JP2001157609A - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JP2001157609A
JP2001157609A JP37615399A JP37615399A JP2001157609A JP 2001157609 A JP2001157609 A JP 2001157609A JP 37615399 A JP37615399 A JP 37615399A JP 37615399 A JP37615399 A JP 37615399A JP 2001157609 A JP2001157609 A JP 2001157609A
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JP
Japan
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toothbrush
brush base
planted
bundles
plaque
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JP37615399A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Tabata
光夫 田畑
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TOCHIGI GIKEN KK
Original Assignee
TOCHIGI GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】歯ブラシの毛先が肝心な歯肉溝に届かず、プラ
ークの除去が困難な事態を解決する。 【解決手段】柄部の先端に延設されたブラシ基台に毛束
を植設した歯ブラシにおいて、ブラシ基台の先端側に複
数の毛束を一定間隔を有して長手方向に1列に植設し、
ブラシ基台の基端側に複数の毛束を一定間隔で、幅方向
に複数列に植設し、ブラシ基台の先端側を巾狭に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯ブラシに関するもの
であり、更に詳細には、歯と歯肉との間の歯肉溝の歯垢
(プラーク)をブラッシングすることで容易に除去でき
る歯ブラシに関するものである。
【0002】
【発明の背景】周知のように、歯周病は中高年以上に発
生する病気であるが、近年では20代、30代で発生す
る若年歯周病が急増しており、歯周病は歯垢(プラー
ク)と呼ばれる細菌群が引き起こす感染症で、歯周病の
原因となる細菌は歯と歯肉の間の溝(歯肉溝)に入り込
み歯に付着しており、ここは歯ブラシではなかなか掃除
しにくいところである。
【0003】更に、歯周病は、病巣が歯肉に限られてい
る「歯肉炎」と、病巣が骨(歯槽骨)を含めて歯周組織
全体に及んでいる「歯周炎」とに分けられ、一般的に歯
肉炎から歯周炎へと進み、歯肉炎と歯周炎とを合わせて
歯周病と呼んでいる。
【0004】通常、歯は歯槽骨によって支えられしっか
りと立ち、さらに歯肉によって守られており、歯肉と歯
の間には歯周ポケットと呼ばれる深さ1〜2ミリメート
ル程度の溝(歯肉溝)があり、毎日のケアをきちんと行
わないと、プラークがたまるもので、プラークは食べ物
のカスや細菌、細菌の代謝物質などからできており、プ
ラークは毎日歯ブラシでブラッシングすることで取り除
くことができる。
【0005】ところが、プラークを付けたままでいる
と、食べ物が分解してできたデキストラン(糖の一種)
が唾液中のリン酸カルシウムと結びつくことによって、
リン酸カルシウムが結晶化し、歯石ができ、この状態が
進行すると、歯と歯肉上皮が破壊され歯肉溝が深くな
り、歯周ポケットが形成される。
【0006】歯周ポケットは歯石などで蓋をされたよう
な状態となり、歯周ポケット内は酸素のいらない毒性の
強い種類の細菌が繁殖しやすい環境と成り、健康ならば
1〜2ミリメートル程度の歯肉溝が歯周ポケットを形成
し3〜4ミリメートル以上になってきて、歯周病なるも
ので、つまり、歯周ポケットが深くなると、歯周ポケッ
ト内のプラークを取り除くことは困難と成り、歯科医等
の治療が必要となり、従って、毎日のケアとして歯肉溝
のプラークを歯ブラシのブラッシングで除去すること
が、初期段階での歯肉炎を防ぐ最良の方法である。
【0007】
【従来技術】従来、歯ブラシは殆どの人が毎日使用する
もので大量に使用されており、各メーカーも開発に凌ぎ
を削っており、多種類のものが市販されており、毛の長
さや固さもさまざまであり、毛束を植設するブラシ基台
も略長方形のものから、楕円形状に近いものまである
が、その殆どの毛束の植設の配列は巾方向に複数列に植
設されているものである。
【0008】
【解決しようとする課題】然し乍ら、一般的に市販され
ている歯ブラシの毛束の植設の配列は巾方向に複数列、
つまり、平面視長方形状に植設されているため、図7に
図示する如く、歯と歯肉に阻まれ、歯ブラシの毛先が肝
心な歯肉溝に届かず、プラークの除去ができないもので
あり、結果、歯肉溝にあるプラークがブラッシングして
も除去されないもので、従って、歯肉炎から歯周炎に進
み、初期段階では歯肉は全体にわたって赤くなり、ブラ
ッシングをすると、いつも出血するように成り、口臭が
発生し、口の中がネバネバし、いつもベトベトしてお
り、この状態が進むと、悪性の細菌が更に増加し、歯の
根元を支えている歯槽骨が溶けだし、その為、歯がぐら
つくようになり、膿もたまり、外に出るようにに成り、
更に進行すると、これ以上進行しないようにと歯槽骨が
人体に吸収されて、歯はますますぐらつき、やがて、歯
が抜け落ちてしまうものであり、前述のように重大な結
果を招く前に、歯肉溝のプラークをすみやかに除去しな
ければならず、それには適切な歯ブラシの具現が切望さ
れている。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明は上記の課題に鑑みて、
鋭意研鑽の結果、柄部の先端に延設されたブラシ基台に
他数本の毛を束ねた毛束を植設した歯ブラシにおいて、
ブラシ基台の先端側には複数の毛束を一定間隔を有して
長手方向に1列に植設し、ブラシ基台の基端側には複数
の毛束を一定間隔を有して幅方向に且つ複数列に植設し
たものであり、更に、ブラシ基台は先端側が巾狭に形成
されているものである。
【0010】
【作用】本発明の歯ブラシは、ブラシ基台の先端側の複
数の毛束を一定間隔を有して長手方向に1列に植設した
部分で歯と歯肉との間の歯肉溝のプラークをブラッシン
グして除去し、ブラシ基台の基端側の複数の毛束を一定
間隔を有して巾方向に且つ複数列に植設し部分で歯の面
をブラッシングしてプラークを除去して、歯肉炎を予防
し、健康な歯と歯肉とを保つものである。
【0011】従って、本発明の目的は、ブラッシングに
よって歯肉炎を予防できる歯ブラシを提供するものであ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の歯ブラシの実施例を図面によ
って具体的に説明する。
【0013】図1は本発明に係る歯ブラシの実施例の要
部斜視図であり、図2は本発明に係る歯ブラシの実施例
の要部平面図であり、図3は本発明に係る歯ブラシの実
施例の要部側面図であり、図4は本発明に係る歯ブラシ
の実施例の図2におけるA−A線断面図あり、図5は本
発明に係る歯ブラシの実施例の図2におけるB−B線断
面図あり、図6は本発明に係る歯ブラシの実施例の使用
状態を説明するための説明図であり、図7は従来の歯ブ
ラシの使用状態を説明する説明図である。
【0014】本発明は、歯ブラシ1に関するものであ
り、更に詳細には、歯と歯肉との間の歯肉溝の歯垢(プ
ラーク)をブラッシングすることで容易に除去できる歯
ブラシ1に関するものであり、請求項1に記載の歯ブラ
シ1は、柄部2の先端に延設されたブラシ基台3に他数
本の毛を束ねた毛束4を植設した歯ブラシ1において、
前記ブラシ基台3の先端側には複数の毛束4を一定間隔
を有して長手方向に1列に植設し、前記ブラシ基台3の
基端側には複数の毛束4を一定間隔を有して巾方向に且
つ複数列に植設したものである。
【0015】更に、請求項2に記載の歯ブラシ1は、請
求項1に記載の歯ブラシ1において、前記ブラシ基台3
は先端側が巾狭に形成されているものである。
【0016】即ち、本発明の歯ブラシ1は、基端側の手
で把持して長手方向に歯ブラシ1を往復させながらブラ
ッシングを行うための柄部2と、該柄部2の先端側に延
設されたブラシ基台3と、該ブラシ基台3に刻設した植
設孔に植設する毛束4から成るもので、該毛束4は他数
本のナイロン、ポリプロピレン等の適宜な可撓性を有す
る合成樹脂材、豚等の天然毛等の毛の毛元を束ねている
ものである。
【0017】そして、ブラシ基台3に刻設した植設孔に
毛束4を植設するものであるが、本発明の植設孔はブラ
シ基台3の先端側は長手方向に一定間隔を有して一列に
刻設しているものであり、更に、ブラシ基台3の基端側
は一定間隔を有して巾方向に且つ複数列に刻設している
ものである。
【0018】つまり、前記刻設した植設孔に毛束4を植
設することで、図1および図2に図示する如く、ブラシ
基台3の先端側には複数の毛束4を一定間隔を有して長
手方向に1列に植設すると共に、1列に植設した毛束4
の基端側に隣接させて、ブラシ基台3の基端側には複数
の毛束4を一定間隔を有して巾方向に且つ複数列に植設
させているもので、図示する実施例では毛束4の列は3
列と成っているがその列数、又は、毛束4の数は限定す
るものでなく、見掛け状、頂辺に厚みを有したT字状と
成るものである。
【0019】本発明の歯ブラシ1を用いて歯をブラッシ
ングする場合、図6に図示する如く、ブラシ基台3の先
端側に一列に植設した部分で長手方向に往復させながら
歯肉溝をブラッシングするものであり、この場合、図7
に図示する従来例のように、巾方向に歯肉溝のブラッシ
ングを邪魔する他の毛束4がないため、歯肉溝に的確に
当接させて清浄できるもので、効率的にプラークを除去
するものである。
【0020】更に、ブラシ基台3の基端側の複数の毛束
4を一定間隔を有して巾方向に且つ複数列に植設させた
部分で歯の面や歯肉のブラッシングを行うものである。
【0020】更には、ブラシ基台3は先端側の長手方向
に一列に植設させた毛束4側が巾狭に形成しているもの
で、ブラッシングの際のブラシ基台3が妨害をしないよ
うに形成しているものである。
【0021】
【発明の効果】本発明の歯ブラシはブラシ基台の先端側
に植設した毛束を一列にしたことによって、更に、ブラ
シ基台の先端側を巾狭に形成したことによって、歯と歯
肉との間の歯肉溝に正確に当接させてブラッシングする
ことができ、歯肉溝にたまり易いプラークを確実に除去
でき、丈夫な歯と健康的なピンク色の歯肉を守ることが
できるもので、画期的な効果を有する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る歯ブラシの実施例の要部斜
視図である。
【図2】図2は本発明に係る歯ブラシの実施例の要部平
面図である。
【図3】図3は本発明に係る歯ブラシの実施例の要部側
面図である。
【図4】図4は本発明に係る歯ブラシの実施例の図2に
おけるA−A線断面図ある。
【図5】図5は本発明に係る歯ブラシの実施例の図2に
おけるB−B線断面図ある。
【図6】図6は本発明に係る歯ブラシの実施例の使用状
態を説明するための説明図である。
【図7】図7は従来の歯ブラシの使用状態を説明する説
明図である。
【符号の説明】
1 歯ブラシ 2 柄部 3 ブラシ基台 4 毛束

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柄部の先端に延設されたブラシ基台に他数
    本の毛を束ねた毛束を植設した歯ブラシにおいて、前記
    ブラシ基台の先端側には複数の毛束を一定間隔を有して
    長手方向に1列に植設し、前記ブラシ基台の基端側には
    複数の毛束を一定間隔を有して巾方向に且つ複数列に植
    設したことを特徴とする歯ブラシ。
  2. 【請求項2】前記ブラシ基台は先端側が巾狭に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
JP37615399A 1999-12-02 1999-12-02 歯ブラシ Pending JP2001157609A (ja)

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JP37615399A JP2001157609A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 歯ブラシ

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ID=18506667

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009153653A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Hiroyuki Ushijima 歯ブラシ
JP2015071808A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 トーカロ株式会社 耐食性に優れたdlc膜被覆部材およびその製造方法

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