JPH06219668A - リニアモータ駆動方式エレベータの制動装置 - Google Patents

リニアモータ駆動方式エレベータの制動装置

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JPH06219668A
JPH06219668A JP5009000A JP900093A JPH06219668A JP H06219668 A JPH06219668 A JP H06219668A JP 5009000 A JP5009000 A JP 5009000A JP 900093 A JP900093 A JP 900093A JP H06219668 A JPH06219668 A JP H06219668A
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brake
linear motor
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Toshiaki Ishii
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常制動時に衝撃が少なく、安全で小形で低
価格のリニアモ−タ駆動方式エレベータの制動装置を得
る。 【構成】 昇降路を昇降する昇降体4と、昇降体4の走
行方向に沿って昇降路に施設された固定材8A、8Bを
挟んで制動力を発生するブレ−キ装置41A、41B、
42A、42Bを、固定材8A、8Bに対応して昇降体
4の左右両方向の対称部分に、または、昇降体4の一方
側の上下対称部分に複数台設置し、非常停止指令回路の
出力信号と、走行方向検出回路の出力信号と、かご内負
荷判断回路の出力信号とにより、選択的に互いに対称位
置にある複数のブレ−キ装置を制動状態とし、また、停
止後は全ブレ−キ装置を制動状態とするように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リニアモータ駆動方
式エレベータの制動装置の非常停止時の制御に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば特開平4ー169487号
に示されるようなリニアモータ駆動方式のエレベータ
(以下リニアエレと称す)が提案されている。図6はリ
ニアエレの概念図を示すものである。図中かご1は滑車
2、3を介して釣合おもり4とロ−プ5の両端でつるべ
状に吊られている。図7は釣合おもり4を図6の矢視A
から見た釣合おもりの側面図である。また、図8は図7
の矢視Bから見た釣合おもりの平面図である。図中、6
は昇降路壁、リニア誘導モータの2次導体7A,7Bは
取り付け板8A,8Bにより両側から挟み込まれ昇降路
壁6に固定されている。釣合おもり4に配置されたブレ
ーキ装置40、41は停止時に上記取り付け板8A,8
Bを掴むことにより釣合おもり4を保持するように構成
されている。42、43はリニアモータの1次巻線で、
上記2次導体7A,7Bと共に平板形両側式リニアモー
タを構成している。44、45、46、47は、釣合お
もり4に固定され、2次導体7A、7Bの端面を転動す
るガイドローラを示している。
【0003】図9は上記ブレーキ装置40を図7の矢視
Cから見たブレーキ装置の詳細図である。図中、ブレー
キシュー400A,400Bはブレーキアーム401
A,401Bに取り付けられ、ブレーキアーム401
A,401Bはピン402を中心にして鋏のように回転
する。バネ403は圧縮バネであってブレーキアーム4
01A,401Bを取り付け板8Aに押しつける方向に
付勢し、ブレーキシュー400A、400Bがレール8
Aを挟み付けて制動力を得るように働く。電磁石404
は電磁石の鉄芯405と電磁石コイル406により構成
される。電磁石コイル406を励滋していない状態では
上述したようにバネ403によってブレーキ40は取り
付け板8Aを掴んでブレーキ装置40は制動力を発生す
る。電磁石コイル406を励磁すると、バネ403に抗
して、ブレーキアーム401A,401Bを吸引してブ
レーキ装置40を解放するように働く。ブレーキ装置4
1はブレーキ装置40と同じ構成である。
【0004】図10はリニアエレの他の釣合おもりの構
成例を示す。この例は釣合おもりの一端側にブレーキ装
置を他端側にリニアモータの1次巻線を各々上下方向に
設置したものである。このようにすると、2次導体は1
列でよく低価格化が可能であり、またブレーキ40、4
1もブレーキアーム401A,401Bが短くなり小型
化を図ることができる。上記以外は図7と同様に機能す
る。ブレーキ40、41は図9と同じ構成なので説明を
省略する。
【0005】次に動作について説明する。かご1の昇降
は、釣合おもり4に搭載されたリニアモータ42、43
の1次巻線を励磁することによりこの1次巻線と2次導
体7A,7Bとの間に推力を発生させ、釣合おもり4を
駆動する。釣合おもり4はロープ5を介してかご1を牽
引する。これに対して、従来のロ−プトラクション式の
エレベ−タ(以下ロ−プ式エレと称す)は、図12に示
すように、巻き上げ機のシーブ51、減速機52、ブレ
ーキ装置53、ブレーキ装置のドラム56、巻き上げモ
ータのロータ55、反らせ車56、ロープ57、釣合お
もり58、かご59により構成されている。
【0006】これらリニアエレ及びロ−プ式エレのシス
テムでは、制御装置などの故障が発生した場合、走行中
のエレベータを非常停止させることが必要となる。この
とき、上記両システムの制動装置の制動力が等しい場
合、かごの減速度をそれぞれリニアエレの場合をα1,
ロープ式エレの場合をα2とすると一般的に α1>α2 (1) となる。この理由は、上記両システムにおける制動装置
の制動力及びかごと釣合おもりの総重量はどちらもほぼ
同じであるのに対して、ロープ式エレにおいてはブレー
キドラム軸に掛かるイナーシャは、かごと釣合おもりの
他にブレーキドラム、巻き上げモータのロータ、巻き上
げ機のシーブ等の部品がリニアエレの場合に比べ多く、
このため、リニアエレの場合はロープ式エレに比べシス
テムの全イナ−シャが小さくなるためである(α F/
Mにおいて等価的にMが大きいために減速度αが小さく
なる、ここで、α:減速度、F:制動力、M:イナ−シ
ャ)。したがって、リニアエレの非常停止時は、かご内
負荷により変化するかご総重量と釣合おもりとのバラン
ス状態と、かごの走行方向により変化する条件に適合す
るように制動装置の制動力を変化させて非常制動を行は
なければ、非常停止時にかご内の乗客は従来のロープ式
エレ以上の衝撃を受ける可能性がある。
【0007】これを解決するために、制動装置の制動力
をかごの走行方向とかご内負荷に応じて変化することに
より、非常停止時の減速度を小さくすることが考えられ
る。しかし、図7、図10のシステムでこれを行う場
合、ブレ−キ40又は41の何れかを作動させることに
っよって行うことも可能であるが、次の問題がある。図
7のブレーキ装置の配置で制動力が小さくてもよい場合
にブレーキ装置40のみを作動させた場合を考えると、
釣合おもりは図の矢印Gの方向のモーメント力を発生
し、ガイドローラー45、46は大きな反力F1、F2
を受ける。そのためにこの大きな反力に耐え得るように
ガイドローラーを強化する必要が出てくる。そのために
機器が大形化したり価格が高くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のリニアエレはこ
のように構成されているので、駆動系のイナ−シャが小
さく、制動装置の制動力を一定とすると、かごの走行方
向とかご内負荷により非常停止時の減速度が大きくなる
ことがあり、乗り心地が悪くまた不安全である等の問題
点があった。また複数のブレ−キ装置の一方側だけを制
動状態として制動力を可変とすると、昇降体にモ−メン
トによる大きな力が加わり、その対策のために機器の大
形化やコスト高となる問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、非常停止時に、かごの走行方向
とかご内負荷に応じて複数のブレ−キ装置を選択的に作
動し、制動装置の制動力を変化することにより、減速度
の変動幅を少なくしてかご内の乗客への衝撃を緩和し、
更に、制動時に昇降体にモ−メントによるガイドロ−ラ
に加わる力を低減し、小形化と低価格化を図ると共に、
非常停止時に制動装置の制動力を低減した場合には停止
後に全制動力を復帰させ昇降体の保持力を確保するリニ
アモ−タ駆動方式エレベ−タの制動装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るリニアモ
−タ駆動方式エレベ−タの制動装置は、エレベ−タ昇降
路をリニアモ−タの駆動力により昇降する第一昇降体
と、第一昇降体と滑車を介してロ−プにより結合されて
エレベ−タ昇降路を昇降する第二昇降体と、第一昇降体
の走行方向に沿って昇降路に施設された固定部材と、第
一昇降体に配設され固定部材と係合して制動力を発生す
る複数のブレ−キ装置と、非常時に非常停止信号を出力
して複数のブレ−キ装置を制動状態とする非常停止指令
回路とを備えたリニアモータ駆動方式エレベータの制動
装置において、昇降体の走行方向に応じた信号を出力す
る走行方向検出回路と、両昇降体の重量差に応じた信号
を出力する負荷判断回路とを具備し非常停止指令回路が
出力する非常停止信号と、走行方向検出回路の出力信号
と、負荷判断回路の出力信号とにより複数のブレ−キ装
置を選択的に制動状態とするようにしたものである。
【0011】また、エレベ−タ昇降路をリニアモ−タの
駆動力により昇降する第一昇降体と、第一昇降体と滑車
を介してロ−プにより結合されてエレベ−タ昇降路を昇
降する第二昇降体と、第一昇降体の走行方向に沿って昇
降路に施設された固定部材と、第一昇降体に配設され固
定部材と係合して制動力を発生する複数のブレ−キ装置
と、非常時に非常停止信号を出力して上記複数のブレ−
キ装置を制動状態とする非常停止指令回路とを備えたリ
ニアモータ駆動方式エレベータの制動装置において、ブ
レ−キ装置の制動力により昇降体に加わるモ−メントを
打ち消すように対のブレ−キ装置を離間して配設するよ
うにしても良い。
【0012】また、エレベ−タ昇降路をリニアモ−タの
駆動力により昇降する第一昇降体と、第一昇降体と滑車
を介してロ−プにより結合されてエレベ−タ昇降路を昇
降する第二昇降体と、第一昇降体の走行方向に沿って対
向する昇降路壁の一方側に施設された第一固定部材と他
方側に施設された第二固定部材と、第一昇降体に配設さ
れ固定部材と係合して制動力を発生し、各固定部材に対
応して第一昇降体の対称部分に設置した第一ブレ−キ装
置と第二ブレ−キ装置と、非常時に非常停止信号を出力
して両ブレ−キ装置を制動状態とする非常停止指令回路
とを備えたリニアモータ駆動方式エレベータの制動装置
において、第一ブレ−キ装置と第二ブレ−キ装置は各々
対のブレ−キ装置から成り、互いの対を各固定部材に対
応して第一昇降体の対称部分に設置し、昇降体の走行方
向に応じた信号を出力する走行方向検出回路と、両昇降
体の重量差に応じた信号を出力する負荷判断回路とを具
備し、非常停止指令回路が出力する非常停止信号と、走
行方向検出回路の出力信号と、負荷判断回路の出力信号
とにより第一ブレ−キ装置と第二ブレ−キ装置の対の一
方であって第一昇降体の対称部分に配設したブレ−キ装
置を選択的に制動状態としても良い。
【0013】また、エレベ−タ昇降路をリニアモ−タの
駆動力により昇降する第一昇降体と、第一昇降体と滑車
を介してロ−プにより結合されてエレベ−タ昇降路を昇
降する第二昇降体と、第一昇降体の走行方向に沿って昇
降路壁の一方側に施設された固定部材と、第一昇降体に
配設され固定部材と係合して制動力を発生し、固定部材
に対応して第一昇降体の一方側に設置した複数のブレ−
キ装置と、非常時に非常停止信号を出力して複数のブレ
−キ装置を制動状態とする非常停止指令回路とを備えた
リニアモータ駆動方式エレベータの制動装置において、
3台以上のブレ−キ装置を固定部材に対応して第一昇降
体の一方側のほぼ上下対称部分に設置し、昇降体の走行
方向に応じた信号を出力する走行方向検出回路と、両昇
降体の重量差に応じた信号を出力する負荷判断回路とを
具備し、非常停止指令回路が出力する非常停止信号と、
走行方向検出回路の出力信号と、負荷判断回路の出力信
号とにより、第一昇降体のほぼ対称部分に配設した複数
のブレ−キ装置を選択的に制動状態としてもよい。
【0014】また、エレベ−タ昇降路をリニアモ−タの
駆動力により昇降する昇降体と、昇降体の走行方向に沿
って昇降路に施設された固定部材と、昇降体に配設され
固定部材と係合して制動力を発生する複数のブレ−キ装
置と、非常時に非常停止信号を出力して上記複数のブレ
−キ装置を制動状態とする非常停止指令回路とを備えた
リニアモータ駆動方式エレベータの制動装置において、
昇降体の走行方向に応じた信号を出力する走行方向検出
回路とを具備し非常停止指令回路が出力する非常停止信
号と、走行方向検出回路の出力信号とにより複数のブレ
−キ装置を選択的に制動状態としてもよい。
【0015】さらに、非常停止時に開放状態のブレ−キ
装置が残っているとき、非常停止信号の出力から所定時
間経過後と昇降体の速度が零になったときのいずれかの
条件のときに開放状態のブレ−キ装置を制動状態とする
こともできる。
【0016】
【作用】この発明によるリニアモ−タ駆動方式エレベ−
タの制動装置は、非常停止指令回路が非常停止信号を出
力時に、走行方向検出回路の出力信号と負荷判断回路の
出力信号により複数のブレ−キ装置を選択的に制動状態
として、制動装置の制動力を可変とすることができる。
したがって、昇降体の走行方向と量昇降体の重量差に応
じた制動力が得られるので、非常停止時の減速度が大き
くなることを防止し、乗り心地や安全性が改善される。
【0017】また、ブレ−キ装置の制動力により昇降体
に加わるモ−メントを打ち消すように対のブレ−キ装置
を離間して配設するようにしたので、制動時に昇降体の
モ−メントによるガイドロ−ラに加わる力を低減するの
で、機器の大形化やコスト高となるのを防止する。
【0018】また、非常停止指令回路が出力する非常停
止信号と、走行方向検出回路の出力信号と、負荷判断回
路の出力信号とにより第一ブレ−キ装置と第二ブレ−キ
装置の対の一方であって第一昇降体の対称部分に設置し
たブレ−キ装置を選択的に制動状態として、制動装置の
制動力を可変とすることができる。したがって、昇降体
の走行方向と両昇降体の重量差に応じた制動力が得られ
るので、非常停止時の減速度が大きくなることを防止
し、乗り心地や安全性が改善されると共に制動時に昇降
体のモ−メントによるガイドロ−ラに加わる力を低減す
るので、機器の大形化やコスト高となるのを防止する。
【0019】また、非常停止指令回路が出力する非常停
止信号と、走行方向検出回路の出力信号と、負荷判断回
路の出力信号とにより、第一昇降体の一方側のほぼ対称
部分に設置した複数のブレ−キ装置を選択的に制動状態
として、制動装置の制動力を可変とすることができる。
したがって、昇降体の走行方向と両昇降体の重量差に応
じた制動力が得られるので、非常停止時の減速度が大き
くなることを防止し、乗り心地や安全性が改善されると
共に制動時に昇降体にモ−メントによるガイドロ−ラに
加わる力を低減するので、機器の大形化やコスト高とな
るのを防止する。
【0020】また、非常停止時に非常停止指令回路が出
力する非常停止信号と、上記走行方向検出回路の出力信
号とにより上記複数のブレ−キ装置を選択的に制動状態
としたので、走行方向により大きな減速度となるのを防
止する。
【0021】さらに、非常停止時に開放状態のブレ−キ
装置が残っているとき、非常停止信号の出力から所定時
間経過後と昇降体の速度が零になったときのいずれかの
条件のときに開放状態のブレ−キ装置を制動状態とする
ので、制動装置は全制動力を発生してかごを安全に保持
する。
【0022】
【実施例】
実施例1 以下、この発明のー実施例を図について説明する。図1
はシステムの全体図を示す。図中、図6と同一符号は同
一部材を示すので説明を省く。はかご室100はかご枠
101内に設置されかご室100とかご枠101の間に
挿入された防振ゴム102により支えられている。作動
トランス103は乗客の量に応じ防振ゴムがたわむとそ
の防振ゴムのたわみ量に応答して出力を発生し、この出
力は制御ケーブル9によりかご1から制御盤11に伝え
られる。10は釣合おもりと制御盤11を結ぶ制御ケー
ブルである。ここで、かご1の重量をW、かごの定格積
載荷重をLとすると釣合おもりの荷重Wcは次のように
設定されている。 Wc=W+0.5L (2) 図2、3はこの発明の一実施例の釣合おもりを示すもの
である。図中、40A、40B、41A、41Bはブレ
ーキ装置であり、ブレーキ装置の構成は図9と同様であ
る。ブレーキ装置40A、40B、41A、41Bの各
々の制動力は等しくそのブレーキ1台当たりの制動力を
Fb1、従来のブレーキ装置40と41の制動力をFb
0、そしてシステム全体の所要制動力をFbとすると次
のように設定される。 Fb=2×Fb0=4×Fb1 (3) 図2に示す釣合おもりは一対のブレーキ装置を左右対称
の位置に配置し、図3に示す釣合おもりは一対のブレー
キ装置を上下対称の位置に配置している。
【0023】次にブレーキ装置の制御回路の構成を図4
について説明する。図中、1101は電源、40A−4
06、40B−406、41A−406、41B−40
6はそれぞれブレーキ装置40A、40B、41A、4
1Bの電磁石のコイル、1102は非常停止指令回路、
EMはその出力リレーのコイルで正常状態では励磁され
ており、非常停止をするとき消滋するように構成されて
いる。1103はタイマーでTMはその出力リレーコイ
ルである。Eー1はリレーEMの常開設点であり、非常
停止指令が出力されると、Eー1が開いてタイマ−11
03の時限は、ほぼエレベータが停止するまでの時間T
sに設定される。よってリレーTMは非常停止指令が発
生してからTs時間後に消磁するように構成されてい
る。1104はかご内負荷判定回路であり差動トランス
103の出力を受けて次のように働く。かご内が定格積
載荷重の1/2以上のときリレーコイルBLを励滋し、
1/2未満のとき消磁する。1105は正常時のブレー
キ制御回路で停止時ブレーキコイルを消磁してブレーキ
を制動状態にし、走行開始時にブレ−キコイルを励磁し
ブレーキを開放するように働く。1106は走行方向検
出回路でUDはリレ−コイルで上昇走行時に励磁され常
開接点UPは閉じ、下降走行時はリレ−コイルUDが消
磁され常閉接点DNは閉じる。BLー1はリレーBLの
常開接点、BLー2はリレーBLの常閉接点である。
【0024】次にこの実施例の非常停止時の減速度低減
の原理について説明する。図1に示すシステムの昇降部
材の全重量をW0 、制動装置の全制動力をFb、かご内
の負荷率をk、カウンタウエイト率をc(=0.5)と
すると、非常停止時の減速度は次のように表せる。上昇
走行中の非常停止時の減速度αuは αu=(Fb+(k−c))/W0 (4) よって上昇走行中はk>cのとき(すなわちかご内負荷
が定格積載荷重の1/2より大きい時)αuは大きくな
るのでブレーキの制動力を小さくすることにより非常停
止時の減速度αuを低減する。下降走行中の非常停止時
の減速度αdは αd=(Fbー(k−c))/W0 (5) よって下降走行中はk<cのとき(すなわちかご内負荷
が定格積載荷重の1/2より小さい時)αuは大きくな
るのでブレーキの制動力を小さくすることにより非常停
止時の減速度αdを低減する。
【0025】次に走行中に非常停止指令が出た場合の動
作を図4を参照しながら下記ケースに従って説明する。
非常停止指令が出ると接点Eー2が開くのでブレーキコ
イル40Aー406、41A−406はまず消磁されブ
レーキ装置40A、41Aは制動力を発生する。 (i)上昇走行中でかご内負荷が定格の1/2以上の場
合 このときは制動力は少なくてよいのでブレーキ40B、
41Bは制動力を発生しないようにブレ−キ装置は開放
状態とする。かご内負荷が定格の1/2以上であるから
リレーBLは励磁されており、まだタイマーが働いてい
ないので図4の矢印a.のルートが閉じておりブレーキコ
イル40Bー406、41Bー406は消磁されないの
でブレーキ40B、41Bは制動力をまだ発生しない。
よって減速度を下げることが出来る。制動を開始してか
らほぼかごが停止するまでの時間Tsが経過するとリレ
ーTMが消磁するので矢印a.のルートが開放されブレー
キコイル40Bー406、41B−406は消磁され
る。これにより4台のブレーキ装置は全数制動力を発生
し、かごを安全に保持する。
【0026】(ii) 上昇走行中でかご内負荷が定格の1
/2未満の場合 このときは制動力は多く必要なのでブレーキ40B、4
1Bも非常停止指令と同時に制動力を発生するようにす
る。かご内負荷が定格の1/2未満であるからリレーB
Lは消磁されており、接点BLー1は開いているので、
接点Eー3が開くと矢印a.のルートは切れブレーキコイ
ル40Bー406、41B−406は消磁される。よっ
てブレーキは全数同時に制動力を発生し、かごを停止さ
せ安全に保持する。
【0027】 (iii)下降走行中でかご内負荷が定格1/2未満の場合 このときは制動力は少なくてよいのでブレーキ40B、
41Bは制動力を発生しないようにする。かご内負荷が
定格積載荷重の1/2未満であるからリレーBLは消磁
され、接点BLー2は閉じておりまだタイマーが働いて
いないので図4の矢印b.のルートが閉じてブレーキコイ
ル40Bー406、41B−406は消磁されない。や
がてTs時間が経過するとリレーTMが消磁するのでブ
レーキコイルは消磁され制動装置は全数制動力を発揮
し、かごを安全に保持する。
【0028】(iv) 下降走行中でかご内負荷が定格の1
/2以上の場合 このときは制動力は多く必要なのでブレーキ40B,4
1Bは非常停止指令と同時に制動力を発生するようにす
る。かご内負荷が定格の1/2以上であるからリレーB
Lは励磁されており、接点BLー2は開いているので、
接点Eー3が開くと矢印b.のルートは切れブレーキコイ
ル40Bー406,41B−406は消磁される。よっ
てブレーキ装置は全数同時に制動力を発揮し、かごを停
止させ安全に保持する。以上のように、制動装置の制動
力をかごの走行方向とかご内負荷に応じて可変すること
により、非常停止時の減速度を小さくすることが出来
る。
【0029】実施例2 次にこの発明のブレーキ装置の配置の改善に関する一実
施例について説明する。図2の場合は隣接して並設した
一対のブレ−キ装置を左右対称に配置して、一対のブレ
−キ装置の一方又は両方を動作することにより、制動装
置の制動力をかごの走行方向とかご内負荷に応じて可変
としているので、図7に示す矢印Gのモ−メント力は発
生しない。また、図3の場合は隣接して並設した一対の
ブレ−キ装置を上下対称に配置して、一対のブレ−キ装
置の一方又は両方を動作することにより、制動装置の制
動力をて可変としているので、図10に示す矢印Gのモ
−メント力は発生しない。このように配置して作動させ
ることにより、ガイドローラーに掛かる力を非常に低減
できる。
【0030】また、図2の場合は隣接して並設した一対
のブレ−キ装置を左右対称に配置したが、両側の対のブ
レ−キ装置を上下に離間して配置しても良い、さらに、
図3の場合も二対のブレ−キ装置を4台のブレ−キ装置
としてほぼ等間隔に離間して配置して、上述の動作をお
こなっても同様の効果が得られることは明らかである。
次に、図3では4台のブレ−キ装置を用いた例を示した
が3台のブレ−キ装置をほぼ等間隔に離間して配置して
真ん中に位置するブレ−キ装置を制動力の調整用として
選択的に用いることもできる、また、真ん中に位置する
ブレ−キ装置を、その両側に位置するブレ−キ装置の制
動力と異なったものとして、組み合わせの制動力の適正
化を図ることもできる。
【0031】実施例3 図4では非常停止時に選択的にブレ−キ装置作動し、か
ごが停止後全ブレーキを作動させるきっかけとしてタイ
マーを使用した例を示したが、かごあるいは釣合おもり
の速度を検出する速度検出装置を設け、それによって速
度ゼロになったことにより全ブレーキを作動させるよう
にすることもできる。
【0032】実施例4 図5はロ−プレスリニアモ−タ駆動方式エレベ−タを示
す構成図である。図中61は昇降路、62は昇降路61
の両側壁に並設されている一次側コイル、63は昇降路
61の両側壁に設けられ、上下方向に延びる一対のガイ
ドレ−ル、64は昇降路61内に設けられ、ガイドレ−
ル63に沿って昇降するかごである。65は一次側コイ
ル62に対向するようにかご64に複数取り付けられて
いる二次側の永久磁石であり、これらの永久磁石65と
一次側コイル62とからリニア同期モ−タが構成されて
いる。また、一次側コイル62は、図示しない可変電圧
可変周波数制御装置に接続されており、この可変電圧可
変周波数制御装置を介してリニア同期モ−タが駆動さ
れ、発生した推進力により、かご64が昇降路61内を
昇降する。41A、41Bはブレ−キ装置であり、ガイ
ドレ−ル63を挟み制動力を発生する。かご64の他方
側には図示しないブレ−キ装置42A、42Bが設けら
れ、同様にガイドレ−ル63を挟み制動力を発生する。
【0033】このようなロ−プレスリニアモ−タ駆動方
式エレベ−タでは、上昇中にリニア同期モ−タの電源が
消失し場合、重力加速度Gが下向きに働くので、ブレ−
キ装置を作動させなくてもかご64は停止するので、か
ご64の停止を検出後にブレ−キ装置を作動させること
ができる。しかし、この場合でも緊急時にはブレ−キ装
置を作動させることが必要となるが、ブレ−キ装置の作
動によりかごの減速度が重力加速度G以上となるのでか
ご内の乗客はかご床面より飛び上がるので、安全上大き
な制動力を発生させることは好ましくない。この場合
は、走行方向検出回路が上昇中であることを検出し、ブ
レ−キ装置41A、41B、42A、42Bの内ブレ−
キ装置41A、42Aのみを作動させ制動力を抑制す
る。
【0034】次に、下降中の場合は上昇中とは逆に、リ
ニア同期モ−タの電源が消失し場合、重力加速度Gが下
向きに作用し、かごは加速されるので大きな制動力が必
要となる、この場合は、走行方向検出回路が下降中であ
ることを検出し、ブレ−キ装置41A、41B、42
A、42Bの全てを作動させ、大きな制動力により短い
制動距離で停止させることができる。このように、選択
的にブレ−キ装置を作動させることにより安全なロ−プ
レスリニアモ−タ駆動方式エレベ−タを提供することが
できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば非常停
止時に、かごの走行方向とかご内負荷に応じて複数のブ
レ−キ装置を選択的に作動し、制動装置の制動力を変化
することにより、減速度の変動幅を少なくしてかご内の
乗客への衝撃を緩和し、更に、制動時に昇降体にモ−メ
ントによるガイドロ−ラに加わる力を低減し、小形化と
低価格化を図ると共に、非常停止時に制動装置の制動力
を低減した場合には停止後に全制動力を復帰させ昇降体
の保持力を確保するリニアモ−タ駆動方式エレベ−タの
制動装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシステムの全体図の説明図
【図2】この発明の一対のブレ−キ装置を左右両側の対
称位置の各々に備えた釣合おもりの説明図。
【図3】この発明の一対のブレ−キ装置を一方側の上下
対称位置の各々に備えた釣合おもりの説明図。
【図4】この発明の制動装置の制御回路構成の説明図。
【図5】この発明のロ−プレスリニアモ−タ駆動方式エ
レベ−タの構成図。
【図6】従来のリニアモ−タ駆動方式エレベ−タ装置の
概念図
【図7】従来のブレ−キ装置を左右両側の対称位置の各
々に備えた釣合おもりの説明図。
【図8】図6の釣合おもりを矢視Bから見た平面図。
【図9】図6の釣合おもりのブレ−キ装置を矢視Cから
見た平面図。
【図10】従来のブレ−キ装置を一方側の上下対称位置
の各々に備えた釣合おもりの説明図。
【図11】図9の釣合おもりを矢視Dから見た平面図。
【図12】従来のロ−プトラクション式のエレベ−タ装
置の構成図。
【符号の説明】
1 かご 4 釣合おもり 8A、8B 取り付け板 11 制御盤 40A、40B、41A、41B ブレ−キ装置 103 作動トランス 1102 非常停止指令回路 1103 タイマ− 1104 かご内負荷判断回路 1105 ブレ−キ制御回路 1106 走行方向検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベ−タ昇降路をリニアモ−タの駆動力
    により昇降する第一昇降体と、該第一昇降体と滑車を介
    してロ−プにより結合されてエレベ−タ昇降路を昇降す
    る第二昇降体と、上記第一昇降体の走行方向に沿って昇
    降路に施設された固定部材と、上記第一昇降体に配設さ
    れ上記固定部材と係合して制動力を発生する複数のブレ
    −キ装置と、非常時に非常停止信号を出力して上記複数
    のブレ−キ装置を制動状態とする非常停止指令回路とを
    備えたリニアモータ駆動方式エレベータの制動装置にお
    いて、昇降体の走行方向に応じた信号を出力する走行方
    向検出回路と、両昇降体の重量差に応じた信号を出力す
    る負荷判断回路とを具備し上記非常停止指令回路が出力
    する非常停止信号と、上記走行方向検出回路の出力信号
    と、上記負荷判断回路の出力信号とにより上記複数のブ
    レ−キ装置を選択的に制動状態とすることを特徴とする
    リニアモータ駆動方式エレベータの制動装置。
  2. 【請求項2】エレベ−タ昇降路をリニアモ−タの駆動力
    により昇降する第一昇降体と、該第一昇降体と滑車を介
    してロ−プにより結合されてエレベ−タ昇降路を昇降す
    る第二昇降体と、前記第一昇降体の走行方向に沿って昇
    降路に施設された固定部材と、上記第一昇降体に配設さ
    れ上記固定部材と係合して制動力を発生する複数のブレ
    −キ装置と、非常時に非常停止信号を出力して上記複数
    のブレ−キ装置を制動状態とする非常停止指令回路とを
    備えたリニアモータ駆動方式エレベータの制動装置にお
    いて、ブレ−キ装置の制動力により昇降体に加わるモ−
    メントを打ち消すように対のブレ−キ装置を離間して配
    設したことを特徴とするリニアモータ駆動方式エレベー
    タの制動装置。
  3. 【請求項3】エレベ−タ昇降路をリニアモ−タの駆動力
    により昇降する第一昇降体と、該第一昇降体と滑車を介
    してロ−プにより結合されてエレベ−タ昇降路を昇降す
    る第二昇降体と、上記第一昇降体の走行方向に沿って対
    向する昇降路壁の一方側に施設された第一固定部材と他
    方側に施設された第二固定部材と、上記第一昇降体に配
    設され上記固定部材と係合して制動力を発生し、上記各
    固定部材に対応して上記第一昇降体の対称部分に設置し
    た第一ブレ−キ装置と第二ブレ−キ装置と、非常時に非
    常停止信号を出力して上記両ブレ−キ装置を制動状態と
    する非常停止指令回路とを備えたリニアモータ駆動方式
    エレベータの制動装置において、上記第一ブレ−キ装置
    と第二ブレ−キ装置は各々対のブレ−キ装置から成り、
    互いの対を上記各固定部材に対応して上記第一昇降体の
    対称部分に設置し、昇降体の走行方向に応じた信号を出
    力する走行方向検出回路と、両昇降体の重量差に応じた
    信号を出力する負荷判断回路とを具備し、上記非常停止
    指令回路が出力する非常停止信号と、上記走行方向検出
    回路の出力信号と、上記負荷判断回路の出力信号とによ
    り上記第一ブレ−キ装置と上記第二ブレ−キ装置の対の
    一方であって上記第一昇降体の対称部分に配設したブレ
    −キ装置を選択的に制動状態とすることを特徴とするリ
    ニアモータ駆動方式エレベータの制動装置。
  4. 【請求項4】エレベ−タ昇降路をリニアモ−タの駆動力
    により昇降する第一昇降体と、該第一昇降体と滑車を介
    してロ−プにより結合されてエレベ−タ昇降路を昇降す
    る第二昇降体と、上記第一昇降体の走行方向に沿って昇
    降路壁の一方側に施設された固定部材と、上記第一昇降
    体に配設され上記固定部材と係合して制動力を発生し、
    上記固定部材に対応して上記第一昇降体の一方側に設置
    した複数のブレ−キ装置と、非常時に非常停止信号を出
    力して上記複数のブレ−キ装置を制動状態とする非常停
    止指令回路とを備えたリニアモータ駆動方式エレベータ
    の制動装置において、3台以上のブレ−キ装置を固定部
    材に対応して第一昇降体の一方側のほぼ上下対称部分に
    設置し、昇降体の走行方向に応じた信号を出力する走行
    方向検出回路と、両昇降体の重量差に応じた信号を出力
    する負荷判断回路とを具備し、上記非常停止指令回路が
    出力する非常停止信号と、上記走行方向検出回路の出力
    信号と、上記負荷判断回路の出力信号とにより、上記第
    一昇降体のほぼ対称部分に配設した複数のブレ−キ装置
    を選択的に制動状態とすることを特徴とするリニアモー
    タ駆動方式エレベータの制動装置。
  5. 【請求項5】エレベ−タ昇降路をリニアモ−タの駆動力
    により昇降する昇降体と、該昇降体の走行方向に沿って
    昇降路に施設された固定部材と、上記昇降体に配設され
    上記固定部材と係合して制動力を発生する複数のブレ−
    キ装置と、非常時に非常停止信号を出力して上記複数の
    ブレ−キ装置を制動状態とする非常停止指令回路とを備
    えたリニアモータ駆動方式エレベータの制動装置におい
    て、昇降体の走行方向に応じた信号を出力する走行方向
    検出回路とを具備し上記非常停止指令回路が出力する非
    常停止信号と、上記走行方向検出回路の出力信号とによ
    り上記複数のブレ−キ装置を選択的に制動状態とするこ
    とを特徴とするリニアモータ駆動方式エレベータの制動
    装置。
  6. 【請求項6】非常停止時に開放状態のブレ−キ装置が残
    っているとき、非常停止信号の出力から所定時間経過後
    と昇降体の速度が零になったときのいずれかの条件のと
    きに開放状態のブレ−キ装置を制動状態とする請求項第
    1項から第5項のいずれかに記載のリニアモータ駆動方
    式エレベータの制動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8720214B2 (en) 2010-04-14 2014-05-13 Mayekawa Mfg. Co., Ltd. Ice rink cooling facility
CN106660744A (zh) * 2014-08-07 2017-05-10 奥的斯电梯公司 用于提升结构的制动系统和用于制动的方法
US10207896B2 (en) 2017-01-30 2019-02-19 Otis Elevator Company Elevator machine brake control

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