JPH06215257A - モジュール型金銭登録機 - Google Patents

モジュール型金銭登録機

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JPH06215257A
JPH06215257A JP35874792A JP35874792A JPH06215257A JP H06215257 A JPH06215257 A JP H06215257A JP 35874792 A JP35874792 A JP 35874792A JP 35874792 A JP35874792 A JP 35874792A JP H06215257 A JPH06215257 A JP H06215257A
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JP
Japan
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module
peripheral
control
control module
cash register
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Pending
Application number
JP35874792A
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English (en)
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Tsutomu Hamano
勉 浜野
Masao Miura
正雄 三浦
Shuzo Kato
修三 加藤
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NCR International Inc
Original Assignee
NCR International Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意に選択された周辺装置の制御装置への簡
易な接続と、キーボード入力等による特別のセット・ア
ップ操作なしに、制御装置の電源投入だけで、即操作可
能となるモジュール型金銭登録機を提供する。 【構成】 制御装置と、それに選択的に接続される表示
機、キーボード、磁気カード読取機及びプリンタ等の周
辺装置との任意な組合せの金銭登録機において、周辺装
置には種類ごとに共通する機械的嵌合部を設け、それを
制御装置の所定の被嵌合部に装着することより、制御装
置と着脱可能な機械的接続、同時に電気的接続を達成す
る。また、個々の周辺装置には固有番号を、制御装置に
は、電源投入時に前記固有番号を読取る認識手段と各種
ソフトウェアの中から接続された周辺装置の制御に必要
なものを選択する選択手段とを設ける。電源投入時、制
御装置は、接続された周辺装置を特定し、各種ソフトウ
ェアの中から接続された周辺装置の制御に必要なものを
選択し実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選択可能な複数タイプ
の入力装置、表示装置、印字装置等の周辺装置を、任意
に選択して制御装置本体に簡易に装着するだけで操作可
能となる、組合せ自由でセット・アップが容易な金銭登
録機を提供する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】小売業等サービス産業の目覚しい発展
は、一方では、種々のサービス業務の形態を必要とし、
それに伴い、ここで用いられる販売・情報処理機器への
要求も多様になってきている。小売店で広く用いられて
いる金銭登録機、POSシステム等(以下、「流通機
器」という。)も例外ではなく、業務形態に応じて必要
とされる周辺装置は多様である。従って流通機器メーカ
ーは、複数タイプの入力装置(キーボード類)、表示装
置(ディスプレイ類)及び印字装置(プリンタ類)等を
用意し、システムの核となる制御装置にこれら周辺装置
を選択的に接続して、ユーザーの要求に応じたシステム
をフレキシブルに構成できる流通機器を開発してきた。
【0003】しかし、これら流通機器に接続される周辺
装置の多様化は、システムのセット・アップ及び装置の
操作をより複雑にする結果をもたらした。ユーザーが、
自己の業務に最適なシステムの構成を選択できたとして
も、当該システムを自らセット・アップするには、制御
装置本体に選択した周辺装置を機械的・電気的に正確に
接続し、且つ 如何なる周辺装置が接続されたかを、入
力装置を介して当該制御装置に認識させる等の複雑なセ
ット・アップ操作を必要としていた。また、使用途中
で、新たな周辺装置を追加する場合や、ある周辺装置を
別のタイプのものと交換する場合等も、同様に複雑な操
作が必要であった。従って、ユーザー自らが、このよう
な流通機器を操作可能の状態にセット・アップするには
困難を伴い、多くの場合専門家に依存せざるをえなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる従来
技術が有していた問題点に鑑み、流通機器のユーザー等
特別の知識のない者自らが、自己の業務に最適にシステ
ム構成した流通機器をセット・アップし、さらに、業務
形態の変更等により構成する周辺装置(周辺モジュー
ル)を追加若しくは変更することを可能にしようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、中央制御部と電源部からなる制御装置
(制御モジュール)と、それに選択的に接続されるキー
ボード、表示機及びプリンタ等の周辺装置との任意な組
合せで構成される流通機器において、周辺モジュールに
種類ごとに共通する機械的嵌合部を設け、それを制御モ
ジュールの所定の被嵌合部に装着することより、制御モ
ジュールと周辺モジュールとの着脱可能な機械的接続を
可能にする。そして、その機械的接続は、同時に電気的
接続を達成するよう周辺モジュールと制御モジュールの
所定の位置に一対の電気コネクタを配置する。ただし、
当該電気コネクタの一方若しくは双方は、着脱方向と直
交する方向に微動可能に取付けることにより前記嵌合部
との取付け位置の誤差を吸収し電気的接触不良が生じな
いようにする。また、個々の周辺モジュールにはその種
類を表わす識別情報を設定し、制御装置には、電源投入
時に前記固有番号を読取る認識手段を設ける。それによ
り前記制御装置は、前記固有番号の認識によって接続さ
れた周辺装置を特定できる。さらに、既制御装置には、
予め格納されていた各種ソフトウェアの中から接続され
た周辺装置の制御に必要なものを選択する選択手段を設
ける。
【0006】本発明は、斯かる構成により、任意に選択
された周辺装置の前記制御装置への簡易な接続と、キー
ボード入力等による特別のセット・アップ操作なしに、
前記制御装置の電源投入だけで、即操作可能となるモジ
ュール式の流通機器を実現したのである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1に本発明に係る金銭登録機を構成する制御モジ
ュールと各種周辺モジュールの例を示す。金銭登録機に
は、データ処理及び制御、データの入力、データの表
示、レシートの印字等の機能が要求される。本発明はこ
れらの機能を個々のユニットにモジュール化しておき、
稼働環境に合わせて最も適切なモジュールを選択し、こ
れらを組合せ、統合して1つの金銭登録器にするもので
ある。例えば、キーボードとしてどのタイプを用いる
か、プリンターとしてレシート・プリンターまたはスリ
ップ・プリンターのいずれを使用するかはその使用環境
に応じて異なる。図1では、制御モジュール2と、ディ
スプレイ3、キーボード4、プリンタ5及び磁気カード
読取器6のそれぞれについて各2種類づつ計8種類の周
辺モジュールが示してある。実際にはこれよりはるかに
多種類のモジュールが存在する。
【0008】図1において、金銭登録機としての基本的
な制御は金銭登録機の主要機能を有する制御モジュール
2により行われる。この制御モジュール2にキーボード
4、ディスプレイ3及びプリンター5等(以下周辺モジ
ュールと総称する)を必要に応じて接続する。各周辺モ
ジュールには、制御モジュール2との機械的接続のため
の嵌合部7、が設けられており、制御モジュール2に
は、各種周辺モジュールの嵌合部7に対応する被嵌合部
8が複数個設けられている。各周辺モジュールの嵌合部
7を制御モジュール2の対応する被嵌合部8に装着する
ことにより周辺モジュールは制御モジュール2に機械的
に接続固定される。制御モジュール2の被嵌合部8の位
置及び形状は接続される周辺モジュールの種類によって
決まっている。例えば図1では、キーボード4を接続す
るための被嵌合部8bは背面中央に設けられ、プリンタ
5のための被嵌合部8cは背面左側、ディスプレイ3の
被嵌合部8aは背面右側に設けられている。嵌合部7と
被嵌合部8は、各周辺モジュールを制御モジュールに機
械的に接続する機能と電気的に接続する機能とを備えて
いる。そのため嵌合部7と被嵌合部8には、機械的接続
を確実に行い支持するガイド機構及びラッチ機構と、機
械的接続と同時に電気的接続が行われるようにした電気
接続部とが設けられている。
【0009】各周辺モジュールの嵌合部7の構成と制御
モジュール2の被嵌合部8の構成を、図2を用いて説明
する。図2は制御モジュールの被嵌合部8と周辺モジュ
ールの嵌合部7を説明するための斜視図である。図中嵌
合部7は、説明のために機械的接続部分と電気的接続部
9とに分解して示してあるが、通常は電気接続部9は嵌
合部7の中に収納されている。本発明のモジュール型金
銭登録機は、例えば顧客等のように技術専門家でない者
でも容易に機械的及び電気的接続でき、接続完了と同時
に稼働可能なものでなければならない。そのため、本発
明では各周辺モジュールの嵌合部7を制御モジュール2
の被嵌合部8に挿入するだけで機械的接続が完了するよ
うにしている。嵌合部の挿入を容易にするため、嵌合部
の先端を根本部分に比べてやや細いテーパー状に構成す
るとともに、嵌合部7に案内溝10を設け、被嵌合部8
に案内溝10に対応する突起11を設けている。挿入し
た嵌合部はラッチ部材で固定され、制御モジュール2に
支持される。図2においては、嵌合部7が被嵌合部8に
完全に挿入されたときに、被嵌合部8の底面に設けられ
た図示しない爪部材が嵌合部7の底面の穴18a、18
bに入り込み嵌合部7がその位置に固定される。これら
嵌合部7は、例えば表示機相互間又はプリンタ相互間で
は共通の構造及び形状でなけらばならない。このように
各周辺モジュールの嵌合部の構造を種類毎に共通にする
ことにより、例えばキーボードであれば図1の4a、4
bのいずれでも選択的に接続できることになる。
【0010】次に電気的接続について、図2と図3を用
いて説明する。図2からわかるように嵌合部7の中には
機械的接続と同時に電気的接続を得るための電気接続部
9が設けられている。電気接続部9には電気コネクタ1
2aとコネクタ支持板13とからなる。14は、周辺モ
ジュールの内部電気回路に接続されているケーブルであ
り、コネクタ支持板13を介してコネクタ12aに電気
接続されている。一方、制御モジュール2の被嵌合部8
には電気コネクタ12aと接続される電気コネクタ12
bが設けられている。ここで重要なのは、機械的接続に
よって同時に1対の電気コネクタ12aと12bも接続
されるよう構成されていて、嵌合部を被嵌合部に挿入す
るだけで機械的接続及び電気的接続の双方が同時に完了
するということである。従って、嵌合部の挿入により1
対の電気コネクタがスムーズに接続される必要がある。
そこで本発明では、少なくとも一方の電気コネクタを微
動可能に構成して、電気コネクタの円滑な挿入を可能に
している。図3に電気コネクタを微動可能支持する構成
の具体例を示す。図3からわかるように支持板13は支
持部材15により隙間aを有する状態で前後左右に摺動
可能に支持されている。このように微動可能に設けられ
ることにより、接続部が挿入されたときコネクタの位置
が少しずれていても、コネクタが摺動して接続位置に移
動することができるためコネクタの接続が円滑に行なわ
れる。図3では単に摺動可能に支持するだけの構成とし
ているが、空隙aにスプリングまたはゴム等の弾性部材
を設けていずれか一方に押圧するように構成してもよ
い。または、これとは全く異なり、一方のコネクタを弾
性部材を介してモジュールのキャビネットその他の支持
体に支持させるように構成してもよい。
【0011】以上のようにして機械的且つ電気的に各周
辺モジュールが接続されるが、これだけで金銭登録機と
して直ちに稼働可能となるわけではない。接続された周
辺モジュールの種類によってその制御が異なるからであ
る。例えば、液晶ディスプレイとCRTディスプレイま
たはレシート・プリンタとスリップ・プリンタではその
制御方法が異なる。そのため、制御モジュールでは接続
されている周辺モジュールの種類及びタイプを認識し、
その種類等に応じた制御をする必要がある。そこで本発
明では、予め周辺モジュールの種類及びタイプに応じて
その識別情報(固有番号)を設定しておき、周辺モジュ
ールが接続されたときに電気コネクタを介してその固有
番号を制御モジュールに送出することにより接続された
周辺モジュールの種類を制御モジュールに知らせるよう
構成した。すなわち周辺モジュール内部に、その周辺モ
ジュールの種類を示す識別情報を電気信号にして出力す
る識別情報設定手段を設け、制御モジュールには周辺モ
ジュールから受信した識別信号を認識し、その識別情報
に応じて予め記憶している制御プログラムの中から接続
された周辺モジュールに対応する制御プログラムを選択
する手段を設けることにより、周辺モジュールを制御モ
ジュールに接続するだけで周辺モジュールの制御を可能
とした。周辺モジュールの識別情報設定手段は、スイッ
チ、ジャンパー・ワイヤー等を使用するハードウェア的
なものでも、ROM等に識別情報を記憶する等のソフト
ウェア的なものでもよい。
【0012】図4に電気的接続および制御プログラムの
選択を説明するための概念ブロック図を示す。図4の実
施例ではオペレータ・ディスプレイ3の識別情報(ID
番号)はROMに記憶されている。例えばディスプレイ
3aではID番号が1であり、3bではID番号は2で
ある。同様に顧客用ディスプレイ16、磁気カードリー
ダ6、プリンタ5等の各周辺モジュールもそれぞれID
番号を記憶している。キーボード4、ドロアー17は通
常CPUを有しないのでID番号はジャンパー・ワイヤ
ーまたはスイッチ等で指定する。これらの周辺モジュー
ルは制御モジュール2と電気コネクタ46により接続さ
れる。
【0013】制御モジュール2における本発明の主要部
は、主制御部21、ROM22、RAM23であり、主
制御部内に制御用ソフトウェア選択部24が設けられて
いる。周辺モジュールを制御するための各種の制御用ソ
フトウェアは制御モジュール2のROM42内に予め記
憶されている。
【0014】周辺モジュールの識別情報は制御モジュー
ル2の電源投入時に、制御モジュール2の制御用ソフト
ウェア選択手段24からの要求に応じて各周辺モジュー
ルから送出される。選択手段は、コネクタ46を介して
受信した識別情報から接続された各周辺モジュールの種
類およびタイプを認識する。その後認識した識別情報に
応じて、予めROM22に記憶している制御用ソフトウ
ェアの中から接続された周辺モジュールを制御するため
のソフトウェアを選択して読みだし、各周辺モジュール
専用のワークエリア25に転送記憶する。これで制御モ
ジュール2による各周辺モジュールの制御が可能とな
り、全体として金銭登録機として動作可能となる。
【0015】接続された全ての周辺モジュールの確認及
びチェックが終了すると、アプリケーションが実行され
る。アプリケーションの実行においては、必要に応じて
接続された周辺装置の制御用ソフトウェアにより各周辺
モジュールを制御する。例えば表示機3では、ドットタ
イプとセグメントタイプでは表示する文字の種類が異な
る等、接続された周辺モジュールのタイプによって制御
方法が全く異なってくる。このような周辺モジュールの
制御手順は従来技術であるので説明は省略する。このよ
うにして、任意に選択された周辺モジュールを制御モジ
ュール2に接続し、制御モジュール2の電源を投入する
だけで、直ちに金銭登録機として使用可能となる。
【0016】尚、本実施例では、周辺モジュール制御用
ソフトウェアを全て制御モジュール2のROM22に記
憶しているが、各周辺モジュールが自己の制御用ソフト
ウェアを記憶しておき、電源投入時の初期設定動作の際
に制御モジュール2に送信するように構成してもよい。
なお、電源については制御モジュール2の電源からコネ
クタ46を介して周辺モジュールに供給するようにして
も、各周辺モジュールが独自に電源を持つように構成し
てもよい。さらに顧客用ディスプレイ16またはプリン
タ5を制御モジュールから離して設置した方がよい場合
には、これらについては機械的接続を行わずケーブルで
電気的接続のみを行うようにしてもよい。
【0017】次に本発明に係る機械的接続部の第2の実
施例について、図5及び図6を用いて説明する。図5は
本発明の第2の実施例に係る接続部有するオペレータ・
ディスプレイ(以下表示モジュールと言う)3の構成を
示す分解斜視図であり、図6(A)は、表示モジュール
3の接続部(嵌合部)70と制御モジュール2の接続部
(被嵌合部)95の嵌合前後の状態を示す断面図であ
り、図6(B)は嵌合後の状態を示す。図6において、
キーボード4及び表示パネル51の断面部のハッチング
は省略してある。
【0018】図5に示す通り、表示モジュール3は表示
部50とスタンド60とからなり、嵌合部70はスタン
ド60の前部に設けられている。表示部50は、表示パ
ネル51と、該表示パネル51を覆うケース52及び前
面フィルター53とから構成されている。スタンド60
の外枠は、前面カバー61、後面カバー62とで構成さ
れ、内部に電気接続部90とラッチ部材80が設けられ
ている。嵌合部70は前面カバー61の前部に設けられ
ている。嵌合部70にはラッチ部材80が貫通する孔7
1、電気コネクタ接続口72が設けられている。ラッチ
部材80はバネ82により貫通孔71を貫通する方向に
押圧されている。この嵌合部70は図1及び図2に示す
嵌合部7と異なり、制御モジュールに対して下方から嵌
め込む構造となっている。従って図6(A)に示す通
り、制御モジュールの被嵌合部95もこれに対応する構
造でなければならない。このように下方からの嵌合する
ような構造にすると、横方向からの力に対して強くなる
ため、周辺モジュールを制御モジュールにより確実に支
持することができる。
【0019】電機接続部90は第1の実施例と同様に、
電気コネクタ支持基板92とコネクタ91とから構成さ
れている。電気コネクタ支持基板92には前述の表示部
の表示パネル51に接続されているケーブル54の1端
が接続されており、更にそれは基板92を介してコネク
タ91に電気接続されている。コネクタ91は、スタン
ド60が組み立てられたときに電気コネクタ接続口72
の開口部と対面する位置に設けられている。更に支持基
板92は図3で説明したような支持機構により摺動可能
に支持されており、コネクタ91の少々の位置ずれは、
コネクタ接続の際の基板92の摺動作用により吸収され
る。
【0020】嵌合部70の側壁にはテーパー状の溝73
が設けられており、制御モジュール2の被嵌合部には、
該溝73に対応する突起状ガイド97(図6A)が設け
られている。この溝73と突起状ガイド97とが係合す
るようにしながら、表示モジュールの嵌合部70を制御
モジュール2の被嵌合部95に挿入することにより、ス
ムーズに挿入することができる。嵌合部が所定の深さま
で挿入されて、ラッチ部材80の爪部81の斜面83が
キャビネットの底面98に突き当たると、ラッチ部材8
0を後方に移動させる力が生じてバネ82が縮んでラッ
チ部材80は後退する。さらに嵌合部を挿入して爪部8
1が孔99に達すると、バネ82の弾力によりラッチ部
材80の爪部81は孔99に入り込む。これにより、嵌
合部70は下方への動きを阻止され、表示機3は制御モ
ジュール2から抜けなくなり表示モジュールは制御モジ
ュールに固定支持される。挿入過程において、電気コネ
クタ91と96も同時に接続される。その際、電気コネ
クタ91の位置が制御モジュールの電気コネクタ96の
位置と整合していない場合には、コネクタの整合位置ま
で支持基板92が僅かに摺動するので両電気コネクタは
円滑に接続可能となる。このようにして、周辺モジュー
ルの嵌合部を制御モジュールの被嵌合部に接続するだけ
で、制御モジュール2と表示モジュール3は機械的、電
気的に接続される。
【0021】表示モジュール3の交換等により制御モジ
ュール2を分離する場合は、スタンド60の前面カバー
61の底部に設けられた孔75からラッチ部材80の停
止部材89を後方に押して、爪部81を嵌合部70の孔
71の内部に引き戻すことによりラッチをはずす。同時
に、スタンド40を下方に押し下げて、制御モジュール
2から表示モジュール3を離脱させる。
【0022】上述の結合装置は、表示機3だけでなく下
方から制御装置2に取付られる周辺装置、例えば磁気カ
ード読取機6、プリンタ5等にも適用可能である。上方
から組み込まれるキーボード4についても同様な結合装
置が適用可能である。特にキーボードの場合には、図1
から明らかなようにキャビネット100の枠102(図
6(B))、上面104でキーの押圧力等を受けるた
め、結合装置への負荷が軽減される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるモジュ
ール型金銭登録機においては、自己の業務に必要な周辺
モジュールを選択し、制御装置に装着するだけで最適な
システム構成の金銭登録機とすることができる。このよ
うにして接続統合された金銭登録機に電源を投入すると
自動的に制御プログラムがセットアップされるので、従
来のようなキーボード入力等によるセット・アップ時の
複雑な設定操作をしないでも、直ちに使用することがで
きるようになり、特別の知識を持たない人でも容易に使
用できるようになった。また、業務形態の変更等により
構成する周辺装置の追加若しくは変更も容易にでき、追
加若しくは変更後システムに電源の投入だけで直ちに使
用できるようになった。さらに、制御モジュールに対し
て上下方向にスライドさせて接続する本発明の機械的接
続部の構造は、横方向の力に対して強度的に優れており
破損しにくいという効果を有する。また、制御モジュー
ルと周辺モジュールが機械的接合によりしっかりと結合
されるため、嵌合部と被嵌合部の内部に設けられた電気
コネクタ部に過度の荷重がかかりにくく、抜けたりまた
は破損したりすることがなく、システムの信頼性が増す
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモジュール型金銭登録機を構成する各
モジュールの接続例を示す斜視図である。
【図2】本発明の機械的結合部(嵌合部と被嵌合部)を
示す分解斜視図である。
【図3】嵌合部内の電気接続部の支持構造の1実施例を
示す斜視図である。
【図4】モジュール型金銭登録機の電気的接続関係を示
すブロック図である。
【図5】嵌合部の第2の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図6】第2の実施例に係る嵌合部と被嵌合部の接続前
後の状態を示す断面図であり、(A)は接続前の状態を
示し、(B)は接続後の状態を示す。
【符号の説明】
2 制御モジュール 3 オペレータ・ディスプレイ 4 キーボード 7 嵌合部 8 被嵌合部 9 電気接続部 12 電気コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 正雄 神奈川県中郡大磯町高麗1丁目10番1号 日本エヌ・シ−・ア−ル株式会社 大磯開 発製造本部内 (72)発明者 加藤 修三 神奈川県中郡大磯町高麗1丁目10番1号 日本エヌ・シ−・ア−ル株式会社 大磯開 発製造本部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御部と電源部を有する制御モジュ
    ールと、それに選択的に接続される各種の周辺モジュー
    ルとの任意な組合わせで構成される金銭登録機におい
    て、 前記周辺モジュールは、前記制御モジュールに着脱自在
    に接続するための機械的嵌合部と、前記制御モジュール
    との電気接続のための第1の電気接続部と、該周辺モジ
    ュールの種類を表わす識別情報を電気信号として出力す
    る識別情報設定部とを有し、 前記制御モジュールは、前記周辺モジュールの前記嵌合
    部が装着されて機械的に固定支持される複数の被嵌合部
    と、前記周辺モジュールの前記嵌合部が前記被嵌合部に
    装着されたときに同時に前記周辺モジュールの前記第1
    の電気接続部と電気的に接続される第2の電気接続部
    と、電源投入時に前記第1及び第2の電気接続部を介し
    て前記周辺モジュールの識別情報を読み取り予め記憶し
    ている各種制御用ソフトウェアから前記接続された周辺
    モジュールに対応する制御用ソフトウェアを選択する選
    択手段とを有し、 以って、任意に選択した前記周辺モジュールの前記機械
    的嵌合部を前記制御モジュールの所定の被嵌合部に装着
    することより、前記周辺モジュールと前記制御モジュー
    ル間の機械的接続及び電気的接続を同時に行い、さらに
    前記制御モジュールの電源投入時に、接続された前記周
    辺モジュールの種類に応じた前記制御用ソフトウェアを
    前記選択手段により自動的に選択するようにしたモジュ
    ール型金銭登録機。
  2. 【請求項2】 前記制御モジュール及び前記周辺モジュ
    ールの前記第1及び第2の電気接続部の一方若しくは双
    方を、該接続部の着脱方向と直交する方向に微動可能に
    取付けることにより該電気接続部の取付け位置の誤差を
    吸収するよう構成した請求項1に記載のモジュール型金
    銭登録機。
  3. 【請求項3】 前記第1又は第2の電気接続部は、電気
    コネクタと該コネクタを支持する支持体とからなり、該
    支持体を前記電気コネクタの着脱方向と直交する方向に
    摺動可能に支持する請求項2に記載のモジュール型金銭
    登録機。
  4. 【請求項4】 前記第1又は第2の電気接続部は、内部
    の電気回路に接続された電気コネクタからなり、該電気
    コネクタは弾性部材を介して前記制御モジュールまたは
    周辺モジュールに固定支持されている請求項2に記載の
    モジュール型金銭登録機。
  5. 【請求項5】 前記嵌合部と被嵌合部はテーパー状の案
    内溝と該溝に対応する案内ガイドを有する請求項1記載
    のモジュール型金銭登録機。
  6. 【請求項6】 前記制御モジュールに対して上下方向に
    スライドさせることにより前記嵌合部を前記被嵌合部に
    装着し、前記制御モジュールに対して前記周辺モジュー
    ルを機械的に接続するよう構成した請求項1に記載のモ
    ジュール型金銭登録機。
  7. 【請求項7】 前記周辺モジュールの制御用ソフトウェ
    アを前記周辺モジュール内に記憶し、前記周辺モジュー
    ルにの識別情報設定部及び、前記制御モジュールの前記
    制御用ソフトウェアの選択手段を削除するよう構成した
    請求項1に記載のモジュール型金銭登録機。
  8. 【請求項8】 前記周辺モジュールは、キーボード、表
    示装置または印字装置である請求項1に記載のモジュー
    ル型金銭登録機。
  9. 【請求項9】 顧客用表示機または印字装置は前記制御
    モジュールに機械的接続をせずにケーブルにより電気接
    続をするようにした請求項1に記載のモジュール型金銭
    登録機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011516992A (ja) * 2008-04-07 2011-05-26 ウォル−マート ストアズ,インコーポレイティド 顧客インターフェース・デバイスのシステム、方法及び装置
JP2013054675A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置
GB2533091A (en) * 2014-12-08 2016-06-15 Number 8 Tech Ltd Retail transaction system
CN106355791A (zh) * 2016-10-28 2017-01-25 创斯达科技集团(中国)有限责任公司 一种模块化的超市自助收银机

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