JPH06217827A - 歯周用歯ブラシ - Google Patents

歯周用歯ブラシ

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JPH06217827A
JPH06217827A JP1934393A JP1934393A JPH06217827A JP H06217827 A JPH06217827 A JP H06217827A JP 1934393 A JP1934393 A JP 1934393A JP 1934393 A JP1934393 A JP 1934393A JP H06217827 A JPH06217827 A JP H06217827A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯垢および歯石の形成を抑制し、歯を清潔で
健康な状態に維持することのできる歯周用歯ブラシを提
供する。 【構成】 各剛毛の房22を、歯ブラシヘッド12の先
端側からみて奇数番目になる横列と偶数番目になる横列
とに区分した場合、奇数番目の各横列を構成する剛毛の
房22はこれらの長さが互いに同じであり、偶数番目の
各横列を構成する剛毛の房22は、奇数番目の列の剛毛
の房22よりも短く、歯ブラシヘッド12の先端側から
遠ざかるにしたがい長さが徐々に増大している。 【効果】 多数の剛毛の房22が、歯およびそれを支持
する歯肉組織の隣接歯間空間に入りこんで歯垢を除去す
るための上記構成を有するので、ひどい歯周病およびそ
の結果として生じる歯の弛緩および歯肉およびそれを支
持する骨構造の損傷を生じるおそれのある歯垢の蓄積を
予防することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは、隣接する歯の
間の立入り不可能な歯間空間から効果的かつ有効に歯垢
あるいは歯石を除去し、同時に歯肉組織を穏やかにマッ
サージし、歯を効果的に手入れするように解剖学的に設
計され構成された歯ブラシに関する。
【0002】本発明の歯ブラシは、軸線から外れたハン
ドルの一端における独特で新規な剛毛の配置を含むもの
である。本発明における剛毛は、既知の方法により、ハ
ンドルと一体に形成された歯ブラシヘッドに植えこまれ
て固定された房状に配置される。本発明における剛毛の
房は、12列の横向きにして配置され、各横列は、2つ
の剛毛の房のみを有する最も外側の横列を除いて、4つ
の剛毛の房を有する。奇数番目の横向きの剛毛の房の列
は全て同じ長さであり、偶数番目の横向きの房の列は、
奇数番目の横向きの房の列より長さが短い。偶数番目の
各横列の房は徐々にその長さが増し、歯ブラシヘッド先
端側の偶数番目の横列の房は、これよりもハンドル内側
にある偶数番目の横列の房よりも寸法(長さ)が小さく
なっている。剛毛も房も、全て歯肉部分の損傷を防止す
るために丸められている。ハンドルの他端には、歯の位
置から特に個別にまたは追加的に手入れを必要とする部
分に達するように、剛毛の房状のアクセサリーブラシが
配設されており、これは、歯肉の凹みから食物の細片や
歯垢を除去して歯周病の予防に役立てる上で特に有用で
ある。
【0003】
【従来の技術】歯周歯肉病は、特に、約30歳を過ぎて
からの歯の欠損の主要な原因の一つとなっており、アメ
リカ合衆国内および世界中で、何千万を越す人々が歯周
歯肉病に冒されている。この病気の主な病因は、歯に歯
垢が付着して蓄積されることである。歯垢は、通常、粘
りのあるかたまりで、歯の表面、特に、歯肉の線に沿っ
て歯の表面に付着する。歯垢が蓄積されるにしたがい、
不溶性のカルシウム塩が沈積するためにこのかたまりが
固くなる。この固いかたまりは歯肉の下に蓄積され、歯
の根の端部に向かった進み、歯を歯を支える骨に連結し
た繊維を破壊する。すると、歯肉組織が病菌に侵されて
歯がぐらぐらになり、やがては抜歯しなければならなく
なる。この病気は、歯槽膿漏症あるいは歯周病と呼ばれ
る。歯周病あるいは歯槽膿漏症の発生を抑制するために
は、さまざまな努力が払われている。規則正しい歯磨
き、デンタルフロスの使用、ジェットノズルから放出さ
れる加圧された水による洗浄、歯の手入れの技術に熟達
した専門家による一定間隔での歯垢あるいは歯石の除去
等による歯の衛生状態をよくする努力がそれである。最
適に歯の手入れを行なう努力の一つに、歯の手入れに適
するような向きに配置され組み合わされた房状の剛毛を
有する歯ブラシの使用がある。
【0004】この分野の努力の成果として米国特許第1
059426号、第1657450号、第204223
9号、第2797424号、第3007491号などが
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】全ての剛毛が同じ長さ
の在来の歯ブラシでは、口内の場所によって深さが異な
る歯間空間に達することはできない。歯、歯を支える歯
肉組織、およびその下にある骨構造の手入れを最大限に
行なうためには、歯垢や食物の細片を歯間部分から取り
除いて歯垢や歯石の蓄積および固化を防ぐことが必要で
ある。在来の歯ブラシは、効果的な方法でこれら歯間に
達することができず、その結果、歯肉組織に損傷や出血
が生じるおそれがある。歯垢が蓄積され、固化し、歯肉
組織の下で歯の根の端部に向かって進み、それによっ
て、歯肉組織をそれと結合してそれを支えている歯間骨
から剥し、歯周の凹みを形成するようになる。これらの
凹みが病菌に侵されて歯がぐらぐらになり、歯周が、通
常、歯槽膿漏症と呼ばれる状態になるおそれがある。現
存する歯ブラシは、これら立入り不可能な歯間空間から
歯垢を取り除くために必要な立入り能力を備えていな
い。
【0006】[発明の目的]本発明の歯ブラシは、現存
するの歯ブラシと異なり、これら立入り不可能な歯間空
間に到達して効果的に手入れを行ない、それによって、
歯垢および歯石の形成を抑制し、歯を清潔で健康な状態
に維持するものである。
【0007】本発明の一つの目的は、在来の歯ブラシで
は立入り不可能な歯の間の歯間空間から効果的に歯垢を
除去し、それによって、歯肉およびその下の支持骨構造
にひどい損傷を与える歯垢が蓄積されるのを防ぐ歯ブラ
シを提供することである。本発明の歯ブラシは、この機
能を果たすための剛毛の房の独特の配置を含む。本発明
の他の目的は、剛毛の房の配置によって歯垢が蓄積され
易い部分から効果的に歯垢を除去する歯ブラシを提供す
ることである。歯垢が蓄積されやすい部分とは、下前歯
の舌側の表面および下顎側の小臼歯および奥歯である。
上顎側では、歯ブラシは、小臼歯および奥歯の頬側およ
び舌側の表面の歯垢を除去しその蓄積を予防する。
【0008】本発明のさらに他の目的は、以前に歯垢の
形成がみとめられた全ての歯の表面に立入りを可能に
し、かつ、そこを効果的に手入れするような剛毛の房の
形状および配置に構成された歯ブラシを提供することで
ある。本発明の歯ブラシは、歯間空間から歯垢および食
物の細片を除去するばかりでなく、歯肉を穏やかにマッ
サージし、歯を効果的にブラッシングし、かつ、手入れ
し、歯肉炎および歯周病を有意に予防し、さらに、健康
な口内環境を生成するものである。
【0009】本発明のさらに他の目的は、歯ブラシヘッ
ドから遠いハンドルの端部上に剛毛のブラシを有する歯
ブラシを提供することである。このアクセサリーブラシ
は、きわめて大きい歯間の凹みあるいは位置が異常のま
たは反転した歯のために特に個別にあるいは追加的に手
入れを必要とする部分に容易に到達することができる。
このブラシは、比較的小さいため、立入り不可能な歯間
歯肉部分から食物の細片や歯垢を除去して破壊的な歯周
病を予防するために効果的な小さな付加的アクセサリー
となるものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る歯周用歯ブ
ラシは、所期の目的を達成するために、以下に述べる解
決手段を特徴とする。すなわち、本発明に係る歯周用歯
ブラシは、ハンドルとハンドルの一端に連続した歯ブラ
シヘッドとを有すること、歯ブラシヘッドが、これの長
さ方向、幅方向に間隔をおいて縦横に列をなす多数の剛
毛の房を含み、これら剛毛の房が、歯およびそれを支持
する歯肉組織の隣接歯間空間に入りこんで歯垢を除去す
るための高さを有し、それによって、ひどい歯周病およ
びその結果として生じる歯の弛緩および歯肉およびそれ
を支持する骨構造の損傷を生じるおそれのある歯垢の蓄
積が予防できること、各横列の剛毛の房を歯ブラシヘッ
ドの先端側からみて奇数番目になる横列と偶数番目にな
る横列とに区分した場合、奇数番目の各横列を構成する
剛毛の房はこれらの長さが互いに同じであること、偶数
番目の各横列を構成する剛毛の房は、奇数番目の列の剛
毛の房よりも短く、歯ブラシヘッドの先端側から遠ざか
るにしたがい長さが徐々に増大していることを特徴とす
る。上記における一実施態様として、横に列をなす各剛
毛の房は、歯ブラシヘッドの先端側からみて1番目とな
る横列が4つ未満の剛毛の房を有し、その1番目の横列
を除く他の横列が4つの剛毛の房を有する。上記におけ
る他の一実施態様として、ハンドルが歯ブラシヘッドの
ない端部側に単一の剛毛の房を有し、該単一の房がハン
ドルから歯ブラシヘッドの剛毛の房に対して逆方向に伸
びている。
【0011】さらに本発明に係る歯周用歯ブラシは、ハ
ンドルとハンドルの一端に連続した歯ブラシヘッドとを
有すること、歯ブラシヘッドが、これの長さ方向、幅方
向に間隔をおいて縦横に列をなす多数のほぼ垂直な剛毛
の房を含んでいるとともに、歯ブラシヘッドの先端側か
らみて奇数番目になる各横列と偶数番目になる各横列と
を合わせた横列数が12あり、奇数1番目の横列がハン
ドルから最も離れ、偶数12番目の横列がハンドルに最
も近づいていること、奇数番目の各横列をなす剛毛の房
は、全て同じ長さであって、偶数番目のいずれの横列を
なす剛毛の房よりも長いこと、偶数番目の各横列をなす
剛毛の房は、全て奇数番目の各横列をなす剛毛の房より
も短いとともに、奇数1番目の横列に隣接する偶数2番
目の横列から徐々に長さが増大してハンドルに隣接する
偶数12番目の横列に達していること、それによって、
ハンドルから最も離れた歯ブラシヘッドの端部にある奇
数1番目の横列の剛毛の房が、これに隣接する偶数2番
目の横列の剛毛の房よりもかなり長くなっているととも
に、歯ブラシヘッドと隣接するハンドル端部側の奇数1
1番目のわずかだけ長い房の横列に隣接するわずかだけ
短い偶数番目の剛毛の房の横列が得られること、さら
に、それによって、長い剛毛の房の横列と歯ブラシヘッ
ド先端側にある短い剛毛の房の横列との間の長さは、長
い剛毛の房の横列とハンドル側にある短い剛毛の房の横
列との間の高さの差と比較して大きくなり、ハンドルか
ら離れた長い剛毛の房の可撓性が高くなって、剛毛の房
がより効果的に歯と歯肉組織との間の歯間空間に入りこ
んで効果的に歯垢が除去できることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に係る歯周用歯ブラシの場合、ハンドル
とハンドルの一端に連続する歯ブラシヘッドが多数の剛
毛の房を含み、これら剛毛の房が、歯およびそれを支持
する歯肉組織の隣接歯間空間に入りこんで歯垢を除去す
るための独特の構成を有するので、これを用いて口腔内
の所定部位ブラッシングすることにより、ひどい歯周病
およびその結果として生じる歯の弛緩および歯肉および
それを支持する骨構造の損傷を生じるおそれのある歯垢
の蓄積を予防することができる。
【0013】
【実施例】以上の目的ならびに以下で明かとなる他の目
的および利点は、本発明の一部を構成する添付の図面を
参照して行なう以下の詳細な説明および特許請求の範囲
に述べられた詳細な構造および機能に内在するものであ
る。本発明に係る歯周用歯ブラシの実施例を添付の図面
に基づいて以下に説明するが、図面中、同じ符号は、同
一または類似の部分を示すものとする。
【0014】図1〜図5を参照して明らかなように、本
発明の歯周用歯ブラシ10は歯ブラシヘッド12を含
む。歯ブラシヘッド12は、細長いハンドル14の延長
上にあり、ハンドル14には、歯ブラシヘッド12と反
対側の端部にアクセサリーの剛毛15が配置されてい
る。
【0015】ハンドル14は、その断面がほぼ直方形で
あり、成型プラスチックまたは類似の材料で構成された
かなり剛性の細長い部材16であり、さらに、歯ブラシ
ヘッド12の基部20を細長い部材16に接続する軸線
から外れた部分18を備えている。
【0016】歯ブラシヘッド12は、これの長さ方向
(縦方向)、幅方向(横方向)に並んだ、縦4列、横1
2列の剛毛の房22を有している。これら各房は、従
来、歯ブラシに使用されている可撓性や記憶性などの諸
特性を有するプラスチック材料で構成された複数の個々
の剛毛を有し、これら剛毛の房は、剛毛ヘッド部20上
に在来の方法で取りつけられ、図1〜図4に示すように
互いに密接した状態で配置されている。横12列の各剛
毛の房22には、参照のために、図3に示す一連の番号
が付されており、これらは特殊な方法で配置されてい
る。
【0017】図に示すように、奇数番目(1、3、5、
7、9、11)の各横列をなす剛毛の房は、全て同じ高
さであり、好ましくは13mmである。房22の奇数1
番目の横列は2つの剛毛の房を有し、他の横列の房の
は、全て4つの剛毛の房を有する。各列の房は直線に並
べられ、わずかな間隔をおいて互いに隣接して配置され
ている。
【0018】偶数番目(2、4、6、8、10、12)
の各横列をなす剛毛の房は、奇数番目の房の列と交互に
配置されていて高さが低いが、これら偶数番目の横列の
房は全てが同じ高さでない。偶数番目の各横列をなす剛
毛の房22は、互いに隣接する剛毛の房22を支えてお
り、それらが曲がって垂れるのを防ぎ、それらが歯を手
入れし、また、歯間空間に達する機能を効果的に維持す
る。横列2番目、4番目の剛毛の房の高さは9mmで、
横列1番目、3番目、5番目の房の剛毛がより深く入り
こめるようになっており、その結果、これらの列の剛毛
は、奥歯26を有する口腔後部の歯間空間24に、より
広範囲に、かつ、より深く入りこむことができる。横列
6番目、8番目の房22の剛毛は高さが11mmであ
り、図5に示す歯間の凹部のあまり深くない区域28に
房が入りこめるようになっている。横列10番目、12
番目の房22の剛毛は高さが12mmであり、図5に示
す歯間の凹部の小さい区域30に入りこめる高さとなっ
ている。剛毛は、全て、歯肉組織の裂傷などの損傷を防
ぐために端部を丸めて作られている。
【0019】比較的長い剛毛は、深い歯間空間に入りこ
んで、これらの部分に蓄積されて損傷や疾病を起こす原
因となりやすい歯垢や食物の細片を取り除く。比較的長
い剛毛は、歯肉から歯の切れこみ端部側あるいは噛むた
めの端部側へ定められた方法で歯をブラッシングしたと
きに、従来、入りこめなかった歯間部24、28、30
に容易に到達し、有害な歯垢をそれがまだ柔らかい粘液
質の状態のうちに除去する。本発明の歯周用歯ブラシ
を、図5に示すように定められた方法で奥歯から前歯の
方へ動かすと、従来、入りこめなかった区域に簡単に入
りこめて、歯垢を除去し、同時に歯間歯肉組織を損傷お
よび将来の歯肉の後退から保護する。
【0020】図5は本発明歯ブラシと歯および歯肉の表
面32との関係を示し、図6は先行技術の歯ブラシ(剛
毛が全て同じ長さ)における同様の関係を示している。
図5に示す本発明歯ブラシの場合は、比較的長い剛毛と
比較的短い剛毛との相対関係から、長い剛毛が通常入り
こめない歯間区域に容易に入りこんで歯の手入れができ
るようになっている。それに対し、図6に示す先行技術
の歯ブラシの場合は、剛毛が全て同じ長さであるため
に、本発明のように歯の手入れができない。図5に示す
本発明のように、剛毛とその房の長さが異なる場合は、
比較的長い剛毛の外側の部分の可撓性と弾力性とが増
し、比較的長い剛毛が歯間部分に入りこんで効果的に手
入れを行ない、歯垢を取り除くために、歯周病の発生を
抑制することができる。それに対し、図6に示す先行技
術の歯ブラシは、歯ブラシヘッドと剛毛の構成が在来の
ままであり、剛毛とその房が全て同じ高さであるので、
本発明のように歯周病の発生を抑制することができな
い。
【0021】本発明の場合、ハンドル14の反対側の端
部上にある単一の剛毛の房34は、歯ブラシヘッド20
上の剛毛の房22と反対方向に伸びており、きわめて大
きい歯周の凹み、あるいは、位置が異常の、または、反
転した歯のために、特に、個別に、あるいは、追加的に
手入れを必要とする部分に、効果的に到達することがで
きる。このブラシ(剛毛の房34)は、歯間歯肉部分か
ら食物の細片や歯垢を除去して破壊的な歯周病を予防す
るために、効果的な付加的アクセサリーとなるものであ
る。
【0022】本発明の歯周用歯ブラシを使用し、歯垢制
御の日常のプログラムを含む歯周病に関する処理養生法
にしたがい、細心に口内の衛生を維持すれば、歯周病の
発生を効果的に抑制することができる。
【0023】以上は、本発明の原理について例をあげて
説明したにすぎない。さらに、当該技術に熟達した人々
には、多くの修正および変更が考え得るであろうことか
ら、本発明を図示かつ説明した構造および機能に厳密に
限定することは好ましくない。また、したがって、本発
明の範囲内で可能なあらゆる適当な修正および等価な変
更は、本発明に含まれるべきものである。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る歯周用歯ブラシは、多数の
剛毛の房が、歯およびそれを支持する歯肉組織の隣接歯
間空間に入りこんで歯垢を除去するための独特の構成を
有するので、これを用いて口腔内の所定部位ブラッシン
グすることにより、ひどい歯周病およびその結果として
生じる歯の弛緩および歯肉およびそれを支持する骨構造
の損傷を生じるおそれのある歯垢の蓄積を予防すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯周用歯ブラシの側面図である。
【図2】本発明に係る歯周用歯ブラシの剛毛の房の配列
を示した歯ブラシヘッドの拡大上面図である。
【図3】本発明に係る歯周用歯ブラシの剛毛の房の構造
を示した歯ブラシヘッドの拡大側面図である。
【図4】図3の4−4の線に沿う断面図である。
【図5】本発明に係る歯周用歯ブラシの剛毛と正常な歯
の配列における歯間空間との関係を示した要部拡大説明
図である。
【図6】従来歯ブラシの剛毛と歯および歯間空間との関
係を示した要部拡大説明図である。
【符号の説明】
10 歯周用歯ブラシ 12 歯ブラシヘッド 14 ハンドル 15 単一の剛毛の房 22 多数の剛毛の房

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルとハンドルの一端に連続した歯
    ブラシヘッドとを有すること、歯ブラシヘッドが、これ
    の長さ方向、幅方向に間隔をおいて縦横に列をなす多数
    の剛毛の房を含み、これら剛毛の房が、歯およびそれを
    支持する歯肉組織の隣接歯間空間に入りこんで歯垢を除
    去するための高さを有し、それによって、ひどい歯周病
    およびその結果として生じる歯の弛緩および歯肉および
    それを支持する骨構造の損傷を生じるおそれのある歯垢
    の蓄積が予防できること、各横列の剛毛の房を歯ブラシ
    ヘッドの先端側からみて奇数番目になる横列と偶数番目
    になる横列とに区分した場合、奇数番目の各横列を構成
    する剛毛の房はこれらの長さが互いに同じであること、
    偶数番目の各横列を構成する剛毛の房は、奇数番目の列
    の剛毛の房よりも短く、歯ブラシヘッドの先端側から遠
    ざかるにしたがい長さが徐々に増大していることを特徴
    とする歯周用歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 横に列をなす各剛毛の房において、歯ブ
    ラシヘッドの先端側からみて1番目となる横列が4つ未
    満の剛毛の房を有し、その1番目の横列を除く他の横列
    が4つの剛毛の房を有する請求項1記載の歯周用歯ブラ
    シ。
  3. 【請求項3】 ハンドルが歯ブラシヘッドのない端部側
    に単一の剛毛の房を有し、該単一の房がハンドルから歯
    ブラシヘッドの剛毛の房に対して逆方向に伸びている請
    求項2記載の歯周用歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 ハンドルとハンドルの一端に連続した歯
    ブラシヘッドとを有すること、歯ブラシヘッドが、これ
    の長さ方向、幅方向に間隔をおいて縦横に列をなす多数
    のほぼ垂直な剛毛の房を含んでいるとともに、歯ブラシ
    ヘッドの先端側からみて奇数番目になる各横列と偶数番
    目になる各横列とを合わせた横列数が12あり、奇数1
    番目の横列がハンドルから最も離れ、偶数12番目の横
    列がハンドルに最も近づいていること、奇数番目の各横
    列をなす剛毛の房は、全て同じ長さであって、偶数番目
    のいずれの横列をなす剛毛の房よりも長いこと、偶数番
    目の各横列をなす剛毛の房は、全て奇数番目の各横列を
    なす剛毛の房よりも短いとともに、奇数1番目の横列に
    隣接する偶数2番目の横列から徐々に長さが増大してハ
    ンドルに隣接する偶数12番目の横列に達しているこ
    と、それによって、ハンドルから最も離れた歯ブラシヘ
    ッドの端部にある奇数1番目の横列の剛毛の房が、これ
    に隣接する偶数2番目の横列の剛毛の房よりもかなり長
    くなっているとともに、歯ブラシヘッドと隣接するハン
    ドル端部側の奇数11番目のわずかだけ長い房の横列に
    隣接するわずかだけ短い偶数番目の剛毛の房の横列が得
    られること、さらに、それによって、長い剛毛の房の横
    列と歯ブラシヘッド先端側にある短い剛毛の房の横列と
    の間の長さは、長い剛毛の房の横列とハンドル側にある
    短い剛毛の房の横列との間の高さの差と比較して大きく
    なり、ハンドルから離れた長い剛毛の房の可撓性が高く
    なって、剛毛の房がより効果的に歯と歯肉組織との間の
    歯間空間に入りこんで効果的に歯垢が除去できることを
    特徴とする歯周用歯ブラシ。
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