JPH0621890U - 巻菓子スライス装置 - Google Patents

巻菓子スライス装置

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JPH0621890U
JPH0621890U JP5975892U JP5975892U JPH0621890U JP H0621890 U JPH0621890 U JP H0621890U JP 5975892 U JP5975892 U JP 5975892U JP 5975892 U JP5975892 U JP 5975892U JP H0621890 U JPH0621890 U JP H0621890U
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knife
confectionery
ball spline
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ball
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Application number
JP5975892U
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Inventor
弘 大野
Original Assignee
株式会社大野製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻菓子を自動的にスライスする装置を提供す
る。 【構成】 巻菓子軸棒(図示せず)と平行して設けられ
たボールねじ22と、それに平行して設けたボールスプ
ライン24と、ボールスプラインナット52とナイフ6
0との間に介在させた弾性係合部53と、ボールねじナ
ット46を含むユニットとボールスプラインナット52
を含むユニットとの間に設けた連結部材80と、その連
結部材80と接合して設けたスプレー84と、ボールね
じ22、ボールスプライン24およびスプレー84のた
めの駆動部と、その制御部とで構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は巻菓子スライス装置に係わり、詳しくは、軸棒に巻きつけられた菓子 材を所定の厚さで順次スライスする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種装置は、菓子材が巻きつけられた軸棒を支持するとともにそれを 回転し得るようにした軸棒支持部と、軸棒と平行して設けられたボールねじと、 そのボールねじに枢着したナイフと、ボールねじに平行に設けられた目盛と、ナ イフと連動して目盛との照合によってナイフの位置を示すようにした指針と、前 記軸棒支持部を回転させるためのハンドルと、ナイフを菓子材に向って移動させ るためのハンドルとで構成されたものである。
【0003】 この従来の装置を使用するときは、ボールねじを回転させてナイフを軸方向に 移動し、その移動距離を巻菓子の所定スライス厚と一致させるために指針を目盛 に合わせ、巻菓子軸棒を回転させながら、ナイフを菓子材に向って移動させ、ナ イフが菓子材から受ける応力を手で感じ取り、それに対応してナイフに与える力 を調節しながら菓子材を切断する。次いでナイフを元の位置に戻し、水で湿らせ た布巾を手に持ち、それでナイフを拭く。そして、上記作業が繰返される。
【0004】 なお、水で湿らせた布巾でナイフを拭く目的は、ナイフに付着した菓子材切か すを除去するとともにナイフに湿りを与えて菓子材の切断面が奇麗に形成される ようにするためである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この従来の巻菓子スライス装置は、ナイフの移動、ナイフ位置を目盛に合わせ るためのハンドル微調整操作、菓子材を切断するためのナイフ操作、ナイフに付 着した菓子材切かすを除去するためおよびナイフを湿潤するためのナイフを拭く 作業、これが総て手で行なわれるため、その作業にかなりの時間が掛かるという 問題点がある。
【0006】 また、その作業が単純な動作の繰返であるため、作業者がその作業に飽き易く 、疲労し易いという問題点がある。
【0007】 また、ナイフのボールねじに沿った移動が進むに従って、ナイフの位置を示す 指針の位置とボールねじを回転させるハンドルとの位置が遠くなり、ハンドルを 操作しながら目の位置を指針の位置に整合させることが難しくなり、その結果と して視誤差が生じ、菓子材のスライス厚に不揃いが生じ易いという問題点がある 。
【0008】 本考案は従来の巻菓子スライス装置の有するこのような問題点に鑑みてなされ たものであり、その目的とするところは、上記機械操作が自動的に行なわれるよ うにすることによって巻菓子スライス能率を高め、作業者の疲労を軽減し、さら に、スライス厚精度の高い巻菓子スライス装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題のもとになされたものであって、本体に回転可能にして設け られた巻菓子軸棒支持部と、それに支持された巻菓子軸棒に対して平行に設けら れたボールねじと、ボールねじのナットと軸方向で連動しかつ巻菓子軸と直交す る方向に回動するようにして設けられたナイフとを備えた巻菓子スライス装置に おいて、ボールねじと平行してボールスプラインを設け、ボールスプラインとナ イフの間に弾性係合部を介在させ、ボールねじナットを含むユニットとボールス プラインナットを含むユニットとの間に双方が軸方向に移動するときに連動し、 かつ、ボールスプラインの回動を可能とした連結部材を設け、その連結部材と接 合して、ナイフを清掃するとともにナイフを湿潤する手段を設け、ボールねじと ボールスプラインとナイフを清掃し湿潤する手段と連係して駆動部を設けるとと もにその動作を制御する制御部を設けたものである。
【0010】 そして、前記弾性係合部は、ボールスプラインのナットに固着した回転力伝達 板と、ボールスプラインのナットにオイルレスメタルを介して枢着したナイフ支 持板と、ナイフ支持板と回転力伝達板との間に介在させたスラストベアリングと 、回転力伝達板とナイフ支持板とを弾性係合したスプリングとからなるものとす るのが好ましい。
【0011】 また、前記したナイフを清掃し湿潤する手段はスプレーとし、それに殺菌性を 有するエーテル含有液を用いるのが好ましい。
【0012】 なお、ナイフとボールスプラインとを弾性係合させるために、後記実施例では コイルスプリングを用いたものとしているが、これは公知技術によって種々変更 し得ることはいうまでもない。例えば、スラストベアリングを包囲して設けたリ ング状または渦巻状のスプリングを用いたものとしてもよい。
【0013】 また、ナイフを清掃し湿潤する手段として、後記実施例ではスプレイを用いた ものとしているが、これも、公知技術によって種々変更し得ることはいうまでも ない。例えば、湿潤した弾性部材を回動させてナイフを拭くようにしてもよい。
【0014】
【作用】
ボールねじが回転してそのナットが移動すると、それに伴なってナイフが移動 する。ボールスプラインが回動すると、そのナットに弾性係合されたナイフが回 動する。ナイフの回動が進んで被スライス菓子材に当ると、ナイフが応力を受け 、その応力の一部は前記弾性係合部に吸収される。このようにして、ナイフが受 ける応力とボールスプラインのナットの回動によって生じた弾性係合部の張力と が釣合いながらナイフの刃先が進行する。ナイフの刃先が巻菓子材の軸棒に達す ると、ナイフは比較的大きな応力を受けるが、その力の一部は前記と同様に弾性 係合部に吸収される。ナイフ刃先が巻菓子軸棒に達した後、ボールスプラインは 自動制御によって逆回転し、ナイフは元の位置に戻る。次いで噴霧器が自動制御 によって作動し、ナイフに付着した菓子切くずを吹落すとともにナイフを湿潤す る。続いて、ボールねじが巻菓子の所定スライス厚に相当した回数だけ回転しそ れに従ってナイフが軸方向に移動する。そして、上記動作が繰返される。
【0015】
【実施例】
図1は本考案に係る巻菓子スライス装置の一実施例を示す斜視図である。この 図では煩雑さを避けるため詳細を省略してある。
【0016】 2は巻菓子、4は巻菓子軸棒である。20は本体で、内部に、ボールねじ軸2 2とボールスプライン軸24と巻菓子軸棒受26とを駆動するモータ、そのモー タと関連した、減速機、クラッチ、ブレーキ等が設けられている。28は制御部 で、前面に操作盤が設けられ(図示せず)、内部に、ボールねじの回転数プリセ ット回路およびその回転数検出部30(図3参照)、スプレー32に連結された ホース34の圧搾空気流路を開閉する電磁弁等が設けられている。36は瓶であ る。38はナイフユニットで、その詳細は後述する。40はナイフユニットカバ ーで、42はナイフカバー部である。44は軸支持部で、内部に、ボールスブラ インの回転制限スイッチ、ナイフユニット移動制限スイッチが設けられている。 このボールスプライン回転制限スイッチは、ボールスプライン軸に固設されたド ッグと関係して作動するようになっている。このドッグは巻菓子軸棒の太さに応 じて交換されるようになっている。45はナイフユニット移動制限スイッチであ る。
【0017】 図2はナイフユニット38の左側面拡大図である。図3は図2のIII −III 線 に沿った断面図である。図面の煩雑さを避けるために、図2および図3ではナイ フユニットカバー40が、また、図3ではボルト78および長孔76が省略され ている。
【0018】 46はボールねじナット、48はハウジング、50はスペーサである。52は ボールスプラインナットである。54は回転力伝達板で、ボールスプラインナッ ト52に固着されている。56はナイフ支持板で、オイルレスメタル58(図3 参照)を介してボールスプラインナット52に枢着されている。60はナイフで ナイフ支持板56に固着されている。62はスラストベアリング(図3参照)で 回転力伝達板54とナイフ支持板56の間に介在している。64はハウジングで ある。66はアームで、2枚の回転力伝達板54それぞれに固着されており、双 方はボルト68で連結されている。70もアームでナイフ支持板56の両側面そ れぞれに固着されており、双方はボルト72で連結されている。そのボルト72 と前記ボルト68とはスプリング74によって連結されている。このようにして ナイフ60はボールスプラインナット52に弾性的に係合されている。
【0019】 2つの回転力伝達板54は、さらに図2に示すように、ナイフ支持板56に設 けられた長孔76を貫通したボルト78で連結されている。
【0020】 80は平板状バーで、一方端はボールねじナットのハウジング48に固着され 、他方端はボールスプラインナットのハウジング64をスラストベアリング82 (図3参照)を介して挟持するようにして係合されている。
【0021】 84は噴霧器で、取付具86を介してナイフユニット38に取付けられており 、噴霧方向が調節可能となっている。この噴霧器は前記瓶36および空気コンプ レッサ(図示せず)とホースで連通している。瓶36にはエーテル含有液が入っ ている。
【0022】 図3に示した30は回転数検出部で、ボールねじ軸24に取付けられたスリッ ト円板88と発光・受光部90とからなり、制御部28内に設けられている。
【0023】 次に本実施例の作用について説明する。巻菓子軸受がモータ駆動によって回転 すると巻菓子が回転する。ボールねじ軸22がモータ駆動によって回転すると、 ナイフユニットはボールねじナット46に伴なって移動する。ボールねじ軸の回 転数が検出部30によって検出され、それが所定数に達したときにクラッチおよ びブレーキが作動しボールねじの回転が止まり、ナイフユニット38のボールね じ軸方向移動が止まる。ボールスプライン軸24がモータ駆動によって回転する と、回転力伝達板54がボールスプラインナットに伴なって回転する。そのとき 、回転力伝達板54にスプリング74を介して連結されたナイフ支持板56も回 転し、それに伴なってナイフ60も回動する。ナイフ60の回動が進むとナイフ 60は回転している巻菓子2に当る。そのときにナイフ60が受けた応力の一部 はスプリング74に吸収される。このようにして、ナイフ60が受けた応力とス プリング74の張力とが釣合いながらナイフ60の回動が進む。ナイフの刃先が 巻菓子軸棒に達した後、ボールスプライン軸24に取付けられたドッグがボール スプライン軸回転制限スイッチに作用し、クラッチが作用してボールスプライン は逆回転する。ボールスプラインが逆回転するとナイフ60は巻菓子から離れる 方向に移動し、それが図2に示す位置に略達したとき、空気ホース34に係設さ れた電磁弁が作動し、ナイフ60に向って瓶36内のエーテル含有液が噴霧され る。それによってナイフ60に付着した菓子材切かすが除去され、ナイフが湿潤 される。次いでボールねじが所定回数回転し、続いてボールスプライン軸24に 設けられたドッグが、前記回転制限スイッチとは別設の回転制限スイッチに作用 し、ボールスプラインの回動方向が変り、ナイフが菓子材に向って回動する。そ して、上記動作が繰返される。
【0024】
【効果】
以上説明した通り、本考案に係る巻菓子スライス装置は、ナイフをボールスプ ラインのナットに弾性的に連結したことによって、ボールスプラインが一定速度 で回転してもナイフは巻菓子から受ける応力に対応しながら進むようになり、巻 菓子の切断面が奇麗に形成される。このことによって、巻菓子スライスの自動化 が可能となり、労力を大幅に軽減するとともにスライス能率を大幅に向上させる ことができる。
【0025】 また、スライスが機械的に行なわれるため、スライス厚の精度を大幅に向上さ せることができる。
【0026】 さらに、ナイフの清掃および湿潤が自動的に行なわれるため、作業者がエーテ ルの蒸気を吸って気分が悪くなることを防ぐことがてきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る巻菓子スライス装置の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】ナイフユニットの左側面を示す部分拡大図であ
る。
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図である。
【符号の説明】
22 ボールねじ(ボールねじ軸) 24 ボールスプライン(ボールスプライン軸) 32 スプレー 46 ボールねじナット 52 ボールスプラインナット 53 弾性係合部 54 回転力伝達板 56 ナイフ支持板 58 オイルレスメタル 60 ナイフ 62 スラストベアリング 74 スプリング 80 連結部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に回転可能にして設けられた巻菓子
    軸棒支持部と、それに支持された巻菓子軸棒に対して平
    行に設けられたボールねじと、ボールねじのナットと軸
    方向で連動しかつ巻菓子軸と直交する方向に回動するよ
    うにして設けられたナイフとを備えた巻菓子スライス装
    置において、ボールねじ22と平行してボールスプライ
    ン24を設け、ボールスプラインナット52とナイフ6
    0との間に弾性係合部53を介在させ、ボールねじナッ
    ト46を含むユニットとボールスプラインナット52を
    含むユニットとの間に双方が軸方向移動するときに連動
    しかつボールスプライン24の回動を可能にして連結部
    材80を設け、その連結部材と接合してナイフを清掃し
    湿潤する手段を設け、ボールねじ22と、ボールスプラ
    イン24とナイフ60を清掃し湿潤する手段とに連係し
    て駆動部を設けるとともにその動作を制御する制御部を
    設けたことを特徴とする巻菓子スライス装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性係合部53が、ボールスプライ
    ンナット52に固着した回転力伝達板54と、ボールス
    プラインナット52にオイルレスメタル58を介して枢
    着したナイフ支持板56と、ナイフ支持板56と回転力
    伝達板54との間に介在させたスラストベアリング62
    と、回転力伝達板54とナイフ支持板とを弾性係合した
    スプリング74とで構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の巻菓子スライス装置。
  3. 【請求項3】 前記のナイフを清掃し湿潤する手段がス
    プレー32であることを特徴とする請求項1記載の巻菓
    子スライス装置。
JP5975892U 1992-08-25 1992-08-25 巻菓子スライス装置 Pending JPH0621890U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9410462B2 (en) 2008-08-06 2016-08-09 Sven Melker Nilsson Channel system
US9441523B2 (en) 2008-04-18 2016-09-13 Sven Melker Nilsson Channel system with internal flow director and turbulence generator

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9441523B2 (en) 2008-04-18 2016-09-13 Sven Melker Nilsson Channel system with internal flow director and turbulence generator
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