JPH0621827U - 機械部品の吸着保持機構 - Google Patents
機械部品の吸着保持機構Info
- Publication number
- JPH0621827U JPH0621827U JP2899392U JP2899392U JPH0621827U JP H0621827 U JPH0621827 U JP H0621827U JP 2899392 U JP2899392 U JP 2899392U JP 2899392 U JP2899392 U JP 2899392U JP H0621827 U JPH0621827 U JP H0621827U
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- JP
- Japan
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- magnet
- holding mechanism
- magnet holder
- mechanical parts
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マグネットで吸着保持される機械部品が振動
により支持部材の取付面上で上下、左右方向にズレを生
じ易い問題を解決するため、マグネットホルダに位置ズ
レ防止対策を講じた吸着保持機構を提供する。 【構成】 外面にエアニッパ3が固定され、内面にマグ
ネット2が組み込まれるマグネットホルダ1の両側吸着
面1a、1aに、マグネット面2aから突出させるよう
にしてゴム等の高摩擦係数部材からなるシート5、5を
貼り着ける。
により支持部材の取付面上で上下、左右方向にズレを生
じ易い問題を解決するため、マグネットホルダに位置ズ
レ防止対策を講じた吸着保持機構を提供する。 【構成】 外面にエアニッパ3が固定され、内面にマグ
ネット2が組み込まれるマグネットホルダ1の両側吸着
面1a、1aに、マグネット面2aから突出させるよう
にしてゴム等の高摩擦係数部材からなるシート5、5を
貼り着ける。
Description
【0001】
本考案は、工具、その他の機械部品一般の取付手段として利用可能な吸着保持 機構に関するものである。
【0002】
機械部品を固定具なしで着脱可能に取り付けための取付手段として、マグネッ トを用いた磁気吸着が利用されている。しかしながら、マグネット面を磁性材の 支持部材に直付けする従来の吸着構造では、マグネットが支持部材から引き離さ れる前後方向に対しては大きな保持力を発揮する一方で、マグネットが支持部材 の取付面の上を滑る方向に対しては相対的に保持力が弱いという特性が認められ る。そのため、吸着部品が振動を伴う場合や支持部材が振動系に設置されている 場合には、マグネットで吸着保持されている部品が支持部材の取付面上で上下、 左右方向にズレを生じ易く、位置決め精度が要求される用途では、使用に耐えな いという問題点が見られる。
【0003】 本考案は、かかる技術的課題を解決するために、マグネットを組み込むマグネ ットホルダに位置ズレ防止対策を講じた吸着保持機構を提供するものである。
【0004】
即ち、本考案に基づく機械部品の吸着保持機構にあっては、外面に機械部品が 固定され、内面にマグネットが組み込まれるマグネットホルダの吸着面に、マグ ネット面から突出させるようにして高摩擦係数部材のシートを貼り着けたものか らなっている。
【0005】
マグネットホルダの吸着面に高摩擦係数部材のシートを貼着したものでは、支 持部材の取付面に密着される同シートが、支持部材に対するマグネットホルダの 上下、左右方向での滑りを拘束して、マグネットホルダに固定される機械部品の 振動に伴う位置ズレを的確に防止することができるものとなる。
【0006】
以下、図示の実施例を参照して説明する。
【0007】 図1は、本考案の好適な適用具体例として、プラスチック成形機に付帯設備と して設置されるゲートカット装置において、そのカッター支持板にゲートカッタ ーとして取り付けられるエアニッパ3の吸着保持例を図示している。
【0008】 ここにおいて、エアニッパ3は、内面にマグネット2が組み込まれている磁性 材製の溝型マグネットホルダ1の外面に取付板4を介して固定されている。そし て、マグネット2を内蔵して該マグネット2により磁化されているマグネットホ ルダ1の両側吸着面1aには、図1に寸法Xで表わされるように、ホルダ1内の マグネット面2aから若干突出(X; 0.1〜 0.3mm程度)させた状態で、ゴムシ ートのような高摩擦係数部材のシート5、5が貼り着けられている。
【0009】 図2は、上記のマグネットホルダ1を用いたエアニッパ3の取付例を示してい る。即ち、図示しない架台上に直立姿勢で取り付けられる磁性材製のカッター支 持板6には、外面にエアニッパ3が固定され、内面にマグネット2が組み込まれ ているマグネットホルダ1が、その両側吸着面1aに貼着されたシート5、5を 取付面6aに密着させた状態で吸着保持されている。この取付状態では、ホルダ 1内のマグネット面2aと支持部材6の取付面6aとの間には、一定の隙間Xが 形成されることになる。
【0010】 このように改良された吸着保持機構では、刃先3aの切断動作に伴いエアニッ パ3が振動したり、或いはカッター支持板6が架台上に設置される他の振動系と 共に振動しても、支持部材6の取付面6aに左右両側で帯状に密着される高摩擦 係数部材のシート5、5が、カッター支持板6に対するマグネットホルダ1の上 下、左右方向Z、Yでの滑りを拘束して、マグネットホルダ1即ち、その外面に 固定されるエアニッパ3の位置ズレを確実に防止することができる。従って、本 機構を採用すれば、この種ゲートカット装置で要求されるカッター支持板6上で のエアニッパ3の位置決め精度を確保することができ、延いてはエアニッパ3の 取付手段として、工具等の不要な磁気吸着方式を選ぶことが可能となる。
【0011】 なお、マグネットホルダ1の吸着面1aに貼り着けられる高摩擦係数部材シー ト5、5の形状、寸法等については、マグネットホルダ1やホルダ1内に組み込 まれるマグネット2の形状等に応じて適宜に調整される。また、本考案の吸着保 持機構は、ゲートカット装置に搭載されるエアニッパ3の例に限らず、着脱可能 でかつ取付状態での位置ズレを嫌う機械部品の吸着保持には、一般的に適用でき る。
【0012】
以上の如く、本発明の吸着保持機構では、マグネットホルダの吸着面に高摩擦 係数部材のシートを貼り着けるだけの簡易な工夫により、機械部品が振動により 支持部材の取付面上で上下、左右方向にズレを生じるのを防止し、位置決め精度 を確保することができるものとなる。
【図1】一実施例を示すエアニッパ吸着保持機構の斜視
図である。
図である。
【図2】エアニッパのカッター支持板に対する取付状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
1 マグネットホルダ 1a 吸着面 2 マグネット 2a マグネット面 3 エアニッパ 3a 刃先 4 取付板 5 高摩擦係数部材のシート 6 カッター支持板 6a 取付面
Claims (1)
- 【請求項1】 外面に機械部品が固定され、内面にマグ
ネットが組み込まれるマグネットホルダの吸着面に、マ
グネット面から突出させるようにして高摩擦係数部材の
シートを貼り着けたことを特徴とする機械部品の吸着保
持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2899392U JPH0750111Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 機械部品の吸着保持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2899392U JPH0750111Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 機械部品の吸着保持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621827U true JPH0621827U (ja) | 1994-03-22 |
JPH0750111Y2 JPH0750111Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=12263943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2899392U Expired - Lifetime JPH0750111Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 機械部品の吸着保持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750111Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210045791A (ko) * | 2019-10-17 | 2021-04-27 | 주식회사 서연이화 | 차량용 도어 검사장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6575192B2 (ja) * | 2015-07-14 | 2019-09-18 | 株式会社ジェイテクト | 電磁チャック、及び電磁チャックを備えた複合研削盤 |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP2899392U patent/JPH0750111Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210045791A (ko) * | 2019-10-17 | 2021-04-27 | 주식회사 서연이화 | 차량용 도어 검사장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0750111Y2 (ja) | 1995-11-15 |
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