JPH0621592Y2 - 有害廃棄物の処理装置 - Google Patents

有害廃棄物の処理装置

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JPH0621592Y2
JPH0621592Y2 JP1988096412U JP9641288U JPH0621592Y2 JP H0621592 Y2 JPH0621592 Y2 JP H0621592Y2 JP 1988096412 U JP1988096412 U JP 1988096412U JP 9641288 U JP9641288 U JP 9641288U JP H0621592 Y2 JPH0621592 Y2 JP H0621592Y2
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JP
Japan
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bottle
waste
glass
ash
hazardous waste
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彦久寿 梶本
享 原田
裕二 貝原
光弘 洞口
鉄雄 佐藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、都市ごみ焼却炉の焼却灰および電気集塵機の
飛灰等の有害廃棄物の処理装置に関する。
〔従来の技術〕
都市ごみ等の焼却灰は埋立地にそのまま捨てられるが、
電気集塵機(以下EPという)の飛灰(EP灰)等には
重金属が含まれているため、従来、第5図に示す通りセ
メントで固化して、溶出防止をほどこした上で埋立てら
れている。
即ち、EP灰01およびセメント02は定量フィーダ03およ
び03′を経由して混練機04で水05を加えて混練し、成形
/養生後/灰ピット06で一時貯留した上で埋立てられ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の装置では、EP灰をセメント固化すると重金
属の溶出防止はできるが、EP灰に含まれる塩類(NaC
l,CaCl等)は溶出し埋立地から浸出する水を汚染する。
本考案は、以上の従来の処理装置のもつ欠点を解消した
有害廃棄物の処理装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の有害廃棄物の処理装置は次の手段を講じた。
廃ガラス又は都市ごみ焼却灰を溶解し溶融金属、浮遊物
及び溶融金属を除去してガラス化溶解物とする溶解炉、
同溶解炉でえられたガラス化溶解物からビン又は管を製
造する装置、上記ビン又は管に有害廃棄物を挿入する装
置、及び上記有害廃棄物の挿入されたビン又は管の封鎖
装置を備えている。
〔作用〕
本考案は次の作用を奏する。
本考案では、電気溶融炉あるいはバーナ炉等の溶解炉で
溶融された廃ガラス及び/又は都市ごみ焼却灰は、比重
差により、溶融塩とせともの等の浮遊物及び溶融金属が
分離され、これを除去することによって均一なガラス化
溶融物が得られる。
このガラス化溶融物からビン又は管の製造装置によって
ガラスビン又はガラス管が得られる。製造され又は製造
中のガラスビン又はガラス管に有害廃棄物が挿入され、
このガラスビン又はガラス管は封鎖装置によって封鎖さ
れ、有害廃棄物はガラスビン又はガラス管に封入され
る。このようにして有害廃棄物が封入されたガラスビン
又はガラス管は埋立地に埋立てゝも有害廃棄物中の重金
属及び塩類が溶出しない。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図によって説明する。
10は廃ガラス及び/又は都市ごみ焼却灰11を溶融する電
気溶融炉でその1側部に出口10′をもつリファイナ部16
及び下部に溶融金属の出口10″が設けられている。17は
電気溶融炉10の出口10′の下方に設けられた製ビン機で
あり、25は製ビン機17で作られたビン18を移送するコン
ベヤで、その上方に焼もどし炉19が設けられている。23
はEP灰24を収容するホッパ、22はシール材21を収容し
ている封鎖装置で、上記ホッパ24と封鎖装置22はコンベ
ヤ25の上方に設置されている。26は上記電気溶融炉10で
成生された溶融塩12及び浮遊物13が供給される破砕機
で、同破砕機11による破砕物は、ホッパ24内のEP灰24
と共にコンベヤ25上のビン18に挿入されるようになって
いる。
本実施例では電気溶融炉10の上部から廃ガラス及び/又
は都市ごみ焼却炉の焼却灰11を投入し溶融する。この時
比重差によって溶融塩12及びせともの等の浮遊物13は浮
上し、溶融金属14は沈下する。溶融塩12及び浮遊物13は
炉10上部から除去し、溶融金属14は炉10の下部の出口1
0″からドレンとして回収すると、均一なガラス化溶融
物15が溶融炉リファイナ部16に得られる。このガラス化
溶融物15は出口10′から製ビン機17に供給されて同製ビ
ン機17でガラスビン18に成形され、焼もどし炉19でその
熱歪が除去される。このビン18にEP灰24及び破砕機26
で破砕された溶融塩12,浮遊物13が挿入され、その上で
同ビン18は封鎖装置22によって溶融ガラス,溶融プラス
チック等のシール材21でシールされ、有害廃棄物を封入
したビンが完成する。
本実施例でえられるガラスビン18は、溶融塩,浮遊物及
び溶融金属が除去された均質のガラス化溶融物15で作ら
れているために、有害分が溶出することもなく、また不
純物を起点として割れが発生することもない。従って、
本実施例で得られる有害廃棄物を封入したガラスビン18
は埋立地に埋立てられても、重金属及び塩類の溶出を防
ぐことができる。
本考案の第二の実施例を第2図によって説明する。
本実施例において、電気溶融炉10,EP灰ホッパ23及び
破砕機26は第一の実施例と同一であってその説明を省略
する。
本実施例では、電気溶融炉10の出口10′の下方に図示し
ないマッフル炉内におかれた円錐状のスリーブ121が設
けられ、その前方に封入機126及びバーナ125が設けられ
ている。またホッパ23内のEP灰24及び破砕機26で破砕
された溶融塩12と浮遊物13は有害物としてスリーブ121
内に供給されるようになっている。
本実施例においては、電気溶融炉10にその上部から供給
された廃ガラス及び/又は焼却灰11は、同炉10内で溶融
され、上記第一実施例におけると同様に、溶融塩12と浮
遊物13及び溶融金属14が除去され、均質なガラス化溶融
物15がリファイナ部16に得られる。これが開口10′より
スリーブ121上に供給される。一方このスリーブ121内に
EP灰ホッパ23と破砕機26から有害物122が供給され
る。スリーブ121はマッフル炉中にあり、高温のために
蒸発ガス123が発生し、上記のように供給された均質な
ガラス化溶融物15によってスリーブ121の前方にガラス
管124が形成される。この際、スリーブ121内に供給され
た有害物122はガラス管124内に挿入される。このように
有害物質と蒸発ガスを内包するガラス管124をバーナ125
で加熱しながら封入機126でガラス管端部をシールし適
当な長さに切断して、固化物127が得られる。
以上のように本実施例で作られる固化物127は、上記第
一の実施例における固化物と同様に、ガラス管の中に有
害廃棄物を封入していて、有害廃棄物が溶出することが
なく、割れることもないために、これを埋立地に埋立て
ることができる。
〔考案の効果〕
本考案は次の効果を奏することができる。
(1)廃ガラスあるいは都市ごみ焼却炉の焼却灰を溶融し
溶融塩,浮遊物及び溶融金属を除去したガラス化溶融物
で作ったガラスビン又はガラス管は普通ガラス製のもの
と同様に雨水に有害物が溶出することがなく、また不純
物を含まないために、これを起点として割れることもな
い。そのためEP灰,溶融塩等の有害物をこのガラスビ
ン又はガラス管に封入すると、それに含まれる重金属,
塩類の溶出を防止することができる。
(2)従来埋立てられている廃ガラスあるいは都市ごみ焼
却炉の焼却灰を用いてガラスビン又はガラス管を製造す
るため原料代が無料である上に、埋立て量を増加させな
いため、埋立て地の寿命を短縮しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一の実施例の概念図、第2図は本考
案の第二の実施例の概念図、第3図は従来の有害廃棄物
の処理装置の概念図である。 10…電気溶融炉、11…廃ガラス,都市ごみ焼却炉焼却
灰、12…溶融塩、13…浮遊物,ガラス化溶融物、16…溶
融金属、17…製ビン機、18…ビン、19…焼もどし炉、21
…シール材、22…封鎖装置、23…EP灰ホッパ、25…コ
ンベヤ、26…破砕機、121…スリーブ、124…ガラス管、
125…バーナ、127…固化物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 洞口 光弘 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜研究所内 (72)考案者 佐藤 鉄雄 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 (56)参考文献 特開 昭55−92184(JP,A) 特開 昭50−20572(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃ガラス及び/又は都市ごみ焼却灰を溶解
    し、溶融塩、浮遊物及び溶融金属を除去してガラス化溶
    解物とする溶解炉、同溶解炉でえられたガラス化溶解物
    からビン又は管を製造する装置、上記ビン又は管に有害
    廃棄物を挿入する装置、及び上記有害廃棄物の挿入され
    たビン又は管の封鎖装置を備えたことを特徴とする有害
    廃棄物の処理装置。
JP1988096412U 1988-07-22 1988-07-22 有害廃棄物の処理装置 Expired - Lifetime JPH0621592Y2 (ja)

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JP1988096412U JPH0621592Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22 有害廃棄物の処理装置

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JP1988096412U JPH0621592Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22 有害廃棄物の処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH0220992U JPH0220992U (ja) 1990-02-13
JPH0621592Y2 true JPH0621592Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31321312

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5020572A (ja) * 1973-06-27 1975-03-04
JPS5592184A (en) * 1978-12-28 1980-07-12 Yokohamashi Solidifying method of solidifying fine grains

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JPH0220992U (ja) 1990-02-13

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