JPH062197A - 攪拌槽 - Google Patents
攪拌槽Info
- Publication number
- JPH062197A JPH062197A JP15503192A JP15503192A JPH062197A JP H062197 A JPH062197 A JP H062197A JP 15503192 A JP15503192 A JP 15503192A JP 15503192 A JP15503192 A JP 15503192A JP H062197 A JPH062197 A JP H062197A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stirring
- container
- stirrer
- flow
- vessel
- Prior art date
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- Pending
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- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 円筒状の容器(1)と、この容器内で回転駆
動して該容器内での攪拌混合を司る攪拌子(2)を備え
た攪拌槽であって、上記容器(1)を、攪拌子(2)の
回転駆動によって生じる循環流の流線に沿う形状になる
底壁(3)を有するものとする。 【効果】 均一で効率的な攪拌混合が実現できる。
動して該容器内での攪拌混合を司る攪拌子(2)を備え
た攪拌槽であって、上記容器(1)を、攪拌子(2)の
回転駆動によって生じる循環流の流線に沿う形状になる
底壁(3)を有するものとする。 【効果】 均一で効率的な攪拌混合が実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円筒状の容器と攪拌
子との組合せからなる攪拌槽に関し、該容器内に収容し
た液体中に固体粒を添加、攪拌混合して該固体粒の迅速
な溶解、反応等の促進を図ろうとするものである。
子との組合せからなる攪拌槽に関し、該容器内に収容し
た液体中に固体粒を添加、攪拌混合して該固体粒の迅速
な溶解、反応等の促進を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】液体中に固体粒を添加、攪拌して混合す
る攪拌槽は、液を収容する容器本体に配置した攪拌翼を
回転駆動させて該液体の流れ(循環流)を作り、これを
利用して攪拌、混合しようとするものであって、これに
関する文献としては、実願平3−75243号明細書な
どが参照される。
る攪拌槽は、液を収容する容器本体に配置した攪拌翼を
回転駆動させて該液体の流れ(循環流)を作り、これを
利用して攪拌、混合しようとするものであって、これに
関する文献としては、実願平3−75243号明細書な
どが参照される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】攪拌槽に配置される攪
拌翼は、容器内でその底部から上部に至る溶液の循環流
を形成するプロペラ形式や攪拌翼を境にしてその上下の
それぞれで循環流を形成するタービン形式のものがある
(図2a,b参照)。これらは、形式の違いによって攪
拌混合時に発生する循環流も大きく異なり、また容器内
の配置位置によっても大きく異なるものであるが、何れ
の場合も、容器底部の隅や攪拌翼の回転中心部分では充
分な攪拌効果が期待できず、被溶解物である固体粒がよ
どんで滞留したり堆積するのが避けられない。この点に
関しては、容器の側壁に邪魔板を設けて、より大きな攪
拌効果を得ようとする試みもあるが、固体粒の滞留や堆
積による固体粒の溶解、溶液との反応の鈍化を防ぐには
充分とは言えず、所望とする濃度に調整できない不利が
あり、濃度管理のために、固体粒を再度添加して規定の
濃度に調整する煩雑な手間が必要であった。また、添加
混合すべき固体粒の物性によっては、堆積した固体粒が
固まって固着するような場合もあり、度重なる除去作業
を強いられることとなり、生産性の低下も免れ得ない。
拌翼は、容器内でその底部から上部に至る溶液の循環流
を形成するプロペラ形式や攪拌翼を境にしてその上下の
それぞれで循環流を形成するタービン形式のものがある
(図2a,b参照)。これらは、形式の違いによって攪
拌混合時に発生する循環流も大きく異なり、また容器内
の配置位置によっても大きく異なるものであるが、何れ
の場合も、容器底部の隅や攪拌翼の回転中心部分では充
分な攪拌効果が期待できず、被溶解物である固体粒がよ
どんで滞留したり堆積するのが避けられない。この点に
関しては、容器の側壁に邪魔板を設けて、より大きな攪
拌効果を得ようとする試みもあるが、固体粒の滞留や堆
積による固体粒の溶解、溶液との反応の鈍化を防ぐには
充分とは言えず、所望とする濃度に調整できない不利が
あり、濃度管理のために、固体粒を再度添加して規定の
濃度に調整する煩雑な手間が必要であった。また、添加
混合すべき固体粒の物性によっては、堆積した固体粒が
固まって固着するような場合もあり、度重なる除去作業
を強いられることとなり、生産性の低下も免れ得ない。
【0004】この発明の目的は、固体粒の滞留や堆積を
起こすことなく効率よく攪拌混合できる新規な攪拌槽を
提案するところにある。
起こすことなく効率よく攪拌混合できる新規な攪拌槽を
提案するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、攪拌時にお
ける循環流の流れに着目し、槽内の循環流をなるべく円
滑な流れとすべくとくに攪拌槽を構成する容器の底壁形
状に工夫を加えることによって効率的で均一な攪拌を図
ったものである。すなわち、この発明は、円筒状の容器
と、この容器内で回転駆動して該容器内での攪拌混合を
司る攪拌子を備えた攪拌槽であって、上記容器は、攪拌
子の回転駆動によって生じる循環流の流線に沿う形状に
なる底壁を有することを特徴とする攪拌槽であり、容器
の側壁には、循環流によって給液する仕組みになる給液
口を少なくとも一つ備えるようにするのがとくに好適で
ある。
ける循環流の流れに着目し、槽内の循環流をなるべく円
滑な流れとすべくとくに攪拌槽を構成する容器の底壁形
状に工夫を加えることによって効率的で均一な攪拌を図
ったものである。すなわち、この発明は、円筒状の容器
と、この容器内で回転駆動して該容器内での攪拌混合を
司る攪拌子を備えた攪拌槽であって、上記容器は、攪拌
子の回転駆動によって生じる循環流の流線に沿う形状に
なる底壁を有することを特徴とする攪拌槽であり、容器
の側壁には、循環流によって給液する仕組みになる給液
口を少なくとも一つ備えるようにするのがとくに好適で
ある。
【0006】
【作用】この発明では、攪拌槽を構成する容器の底壁
に、攪拌子によって生じる溶液の流れに沿う形状を予め
付与しておき、該液の流れを全ての領域において円滑に
するようにしたので、攪拌動力のロスを伴う攪拌子の回
転速度を上げるような操作を行わなくとも、容器の底部
における隅や攪拌子の回転中心部の固体粒の滞留や堆積
がなくなり、効率的な攪拌混合が実現できる。
に、攪拌子によって生じる溶液の流れに沿う形状を予め
付与しておき、該液の流れを全ての領域において円滑に
するようにしたので、攪拌動力のロスを伴う攪拌子の回
転速度を上げるような操作を行わなくとも、容器の底部
における隅や攪拌子の回転中心部の固体粒の滞留や堆積
がなくなり、効率的な攪拌混合が実現できる。
【0007】攪拌の際に発生する循環流に沿うように容
器内へ液体を供給すれば、循環流の速度を高めることが
できるので、より大きな攪拌効果が期待できるようにな
る。
器内へ液体を供給すれば、循環流の速度を高めることが
できるので、より大きな攪拌効果が期待できるようにな
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明を詳細に説明す
る。図1に、この発明に従う攪拌槽の構成を示し、図中
1は溶液Lを収容する円筒状の容器、2はこの容器内で
回転駆動して溶液Lと固体粒Sとの攪拌混合の促進を図
る攪拌子であって、この攪拌子2は、回転駆動シャフト
2a(駆動源は省略)とこの回転駆動シャフト2aの先
端に固定保持されるブレード2bからなる。また、3は
容器1を構成する底壁であって、この底壁3は攪拌子2
の回転によって生じる溶液Sの流れfに沿う形状(この
例では攪拌子2の回転中心と容器1の側壁1aを円弧で
繋ぎ合わせたものとして示した。)からなる。4は容器
1の側壁1aに配置され、溶液Lと固体粒Sの攪拌混合
の促進を担う邪魔板である。
る。図1に、この発明に従う攪拌槽の構成を示し、図中
1は溶液Lを収容する円筒状の容器、2はこの容器内で
回転駆動して溶液Lと固体粒Sとの攪拌混合の促進を図
る攪拌子であって、この攪拌子2は、回転駆動シャフト
2a(駆動源は省略)とこの回転駆動シャフト2aの先
端に固定保持されるブレード2bからなる。また、3は
容器1を構成する底壁であって、この底壁3は攪拌子2
の回転によって生じる溶液Sの流れfに沿う形状(この
例では攪拌子2の回転中心と容器1の側壁1aを円弧で
繋ぎ合わせたものとして示した。)からなる。4は容器
1の側壁1aに配置され、溶液Lと固体粒Sの攪拌混合
の促進を担う邪魔板である。
【0009】図2(a),(b)に示したような、従来
の構成になる攪拌槽では、形式の如何に係わらず攪拌子
にって生じる循環流に不均一な領域ができて、固体粒S
の滞留や堆積は不可避である。しかしながら、上記の構
成になる攪拌槽においては、攪拌子2を回転駆動する
と、図1の矢印のような循環流fが生じ、この際、この
流れが局所的に弱まるところはなく、従って固体粒Sが
滞留したり堆積するようなことはないのである。
の構成になる攪拌槽では、形式の如何に係わらず攪拌子
にって生じる循環流に不均一な領域ができて、固体粒S
の滞留や堆積は不可避である。しかしながら、上記の構
成になる攪拌槽においては、攪拌子2を回転駆動する
と、図1の矢印のような循環流fが生じ、この際、この
流れが局所的に弱まるところはなく、従って固体粒Sが
滞留したり堆積するようなことはないのである。
【0010】図3a,bは、攪拌槽の容器1内へ給液管
5a(給液管5aは循環流に沿って液を複数箇所から供
給できる給液口aを有するものを用いる。)を通して連
続的に液を供給し、処理後の液を給液管5bを通して連
続的に排出する仕組みになる、この発明に従う他の例を
示したものである。かかる構成によれば、液の供給速度
に対応して、容器1内で生じる循環流の速度を高めるこ
とができ、より大きな攪拌効果が得られる。
5a(給液管5aは循環流に沿って液を複数箇所から供
給できる給液口aを有するものを用いる。)を通して連
続的に液を供給し、処理後の液を給液管5bを通して連
続的に排出する仕組みになる、この発明に従う他の例を
示したものである。かかる構成によれば、液の供給速度
に対応して、容器1内で生じる循環流の速度を高めるこ
とができ、より大きな攪拌効果が得られる。
【0011】なお、上掲図1では、固体粒Sの攪拌混合
を司る攪拌子2を容器1の中央部に配置して、その回転
中心を境にして左右対称の円弧で結んだ底壁3として示
したが、攪拌子2の配置位置の変動に応じて底壁3の形
状は適宜変更できるのはいうまでもない。また、この発
明における攪拌槽は、不溶性陽極を用いる電気めっき処
理の際に使用されるイオン補給用の溶解槽として特に好
適であり、この他粉粒体を液体に溶解又は懸濁させる用
途に広く適用できる。
を司る攪拌子2を容器1の中央部に配置して、その回転
中心を境にして左右対称の円弧で結んだ底壁3として示
したが、攪拌子2の配置位置の変動に応じて底壁3の形
状は適宜変更できるのはいうまでもない。また、この発
明における攪拌槽は、不溶性陽極を用いる電気めっき処
理の際に使用されるイオン補給用の溶解槽として特に好
適であり、この他粉粒体を液体に溶解又は懸濁させる用
途に広く適用できる。
【0012】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、攪拌によっ
て生じる循環流の流れを円滑に、しかも強力なものとす
ることができるので、均一で効率的な攪拌が実現でき
る。また、これに伴い被溶解物である固体粒の滞留や堆
積も防止できるので、濃度管理が容易であり、堆積物の
除去等の作業も省略できるので生産性の向上を図ること
ができる。
て生じる循環流の流れを円滑に、しかも強力なものとす
ることができるので、均一で効率的な攪拌が実現でき
る。また、これに伴い被溶解物である固体粒の滞留や堆
積も防止できるので、濃度管理が容易であり、堆積物の
除去等の作業も省略できるので生産性の向上を図ること
ができる。
【図1】この発明に従う攪拌槽の構成説明図である。
【図2】(a),(b)は従来形式の攪拌槽による攪拌
状況を示した図である。
状況を示した図である。
【図3】(a),(b)はこの発明に従う攪拌槽の他の
例を示した図である。
例を示した図である。
1 容器 2 攪拌子 2a 回転駆動シャフト 2b ブレード 3 底壁 4 邪魔板 5a 給液管 5b 給液管 L 溶液 S 固体粒
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒状の容器と、この容器内で回転駆動
して該容器内での攪拌混合を司る攪拌子を備えた攪拌槽
であって、 上記容器は、攪拌子の回転駆動によって生じる循環流の
流線に沿う形状になる底壁を有することを特徴とする攪
拌槽。 - 【請求項2】 容器に、循環流の流線に沿って給液する
給液口を少なくとも一つ備える請求項1記載の攪拌槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15503192A JPH062197A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 攪拌槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15503192A JPH062197A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 攪拌槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062197A true JPH062197A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15597163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15503192A Pending JPH062197A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 攪拌槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062197A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6657778B1 (en) | 1999-07-30 | 2003-12-02 | Mitsubishi Denkikabushiki Kaisha | Optical amplification repeater and optical amplification repeating and transmitting system |
US7170673B2 (en) | 1999-07-30 | 2007-01-30 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical amplifying repeater apparatus and optical amplifying/repeating transmission system |
CN107761080A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-03-06 | 浙江瑞度新材料科技有限公司 | 一种金刚石微粉表面化学镀镍装置 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP15503192A patent/JPH062197A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6657778B1 (en) | 1999-07-30 | 2003-12-02 | Mitsubishi Denkikabushiki Kaisha | Optical amplification repeater and optical amplification repeating and transmitting system |
US7170673B2 (en) | 1999-07-30 | 2007-01-30 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical amplifying repeater apparatus and optical amplifying/repeating transmission system |
CN107761080A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-03-06 | 浙江瑞度新材料科技有限公司 | 一种金刚石微粉表面化学镀镍装置 |
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