JPH06218239A - 膜の固定構造 - Google Patents

膜の固定構造

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Publication number
JPH06218239A
JPH06218239A JP1036393A JP1036393A JPH06218239A JP H06218239 A JPH06218239 A JP H06218239A JP 1036393 A JP1036393 A JP 1036393A JP 1036393 A JP1036393 A JP 1036393A JP H06218239 A JPH06218239 A JP H06218239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
film
adhesive
groove
fixing structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP1036393A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Ishimaru
勇 石丸
Shuhei Kuzuhara
修平 葛原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1036393A priority Critical patent/JPH06218239A/ja
Publication of JPH06218239A publication Critical patent/JPH06218239A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜装置の製造において、膜支持体に膜を接着
する時に膜装置中央側への接着剤の注出を防止でき、か
つ膜の取り外しの容易な膜の固定構造を提供する。 【構成】 膜支持体13の周縁部に溝16を設け、この溝16
を覆って膜15を配置するとともに、溝16より外側におい
て接着剤17により膜支持体13に膜15を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、膜の固定構造に関し、
特に固液分離用の膜モジュール等に使用される膜の固定
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固液分離に使用される膜
分離ユニットは、図4(a) の全体構成を示す断面図およ
び図4(b) の部分拡大断面図に示すように、処理槽の内
部に設けられたケーシング1内に複数の膜モジュール2
を適当な間隔で平行に配置することによって構成してい
る。
【0003】膜モジュール2においては、矩形平板状の
膜支持体3の表裏に、限外濾過膜もしくは精密濾過膜の
ような有機濾過膜4を周縁部で接着固定している。そし
て、有機濾過膜4と膜支持体3との間に不織布などのス
ペーサ5を介装して濾過膜4と膜支持体3との密着を防
止することによって、濾過膜4の内側に膜透過液流路を
形成している。また、濾過膜4よりも内側に通じた透過
液吸引管6を設け、この透過液吸引管6を通して膜モジ
ュール2内に負圧を与えることにより、槽内の被処理液
を濾過膜4を通して矢印Aで示した方向に吸引濾過して
いる。
【0004】そして、ケーシング1における膜モジュー
ル2の下方に、槽内の被処理液に酸素または空気を供給
する曝気装置7を設け、この曝気装置7によって矢印B
のように槽外から酸素または空気を取り込み、矢印Cで
示される気泡流を膜モジュール2どうしの間隙に供給す
ることにより、槽内に矢印C,Dで示される気液混合攪
拌流を生起するとともに、濾過膜4表面に付着するケー
キ層を剥離洗浄している。
【0005】このとき、膜支持体3に濾過膜4を接着固
定するために、接着剤で固定するなどの方法を行ってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の膜の固定方法では、図5に示したように、凹部8
を有する膜支持体9に膜10を固定する時に、塗布した接
着剤12が中央側に注出してしまい、空間部11の容量が減
少したり、膜10面にしわが生じて見栄えが悪くなるとい
う問題点がある。
【0007】また、膜交換時に接着剤を外すのが困難で
あり、膜の取り外しが容易でないという問題点がある。
本発明は上記問題を解決するもので、接着剤の注出を防
止でき、かつ膜の取り外しの容易な膜の固定構造を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の膜の固定構造は、膜支持体の周縁部に溝を設
け、この溝を覆って膜支持体に膜を配置するとともに、
溝より外側において接着剤により膜支持体に膜を固定し
たものである。
【0009】また本発明の膜の固定構造は、膜支持体の
周縁部に凸部を設け、この凸部を覆って膜支持体に膜を
配置するとともに、凸部より外側において接着剤により
膜支持体に膜を固定したものである。
【0010】
【作用】上記構成により、膜支持体の周縁部に溝を設
け、この溝より外側において膜を接着剤により接着した
ことによって、余分な接着剤を溝に吸収し、膜中央側へ
の接着剤の進入を防止することができる。
【0011】また、膜支持体の周縁部に凸部を設け、こ
の凸部より外側において膜を接着剤により接着したこと
によって、接着剤を凸部でせき止め、膜中央側への接着
剤の進入を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の膜の固定構造を
説明する。図1および図2は、本発明の第1の構成の膜
固定構造を示し、図1はこの膜固定構造を持った一実施
例の膜装置を示す正面図であり、図2は図1においてE
で示した部分を説明する断面図である。矩形平板状膜支
持体13は、中央に凹部14が設けられるとともに、表面を
覆って濾過膜15が配置されおり、凹部14と濾過膜15とで
形成される空間部18には、フェルトなどのスペ−サ−19
が充填されている。そして膜支持体13には、空間部18に
通じた吸引ノズル20が設けられていて、濾過膜15により
濾過された液を膜装置の外部へ取り出し可能とされてい
る。また、膜支持体13には、周縁部に溝16が設けられて
おり、濾過膜15はこの溝16より外側において接着剤17に
より接着固定されている。
【0013】上記の構成により、膜装置の製造に際し
て、膜支持体13に濾過膜15を固定する時に必要以上の接
着剤17を塗布した場合、接着剤17は溝16に入り込み、中
央側、すなわち空間部18への進入が防止される。また、
膜15を交換する時は、溝16に沿って膜15を切断すること
により、容易に膜15を取り外すことができる。
【0014】図3は、本発明の第2の構成の膜固定構造
を持った一実施例の膜装置を示す断面図である。膜支持
体21は中央に凹部22を有し、凹部22の周囲は平坦部23と
なっている。そして、膜支持体21の表裏に膜24が配置さ
れていて、膜24と膜支持体21の凹部22とで空間部25を形
成している。また、凹部22と平坦部23との境界には、凸
部26が設けられていて、膜24は凸部26より外側の平坦部
23において接着剤27で接着されている。
【0015】上記の構成により、接着剤27を塗布したと
きに、接着剤27は凸部26でせき止められ、空間部25への
進入が防止される。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、膜支持体
の周縁部に溝または凸部を設けることで、膜装置中央側
への接着剤の進入を防止でき、これにより、膜しわの発
生や空間部容量の減少を防止することができる。
【0017】また、溝に沿って膜を切断することによっ
て容易に膜を取り外すことができるので、効率よく膜交
換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の膜固定構造を持った一実施例の
膜装置を示した正面図である。
【図2】図1の膜固定構造を説明する部分断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の膜固定構造を持った一実施例の
膜装置を示した断面図である。
【図4】本発明および従来例の膜固定構造が使用される
膜分離ユニットの構成を示した説明図である。
【図5】従来例の膜固定構造を持った膜装置を示した断
面図である。
【符号の説明】
13 膜支持体 15 膜 16 溝 17 接着剤 21 膜支持体 24 膜 26 凸部 27 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膜支持体の周縁部に溝を設け、この溝を
    覆って膜支持体に膜を配置するとともに、溝より外側に
    おいて接着剤により膜支持体に膜を固定したことを特徴
    とする膜の固定構造。
  2. 【請求項2】 膜支持体の周縁部に凸部を設け、この凸
    部を覆って膜支持体に膜を配置するとともに、凸部より
    外側において接着剤により膜支持体に膜を固定したこと
    を特徴とする膜の固定構造。
JP1036393A 1993-01-26 1993-01-26 膜の固定構造 Pending JPH06218239A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1036393A JPH06218239A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 膜の固定構造

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JP1036393A JPH06218239A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 膜の固定構造

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JPH06218239A true JPH06218239A (ja) 1994-08-09

Family

ID=11748084

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JP (1) JPH06218239A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011026879A1 (en) 2009-09-03 2011-03-10 Agfa-Gevaert Frame for supporting a filter membrane
US8227047B2 (en) 2007-10-24 2012-07-24 Agfa Graphics Nv Radiation curable inkjet fluids and inks improved for photoyellowing

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