JPH062142A - 液体蒸気原料の供給装置 - Google Patents
液体蒸気原料の供給装置Info
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- JPH062142A JPH062142A JP4159099A JP15909992A JPH062142A JP H062142 A JPH062142 A JP H062142A JP 4159099 A JP4159099 A JP 4159099A JP 15909992 A JP15909992 A JP 15909992A JP H062142 A JPH062142 A JP H062142A
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Abstract
気原料の供給装置において、気化器から反応室に供給さ
れる原料蒸気を精密に安定させることで、各液体蒸気原
料の成分をSi、B、Pとしたときに、SiとBとPか
らなる均一性の良いBPSG膜を形成する。 【構成】 液体蒸気原料2,4,6を貯蔵する第一のタ
ンク32,34,36と、有機溶媒1,3,5を貯蔵す
る第二のタンク31,33,35と、前記第一及び第二
のタンクに接続され前記液体蒸気原料と前記有機溶媒の
混合液8,10,12を貯蔵する第三のタンク37,3
8,39と、前記第三のタンクの前記混合液を攪拌する
手段20,24と、前記第三のタンクに接続されてこの
第三のタンクから前記混合液の供給を受ける液体マスフ
ローコントローラー44と、前記液体マスフローコント
ローラーに接続された気化器50とを備える。
Description
に関し、特にLSIにおいて使用される絶縁膜を形成す
るための液体蒸気原料の供給装置に関するものである。
大し、デザイン・ルールは次第に厳しくなっている。こ
れに対応し、絶縁膜の形成のためのCVD装置は、これ
までのように無機化合物の気体原料用のものから、カバ
レッジの良い有機系の液体原料用のものに変わってきて
いる。例えば、LSIにおいて絶縁膜や平坦化膜として
広く用いられているBPSG膜は、無機化合物の気体で
あるSiH4 (シラン)とB2 H6 (ジボラン)とPH
3 (ホスフィン)とを原料としたものであるが、これに
代わり、有機化合物の液体であるTEOS(テトラエチ
ルオルソシリケイト)とTEB(トリエチルボレイト)
とTMOP(テトラメチルホスフェイト)とを原料とし
たBPSG膜が用いられている。
絶縁膜形成用CVD装置におけるBPSG膜の形成工程
の一例について説明する。図3は従来の絶縁膜形成用C
VD装置を示すものである。図3において、タンク32
に貯蔵されたSiの液体有機原料であるTEOS2は、
マスフローコントローラー43を通してタンク37に導
入され、ヒーター92によって保温される。タンク37
には、配管30から供給されマスフローコントローラー
40によりTEOS2の圧送に必要な圧力に調整された
N2 が配管54から供給されている。タンク37内のT
EOS2は、このN2 によって配管60に送られる。配
管60に供給されたTEOS2は、液体マスフローコン
トローラー44により必要量に制御され、気化器50に
送られる。ここで気化されたTEOS2は、再び液化し
ないようにヒーター90で保温されながら反応室80に
送られる。
ンの液体有機原料であるTEB4はタンク38に導入さ
れ、ヒーター92によって保温される。タンク38に
は、TEB4の圧送に必要な圧力に調整されたN2 が配
管56から供給されている。タンク38内のTEB4
は、このN2 によって配管62に送られる。配管62に
供給されたTEB4は、液体マスフローコントローラー
44により必要量に制御され、気化器50に送られる。
ここで気化されたTEB4は、再び液化しないようにヒ
ーター90で保温されながら反応室80に送られる。
たリンの液体有機原料であるTMOP6はタンク39に
導入され、ヒーター92によって保温される。タンク3
9には、TMOP6の圧送に必要な圧力に調整されたN
2 が配管58から供給されている。タンク39内のTM
OP6は、このN2 によって配管64に送られる。配管
64に供給されたTMOP6は、液体マスフローコント
ローラー44により必要量に制御され、気化器50に送
られる。ここで気化されたTMOP6は、再び液化しな
いようにヒーター90で保温されながら反応室80に送
られる。
EOS2、TEB4およびTMOP6の気体と、配管6
6から供給されたオゾンと酸素の混合ガスとを、反応室
80においてヒーター94で保温しながら熱分解反応さ
せることにより、ウェハー82上にBPSG膜を形成さ
せる。
うな構成において、オゾンを含んだ酸素との熱分解反応
によりBPSG膜を成膜するのに必要な液体蒸気原料の
量は、TEOSが0.40(gr/分)〜2.00(g
r/分)、TEBが0.040(gr/分)〜0.20
(gr/分)、TMOPが0.040(gr/分)〜
0.20(gr/分)と極少量であるため、図4に示す
様に液体マスフローコントローラー44において調節弁
45により制御された液体原料は連続した流体となら
ず、不連続な滴状の流体9となる。このため、気化器5
0には不連続な滴状の流体9が供給され、気化器50か
ら調節弁41を介して、図3に示される反応室80に供
給される原料蒸気14は、その供給量がパルス的に変化
し、ウエハー82上には面内および膜の深さの両方向共
に、成分の均一性の悪いBPSG膜しか堆積することが
できないという問題点を有していた。
であり、気化器から反応室に供給される原料蒸気の量を
精密に安定させ、成分の均一性の良いBPSG膜を形成
し得る液体蒸気原料を供給することを目的とするもので
ある。
めに本発明の液体蒸気原料の供給装置は、液体蒸気原料
を貯蔵する第一のタンクと、有機溶媒を貯蔵する第二の
タンクと、前記第一及び第二のタンクに接続され前記液
体蒸気原料と前記有機溶媒の混合液を貯蔵する第三のタ
ンクと、前記第三のタンクの前記混合液を攪拌する手段
と、前記第三のタンクに接続されてこの第三のタンクか
ら前記混合液の供給を受ける液体マスフローコントロー
ラーと、前記液体マスフローコントローラーに接続され
た気化器とを備えた。
よれば、第一のタンクから供給された極少量の液体蒸気
原料と第二のタンクから供給された多量の有機溶媒とが
第三のタンク中で混合され、液体マスフローコントロー
ラーにより液体蒸気原料を連続した流体として制御する
のに充分な量とされているので、液体マスフローコント
ローラーによって精密に流量制御することができる。さ
らに第三のタンク中に混合液を攪拌する手段が設けられ
ていることによって、混合液の成分比は常に一定となっ
ている。このため、気化器から反応室に供給される原料
蒸気を常に安定かつ精密に制御することができるので、
各液体蒸気原料の成分をSi、B、Pとしたときに、こ
れらSiとBとPからなる均一性の良い膜を形成するこ
とができる。
実施例について、図1を参照しながら説明する。
iの液体有機原料であるTEOS2とタンク31に貯蔵
された容量比でその50から500倍の有機溶媒として
のエタノール1とは、マスフローコントローラー43を
通してタンク37に導入される。タンク37内には攪拌
子20が備えられており、この攪拌子20は、タンク外
に位置する完全に独立の構造の攪拌用モーター24によ
り磁力によって攪拌のための動力が与えられている。タ
ンク37に導入されたTEOS2とエタノール1との混
合液8は攪拌子20によって攪拌混合されるとともに、
ヒーター92によって保温される。また、タンク37に
は配管30から供給されマスフローコントローラー40
により混合液8の圧送に必要な圧力に調整されたN2 が
配管54から供給されている。タンク37内の攪拌され
た混合液8は、このN2 によって配管60に送られる。
配管60に供給された混合液8は、液体マスフローコン
トローラー44により必要量に制御され、気化器50に
送られる。混合液8はここで気化され、再び液化しない
ようにヒーター90で保温されながら反応室80に送ら
れる。
体有機原料であるTEB4とタンク33に貯蔵された容
量比でその50から500倍の有機溶媒としてのエタノ
ール3とは、マスフローコントローラー43を通してタ
ンク38に導入される。タンク38に導入されたTEB
4とエタノール3との混合液10は、混合液8と同様に
して攪拌子20によって攪拌混合されるとともに、ヒー
ター92によって保温される。また、タンク38には、
マスフローコントローラー40により混合液10の圧送
に必要な圧力に調整されたN2 が配管56から供給され
ている。タンク38内の攪拌された混合液10は、この
N2 によって配管62に送られる。配管62に供給され
た混合液10は、液体マスフローコントローラー44に
より必要量に制御され、気化器50に送られる。混合液
10はここで気化され、再び液化しないようにヒーター
90で保温されながら反応室80に送られる。
体有機原料であるTMOP6とタンク35に貯蔵された
容量比でその50から500倍の有機溶媒としてのエタ
ノール5とは、マスフローコントローラー43を通して
タンク39に導入される。タンク39に導入されたTM
OP6とエタノール5との混合液12は、混合液8と同
様にして攪拌子20によって攪拌混合されるとともに、
ヒーター92によって保温される。また、タンク39に
は、マスフローコントローラー40により混合液12の
圧送に必要な圧力に調整されたN2 が配管58から供給
されている。タンク39内の攪拌された混合液12は、
このN2 によって配管64に送られる。配管64に供給
された混合液12は、液体マスフローコントローラー4
4により必要量に制御され、気化器50に送られる。混
合液12はここで気化され、再び液化しないようにヒー
ター90で保温されながら反応室80に送られる。
OS2とエタノール1との混合液8の蒸気、TEB4と
エタノール3との混合液10の蒸気、およびTMOP6
とエタノール5との混合液12の蒸気が送られる。これ
らの蒸気と配管66から供給されたオゾンと酸素の混合
ガスとを、反応室80においてヒーター94で保温しな
がら熱分解反応させることにより、ウェハー82上にB
PSG膜を形成させる。
と、液体蒸気原料であるTEB4と、液体蒸気原料であ
るTMOP6はそれぞれ、容量比でその50〜500倍
の有機溶媒であるエタノール1,3,5と混合され、気
化して反応室80に送り込まれる混合液の全量は、TE
OSとエタノールの混合液8が20(gr/分)〜10
00(gr/分)、TEBとエタノールの混合液10が
2.0(gr/分)〜100(gr/分)、TMOPと
エタノールの混合液12が2.0(gr/分)〜100
(gr/分)とされる。その結果、図2に示すように、
液体蒸気原料を連続した流体7として扱うことができ、
液体マスフローコントローラー44により直接、精密に
流量制御することができる。また、気化器50には常に
安定した液体蒸気原料が供給されるので、気化器50は
常に安定した量の原料蒸気14を反応室80に供給する
ことができる。
を用いたが、メタノールあるいはイソプロピルアルコー
ルなどの他の有機溶媒を使用しても同じ結果が得られ
る。
体蒸気原料を貯蔵する第一のタンクと、有機溶媒を貯蔵
する第二のタンクと、前記第一及び前記第二のタンクに
接続され前記液体蒸気原料と前記有機溶媒の混合液を貯
蔵する第三のタンクと、前記第三のタンクの前記混合液
を攪拌する手段を設けているため、第一のタンクから供
給された極少量の液体蒸気原料と第二のタンクから供給
された多量の有機溶媒とは第三のタンク中で混合され、
液体マスフローコントローラーにより液体蒸気原料を連
続した流体として制御するのに充分な量とされる。この
ため、液体マスフローコントローラーによって精密に流
量制御することができる。さらに第三のタンク中に混合
液を攪拌する手段が設けられていることによって、混合
液の成分比は常に一定となっている。このため、気化器
から反応室に供給される原料蒸気を常に安定かつ精密に
制御することができるので、液体蒸気原料の成分をS
i、B、Pとしたときに、これらSiとBとPからなる
均一性の良い膜を形成することができる。
置の構成図である。
めの概略図である。
る。
めの概略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 液体蒸気原料を貯蔵する第一のタンク
と、有機溶媒を貯蔵する第二のタンクと、前記第一及び
第二のタンクに接続され前記液体蒸気原料と前記有機溶
媒の混合液を貯蔵する第三のタンクと、前記第三のタン
クの前記混合液を攪拌する手段と、前記第三のタンクに
接続されてこの第三のタンクから前記混合液の供給を受
ける液体マスフローコントローラーと、前記液体マスフ
ローコントローラーに接続された気化器とを備えること
を特徴とする液体蒸気原料の供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159099A JPH062142A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 液体蒸気原料の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159099A JPH062142A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 液体蒸気原料の供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062142A true JPH062142A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15686219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4159099A Pending JPH062142A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 液体蒸気原料の供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062142A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0968319A1 (en) * | 1996-11-27 | 2000-01-05 | Advanced Technology Materials, Inc. | Multiple vaporizer reagent supply system for chemical vapor deposition utilizing dissimilar precursor compositions |
EP1114882A2 (en) * | 1999-12-30 | 2001-07-11 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for depositing an electroless solution |
US9327456B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-05-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Method and apparatus for manufacturing fiber-reinforced base material |
US10525641B2 (en) | 2003-08-01 | 2020-01-07 | Northrop Grumman Innovation Systems, Inc. | Composite structures, forming apparatuses and related systems and methods |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4159099A patent/JPH062142A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0968319A1 (en) * | 1996-11-27 | 2000-01-05 | Advanced Technology Materials, Inc. | Multiple vaporizer reagent supply system for chemical vapor deposition utilizing dissimilar precursor compositions |
EP0968319A4 (en) * | 1996-11-27 | 2004-04-21 | Advanced Tech Materials | MULTIPLE EVAPORATOR REPLACEMENT SYSTEM FOR CVD USING UNIFORM PRECURSOR COMPOSITIONS |
EP1114882A2 (en) * | 1999-12-30 | 2001-07-11 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for depositing an electroless solution |
EP1114882A3 (en) * | 1999-12-30 | 2002-07-24 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for depositing an electroless solution |
US10525641B2 (en) | 2003-08-01 | 2020-01-07 | Northrop Grumman Innovation Systems, Inc. | Composite structures, forming apparatuses and related systems and methods |
US9327456B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-05-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Method and apparatus for manufacturing fiber-reinforced base material |
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