JPH0621849U - 研削用工具などの台金 - Google Patents
研削用工具などの台金Info
- Publication number
- JPH0621849U JPH0621849U JP3757892U JP3757892U JPH0621849U JP H0621849 U JPH0621849 U JP H0621849U JP 3757892 U JP3757892 U JP 3757892U JP 3757892 U JP3757892 U JP 3757892U JP H0621849 U JPH0621849 U JP H0621849U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding
- base metal
- noise
- present
- effectively
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- Pending
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、研削などに伴う摩擦熱の伝導を有
効に阻害し、少ない研削液や冷却水でもって効率よく冷
却を行うことが出来るのみならず、研削音などを消音化
せしめて騒音の発生を有効に抑制せしめることが出来る
研削用工具などの台金を提供するにある。 【構成】 所要枚の金属製金網13を積層焼結して多孔
状に一体形成せしめた構成よりなる。そして、多孔状と
された台金12・22・32・42の空隙内に空気や研
削液等が介在して研削等に伴う摩擦熱の伝導を有効に阻
害せしめるのみならず、研削音などを消音化せしめて騒
音の発生を有効に抑制せしめることが出来る。
効に阻害し、少ない研削液や冷却水でもって効率よく冷
却を行うことが出来るのみならず、研削音などを消音化
せしめて騒音の発生を有効に抑制せしめることが出来る
研削用工具などの台金を提供するにある。 【構成】 所要枚の金属製金網13を積層焼結して多孔
状に一体形成せしめた構成よりなる。そして、多孔状と
された台金12・22・32・42の空隙内に空気や研
削液等が介在して研削等に伴う摩擦熱の伝導を有効に阻
害せしめるのみならず、研削音などを消音化せしめて騒
音の発生を有効に抑制せしめることが出来る。
Description
【0001】
この考案は、ホイ−ル、ブレ−ド、あるいはカッタ−など所要の研削用工具や 切断用工具などを構成する台金に関する。
【0002】
従来より、例えば、金属、石材、セラミック、ガラス、プラスチック、あるい は複合材料などを研削および研磨するものとしてホイ−ルが一般に広く使用せら れている。そして、かかるホイ−ルは、炭素工具鋼や合金工具鋼などの材質でも って円形など所要形状に一体形成された台金、該台金の外周辺に形成された砥粒 層とより構成されており、所要の機械にセットして研削液や冷却水を注入するこ とにより冷却・洗浄を行いつつ研削や研磨作業を行うものとされている。
【0003】
ところで、従来のホイ−ルを構成する台金は、炭素工具鋼などの材質でもって 所要形状に一体形成されているから、研削や研磨時に発生する摩擦熱が伝導され やすく、台金全体が非常に発熱しやすいものであって、このため、研削作業や研 磨作業時においては、大量の研削液などを注入して冷却するものとなり、その処 理が非常に面倒で手間がかかるのみならず、全体として作業コストのアップを招 来せしめていた。また、研削や研磨時における研削音などが大であり、非常に騒 音を発生せしめ易いものであった。
【0004】 この考案は、従来の問題点を一挙に解決しようとするもので、台金を多孔状に 形成せしめることにより研削などに伴う摩擦熱の伝導を有効に阻害し、少ない研 削液や冷却水でもって効率よく冷却を行うことが出来るのみならず、研削音など を消音化せしめて騒音の発生を有効に抑制せしめることが出来る研削用工具など の台金を提供するにある。
【0005】
即ち、この考案は、所要枚の金属製金網13を積層焼結して多孔状に一体形成 せしめた構成よりなる。
【0006】
台金12・22・32・42が多孔状に一体形成されているから、その空隙内 に空気や研削液等が介在して研削等に伴う摩擦熱の伝導を有効に阻害せしめるの みならず、研削音などを消音化せしめて騒音の発生を有効に抑制せしめることが 出来る。
【0007】
以下に、この考案を図面に示す一実施例について説明する。 図1はこの考案の第1実施例を示すもので、同図中、11はストレ−トホイ− ル、12は該ストレ−トホイ−ル11を構成する円板状の台金で、該台金12は 所要枚のステンレス製金網13を常法により積層焼結して多孔状の円形板状に一 体形成せしめられている。そして、上記の金網13としては、2μ〜500μメ ッシュのステンレス製平織り金網14や畳織り金網15などを好適に採用するこ とが出来るものであり、これらの金網14・15を同種、あるいは異種組合せて 積層焼結するとよい(図2図及び3参照)。16は上記台金12の中心に形成さ れた取付け穴、17は台金12の外周面に環状形成された所要粒度の砥粒層であ る。 上述の如く構成されたストレ−トホイ−ル11は、取付け穴16を介して所要 の機械に取付け、研削液などを注入しつつ常法により所要の研削作業や研磨作業 を行わしめる。このさい、台金12は多孔状に形成されているため、その空隙内 に空気や研削液などが介在して研削時に伴う摩擦熱の伝導を阻害し、発熱を研削 個所の周辺に留めることが出来、また、研削音などを消音化せしめて騒音の発生 を有効に抑制せしめることが出来る。
【0008】 図4は第2実施例を示すプレ−ンカップホイ−ル21で、台金22をプレ−ン カップ状に形成すると共に、該台金22の環状面に砥粒層27を形成した点が第 1実施例と相違し、他の部分は同一であり、同一符号は同一部分を示す。
【0009】 図5は第3実施例を示すフラ−リングカップホイ−ル31で、台金32をフラ −リングカップ状に形成せしめると共に、その環状外周部に砥粒層37を形成せ しめた点が第1実施例と相違し、他の部分は同一であり、同一符号は同一部分を 示す。
【0010】 図6は第4実施例を示す硬質タイル用カッタ−41、42は該カッタ−41を 構成する台金で、該台金42は第1実施例の台金12と同様に所要枚のステンレ ス製金網13を常法により積層焼結して多孔状の円形板状に形成されている。4 7は該台金42の外周に形成された環状刃、46は台金42の中央に形成された 取付け穴である。そして、上述の如く構成されたカッタ−41は、取付け穴46 を介して所要の機械に取付け、硬質タイルの切断に供する。
【0011】 なお、上記第1ないし第3実施例にはストレ−トホイ−ル11・プレ−ンカッ プホイ−ル21・フラ−リングカップホイ−ル31への適用例が、また、第4実 施例にはカッタ−41への適用例が各々示されているが、これに限定されるもの でなく、他の公知のホイ−ルやカッタ−にも適用することが出来るのみならず、 他の研削用工具や切断用工具の台金にも適用することができるものであること、 勿論である。
【0012】
この考案によれば以上の次第で、所要枚の金属製金網13を積層焼結して多孔 状に一体形成せしめられているから、研削作業時などにおいては多孔状とされた 台金12・22・32・42の空隙内に空気や研削液等が介在して摩擦熱の伝導 を有効に阻害し、台金12・22・32・42の発熱を研削個所の周辺に留める ことが出来るものであって、ひいては、少ない研削液などでもって集中的に効率 よく冷却を行うことが出来、極めて作業性の良い研削作業などを行うことが出来 るのみならず、研削音などを消音化せしめて騒音の発生を有効に抑制せしめるこ とが出来る。また、所要枚の金属製金網13を積層焼結して形成せしめるもので あるから、従来の台金に比して簡単に、しかも、安価に製造することが出来るも のである。
【図1】この考案の第1実施例を示す垂直断面図であ
る。
る。
【図2】平織り金網14を積層焼結せしめて形成した台
金12を示す要部拡大側面図である。
金12を示す要部拡大側面図である。
【図3】畳織り金網15を積層焼結せしめて形成した台
金12を示す要部拡大側面図である。
金12を示す要部拡大側面図である。
【図4】第2実施例を示す垂直断面図である。
【図5】第3実施例を示す垂直断面図である。
【図6】第4実施例を示す斜視図である。
【図7】図6のI−I線に沿う断面図である。
11・21・31 ホイ−ル 12・22・32 台金 13 金網 41 カッタ− 42 台金
Claims (1)
- 【請求項1】所要枚の金属製金網を積層焼結して多孔状
に一体形成せしめてなることを特徴とする研削用工具な
どの台金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3757892U JPH0621849U (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 研削用工具などの台金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3757892U JPH0621849U (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 研削用工具などの台金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621849U true JPH0621849U (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=12501424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3757892U Pending JPH0621849U (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 研削用工具などの台金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621849U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223867A (ja) * | 2011-04-21 | 2012-11-15 | Mitsubishi Materials Corp | 切断ブレード |
JP2012223868A (ja) * | 2011-04-21 | 2012-11-15 | Mitsubishi Materials Corp | 切断ブレード |
JP2018051746A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 伊藤 幸男 | 網目研削砥石の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP3757892U patent/JPH0621849U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223867A (ja) * | 2011-04-21 | 2012-11-15 | Mitsubishi Materials Corp | 切断ブレード |
JP2012223868A (ja) * | 2011-04-21 | 2012-11-15 | Mitsubishi Materials Corp | 切断ブレード |
JP2018051746A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 伊藤 幸男 | 網目研削砥石の製造方法 |
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