JPH0621930Y2 - 吹払柵 - Google Patents
吹払柵Info
- Publication number
- JPH0621930Y2 JPH0621930Y2 JP4758788U JP4758788U JPH0621930Y2 JP H0621930 Y2 JPH0621930 Y2 JP H0621930Y2 JP 4758788 U JP4758788 U JP 4758788U JP 4758788 U JP4758788 U JP 4758788U JP H0621930 Y2 JPH0621930 Y2 JP H0621930Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blow
- road
- fence
- snow
- panels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は降雪地方の道路、線路などの雪害を防止するた
めの吹払柵に関する。
めの吹払柵に関する。
[従来の技術] 従来の吹払柵は、柵の下端に吹払口を設けて構成され、
その吹払口を風が通過する際に風速が強められることを
利用して飛雪を道路面に集中させ、これによって視程障
害を防止するようにしている。
その吹払口を風が通過する際に風速が強められることを
利用して飛雪を道路面に集中させ、これによって視程障
害を防止するようにしている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術においては、柵の下端の吹払口に雪が堆積
した場合に効果が得られないいため、その都度除雪しな
ければならない上、路上に中央分離帯やガードレールな
どの遮蔽構造物がある場合には風の流れを乱し吹き留り
ができ、風向が柵に直角に近くないと効果が少ない。ま
た、風速が小さい場合には道路の半分幅程度しか効果が
得られないという問題があった。
した場合に効果が得られないいため、その都度除雪しな
ければならない上、路上に中央分離帯やガードレールな
どの遮蔽構造物がある場合には風の流れを乱し吹き留り
ができ、風向が柵に直角に近くないと効果が少ない。ま
た、風速が小さい場合には道路の半分幅程度しか効果が
得られないという問題があった。
そこで本考案は風速の状態や遮蔽構造物の有無に関係な
く良好な防雪効果を得ることのできる吹払柵を提供する
ことを目的とする。
く良好な防雪効果を得ることのできる吹払柵を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は複数の支柱を路側に斜め上向きに傾斜させて設
け、前記支柱間に複数のパネルを吹払口となる開口間隔
を設けて装着し、前記パネルの断面形状は、上下一対の
傾斜面を有すると共に、これら一対の傾斜面間を路側に
向けて幅大に形成し、かつ上下に隣接するパネル間の前
記吹払口が前記傾斜面によって路側に向けて次第に幅小
になるように形成して構成される。
け、前記支柱間に複数のパネルを吹払口となる開口間隔
を設けて装着し、前記パネルの断面形状は、上下一対の
傾斜面を有すると共に、これら一対の傾斜面間を路側に
向けて幅大に形成し、かつ上下に隣接するパネル間の前
記吹払口が前記傾斜面によって路側に向けて次第に幅小
になるように形成して構成される。
[作用] 上記構成によって、風速が大きい場合には支柱の斜め方
向に沿って並設された複数のパネルに沿って道路などの
上方へ飛雪され、一方風速が小さい場合には複数の吹払
口に分散され、かつ風速が強められて飛雪の飛距離が大
きくなる。
向に沿って並設された複数のパネルに沿って道路などの
上方へ飛雪され、一方風速が小さい場合には複数の吹払
口に分散され、かつ風速が強められて飛雪の飛距離が大
きくなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図および第2図において、1は道路2や線路などに
沿ってその一側方に所定間隔をおいて路側に斜設された
支柱であり、各支柱1間には複数のプレキャストパネル
3が適宜固着手段により吹払口4となる開口間隔を設け
て複数段に装着されている。
沿ってその一側方に所定間隔をおいて路側に斜設された
支柱であり、各支柱1間には複数のプレキャストパネル
3が適宜固着手段により吹払口4となる開口間隔を設け
て複数段に装着されている。
前記パネル3は断面形状が上下一対の傾斜面5,5を有
する略直角三角形からなる山形構造をなしており、上下
に隣接するパネル3,3間の吹払口4が相対向する傾斜
面5,5によって道路2側に向って幅小になる断面形状
台形をなしている。
する略直角三角形からなる山形構造をなしており、上下
に隣接するパネル3,3間の吹払口4が相対向する傾斜
面5,5によって道路2側に向って幅小になる断面形状
台形をなしている。
前記パネル3の断面形状は,上下一対の傾斜面5,5を
有し、これら一対の傾斜面5,5間を道路2側に向けて
幅大に形成し、かつ上下に隣接するパネル3,3の吹払
口4が傾斜面5,5によって道路2側に向けて幅小にな
るように形成していればよく、第3図のように二等辺三
角形からなる山形構造、あるいは第4図のような台形形
状などを適宜選定すればよい。また断面における三角形
部分の2つの傾斜面を相互に異なる角度としてもよい。
有し、これら一対の傾斜面5,5間を道路2側に向けて
幅大に形成し、かつ上下に隣接するパネル3,3の吹払
口4が傾斜面5,5によって道路2側に向けて幅小にな
るように形成していればよく、第3図のように二等辺三
角形からなる山形構造、あるいは第4図のような台形形
状などを適宜選定すればよい。また断面における三角形
部分の2つの傾斜面を相互に異なる角度としてもよい。
また、パネル3は第2図のように道路2に沿って直線的
に吹払口4が形成されるように装着してもよく、あるい
は第5図のように吹払口4が交互に形成されるようにし
て装着してもよい。
に吹払口4が形成されるように装着してもよく、あるい
は第5図のように吹払口4が交互に形成されるようにし
て装着してもよい。
前記支柱1は上方に向うにしたがい次第に道路2側に傾
斜するようにして斜設されており、この支柱1間に設け
られた複数段のパネル3が該支柱1の傾斜に沿って斜め
方向に並列配置されている。
斜するようにして斜設されており、この支柱1間に設け
られた複数段のパネル3が該支柱1の傾斜に沿って斜め
方向に並列配置されている。
前記支柱1およびパネル3は適宜コンクリートで成形す
ればよく、PC又はPCのプレキャストコンクリートな
どを用いればよい。
ればよく、PC又はPCのプレキャストコンクリートな
どを用いればよい。
6は控柱、7は基礎工であり、この基礎工7に前記支柱
1の下端部が碇着鋼材8によって定着されていると共
に、前記控柱6の下端が埋設支持されている。また、控
柱6の上端には支柱1の略中央部分が定着鋼材8Aによ
って定着され、各パネル3は支柱1に定着鋼材8Bによ
って定着されている。前記定着鋼材8,8A,8Bは鋼
棒、鋼線、アンカーボルト、ナット、PC鋼材などを適
宜選定して使用すればよい。
1の下端部が碇着鋼材8によって定着されていると共
に、前記控柱6の下端が埋設支持されている。また、控
柱6の上端には支柱1の略中央部分が定着鋼材8Aによ
って定着され、各パネル3は支柱1に定着鋼材8Bによ
って定着されている。前記定着鋼材8,8A,8Bは鋼
棒、鋼線、アンカーボルト、ナット、PC鋼材などを適
宜選定して使用すればよい。
このように上記実施例においては、道路2側に向って傾
斜して設けられた支柱1間に複数段のパネル3を吹払口
4の開口間隔を設けて並列に装着しているため、風速の
大きい状態においては、飛雪が第1図の実線の矢印のよ
うに支柱1の傾斜方向に向って上昇し吹払柵の上端から
道路2など側へ吹上げられる。一方、風速の小さい状態
においては、一点鎖線の矢印のように飛雪が複数段の吹
払口4によって分散され、かつ道路2側に向って幅小に
なる吹払口4の形状によって絞られることにより風速が
強められて長い非距離で飛散するものである。
斜して設けられた支柱1間に複数段のパネル3を吹払口
4の開口間隔を設けて並列に装着しているため、風速の
大きい状態においては、飛雪が第1図の実線の矢印のよ
うに支柱1の傾斜方向に向って上昇し吹払柵の上端から
道路2など側へ吹上げられる。一方、風速の小さい状態
においては、一点鎖線の矢印のように飛雪が複数段の吹
払口4によって分散され、かつ道路2側に向って幅小に
なる吹払口4の形状によって絞られることにより風速が
強められて長い非距離で飛散するものである。
このため、風速の大小に関係なく良好な除雪効果が得ら
れ、視程障害を防止できる。また、吹払柵の下端に雪が
堆積しても吹払口4が塞がれないため、除雪する必要が
ない上、風速が大きい状態では吹払柵の上方に吹上げら
れ、かつ風速が小さい状態では複数段の吹払口4によっ
て分散され、絞られながら長い距離で飛雪されるように
なるため、路上に中央分離帯やガードレールなどの遮蔽
構造物がある場合にも十分な除雪効果が得られる。
れ、視程障害を防止できる。また、吹払柵の下端に雪が
堆積しても吹払口4が塞がれないため、除雪する必要が
ない上、風速が大きい状態では吹払柵の上方に吹上げら
れ、かつ風速が小さい状態では複数段の吹払口4によっ
て分散され、絞られながら長い距離で飛雪されるように
なるため、路上に中央分離帯やガードレールなどの遮蔽
構造物がある場合にも十分な除雪効果が得られる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく本
考案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えばパネルや支柱などはコンクリート製の他合成
樹脂製又は鋼製などでもよく、その材質は適宜選定すれ
ばよい。
考案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えばパネルや支柱などはコンクリート製の他合成
樹脂製又は鋼製などでもよく、その材質は適宜選定すれ
ばよい。
[考案の効果] 本考案は複数の支柱を路側に斜め上向きに傾斜させて設
け、前記支柱間に複数のパネルを吹払口となる開口間隔
を設けて装着し、前記パネルの断面形状は、上下一対の
傾斜面を有すると共に、これら一対の傾斜面間を路側に
向けて幅大に形成し、かつ上下に隣接するパネル間の前
記吹払口が前記傾斜面によって路側に向けて次第に幅小
になるように形成したものであり、風速の状態や遮蔽構
造物の有無に関係なく良好な防雪効果を得ることのでき
る吹払柵を提供できる。
け、前記支柱間に複数のパネルを吹払口となる開口間隔
を設けて装着し、前記パネルの断面形状は、上下一対の
傾斜面を有すると共に、これら一対の傾斜面間を路側に
向けて幅大に形成し、かつ上下に隣接するパネル間の前
記吹払口が前記傾斜面によって路側に向けて次第に幅小
になるように形成したものであり、風速の状態や遮蔽構
造物の有無に関係なく良好な防雪効果を得ることのでき
る吹払柵を提供できる。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
は全体縦断面図、第2図は斜視図、第3図及び第4図は
他の実施例を示す要部の断面図、第5図は他の実施例を
示す要部の正面図である。 1……支柱、2……路(道路) 3……パネル、4吹払口 5……傾斜面
は全体縦断面図、第2図は斜視図、第3図及び第4図は
他の実施例を示す要部の断面図、第5図は他の実施例を
示す要部の正面図である。 1……支柱、2……路(道路) 3……パネル、4吹払口 5……傾斜面
Claims (1)
- 【請求項1】複数の支柱を路側に斜め上向きに傾斜させ
て設け、前記支柱間に複数のパネルを吹払口となる開口
間隔を設けて装着し、前記パネルの断面形状は、上下一
対の傾斜面を有すると共に、これら一対の傾斜面間を路
側に向けて幅大に形成し、かつ上下に隣接するパネル間
の前記吹払口が前記傾斜面によって路側に向けて次第に
幅小になるように形成したことを特徴とする吹払柵。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4758788U JPH0621930Y2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | 吹払柵 |
NO88885330A NO885330L (no) | 1988-04-07 | 1988-11-30 | Snoegjerde. |
CA000585558A CA1320859C (en) | 1988-04-07 | 1988-12-09 | Snowstorm guard fence structures and jet roofs |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4758788U JPH0621930Y2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | 吹払柵 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01150616U JPH01150616U (ja) | 1989-10-18 |
JPH0621930Y2 true JPH0621930Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31273785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4758788U Expired - Lifetime JPH0621930Y2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | 吹払柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621930Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015209721A (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-24 | 永井コンクリート工業株式会社 | ステンレス筋を用いたコンクリート製防風板 |
-
1988
- 1988-04-07 JP JP4758788U patent/JPH0621930Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01150616U (ja) | 1989-10-18 |
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