JPH06218570A - レーザ加工機 - Google Patents

レーザ加工機

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Publication number
JPH06218570A
JPH06218570A JP5034447A JP3444793A JPH06218570A JP H06218570 A JPH06218570 A JP H06218570A JP 5034447 A JP5034447 A JP 5034447A JP 3444793 A JP3444793 A JP 3444793A JP H06218570 A JPH06218570 A JP H06218570A
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JP
Japan
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light
laser
detecting means
relative angle
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Pending
Application number
JP5034447A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nakamura
滋 中村
Masuo Kasai
増雄 笠井
Shunei Kuroda
俊英 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工対象ワークに対する焦点位置またはトー
チ姿勢を最適な条件に制御することができるレーザ加工
機を提供する。 【構成】 前記加工対象ワーク10からの戻り光L2を
第1のビームスプリッタ23によって分離して検出用集
光レンズ31で集光し、この集光された戻り光L2を第
2のビームスプリッタ32により分離して、それぞれ第
1の光検出器33、第2の光検出器34で検出する。こ
の第1と第2の光検出器33、34の出力の差から焦点
位置のずれを検出して集光レンズ駆動機構24を制御し
て焦点位置を制御するとともに第1の光検出器33の検
出面上の検出像の位置ずれから加工対象ワーク10に対
する相対角度を検知し、姿勢駆動部4により加工トーチ
部2の姿勢を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を集光レンズ
により集光させて対象物を加工するレーザ加工機、特に
対象物に対するレーザ光の焦点位置または/および相対
角度を制御するための検出器を備えるレーザ加工機に関
する。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機では、加工トーチ部にレー
ザ光源と集光レンズや放物面鏡などの集光系を内蔵し、
当該レーザ光源から出射されたレーザ光線を集光系で絞
って加工対象ワークの加工面上で集光させ加工する。
【0003】この際、レーザ光線が加工対象ワーク面上
で正しく焦点を結ぶ必要があるため、加工対象ワークに
対する加工トーチ部の距離を検出して当該レーザ光の焦
点が常に加工対象ワークの加工面に来るように制御しな
がらレーザ加工の経路(加工パス)を教示する必要があ
る。
【0004】従来、この加工対象ワークに対する加工ト
ーチ部の距離を検出するための手段として静電容量式の
距離センサを備えたものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】静電容量式距離センサ
は、トーチ部と加工対象ワーク間の空間の静電容量を検
出してその距離を算出するものであるが、高価であるう
え、加工対象ワークの加工面が滑らかでなく凹凸が多い
場合には、検出誤差が生じるおそれがあった。
【0006】また、一方では、レーザ加工に際して、加
工対象ワークの加工面に対し、加工トーチ部の姿勢、す
なわちレーザ光の光軸の方向を垂直に保つのが理想的で
あるが、トーチ姿勢を検出して常に加工対象ワークの加
工面に対し垂直に制御するような従来技術はなく、最初
に加工対象ワークを設置したときの角度のままで加工作
業を進めていた。そのため、加工対象ワークの加工面の
角度が場所によって異なっているような場合にはレーザ
加工を精度よくできないという問題点があった。
【0007】特に、3次元の複雑な形状を有する加工対
象ワークの場合、加工トーチ部の姿勢と加工トーチ部の
距離を同時に調整するのは極めて困難であった。
【0008】本発明は、上記問題点を解消し、加工対象
ワークとレーザ加工機の加工トーチ部の位置関係を、そ
の焦点位置または/および姿勢において制御し、最適な
条件でのレーザ加工を可能にするレーザ加工機を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のレーザ加工機
は、レーザ光源と、このレーザ光源から出射されたレー
ザ光を集光する集光レンズと、加工対象物からの戻り光
を用いて焦点誤差を検出する焦点誤差検出手段と、この
焦点誤差検出手段からの検出信号により前記レーザ光の
焦点位置を移動させる焦点駆動手段と、を備える。
【0010】また、請求項2のレーザ加工機は、レーザ
光源と、このレーザ光源から出射されたレーザ光を集光
する集光レンズと、前記レーザ光源と前記集光レンズを
格納するトーチ部と、前記加工対象物からの戻り光を用
いて前記加工対象物と前記トーチ部との相対角度を検出
する相対角度検出手段と、この相対角度検出手段からの
検出信号により前記トーチ部の姿勢を変化させる姿勢駆
動手段とを備える。
【0011】請求項3のレーザ加工機は、請求項1の焦
点誤差検出手段が、焦点合わせすべき加工対象物に反射
し前記集光レンズを逆方向に進む戻り光を前記レーザ光
源から出射されたレーザ光と分離する第1のビームスプ
リッタと、前記分離された戻り光を集光する検出用集光
レンズと、前記検出用集光レンズを通過して集光された
戻り光を第1の光束と第2の光束に分離する第2のビー
ムスプリッタと、前記第1の光束と第2の光束の光路途
中にそれぞれ配設された第1と第2の光検出手段と、を
備え、前記第1の光検出手段は、前記第1の光束の集光
点に対して前記第2のビームスプリッタと反対側に配置
されるとともに、前記第2の光検出手段は、前記第2の
光束の集光点と前記第2のビームスプリッタとの間に配
置され、前記第1と第2の光検出手段からの出力信号の
差をとることにより、前記焦点誤差を検出する。
【0012】請求項4のレーザ加工機は、請求項2の相
対角度検出手段が、焦点合わせすべき加工対象物に反射
して前記集光レンズを逆方向に進む戻り光を前記レーザ
光源から出射されたレーザ光と分離する第1のビームス
プリッタと、前記分離された戻り光を集光する検出用集
光レンズと、前記検出用集光レンズを通過して集光され
た戻り光を受光する第3の光検出手段と、を備え、前記
第3の光検出手段の検出面に形成された戻り光の検出像
の位置によって前記トーチ部の加工対象物に対する相対
角を検出する。
【0013】請求項5のレーザ加工機は、請求項4にお
ける第3の光検出手段の検出面が複数の検出領域に分割
されており、各対角の検出領域からの出力の差を取るこ
とによりに前記戻り光の検出像の前記検出面上での位置
を検出する。
【0014】請求項6のレーザ加工機は、レーザ光源
と、このレーザ光源から出射されたレーザ光を集光する
集光レンズと、前記レーザ光源と前記集光レンズを格納
するトーチ部と、請求項3の焦点誤差検出手段と、この
焦点誤差検出手段からの検出信号により前記レーザ光の
焦点位置を移動させる焦点駆動手段と、請求項4の相対
角度検出手段と、この相対角度検出手段からの検出信号
により前記トーチ部の姿勢を変化させる姿勢駆動手段
と、を備え、請求項3の焦点誤差検出手段における第1
もしくは第2の光検出手段と、請求項4の相対角度検出
手段における第3の光検出手段を共用する。
【0015】請求項7のレーザ加工機は、請求項3また
は請求項6のレーザ加工機において、その焦点誤差検出
手段は、前記戻り光の出力に応じて利得を変化させるこ
とにより、常に一定の検出精度を維持する。
【0016】請求項8のレーザ加工機は、請求項4〜請
求項6のいずれかのレーザ加工機において、その相対角
度検出手段は、前記戻り光の出力に応じて利得を変化さ
せることにより、常に一定の検出精度を維持する。
【0017】請求項9のレーザ加工機は、請求項4〜請
求項6記載のレーザ加工機のトーチ部の姿勢制御におい
て、まず、トーチ部の姿勢を前記相対角度検出手段によ
って制御しない状態で加工対象物に対して変化させ、前
記戻り光が第3の光検出手段に検出されると前記相対角
度検出手段を用いて前記トーチ部の姿勢を制御して、前
記加工対象物に対する相対角度を調整する。
【0018】請求項10のレーザ加工機は、請求項1〜
請求項6記載のレーザ加工機においてレーザ光源は出力
可変型であって、加工パスを教示するときにその出力を
減少させて検出用光源として用いる。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、レーザ光の焦点位置
を、加工対象物からのレーザ光の戻り光を用いた焦点誤
差検出手段によって制御するので、レーザ加工しながら
常に最適な焦点位置に保つことができる。
【0020】請求項2の発明によれば、加工対象物に対
するトーチ部の相対角度を、加工対象物からの戻り光を
用いた相対角度検出手段によって制御するので、レーザ
加工しながら加工対象物に対して常に最適な姿勢を保つ
ことができる。
【0021】請求項3の発明によれば、請求項1におけ
る焦点誤差検出手段は、第1のビームスプリッタにより
加工対象物から反射して再びレーザ集光用の集光レンズ
を逆方向に戻ってくる光をレーザ光源から出射されるレ
ーザ光と分離し、検出用集光レンズによってこの分離さ
れた戻り光を集光する。第2のビームスプリッタは、前
記検出用集光レンズを通過して集光された戻り光を第1
の光束と第2の光束に分離する。第1の光検出手段が、
第1の光束の集光点に対して前記第2のビームスプリッ
タと反対側に配置され、第2の光検出手段が第2の光束
の集光点と前記第2のビームスプリッタとの間に配置さ
れているので、ビーム光の焦点位置がずれると戻り光の
光路が変化し、一方の光検出手段の検出像が大きくなる
とともに他方の光検出手段の検出像は小さくなって検出
出力に異動が生じる。この第1と第2の光検出手段の出
力の差をとることにより、焦点ずれを検出する。
【0022】請求項4の発明によれば、請求項2の相対
角度検出手段は、第1のビームスプリッタにより加工対
象物から反射して再び前記集光レンズに逆に入射してく
る戻り光をレーザ光源から出射されたレーザ光と分離す
る。この分離された戻り光を検出用集光レンズにより集
光する。第3の光検出手段はこの集光された戻り光を受
光し、その検出面に形成される戻り光の検出像の位置に
よって前記相対角を検出する。
【0023】請求項5の発明によれば、請求項4の第3
の光検出手段の検出面は複数の検出領域に分割されてい
るので、各対角の検出領域からの出力の差を取ることに
よりに前記戻り光の検出像の前記検出面上での位置を検
出する。
【0024】請求項6の発明にかかるレーザ加工機は、
請求項3の焦点誤差検出手段と請求項4の相対角度検出
手段を備え、加工対象物に対する焦点位置制御と姿勢制
御を同時に行なうことができる。また、請求項3におけ
る焦点誤差検出手段の第1もしくは第2の光検出手段
と、請求項4における相対角度検出手段における第3の
光検出手段とを共用しているので、検出系の構成が簡易
となる。
【0025】請求項7および請求項8の発明によれば、
焦点誤差検出手段または相対角度検出手段は、戻り光の
出力に応じて利得を変化させるので、レーザ光の出力や
加工対象物の反射率の大きさにかかわらず自動的に検出
出力を調整し、常に一定の検出精度を維持することがで
きる。
【0026】請求項9の発明によれば、レーザ加工機の
トーチ部の姿勢の制御は、まず、トーチ部の姿勢を前記
相対角度検出手段による制御をしない状態で加工対象物
に対して変化させ、戻り光が第3の光検出手段に検出さ
れると前記相対角度検出手段を用いてトーチ姿勢を制御
するので、最初加工対象物が相対角度検出手段の検出範
囲内にない場合でも当該トーチ部と加工対象物との相対
角度を制御できる。
【0027】請求項10の発明によれば、レーザ光源は
出力可変型のものであって、加工パスを教示するときに
は、出力を減少させて検出用光源として用いるようにし
ているので、加工対象物を損傷することなく加工パスの
教示作業を行なえる。
【0028】
【実施例】本発明の一実施例を以下図面に基づいて分説
するが、これにより本発明の範囲が限定されるものでは
ない。
【0029】<レーザ加工機の全体の構成>図1は、本
発明にかかるレーザ加工機1の全体の構成を示す概要図
である。
【0030】このレーザ加工機1は大きく分けて、加工
トーチ部2、検出部3、姿勢駆動部4および制御部5か
ら構成される。
【0031】加工トーチ部2は、加工用のレーザ光源2
1と集光レンズ22とを備えており、当該レーザ光源2
1から放出されたレーザ光L1は、第1のビームスプリ
ッタ23を透過し、集光レンズ22によって加工対象ワ
ーク10の加工面10a上に集光されて焦点fを結び所
定の加工を行う。
【0032】集光レンズ22からレーザ光L1の焦点f
までの距離は、集光レンズ駆動機構24によって集光レ
ンズ22を水平に移動させることにより決定される。
【0033】また、加工トーチ部2と加工対象ワーク1
0の相対角度は、下部の姿勢駆動部4によって制御され
る。この姿勢駆動部4の機構は公知のものであって、こ
こでは詳しい説明は省略するが、レーザ光の光軸が図の
縦方向と紙面に垂直な方向に偏向するように加工トーチ
部2を駆動する。
【0034】<レーザ加工機の焦点位置制御>加工ワー
ク10と加工トーチ部2からのレーザ光L1の光軸が垂
直の場合、ワーク10の加工面10aで反射した戻り光
L2は、同じ経路を逆方向に戻り、集光レンズ22を通
過したあと、第1のビームスプリッタ23によってレー
ザ光源21からのレーザ光L1と分離される。分離され
た戻り光L2は、検出用集光レンズ31によって集光さ
れる。
【0035】集光された戻り光L2は、検出用集光レン
ズ31と戻り光L2の集光点P1の途中に介設された、
たとえばハーフミラー型の第2のビームスプリッタ32
によって第1の光束L3と第2の光束L4に2分され
る。
【0036】加工対象ワーク10の加工面10aが丁度
集光レンズ22の焦点fの位置にあるとき、検出用集光
レンズ31によって集光された戻り光L2は、第2のビ
ームスプリッタ32から等距離の位置に集光点P1とP
2を形成する。
【0037】本実施例では2個の光検出器33、34と
を用い、第1の光検出器33は、集光点P1に対して第
2のビームスプリッタ32と反対方向に距離wだけ遠ざ
かった位置に配置され、第2の光検出器34は集光点P
2から所定距離wだけ第2のビームスプリッタ32寄り
の位置に置かれて、それぞれの位置で第1の光束L3と
第2の光束L4を受光する。
【0038】第1と第2の光検出器33と34は、加工
対象ワーク10の加工面10aが集光レンズ22の焦点
位置にあってかつ当該加工面10aとレーザ光L1の光
軸が垂直であるときに、それぞれの検出面の中央部に同
一直径のほぼ円形の検出像が形成されるように配置され
る。
【0039】加工対象ワーク10が集光レンズ22の焦
点fより遠い位置にあるときは、戻り光L2は、集光レ
ンズ22通過後はもはや平行光線とならず収束光とな
り、集光点P1とP2の位置は第2のビームスプリッタ
32方向に近づくので、第1の光検出器33上の検出像
は直径dより大きくなり、第2の光検出器34上の検出
像は直径dより小さくなる。逆に、加工対象ワーク10
が集光レンズ22の焦点fより近い位置にあるとき、戻
り光L2は集光用レンズ22を通過して発散光となり、
集光点P1とP2は第2のビームスプリッタ32から遠
ざかる方向に移動し、第1の光検出器33上の検出像は
直径dより小さくなり、反対に第2の光検出器34上の
検出像は直径dより大きくなる。
【0040】図2(a),(b)は、それぞれ第1の光
検出器33、第2の光検出器34のの検出面の様子を示
す図である。
【0041】図2(a)に示すように第1の光検出器3
3は検出部が5分割された検出器であって中央部がほぼ
直径dの円形の検出領域33eであり、周辺がさらに4
分割されて検出領域33a,33b,33c,33dと
なっている。
【0042】一方、第2の光検出器34は検出部が2分
割されており、中央部がほぼ直径dの円形の検出領域3
4gであり、周辺が検出領域34fである。第1の光検
出器33の検出領域33a,33b,33c,33d,
33eからの光検出信号をA,B,C,D,E、およ
び、第2の光検出器34の検出領域34f,34gから
の光検出信号をF,Gは、戻り光を検出したときにそれ
ぞれ正の信号として出力される。
【0043】加工対象ワーク10の加工面10aが集光
レンズ22の焦点fの位置にあるときは、第1と第2の
光束L3,L4は各光検出器の検出面中央に直径dの検
出像を形成するので、第1と第2の光検出器33、34
の中央の検出領域33eと34gの検出信号であるE,
G信号は正になるが、その外周部の検出領域33a〜3
3dおよび34fからの検出信号であるA,B,C,D
信号ならびにF信号はほぼ零となる。また、加工面10
aが集光レンズ22の焦点fの位置より遠い位置にある
ときは、第1の光検出器33における検出像は大きくな
り、反対に第2の光検出器34における検出像は小さく
なるので、A,B,C,D信号は正であり、F信号は零
のままである。逆に、加工対象ワーク10が集光レンズ
22の焦点位置より近い位置にあるとき、第1の光検出
器33における検出像は小さくなり、第2の光検出器3
4における検出像は大きくなるので、A,B,C,D信
号は零であり、F信号は正となる。
【0044】したがって、焦点誤差の有無は、光検出信
号A,B,C,Dを加算した信号値からF信号の信号値
を減算した焦点誤差信号Fdすなわち、
【0045】
【数1】Fd=(A+B+C+D)−F
【0046】で表される信号の大きさによって判断する
ことができる。
【0047】図3は、このような焦点誤差信号Fdの大
きさを縦軸に、焦点誤差xの大きさを横軸にとった場合
の当該焦点誤差信号Fdと焦点誤差xの相関関係を示す
グラフである。
【0048】加工対象ワーク10が集光レンズ22の焦
点位置より遠くにずれる、すなわち、焦点誤差xが正に
なると焦点誤差信号Fdは正となり、加工対象ワーク1
0が集光レンズ22の焦点位置より近くにずれる、すな
わち、焦点誤差xが負になると焦点誤差信号Fdは負と
なる。同グラフにおいて、焦点誤差xの絶対値がある程
度大きくなるにつれて、Fd信号の絶対値も小さくなっ
ているのは、光のあたっている検出面での検出像が大き
くなり過ぎて検出面からはみだし、検出器部分での光の
パワー密度が低下して検出信号が低下するためである。
【0049】したがって、この焦点誤差信号Fdを求め
ることにより、図3のグラフから焦点誤差xの大きさと
方向を知ることができる。
【0050】ただし、これら焦点誤差検出に用いている
A,B,C,DおよびF信号の大きさは、レーザ光源2
1のパワーや、加工対象ワーク10でのレーザ光の反射
率に依存するので、一定の焦点誤差xの変化に対して検
出された焦点誤差信号Fdの大きさ、すなわち、焦点誤
差検出利得が変化する。そのため、制御部5の焦点誤差
検出回路51においては、総戻り光量を検出して検出利
得が一定になるように調整している。
【0051】図4は、この焦点誤差検出回路51の回路
構成の一例を示す図である。
【0052】光検出器33と34の全領域にあたる光を
検出するために、A,B,C,D,E,F,G信号が加
算器511で加算され総戻り光量信号TLとなる。この
総戻り光量信号TLによって利得調整回路512〜51
6が制御されA,B,C,D,F信号は総戻り光量に依
存しないA’,B’,C’,D’,F’信号となる。具
体的には、A,B,C,D,F信号がおのおの総戻り光
量信号TLによって割算されてA’,B’,C’,
D’,F’信号となる。すなわち、新しく算出された
A’,B’,C’,D’,F’信号は、総戻り光量信号
TLに対する割合として出力されるため、総戻り光量の
変化にもかかわらず、焦点誤差xの変化のみに依存した
出力となる。
【0053】加減算器517は、上記利得調整回路51
2〜516の出力であるA’,B’,C’,D’信号を
加算してF’信号を減算した焦点誤差信号Fd’、すな
わち、
【0054】
【数2】Fd’=(A’+B’+C’+D’)−F’
【0055】で与えられる信号を演算し、その出力を駆
動制御部53に送る。
【0056】A’,B’,C’,D’,F’信号が、総
戻り光量信号TLの影響を受けないため、この焦点誤差
信号Fd’はレーザ光源21のパワーや、加工対象ワー
ク10でのレーザ光の反射率に依存せず、焦点誤差xの
変化のみに依存した精度の高い出力となる。
【0057】駆動制御部53には、図3のグラフ同様の
焦点誤差信号Fd’と焦点誤差xの関係を示す情報が記
憶されており、上記焦点誤差検出回路51からの焦点誤
差信号Fd’に基づき集光レンズ駆動機構24を駆動制
御し、加工対象ワーク10の加工面10aが常に集光レ
ンズ22の焦点fの位置にくるように調整する。
【0058】なお、本実施例では集光レンズ22のみを
光軸に沿って動かして、加工対象ワーク10を集光レン
ズ22の焦点位置に位置決めしているが、もちろんレー
ザ加工機1全体を動かして加工対象ワーク10までの距
離を制御してもよい。
【0059】<レーザ加工機の相対角度制御>次に本発
明の、加工対象ワーク10とレーザ加工機1の相対角度
の制御について述べる。加工対象ワーク10とレーザ加
工機1の光軸が垂直でない場合には、ワーク10からの
戻り光L2は入射レーザ光L1の光軸と平行でなくな
り、第1のビームスプリッタ23によって入射レーザ光
L1と分離されて検出用集光レンズ31によって集光さ
れた光は、第1の光検出器33の中央からずれた位置に
検出像を結ぶことになる。本実施例では、図1の上方か
ら見たときに第1の光検出器33が図2(a)のように
配置されており、図1で加工対象ワーク10が入射レー
ザ光L1の光軸に対して上向きの角度にずれた場合、図
2(a)の光検出器33の検出面上での検出像は検出領
域33a方向に移動する。同じく加工対象ワーク10が
入射光軸に対して下向きの角度にずれた場合、図2
(a)の光検出器33上で検出像は検出領域33b方向
に移動する。
【0060】また、加工対象ワーク10が入射光軸に対
して右向きの角度にずれた場合、図2(a)の光検出器
33上で検出像は検出領域33c方向に移動する。ワー
ク10が入射光軸に対して左向きの角度にずれた場合、
図2(a)の光検出器33上で検出像は検出領域33d
方向に移動する。
【0061】このような検出像の移動により、光検出器
33からの各A,B,C,D信号に大小が生じ相対角度
検出回路52では、対角となる検出領域からの出力信号
の差を計算する。
【0062】図5は、この相対角度検出回路52の回路
構成の一例を示す図である。この相対角度検出回路52
は、2個の減算器521、522からなっており、減算
器521では上記A’信号からB’信号を減算した上下
傾斜信号UD、すなわち、
【0063】
【数3】UD=A’−B’
【0064】で表される信号を、減算器522では上記
C’信号からD’信号を減算した左右傾斜信号RL、す
なわち、
【0065】
【数4】RL=C’−D’
【0066】で表される信号を形成する。
【0067】上下傾斜信号UDは、上下方向の角度変化
に対して図6(a)のように変化する。すなわち、加工
対象ワーク10が入射光軸に対して上向きの角度にずれ
た場合、上下傾斜信号UDは正になり、加工対象ワーク
10が入射光軸に対して下向きの角度にずれた場合、上
下傾斜信号UDは負になる。
【0068】一方、左右傾斜信号RLは、左右方向の角
度変化に対して図6(b)のように変化する。すなわ
ち、加工対象ワーク10が入射光軸に対して右向きの角
度にずれた場合、左右傾斜信号RLは正になり、加工対
象ワーク10が入射光軸に対して左向きの角度にずれた
場合、左右傾斜信号RLは負になる。
【0069】図6(a)(b)において角度変化の絶対
値がある程度大きくなると、UD,RL信号の絶対値も
小さくなっているのは、検出像が中心からずれ過ぎて光
検出器33の検出面からはみだし、検出器部分での光の
パワー密度が低下して検出信号が低下するためである。
【0070】この上下傾斜信号UDと左右傾斜信号RL
は、次段の駆動制御部53に与えられる。駆動制御部5
3内部には、図6(a)(b)の各グラフに関する情報
が記憶されており、入力されてきた上下傾斜信号UDと
左右傾斜信号RLの大きさに応じて、姿勢駆動部4を駆
動制御し、加工対象ワーク10の加工面10aが常にレ
ーザ光L1の光軸に垂直になるように姿勢決めする。
【0071】なお、本実施例では、相対角度検出のため
に第1の光検出器33の周辺を4分割して用いたが、加
工対象ワーク10の傾斜に対する検出像の移動は、第2
の光検出器34でも発生するので、第1の光検出器33
のかわりに、第2の光検出器34の周辺を4分割して用
いてもよい。
【0072】上述のような相対角度検出においては、加
工対象ワーク10と入射光軸が大幅にずれていると、戻
り光L2が検出系に戻らず当該相対角度を検出できな
い。そこで、本実施例ではオペレータが概略の焦点位置
と姿勢にあわせると、レーザ加工機1の加工トーチ部2
が、あらかじめ光軸の回りにらせん形のみそすり動作を
行うことにより、第1の光検出器33に戻り光L2が検
出されるまで、加工トーチ部2の姿勢を加工対象物に対
して変化させ、当該トーチ姿勢が検出可能範囲に入ると
相対角度検出回路の光検出器33の出力を用いて自動的
に姿勢制御するように駆動制御部53にプログラムされ
ている。この姿勢制御後、焦点位置検出回路51の出力
を用いて焦点距離の制御を行う。
【0073】<加工パスの教示と検出用光学系の保護>
実際のレーザ加工においては、あらかじめ、駆動制御部
53において加工対象ワーク10に対する加工経路(加
工パス)を教示してこれを記憶させておき、その後、当
該加工パスに従ってレーザ加工する。この加工パスを決
定して駆動制御部53に記憶させる段階では、加工対象
ワーク10を加工せず、かつ、検出用光学系が破損しな
い状態で行う必要がある。
【0074】レーザ光源21の加工時のパワーで検出光
学系が破損するかどうか、レーザ光源21のパワーが制
御可能かどうかで、表1に示すように4通りの場合分け
が生じる。
【0075】
【表1】
【0076】(1)の場合には、加工中も焦点位置と姿
勢の制御を行うことが可能であるが、その前にレーザ加
工機1と加工対象ワーク10の距離と姿勢を含む加工パ
スを記憶する必要がある。このときはレーザ光源21の
出力を落とし、加工対象ワーク10が加工されないよう
にする。
【0077】(2)の場合には、加工中は焦点位置と姿
勢の制御を行うことは不可能である。そのため、あらか
じめレーザ光源21の出力を落とし、レーザ加工機1と
加工対象ワーク10の距離と姿勢を含む加工パスを記憶
し、その後、記憶されたデータに基づいてレーザ光源2
1の出力を上げて加工を行う。加工中は第1のビームス
プリッタ23を光路中から移動させ、光学検出系にレー
ザ光の戻り光L2が入射しないようにする。
【0078】(3)の場合には、レーザ光源21では加
工対象ワーク10が加工されてしまうため、加工パスを
記憶させることができない。そのため、パワーの弱い検
出専用のレーザ光源に交換し、本発明の光学検出系を用
いて、あらかじめレーザ加工機1と加工対象ワーク10
の距離と姿勢を含む加工パスを記憶し、その後、加工用
のレーザ光源21に交換して記憶されたデータに基づい
て加工を行う。
【0079】この場合、加工中は検出専用のレーザ光源
を光路中から移動させる。ただし、加工中は焦点位置と
姿勢の制御を行うことが可能なので、熱歪みなどで記憶
された加工パスと実際のパスが違ってもこれを補正する
ことができる。
【0080】(4)の場合には、加工用のレーザ光源2
1を用いて加工パスを記憶させることも、加工中に焦点
位置と姿勢の制御を行うことも不可能である。そのた
め、検出専用のパワーの弱いレーザ光源を用いて、あら
かじめレーザ加工機1と加工対象ワーク10の距離と姿
勢を含む加工パスを記憶し、その後、記憶されたデータ
にもとづいて加工用光源21で加工を行う。加工中に
は、上記(2)の場合と同様に検出専用のレーザ光源を
光路中から移動させるとともに、検出系に戻り光L2が
入射しないようにする。
【0081】なお上記(2)(4)の場合、レーザ加工
中は、戻り光L2が検出系に入射されないようにしてい
るが、たとえば透過率と屈折率が小さい透過フィルタを
光路中に介在させて光検出器33、34を保護するよう
にすれば、レーザ加工中でも検出することが一応可能に
なる。
【0082】また、レーザ光源21を加工トーチ部2と
別置にして光ファイバーなどのライトガイドにより当該
レーザ光源21から射出されるレーザ光を加工トーチ部
2に導くようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、レーザ光の焦
点位置を、加工対象物からのレーザ光の戻り光を利用し
て焦点誤差を検出して制御するので、レーザ加工を行い
ながらで常に最適な焦点距離を保つことができる。ま
た、加工対象物の加工面が凹凸などがあって複雑な形状
をしていても、まさに加工している点からの反射光によ
って焦点誤差を検出するので、レーザ光の焦点位置を確
実に加工点に一致させることが可能である。
【0084】請求項2の発明によれば、加工対象物に対
するトーチ部との相対角度を、加工対象物からの戻り光
を利用して検出し制御するので、レーザ加工しながら加
工対象物に対して常に最適なトーチ姿勢を保つことがで
きる。また、加工対象物の加工面が凹凸などがあって複
雑な形状をしていても、まさに加工している点からの反
射光によって焦点誤差を検出するので、加工点に入射さ
れるレーザ光の光軸の相対角度を最適に制御させること
が可能である。
【0085】請求項3の発明によれば、焦点誤差検出手
段は、第1のビームスプリッタにより加工対象物から反
射して再びレーザ集光用の集光レンズを逆方向に戻って
くる光をレーザ光源からのレーザ光と分離して検出用集
光レンズによって集光し、この集光された戻り光を2分
し、一方の光束の集光点の前方および他方の光束の集光
点の後方にそれぞれ光検出手段を配置したので、焦点位
置がずれると一方の光検出器の検出像が大きくなり他方
の光検出器の検出像は小さくなって、検出出力に異動が
生じる。この第1と第2の光検出手段からの出力の差を
とることにより、焦点ずれを容易に検出することがで
き、焦点位置制御が確実に行える。
【0086】請求項4の発明によれば、相対角度検出手
段は、第1のビームスプリッタにより加工対象物から反
射して再び前記集光レンズを逆方向に戻ってくる光を入
射光と分離して検出用集光レンズによりを集光し、第3
の光検出手段によって受光する。この第3の光検出手段
の検出面に形成される戻り光の検出像の位置によって、
容易に前記相対角を検出することができ、姿勢制御が確
実に行える。
【0087】請求項5の発明によれば、第3の光検出手
段の検出面は複数の検出領域に分割されているので、各
対角の検出領域からの出力の差を取ることによりに前記
戻り光の検出像の前記検出面上での位置を容易に検出す
ることができる。
【0088】請求項6の発明によれば、請求項3の焦点
誤差検出手段と請求項4の相対角度検出手段を備え、レ
ーザ加工しながら加工対象物に対する焦点位置制御と姿
勢制御を併せて行なうことができるレーザ加工機を得る
ことができる。また、焦点誤差検出手段における第1の
光検出器は、相対角度検出手段における第3の光検出器
と共用しているので、検出系の構成を簡易化することが
できる。
【0089】請求項7および請求項8の発明によれば、
焦点誤差検出手段、相対角度検出手段の各検出回路は、
前記戻り光のパワーに応じて利得を変化させるようにな
っているので、レーザ光の出力や加工対象物の反射率の
大きさにかかわらず自動的に検出出力を調整することが
でき、焦点誤差や相対角度の変化のみに応じたより正確
な出力を得ることができる。
【0090】請求項9の発明によれば、レーザ加工機の
トーチ姿勢の制御は、まず、レーザ加工機のトーチ部の
姿勢を前記相対角度検出手段による制御をしない状態で
加工対象物に対して変化させ、戻り光が第3の光検出器
に検出されると相対角度検出手段を用いてトーチ姿勢を
制御するようにしており、最初加工対象物が相対角度検
出手段の検出範囲内にない場合でもあっても相対角度制
御することが可能になる。
【0091】請求項10の発明によれば、加工用レーザ
光源は出力可変型であって、加工パスを教示するとき
は、出力を減少させることにより検出用光源として用い
るようにしているので、加工対象物を損傷することなく
加工パスの教示作業を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるレーザ加工機の全体の
構成を示す図である。
【図2】図1のレーザ加工機の検出部における光検出器
の検出面の様子を示す図である。
【図3】図1のレーザ加工機における焦点誤差と焦点誤
差検出回路から出力される焦点誤差信号との関係を示す
グラフである。
【図4】図1のレーザ加工機における焦点誤差検出回路
の構成を示す図である。
【図5】図1のレーザ加工機における相対角度検出回路
の構成を示す図である。
【図6】図1のレーザ加工機の処理対象ワークに対する
相対角度と、相対角度検出回路から出力される上下傾斜
信号もしくは左右傾斜信号との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 2 加工トーチ部 3 検出部 4 姿勢駆動部 5 制御部 10 加工対象ワーク 21 レーザ光源 22 集光レンズ 23 第1のビームスプリッタ 31 検出用集光レンズ 32 第2のビームスプリッタ 33 第1の光検出器 34 第2の光検出器 51 焦点誤差検出回路 52 相対角度検出回路 53 駆動制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 俊英 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明和 工業株式会社開発技術本部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集光したレーザ光を加工対象物に照射し
    て加工するレーザ加工機であって、 レーザ光源と、このレーザ光源から出射されたレーザ光
    を集光する集光レンズと、前記加工対象物からの戻り光
    を用いて焦点誤差を検出する焦点誤差検出手段と、この
    焦点誤差検出手段からの検出信号により前記レーザ光の
    焦点位置を移動させる焦点駆動手段と、を備えたことを
    特徴とするレーザ加工機。
  2. 【請求項2】 集光したレーザ光を加工対象物に照射し
    て加工するレーザ加工機であって、 レーザ光源と、このレーザ光源から出射されたレーザ光
    を集光する集光レンズと、前記レーザ光源と前記集光レ
    ンズを格納するトーチ部と、前記加工対象物からの戻り
    光を用いて前記加工対象物と前記トーチ部との相対角度
    を検出する相対角度検出手段と、この相対角度検出手段
    からの検出信号により前記トーチ部の姿勢を変化させる
    姿勢駆動手段と、を備えたことを特徴とするレーザ加工
    機。
  3. 【請求項3】 前記焦点誤差検出手段は、 焦点合わせすべき加工対象物に反射して前記集光レンズ
    を逆方向に進む戻り光を前記レーザ光源から出射された
    レーザ光と分離する第1のビームスプリッタと、 前記分離された戻り光を集光する検出用集光レンズと、 前記検出用集光レンズを通過して集光された戻り光を第
    1の光束と第2の光束に分離する第2のビームスプリッ
    タと、 前記第1の光束と第2の光束の光路途中にそれぞれ配設
    された第1と第2の光検出手段と、を備え、 前記第1の光検出手段は、前記第1の光束の集光点に対
    して前記第2のビームスプリッタと反対側に配置される
    とともに、 前記第2の光検出手段は、前記第2の光束の集光点と前
    記第2のビームスプリッタとの間に配置され、 前記第1と第2の光検出手段からの出力信号の差をとる
    ことにより、前記焦点誤差を検出することを特徴とする
    請求項1記載のレーザ加工機。
  4. 【請求項4】 前記相対角度検出手段は、 焦点合わせすべき加工対象物に反射して前記集光レンズ
    を逆方向に進む戻り光を前記レーザ光源から出射された
    レーザ光と分離する第1のビームスプリッタと、 前記分離された戻り光を集光する検出用集光レンズと、 前記検出用集光レンズを通過して集光された戻り光を受
    光する第3の光検出手段と、を備え、 前記第3の光検出手段の検出面に形成された戻り光の検
    出像の位置によって前記トーチ部の加工対象物に対する
    相対角を検出することを特徴とする請求項2記載のレー
    ザ加工機。
  5. 【請求項5】 前記第3の光検出手段の検出面は複数の
    検出領域に分割され、各対角の検出領域からの出力の差
    を取ることにより前記検出面上での前記戻り光の検出像
    の位置を検出することを特徴とする請求項4記載のレー
    ザ加工機。
  6. 【請求項6】 集光したレーザ光を加工対象物に照射し
    て加工するレーザ加工機であって、 レーザ光源と、このレーザ光源から出射されたレーザ光
    を集光する集光レンズと、前記レーザ光源と前記集光レ
    ンズを格納するトーチ部と、請求項3の焦点誤差検出手
    段と、この焦点誤差検出手段からの検出信号により前記
    レーザ光の焦点位置を移動させる焦点駆動手段と、請求
    項4の相対角度検出手段と、この相対角度検出手段から
    の検出信号により前記トーチ部の姿勢を変化させる姿勢
    駆動手段と、を備え、 請求項3の焦点誤差検出手段における第1もしくは第2
    の光検出手段と、請求項4の相対角度検出手段における
    第3の光検出手段を共用することを特徴とするレーザ加
    工機。
  7. 【請求項7】 前記焦点誤差検出手段は、前記戻り光の
    出力に応じて利得を変化させることにより、常に一定の
    検出精度を維持することを特長とする請求項3または請
    求項6記載のレーザ加工機。
  8. 【請求項8】 前記相対角度検出手段は、前記戻り光の
    出力に応じて利得を変化させることにより、常に一定の
    検出精度を維持することができることを特長とする請求
    項4〜請求項6のいずれかに記載のレーザ加工機。
  9. 【請求項9】 前記トーチ部の前記加工対象物に対する
    姿勢制御は、まず、前記トーチ部の姿勢を前記相対角度
    検出手段によって制御しない状態で加工対象物に対して
    変化させ、前記戻り光が第3の光検出手段に検出される
    と前記相対角度検出手段を用いて前記トーチ部の姿勢を
    制御して、前記加工対象物に対する相対角度を調整する
    ようにしたことを特徴とする請求項4〜請求項6のいず
    れかに記載のレーザ加工機。
  10. 【請求項10】 前記レーザ光源は出力可変型であっ
    て、加工パスを教示するときにその出力を減少させて検
    出用光源として用いること特徴とする請求項1〜請求項
    6のいずれかに記載のレーザ加工機。
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