JPH06217356A - 構内自動交換システム - Google Patents

構内自動交換システム

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JPH06217356A
JPH06217356A JP367093A JP367093A JPH06217356A JP H06217356 A JPH06217356 A JP H06217356A JP 367093 A JP367093 A JP 367093A JP 367093 A JP367093 A JP 367093A JP H06217356 A JPH06217356 A JP H06217356A
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Hitoshi Fukuda
仁志 福田
Hiroaki Ishida
博明 石田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】データ端末と構内自動交換機との相互通信を可
能とする。 【構成】ディジタル電話機21に接続される端末より送ら
れてくるイベントを呼制御イベントに変換して主装置19
内の呼制御手段23に送信し、また、呼制御手段23からデ
ィジタル電話機21への呼制御イベントを端末用のイベン
トに変換するイベント変換手段25を主装置19内に設けた
ので、ディジタル電話機21は、主装置19からDチャンネ
ルを通じて受信したイベントをデータ端末へ送ることが
でき、また、データ端末からの受信データを主装置19
に、Dチャンネルを通じてイベントとして送出でき、し
たがって、データ端末の操作によって、ディジタル電話
機21の音声系の動作制御を行ったり、逆に、主装置19か
ら伝送されてくる音声系の制御データをデータ端末にも
送出して、データ端末の画面上にシステム全体の動作状
況を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル伝送路にて
接続されるディジタル電話機およびデータ端末を有し、
データ送受信する構内自動交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル電話機のRS−232
C入出力ポートなどに接続されるパーソナルコンピュー
タを始めとする各種端末の性能が向上している。また、
ユーザーが端末上で容易にアプリケーションを開発でき
たり、端末に搭載されるアプリケーションも豊富になっ
てきている。
【0003】図8は従来の構内自動交換機のシステム構
成を示すブロック図であり、実線接続は制御信号線、2
点鎖線接続はBチャンネル情報の経路、鎖線接続はDチ
ャンネル情報の経路を示している。図8において、構内
自動交換機は、主装置1と内線制御装置2とディジタル
電話機3との大きく3つの制御単位に分けられる。この
主装置1はシステム全体の制御を司り、また、内線制御
装置2は主装置の負荷を分散するために設けられたもの
であり、複数のディジタル電話機とのDチャンネルフレ
ームの送受信を行う。また、ディジタル電話機3は内線
制御装置2と2B+Dのインタフェースで接続され、た
とえば内線制御装置2とは2B+D、すなわち64Kbp
sの伝送速度を持つ2つのBチャンネルと16Kbpsの
伝送速度を持つ1つのDチャンネルとで接続され、Bチ
ャンネルでは音声またはデータといったユーザー情報が
伝送でき、Dチャンネルでは交換処理に必要な制御情報
が伝送される。
【0004】この主装置1において、通話路接続手段4
は内線相互のBチャンネルの接続処理を行う。また、呼
制御手段5はDチャンネルを通してディジタル電話機3
と呼制御イベントをやり取りし、内線の状態遷移などの
呼制御を行う。さらに、内線インタフェース手段6(6
a,6b・・)は内線制御装置2とのインタフェースを
司り、内線制御装置2とのDチャンネルフレームの送受
信を行う。
【0005】また、内線制御装置2において、内線制御
手段7は呼制御手段5より内線インタフェース手段6を
介して受信したDチャンネルフレームをフレームの宛先
に従って各ディジタル電話機3へ振り分ける。また、電
話機インタフェース手段8(8a,8b・・)はディジ
タル電話機3とのインタフェースを司り、ディジタル電
話機3とのデータの送受信を行う。
【0006】さらに、ディジタル電話機3において、音
声通話を行うための受話器9と、ハンズフリーで音声通
話を行うためのスピーカ10およびマイク11を有し、ま
た、操作手段12はダイヤルボタンやフックスイッチなど
から成り、さらに、表示手段13はLEDやLCDなどの
表示部を有している。また、通信インタフェース手段14
は構内自動交換機との通信を司る。さらに、端末インタ
フェース手段15はRS−232C入出力ポートを介して
接続されるデータ端末とのデータ送受信を司る。さら
に、速度変換手段16は、端末インタフェース手段15を介
して接続されたデータ端末との間で送受信される低速度
のデータを、64KbpsのBチャンネル上で伝送するた
めに速度の相互変換を行う。さらに、受話器9、スピー
カ10およびマイク11が接続される通話路制御手段17は通
信インタフェース手段14および速度変換手段16に接続さ
れ、音声通話やデータ通信を行うために受話器9、スピ
ーカ10、マイク11、通信インタフェース手段14および速
度変換手段16の間のBチャンネル接続を可能ならしめ
る。さらに、電話機制御手段18は操作手段12、表示手段
13、端末インタフェース手段15および通話路制御手段17
を制御する。
【0007】上記構成により、まず、音声系の発信操作
を行った際の動作について説明する。ディジタル電話機
の使用者がオフフックすると、電話機制御手段18は、そ
のことを操作手段12を介して検出する。電話機制御手段
18は通信インタフェース手段14を介して、内線制御装置
2内の電話機インタフェース手段8に対してオフフック
イベントをDチャンネルフレームにて伝送する。このオ
フフックイベントを受信した電話機インタフェース手段
8はオフフックイベントを内線制御手段7にDチャンネ
ルフレームにて伝送し、この内線制御手段7はDチャン
ネルフレームにそのフレームがどの電話機からのものか
の情報をつけ加えて主装置1に送信する。このDチャン
ネルフレームを主装置1内の内線インタフェース手段6
を介して受信した呼制御手段5は、電話機の状態を待機
中からダイヤルトーン聴取中に変更し、電話機の使用者
に受話器9からダイヤルトーンを聞かせるためのBチャ
ンネル接続情報や、また、LEDおよびLCDなどの表
示手段13を制御するためのLED情報およびLCD情報
といった制御情報含むイベントを内線インタフェース手
段6に送信する。この内線インタフェース手段6は受信
したイベントを内線制御装置2内の内線制御手段7に送
信し、イベントを受信した内線制御手段7はDチャンネ
ルフレームに含まれている宛先電話機に従って、目的の
電話機インタフェース手段8にDチャンネルフレームを
送信する。電話機インタフェース手段8はDチャンネル
を通じてディジタル電話機3内の通信インタフェース手
段14を介して電話機制御手段18へ伝送する。
【0008】このダイヤルトーンを聴取した使用者が相
手を呼び出すためにダイヤル操作を行うと、電話機制御
手段18は、そのことを操作手段12を介して検出し、通信
インタフェース手段14から電話機インタフェース手段
8、内線制御手段7さらに内線インタフェース手段6を
介して主装置1内の呼制御手段5にダイヤルイベントを
順次伝送する。このダイヤルイベントを受信した呼制御
手段5は、ダイヤルの解析を行って相手の呼び出し処理
を行う。そして、呼び出し相手が応答すると、その旨を
LCDに表示するためのLCD情報を内線インタフェー
ス手段6から内線制御手段7、電話機インタフェース手
段8さらに通信インタフェース手段14を介してディジタ
ル電話機3内の電話機制御手段18へ伝送する。このLC
D情報を受信した電話機制御手段18は、表示手段13を制
御してLCDにメッセージを表示する。以上のようにし
て、Bチャンネルでの音声通話が可能になる。
【0009】次に、データ系の自動発信を行った際の動
作について説明する。データ端末の使用者が目的の相手
に対して発信操作(たとえばATコマンド体系における
ATDコマンド)を行うと、電話機制御手段18は、その
ことを端末インタフェース手段15を介して検出する。電
話機制御手段18は通信インタフェース手段14を介して、
音声系のときと同様に主装置1内の呼制御手段5に対し
てデータ端末の発信イベントをDチャンネルにて伝送す
る。この発信イベントを受信した呼制御手段5は、発信
イベントの解析を行い、相手データ端末の呼び出し処理
を行う。この呼び出し相手が応答すると、データ端末間
でのBチャンネルによるデータ伝送を行うためのBチャ
ンネル接続情報をディジタル電話機3へ伝送する。ディ
ジタル電話機3内の通信インタフェース手段14を介して
上記Bチャンネル接続情報を受信した電話機制御手段18
は、通話路制御手段17を制御して通信インタフェース手
段14から通話路制御手段17、速度変換手段16、端末イン
タフェース手段15という経路を形成し、データ端末間の
Bチャンネルでのデータ通信を可能にする。
【0010】このように、従来の構内自動交換機におい
ては、Dチャンネルでは交換処理に必要な制御情報のみ
が伝送され、Bチャンネルでは音声またはデータといっ
たユーザー情報がエンド−エンド間でのみ伝送されてい
た。
【0011】なお、上記発信方法以外に、ディジタル電
話機の操作手段12の操作によってデータ端末からの発信
を代行する方法(代行発信)もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、データ端末からのデータはBチャンネ
ルでのみ伝送され、エンド−エンド間のデータ通信機能
のみが提供されているにすぎなかった。すなわち、デー
タ端末と主装置1に搭載されているアプリケーション間
でのリンクが存在せず、たとえばデータ端末から音声通
話に関する制御が全くできないという問題を有してい
た。
【0013】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、データ端末と構内自動交換機との通信が可能な構内
自動交換システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の構内自動交換システムは、内線相互、内外線
間接続などの呼の制御を司る呼制御手段を有する主装置
を設け、前記主装置と複数のディジタル電話機の間の制
御情報の送受信制御を行う内線制御手段を有する内線制
御装置を設け、少なくとも1つの入出力ポートを有し、
前記内線制御装置と少なくとも1つのBチャンネルおよ
びDチャンネルとからなるインタフェースで接続され、
前記内線制御装置とのBチャンネル通信およびDチャン
ネル通信を司る通信インタフェース手段と、入出力ポー
トを介して接続される端末とのデータの入出力を制御す
る端末インタフェース手段と、電話機操作部や表示部な
どの制御を司る電話機制御手段と、前記通信インタフェ
ース手段、端末インタフェース手段および電話機制御手
段相互のDチャンネルフレームの送受信経路を制御する
イベント弁別手段とを有するディジタル電話機を設けた
構内自動交換システムであって、前記ディジタル電話機
に接続されている端末より送られてくるイベントを呼制
御イベントに変換して、前記主装置内の呼制御手段に送
信し、また、前記呼制御手段から前記ディジタル電話機
への呼制御イベントを端末用のイベントに変換するイベ
ント変換手段を備えたものである。
【0015】また、本発明の構内自動交換システムにお
けるイベント変換手段を、主装置、内線制御装置、ディ
ジタル電話機および、前記ディジタル電話機の入出力ポ
ートを介して接続される端末のうちいずれかに設けたも
のである
【0016】
【作用】上記構成により、ディジタル電話機に接続され
ている端末より送られてくるイベントを呼制御イベント
に変換して主装置内の呼制御手段に送信し、また、呼制
御手段からディジタル電話機への呼制御イベントを端末
用のイベントに変換するイベント変換手段を設けたの
で、ディジタル電話機は、主装置からDチャンネルを通
じて受信したイベントをデータ端末へ送ることができ、
また、データ端末からの受信データを主装置に、Dチャ
ンネルを通じてイベントとして送出でき、したがって、
データ端末の操作によって、ディジタル電話機の音声系
の動作制御を行ったり、逆に、主装置から伝送されてく
る音声系の制御データをデータ端末にも送出し、データ
端末の画面上にシステム全体の動作状況を表示すること
もできるなど、ディジタル電話機の使用者に対して非常
に利便性の高いサービスを提供することが可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例における構
内自動交換機のシステム構成を示すブロック図である。
図1において、構内自動交換機は主装置19と内線制御装
置20とディジタル電話機21との大きく3つの制御単位に
分けられる。この19はシステム全体の制御を司り、内線
制御装置20は主装置19の負荷を分散するために設けられ
たものであり、複数のディジタル電話機21とのDチャン
ネルフレームの送受信を行う。また、ディジタル電話機
21は内線制御装置20と2B+Dのインタフェースで接続
され、たとえば内線制御装置20とは2B+D、すなわち
64Kbpsの伝送速度を持つ2つのBチャンネルと16K
bpsの伝送速度を持つ1つのDチャンネルとで接続さ
れ、Bチャンネルでは音声またはデータといったユーザ
ー情報が伝送でき、Dチャンネルでは交換処理に必要な
制御情報が伝送される。
【0018】この主装置19において、通話路接続手段22
は内線相互のBチャンネルの接続処理を行い、また、呼
制御手段23はDチャンネルを通してディジタル電話機21
と呼制御イベントをやり取りし、内線の状態遷移などの
呼制御を行う。また、内線インタフェース手段24(24
a,24b・・)は内線制御装置20とのインタフェースを
司り、内線制御装置20とのDチャンネルフレームの送受
信を行う。さらに、イベント変換手段25は呼制御手段23
と内線インタフェース手段24aの間に介装され、データ
端末より送られてくるデータを呼制御イベントに変換ま
たは呼制御イベントをデータ端末に送るためのデータに
変換する。
【0019】また、内線制御装置20において、内線制御
手段26は呼制御手段23より内線インタフェース手段24を
介して受信したDチャンネルフレームをフレームの宛先
に従って各ディジタル電話機21へ振り分ける。また、電
話機インタフェース手段27(27a,27b・・)はディジ
タル電話機21とのインタフェースを司り、ディジタル電
話機21とのデータの送受信を行う。
【0020】さらに、ディジタル電話機21において、音
声通話を行うための受話器28と、ハンズフリーで音声通
話を行うためのスピーカ29およびマイク30を有し、ま
た、操作手段31はダイヤルボタンやフックスイッチなど
から成り、さらに、表示手段32はLEDやLCDなどの
表示部を有している。また、通信インタフェース手段33
は構内自動交換機との通信を司り、また、端末インタフ
ェース手段34はRS−232C入出力ポートを介して接
続されるデータ端末とのデータ送受信を司る。さらに、
速度変換手段35は端末インタフェース手段34を介して接
続されたデータ端末との間で送受信される低速度のデー
タを、64KbpsのBチャンネル上で伝送するために速
度の相互変換を行う。さらに、受話器28、スピーカ29お
よびマイク30が接続される通話路制御手段36は通信イン
タフェース手段33および速度変換手段35に接続され、音
声通話やデータ通信を行うために受話器28、スピーカ2
9、マイク30、通信インタフェース手段33および速度変
換手段35の間のBチャンネル接続を可能ならしめる。さ
らに、電話機制御手段37は操作手段31、表示手段32、端
末インタフェース手段34および通話路制御手段36を制
御する。また、イベント弁別手段38は構内自動交換機と
の間で送受信されるDチャンネルフレームの解析を行
い、送受信すべきDチャンネルフレームの経路を制御す
る。
【0021】図2は図1の構内自動交換機内で送受信さ
れるDチャンネルフレームの構成図である。図2におい
て、Dチャンネルフレームは、Dチャンネルフレームの
宛先または送信元内線を識別するための内線識別子部59
と、Dチャンネルフレームの宛先または送信元が電話機
であるかデータ端末であるかを識別する端末識別部60
と、呼制御イベントのイベント種別が格納されるイベン
ト種別部61と、イベントのパラメータなどが格納される
イベント情報部62とで構成されている。
【0022】上記構成により、まず、データ端末から音
声系の発信動作を行った際の構内自動交換機の動作を説
明する。図3は図1の構内自動交換機内においてデータ
端末より音声系の発信を行った際の処理の概要を示すシ
ーケンスフローである。図3に示すように、データ端末
使用者がデータ端末に搭載されているアプリケーション
によって内線100 番に対して音声系の発信動作を行う
(ステップ39)と、データ端末より「ATDV100」と
いうデータが端末インタフェース手段34を介してイベン
ト弁別手段38に送られてくる。イベント弁別手段38はD
チャンネルフレームを形成し、端末識別子にDチャンネ
ル送信元がデータ端末であることを示すため端末識別子
部60に1をセットし、そのDチャンネルフレームを通信
インタフェース手段33を介し、多重化して内線制御装置
20へ送信する。このDチャンネルフレームを電話機イン
タフェース手段27を介して受信した内線制御手段26は、
Dチャンネル送信元がどの電話機であるかを示す内線識
別子部59をセットし、そのDチャンネルフレームを主装
置19へ送信する(ステップ40)。
【0023】そして、このDチャンネルフレームを内線
インタフェース手段24を介してイベント変換手段25に送
信し(ステップ41)、Dチャンネルフレームを受信した
イベント変換手段25は、図4のイベント変換テーブルに
従って、「ATDV100 」というデータを「発呼要求」
をという呼制御イベントに変換し、イベント種別部61に
「発呼要求」またはイベント情報部62に「100 」をセッ
トし、呼制御手段23へ送信する(ステップ42)。このD
チャンネルフレームを受信した呼制御手段23は、相手電
話機つまり内線100 番の呼び出しを開始し(ステップ4
3)、相手の呼び出しを開始したことをディジタル電話
機21およびデータ端末に通知するため、Dチャンネルフ
レームを形成する。Dチャンネルフレームの内線識別部
59および端末識別子部60は先ほど受信したDチャンネル
フレーム「発呼要求」の対応する識別子をそれぞれコピ
ーし、イベント種別部61には「発呼要求応答」をセット
し、そのDチャンネルフレームをイベント変換手段25へ
送信する(ステップ44)。
【0024】さらに、Dチャンネルフレームを受信した
イベント変換手段25は図4の変換テーブルに従って「発
呼要求応答」イベントを「RING」というデータに変
換し、内線インタフェース手段24に対して送信する(ス
テップ45)。この内線インタフェース手段24は変換され
たイベントを内線制御装置20内の内線制御手段26へ送信
する。この内線制御手段26はDチャンネルフレームの内
線識別子部59に従って電話機の電話機インタフェース手
段27に渡す。この電話機インタフェース手段27は渡され
たDチャンネルフレームをディジタル電話機21内の通信
インタフェース手段33を介してイベント弁別手段38へ送
信し、Dチャンネルフレームを受信したイベント弁別手
段38はDチャンネルフレームの端末識別子部60を参照
し、宛先がデータ端末であるため端末インタフェース手
段34を介してデータ端末へ送信する(ステップ46)。
「RING」というデータを受信したデータ端末は、画
面を呼び出し中表示に切り換える(ステップ47)。
【0025】また、呼制御手段23は、ステップ44の「発
呼要求応答」イベントの送信と同時に、発信電話機に相
手呼び出し音を聞かせるために、「スピーカマイク制
御」イベントを上記と同様にイベント変換手段25へDチ
ャンネルフレームとして送信する(ステップ48)。この
イベント変換手段25は、イベントの宛先は電話機である
ためイベント変換を行わず、そのまま内線インタフェー
ス手段24へ送信する(ステップ49)。このDチャンネル
フレームを受信した内線インタフェース手段24は、Dチ
ャンネルフレームの端末識別子部60には電話機を表す0
がセットされ、内線制御装置20内の内線制御手段26、電
話機インタフェース手段27を介してディジタル電話機21
の通信インタフェース手段33、イベント弁別手段38へと
渡る。このイベント弁別手段38は端末識別子部60を参照
し、宛先が電話機であるためそのイベントを電話機制御
手段37へ渡す。この電話機制御手段37は通話路制御手段
36を制御し、スピーカ29から相手呼び出し音が聞こえる
ように制御する。
【0026】次に、相手電話機が応答したことを主装置
19の呼制御手段23が検知すると(ステップ50)、呼制御
手段23は通話路接続手段22を制御し2台の電話機の通話
路を形成し、「発呼要求応答」イベント送信時と同様に
して、イベント変換手段25に「接続通知」イベントをD
チャンネルフレームにて送信する(ステップ51)。そし
て、「接続通知」イベントを受信したイベント変換手段
25は「CONNECT」というデータに変換し、先ほど
と同様にしてデータ端末へデータ送信(ステップ52,5
3)し、データ端末は表示を通話中の表示に切り換える
(ステップ54)。このデータ端末の操作によってその通
話を切断するとき(ステップ55)、データ端末より「A
TH」というデータが端末インタフェース手段34からイ
ベント弁別手段38、通信インタフェース手段33、電話機
インタフェース手段27、内線制御手段26さらに内線イン
タフェース手段24を介してイベント変換手段25に送られ
てくる(ステップ56,57)。このイベント変換手段25
は、上記「ATDV100 」データ受信時と同様に、イベ
ント変換テーブルを参照して「ATH」データを「終了
通知」という呼制御イベントに変換し、呼制御手段23に
送信する(ステップ58)。この「終了通知」イベントを
受信した呼制御手段23は通話路制御手段22を制御して通
話路を切断する。
【0027】したがって、Dチャンネルフレームの経路
を制御するように内線制御手段20とイベント弁別手段38
を配置し、また、Dチャンネルフレーム内のイベント変
換を制御するようにイベント変換手段25を配置したの
で、データ端末からのデータを変換し、Dチャンネルに
よって構内自動交換機へ伝送することができ、また、構
内自動交換機からのDチャンネルフレームを変換してデ
ータ端末へ伝送することができる。
【0028】なお、本実施例では、イベント変換手段25
を主装置19内に設けたが、図5に示すようにイベント変
換手段25aが内線制御装置20a内にあってもよく、ま
た、図6に示すようにイベント変換手段25bがディジタ
ル電話機21b内にあってもよく、さらに、図7に示すよ
うにイベント変換手段25cがデータ端末63内にあっても
よい。また、これらの場合、イベント変換手段25a,25
b,25cをどの装置に配置した場合でも、イベントを変
換する場所が違うだけであり、データ端末からデータイ
ベントが呼制御イベントに変換されて呼制御手段23に到
達することに変わりはない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、イベント
変換手段を設けたことにより、データ端末からの受信デ
ータを構内自動交換機に対してDチャンネル上で伝送す
ることができ、また、構内自動交換機からDチャンネル
上で受信したデータをデータ端末へ伝送することができ
る。したがって、データ端末上にアプリケーションを搭
載し、そのアプリケーションプログラムでデータ端末に
おける操作を構内自動交換機が解釈できるデータに変換
して送信すれば、データ端末からの操作でディジタル電
話機の音声系の動作制御などを容易に行うことができ、
また、構内自動交換機からディジタル電話機に伝送され
てくる音声系の制御データをデータ端末にも送出すれ
ば、たとえばデータ端末上のアプリケーションプログラ
ムで画面上に内線電話機の使用状況や動作状況などを表
示することもできて、ディジタル電話機またはディジタ
ル電話機に接続されたデータ端末の使用者に対して非常
に利便性の高いサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における構内自動交換機のシ
ステム構成を示すブロック図
【図2】図1の構内自動交換機内で送受信されるDチャ
ンネルフレームの構成図
【図3】図1の構内自動交換機内においてデータ端末よ
り音声系の発信を行った際の処理の概要を示すシーケン
スフロー
【図4】図1のイベント変換手段におけるデータ端末送
受信データと呼制御イベントとの変換テーブル
【図5】本発明の他の実施例における、イベント変換手
段を内線制御部内に配置した構内自動交換機のシステム
構成を示すブロック図
【図6】本発明のさらに他の実施例における、イベント
変換手段をディジタル電話機内に配置した構内自動交換
機のシステム構成を示すブロック図
【図7】本発明のさらに他の実施例における、イベント
変換手段をデータ端末内に配置した構内自動交換システ
ムの構成を示すブロック図
【図8】従来の構内自動交換機のシステム構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
19 主装置 20,20a 内線制御装置 21,21b ディジタル電話機 23 呼制御手段 25,25a,25b,25c イベント変換手段 26 内線制御手段 31 操作手段 32 表示手段 33 通信インタフェース手段 34 端末インタフェース手段 37 電話機制御手段 38 イベント弁別手段 63 データ端末

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内線相互、内外線間接続などの呼の制御を
    司る呼制御手段を有する主装置を設け、前記主装置と複
    数のディジタル電話機の間の制御情報の送受信制御を行
    う内線制御手段を有する内線制御装置を設け、少なくと
    も1つの入出力ポートを有し、前記内線制御装置と少な
    くとも1つのBチャンネルおよびDチャンネルとからな
    るインタフェースで接続され、前記内線制御装置とのB
    チャンネル通信およびDチャンネル通信を司る通信イン
    タフェース手段と、入出力ポートを介して接続される端
    末とのデータの入出力を制御する端末インタフェース手
    段と、電話機操作部や表示部などの制御を司る電話機制
    御手段と、前記通信インタフェース手段、端末インタフ
    ェース手段および電話機制御手段相互のDチャンネルフ
    レームの送受信経路を制御するイベント弁別手段とを有
    するディジタル電話機を設けた構内自動交換システムで
    あって、前記ディジタル電話機に接続されている端末よ
    り送られてくるイベントを呼制御イベントに変換して、
    前記主装置内の呼制御手段に送信し、また、前記呼制御
    手段から前記ディジタル電話機への呼制御イベントを端
    末用のイベントに変換するイベント変換手段を備えた構
    内自動交換システム。
  2. 【請求項2】イベント変換手段を、主装置、内線制御装
    置、ディジタル電話機および、前記ディジタル電話機の
    入出力ポートを介して接続される端末のうちいずれかに
    設けた請求項1記載の構内自動変換システム。
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