JPH06217948A - 身体異常遠隔検知システム - Google Patents

身体異常遠隔検知システム

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JPH06217948A
JPH06217948A JP4756793A JP4756793A JPH06217948A JP H06217948 A JPH06217948 A JP H06217948A JP 4756793 A JP4756793 A JP 4756793A JP 4756793 A JP4756793 A JP 4756793A JP H06217948 A JPH06217948 A JP H06217948A
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Mitsuru Rokunohe
満 六戸
Yasushi Torigoe
泰 鳥越
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 独居高齢者もしくは看護者不在の在宅患者が
転倒あるいは激突を伴う事故により行動の自由を失った
場合,あるいは何らかの事故により本人自身が救急を求
める場合,その異常を遠隔より即時に検知し,迅速かつ
適切に処置を講ずることのできるヘルス・ケア・システ
ムを提供する。 【構成】 本発明に係るシステムの第一の機能は,対象
者の体表に取り付けたセンサを用いて,身体の衝撃的な
運動によって生ずる力学的な情報を検出し,その大きさ
から救急の要否を判断して,あらかじめ設定された通報
先へ異常に関するメッセージを通報する。またシステム
の第二の機能は対象者の身体に衝撃的な運動が伴わなく
ても,対象者自身が異常を感じ救急を要望する場合に
は,対象者の判断によってその場所で即時に通報先へ異
常に関するメッセージを通報できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は独居高齢者もしくは看護
者不在の在宅患者が転倒あるいは激突して行動の自由を
失った場合,あるいは本人自身が救急を求める場合,そ
の異常を遠隔より即時に検知し,迅速かつ適切に処置を
講ずることのできる身体異常遠隔検知システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】独居高齢者もしくは看護者不在の在宅患
者にとって,転倒もしくは激突を伴う事故は最も危険性
が高く,もし意識喪失,打撲損傷などにより行動の自由
を失った場合,自分自身で電話その他の操作により救急
を通報することができず,致命的な結果を招くことが少
なくない。
【0003】このような不測の事態に対応できる手段と
して,常時対象者の生活情報を遠隔より監視して,異常
を検知する各種のシステムが提案されている。例えば住
居内の水道または電気の使用情況から対象者の異常を判
断するシステムは対象者の生活情報として,風呂,水洗
トイレなどにおける水の使用パターンや,各屋内配線に
おける電気の使用パターンを常時監視し,これらのパタ
ーンに何らかの変化を生じた場合,異常の有無を判断す
るシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような異常検知システムでは,対象者にとって最も危険
性の高い転倒あるいは激突を伴う事故により,行動の自
由を失った状態を即時に検知することは不可能である。
また対象者が正常な生活を送っている間もその生活情報
を監視されることにより,システムの運用が対象者に不
快感を与えたり,プライバシーを侵害することもあり得
る。
【0005】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたもので,対象者が不測の事態に陥った場合,これ
を遠隔より即時に検知して,迅速かつ適切な処置を講ず
ることのできるようにした異常遠隔検知システムに関す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明の検知システムにおいては,第一の機能として
対象者の体表に取り付けたセンサを用いて身体の衝撃的
な運動によって生ずる力学的な情報を検出し,その大き
さから救急の要否を判別して,あらかじめ設定された通
報先へ異常に関するメッセージを自動的に通報すること
ができる。なお本システムにおいては対象者自身の判断
によって解除指令を行なえば,通報先への通報を事前に
取り消すこともできる。次ぎに第二の機能として対象者
の身体に衝撃的な運動が伴わなくても,対象者自身が身
体に異常を感じ救急を要望する場合には,対象者自身の
判断によって発信指令を行なえば,その場所において即
時に通報先へ異常に関するメッセージを通報することが
できる。
【0007】ここで第一の機能は対象者が転倒もしくは
激突を伴う異常の発生によって,意識喪失その他により
行動の自由を失った場合の自動通報機能として,また第
二の機能は転倒もしくは激突を伴わないが,異常の発生
によって行動の自由を失った場合の自己通報機能として
有効な働きをするものである。
【0008】
【作用】本発明の検知シテムは情報検出・異常信号発信
装置と異常信号受信・通報装置とから構成されており,
両者の通信は無線により行なはれる。また通報先へのメ
ッセージの通報は電話回線その他の通信手段を用いて行
なはれる。
【0009】情報検出・異常信号発信装置は情報を検出
するためのセンサとこの情報から異常を判定して,異常
信号と可聴音を発信するための本体とからなっており,
センサと本体とは分離もしくは一体構造の装置である。
また異常信号受信・通報装置は異常信号を受信し,例え
ば電話回線を用いてダイヤラ自動通報を行なう一体構造
の装置である。
【0010】
【実施例】次ぎに本発明の検知システムの動作を実施例
について詳細に説明する。図1はシステムの構成を示す
ブロック図である。同ブロック図のうち情報検出から通
報先呼出までの結線はシステムの主要な動作の流れを示
すものであり,この動作に対して各種の指令もしくは条
件設定が行なはれる。
【0011】先ず第1の装置として情報検出・異常信号
発信装置について述べる。身体の体表に取り付けられた
センサにより,衝撃的な運動によって生ずる力学的な運
動が検出され,その情報量の大きさにより異常判定が行
なはれる。異常判定は予め設定された異常レベルとの比
較によって行なはれるが,異常レベルは対象者の肉体的
条件により個人差があるので,予め対象者の適性レベル
に設定しておく。
【0012】異常判定により対象者に異常を生じたと判
定された場合,即時に固定周波数の信号電波と可聴音を
発信する。またこの装置には対象者が行う発信指令によ
っても,信号電波と可聴音を発信させることのできる自
己発信機能を備えており,さらに対象者が行なう解除指
令によって,信号電波と可聴音を解除し,初期の状態に
復帰させることのできる自己解除機能も備えている。
【0013】次ぎに第2の装置として異常信号受信・通
報装置について述べる。先ず第1の装置が発信した信号
電波を受信し,その信号が予め設定された時間以上継続
した場合には,自動通報機能に対して,通報を開始する
よう指令が送られる。またこの設定時間(ディレー時
間)以内に第1の装置の解除指令によって,信号電波の
受信が停止した場合には,自動通報機能に対する通報指
令は行はれない。 この実施例に示したダイヤラ自動通
報とは,通報指令を受けると交換機へ自動発信して予め
指定されたダイヤル符号を自動送出し,通報先へ予め設
定されたメッセージを通報する機能を意味する。
【0014】次ぎに本実施例における各装置の構成と各
部の動作を図に基ずいて説明する。図2および図3は身
体の体表に装着されるセンサおよび情報検出・異常信号
発信装置の状況を示す。図2はセンサと本体が一体構造
の装置を対象者の上肢に装着する場合,図3はセンサと
本体が分離した構造の装置を対象者のズボンに装着する
場合を示す。1は対象者の上肢,2は情報検出・異常信
号発信装置,3は装着バンド,4は装置の発信指令用押
釦,5は装置の解除指令用押釦,6は対象者の着用する
ズボン,7はズボンに取り付けられたセンサ,8はセン
サが検知した情報を装置へ電送するためのリード線であ
る。
【0015】図2は例えば加速度センサを用い,また図
3は例えば面圧センサを用いて,それぞれ対象者の転倒
もしくは激突による衝撃の大きさを検知する状況を図解
したものである。
【0016】これらのセンサの選択に当たっては,情報
の種類はもとより,検出領域やゲインの大小が主要な要
件であり,また小型,軽量で構造の簡単なものが望まし
い。なお本装置に使用するセンサは異常の判定に必要な
データを検出するためのものであるから,テレメータ用
センサほどの精度は必要としない。
【0017】次ぎに本実施例における情報検出・異常信
号発信装置の構成と,各部の動作を図4に示す。同図に
おいてセンサにより検出された情報は判定モードに増巾
・変換され,判定・発信部へ送られる。この判定・発信
部には予め対象者の肉体的条件に適応した異常レベルが
設定されており,もしセンサにより検出された情報量の
大きさがこのレベルより大であると判定された場合に
は,固定周波数の信号電波が連続的に発信し,同時に電
子ブザーが連続的に作動する。なお装置が発信する信号
電波は単一モードの固定周波数電波であり,発信器も小
型,軽量のものが使用できる。
【0018】もし対象者の過激な運動によって,身体に
異常が発生していないにもかかわらず信号電波が発信
し,電子ブザーが作動してしまった場合,あるいは身体
に異常が発生して装置が正常に動作し,信号電波が発信
し,電子ブザーが作動したが,対象者自身が救急の必要
はないと判断した場合には,対象者が解除指令用押釦を
押すことにより信号電波の発信と電子ブザーの作動を解
除し,初期の状態に復帰させることができる。
【0019】またセンサからの力学的な情報による異常
の判定がなくても,対象者が身体の異常によって行動の
自由を失い,その場で救急を要望する場合には,対象者
自身の判断により発信指令用押釦を押すことにより,信
号電波を発信させ,電子ブザーを作動させることができ
る。このように本装置は自動通報機能と自己通報機能の
両者を備えているので,システムの果たす役割は広範囲
に及ぶものである。
【0020】次に本実施例における異常信号受信・通報
装置の構成と各部の動作を図5に示す。同図において,
装置が対象者の異常に伴う信号電波を受信すると受信・
制御部では,予め設定されているディレー時間を経過し
た後自動通報機能が動作し,ダイヤル符号自動送出部に
対して異常に関する通報指令を発する。
【0021】ダイヤル符号自動送出部では通報指令を受
けると,受信・制御部に予め録音されている異常に関す
るメッセージを,予め設定されている通報条件に従って
通報先へ通報する。通報先は予め通報先指定用テンキー
で指定するが,複数の通報先を指定できる機能と通報先
を順次自動切換えできる機能とを備えた装置を用いれ
ば,救急の信頼性をより高めることが可能である。
【0022】通報先への通報手段としては通常電話回線
が用いられるが,特定区域例えば病院,施設,団地など
の中では専用回線を用いた総合システムを構成させるこ
ともできる。
【0023】以上述べたように本装置を適用するに当た
っては,先ずそれぞれの対象者に適合する諸条件を設定
しておく必要があるが,それらを纏めると次の通りであ
る。 異常レベル :G値その他 ディレー時間:30秒前後 メッセージ :通報者,救急依頼,連絡先など 通報条件 :応答までの呼出時間,再呼出間隔,回数 通報先 :電話番号
【0024】なお本発明に係る身体異常遠隔検知システ
ムはその応用機能として,それぞれ異なった固定周波数
の信号電波を発信する複数台の情報検出・異常信号発信
装置と,これらのすべてに対応する1台の異常信号受信
・通報装置とによって構成され,複数の対象者の身体異
常を一箇所で集中監視することのできる機能を備えたシ
ステムも含むものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の身体異常遠
隔検知システムは独居高齢者もしくは看護者不在の在宅
患者が転倒あるいは激突を伴う事故により行動の自由を
失った場合,あるいは事故により本人自信が救急を求め
る場合,その異常を遠隔より即時に検知し,迅速かつ適
切に処置を講ずることのできるすぐれたヘルス・ケア・
システムである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の実施例におけるセンサおよび情報検出
・異常信号発信装置の装着状況を示す。
【図3】図2と同じ。
【図4】本発明の実施例における情報検出・異常信号発
信装置の構成を示す。
【図5】本発明の実施例における異常信号受信・通報装
置の構成を示す。
【符号の説明】
1 上肢 5 解除指令用押
釦 2 情報検出・異常信号発信装置 6 ズボン 3 装着バンド 7 センサ 4 発信指令用押釦 8 リード線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体の一部に装着され,身体の衝撃的な
    運動によって生ずる力学的な情報を検出して異常信号を
    発信する装置と,該異常信号を受信して所定の通報先へ
    異常に関するメッセージを通報する装置とからなるシス
    テムにおいて(1)検出した情報が設定値を越えると,
    自動的に異常信号と可聴音を発信する機能と,(2)情
    報の有無にかかわらず,発信指令により異常信号と可聴
    音を発信する機能と,(3)解除指令により異常信号と
    可聴音を停止して,初期の状態に戻る機能と,(4)異
    常信号を設定時間以上継続して受信すると,所定の通報
    先へ自動的に異常に関するメツセージを通報する機能と
    を備えたことを特徴とする身体異常遠隔検知システム
JP4756793A 1993-01-28 1993-01-28 身体異常遠隔検知システム Expired - Lifetime JP2720141B2 (ja)

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JP2720141B2 JP2720141B2 (ja) 1998-02-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010188159A (ja) * 2010-04-27 2010-09-02 Microstone Corp 身体動作センシング装置
JP2016538094A (ja) * 2013-10-03 2016-12-08 ベイジン リサーチ インスティテュート オブ プリサイズ メカトロニクス アンド コントロールズ 血液ポンプ制御システム及び血液ポンプシステム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04285529A (ja) * 1991-03-14 1992-10-09 Toyo Commun Equip Co Ltd 被保護者の異常発生検出装置

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