JPH0621305U - 電気自動車用電動機の発進時制御 - Google Patents
電気自動車用電動機の発進時制御Info
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- JPH0621305U JPH0621305U JP043203U JP4320392U JPH0621305U JP H0621305 U JPH0621305 U JP H0621305U JP 043203 U JP043203 U JP 043203U JP 4320392 U JP4320392 U JP 4320392U JP H0621305 U JPH0621305 U JP H0621305U
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気自動車における発進時の遅れ感をなく
し、発進フィーリングを向上させる。 【構成】 アクセル開度検出手段11及びアクセル操作
検出手段12の検出信号をコントロールユニット13へ
入力する。コントロールユニット13は、アクセル操作
検出手段12がアクセル操作を検出するのと同時に、車
両が動き始めるのに必要な最小電流を電動機14へ供給
する。以後この最小電流値をスタートとして、アクセル
開度に比例して増加する出力電流を供給する。
し、発進フィーリングを向上させる。 【構成】 アクセル開度検出手段11及びアクセル操作
検出手段12の検出信号をコントロールユニット13へ
入力する。コントロールユニット13は、アクセル操作
検出手段12がアクセル操作を検出するのと同時に、車
両が動き始めるのに必要な最小電流を電動機14へ供給
する。以後この最小電流値をスタートとして、アクセル
開度に比例して増加する出力電流を供給する。
Description
【0001】
本考案は、電気自動車に適用される電動機の発進時制御に係り、特に、発進フ ィーリグを向上させる電気自動車用電動機の発進時制御に関する。
【0002】
省エネルギや環境問題等の社会的要請に答えるため、内燃機関に変わる駆動源 として電動機を使用する電気自動車の研究・開発が進められ、一部で実用化され ている。
【0003】 そこで、電気自動車の概略構成を図4に示して簡単に説明する。電気自動車1 は、蓄電池2の保有する電気エネルギを電動機3で駆動力に変え、この駆動力を 車輪4に伝達して走行する。電動機3へ供給される出力電流は、ドライバーの操 作するアクセル開度(踏込み量)に対応してコントロールユニット5で調整され 、この電流値が大きい程電動機の出力が大きくなって車速も増す。すなわち、電 動機3は内燃機関自動車のエンジンに相当する。
【0004】 また、蓄電池2は内燃機関自動車の燃料タンクに相当し、一般電源6から受け た交流を充電装置7で変換した直流電流の供給を受けることにより、電気エネル ギを化学的に蓄えることができる。
【0005】 なお、電動機3で発生した駆動力を車輪4へ伝達する駆動系は、基本的には内 燃機関自動車と同じであるが、電動機の出力特性により変速機を省略することも 可能である。
【0006】
ところで、前述した従来の電気自動車では、図3に破線で示す如く、アクセル を踏込み始めて踏込み量がa%となった時点から電動機電流が出力され、以後踏 込量に比例して増加する。すなわち、アクセル踏込量が0〜a%の領域はアクセ ルペダルの遊びになり、アクセル開度は踏込量がa〜100%の領域で比例増加 する。
【0007】 このため、電気自動車の発進時には、アクセルペダルの踏込みを開始してa% の踏込み量となった時点から停止中の電動機に出力電流が供給され、この出力電 流が少ない間は電動機の軸出力が不足する。従って、電気自動車がころがり抵抗 に打ち勝って発進を開始するまでには若干の時間を要し、アイドリング運転状態 から速やかに発進する内燃機関自動車の運転に慣れたドライバーにとっては、遅 れ感があって好ましい発進フィーリグとはいえなかった。また、出力電流の供給 を開始してから発進するまでの間に、電動機が無駄な電力を消費してしまうとい った問題もあった。
【0008】 そこで、本考案の目的は、電気自動車の発進フィーリグを向上させうる電気自 動車用電動機の発進時制御を提供することにある。
【0009】
本考案は、前述の課題を解決するもので、アクセル開度に比例した出力電流を 駆動用の電動機に供給して車速を制御する電気自動車において、アクセル操作の 有無を検出するアクセル操作検出手段と、アクセル踏込み量の増加に伴って大き くなる前記アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、前記アクセル操作 検出手段及びアクセル開度検出手段から入力された信号に基づいて前記電動機の 出力電流を制御するコントロールユニットとを具備し、該コントロールユニット が、車両発進時に前記アクセル操作検出手段がアクセル踏込み操作の開始を検出 するのと同時に、車両が動き始めるのに必要な最小電流を供給するように構成し たことを特徴とする電気自動車用電動機の発進時制御である。
【0010】
前述の手段によれば、電気自動車の発進時にアクセル操作検出手段がアクセル 踏込み操作の開始を検出すると、これと同時に車両が動き始めるのに必要な最小 電流を供給し、以後この最小電流値をスタートとしてアクセル開度に比例した出 力電流が供給される。従って、出力電流の供給開始から発進までの時間が短縮さ れ、内燃機関自動車に近い発進フィーリグとなる。
【0011】
本考案による電気自動車用電動機の発進時制御の一実施例を図1ないし図3に 基づいて説明する。
【0012】 図1のブロック図において、アクセル開度検出手段11及びアクセル操作検出 手段12の検出信号がコントロールユニット13に入力され、該コントロールユ ニット13が電動機14へ供給する電流値を制御するように構成されている。
【0013】 アクセル開度検出手段11は、たとえばドライバーの操作するアクセルペダル (図示略)踏込み量に応じた抵抗値の変化を検出するもので、この信号を受けた コントロールユニット13では、アクセル開度に対応する出力電流が電動機14 へ供給されるように制御する。
【0014】 アクセル操作検出手段12は、ドライバーによるアクセルペダルの操作の有無 を検出するもので、たとえばアクセルペダルの踏込み量が所定の遊び代を超えた 時にONとなるアクセルスイッチを設けておけばよい。
【0015】 次に、コントロールユニット13内の制御は、図2のフローチャートに示す如 く、最初にアクセル開度検出手段11及びアクセル操作検出手段12から入力さ れた信号に基づいてアクセルペダルの踏込みチェックを実施する。この結果、ア クセル操作検出手段として設けたアクセルスイッチ12がONであれば、続いて 車両が発進開始時か否かを判断する。発進開始時は、たとえば車速=0Km/H 及びブレーキ解除等の条件がそろった時であり、この場合にはアクセルスイッチ ONと同時に所定電流を電動機14へ供給する。この所定電流は、電気自動車が ころがり抵抗に打ち勝って動き出すのに必要な最小電流値を設定する。
【0016】 そして、上述した所定電流を通電した後は、アクセルスイッチOFF、車速= 0Km/H及びブレーキ操作等の条件が全てそろった車両停止時まで、アクセル 踏込み量(アクセル開度)に比例した出力電流を電動機14へ供給する。すなわ ち、図3に実線で示した如く、アクセル踏込み量がアクセルペダルの遊び代を超 えてa%まで踏込まれた時、アクセルスイッチ12がONになると同時に電動機 電流比でb%の出力電流が電動機14へ供給され、以後このb%をスタートとし てアクセル開度に比例して増加する出力電流が供給される。
【0017】 上述したような電動機の発進時制御を実施すれば、発進時にアクセルペダルを a%以上踏込むと電動機14がころがり抵抗に打ち勝つ軸出力を発揮するので、 電気自動車は速やかに発進して加速する。従って、車両の停止時には電動機14 の回転も停止してしまう電気自動車であっても、常にアイドリング運転の状態か ら発進する内燃機関自動車と略同じフィーリングで発進できるようになり、内燃 機関自動車の発進フィーリングに慣れているドライバーに違和感を与えることは ない。
【0018】
前述した本考案の発進時制御によれば、発進時のアクセル操作に対する発進遅 れ感が改善され、内燃機関自動車に慣れているドライバーにも違和感のない良好 な発進フィーリングを提供できる。また、従来の発進時において、通電開始から 実際に発進するまでの間に浪費していた電力の問題も解決され、蓄電池が保有し ている貴重な電気エネルギを有効に利用できるようにもなる。
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のコントロールユニットにおける制御例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】アクセル踏込み量と電動機電流比との関係を示
す図である。
す図である。
【図4】電気自動車の概略構成を示すブロック図であ
る。
る。
11 アクセル開度検出手段 12 アクセル操作検出手段(アクセルスイッチ) 13 コントロールユニット 14 電動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 浩恭 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 名取 一雄 東京都調布市西つつじケ丘2丁目4番1号 東京電力株式会社技術研究所内 (72)考案者 藤原 昇 東京都調布市西つつじケ丘2丁目4番1号 東京電力株式会社技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】アクセル開度に比例した出力電流を駆動用
の電動機に供給して車速を制御する電気自動車におい
て、アクセル操作の有無を検出するアクセル操作検出手
段と、アクセル踏込み量の増加に伴って大きくなる前記
アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、前記
アクセル操作検出手段及びアクセル開度検出手段から入
力された信号に基づいて前記電動機の出力電流を制御す
るコントロールユニットとを具備し、該コントロールユ
ニットが、車両発進時に前記アクセル操作検出手段がア
クセル踏込み操作の開始を検出するのと同時に、車両が
動き始めるのに必要な最小電流を供給するように構成し
たことを特徴とする電気自動車用電動機の発進時制御。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043203U JP2587378Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 電気自動車用電動機の発進時制御 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043203U JP2587378Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 電気自動車用電動機の発進時制御 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621305U true JPH0621305U (ja) | 1994-03-18 |
JP2587378Y2 JP2587378Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=12657377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992043203U Expired - Fee Related JP2587378Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 電気自動車用電動機の発進時制御 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587378Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP1992043203U patent/JP2587378Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2587378Y2 (ja) | 1998-12-16 |
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