JPH06217452A - 通信用保護回路 - Google Patents

通信用保護回路

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JPH06217452A
JPH06217452A JP1949293A JP1949293A JPH06217452A JP H06217452 A JPH06217452 A JP H06217452A JP 1949293 A JP1949293 A JP 1949293A JP 1949293 A JP1949293 A JP 1949293A JP H06217452 A JPH06217452 A JP H06217452A
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transistor
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anode
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JP1949293A
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Yutaka Furukawa
裕 古川
Shunji Kobayashi
俊二 小林
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過電流・過電圧に対する応答の高速化かつ高
寿命を実現できるようにする。 【構成】 平常状態ではツェナダイオード11はブレー
クダウンせず、トランジスタ10はオフ状態にある。し
たがって、ダイオード4、トランジスタ8,抵抗12,
ダイオード6の経路、あるいはダイオード7,トランジ
スタ8,抵抗12,ダイオード5の経路で通話電流が流
れる。線路に過電流・過電圧が発生すると、ツェナダイ
オード11はブレークダウンし、トランジスタ10がオ
ン状態になる。その結果、トランジスタ8はオフ状態と
なり、ダイオード4,抵抗9,トランジスタ10,ダイ
オード6の経路で電流が流れることで過電流・過電圧が
制限され被保護機器が保護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子交換機に使用される
通信用保安器に係り、特に通信線路に発生する過電流・
過電圧を抑える通信用保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通信用保護回路の一例を図3に示
し説明する。この図3において、21,22は線路側端
子、23,24は被保護機器側端子、25は両線路側端
子21,22と地気であるアース端子26の間に接続さ
れる過電圧保護素子のガス入り避雷管、27および28
はこのガス入り避雷管25の後段の線路側端子21およ
び22と被保護機器側端子23および24との間にそれ
ぞれ直列接続された過電流保護素子の正特性サーミスタ
である。
【0003】そして、例えば、線路への商用線混触によ
り長時間にわたり過電流が流れると、正特性サーミスタ
27,28のジュル熱による自己発熱により抵抗値が数
10KΩ以上に増大することにより過電流が抑えられ
る。また、雷サージ電圧に対しては、ガス入り避雷管2
5が放電動作して数KVの異常電圧を数十Vにクランプ
することにより、被保護機器側を保護することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の通信用保護
回路では、ガス入り避雷管と正特性サーミスタで構成さ
れており、これらは通信線路に流れる過電流を発生する
熱に応答する方式で抑えようとするものであって、短時
間に過電流を制限することができず、寿命に関しても過
電流に対する繰り返し許容動作回数が短いことから、L
SI化された被保護機器側を保護することが困難である
という問題があった。本発明はかかる問題を解決するた
めになされたもので、過電流・過電圧に対する応答が高
速で、かつ長寿命の通信用保護回路を得ることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の通信用保護回路
は、線路側端子と被保護機器側端子との間の通信線路
に、ダイオードブリッジの一方のアノード・カソード接
続点が上記線路側端子に接続される第1および第2のダ
イオードと、上記ダイオードブリッジの他方のアノード
・カソード接続点が上記被保護機器側端子に接続される
第3および第4のダイオードと、上記ダイオードブリッ
ジのアノード共通接続点とカソード共通接続点の間のカ
ソード共通接続点にコレクタが接続される第1のトラン
ジスタと、この第1のトランジスタのコレクタとベース
の間に接続される第1の抵抗と、この第1の抵抗と上記
第1のトランジスタのベースの接続点にコレクタが接続
される第2のトランジスタと、この第2のトランジスタ
のベースにアノードが接続されカソードが上記第1のト
ランジスタのエミッタに接続される過電圧保護素子(ツ
ェナダイオード)と、このツェナダイオードのカソード
と上記第1のトランジスタのエミッタの接続点と上記第
2のトランジスタのエミッタの間に接続される第2の抵
抗とを備え、この第2の抵抗と上記第2のトランジスタ
のエミッタの接続点を上記ダイオードブリッジのアノー
ド共通接続点に接続したものである。
【0006】また、本発明の別の発明による通信用保護
回路は、上記第1の発明の第2のトランジスタに代えて
サイリスタを備え、このサイリスタのアノードを第1の
トランジスタのベースと第1の抵抗の接続点に,カソー
ドを第2の抵抗とダイオードブリッジのアノード共通接
続点に,ゲートをツェナダイオードのアノードにそれぞ
れ接続したものである。
【0007】
【作用】本発明においては、平常状態ではツェナダイオ
ードはブレークダウンせず、第2のトランジスタはオフ
状態にある。線路に過電流・過電圧が発生すると、ツェ
ナダイオードはブレークダウンし、第2のトランジスタ
がオン状態になる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明による通信用保護回路の一実施例を示
す回路図である。この図1において、1は線路側端子、
2は被保護機器側端子、3はダイオードブリッジで、こ
のダイオードブリッジ3はダイオードブリッジの一方の
アノード・カソード接続点が線路側端子1に接続される
ダイオード4,5とダイオードブリッジの他方のアノー
ド・カソード接続点が被保護機器側端子2に接続される
ダイオード7,6によって構成されている。
【0009】8はダイオードブリッジ3のアノード共通
接続点とカソード共通接続点の間のカソード共通接続点
にコレクタが接続されるトランジスタ、9はこのトラン
ジスタ8のコレクタとベースの間に接続される抵抗、1
0はこの抵抗9とトランジスタ8のベースの接続点にコ
レクタが接続されるトランジスタ、11はこのトランジ
スタ10のベースにアノードが接続されカソードがトラ
ンジスタ8のエミッタに接続されるツェナダイオード、
12はこのツェナダイオード11のカソードとトランジ
スタ8のエミッタの接続点とトランジスタ10のエミッ
タの間に接続される抵抗である。この抵抗12とトラン
ジスタ10のエミッタの接続点はダイオードブリッジ3
のアノード共通接続点に接続されている。
【0010】そして、ダイオードブリッジ3を構成する
ダイオード4のアノードとダイオード5のカソードの接
続点は通信線路に接続され、ダイオード6のカソードと
ダイオード7のアノードの接続点は被保護機器に接続さ
れている。また、ダイオードブリッジ3のカソード共通
接続点には抵抗9の一端とトランジスタ8のコレクタが
それぞれ接続され、この抵抗9の他端はトランジスタ8
のベースとトランジスタ10のコレクタに接続されてい
る。そして、トランジスタ8のエミッタには過電圧保護
素子としてツェナダイオード11のカソードと抵抗12
の一端が接続され、ツェナダイオード11のアノードは
トランジスタ10のベースに接続されている。また、ダ
イオードブリッジ3のアノード共通接続点は抵抗12の
他端とトランジスタ10のエミッタが接続されている。
【0011】つぎにこの図1に示す実施例の動作を説明
する。まず、平常状態ではツェナダイオード11はブレ
ークダウン電圧より低いため導通状態とはならずトラン
ジスタ10にはベース電流が流れないことからトランジ
スタ10はオフ状態にある。したがって、線路側からの
通話電流はダイオード4,トランジスタ8,抵抗12な
らびにダイオード6の経路で被保護機器側に流れる。一
方、被保護機器側からの通話電流はダイオード7,トラ
ンジスタ8,抵抗12ならびにダイオード5の経路で線
路側に流れる。
【0012】つぎに、線路に、例えば、220Vrms の
商用線混触が発生し、抵抗12に流れる電流が増加して
抵抗12の端子間電圧がツェナダイオード11のツェナ
電圧に達するとブレークダウンし、トランジスタ10に
ベース電流が流れこのトランジスタ10はオン状態とな
る。その結果、抵抗12に流れる電流が制限され、ダイ
オード4,抵抗9,トランジスタ10ならびにダイオー
ド6の経路においても電流が流れることで、線路側から
の電流の増加が制限され、被保護機器が保護される。
【0013】図2は本発明の他の実施例を示す回路図で
ある。この図2において図1と同一符号のものは相当部
分を示し、13はサイリスタである。このサイリスタ1
3のゲートはツェナダイオード11のアノードに接続さ
れ、サイリスタ13のアノードはトランジスタ8のベー
スと抵抗8の接続点に接続されている。そして、サイリ
スタ13のカソードは抵抗12の他端とダイオードブリ
ッジ3のアノード共通接続点に接続されている。
【0014】つぎにこの図2に示す実施例の動作につい
て説明する。まず、商用線混触などの発生によってツェ
ナダイオード11がブレークダウンすると、サイリスタ
13はトリガされてアノード・カソード間が導通状態と
なり、ダイオード4,抵抗9,サイリスタ13,ダイオ
ード6の経路に電流が流れる。これにより線路側からの
電流の増加が制限され、被保護機器が保護される。つぎ
に、線路に例えば1KVの異常電圧が発生した場合も上
述した経路と同じ動作をし、異常電圧を数十Vに制限す
ることで被保護機器が保護される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来のよ
うな発生する熱に応答する方式ではなく全電子化回路を
採用しているので、過電流・過電圧に対する応答の高速
化かつ長寿命が可能となる効果がある。また、本発明の
回路は異常時に発生する電圧に依存する方式ではなく抵
抗12に流れる電流により被保護機器側を保護すると電
流制限方式を取り入れているので、過電流を制限するこ
とができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信用保護回路の一実施例を示す
回路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図3】従来の通信用保護回路の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 線路側端子 2 被保護機器側端子 3 ダイオードブリッジ 4〜7 ダイオード 8 トランジスタ 9 抵抗 10 トランジスタ 11 ツェナダイオード 12 抵抗 13 サイリスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路側端子と被保護機器側端子との間の
    通信線路に、ダイオードブリッジの一方のアノード・カ
    ソード接続点が前記線路側端子に接続される第1および
    第2のダイオードと、前記ダイオードブリッジの他方の
    アノード・カソード接続点が前記被保護機器側端子に接
    続される第3および第4のダイオードと、前記ダイオー
    ドブリッジのアノード共通接続点とカソード共通接続点
    の間のカソード共通接続点にコレクタが接続される第1
    のトランジスタと、この第1のトランジスタのコレクタ
    とベースの間に接続される第1の抵抗と、この第1の抵
    抗と前記第1のトランジスタのベースの接続点にコレク
    タが接続される第2のトランジスタと、この第2のトラ
    ンジスタのベースにアノードが接続されカソードが前記
    第1のトランジスタのエミッタに接続されるツェナダイ
    オードと、このツェナダイオードのカソードと前記第1
    のトランジスタのエミッタの接続点と前記第2のトラン
    ジスタのエミッタの間に接続される第2の抵抗を備え、
    この第2の抵抗と前記第2のトランジスタのエミッタの
    接続点を前記ダイオードブリッジのアノード共通接続点
    に接続したことを特徴とする通信用保護回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信用保護回路におい
    て、第2のトランジスタに代えてサイリスタを備え、こ
    のサイリスタのアノードを第1のトランジスタのベース
    と第1の抵抗の接続点に、カソードを第2の抵抗とダイ
    オードブリッジのアノード共通接続点に,ゲートをツェ
    ナダイオードのアノードにそれぞれ接続したことを特徴
    とする通信用保護回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0330409A2 (en) * 1988-02-20 1989-08-30 Aisin Aw Co., Ltd. An engine brake control device for an automatic transmission
JP2006191498A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Hakusan Mfg Co Ltd 伝送装置
CN101771272A (zh) * 2010-03-02 2010-07-07 南京亚派科技实业有限公司 一种过电流保护电路
WO2010096978A1 (zh) * 2009-02-24 2010-09-02 中山大洋电机股份有限公司 一种过电流保护电路及其构成的电机控制器

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