JPH0621442U - デスクマット - Google Patents

デスクマット

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JPH0621442U
JPH0621442U JP6039192U JP6039192U JPH0621442U JP H0621442 U JPH0621442 U JP H0621442U JP 6039192 U JP6039192 U JP 6039192U JP 6039192 U JP6039192 U JP 6039192U JP H0621442 U JPH0621442 U JP H0621442U
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正雄 佐々木
昭夫 稲葉
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Okamoto Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可塑剤を添加せずに構成するデスクマットを提
供することであると共に、光の直反射防止及び表面傷付
き防止を図り商品価値の向上を図らしめることである。 【構成】エチレンメチルメタクリレートで約2m/mの板状
にマット本体aを形成し、粒子径が約10μm のポリマー
ビーズ(ナイロン樹脂)1…を10重量%分散させたUV
塗料を上記マット本体aの表面a′(コロナ処理済み)
に塗膜し、その後所望なUV照射機にてUV照射して硬
化させ被膜b(膜厚10μm )を得て構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、デスクマットに関するものである。尚、本明細書において化1乃至 化4は同一式を示す。
【0002】
【従来の技術】
従来此種のデスクマットは、ポリ塩化ビニル系樹脂に可塑剤、安定剤等を配合 して構成されているものであり、机上等に敷設してクッション性、筆記性あるい は風合等を付与せしめるだけでなく、該マットと机表面との間に写真、メモ書き 等を挟んでおくという利用方法もあり一般に行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のデスクマットは使用が進むにつれ添加してあった可塑剤が マット表面(内外面)にブリードアウトしてしまうため、机上との間にコピー紙 等を挟んでおいた場合、そのコピー紙の印字がマットの表面に付着してしまうこ とがあった(特にカラーコピー紙にあってはその感が強い)。また、磁気カード 等を挟んでおいたりすると可塑剤がカードへと移行して磁気部分を傷めてしまう という弊害も生じていた。
【0004】 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、可塑剤を添加せずに構成するデスクマットを提供するこ とであると共に、光の直反射防止及び表面傷付き防止を図り商品価値の向上を図 らしめることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案がなした技術的手段は、
【化2】 CH2 =CH2 ,CH2 =CR1 COOR2 < R1 はH,CH3 2 はアルキル基 > を共重合してなるエチレン系コポリマー若しくはこれらの混合物を主成分として マット本体を形成し、該マット本体の表面に所望なポリマービーズを添加した紫 外線硬化型塗料被膜を設けてなることである。
【0006】
【実施例】
以下、本考案デスクマットの実施の一例について説明するに、デスクマットA は、下記化3を共重合してなるエチレン系コポリマー若しくはこれらの混合物を 主成分として従来周知の押出し成形,カレンダー成形等によって所望厚さのシー トあるいはフィルム状にマット本体aを形成し、該マット本体aの表面に紫外線 硬化型塗料被膜bを設けて表面処理してなるものである(図1,図2,図3参照 )
【化3】 CH2 =CH2 ,CH2 =CR1 COOR2 < R1 はH,CH3 2 はアルキル基 >
【0007】 尚、図1に示すデスクマットAは、平坦状のマット本体aの表面a′に単に被 膜bを設けたものを示し、図2は平坦状のマット本体aの表面a′に被膜bを設 けた後、該被膜b上に絞付け処理したものを示し、図3はあらかじめ絞付け処理 したマット本体aの表面a′に被膜bを設けたものを示すが、単に一例を示すに すぎず図示例に何等限定されるものではない。また、全体形状も平面矩形状,円 形状等任意であり、一般にデスクマットと称されるものの全ての形状に適宜変更 可能である。
【0008】 上記化3を共重合してなるエチレン系コポリマーは、例えばエチレンメチルメ タクリレート,エチレンエチルアクリレート,エチレンメチルアクリレート,エ チレンブチルメタクリレート,エチレンヘキシルアクリレート,エチレンラウリ ルメタクリレート,エチレンステアリルアクリレート等のエチレンと各種アクリ ル酸エステルまたは各種メタクリル酸エステルよりなるものである。
【0009】 また、上記マット本体aは透明、半透明のいずれであってもよく、さらにマッ ト本体aには紫外線に晒された際にカラーコピー紙が退色しないようにサリチル 酸エステル系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート系、シ アノアクリレート系等の紫外線吸収剤をマット本体aの厚さ等の諸条件に応じて 添加するも任意である。
【0010】 被膜bは、所望なポリマービーズ1…、例えばナイロン樹脂,アクリル樹脂, ベンゾグアナミン樹脂等のポリマービーズ1…を1〜20重量%添加した、耐薬品 性,耐光性,柔軟性等に優れたウレタンアクリレート系の紫外線硬化型塗料が好 ましく、上記マット本体aの表面a′に約5 〜30μm 塗膜されてなる。
【0011】 また、ポリマービーズ1…は、その粒子径,量等によって光の反射状態(グロ ス値)を調整でき、グロス値の値が小さい程光の直反射を和らげられる。
【0012】 デスクマット本体aの加工方法としては、T−ダイ押出し、カレンダー加工等 があり、例えば上記各エチレン系コーポリマーあるいはこれらの混合物を従来周 知のT−ダイ押出し加工にて所望な厚みのシート状にマット本体aを形成し、次 に上記マット本体aの表面(塗工面)a′をコロナ放電処理し、そしてその後ポ リマービーズを分散させたウレタンアクリレート系紫外線硬化型塗料を上記コロ ナ放電処理したマット本体aの表面a′に塗膜し、その後所望なUV照射機にて UV照射して硬化させ被膜bを得て構成する。
【0013】 また、カレンダー加工の場合にはロール滑性を上げる為、上記樹脂にアクリル 系加工助剤,有機酸系金属塩,有機脂肪酸の単独またはこれらの2種以上の混合 物等を添加する。 上記アクリル系加工助剤,有機酸系金属塩,有機脂肪酸の単独またはこれらの2 種以上の混合物の添加量は、樹脂 100重量部に対して0.005 〜10重量部,好まし くは0.01〜3重量部である。 尚、マット本体aをカレンダー加工にて形成する場合の適性温度範囲は100 〜22 0 ℃、好ましくは120 〜200 ℃である。
【0014】 アクリル系加工助剤は、アクリル酸,アクリル酸メチル,アクリル酸エチル, アクリル酸nブチル,アクリル酸イソブチル,アクリル酸−2−エチルヘキシル 等のアクリル酸エステル、メタクリル酸エチル,メタクリル酸nブチル,メタク リル酸−2−エチルヘキシル等のメタクリル酸エステルを主成分とした共重合体 からなる一群の重合体で、具体的には例えば市販品の三菱レイヨン製のメタブレ ンP-700 ,メタブレンP-551 ,メタブレンP-530A,メタブレンL-1000,鐘淵化学 工業製のカネエースPA-20 ,カネエースPA-100,旭電化工業製のマークLS-3,マ ークLS-5等である。
【0015】 また、有機酸系金属塩は金属の高級脂肪酸塩、例えばステアリン酸亜鉛,ラウ リン酸亜鉛,オレイン酸亜鉛,ステアリン酸バリウム,ステアリン酸カルシウム ,ジブチル錫ラウレート,ジブチル錫ステアレート,ジブチル錫ジラウレート, ジブチル錫ジステアレート等である。
【0016】 有機脂肪酸は、例えばステアリン酸,オレイン酸,ラウリン酸,パルミチン酸 などである。
【0017】 加工方法の如何を問わず、製品に所望の性能を付与する為、上記化3を共重合 してなるコポリマーまたはこれらの混合物に、添加物としてエチレンと酢酸ビニ ルの共重合体,エチレン,プロピレン,ブテン,ブテンー1,3ーメチルーブテ ンー1,ヘキセンー1,オクテンー1,4ーメチルーペンテンー1等の重合体及 び共重合体を主成分とするもので、例えば高密度ポリエチレン,中低密度ポリエ チレン,超低密度ポリエチレン,結晶性ポリプロピレン,ポリブテンなど及びこ れらの混合物からなる他のポリオレフィンやこの種の技術分野において周知の帯 電防止剤,紫外線吸収剤,抗酸化剤,顔料,ブロッキング防止剤等を添加するこ とも可能である。 カレンダー加工においては、さらに加工助剤として、前記のアクリル系加工助 剤,有機酸系金属塩,有機脂肪酸を単独またはこれらの2種以上の混合物を樹脂 100 重量部に対して0.005 〜10重量部を添加せしめるものである。
【0018】 これらの配合物は、そのコポリマーまたはこれらの混合物,加工助剤の種類お よび添加量による。
【0019】 ここでカレンダー成型する場合の具体的実施の一例について説明するに、 エチレンメチルメタクリレート :100 重量部 PA−100 : 0.5重量部 からなる配合物を、140 ±2 ℃のロール温度でカレンダー加工し、熱ラミネート にて約2m/mの板状にマット本体aを形成した。尚、この場合の適性温度範囲は10 0 〜220 ℃、好ましくは120 〜160 ℃である。 そして、上記マット本体aの表面(塗工面)a′をコロナ放電処理し、次に、 粒子径が約10μm のポリマービーズ(ナイロン樹脂)1…を10重量%分散させた UV塗料を上記コロナ放電処理したマット本体aの表面a′に塗膜し、その後所 望なUV照射機にてUV照射(120W/cm ×3 燈)して硬化させ被膜b(膜厚10 μm )を得てデスクマットAを構成した。
【0020】 従って、上記デスクマットAを机C上に敷設して両者間にコピー紙D等を一年 間挟んでおいたが、コピー紙の印字はマットAの表面(内側面)a″には付着し なかった。また、上記デスクマットAの表面は被膜bによって強靭になり傷が付 きにくくなり、さらにクッション性、筆記性あるいは風合等にあっては充分であ った。また、蛍光灯の光の下で長時間デスクワークをしたが、被膜bに添加した 所望なポリマービーズ1…が光を乱反射せしめるため(表面艶消し状態)、目に 大変優しく疲れを招かなかった。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、
【化4】 CH2 =CH2 ,CH2 =CR1 COOR2 < R1 はH,CH3 2 はアルキル基 > を共重合してなるエチレン系コポリマー若しくはこれらの混合物を主成分として 形成したマット本体aと、該マット本体aの表面に設けられた所望なポリマービ ーズを添加した紫外線硬化型塗料被膜とからなるデスクマットとし、従来のデス クマットの如き可塑剤を添加しないものとしたため、デスクマットが備えるクッ ション性、筆記性あるいは風合等を付与しつつ可塑剤のブリードアウト、移行等 による弊害、即ち可塑剤のブリードアウトによるコピー紙等の印字のマット表面 への付着、磁気カード等の磁気部分への可塑剤の移行による磁気部分の損傷のな い使用勝手に優れたデスクマットの提供が図れるものである。
【0022】 また本考案デスクマットは、蛍光灯などの光が表面に直反射して眩しく長時間 のデスクワークにあっては目が非常に疲れるという不具合を有していた従来のデ スクマットと異なり、紫外線硬化型塗料被膜に添加したポリマービーズが光を乱 反射させて和らげるため(表面艶消し効果)、目に対して大変優しく光の直反射 による不具合は充分解消され商品価値の高いものである。
【0023】 また、紫外線硬化型塗料被膜によって柔軟で傷付き易いマット本体の表面が強 靭となって傷付きにくくなるため、運搬,搬入時等に誤ってマット表面を傷付け て商品価値を低下してしまうという虞れもなく大変優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案デスクマットの一例を示す斜視図
【図2】他のデスクマットの一例を示す斜視図
【図3】他のデスクマットの一例を示す斜視図
【図4】本考案デスクマットの使用状態を示す参考図
【符号の説明】
A:デスクマット a:マット本体 a′:表面 b:被膜 1:ポリマービーズ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】CH2 =CH2 ,CH2 =CR1 COOR2 < R1 はH,CH3 2 はアルキル基 > を共重合してなるエチレン系コポリマー若しくはこれら
    の混合物を主成分としてマット本体を形成し、該マット
    本体の表面に所望なポリマービーズを添加した紫外線硬
    化型塗料被膜を設けてなることを特徴とするデスクマッ
    ト。
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