JPH0621706U - 使い捨て型オイルフィルタ - Google Patents

使い捨て型オイルフィルタ

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JPH0621706U
JPH0621706U JP6367492U JP6367492U JPH0621706U JP H0621706 U JPH0621706 U JP H0621706U JP 6367492 U JP6367492 U JP 6367492U JP 6367492 U JP6367492 U JP 6367492U JP H0621706 U JPH0621706 U JP H0621706U
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oil
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将彦 宮本
庸介 鍋島
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株式会社土屋製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン負荷の急激な増加に供う大流量のオ
イルがオイルフィルタ内に流入しても逆止弁の機能を損
なわない構造の使い捨て型オイルフィルタを提供する。 【構成】 カップ状のケース2内にスプリング4を介し
て上、下方エンドプレート14a、14bを有するフィ
ルタエレメント6を配設し傘状の舌片部18の周縁部に
凸部20を設けた逆止弁5を介して、油流入、流出口
9、8を有するカバーを前記ケース2の開放端に配設
し、その周縁を液密に加締め止めしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願は、主として内燃機関の潤滑系に装着される使い捨て型オイルフィルタに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来周知の使い捨て型オイルフィルタ70は、図6のように一方端が開放する カップ状のケース71内に板状のスプリング72を介してフィルタエレメント7 3を配設し、さらにケース71の開放端に油流入口74、油流出口75を有する カバー体76の外側に環状の薄板77を固着してなるカバー78をフィルタエレ メント73との間に逆止弁79を介して配設し、薄板77外周縁を前記ケース7 1下端に液密に加締め止めしている。
【0003】 逆止弁79は、弾性体例えばゴム製のもので、円筒壁部80aとその下端に設 けられた凹状の環状体80bとからなる環状シール部80と円筒壁部80aの上 部から傘状に外側下方へ延伸する舌片部82とで形成される。舌片部82は、そ の中央部より周縁部に向って漸次厚さが薄くなっている。
【0004】 エンジン始動後、オイルポンプ(図示せず)で圧送されたオイルは、油流入口 74を通り逆止弁79の舌片部82を押し上げて使い捨て型オイルフィルタ70 内に流入し、フィルタエレメント73を流通し浄化される。そして、エンジン停 止後オイルポンプからのオイルの流入が無くなると、逆止弁79の舌片部82の 周縁部は、カバー78側に押し下げられ油流入口74をシールしオイルの逆流を 防止している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
エンジン負荷の急激な増加に供いオイルポンプ(図示せず)より圧送されるオ イルの流量は、急激に増加し油流入口74より流入するので逆止弁79の舌片部 82が全周に亘って反転し、下方エンドプレート83下面に押圧され、舌片部8 2上面と下方エンドプレート83下面とで、舌片部82に対する下方からの力に 見合った大きさの環状の室を形成するとともにその内部に舌片部82の復元力に よって外部との差圧を生じ吸盤として作用する。そしてエンジン停止状態になっ ても舌片部82は、初期状態に戻らず密着状態を維持し逆止弁79としての機能 を失い、使い捨て型オイルフィルタ70内に充満されたオイルが油流入口74よ りオイルパン(図示せず)に戻り、使い捨て型オイルフィルタ70内は、ほぼ空 になりエンジンの再始動時に使い捨て型オイルフィルタ70内にオイルが充満さ れる間、内燃機関のピストン等にオイルが不足するという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、カップ状のケース内に、該ケースの閉塞端との間にスプリングを介 して上、下方エンドプレートを有するフィルタエレメントを配設し、さらに弾性 体で成りフィルタエレメントの下方エンドプレート中央の油流出口の周囲に形成 された環状凸部外面に嵌合される環状シール部と該環状シール部の周縁から外側 へ延伸する傘状の舌片部とから成る逆止弁を介して、油流入、流出口を有するカ バーを前記ケースの開放端に配設するとともに、その周縁を液密に加締め止めし た使い捨て型オイルフィルタにおいて、前記逆止弁の舌片部の周縁部上面に少く とも1ケ所の凸部を設けた構成としたものである。
【0007】
【作用】
オイル流量が急激に増加しカバーの油流入口よりオイルが流入すると、逆止弁 の舌片部は、反転してフィルタエレメントの下方エンドプレートに当接するが、 舌片部の周縁部円周上に設けられた凸部の前後に形成された流通孔よりオイルが 自由に出入する。そして、オイルの流れが止まった場合、舌片部の周縁部は、カ バーのシート面に着座し、初期状態に戻り、オイルフィルタ内のオイルを保持す る。
【0008】
【実施例】 図1は、本考案の実施例を示すものであり、使い捨て型オイルフィルタ1は、 ケース2とカバー3との間にそれぞれ板状のスプリング4、逆止弁5を介してフ ィルタエレメント6が配設される。ケース2は、一端が開放し他端が閉塞したカ ップ状で、その開放端には、中央にねじ部7を設けた油流出口8を備え、その周 りに複数の油流入口9を有する部厚なカバー体10の外側に環状の薄板11を固 着して成るカバー3が配設され、その周縁で液密に加締め止めされている。
【0009】 フィルタエレメント6は、多孔を有する内筒12の周りに濾材をひだ折りし菊 花状にした濾過体13を配設し、その上下端に上、下方エンドプレート14a、 14bを固着したものである。上方エンドプレート14aは、全面が閉塞されて おり、下方エンドプレート14bは、中央に開口を有し、該開口の周りには開口 を囲むように環状凸部15が設けられている。
【0010】 逆止弁5は、弾性体例えばゴム製のもので図2に示すように内径がフィルタエ レメント6の下方エンドプレート14bの環状凸部15外径と同径の円筒壁部1 7aと該円筒壁部17a下端に設けられた凹状の環状体17bとからなる環状シ ール部17と円筒壁部17aの上部から外側下方へ傘状に延伸する舌片部18と からなる。舌片部18は、その中央部より周縁部に向って漸次厚さが薄くなって いる。そして、舌片部18の上面周縁部分には、断面が半円状の形状の隆起部1 9が環状に形成されている。隆起部19の上面には、120度間隔に半球状の凸 部20が3ケ設けられている。
【0011】 このような逆止弁5は、逆止弁5の円筒壁部17aの内側にフィルタエレメン ト6の下方エンドプレート14bの環状凸部15が嵌挿配設されるとともに環状 体17bがカバー3で押圧固定される。
【0012】 図3は、本考案の他の実施例を示すものであり、使い捨て型オイルフィルタ3 0は、ケース31とカバー32との間にそれぞれ板状のスプリング33、逆止弁 34を介してフィルタエレメント35が配設される。ケース31は、一端が開放 し、他端が閉塞したカップ状でその開放端には、中央にねじ部36を設けた油流 出口37を備え、その周りの傾斜した面に複数の油流入口38を有するカバー体 39の外側に環状の薄板40を固着してなるカバー32が配設され、その周縁で 液密に加締め止めされている。
【0013】 フィルタエレメント35は、多孔を有する内筒41の周りに濾材をひだ折りし 菊花状にした濾過体42を配設し、その上下端に上、下方エンドプレート43a 、43bを固着したものである。上方エンドプレート43aの中央には開口を有 し、さらに内方には開口を開閉するリリーフバルブ44が設けられている。下方 エンドプレート43bは、中央に開口を有し、該開口の周りには開口を囲むよう に環状凸部45が設けられている。
【0014】 逆止弁34は、弾性体例えばゴム製のもので図4に示すように中央に開口を有 しており、該開口の周りに形成され、内外径がフィルタエレメント35の下方エ ンドプレート43bの環状凸部45に嵌合する断面が凹状の環状シール部46と 環状シール部46の外周上部から斜め下方へ傘状に延伸した舌片部48とからな る。環状シール部46の下面47は、前記カバー32の傾斜面と同じ角度をもっ て傾斜している。舌片部48は、環状シール部46の外周部より周縁部に向って 漸次厚さが薄くなっている。そして、舌片部48の上面周縁部分には、断面が半 円状の隆起部49が環状に形成されている。隆起部49の上面には、120度間 隔に半球状の凸部50が3ケ設けられている。
【0015】 このような逆止弁34は、逆止弁34の環状シール部46がフィルタエレメン ト35の下方エンドプレート43bの環状凸部45とカバー32とで押圧固定さ れる。
【0016】 図5の逆止弁60は、隆起部を設けることなく舌片部61の周縁部の上面に隙 間をおきながら120度間隔に弓状の凸部62を断続的に形成した舌片部61を 設けたものである。
【0017】 なお上記凸部の個数は、1ケ以上設ければ幾つ設けてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、使い捨て型オイルフィルタに配設される逆止弁 の舌片部の周縁部の上面に凸部を設ける構成にしたので、エンジン負荷の急激な 増加に伴い、オイルが使い捨て型オイルフィルタに急激に流入し逆止弁が反転状 態になった場合においても、逆止弁の周縁部円周上の凸部の近傍に形成される流 通孔よりオイルが自由に出入りすることができる。その後エンンジンが停止する と前記逆止弁の舌片部は、カバー側のもとの位置へ速やかに戻る。したがって、 エンジン再始動時にも使い捨て型オイルフィルタ内は、オイルが充満されており 内燃機関のピストン等へのオイルが不足する問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例の断面図
【図2】図1の実施例に配設される逆止弁の断面図
【図3】本考案による他の実施例の断面図
【図4】図3の他の実施例に配設される逆止弁の断面図
【図5】本考案に係る逆止弁の変形例の平面図
【図6】従来例の断面図
【符号の説明】
2、31 ケース 3、32 カバー 4、33 スプリング 5、34、60 逆止弁 6、35 フィルタエレメント 8、37 油流出口 9、38 油流入口 14a、43a 上方エンドプレート 14b、43b 下方エンドプレート 15、45 環状凸部 17、46 環状シール部 18、48、61 舌片部 20、50、62 凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ状のケース内に、該ケースの閉塞
    端との間にスプリングを介して上、下方エンドプレート
    を有するフィルタエレメントを配設し、さらに弾性体で
    成りフィルタエレメンの下方エンドプレート中央の油流
    出口の周囲に形成された環状凸部外面に嵌合される環状
    シール部と該環状シール部の周縁から外側へ延伸する傘
    状の舌片部とから成る逆止弁を介して、油流入、流出口
    を有するカバーを前記ケースの開放端に配設するととも
    に、その周縁を液密に加締め止めした使い捨て型オイル
    フィルタにおいて、前記逆止弁の舌片部の周縁部上面に
    少くとも1ケ所の凸部を設けたことを特徴とする使い捨
    て型オイルフィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114000932A (zh) * 2021-07-29 2022-02-01 高博集团有限公司 可拆卸模块化机油冷却滤清器及其工作方法

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JPS567507U (ja) * 1979-06-29 1981-01-22

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CN114000932B (zh) * 2021-07-29 2024-02-20 高博集团有限公司 可拆卸模块化机油冷却滤清器及其工作方法

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