd
/C)触媒下に核水添して得られる一般式(17−2)
で表される化合物を硫酸水素カリウム(KHSO)等
の酸化剤を用いて酸化反応することにより、一般式(1
7)で表される化合物を得ることができる。
【0033】経路5について:経路2で得られる一般式
(P−3)あるいは(P−4)で表される化合物とマグ
ネシウムを反応させてグリニヤール試薬を調製し、これ
らと経路4で得られる一般式(P−6)あるいは(P−
5)で表される化合物とをそれぞれカップリング反応さ
せることによって得られるシクロヘキセン誘導体をPd
/C存在下に水素添加すれば、本発明化合物である一般
式(I)で表される化合物を得ることができる。
【0034】以下に実施例により更に詳しく説明する
が、本明細書中に記載の略記号は下記の意味を有する。 GTO: ガラスチューブオーブン GC: ガスクロマトグラフィー HPLC: 高速液体クロマトグラフィー IR: 赤外線吸収スペクトル Mass: 質量スペクトル GC−Ms: ガスクロマトグラフィ−質量スペクト
ル b.p.: 沸点 C: 結晶 S: Sc,S以外のスメクチック相 SmC,Sc: スメクチックC相 S: スメクチックA相 Ch: コレステリック相 Ne: ネマチック相 I: 等方性液体 ?: 温度不明
【0035】
【実施例】
実施例1
【化17】 2−アミノ−5−ブロモベンゾトリフルオリド20g
(83.3mmol)に濃硫酸24ccの水60cc溶
液を加え、析出物が生じた。この析出物を溶かすために
さらに酢酸60ccを加えた。この溶液を5℃以下に冷
却した後、亜硝酸ナトリウム6.68g(96.8mm
ol)の水20cc溶液を滴下し、氷片、尿素0.5g
及び酢酸120ccを加え5℃以下にて放置してジアゾ
ニウム塩溶液を放置した。一方、硫酸ナトリウム31.
2g、濃硫酸24cc及び水20ccから成るけん濁液
を130〜135℃に加熱した後、先に調整したジアゾ
ニウム塩溶液を徐々に滴下し生成するフェノール体を水
蒸気と一緒に留出させた。この留出液をエーテルで抽
出、飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を
留去し、残留物を減圧下、GTOにて蒸留し2−トリフ
ルオロメチル−4−ブロモフェノール15.3g(7
6.5%)を得た。b.p.105℃/30torr、
GC92.2%、GC−Ms240(M−1),242
(M+1)
【0036】
【化18】 (a)で得た2−トリフルオロメチル−4−ブロモフェ
ノール5g(20.7mmol)、n−オクチルブロマ
イド4.8g(24.8mmol)、炭酸カリウム8.
6g(62.1mmol)及びメチルエチルケトン50
ccから成る混合物を還流下にて10時間撹拌した。反
応混合物から吸引ろ過により不溶物を除き、そのろ液を
濃縮し、ベンゼンで抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウム
で乾燥後溶媒を留去し、残留分を減圧下、GTOにて蒸
留し2−トリフルオロメチル−4−ブロモオクチルオキ
シベンゼン5.9g(80.8%)を得た。b.p.1
25℃/1.5torr,GC94.4%,GC−Ms
352(M−1),354(M+1)
【0037】
【化19】 アルゴン雰囲気下、ヨウ素により活性化したマグネシウ
ム1.85g(76.2mmol)に4−オクチルオキ
シ−4′−ブロモビフェニル25g(69.3mmo
l)のテトラヒドロフラン100cc溶液の1/5量を
加え加熱した。反応開始後、残りの溶液を滴下しさらに
還流下で2時間撹拌して、グリニヤール試薬を調整し
た。一方、アルゴン雰囲気下、ホウ酸トリメチル6g
(57.7mmol)のテトラヒドロフラン20cc溶
液を0℃に冷却した後、先に調整したグリニヤール試薬
を滴下して、徐々に室温に戻し3時間撹拌した。この反
応混合物に氷冷した10%硫酸水溶液を加えて加水分解
を行い、ベンゼンで抽出、水洗、硫酸ナトリウムで乾燥
後溶媒を留去し、残留分をヘキサンで再結晶して4−オ
クチルオキシビフェニル−4′−ボロン酸13,7g
(60.6%)を得た。HPLC95.9%
【0038】
【化20】 アルゴン雰囲気下、Pd〔PPh〔テトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)〕0.2
g、(b)で得た2−トリフルオロメチル−4−ブロモ
オクチルオキシベンゼン1,24g(3.5mmol)
のベンゼン20cc溶液、(c)で得た4−オクチルオ
キシビフェニル−4′−ボロン酸1.24g(3.8m
mol)のエタノール25ccけん濁液及び2M炭酸ナ
トリウム水溶液5ccから成る混合物を還流下で6時間
撹拌した。反応混合物を水に注加し、ベンゼンで抽出、
水洗、硫酸ナトリウムで乾燥後溶液を留去し、残留分を
ヘキサン−ベンゼン(15:1〜5:1)を溶出液とし
たシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し次いで
アセトンで再結晶を行い3−トリフルオロメチル−4,
4″−ジオクチルオキシターフェニル0.85g(4
3.6%)を得た。
【0039】この物の純度はHPLCで98.9%であ
り、TLCで1スポットであった。又IR測定の結果及
びMass分析で554に分子イオンピークが認められ
たこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標記
化合物であることを確認した。
【0040】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0041】実施例2
【化21】 実施例1−(c)において4−オクチルオキシ−4′−
ブロモビフェニル25gに替えて4−ヘプチル−4′−
ブロモビフェニル22.9gを用い、他は実施例1−
(c)と同様に操作し4−ヘプチルビフェニル−4′−
ボロン酸14g(68.3%)を得た。HPLC93.
8%
【0042】
【化22】 実施例1−(d)において4−オクチルオキシビフェニ
ル−4′−ボロン酸1.24gに替えて(a)で得られ
た4−ヘプチルビフェニル−4′−ボロン酸1.14g
を用い、他は実施例1−(d)と同様に操作し3−トリ
フルオロメチル−4−オクチルオキシ−4″−ヘプチル
ターフェニル1.25g(67.9%)を得た。
【0043】この物の純度はHPLCで99.4%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で524に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0044】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0045】実施例3
【化23】 実施例1−(b)においてn−オクチルブロマイド4.
8gに替えてn−ヘキシルブロマイド4.1gを用い、
他は実施例1−(b)と同様に操作して2−トリフルオ
ロメチル−4−ブロモヘキシルオキシベンゼン5.1g
(92.7%)を得た。b.p.110℃/1.5to
rr,GC94.7%,GC−Ms 324(M−1)
326(M+1)
【0046】
【化24】 実施例1−(c)において4−オクチルオキシ−4′−
ブロモビフェニル25gに替えて4−ペンチルオキシ−
4′−ブロモビフェニル22.1gを用い、他は実施例
1−(c)と同様に操作し4−ペンチルオキシビフェニ
ル−4′−ボロン酸10.5g(53.3%)を得た。
HPLC96.8%
【0047】
【化25】 実施例1−(d)において2−トリフルオロメチル−4
−ブロモオクチルオキシベンゼン1.24g並びに4−
オクチルオキシビフェニル−4′−ボロン酸1.24g
に替えて、(a)で得た2−トリフルオロメチル−4−
ブロモヘキシルオキシベンゼン1.14g並びに(b)
で得た4−ペンチルオキシビフェニル−4′−ボロン酸
1.08gを用い、他は実施例1−(d)と同様に操作
して3−トリフルオロメチル−4−ヘキシルオキシ−
4″−ペンチルオキシターフェニル1.07g(62.
9%)を得た。
【0048】この物の純度はHPLCで99.4%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で484に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0049】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0050】実施例4
【化26】 実施例1−(c)において4−オクチルオキシ−4′−
ブロモビフェニル25gに替えて4−ペンチル−4′−
ブロモビフェニル21gを用い、他は実施例1−(c)
と同様に操作し4−ペンチルビフェニル−4′−ボロン
酸10.9g58.6%)を得た。HPLC 96.4
【0051】
【化27】 実施例1−(d)において2−トリフルオロメチル−4
−ブロモオクチルオキシベンゼン1.24g並びに4−
オクチルオキシビフェニル−4′−ボロン酸1.24g
に替えて、実施例3−(a)で得た2−トリフルオロメ
チル−4−ブロモヘキシルオキシベンゼン1.14g並
びに(a)で得た4−ペンチルビフェニル−4′−ボロ
ン酸1.01gを用い、他は実施例1−(d)と同様に
操作して3−トリフルオロメチル−4−ヘキシルオキシ
−4″−ペンチルターフェニル1.03g(62.8
%)を得た。
【0052】この物の純度はHPLCで99.8%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で468に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0053】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0054】実施例5
【化28】 実施例1−(d)において4−オクチルオキシビフェニ
ル−4′−ボロン酸1.24gに替えて実施例4−
(a)で得た4−ペンチルビフェニル−4′−ボロン酸
1.01gを用い、他は実施例1−(d)と同様に操作
し3−トリフルオロメチル−4−オクチルオキシ−4″
−ペンチルターフェニル1.16g(67.8%)を得
た。
【0059】この物の純度はHPLCで99.8%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で496に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0060】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0061】実施例6
【化29】 実施例1−(c)において4−オクチルオキシ−4′−
ブロモビフェニル25gに替えて4−(トランス−4−
ペンチルシクロヘキシル)ブロモベンゼン21.4gを
用い、他は実施例1−(c)と同様に操作して4−(ト
ランス−4−ペンチルシクロヘキシル)フェニルボロン
酸9.5g(50.1%)を得た。HPLC99.7%
【0062】
【化30】 実施例1−(d)において4−オクチルオキシビフェニ
ル−4′−ボロン酸1.24gに替えて(a)で得た4
−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル
ボロン酸1.04gを用い、他は実施例1−(d)と同
様に操作し4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシ
ル)−3′−トリフルオロメチル−4′−オクチルオキ
シビフェニル0.93g(53.1%)を得た。
【0063】この物の純度はHPLCで99.2%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMaSs分析で502に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0064】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0065】実施例7
【化31】 実施例1−(a)において2−アミノ−5−ブロモベン
ゾトリフルオリド20gに替えて5−アミノ−2−ブロ
モベンゾトリフルオリド20gを用い、他は実施例1−
(a)と同様に操作し3−トリフルオロメチル−4−ブ
ロモフェノール14.3g(71.5%)を得た。b.
p.140℃/35torr,GC98.1%,GC−
Ms 240(M−1)242(M+1)
【0066】
【化32】 実施例1−(b)において2−トリフルオロメチル−4
−ブロモフェノール5gに替えて(a)で得た3−トリ
フルオロメチル−4−ブロモフェノール5gを用い、他
は実施例1−(b)と同様に操作し3−トリフルオロメ
チル−4−ブロモオクチルオキシベンゼン5.82g
(79.5%)を得た。b.p.115℃/0.9to
rr,GC96.1%,GC−Ms352(M−1)3
54(M+1)
【0067】
【化33】 実施例1−(d)において2−トリフルオロメチル−4
−ブロモオクチルオキシベンゼン1.24gに替えて
(b)で得た3−トリフルオロメチル−4−ブロモオク
チルオキシベンゼン1.24gを用い、他は実施例1−
(d)と同様に操作し2−トリフルオロメチル−4,
4″−ジオクチルオキシターフェニル1.63g(8
3.6%)を得た。
【0068】この物の純度はHPLCで99.6%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で554に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した
【0069】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0070】実施例8
【化34】 実施例1−(d)において2−トリフルオロメチル−4
−ブロモオクチルオキシベンゼン1.24g並びに4−
オクチルオキシビフェニル−4′−ボロン酸1.24g
に替えて、実施例7−(b)で得た3−トリフルオロメ
チル−4−ブロモオクチルオキシベンゼン1.24g並
びに実施例2−(a)で得た4−ヘプチルビフェニル−
4′−ボロン酸1.14gを用い、他は実施例1−
(d)と同様に操作して2−トリフルオロメチル−4−
オクチルオキシ−4″−ヘプチルターフェニル0.92
g(50%)を得た。
【0071】この物の純度はHPLCで99.9%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で524に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0072】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0073】実施例9
【化35】 実施例1−(c)において4−オクチルオキシ−4′−
ブロモビフェニル25gに替えて4−ブロモオクチルオ
キシベンゼン19.8gを用い、他は実施例1−(c)
と同様に操作し4−オクチルオキシフェニルボロン酸
8.9g(51.1%)を得た。HPLC93.0%
【0074】
【化36】 アルゴン雰囲気下、Pd〔PPh0.4g、
(a)で得た4−オクチルオキシフェニルボロン酸2.
97g(11.9mmol)のエタノール30cc溶
液、2,5−ジブロモベンゾトリフルオリド1.6g
(5.4mmol)のベンゼン30cc溶液及び2M炭
酸ナトリウム水溶液15ccから成る混合物を還流下で
12時間撹拌した。反応混合物を水に注加し、ベンゼン
で抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留
去し、残留分をヘキサン−ベンゼン(10:1〜1:
1)を溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製し、次いでアセトンで再結晶を行い2′−トリ
フルオロメチル−4,4″−ジオクチルオキシターフェ
ニル1.62g(55.5%)を得た。
【0075】この物の純度はHPLCで99.9%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で554に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0076】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0077】実施例10
【化37】 2−アミノ−5−ブロモベンゾトリフルオリド15g
(62.5mmol)に濃硫酸75cc及び酢酸100
ccを加え、加熱して析出物を溶かした。この溶液を0
℃以下に冷却した後、撹拌下亜硝酸ナトリウム5.28
g(76.5mmol)の水30cc溶液を滴下し、さ
らに0℃で30分間放置してジアゾニウム塩溶液を調製
した。
【0078】このジアゾニウム塩溶液にシクロヘキサン
75cc及びヨウ化カリウム21.5g(129.5m
mol)の水75cc溶液を順次0℃以下にて滴下し、
室温で一昼夜撹拌した。
【0079】反応混合物を水に注加し、エーテルにて抽
出、ピロ亜硫酸ナトリウム水溶液にて洗浄、次いで水洗
を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去し、残留分
を減圧下、GTOにて蒸留し、5−ブロモ−2−ヨウド
ベンゾトリフルオリド18.7g(85.4%)を得
た。b.p.120〜125℃/19torr、GC9
5.4%、GC−Ms 350(M−1),352(M
+1)
【0080】
【化38】 アルゴン雰囲気下、1.6M n−ブチルリチウム/ヘ
キサン溶液10.5cc(16.8mmol)を−10
℃で、1−オクチン1.64g(14.9mmol)の
テトラヒドロフラン7cc溶液に滴下し、同温度で20
分間撹拌した。さらに塩化亜鉛2.28g(16.8m
mol)とテトラヒドロフラン15ccから成るけん濁
液を加え−10℃で30分間撹拌した後に、(a)で得
た5−ブロモ−2−ヨウドベンゾトリフルオリド5g
(14.2mmol)のテトラヒドロフラン15cc溶
液及びPd〔PPh0.82gのテトラヒドロフ
ラン15cc溶液を順次滴下した。次いで徐々に室温に
戻し、一昼夜撹拌した。
【0081】反応混合物を希塩酸水溶液に注加し、エー
テルにて抽出、水洗、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に
て洗浄、再度水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒
を留去し、残留分を減圧下、GTOにて蒸留し2−トリ
フルオロメチル−4−ブロモ−(オクト−1−イニル)
ベンゼン3g(63.3%)を得た。b.p.95〜1
00℃/2torr、GC96.5%、GC−Ms33
2(M−1),334(M+1)
【0082】
【化39】 実施例1−(d)において2−トリフルオロメチル−4
−ブロモオクチルオキシベンゼン1.24gに替えて
(b)で得た2−トリフルオロメチル−4−ブロモ−
(オクト−1−イニル)1.16gを用い、他は実施例
1−(d)と同様に操作して3−トリフルオロメチル−
4−(オクト−1−イニル)−4′−オクチルオキシタ
ーフェニル1.52g(81.7%)を得た。HPLC
99.1%、Mass 534(M)、尚、この物の相
変化は下記のようであった。
【0083】
【化40】 (c)で得た3−トリフルオロメチル−4−(オクト−
1−イニル)−4′−オクチルオキシターフェニル0.
51g(0.96mmol)、10%パラジウムカーボ
ン0.05g及び酢酸エチル20ccから成る混合物を
2時間水素添加した
【0084】反応混合物をろ過してパラジウムカーボン
を除き、溶媒を留去した後、残留分をアセトン−メタノ
ール混合溶媒で再結晶し、3−トリフルオロメチル−4
−オクチル−4′−オクチルオキシターフェニル0.4
8g(94.1%)を得た。
【0085】この物の純度はHPLCで99.1%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で538に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0086】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察した。その結果
を表4に示す。
【0087】実施例11
【化41】 実施例1−(d)において2−トリフルオロメチル−4
−ブロモオクチルオキシベンゼン1.24g並びに4−
オクチルオキシビフェニル−4′−ボロン酸1.24g
に替えて、実施例10−(b)で得た2−トリフルオロ
メチル−4−ブロモ−(オクト−1−イニル)ベンゼン
1.16g並びに実施例2−(a)で得た4−ヘプチル
ビフェニル−4′−ボロン酸1.14gを用い、他は実
施例1−(d)と同様に操作して3−トリフルオロメチ
ル−4−(オクト−1−イニル)−4′−ヘプチルター
フェニル0.87g(49.4%)を得た。HPLC
99.1%、Mass 504(M)、尚、この物の相
変化は下記のようであった。
【0088】
【化42】 実施例10−(d)において3−トリフルオロメチル−
4−(オクト−1−イニル)−4′−オクチルオキシタ
ーフェニル0.51gに替えて、(a)で得た3−トリ
フルオロメチル−4−(オクト−1−イニル)−4′−
ヘプチルターフェニル0.48gを用い、他は実施例1
0−(d)と同様に操作して3−トリフルオロメチル−
4−オクチル−4′−ヘプチルターフェニル0.38g
(79.2%)を得た。
【0089】この物の純度はHPLCで99.0%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で508に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。この物をメトラーホッ
トステージFP−82を用い、偏光顕微鏡下で相変化を
観察した。その結果を表4に示す。
【0090】実施例12
【化43】 アルゴン雰囲気下、Pd(PPh5g、2−ブロ
モ−ベンゾトリフルオリド18.7g(83.1mmo
l)のベンゼン200cc溶液及び実施例6−(a)で
得られる4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシ
ル)フェニルボロン酸25g(91.2mmol)のエ
タノール200cc溶液及び2M炭酸ナトリウム水溶液
90ccから成る混合物を還流下で24時間撹拌した。
【0091】反応混合物を水に注加し、ベンゼンにて抽
出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去
し、残留分をヘキサンを溶出液としたシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し、次いでアセトンで再結晶
を行い4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)
−2′−トリフルオロメチルビフェニル27.4g(8
8.1%)を得た。GC98.9%、Mass374
(M)
【0092】
【化44】 氷冷下、臭素9.1g(56.9mmol)の塩化メチ
レン5cc溶液を(a)で得た4−(トランス−4−ペ
ンチルシクロヘキシル)−2′−トリフルオロメチルビ
フェニル19g(50.8mmol)硝酸タリウム(I
I)3水和物2.0g及び塩化メチレン100ccから
成る混合物に滴下し、3時間撹拌した。
【0093】反応混合物を希水酸化ナトリウム水溶液に
注加し、塩化メチレンにて抽出、水洗を行い硫酸ナトリ
ウムで乾燥後溶媒を留去し、残留分をアセトン−メタノ
ール混合溶媒で再結晶し4−(トランス−4−ペンチル
シクロヘキシル)−2′−トリフルオロメチル−4′−
ブロモビフェニル18.1g(78.7%)を得た。G
C98.7%、Mass 452(M−1),454
(M+1)
【0094】
【化45】 アルゴン雰囲気下、1.6Mn−ブチルリチウム/ヘキ
サン溶液4.6cc(7.3mmol)を−70℃で、
(b)で得た4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキ
シル)−2′−トリフルオロメチル−4′−ブロモビフ
ェニル3g(6.6mmol)のテトラヒドロフラン2
0cc溶液に滴下し同温度で1時間撹拌した。この反応
混合物にボロン酸トリメチル1ccを加え、徐々に0℃
まで上げて30分間撹拌した。再度−10℃以下に冷却
し、30%過酸化水素水5ccを滴下した後徐々に室温
に戻し1時間撹拌した。次いでこの反応混合物を−30
℃に冷却し、飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液10cc
を加え、徐々に室温に戻しながら一昼夜撹拌した。
【0095】反応混合物を水に注加し、ベンゼンにて抽
出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去
し、残留分をヘキサン−ベンゼン(2:1〜1:1)を
溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−
2′−トリフルオロメチル−4′−ヒドロキシビフェニ
ル2.42g(93.8%)を得た。GC96.6%、
IR(neat):3400cm−1(OH)
【0096】
【化46】 氷冷下(c)で得た4−(トランス−4−ペンチルシク
ロヘキシル)−2′−トリフルオロメチル−4′−ヒド
ロキシビフェニル1.07g(2.74mmo1)のジ
メチルホルムアミド20cc溶液に60%水素化ナトリ
ウム0.25gを加え、発泡が収まるまで撹拌した。さ
らにn−プロピルブロマイド0.61g(4.96mm
ol)を加え、室温で2日間撹拌した。
【0097】反応混合物を希塩酸水溶液に注加し、ベン
ゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶
媒を留去し、残留分をヘキサン−ベンゼン(4:1)を
溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製し、次いでアセトン−メタノール混合溶媒で再結晶
を行い4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)
−2′−トリフルオロメチル−4′−プロピルオキシビ
フェニル0.95g(79.8%)を得た。
【0098】この物の純度はHPLCで99.1%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で432に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0099】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察したその結果を
表4に示す。
【0100】実施例13
【化47】 実施例12−(d)においてn−プロピルブロマイド
0.61g.に替えてn−オクチルブロマイド0.96
gを用い、他は実施例12−(d)と同様に操作し4−
(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−2′−ト
リフルオロメチル−4′−オクチルオキシビフェニル
0.83g(60.1%)を得た。
【0101】この物の純度はHPLCで97.0%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で502に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0102】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察したその結果を
表4に示す。
【0103】実施例14
【化48】 アルゴン雰囲気下、1.6Mn−ブチルリチウム/ヘキ
サン溶液4.6cc(7.3mmol)を−70℃で、
実施例12−(b)で得た4−(トランス−4−ペンチ
ルシクロヘキシル)−2′−トリフルオロメチル−4′
−ブロモビフェニル3g(6.6mmol)のテトラヒ
ドロフラン20cc溶液に滴下し、同温度で2時間撹拌
した。さらにN−ホルミルピペリジン0.95g(8.
4mmol)を滴下し、徐々に室温まで戻し一昼夜撹拌
した。
【0104】反応混合物を希塩酸水溶液に注加し、ベン
ゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶
媒を留去し粗4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキ
シル)−2′−トリフルオロメチル−4′−ホルミルビ
フェニル2.69gを得た。GC93.9%、IR(n
eat):1700cm−1(CHO)
【0105】
【化49】 氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム0.5g(13.2m
mol)を(a)で得た粗4−(トランス−4−ペンチ
ルシクロヘキシル)−2′−トリフルオロメチル−4′
−ホルミルビフェニル2.6g(6.5mmol)のテ
トラヒドロフラン10cc及びエタノール10ccから
成る溶液に加え、3時間還流撹拌した。
【0106】反応混合物を希塩酸水溶液に注加し、ベン
ゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶
媒を留去し、残留分をヘキサン−ベンゼン(1:0〜
1:1)を溶出液としたシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2′−トリフルオロメチル−4′−ヒドロ
キシメチルビフェニル2.28g(87.4%)を得
た。GC 99.4%、IR(neat):3350c
−1(OH)
【0107】
【化50】 (b)で得た4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキ
シル)−2′−トリフルオロメチル−4′−ヒドロキシ
メチルビフェニル1.15g(2.8mmol)のテト
ラヒドロフラン15cc溶液にメチルアイオダイド1.
35g(9.5mmol)、水酸化カリウム0.45g
(8.0mmol)及び18−クラウン−60.1g
(0.38mmol)を順次加え、室温で2日間撹拌し
た。
【0108】反応混合物を水に注加し、ベンゼンにて抽
出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去
し、残留分をヘキサン−ベンゼン(2:1)を溶出液と
したシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
次いでアセトン−メタノール混合溶媒で再結晶を行い4
−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−2′−
トリフルオロメチル−4′−メトキシメチルビフェニル
0.91g(76.5%)を得た。
【0109】この物の純度はHPLCで99.4%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で418に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0110】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察したその結果を
表4に示す。
【0111】実施例15
【化51】 実施例14−(c)においてメチルアイオダイド1.3
5gに替えてn−ヘキシルアイオダイド2.0gを用
い、他は実施例14−(c)と同様に操作し4−(トラ
ンス−4−ペンチルシクロヘキシル)−2′−トリフル
オロメチル−4′−ヘキシルオキシメチルビフェニル
1.09g(78.4%)を得た。
【0112】この物の純度はHPLCで97.2%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で488に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0113】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察したその結果を
表4に示す。
【0114】実施例16
【化52】 実施例1−(d)において4−オクチルオキシビフェニ
ル−4′−ボロン酸1.24gに替えて実施例9−
(a)で得られた4−オクチルオキシフェニルボロン酸
0.95gを用い、他は実施例1−(d)と同様に操作
し3−トリフルオロメチル−4,4′−ジオクチルオキ
シビフェニル1.37g(83.0%)を得た。
【0115】この物の純度はHPLCで99.3%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で478に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0116】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察したその結果を
表4に示す。
【0117】実施例17
【化53】 アルゴン雰囲気下、1.6M n−ブチルリチウム/ヘ
キサン溶液9.8cc(15.6mmol)を−70℃
で、実施例1−(b)で得られる2−トリフルオロメチ
ル−4−ブロモオクチルオキシベンゼン4g(11.3
mmol)のテトラヒドロフラン25cc溶液に滴下し
た。同温度で1時間撹拌した後に、n−ペンチルシクロ
ヘキシルシクロヘキサノン3.55g(14.2mmo
l)のテトラヒドロフラン10cc溶液を滴下し、この
反応混合物を室温まで徐々に戻した。
【0118】反応混合物を希塩酸水溶液に注加し、トル
エン抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を
留去し、残留分にトルエン250cc及びp−トルエン
スルホン酸0.5gを加え、検水管を用いて2時間還流
撹拌した。
【0119】この反応混合物を水に注加し、トルエン抽
出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去
し、残留分を減圧下、GTOにて蒸留し3−トリフルオ
ロメチル−4−オクチルオキシ−〔4−(トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)−1−シクロヘキセン−1
−イル〕ベンゼン3.86g(67.4%)を得た。
b.p.235℃/0.15torr)HPLC 9
5.3%
【0120】
【化54】 (a)で得た3−トリフルオロメチル−4−オクチルオ
キシ−〔4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシ
ル)−1−シクロヘキセン−1−イル〕ベンゼン3.8
6g(7.6mmol)、10%パラジウムカーボン
0.1g及び酢酸エチル50ccの混合物を12時間水
素添加した。
【0121】反応混合物をろ過してパラジウムカーボン
を除き、溶媒を留去した。アルゴン雰囲気下残留分をジ
メチルスルホキシド20ccに溶解し、カリウム−te
rt−ブトキシド1g(8.9mmol)を加え、80
〜85℃で30時間撹拌した。
【0122】この反応混合物を希塩酸水溶液に注加し、
ベンゼンにて抽出、水洗を行い、硫酸ナトリウムで乾燥
後溶媒を留去し、残留分をヘキサンを溶出液としたシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、次いでア
セトン−メタノール混合溶媒で再結晶を行い2−トリフ
ルオロメチル−4−オクチルオキシ−4−〔トランス−
4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロ
ヘキシル〕ベンゼン1.71g(44.3%)を得た。
【0123】この物の純度はHPLC99.3%であ
り、TLCで1スポットであった。又、IR測定の結果
及びMass分析で508に分子イオンピークが認めら
れたこと並びに用いた原料の関係から得られた物質が標
記化合物であることを確認した。
【0124】この物をメトラーホットステージFP−8
2を用い、偏光顕微鏡下で相変化を観察したその結果を
表4に示す。
【0125】実施例18
【化55】 上記4種類のフェニルピリミジン化合物から成る母体液
晶組成物(B−1)を調製した。
【0126】母体液晶組成物(B−1)80wt%と実
施例1−(d)で得られた3−トリフルオロメチル−
4,4″−ジオクチルオキシターフェニル10wt%、
並びに下記の公知光学活性化合物(D−1)
【化56】 を10wt%添加し、カイラルSc組成物(M−1)を
作成した。
【0127】同時に、前記実施例1−(d)の化合物を
含まない、母体液晶組成物(B−1)90wt%と公知
の光学活性化合物(D−1)10wt%とからなるカイ
ラルSc組成物(M−2)を作成した。これらの組成物
の相転移温度を下記に示す。
【0128】 これらの組成物(M−1)及び組成物(M−2)を各々
市販の液晶セル(EHC社製、ポリイミド配向膜、2μ
mギャップ)に注入して液晶素子を作成した。
【0129】各々の液晶素子を2枚の偏光板に挟み、±
5V/μm、200Hzの矩形波を印加して透過光強度
の変化から応答時間を求めた。又ソーヤー・タワー法に
て自発分極を測定し、印加電圧の極性反転時の消光位の
移動角度よりチルト角を測定した。その結果を表1に示
す。なお測定温度は25℃である。
【0130】
【表1】
【0131】以上に示したように、本発明化合物は、こ
れを添加することにより、無添加の場合と比べて応答時
間の短縮、チルト角の拡大、又カイラルSc上限温度の
上昇に有効であり、強誘電性液晶組成物作成の際に、目
的とする性質の向上を計るために使用できる有用な化合
物である。
【0132】実施例19 前記実施例18で調製した母体液晶組成物(B−1)8
7wt%と実施例11−(b)で得られた3−トリフル
オロメチル−4−オクチル−4″−ヘプチルターフェニ
ル10wt%、並びに下記の公知光学活性化合物(D−
2 特開平5−213930)を3wt%添加し、カイ
ラルSc組成物(M−3)を作成した。
【0133】
【化57】
【0134】同時に、前記実施例11−(b)の化合物
を含まない、母体液晶組成物(B−1)97wt%と公
知の光学活性化合物(D−2)3wt%とからなるカイ
ラルSc組成物(M−4)を作成した。これらの組成物
の相転移温度を下記に示す。
【0135】 これらの組成物(M−3)及び組成物(M−4)を各々
市販の液晶セル(EHC社製、ポリイミド配向膜、2μ
mギャップ)に注入して液晶素子を作成し、実施例18
と同様に応答時間、自発分極並びにチルト角を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0136】
【表2】
【0137】以上に示したように、本発明化合物は、こ
れを添加することにより、無添加の場合と比べて応答時
間の短縮及びカイラルSc下限温度を下げるのに有効で
あり、強誘電性液晶組成物を作成する際に、目的とする
性質を向上させるために使用できる有用な化合物であ
る。
【0138】実施例20 実施例19において、実施例11−(b)の化合物に替
えて実施例17−(b)の化合物を用い、実施例19と
同様にカイラルSc組成物(M−5)を作成し、実施例
11−(b)の化合物を含まない組成物(M−4)と比
較した。その相転移温度を下記に、又、応答時間、自発
分極並びにチルト角の測定結果を表3に示す。
【0139】
【0140】
【表3】
【0141】以上に示したように、本発明化合物は、こ
れを添加することにより、無添加の場合と比べてカイラ
ルSc相温度幅を狭めずにカイラルSc下限温度を下
げ、又応答時間の短縮に有効であり、強誘電性液晶組成
物を作成する際に、目的とする性質を付与するのに使用
できる有用な化合物である。
【0142】実施例21 実施例11−(b)で得られた化合物と実施例4−
(b)で得られた化合物は下記の相転移温度(℃)を有
する化合物である。 上記の実施例11−(b)と実施例4−(b)の各化合
物を30wt%と70wt%の割合で混合し、Sc組成
物(B−2)を作成して、その相転移温度(℃)を測定
した。その結果を下記に示す。
【0143】 以上に示すように、実施例4−(b)化合物のSc相温
度幅は12.3度であるが、これにSc相を持たない実
施例11−(b)化合物を添加することにより、Sc相
温度幅は20度となり、7.7度拡張された。更に、混
合したことにより、それぞれが単品では有していない、
実用的に理想とされる相系列、すなわち降温時にI→N
e→S→Scの相系列を示す組成物が得られた。この
ようにSc相を持たない化合物も組成物を作成する上で
有用である。
【0144】実施例22 市販のネマチック液晶組成物であるZLI−1132
に、液晶相を持たない実施例14−(c)化合物(m.
p58.7℃)を10wt%添加(ネマチック組成物M
−6)し、ネマチック相から等方性液体への転移温度
(TNI)、屈折率異方性(Δn)、並びに、しきい値
電圧(Vth)を測定した。又、ZLI−1132自身
のそれらについても測定した。その結果を下記に示す。
【0145】
【0146】以上に示すように、実施例14−(b)化
合物はTNI下げるものの、Δn及びVthを大幅に低
下させる効果があり、ネマチック液晶組成物作成の際、
その目的とする特性を調整する材料として有用である。
【0147】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 19/12 9279−4H 19/30 9279−4H (72)発明者 藤井 恒宣 埼玉県草加市稲荷1−7−1 関東化学株 式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R並びにRはそれぞれ独立に炭素原子数1
    から14のアルキル基、アルコキシ基あるいはアルコキ
    シアルキル基を表し、 【化2】 を表し、m並びにnはそれぞれ独立に0あるいは1を表
    す。ただし、mとnとは同時に0であることはなく、m
    とnとが同時に1であるときは、AとBとはいずれも 【化3】 を表わす)で表されるトリフルオロメチルベンゼン誘導
    体。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化4】 (式中、R並びにRはそれぞれ独立に炭素原子数1
    から14のアルキル基、アルコキシ基あるいはアルコキ
    シアルキル基を表し、 【化5】 を表し、m並びにnはそれぞれ独立に0あるいは1を表
    す。ただし、mとnとは同時に0であることはなく、m
    とnとが同時に1であるときは、AとBとはいずれも 【化6】 を表わす)で表されるトリフルオロメチルベンゼン誘導
    体を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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