JPH06217684A - 塩化ナトリウムとアルカリ金属カルボン酸塩を混和させた乾燥野菜片とその混合物の混和法 - Google Patents

塩化ナトリウムとアルカリ金属カルボン酸塩を混和させた乾燥野菜片とその混合物の混和法

Info

Publication number
JPH06217684A
JPH06217684A JP5960393A JP5960393A JPH06217684A JP H06217684 A JPH06217684 A JP H06217684A JP 5960393 A JP5960393 A JP 5960393A JP 5960393 A JP5960393 A JP 5960393A JP H06217684 A JPH06217684 A JP H06217684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dried
sodium chloride
dried vegetable
concentration
alkali metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5960393A
Other languages
English (en)
Inventor
Victor Marcus Lewis
ヴィクター.マーカス.ルイス
David Adrian Lewis
ディヴィッド.アドライアン.ルイス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Byron Agricultural Co Pty Ltd
Original Assignee
Byron Agricultural Co Pty Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Byron Agricultural Co Pty Ltd filed Critical Byron Agricultural Co Pty Ltd
Publication of JPH06217684A publication Critical patent/JPH06217684A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B7/00Preservation or chemical ripening of fruit or vegetables
    • A23B7/02Dehydrating; Subsequent reconstitution
    • A23B7/022Dehydrating; Subsequent reconstitution with addition of chemicals before or during drying, e.g. semi-moist products
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B9/00Preservation of edible seeds, e.g. cereals
    • A23B9/08Drying; Subsequent reconstitution

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の乾燥野菜の調理で生ずるぬめりと粥状
になる軟化を防ぎ「パリパリとした新鮮な」きめを保ち
しかも瞬間的に調理ができる乾燥野菜片とその加工法。 【構成】 少くとも2%の濃度の塩化ナトリウムと、1
乃至4%の濃度のアルカリ金属カルボン酸塩の混合物を
中に混和させた乾燥野菜片を特徴とする。 【効果】 おのおのの野菜とも、もどし時間がほとんど
瞬間的で調理製品も従来製品のぬめりやどろどろした欠
点がなく「パリパリした新鮮さ」を保っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容易に調理(もどし)が
できる乾燥野菜片の提供に関する。詳述すれば、調理に
先立ち、塩化ナトリウムとアルカリ金属カルボン酸塩を
その中に混和させることを特徴とする乾燥野菜に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】乾燥野菜は商業上重要な商品で、スー
プ、キャセロール、様々なタイプの乾燥容器入り食品、
その他多数の加工食品という具合に食品工業に広く使用
されている。
【0003】通常の乾燥野菜は普通、熱風で約5%の水
分に乾燥される野菜の湯通し片から調製される。これら
の野菜片は、片の大きさに左右されるが、5乃至20分
位のかなりの時間をもどしにかけている。
【0004】インスタント食品に対する現在の消費者の
要求が多数のタイプの容器入り「インスタント」食品に
対する要求品質をつくってきた。これらは、例えば、熱
湯で60秒間のもどしの後用いることができるスープミ
ックスから、2分乃至5分間の調理用ストーブ又は電子
レンジの調理時間をかける食品に至るまで種々多様であ
る。
【0005】もどし時間を早くした一連の凍結乾燥野菜
片が入手できるが、しかし、それらには極めて高価且つ
極めてこわれ易いという欠点がある。そのうえ、ミック
ス物では、その低嵩密度のため、生鮮野菜のようにそれ
にほどよく混ざるどころかその食品の上部に浮上がる傾
向がある。
【0006】米国特許第4,447,460号と4,6
83,141号は、すぐ調理できる乾燥野菜を乾燥中に
塩化ナトリウムを管理混和することで生産する方法を記
述している。又米国特許第2,297,502号は乾燥
黄色えんどうの子葉をクエン酸ナトリウム溶液で長時間
かけて調理してえんどうの分解を助ける方法を記述して
いる。米国特許第4,821,435号は、クエン酸ナ
トリウムを用いて乾燥野菜スープミックス用急速調理野
菜の調製を記述している。
【0007】前記米国特許第3,821,435号は2
0gの乾燥野菜に少くとも1gのクエン酸ナトリウム、
好ましくは10gの乾燥野菜に1gのクエン酸ナトリウ
ムという割合でのクエン酸添加を述べている。それは野
菜に必要量(重量比で少くとも5%)のクエン酸を混和
させる方法である。野菜をクエン酸溶液に浸漬してから
乾燥する(すなわち前浸漬)方法が述べられている。し
かし、米国特許第3,821,435号に詳述された全
特定実施例では、使用の野菜をどれもクエン酸で前浸漬
(含浸)しなかった。続く、米国特許第4,447,4
60号と第4,683,141号も、いくぶん詳細に、
野菜の工業的加工における前浸漬に限度のあることを述
べている。
【0008】クップスワニとラオ(1970年版J.F
ood.Sci.Tech,Mysore & Sup
pl.の18−21)はえんどうの乾燥法を述べている
が、そこではグリーンピースを12乃至16時間クエン
酸ソーダで浸軟して、しわ皮のない早く調理のできる乾
燥えんどうの生産法を述べている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明につながる研究
では、米国特許第3,821,435号で示された濃度
のクエン酸ナトリウムを、一連の野菜に混和する使用法
を検証しているが、これは5%以上のクエン酸ナトリウ
ムをこれらの野菜に混和して使用すると野菜の組織に、
調理した食品がぬるぬるした粥状のものになるような、
結果として極めて著しい軟化をもたらすことがわかっ
た。このようにして、野菜の中にクエン酸を添加するこ
とは野菜の軟化に非常に効果的であるが、野菜片が結果
として、生鮮野菜を十分に調理した時の好ましい自然の
きめに欠ける。
【0010】米国特許第4,447,460号では、記
述の食品が前記クエン酸含有野菜に等しい速度でもどっ
ている。しかし、十分もどした時には、十分調理され、
典型的調理なりの新鮮野菜のきめを具え、全く粥状のも
のではない。
【0011】乾燥野菜を、それの重量比で5%以上の量
のクエン酸ナトリウムを含む水で調理すると、調理に要
する時間は、クエン酸を野菜に混和させてから調理する
のと同じ程度の軟らかさにするには50乃至100%長
いこともわかった。
【0012】最も意外とすることは前述の先行技術が歩
んできた背景であって、塩化ナトリウムとアルカリ金属
カルボン酸塩(好ましくはクエン酸ナトリウム)を1乃
至4%の濃度で混合したものを乾燥野菜片に混合させて
から調理する場合、調理速度は、おのおのの塩を別個に
用いた場合予期されたものより早く達成されることがこ
こでわかった。更に、2%以上の量の塩化ナトリウム
が、以外にもアルカリ金属カルボン酸塩が調理された野
菜に粥状のぬめりをもたらさないことである。なんらか
のかたちで、野菜中に塩化ナトリウムとアルカリ金属カ
ルボン酸塩が共存すると、野菜が調理してもその「パリ
パリした新鮮さ」を保ち、アルカリ金属カルボン酸塩を
単独に用いる時に見られたきめが粥状になることが防げ
る。
【0013】前記の「パリパリした新鮮さ」も用語はこ
の明細書では、新鮮さを保つように調理した野菜の好ま
しいきめを言うのであって、柔らかさのないきめを言う
のではない。
【0014】従って、本発明の目的は「パリパリした新
鮮さ」を有する乾燥野菜片とその混和法を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】従って、1つの幅広い態
様では、本発明は、容易に調理(もどし)でき、調理に
先立って塩化ナトリウムとアルカリ金属カルボン酸塩を
混和させた乾燥野菜片であって、前記塩化ナトリウムが
少くとも2%、前記アルカリ金属カルボン酸塩が1乃至
4%の濃度で存在し、又前記の%が前記乾燥野菜片の重
量比であることを特徴とする乾燥野菜片を提供する。
【0016】関連する態様では、本発明は、このような
乾燥野菜片を調理に先立って、その中に塩化ナトリウム
とアルカリ金属カルボン酸塩成分を規定の範囲で混和さ
せて調製する方法を提供する。
【0017】
【作用】前記アルカリ金属カルボン酸塩成分として、ク
エン酸ナトリウムが好ましい実施例である(「クエン酸
ナトリウム」と敢えて言及していることは、この特定の
ナトリウム塩をそのすべてのさまざな形で包含するもの
と理解されるべきである)。しかし、カリウムとその他
のアルカリ金属カルボン酸塩、例えばスクシネート、ラ
クテート、マロネート又はその種の他のものももちろん
利用できるが、しかし、これらのものは前記クエン酸塩
ほど有効ではない。塩化ナトリウム成分の好ましい上限
は例えば15%である。
【0018】この発明の教示があらゆる種類の野菜に活
用できると考えるが、サツマイモ以外のジャガイモが本
発明による加工ができないことがはっきりした。しか
し、ジャガイモはアルカリ金属カルボン酸塩での処理で
は影響されない。又この明細書で用いられる用語である
野菜片はジャガイモを除外したものとして理解されるも
のとする。
【0019】
【実施例】ビート、ブロッコリー、青いさやいんげん、
人参、キャベツ、セルリアック、茎セロリー、なす、茎
しょうが、マッシュルーム、たまねぎ、胡椒、パースニ
ッップ、パセリ、エンドウ、スイートコーン、サツマイ
モとズッキーニから選ばれる一連の野菜を切断して必要
な大きさの野菜片を形成する。同一の野菜からの片をそ
こで加工して前記の片の中に規定濃度の塩化ナトリウム
とクエン酸ナトリウムを浸漬か浸透のいずれかにより混
和させる。前者の場合、野菜片を: (a) 残留水分が10乃至45%になる程度に部分乾燥
し; (b) 前記部分乾燥した野菜片に、上述の濃度の塩化ナト
リウムとクエン酸ナトリウムからなる既知量の溶質を含
む予め決めた量の溶液を加える。この場合、前記溶液の
量は野菜により完全に吸収されるものである。
【0020】前記溶液の温度は重大ではなく、溶液が極
めて短時間に完全に吸収するものであればよい。(米国
特許第4,447,460号参照)。
【0021】浸透の場合は、乾燥を始める直前か、ある
いは乾燥の早期段階で野菜片を微細分割した前記塩類の
乾燥ミックスと混合する。この後者の方法では、前記塩
類の濃縮溶液を浸透により野菜片の表面上に形成させる
と乾燥中の野菜に混和されるようになる。乾燥前の調製
野菜中の全固形分と予測最終水分を知ることで、添加す
る選択された塩類の量を計算して最終乾燥野菜中の最終
希望塩類の量がわかる。塩類のほかに、他の成分例えば
砂糖、調味料、着色剤、栄養添加剤、保存料、抗酸化剤
なども添加できる。
【0022】溶液の添加後、そこで野菜を通常のもので
あればどのような方法でもよいが乾燥させて貯蔵性のあ
る食品を提供する。
【0023】この方法で調製された乾燥野菜は文字通り
瞬間(すなわち、熱湯を加えて1分間で調理)からそれ
以上の調理時間で食用に適する製品ができる。調理時間
は野菜片の大きさと使用する塩類の濃度に左右される。
上述の通り、他のアルカリ金属クエン酸塩とカルボン酸
の塩ももちろん使用できる。しかし、クエン酸ナトリウ
ムは本発明の好ましい第2の成分である。
【0024】好ましい性能特性で処理すると、前記塩化
ナトリウム・クエン酸ナトリウムミックスを含む野菜、
例えばさいの目の人参を含む野菜の調理時間は、乾燥前
の2mmの厚さのさいの目には文字通り瞬間から、5m
mの厚さのさいの目には4分間まで変化する。
【0025】そのうえ、わかったことは、すぐれた調理
特性、すなわち十分調理のうえなお「パリパリとした新
鮮な」きめをもつ特別寸法の乾燥野菜が、2%乃至5%
の塩の塩化ナトリウムの量を前記野菜に混合し、又同時
に1%乃至4%のクエン酸ナトリウムの量を混合させた
場合、正確に管理された調理時間で調製できる。この方
法で、粥状のどろどろもしくはぬめりが防がれて、調理
時間の幅広く変化させることができる。これは容器に入
れた主成分、例えば、米もしくは麺類と同時に調理する
ためにはしばしば非常に重要である。実施例1 赤ピーマン 完熟赤ピーマンの除芯をした後、10mm×10mmの
さいの目に切り分ける。それを5つの部分に分割して、
次の処理を行う: (A) 前記さいの目それ以上処理をしないが、6%の水分
になるまで乾燥した。 (B) さいの目を、水分が6%になるまで乾燥した後、赤
ピーマンに4%の塩化ナトリウムを含ませるだけの量の
塩化ナトリウムと素早く混合した。 (C) (B) と同様に、さいの目を塩化ナトリウムとクエン
酸ナトリウムの混合物と水分が6%になるまで乾燥した
後、前記赤ピーマンの塩化ナトリウムとクエン酸ナトリ
ウムの含有量がそれぞれ4%になる量で混合した。 (D) (B) と同様に、さいの目をクエン酸ナトリウムと、
水分が6%になるまで乾燥した後、赤ピーマンのクエン
酸ナトリウムの含有量が4%になる量で混合した。 (E) (B) と同様に、さいの目をクエン酸ナトリウムと、
水分が6%になるまで乾燥した後、赤ピーマンのクエン
酸ナトリウムの含有量が6%になる量で混合した。
【0026】調製後、5gの乾燥赤ピーマンのさいの目
を100mlの熱湯中で4分間とろ火で煮込んで調理
し、風味試験にかけて製品のきめを測定する。その結果
を表1に示す。
【0027】
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 処 理 塩の量 クエン酸 きめの評価 ナトリウムの量 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― A 0 0 しっかりと硬い−十分調理されず。 B 4 0 パリパリしたきめ−しかし十分な柔 らかさでない。 C 4 4 しっかりしているが十分調理済み。 D − 4 調理は不十分、外側柔らかく内側は パリパリさを欠く。 E − 6 調理できているがどろどろ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 試料Aも6%のクエン酸ナトリウムを調理水に添加して
調理した。クエン酸ナトリウムを調理水に添加し、4分
間調理した試料Eと同じ程度に調理するには約6分間を
要した前記赤ピーマンは、ぬめりのある表面のきめをも
って同じようにどろどろしていた。実施例2 さいの目人参 新鮮な人参の皮むきをし、10mm×5mmのさいの目
に切り、蒸気で3分間湯通して表面を乾燥させた。前記
人参を4つのバッチに分割し、おのおののバッチを表2
に示された塩もしくは塩ミックスと、前記人参の水分が
6%になるまで乾燥した時、その含有塩が指定の%にな
る量で素早く混合した。
【0028】10gの人参を100mlの熱湯に加え、
3分間と5分間の間とろ火で煮込んだ。割当時間で、熱
湯を切り、人参を冷水で素早く洗ってそれ以上煮込まれ
ないようにする。
【0029】
【表2】 3分間調理 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 処 理 塩化ナトリウム クエン酸 きめの評価 ナトリウム ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― A − 6 外側どろどろでぬめりがあり芯 が硬い。 B − 4 外側にぬめりだがAほどどろど ろしていない。 C 4 4 きめよし、ぬめり、どろどろ共 になし。 D 3 3 調理できているがパリパリの新 鮮さなし、きめよし。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5分間調理 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 処 理 塩化ナトリウム クエン酸 きめの評価 ナトリウム ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― A − 6 柔らかすぎてどろどろ。 B − 4 どろどろしているが(A)ほど でない。 C 4 4 (B)よりもしっかりしてパリ パリ。 D 3 3 きめ最高、十分調理もどしよし しかし、しっかりしすぎる。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 実施例3 千切り人参 人参の皮をむき3mm×4mmの千切りの薄切りにして
蒸気に2分間通して、表3に示すように塩と予備混合し
た。予め決めた調製人参の固形分10%と、乾燥製品の
最終水分6%に対する乾燥前の野菜と混合される塩の量
が容易に算出できる。
【0030】
【表3】 6%水分に乾燥させ、異なる量のクエン酸ナトリウムと同時に 3%の塩化ナトリウムと3%の砂糖を含む人参 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 乾燥野菜中のクエン酸の量 調 理 時 間 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― なし 4分 1% クエン酸ナトリウム 3分 2% クエン酸ナトリウム 1.5乃至2分 4% クエン酸ナトリウム 1分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― この実施例は同一カットの原材料から舌ざわりよく調理
された人参をつくるに必要な時間が、塩化ナトリウムと
クエン酸ナトリウムの配合の選択により幅広く変え得る
ことを示す。実施例4 茎しょうが 新鮮な茎しょうがを洗浄して2.5mm×3mmの千切
りの薄切りにした。前記の千切りしょうがを適当な重量
比の塩と混合して、7%の水分に乾燥した時に、塩化ナ
トリウムが10%、砂糖が10%そしてクエン酸ナトリ
ウムが4%になるようにした。
【0031】熱湯で3分間調理すると前記しょうがは、
「パリパリと新鮮さ」があって柔らかく、新鮮な茎しょ
うがの舌ざわりと全くそっくりであった。実施例5 キャベツ サヴォア(Savory)キャベツを20×20×20
mm片のさいの目にして、蒸気に2分間通した。表面の
水をよく切って、キャベツを必要重量比の成分と混合し
て、乾燥キャベツ中の添加物の濃度がそれぞれ: 塩化ナトリウム 5% 砂糖 3% クエン酸ナトリウム 4% メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1% を示した。
【0032】キャベツを最初60℃の温度で、その後5
0℃の温度で水分が4%になるまで乾燥させた。
【0033】約10分間、ほとんど舌ざわりの残らない
どろどろした製品になるまで調理する普通の乾燥野菜と
著しく違って、この処理ずみキャベツは熱湯で3分間調
理して、すぐれた色、香りと舌ざわりをもった「パリパ
リと新鮮」で、且つ十分調理ずみの食品となる。実施例6 唐がらし 長唐がらしの除芯をして、5mmの薄切りにした。9.
5%の固形分に対し、前記薄切りを、16%の水分にな
るまで乾燥した時に製品中の乾燥塩混合物の最終濃度が
次の計算値になるよう素早く混合した: 塩化ナトリウム 6% クエン酸ナトリウム 3% さいの目にした製品の水分活性は0.62である。これ
を窒素充填して容器に入れた。4ケ月経過して、それは
すぐれた色を保っていて、熱湯に浸けると3分間でもど
しができ、すぐれた舌ざわりのものになった。実施例7 グリーンピース 固形分が23%の冷凍グリーンピースを乱切り機を通し
て皮を細長く切り、その後、水分が22%になるまで乾
燥した時に、添加塩類の組成が次の計算値になるよう乾
燥塩混合物と混合した: 塩化ナトリウム 3% クエン酸ナトリウム 4% 砂糖 3% 乾燥製品の水活性は0.79であった。乾燥製品を包装
して−20℃の温度で3ケ月保冷した。保冷後、冷凍機
から直接出されたグリーンピースを熱湯に加えて4分間
煮込んだ。グリーンピースは元の大きさに戻っていて、
全体に亘って十分調理され、どろどろしたところがなく
柔らかであった。
【0034】
【発明の効果】おのおのの野菜とも、もどし時間が瞬間
的でしかも調理した製品に従来のぬめりもどろどろした
ところもなく「パリパリした新鮮味」を保っている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィクター.マーカス.ルイス オーストラリア国.2011.ニュー.サウ ス.ウエイルズ.ラッシュカッターズ.ベ イ.バウンダリー.ストリート.19エー (72)発明者 ディヴィッド.アドライアン.ルイス オーストラリア国.2011.ニュー.サウ ス.ウエイルズ.ラッシュカッターズ.ベ イ.バウンダリー.ストリート.19エー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも2%の濃度の塩化ナトリウムと
    1乃至4%の濃度のアルカリ金属カルボン酸塩を中に混
    和させた乾燥野菜片で、前記濃度が前記乾燥野菜片の重
    量比であることを特徴とする乾燥野菜片。
  2. 【請求項2】 前記アルカリ金属カルボン酸塩がクエン
    酸ナトリウム、スクシネート、ラクテートとマロネート
    からなる群より選ばれることを特徴とする請求項1の乾
    燥野菜片。
  3. 【請求項3】 前記塩化ナトリムが2乃至15%の濃度
    で存在することを特徴とする請求項1の乾燥野菜片。
  4. 【請求項4】 前記乾燥野菜が、ビート、ブロッコリ
    ー、青いさやいんげん、人参、キャベツ、セレリアッ
    ク、茎セロリー、なす、茎しょうが、マッシュルーム、
    たまねぎ、胡椒、パースニップ、パセリ、エンドウ、ス
    イートコーン、サツマイモとズッキーニからなる群より
    選ばれることを特徴とする請求項1の乾燥野菜片。
  5. 【請求項5】 更に、前記野菜片に、砂糖、調味料、栄
    養補助剤、保存料、着色剤と抗酸化剤からなる群より選
    ばれる添加剤を混和させることを特徴とする請求項1の
    乾燥野菜片。
  6. 【請求項6】 乾燥野菜片に、前記乾燥野菜の重量比で
    少くとも2%の濃度の塩化ナトリウムと、1乃至4%の
    濃度のアルカリ金属カルボン酸塩の混合物を混和させる
    方法であって、前記野菜片を、その中の残留水分が10
    %乃至15%になる程度に部分的に乾燥させる工程と、
    前記部分的に乾燥させた野菜片に、前記塩化ナトリウム
    とアルカリ金属カルボン酸塩を前記濃度で含む溶液の予
    め決めた量を添加する工程からなり、前記溶液の量が前
    記野菜片により全量吸収され、且つその後、前記野菜片
    を予め決めた水分になるまで乾燥させるものであること
    を特徴とする混合物混和法。
  7. 【請求項7】 前記アルカリ金属カルボン酸塩が、クエ
    ン酸ナトリウム、スクシネート、テクテートとマロネー
    トからなる群より選ばれることを特徴とする請求項1の
    乾燥野菜片。
  8. 【請求項8】 前記塩化ナトリウムが2乃至15%の濃
    度で存在することを特徴とする請求項1の乾燥野菜片。
  9. 【請求項9】 前記野菜片が、ビート、ブロッコリー、
    青いさやいんげん、人参、キャベツ、セレリアック、茎
    セロリー、なす、茎しょうが、マッシュルーム、たまね
    ぎ、胡椒、パースニップ、パセリ、エンドウ、スイート
    コーン、サツマイモとズッキニーからなる群より選ばれ
    ることを特徴とする請求項1の乾燥野菜片。
  10. 【請求項10】 重量比で少くとも2%の塩化ナトリウ
    ムと1乃至4%のアアルカリ金属カルボン酸塩の混合物
    を乾燥野菜に混和させる方法で、乾燥の直前もしくは乾
    燥中に前記野菜片表面に規定量の前記塩を振りかける工
    程からなり、前記混合物が前記塩の濃縮溶液を前記野菜
    片の表面に形成し、前記溶液を乾燥中に前記野菜片によ
    り吸収させて乾燥野菜片に規定濃度の塩を付与すること
    を特徴とする混合物混和の方法。
  11. 【請求項11】 前記アルカリ金属カルボン酸塩が、ク
    エン酸ナトリウム、スクシネート、ラクテートとマロネ
    ートからなる群より選ばれることを特徴とする請求項1
    0の乾燥野菜片。
  12. 【請求項12】 前記塩化ナトリウムが2乃至15%の
    濃度で存在することを特徴とする請求項10の乾燥野菜
    片。
  13. 【請求項13】 前記野菜片が、ビート、ブロッコリ
    ー、青いさやいんげん、人参、キャベツ、セレリアッ
    ク、茎セロリ、なす、茎しょうが、マッシュルーム、た
    まねぎ、胡椒、パースニップ、パセリ、エンドウ、スイ
    ートコーン、サツマイモとズッキニーからなる群より選
    ばれることを特徴とする請求項10の乾燥野菜片。
JP5960393A 1992-02-26 1993-02-24 塩化ナトリウムとアルカリ金属カルボン酸塩を混和させた乾燥野菜片とその混合物の混和法 Pending JPH06217684A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AUPL109992 1992-02-26
AU1099 1992-02-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06217684A true JPH06217684A (ja) 1994-08-09

Family

ID=3776010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5960393A Pending JPH06217684A (ja) 1992-02-26 1993-02-24 塩化ナトリウムとアルカリ金属カルボン酸塩を混和させた乾燥野菜片とその混合物の混和法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6001407A (ja)
JP (1) JPH06217684A (ja)
NZ (1) NZ245862A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015188317A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 有限会社ユタカ食品 即席惣菜の原料となる野菜の製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6524640B1 (en) 2000-10-25 2003-02-25 Graceland Fruit, Inc. High solids containing processed and shelf-stable vegetables
US6896925B2 (en) * 2001-06-29 2005-05-24 Blue Sky Potions, Llc Cooking salt formulations and methods
US8178146B2 (en) * 2004-05-06 2012-05-15 Graceland Fruit, Inc. Process for producing refrigerated produce

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2297502A (en) * 1939-10-07 1942-09-29 Rudolph Willi Treatment of dried peas
US3821435A (en) * 1967-10-17 1974-06-28 Lever Brothers Ltd Dehydrated vegetables
US4088790A (en) * 1970-03-10 1978-05-09 Lever Brothers Company Reducing reconstitution time of dehydrated vegetables with phytate
AU532414B2 (en) * 1979-07-11 1983-09-29 Byron Agricultural Company Pty Ltd Dehydration of vegetables
US4832969A (en) * 1986-10-28 1989-05-23 General Mills, Inc. Dried green vegetable and method of preparation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015188317A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 有限会社ユタカ食品 即席惣菜の原料となる野菜の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
NZ245862A (en) 1994-11-25
US6001407A (en) 1999-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5132127A (en) Process for preparing an extruded food product
US4789553A (en) Method of thermally processing low-acid foodstuffs in hermetically sealed containers and the containers having the foodstuffs therein
US6086933A (en) Process for preparing dehydrated vegetable products
EP0275717A1 (en) Acidified pasta salad
RU2355255C2 (ru) Способ подкисления и консервирования пищевых композиций с использованием электродиализированных композиций
US20050208182A1 (en) Slow cooker compositions and methods of making and using same
US3063849A (en) Method of producing dehydrated cooked potatoes
US3573937A (en) Process for producing banana and plantain product fried chips
EP1719418B1 (en) Deep-frozen finished product of the type soup, purée or sauce and method for the manufacture of such a deep-frozen finished product
JPH06217684A (ja) 塩化ナトリウムとアルカリ金属カルボン酸塩を混和させた乾燥野菜片とその混合物の混和法
US3493400A (en) Dehydrated precooked toasted onion and method of making same
JP3884875B2 (ja) 乾燥野菜およびその製造法
KR100381543B1 (ko) 사과고추장
KR101804452B1 (ko) 가정 대체식품을 제조하는 방법
US3821435A (en) Dehydrated vegetables
US20080317920A1 (en) Chilled dishes and process for preparing same
KR102177569B1 (ko) 냉동 김말이 튀김 및 이의 제조방법
JP2006212022A (ja) 水で溶ける野菜と果物等の顆粒とその製造方法
KR100495166B1 (ko) 즉석 떡볶이의 제조방법
JP2006212022A5 (ja)
US6110518A (en) Method for preparing quick-reconstituting foodstuffs which includes subjecting such foodstuffs to freezing followed by thawing and then at least one sequence of freezing and thawing prior to drying
AU653886B2 (en) Quick-cooking dehydrated vegetables
NZ509408A (en) Quick-cook dehydrated vegetables having a moisture content of 12% or less
EP3491937B1 (en) Liquid seasoning agent containing solid ingredients
KR102627805B1 (ko) 오색 라이스 페이퍼의 제조방법