JPH06219181A - 居眠り検出器 - Google Patents

居眠り検出器

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JPH06219181A
JPH06219181A JP1246793A JP1246793A JPH06219181A JP H06219181 A JPH06219181 A JP H06219181A JP 1246793 A JP1246793 A JP 1246793A JP 1246793 A JP1246793 A JP 1246793A JP H06219181 A JPH06219181 A JP H06219181A
Authority
JP
Japan
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time
alarm
blink
winking
cpu
Prior art date
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Pending
Application number
JP1246793A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Daimon
伸雄 大門
Michiyoshi Ninomiya
理憙 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP1246793A priority Critical patent/JPH06219181A/ja
Publication of JPH06219181A publication Critical patent/JPH06219181A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の輸送用車両を運転している時や、会議
・講義中等の居眠りを検出して警報を与える居眠り検出
器に関し、遅い瞬きの発生回数ではなく、実質的により
居眠り状態と判定できるパラメータにより警報を発生す
る。 【構成】 所定時間以上の瞬きの時間を一定時間毎に積
算して得られた瞬き時間が閾値を超えた時に警報を発生
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は居眠り検出器に関し、特
に各種の輸送用車両を運転している時や、会議・講義中
等の居眠りを検出して警報を与える居眠り検出器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6は特開昭63−258226号公報
における居眠り検出器を示しており、図中、1は発光ダ
イオードであり、この発光ダイオード1からの出力光2
が居眠りを催す人間の眼球3において反射し、その反射
光4がフォトダイオード5に送られるようになってい
る。
【0003】このフォトダイオード5では反射光4を電
気信号に変換して増幅器6に送り、図7の上段に示すよ
うな波形のアナログ信号をコンパレータ7に送る。
【0004】この場合、ドライバーが覚醒状態にあり眼
球3が瞬きしない状態にあるときには、眼球3からの反
射光4のレベルは図7に示すように低く、居眠り状態に
あるときには眼球3は目蓋30が閉じるので、その反射
光4のレベルは図7に示すように高くなる。これは、眼
球3より目蓋30の方が発光ダイオード1による出力光
2により近いためである。
【0005】コンパレータ7では閾値電圧Vを与える電
源8によって図7の下段に示す様なディジタル出力信号
を発生し、CPU9に送る。
【0006】CPU9では図7に示す様に早い瞬き(閉
眼時間の短い瞬き)は除外し、所定時間t以上の時間幅
を有する遅い瞬き(閉眼時間の長い瞬き)のみを検出す
ると共にこの遅い瞬きの出現回数をメモリ11に記憶し
ておき、この遅い瞬きの出現回数が所定回数に至る時間
を算出し、この算出した時間が一定の時間内にある時に
は居眠り状態にあると判定して警報器10から警報を発
生するように制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この様に上記の従来例
では、覚醒度が低下した時に発生する遅い瞬きの回数を
一定時間内で計測し、この瞬き回数が実質的に所定回数
になった時点で居眠り状態であるかを判定して警報を発
生するようにしているので、実質的に一定時間内の遅い
瞬きの発生回数をカウントしていることになる。
【0008】従って、例えば1分間に5回以上の遅い瞬
きが発生したときに警報を発生するようにしているの
で、上記のように遅い瞬きを判定する為の時間t(例え
ば0.5秒)未満を除外した場合、下記の(a)及び
(b)のいずれの場合も同じ居眠り状態と判定されてし
まう。 (a)0.5,0.5,0.5,0.5,0.5秒 (b)0.5,0.9,0.8,0.7,1.0秒 (c)0.8,0.6,0.7,0.5秒
【0009】しかしながら、実際には上記の(b)の方
が遙かに閉眼時間が長いので居眠りの危険性が高いこと
を示している。
【0010】また、上記の(c)の場合は、たとえ遅い
瞬きが1分間に4回であり設定した5回未満であったと
しても、上記の(a)と比較して特に(c)の方だけ居
眠り状態ではないと単純に判断することはできない。何
故なら、(a)の場合の一周期当たりの総閉眼時間は
2.5秒であるのに対し、(c)の場合はより長い2.
6秒であるからである。
【0011】従って本発明は、遅い瞬きの発生回数では
なく、実質的により居眠り状態と判定できるパラメータ
により警報を発生することができる居眠り検出器を実現
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る居眠り検出
器によれば、瞬き検出手段と、警報手段と、該瞬き検出
手段の出力信号から所定時間以上の瞬きの時間を一定時
間毎に積算して得られた瞬き時間が閾値を越えたとき該
警報手段を作動する制御手段と、を備えている。
【0013】
【作用】本発明に係る居眠り検出器においては、図1に
概念的に示すように、所定時間以下の早い瞬きはノイズ
と見做して除外しておき、所定時間以上の遅い瞬きにつ
いてのみ図示の如く一定時間(例えば30秒)内におい
て積算を行ってその積算値T=t1+t2+t3+t4
+・・・を求め、この積算値Tが所定の閾値を越えた
時、即ち、一定時間内での遅い瞬きの合計時間が非常に
大きくなるような時には居眠り状態であると判定して警
報手段を作動することによりドライバー等に警報を与
え、以て覚醒を促すことができる。
【0014】
【実施例】本発明に係る居眠り検出器の実施例としては
図6に示した従来例と同様の構成を用いることができ
る。但し、瞬き検出手段は、発光ダイオード1とフォト
ダイオード5と増幅器6とコンパレータ7とで構成さ
れ、制御手段はCPU9とメモリ11とで構成されてい
る。また、CPU9により実行される制御アルゴリズム
は図2及び図3に示すようなフローチャートが用いられ
る。
【0015】以下、図6を参照して図2及び図3に示し
たフローチャートにより本発明に係る居眠り検出器の実
施例の動作を説明する。
【0016】まず、CPU9は初期設定を行う(ステッ
プS1)。これは、図示のようにフラグFを“0”にリ
セットすると共に、タイマt2,T及びTaを共に
“0”にリセットするステップである。
【0017】このように初期設定を行った後、フラグF
が“0”か否かを判定し(同S2)、最初はフラグF=
0であるので、フラグFを“1”にセットし(同S
3)、タイマt1をリセットしてスタートさせる(同S
4)。
【0018】上記のステップS4の後、又はステップS
2でフラグFが“1”のとき、CPU9は瞬き長さを測
定するサブルーチンS5へ飛ぶ。
【0019】このサブルーチンS5は図3に示されてお
り、まずこのサブルーチンS5が開始されると、CPU
9はコンパレータ7の出力が“1”か否か、即ち目蓋が
閉じる瞬きが発生したか否かを判定し(同S51)、コ
ンパレータ出力が“1”である時には瞬きが発生したこ
とになるので、タイマt2をスタートさせて(同S5
2)、このサブルーチンS5を出る。
【0020】一方、コンパレータ出力が“1”でないと
き、即ち“0”である時には瞬きが発生していないこ
と、或いは瞬きが終わったことを示しているので、タイ
マt2をストップさせ(同S53)、このタイマt2が
ノイズ(早い瞬き)と判定できる所定時間t=0.5秒
より大きいか否かを判定する(同S54)。
【0021】この結果、t2>0.5秒ではないことが
判ったときには、コンパレータ出力はノイズと見做され
てタイマt2は“0”に戻され(同S55)、ステップ
S56においてt2>0.5秒の場合と同様に積算用の
タイマTaをTa=t2に設定する(同S56)と共
に、t2>0.5秒の場合に対するタイマt2もリセッ
トし(同S57)、このサブルーチンS5を出る。
【0022】サブルーチンS5の後は、タイマTをタイ
マTaだけ積算し(同S6)、この積算した時間Tが居
眠り状態を判定するための閾値時間としての10秒を超
えているか否かを判定し(同S7)、この閾値10秒を
超えていないときにはステップS2に戻って上記のステ
ップS2〜S7を繰り返すが、この閾値10秒を超えた
時には、計測周期である「1分」を超えたかどうかを判
定する(同S8)。
【0023】この計測周期1分を超えているときには上
記のように積算時間Tが閾値10秒を超えても居眠り状
態ではないと判定してステップS1に戻るが、計測周期
1分以内に積算時間Tが10秒を超えているような時に
は居眠り状態であると判定して警報器10に対して警報
信号を与える(同S9)。
【0024】尚、上記の実施例に用いた数値はその一例
であり、種々の値を用いることができることは当業者に
明らかであろう。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る居眠
り検出器によれば、所定時間以上の瞬きの時間を一定時
間毎に積算して得られた瞬き時間が閾値を超えた時に警
報を発生する様に構成したので、次に述べるようにより
精度の高い居眠り検出を行うことができる
【0026】従来例:図4 図4は、例えば単調なコースをおよそ1時間車両走行し
た時の脳波と瞬き回数との関係を測定した従来例のグラ
フを示しており、図中、実線は瞬き観測回数の合計を示
し、一点鎖線は総群発α波観測回数を示し、更に点線は
1秒以上の瞬きについての観測回数の合計を示したもの
である。
【0027】このようなグラフにおける一点鎖線のα波
観測回数と実線の観測回数及び点線の観測回数との相関
係数を求めると以下の表1に示すようになる。
【0028】
【表1】
【0029】上記の表1から分かるように瞬きの回数は
早い瞬きをノイズとして対象外とすることによって相関
係数は0.442から0.662に向上していることが
示されている。
【0030】本発明:図5 本発明の場合には観測回数ではなく観測時間に着目した
ものであり、図5に示すように計測データを取ってみる
と、総瞬き観測時間は実線で示すようなグラフとなり、
総群発α波観測時間は一点鎖線となり、1秒以上の総瞬
き観測時間は点線で示すようなグラフとなる。
【0031】そして、同様に相関関数を取ってみると上
記の表1に示すようなものとなる。このように瞬き時間
に着目して計測を行うと、早い瞬きをノイズとして対象
外にしなくても相関係数は0.702となり、これを更
に対象外とすると相関係数は0.965となり、殆ど脳
波による覚醒度の評価と同じになる結果が得られること
が分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る居眠り検出器の作用原理を説明す
るための図である。
【図2】本発明に係る居眠り検出器に用いられるCPU
に格納され且つ実行される制御プログラムのフローチャ
ート図である。
【図3】図2に示したサブルーチンの具体例を示したフ
ローチャート図である。
【図4】従来例において瞬き観測回数とα波観測回数と
の相関係数を計測したグラフ図である。
【図5】本発明に於いて瞬き観測時間とα波観測時間と
の相関係数を計測したグラフ図である。
【図6】特開昭63−258226号公報に示された従
来例であると共に本発明にも用いることが出来る居眠り
検出器の実施例を示したブロック図である。
【図7】図6に示した居眠り検出器の動作を説明するた
めのタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 発光ダイオード 2 眼球 5 フォトダイオード 6 増幅器 7 コンパレータ 9 CPU 10 警報機 11 メモリ 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瞬き検出手段と、警報手段と、該瞬き検
    出手段の出力信号から所定時間以上の瞬きの時間を一定
    時間毎に積算して得られた瞬き時間が閾値を越えたとき
    該警報手段を作動する制御手段と、を備えたことを特徴
    とする居眠り検出器。
JP1246793A 1993-01-28 1993-01-28 居眠り検出器 Pending JPH06219181A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1246793A JPH06219181A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 居眠り検出器

Applications Claiming Priority (1)

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JP1246793A JPH06219181A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 居眠り検出器

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JPH06219181A true JPH06219181A (ja) 1994-08-09

Family

ID=11806172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1246793A Pending JPH06219181A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 居眠り検出器

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Cited By (7)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010529