JPH0621437B2 - 多層紙ウェブを形成する装置 - Google Patents

多層紙ウェブを形成する装置

Info

Publication number
JPH0621437B2
JPH0621437B2 JP2062836A JP6283690A JPH0621437B2 JP H0621437 B2 JPH0621437 B2 JP H0621437B2 JP 2062836 A JP2062836 A JP 2062836A JP 6283690 A JP6283690 A JP 6283690A JP H0621437 B2 JPH0621437 B2 JP H0621437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
forming
forming wire
stock
headbox
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2062836A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02277897A (ja
Inventor
ジエイムス・アーサー・ターナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Beloit Corp
Original Assignee
Beloit Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=10653604&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0621437(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Beloit Corp filed Critical Beloit Corp
Publication of JPH02277897A publication Critical patent/JPH02277897A/ja
Publication of JPH0621437B2 publication Critical patent/JPH0621437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper
    • D21F9/003Complete machines for making continuous webs of paper of the twin-wire type
    • D21F9/006Complete machines for making continuous webs of paper of the twin-wire type paper or board consisting of two or more layers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F11/00Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines
    • D21F11/02Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines of the Fourdrinier type
    • D21F11/04Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines of the Fourdrinier type paper or board consisting on two or more layers

Landscapes

  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は製紙技術に関し、特に、ループをなす下部形成
ワイヤが、第2ヘッドボックスのすぐ下流に第2ヘッド
ボックスがストックスラリーを放出する変向移動通路を
有するように配置された1本又は2本のワイヤの多層製
紙形成装置の改良に関する。或る実施態様では、ループ
をなす第2の上部形成ワイヤが、下部形成ワイヤと共に
接近して走行して、その共に走行する形成ワイヤ間を移
動するストックスラリーから、上部形成ワイヤ内で上方
へ、下部形成ワイヤ内で下方へ水を排除するように構成
されている。
特に本発明は、第2ヘッドボックスのスライス開口に対
する下部形成ワイヤ、即ち長網形成ワイヤの特定の形態
に関し、それによって、下部形成ワイヤは第2ヘッドボ
ックスのスライスから離れて下方へ向い、下部形成ワイ
ヤ上にストックスラリーが衝突する角度を非常に小さく
すると共に、同時に、スライスからほんのわずかの距離
のところでストックスラリーを衝突させることができ
る。
〔従来の技術,発明が効果しようとする課題〕
本発明により改良を試みた従来の紙形成装置の例が、米
国特許4,146,424号(ジャスタス(Justu
s))と米国特許第4,414,061号(ツルフィッ
ト(Trufitt)他)に示され、かつ説明されてい
る。これらの特許においては、本発明のある実施態様に
おけると同様に、紙ウエブの少くとも第1層の形成が、
従来の長網型製紙機械に見られるように、水平方向へ移
動する形成ワイヤ上の上流位置で始まる。これらの従来
の装置の両方に共通する構造上の特徴は、上部形成ワイ
ヤを、下部形成ワイヤの転向ロールの上方又は手前で下
部形成ワイヤと共に接近して走行させる上部ワイヤの転
向ロールを設ける必要があるために、下部形成ワイヤ上
にストックスラリーを放出するヘッドボックスは、上部
形成ワイヤが下部形成ワイヤの水平移動端を形成し、通
常はロールである下部形成ワイヤ部材に接近して共に走
行場所よりわずか上流より接近して位置させることがで
きないということである。その結果、ストック流は下部
形成ワイヤの水平の、又は下方へ変向しない部分上に放
出される。これらの形成装置はそれ自体の特性を有する
けれども、それは小さな角度で、しかもヘッドボックス
のスライス開口の端部から短い距離のところで、ヘッド
ボックスから下部形成ワイヤ上へストックスラリーを放
出することはできない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこの一般的な形の従来の2本ワイヤーによる形
成装置に伴う前述の欠点を排除する。更に、本発明は1
本の形成ワイヤをもつ製紙機械上のベース層に、欠点の
ない“白色頂部”(white−top)層を形成す
る。本発明では、下部形成ワイヤはその上流移動部分か
ら離れて下方へ向う下流部分を有し、上部形成ワイヤ
は、その上部形成ワイヤを有する実施態様において、下
部形成ワイヤが変向する下流の下部形成ワイヤ上で転向
して、ウエブと共に接近して走行する。全ての実施態様
において、第2ヘッドボックスのスライスノズルは下部
形成ワイヤに対して非常に小さな角度でストック流を導
くように配置される。或る実施態様では、スライスノズ
ルの真下で下部形成ワイヤを下方へ変向させることによ
り、重力効果が利用される。この変向は、好ましくは、
凸状にカーブしたエプロンボードのまわりで生じる。移
動する形成ワイヤの上流及び下流部分の形状は、上流部
分と変向する下流部分とが両方とも上方、水平、または
下方へ導かれるように変化させることができる。これ
は、液状のストックスラリーのジェット流が放出される
ヘッドボックスのスライスを、下部形成ワイヤにより接
近させて位置させ、所望であれば、接線に近い非常に小
さな角度で、ストック流を下部形成ワイヤ上へ放出でき
るようにする。
そのような形態から生じる効果は、下部形成ワイヤ上に
衝突するジェットの衝撃力により水滴とストック粒子と
がワイヤからなね返る時に生じるいわゆる“噴水”(s
pouting)と呼ばれる現象を生じることがないと
いうことである。そのような噴水は、紙ウエブの形成に
とって好ましくない。なぜなら粒子と水滴が下部形成ワ
イヤから離れて、また再び同形成ワイヤ上に落下する時
に、粒子と水滴の分裂を生じさせるからである。これ
は、上部形成ワイヤが下部形成ワイヤ上のスラリーに接
近して共に走行するところの直前においてスライスノズ
ルが下部形成ワイヤ上にストックスラリーを放出する場
所の上流で、一層又は複数層が生じるようにした多層ウ
エブを製造する時に、特に重要である。
この装置は、また、安価で普通漂白していないパルプス
トックで形成されるベース層と、第1ヘッドボックスの
下流で第2ヘッドボックスによって、2本ワイヤの実施
態様では上部形成ワイヤが下部形成ワイヤに接近して共
に走行する直前の場所において製造される上部層とを有
する多層包装材のいわゆる“ホワイトトップ”の有効な
製造を可能にする。前記上部層は、より高価で印刷可能
な漂白した白色ストックで成る。本発明により噴水を少
くすることができるので、ストックの白色頂部層、ひい
てはウエブは、より肉薄となり、また、ベース層が透け
て見える部分は殆どなくなる。
従って、本発明の目的は、ストックスラリーを下部形成
ワイヤ上に放出するヘッドボックスにより生じる噴水作
用が軽減される上部及び下部形成ワイヤを有する実質上
水平に配置された2本ワイヤのウエブ形成装置を提供す
ることである。
本発明のもうひとつの目的は、ヘッドボックスのスライ
ス開口を、下流が下向きに変向する下部形成ワイヤ部分
のすぐそばに接近させ、そして、ストック流が小さな角
度で、しかもスライスからわずかな距離の所で下部形成
ワイヤの下方へ変向する下流部分上に衝突する所を少し
こえたところで上部形成ワイヤがウエブに接近して共に
走行するようにした実質上水平方向に配置された下部形
成ワイヤを有する2本ワイヤで成るウエブ形成装置を提
供することである。
本発明のさらにもうひとつの目的は、下部形成ワイヤに
衝突するストックの衝突角が非常に小さくて、スライス
ノズルからのストックの衝突点の距離が短かくなるよう
に、下方へ伸長する下部形成ワイヤ上にストック流を下
方で放出させることによって頂部層を形成するようにし
た多層ウエブ形成装置を提供することである。
本発明のさらにもうひとつの目的は、ストック流のジェ
ットを小さな角度でしかも短かい距離で形成ワイヤに放
出させるため、第2ヘッドボックスを案内手段に接近し
て位置させることができるように、形成ワイヤ内にある
案内手段の上流と下流の形成ワイヤ移動通路が変向する
ようにした1本の形成ワイヤで成る多層ウエブ形成装置
を提供することである。
本発明のさらにもうひとつの目的は、第2又は後続層を
形成するストック流が下部形成ワイヤ上に放出されると
ころの近くで、多層ウエブ形成装置の下部形成ワイヤの
振動をコントロールすることである。
本発明の一つの特徴は、2本ワイヤをもつ形成装置にお
いて、下部形成ワイヤが上流の平坦な移動通路から下向
きに導かれるところから下流の位置で、上部形成ワイヤ
を、下部形成ワイヤとに接近させて共に走行するように
移動させることである。
本発明のこれらの目的、特徴、効果及びその他の目的、
特徴、効果は、添付図面に関連して説明する好ましい実
施例の説明からこの技術に熟達した人々にとって明らか
であろう。
〔実施例〕
ここで第1図を参照すれば、平坦な、実質上水平に配置
された上流形成ゾーン部分12を有する下方形成ワイヤ
10は、矢印16の方向へ、エプロンボード14上にま
わって移動し、角度βだけ転向し、即ち下方へ傾き、そ
の後、ガイドシュー18の表面上へ導かれる。下部形成
ワイヤの上方には、第2ヘッドボックス20が装着さ
れ、その第2ヘッドボックス20は、第1図の下部形成
ワイヤの平坦な部分の形成ゾーン12の開始部より上流
にあるベース層ヘッドボックス22により下部形成ワイ
ヤ上に前もって形成されたベース層の頂部に第2層を生
じさせる。
必要な範囲において、種々の図面における対応部材は同
一数字にアルファベット文字の接尾語をつけて示されて
いる。
第1図の上部形成ワイヤ24は転向ロール26のまわり
をまわり、ウエブWにごく接近する。前記ウエブW
は最初に形成されたウエブWと新しく形成されたウエ
ブWとの複合体である。
上記形成ワイヤ24と下部形成ワイヤ10とはそれらの
間にウエブをはさみ、ガイドシュー18の上を移動し、
そして湾曲した逆転真空ボックス28上を移動する。こ
の真空ボックス28は下向きに伸長する凸形脱水表面を
有し、これはクロスマシン方向へ伸長するがマシン方向
には凸状脱水表面を形成ようように配置された複数のブ
レード30,32,34,36により形成される。例え
ば、真空ポンプ(図示せず)のような大気圧以下の圧力
源が湾曲した逆転真空ボックスに操作的に接続されてそ
こに大気圧以下の圧力を与え、それによって、上部形成
ワイヤ及び装置から水を上方へ吸収する。
第5図に示すように、この一般的な2本ワイヤのウエブ
形成型の従来の装置においては、水平方向へ移動する2
本の形成ワイヤがガイドロール14dをまわり、かつ2
本の形成ワイヤが更にウエブの脱水とウエブの形成を行
なう逆転真空ロール28d上で下向きに導かれる地点、
又はその上流地点で、上部ワイヤ転向ロール26dは、
上部ワイヤを下部形成ワイヤ上に形成された1層又は複
数層のウエブに接近して共に走行するように移動させ
る。ヘッドボックス20dからできるストック流は、例
えば7゜以上の比較的大きい角度で、しかも例えば約7
5mm以上の比較的長い距離をおいた点でヘッドボックス
のスライス開口から下部形成ワイヤに衝突する。なぜな
ら、ヘッドボックスは、水平に配置された下部形成ワイ
ヤの上方、或る距離のところに装置されなければなら
ず、ストック流ジェットは物理法則に従ってスライス開
口から或る距離だけ放出され、また、指定のカリパスを
有するウエブをつくるために必要なストック量に相応し
て比較的静かな衝突が起るように、ストック流ジェット
は水平方向へ放出されなければならないからである。言
いかえれば、下部ワイヤ10dに衝突するストック流ジ
ェットの噴水やその他の分裂にかかわる問題は、ストッ
ク流ジェットの背部にある圧力を低下させるか、ヘッド
ボックスを通るストック流の量を減少させるか、又はそ
の両方を行なうことによってしか解決することができな
かった。しかしながら、紙製品を高速度でしかも競争力
あるように製造するためには、これらの方法は魅力的な
ものではなくなった。
ここで再度第1図を参照すれば、上部ワイヤの転向ロー
ル26は、エプロンボード14の下流に位置し、このエ
プロンボード14自体、両方向矢印38で示すマシン方
向への縦方向と、両方向矢印40で示す下部形成ワイヤ
の面に対して直交する方向との両方向へ調整自在であ
る。さらに、上部転向ロール26は、上部形成ワイヤが
下部形成ワイヤ10の上流部分12の面上、またはその
下に位置する点地まで、上部形成ワイヤを下方へ移動さ
せるように装着される。エプロンボード14の下流に転
向ロール26が位置すると共に、エプロンボード14の
下流にある下部形成ワイヤ、即ち長網形成ワイヤ10の
下方への変向、即ち傾斜は、後で詳述するように、第2
ヘッドボックス20のスライス13を下部形成ワイヤに
極く接近して位置させ、その結果、そのストック流を長
網ワイヤ10に対して小さな角度で放出させることを可
能にする。ガイドシュー18は、また、下部形成ワイヤ
10を湾曲したエプロンボード14の尾部部分から、上
部形成ワイヤ24を転向ロール26の下部周囲から下方
へ案内するように、ウエブ形成ワイヤの上流部分12の
面の下に位置する。その上流部分に対する下部形成ワイ
ヤの下流部分のこの下向きの移動通路は、角βで示され
る。
第2図に示す実施例において、1本の下部形成ワイヤ1
0aは第1ヘッドボックス22aと第2ヘッドボックス
20aとに関連して使用される。ヘッドボックス22a
の上流にある下部ワイヤ、即ち長網ワイヤ10aの部分
は、水平線からある角度をもって上向きに傾斜し、形成
ボード14aより下流にある形成ワイヤ部分は、ワイヤ
角βでもって上流部分から下向きに変向する。本発明
の衝突角は、下部形成ワイヤ、即ち長網形成ワイヤに対
する第2ヘッドボックスのスライスから出るストック流
の角度αに関係する。この衝突角については、第6A
図、第6B図及び第6Cに関連して更に詳しく説明す
る。形成ワイヤはブレストロール23aからエプロンボ
ード14aまで上向きに移動し、そこで、形成ワイヤは
下方へ移動し、クーチロール25aをまわって案内され
る。例えば、フォイルボックスのような複数の脱水部材
27aは、形成ワイヤの下で、ブレストロール23aと
エプロンボード14aとの間、またエプロンボードとク
ーチロール25aとの間にそれぞれ配置される。角度β
は、エプロンボード14aの下流で形成ワイヤと一致す
る面が、エプロンボード14aの上流で形成ワイヤと一
致する面から傾斜するワイヤ角を示す。次いで、第2ヘ
ッドボックス20aは、エプロンボード14aの尾部側
から下方へ伸長する形成ワイヤの下流部分に対してわず
かな角度で、即ち接線に近い角度でそのストック流を導
くように位置づけられる。
第3図及び第4図は、また長網ワイヤの形成ゾーンの上
流端の起始部で、ヘッドボックス22b,22cによっ
てベース層がつくられるようにした1本のワイヤの長網
型製紙機械で多層ウエブを作る実施例を示す。これらの
両実施例において、カーブしたエプロンボード14b,
14cに上流にある形成ワイヤ部分は、形成ワイヤの移
動方向へ上向きに傾斜する。第2ヘッドボックス20
b,20cは、ウエブがエプロンボード14b,14c
を通過する時、形成ワイヤとその上のベースウエブ層の
上方に接近して配置される。第3図の実施例において、
エプロンボード14bの下流にある形成ワイヤ部分は、
基本的には水平をなす。第4図では、エプロンボード1
4cの下流にある形成ワイヤ移動部分は、わずかに上向
きであるが、それはエプロンボード14cの上流にある
形成ワイヤ部分より角度が小さい。
第3図及び第4図に示すこれらの両形態において、ワイ
ヤ10b,10cはブレストロール23b,23cをま
わって案内され、そして脱水装置27b,27cを通過
する。これらの脱水装置27b,27cは典型的なもの
では、複数のブレイドまたはフォイルで成り、これらは
包囲支持構造体内にグループをなす場合となさない場合
があり、また、形成ワイヤを通って迅速に脱水させるた
めに、真空を用いる場合と用いない場合とがある。形成
工程の下流端では、形成ワイヤは第1ヘッドボックス2
2b,22cを通って戻り工程に入るように、クーチロ
ール25b,25cをまわって送られる。
これらの両実施例において、第2ヘッドボックス20
b,20cは、例えば、より高価でより印刷し易い漂白
した白色ストックのようなストック流を、非常に小さな
衝突角度で、その前に形成されたベース層上に放出す
る。これについてはあとでもっと詳しく説明する。
第6A図,第6B図及び第6C図は、第5図に示す従来
形態(第6A図)と本発明(第6B図及び第6C図)と
において、下部形成ワイヤに対する第2ヘッドボックス
20e,20fの全体図である。かくして、H/D
比は、従来の型の配置において、実質上水平方向に配置
された下部ワイヤ、即ち長網ワイヤ上へヘッドボックス
のスライスから放出されるストック流の衝突角を示す。
/D比は、本発明の形態において、ヘッドボック
スから放出されるストックジェットの衝突角を表わす。
Hは、下部形成ワイヤの面からヘッドボックスのスライ
スの下部舌片までの垂直高さを表わし、また、第6B図
及び第6C図に示す本発明の実施例において、下部形成
ワイヤ上へのストック流の最も近い衝突点における下部
形成ワイヤに対する正接面からヘッドボックススライス
開口の下部舌片の垂直高さを表わす。Dは、ヘッドボッ
クスのスライスから形成ワイヤ上のストック流の最も近
い衝突点までの横方向の距離である。下部形成ワイヤが
衝突点で平面である場合、Hを測定する面はワイヤに一
致し、距離Dはこの面と平行をなす。下部形成ワイヤが
湾曲する場合、距離Dはストック流の衝突点においてワ
イヤに対して正接をなす面に平行となる。かくして、第
5図に示す従来の頂部層形成装置の場合の衝突角αは、
第6B図及び第6C図に示す本発明の装置の場合の衝突
角αより大きいことが判る。なぜなら、第5図に示す例
において、形成ワイヤの上方のヘッドボックスHの高
さは、ヘッドボックスのスライスを支持するのに必要な
構造体を配置するために或る距離以上小さくすることが
できないという事実があるためである。
第6B図において、距離Hは、第6A図及び第6B図
に示す2つの実施例間の衝突角を比較するために、第6
A図に示す従来の形態の距離Hと同じである。
第6A図に示す従来の装置と、第6B図に示す本発明の
ヘッドボックスのスライス開口の一般的配置との間を比
較して特に目立つことは、下部形成ワイヤに平行に測定
した時、スライス舌片から下部形成ワイヤ上の最も近い
ストック衝突点までの距離Dが、このストック衝突点
において形成ワイヤに対して正接する面またはこれと一
致する面に平行な方向でのヘッドボックスのスライスか
ら下部形成ワイヤに対するストック流の最も近い衝突点
までの距離Dより大きいということである。
かくして、第6B図に示す本発明の配置は、下部形成ワ
イヤに対するストック流の衝突角が小さくなり、かつま
た、第6A図に示す従来の型の装置より、ヘッドボック
スのスライスからの距離が短いところでストック流が下
部形成ワイヤに衝突するということが判る。この点に関
して、本発明の衝突角αの値は、0゜〜約6゜であり、
好ましくは、0゜〜約3゜である。同様に、ヘッドボッ
クスのスライス開口から形成ワイヤ上へストックの衝突
する迄の距離の値は、約10mmから約75mmであり、好
ましくは、約30mm〜約75mmである。
衝突角αはH/Dのアークタンジェントであるの
で、Hの値又は範囲もまた、重要である。Hをでき
るだけ小さくするのが好ましい。エプロンボード14f
の下流にある下部形成ワイヤ、即ち長網形成ワイヤを下
方へ傾けることによって、距離Hを非常に小さくする
ことができる。従って、Hの値は好ましくは、約0か
ら約12mmである。重要なことは、所与の状況の下でH
とDの実際値が、約0゜〜6゜間の範囲内で所望の
衝突角度を与えるように選択されることである。
本発明の装置においては、ヘッドボックスは第3図に示
すように、これが必ずしも絶対的に必要ではないが上方
へ傾斜させることができるので、ストック流のジェット
は下部形成ワイヤの下流変向部分とある角度を形成し、
距離Dの所で下部形成ワイヤに衝突する。比較の目的
で図面は誇張して示されているけれども、角度αは角
度αより小さく、距離Dは距離Dより小さいこと
も明らかである。
この装置の設計では、角度αと距離Dの両者を第6
A図に示す従来の形態の対応する角度α又は距離D
より小さくする必要はない。マシン速度、ストックの適
性、ウエブの所望のカリパーやその他の要素の特定の操
作条件によって、これらのパラメータの1つか2つを従
来の形態の対応するパラメーターより少くする結果とな
る。本発明の重要な点は、スライスからのストック流ジ
ェットの衝突角α、距離H及び衝突距離Dが所望により
制御され、最小限にできることである。形成ワイヤの下
流変向起始部で形成ボートの近くにヘッドボックススラ
イスを位置させると共に、形成ボードの上流にある形成
ワイヤ部分に対して、エプロンボードの下流にある形成
ワイヤ部分が変向するという独特の組合わせにより、こ
れらの値とα,H,Dの関係の両者を実現してこれを最
適な状態にすることができる。この変向はワイヤ角βで
示される。
本発明の全ての実施例において、形成ボード14は凸状
にカーブし、その凸面はループをなす下部ワイヤ、即ち
長網ワイヤ内に配置され、ループをなす下部形成ワイヤ
の外側から見たとき、対応する凸形カーブにおいて下部
ワイヤを下方へ導く。形成ボードの上流にある下部形成
ワイヤの面から下部形成ワイヤの下方への転向を示す角
度βの大きさは余り問題になるものではない。それは一
般に約8゜、またはそれ以上である。その重要性は、下
部形成ワイヤがその地点で下向きに伸長し、ヘッドボッ
クスが形成ワイヤのこの下流セグメントの面に対して非
常に小さな角度でストック流を放出させることができる
ということである。もうひとつの重要性は、ストック流
が、スライスの少し上流で形成ワイヤの面にぐっと接近
して存在し、また、ベース層ウエブと接触する点にぐっ
と接近して存在するように、スライスから、ヘッドボッ
クスのスライスを変向部にわたって下方へ位置させるこ
とができるということである。
第6C図は、下方へ転向する下部形成ワイヤ10gと、
下部形成ワイヤの上流面からわずかの距離Hにあるス
ライス位置でそのスライスからストック流を導くことの
できる下向きヘッドボックス20gとの組合せによる効
果を示す。ワイヤ角βは、下部形成ワイヤ10gの上流
部分の面に対して直角をなす面から、エプロンボード1
4gの下流にある下部形成ワイヤの下流部分の面に対し
て直交する面の間の角度である。このワイヤ角βは、図
示を明瞭にし、本発明を理解し易くするために、2つの
位置で示されている。衝突角αは、ストック流が形成ワ
イヤに衝突する地点(実際にそれが形成ワイヤ上のベー
ス層ウエブに衝突するところ)において下部形成ワイヤ
に正接する面と、その正接点とスライスの下部開口とを
通って伸長する面との間の角度として示されている。こ
の第6C図において、ストックの衝突点に対して正接を
なす面は、図示の下流形成ワイヤの平坦部分と一致す
る。
第6C図は、また、下部形成ワイヤ10gの平坦な上流
部分からの距離Hを非常に小さく又はゼロにしたり、
或いは下部形成ワイヤの平坦な上流部分の下にさえ位置
するように、ヘッドボックスのスライス開口が、矢印4
5gの方向へ下向き下部形成ワイヤ上を下降することが
できることを示している。そのような動きは、衝突角度
αが所望により、ゼロに接近し、又はゼロとなるように
その衝突角αを小さくするという付随効果をも有する。
言いかえれば、tan α=H/Dであり、この
角度は、ヘッドボックスのスライスが矢印45gの方向
へ下方へ移動する時に減小する。第6C図において、H
,D,H,α,βの値は、図示の目的で比較的
大きく示されている。第6C図に示す本発明の形態で
は、下部形成ワイヤの下方への伸長部分の面から最小距
離Hまでヘッドボックスのスライスを降下させること
ができる。
当然、本発明の本旨と範囲から逸脱することなしに、種
々の変形が可能である。例えば、固定の湾曲したプレイ
ドボックス、湾曲した有孔カバーまたは有孔シエルをも
つ回転ロールで、その全部が形成ワイヤを通して脱水を
促進するため真空加圧源に接続させるようにしたもの
を、実質上平らな上流部分に対して下部ワイヤ、即ち長
網ワイヤを下方へ下流側へ案内するために固定エプロン
ボードに代えて使用することができる。そのような変形
が第7図に示されており、エプロンボードの代わりに、
重ね合わされたブレストロール14hとカーブした有孔
性カバー14h′とが使用されている。下部形成ワイヤ
10hもまた、1本ワイヤの多層形態の状態で下方へ傾
斜し、第2ヘッドボックス20hはαがゼロとなるよ
うに平坦な角度でストック流を放出する。点線はロール
14hの下流にある形成ワイヤ部分の面の延長部を示
す。同様に、エプロンボードは、凸面をなす真空ボック
ス14h′の形をとることができる。
最後に、図示の実施例は、第1図の下流形成ゾーン部分
を除いて実質上平坦なものとしてエプロンボード14の
上流と下流の形成ゾーンを示す。これは典型的な長網型
の形成装置において本発明を例示する目的のためであっ
た。また、エプロンボード又はエプロンロール14に対
する上流及び下流形成移動通路の片方または両方を、湾
曲させることも考えられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は特許請求の範囲の請求項
各項に記載された構成を有することによって、第2ヘッ
ドボックスから放出されるストックジェットが第1形成
ワイヤ又は長網ワイヤに衝突する角を小さくし、また、
第2ヘッドボックスからストックジェットの第1形成ワ
イヤ又は長網ワイヤへの衝突点までの距離を短かくする
ことができる。これによって、ストックジェットがワイ
ヤに衝突したときに水滴とストック粒子がワイヤからは
ね返って生ずる噴水現象の発生を防止することができ、
製造される多層紙ウエブの品質を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は下部形成ワイヤが第2ヘッドボックスのスライ
スから出るストック流のジェットから離れて下方へエプ
ロンボードをまわってたわむところを示す2本ワイヤ式
紙形成装置の側面図であり、 第2図は第2ヘッドボックスの手前にあるエプロンボー
ドの上流のワイヤの部分が上方へ傾斜し、ワイヤの下流
部分が下方へ傾斜している1本の長網ワイヤを有する本
発明の実施例の側面図であり、 第3図は第2図に示す実施例に類似した1本の長網ワイ
ヤ型の形成の実施例の側面図であって、第2ヘッドボッ
クスの下流にあって、形成ボードをまわって移動する形
成ワイヤは上流部分に対して下方へそれ、そして水平に
配置されている。 第4図は第2図及び第3図に示す実施例に類似したもう
ひとつの本発明の実施例の側面図であるが、形成ボード
の下流を伸長する形成ワイヤ部分は、上方へ伸長する。 第5図は一般的なこの種形式の実質上水平に配置された
2本ワイヤ式紙形成装置の従来の形態を示す。 第6A,6B図は、水平に配置された下部形成ワイヤ
(第6A図)と、下向きに配置された下部形成ワイヤ
(第6B図)とに衝突するストック流ジェットの形態の
側面図であって、ヘッドボックスのスライス開口と下部
形成ワイヤとに対するストック流の角度と距離をより明
瞭に示す。 第6C図は第6B図に類似する側面図であるが、好まし
い下流位置に位置するヘッドボックススライスに対する
ストックの衝突角とワイヤの転向角を更に明瞭に示す。 第7図は第6図に類似する側面図であるが、形成ワイヤ
がロール上でどのように転向するかを示し、さらに、形
成ワイヤの面に対するストック流の衝突角を示す。 10……下部形成ワイヤ,14……エプロンボード, 18……ガイドシュー,20……第2ヘッドボックス, 22……ベース層ヘッドボックス, 24……上部形成ワイヤ,26……転向ロール, 28……真空ボックス,30,32,34,36……ブ
レイド, β……ワイヤ角、 α……ストック流の衝突角度。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ループをなした長網形成ワイヤ(10〜1
    0h)、ベース層ウエブ(w1)を形成するため前記形
    成(10〜10h)上にストック流を放出する第1ヘッ
    ドボックス(22〜22c)、 前記形成ワイヤ(10〜10h)を通して前記ベース層
    ウエブ(w1)を脱水する手段(27〜27c)、 前記ループをなす形成ワイヤ(10〜10h)内に装着
    された同形成ワイヤを案内する案内手段(14〜14
    h)、 前記形成ワイヤを案内する案内手段(14〜14h)と
    共に同案内手段(14〜14h)に対して前記形成ワイ
    ヤ(10〜10h)の上流部分(12)を形成する手段
    (23a〜23c)、 前記形成ワイヤ(10〜10h)上で前記ベース層ウエ
    ブ(w1)上へ第2のストック流を放出し複合ウエブ
    (wc)を形成するための第2ヘッドボックス(20〜
    20h)、 前記長網形成ワイヤの案内手段(14〜14h)と共に
    前記長網形成ワイヤ(10〜10h)の上流部分(1
    2)からある角度(β)をもって変向する、前記長網形
    成ワイヤ(10〜10h)のほゞ水平に配設された下流
    部分の面を形成する手段(25a〜25c)、 前記第2ヘッドボックス(20〜20h)は前記変向移
    動通路の開始部の下流に配設され前記長網形成ワイヤ
    (10〜10h)の前記変向部分の上に第2ストック流
    を放出するスライスを有し、 それによって、前記第2ストック流は、約0゜〜6゜の
    小さな衝突角(α,α,α)でベース層ウエブ
    (w1)の変向部分に衝突し、同第2ストックの噴水を
    最小限にすると共に前記ベース層ウエブ(w1)上に均
    等な頂部層ウエブ(w2)を生じさせること、を特徴と
    する繊維スラリーのストックから多層紙ウエブを形成す
    る装置。
  2. 【請求項2】移動する一部分において前記長網形成ワイ
    ヤ(10)と共に対向した配列で移動するよう配置され
    たループをなす上部形成ワイヤ(24)と; 前記上部形成ワイヤ(24)内で前記案内手段(14)
    の下流に配置され、前記案内手段(14)の下流で前記
    ベース層ウエブ(w1)の上の前記第2ストック流と接
    するように前記上部形成ワイヤ(24)を移動させるワ
    イヤ回転手段(26); をさらに有することを特徴とする請求項第1項に記載の
    多層紙ウエブを形成する装置。
  3. 【請求項3】前記第2ヘッドボックスのスライスから前
    記第1形成ワイヤ(10〜10h)に衝突する地点まで
    のストック流の横方向の距離が、約30mm〜約75mmで
    あることを特徴とする請求項第1項に記載の多層紙ウエ
    ブを形成する装置。
  4. 【請求項4】前記形成ワイヤ(10〜10h)から、又
    はストックの衝突点における同形成ワイヤの延長面もし
    くはストックの衝突点で同形成ワイヤに正接する延長面
    から第2ヘッドボックスのスライスまでの高さ(H
    )が約0mm〜約12mmであることを特徴とする請求
    項第1項に記載の多層紙ウエブを形成する装置。
  5. 【請求項5】前記案内手段(14〜14h)が前記長網
    形成ワイヤ(10〜10h)内に取付けられて、前記第
    2ヘッドボックス(20〜20h)の下流の前記長網形
    成ワイヤ(10〜10h)の変向移動通路の開始部を与
    えるように配設されたエプロンボード(14〜14h)
    であり、 前記第2ヘッドボックスには前記エプロンボードの上方
    で前記形成ワイヤ(10〜10h)に接近して配置され
    たスライス開口が設けられ; それによって、前記形成ワイヤ(10〜10h)から、
    又はストックの衝突点における同形成ワイヤの延長面も
    しくはストックの衝突点において同形成ワイヤに正接す
    る延長面から前記第2ヘッドボックスのスライスまでの
    高さ(H,H)が約0mm〜約12mmとなるように、
    第2ヘッドボックスのスライスから出るストックジエッ
    トが或る衝突角で前記形成ワイヤ(10〜10h)の変
    向移動通路上で前記ベース層ウエブ上に衝突し、前記第
    2ヘッドボックスのスライスから前記形成ワイヤ(10
    〜10h)上の前記衝突点までのストック流れの横方向
    の距離(D,D)は、約30mm〜約75mmである; ことを特徴とする請求項第1項に記載の多層紙ウエブを
    形成する装置。
  6. 【請求項6】その移動部分の一部において、前記長網形
    成ワイヤ(10)と共にそれと対向した配列で移動する
    ように配置されたループをなす上部形成ワイヤ(24)
    をさらに有し、前記上部形成ワイヤ(24)は、前記エ
    プロンボード(14)上の前記長網形成ワイヤ(10)
    の変向開始部の下流で前記長網形成ワイヤ(10)と共
    に移動することを特徴とする請求項第5項に記載の多層
    紙ウエブを形成する装置。
  7. 【請求項7】前記第2ヘッドボックススライスから出る
    ストックの衝突角(α;α;α)は、前記エプロ
    ンボード(14)の下流にある前記長網形成ワイヤ(1
    0)部分に対して約0゜〜約3゜の範囲にあることを特
    徴とする請求項第5項に記載の多層紙ウエブを形成する
    装置。
  8. 【請求項8】前記第2ヘッドボックススライスから前記
    ベース層ウエブ(w1)へ放出されるストックジエット
    は、前記案内手段(14〜14h)の下流にある前記形
    成ワイヤ(10〜10h)部分に対して小さな衝突角
    (α,α,α)で、かつ、前記第2ヘッドボック
    スのスライス開口から約75mmまでの短い距離(D
    )で、前記形成ワイヤ(10〜10h)の変向移動
    通路上のベース層ウエブ(w1)に衝突することを特徴
    とする請求項第1項に記載の多層紙ウエブを形成する装
    置。
  9. 【請求項9】前記案内手段(14〜14h)は前記ルー
    プをなす形成ワイヤ(10〜10h)へ向って配置され
    た凸面を有することを特徴とする請求項第1項に記載の
    多層紙ウエブを形成する装置。
  10. 【請求項10】前記ループをなす形成ワイヤ(10〜1
    0h)の前記上流部分及び前記下流部分の片方、また両
    方が、実質上1つの面内に位置することを特徴とする請
    求項第1項に記載の多層紙ウエブを形成する装置。
  11. 【請求項11】前記形成ワイヤ(10〜10h)から、
    又はストック衝突点における同形成ワイヤの延長面もし
    くはストック衝突点において同形成ワイヤに正接する延
    長面から前記第2ヘッドボックスのスライスまでの高さ
    (H;H)は約0mm〜約12mmであることを特徴と
    する請求項第8項に記載の多層紙ウエブを形成する装
    置。
  12. 【請求項12】前記第2ヘッドボックスのスライスは、
    前記形成ワイヤ変向開始点で前記形成ワイヤ(10〜1
    0h)の上流部分の下、又はその延長面の下に位置する
    ことを特徴とする請求項第1項に記載の多層紙ウエブを
    形成する装置。
  13. 【請求項13】前記形成ワイヤ(10〜10h)の下流
    部分への前記変向は、少くとも約8゜のワイヤ角(β)
    で行なわれることを特徴とする請求項第1項に記載の多
    層紙ウエブを形成する装置。
  14. 【請求項14】前記衝突角(α;α;α)は約0
    ゜〜約3゜であることを特徴とする請求項第1項に記載
    の多層紙ウエブを形成する装置。
  15. 【請求項15】前記案内手段(14〜14h)は凸状に
    湾曲した表面を有するエプロンボードを有することを特
    徴とする請求項第1項に記載の多層紙ウエブを形成する
    装置。
  16. 【請求項16】前記案内手段(14)の下流に配設され
    た上部転向ロール(26)を有する上部案内手段、及び
    移動する一部分において、前記長網形成ワイヤ(10)
    と対向した配列で移動するように配置されたループをな
    す上部形成ワイヤ(24)を有し、前記上部形成ワイヤ
    (24)を案内する前記転向ロール(26)は、前記案
    内手段(14)の開始部より下流で前記長網形成ワイヤ
    (10)と共に移動するようになっていることを特徴と
    する請求項第1項に記載の多層紙ウエブを形成する装
    置。
JP2062836A 1989-03-18 1990-03-15 多層紙ウェブを形成する装置 Expired - Fee Related JPH0621437B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8906275.6 1989-03-18
GB898906275A GB8906275D0 (en) 1989-03-18 1989-03-18 Web former

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02277897A JPH02277897A (ja) 1990-11-14
JPH0621437B2 true JPH0621437B2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=10653604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2062836A Expired - Fee Related JPH0621437B2 (ja) 1989-03-18 1990-03-15 多層紙ウェブを形成する装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5064502A (ja)
EP (1) EP0389404B1 (ja)
JP (1) JPH0621437B2 (ja)
KR (1) KR0183399B1 (ja)
BR (1) BR9001257A (ja)
CA (1) CA2009330C (ja)
DE (2) DE389404T1 (ja)
FI (1) FI94880B (ja)
GB (1) GB8906275D0 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2142262C (en) * 1992-08-19 1999-05-25 Paul T. Gray A multi-ply web forming apparatus
GB9321401D0 (en) * 1993-10-16 1993-12-08 Beloit Walmsley Ltd A forming apparatus for forming a web from stock
AU6461698A (en) * 1997-04-22 1998-11-13 Beloit Technologies, Inc. A forming apparatus for forming a web
CA2449878A1 (en) * 2001-06-06 2002-12-12 Kemira Chemicals Oy Method for manufacturing a multilayered pulp product comprising a charge between layers
US6848657B2 (en) * 2002-01-17 2005-02-01 The Creative Train Company, Llc Dynamic self-teaching train track layout learning and control system
FI124698B (fi) * 2004-01-15 2014-12-15 Valmet Technologies Inc Sovitelma paperikoneessa
ITMI20060698A1 (it) * 2006-04-07 2007-10-08 Gruppo Cordenons Spa Materiale cartaceo di sicurezza in particolare per etichettatura e confezionamento e relativo procedimento di fabbricazione
US7879192B2 (en) * 2006-05-22 2011-02-01 Paperchine Inc. Multiply former apparatus
FI20075851L (fi) * 2007-11-28 2009-05-29 Metso Paper Inc Muodostusosa
EP2707542A4 (en) 2011-05-11 2015-04-08 Hollingsworth & Vose Co SYSTEMS AND METHOD FOR PRODUCING FIBER NETWORKS
EP2736712A4 (en) 2011-07-27 2015-03-11 Hollingsworth & Vose Co SYSTEMS AND METHOD FOR PRODUCING FIBER NETWORKS
EP2736713B1 (en) 2011-07-27 2019-06-26 Hollingsworth & Vose Company Method and system for making fiber webs
WO2015163870A1 (en) * 2014-04-23 2015-10-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Packaging material and method for making the same

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3997390A (en) * 1965-08-14 1976-12-14 Valmet Oy Twin-wire paper machine and method for operating the same
US3625814A (en) * 1969-06-13 1971-12-07 Allis Chalmers Mfg Co Multilayer papermaking machine with impervious roll web former
US3752734A (en) * 1970-08-12 1973-08-14 Black Clawson Co Multi ply paper machine
US3726758A (en) * 1971-07-08 1973-04-10 J Parker Twin-wire web forming system with dewatering by centrifugal forces
US3856618A (en) * 1973-06-04 1974-12-24 Beloit Corp Multi-ply paper forming machine with upward and downward forming runs
JPS5122962A (en) * 1974-08-19 1976-02-24 Nippon Steel Corp Tososei taishokusei junkatsuseinosugureta boruto natsuto oyobi watsushaa
US3951736A (en) * 1974-12-30 1976-04-20 Tadashi Kobayashi Single-layer and multi-layer paper making apparatus
US4414061A (en) * 1975-02-20 1983-11-08 Australian Paper Manufacturers Limited Twin wire paper forming apparatus
CH601556A5 (ja) * 1975-10-03 1978-07-14 Escher Wyss Gmbh
US4153504A (en) * 1977-01-31 1979-05-08 Beloit Corporation Twin-wire fibrous web former and method
US4146424A (en) * 1977-06-08 1979-03-27 Beloit Corporation Twin wire former with wire orientation control
CA1073718A (en) * 1977-09-12 1980-03-18 Dominion Engineering Works Limited Twin wire free loop web former
FI810373L (fi) * 1981-02-10 1982-08-11 Valmet Oy Viraparti foer en pappersmaskin
DE3112966A1 (de) * 1981-04-01 1982-10-14 J.M. Voith Gmbh, 7920 Heidenheim Papiermaschine zum herstellen mehrlagiger faserstoffbahnen, insbesondere sanitaerer papiere
AT375111B (de) * 1981-04-08 1984-07-10 Escher Wyss Gmbh Doppelsieb-papiermaschine
DE3128156C2 (de) * 1981-07-16 1985-01-24 J.M. Voith Gmbh, 7920 Heidenheim Siebpartie einer Papiermaschine
AT377802B (de) * 1981-10-02 1985-05-10 Escher Wyss Gmbh Langsieb-papiermaschine
FI70615C (fi) * 1982-08-23 1986-09-24 Ahlstroem Oy Anordning foer att paoverka en pao en vira avvattnad fiberbana
EP0109282B1 (en) * 1982-11-16 1988-09-21 Whatman Reeve Angel Plc Paper and method of making it
US4894120A (en) * 1986-04-30 1990-01-16 Beloit Corporation Twin wire forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
CA2009330C (en) 1994-09-06
KR0183399B1 (ko) 1999-05-15
DE69026746D1 (de) 1996-06-05
EP0389404A3 (en) 1991-11-27
GB8906275D0 (en) 1989-05-04
BR9001257A (pt) 1991-03-26
EP0389404B1 (en) 1996-05-01
CA2009330A1 (en) 1990-09-18
KR900014685A (ko) 1990-10-24
EP0389404A2 (en) 1990-09-26
DE389404T1 (de) 1991-02-07
US5064502A (en) 1991-11-12
FI901315A0 (fi) 1990-03-16
JPH02277897A (ja) 1990-11-14
DE69026746T2 (de) 1996-10-31
FI94880B (fi) 1995-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0621437B2 (ja) 多層紙ウェブを形成する装置
US3994774A (en) Twin-wire paper machine adjustable to single-wire machine
US4154645A (en) Method and machine for manufacturing multilayer paper board
JP5025741B2 (ja) 紙匹を成形するための方法及び装置
US4609435A (en) Process and equipment in the forming of paper web
FI84637B (fi) Foerfarande och anordning vid formning av pappers- eller kartongbana.
GB2094364A (en) Methods and apparatus for forming a multi-layered paper web
JPS6344873B2 (ja)
JP3297057B2 (ja) 抄紙機用ロールおよびブレードツインワイヤ・ギャップフォーマ
US3357880A (en) Apparatus for making fibrous webs
JP2722192B2 (ja) ウェブ形成装置
US4220502A (en) Twin-wire web forming section in a paper machine
CA1242913A (en) Twin-wire former for paper machine
US4083750A (en) Flowbox with convergent wall portions
JPH0874191A (ja) 抄紙機のツインワイヤフォーマ
JPH04222288A (ja) 抄紙機のツインワイヤフォーマ
JPH0413479B2 (ja)
CA2091778C (en) Two-wire web-forming section of a paper machine
US4960492A (en) Common wire path of a wet end section of a twin wire paper making machine
KR100221122B1 (ko) 제지기의 웹 성형 장치 및 웹 성형 방법
JPS5942120B2 (ja) 抄紙機での2枚ワイヤ抄紙装置
JPH0726354B2 (ja) ストックからウェブを形成する形成装置と形成方法
JP3040634B2 (ja) 抄紙機のツインワイヤフォーマ
CA2277979C (en) Roll and blade twin-wire gap former for a paper machine
JPH05507970A (ja) 多層ウエブの形成装置及び多層ウエブの形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080323

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090323

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees