JPH06212934A - エンジンオイルの流動性低下防止ヒーター - Google Patents

エンジンオイルの流動性低下防止ヒーター

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JPH06212934A
JPH06212934A JP847793A JP847793A JPH06212934A JP H06212934 A JPH06212934 A JP H06212934A JP 847793 A JP847793 A JP 847793A JP 847793 A JP847793 A JP 847793A JP H06212934 A JPH06212934 A JP H06212934A
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JP
Japan
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oil
heater
oil pan
pan
engine
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Application number
JP847793A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kato
善之 加藤
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YUUGIYOKUEN CERAMICS KK
Original Assignee
YUUGIYOKUEN CERAMICS KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冬季等の寒冷の場合に、自動車等のエンジン
においては、エンジンオイルの流動性低下を来し、又は
凍結する。このため、そのような場合においてもオイル
の流動性が低下せず、従って凍結を防止できるエンジン
オイルの流動性低下防止ヒーターを提供する。 【構成】 エンジンのオイルパン中に、そのオイルパン
に対応して装脱自在に、又そのオイルパン中のオイルに
接して用いられるドレインコック又はオイルゲージ等の
部材にヒーターを設け、該ヒーターを、そのオイルパン
の外部に設けた電源に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のエンジン等
に用いられる、エンジンオイルの流動性低下防止ヒータ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に自動車等のエンジンは、公
知のため図示は省略するが、その下部にエンジンオイル
を収容するオイルパンが設けられており、クランクシャ
フトの軸受、その他に給油されたオイルは落下してこの
オイルパンに収容され、又このオイルパンからポンプに
より吸引されて、各部の給油に用いられ、循環して潤滑
が行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の、オ
イルパンに収容されているエンジンオイルは、次のよう
な問題を有している。それは冬季等の外気の寒冷の場合
に流動性の低下を起こす。或は又凍結の恐れがある。こ
のためエンジンを作動させてそのまま停止させずにおい
たり、又は季節毎にオイルを交換することにより、この
問題に対処している。このためその付近における騒音公
害、排気ガスによる大気汚染、廃油処理等の諸問題が発
生している。
【0004】この発明は上記のような諸種の問題を解決
するためになされたもので、その目的は冬季等の寒冷の
場合においてもエンジンオイルが流動性の低下を来すこ
とがなく、かつ凍結等の恐れをなくすことができ、従っ
て上記従来例に述べたエンジンの作動による騒音公害、
排気ガスによる大気汚染、廃油処理等の各種問題を解決
することのできる、エンジンオイルの流動性低下防止ヒ
ーターを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明について述べるとそれは、エンジンのオイルパン
中に、該オイルパンに対応して装着自在に、かつ該オイ
ルパン中のオイルに接して用いられる部材にヒーターを
設け、該ヒーターを、上記オイルパンの外部に設けた電
源に接続したことを特徴とする、エンジンオイルの流動
性低下防止ヒーターである。
【0006】又オイルパン中の、オイルに接して用いら
れる部材は、オイルパン中のオイルの温度により作動
し、同部材に設けたヒーターを制御するサーモスタット
を有する、前記エンジンオイルの流動性低下防止ヒータ
ーである。又オイルパン中の、オイルに接して用いられ
る部材は、同オイルパンの廃油口を開閉するドレインコ
ックである上記エンジンオイルの流動性低下防止ヒータ
ーである。 又オイルパン中の、オイルに接して用いら
れる部材は、同オイルパンのオイル量を計るオイルゲー
ジである上記エンジンオイルの流動性低下防止ヒーター
である。
【0007】
【作用】この考案は前記のように構成されたことによ
り、オイルパンの外部に設けた電源により、オイルパン
中において用いる部材、即ちドレインコック又はオイル
ゲージ等に設けたヒーターに通電し、該ヒーターを発熱
させ、この発熱により同オイルパン中のオイルを加熱す
る。このため冬季等において寒冷の場合においても上記
オイルの分子運動は増大させられ、これによりその流動
性低下を防止することができる。又凍結を防止すること
ができる。
【0008】従って前記従来のエンジンによる騒音公
害、排気ガスによる大気汚染、廃油処理の問題を解決す
ることができる。又オイルパン中の、オイルに接して用
いられる部材に、同部材であるドレインコック、又はオ
イルゲージに、サーモスタットを設けたものは、上記オ
イルの温度により上記部材に、又同部材であるドレイン
コック又はオイルゲージに設けたヒーターを制御するこ
とができるため、この装置を自動的に制御することがで
きる。しかも上記ヒーターはオイルパン中に、該オイル
パンに対応して装脱自在に、かつ該オイルパン中のオイ
ルに接して用いられる部材に設けるものであり、従って
オイルパン自体は加工、変形等の必要がなく、このため
容易に従来のオイルパン中にヒーターを設けることがで
きる。
【0009】
【実施例】図1において、1はエンジン(図示省略)の
下部に設けられたオイルパンであり、2は該オイルパン
1中に、該オイルパン1に対応して装脱自在に、かつ該
オイルパン1中のオイル3に接して用いられる部材であ
り、一例としてオイルパン1の底部4に形成された廃油
口5に装着されたドレインコックである。そしてこの部
材2にヒーター6が設けられている。
【0010】7は導線であり、上記ヒーター6と電源8
とを接続している。なお、電源8は一例としてエンジン
起動用のバッテリーであるが、この外、その自動車等の
外部の、例えば通常の商用電流の電源等であっても差支
えはない。そして上記部材2としてのドレインコック
は、ヒーター6を設けてない通常のドレインコックに交
換することが容易である。なお9はスイッチを示す。
【0011】次に10は上記ドレインコックと同じくオ
イルパン1中に、該オイルパン1に対して装脱自在に、
かつ該オイルパン1中のオイル3に接して用いられる部
材であり、一例として上記オイルパン1中のオイル3の
量を計るオイルゲージである。そしてこのオイルゲージ
の先端部にヒーター11が設けられてあり、同ヒーター
11に導線12を介して電源13が接続されている。こ
の電源13は一例としてバッテリーであるが、これは前
記のようにその他の電源であっても差支えはない。14
はスイッチを示す。
【0012】又図2において4は前記のようにオイルパ
ン1の底部であり、この底部4の廃油口5に、部材2と
してのドレインコックが螺合して設けられている。16
は金属製の本体で、その上部に螺条17が形成され、こ
れにより前記底部4に形成された螺溝18に固く螺合さ
れている。19は弾性体製のパッキンを示す。
【0013】そして前記ヒーター6は一例として電熱線
20が伝熱性の筒部21中に収容されている。23は絶
縁部材である。又24は導線を示す。
【0014】次に図3において10は前記のようにヒー
ター11を設けた部材であり、一例としてオイルゲージ
である。そして同オイルゲージは、同図に示すように金
属により管状に形成され、上部に摘み26を有してい
る。27は一例として電熱線であり、伝熱性の筒部28
中に収容されている。29は絶縁部材である。
【0015】又30は導線、31はキャップを示す。そ
して図1において、32は前記オイルパン1に設けられ
た筒状のガイド部材を示す。そして前記部材2としての
ドレインコックは、冬季等の寒冷の際において、スイッ
チ9を用い、電源8から通電してヒーター6を発熱させ
る。これによりオイル3を加熱して、オイル3の分子運
動を増大させ、オイル3の流動性の低下を防止する。又
凍結を防止する。又夏期等においてはそのまま設けてお
いても差支えはないが、通常の、即ちヒーター6等を有
しないドレインコックに替えて用いてもよい。又部材1
0としてのオイルゲージも通常のオイルゲージと同様に
用い、冬季等の寒冷の際においてスイッチ14を用い、
電源13から通電し、ヒーター11を発熱させてオイル
3を加熱し、その流動性低下又は凍結を防止する。そし
て必要ならばドレインコック及びオイルゲージの両方の
ヒーター6、11を共に発熱させて用いてもよい。なお
この装置においては導線7、12ともオイルパン1の外
部において部材2、10のヒーター6、11に接続でき
るように形成されているため、接続が容易である。次に
図4、図5はそれぞれこの発明の他の実施例を示すが、
同図4及び5において33、34は、それぞれサーモス
タットであり、一例としてバイメタルが用いられてい
る。そして同サーモスタット33、34はそれぞれ前記
オイルパン1中のオイル3の温度により作動させられ、
前記ヒーター6、11を制御するようになっている。こ
のため上記ヒーター6、11は自動的に開閉させられ、
オイル3も又自動的に所定温度を保つようになってい
る。
【0016】
【発明の効果】この発明は前記のように構成されたこと
により、冬季等の寒冷の場合において、ドレインコック
又はオイルゲージ等のオイルパン中に設ける部材のヒー
ターを発熱させ、オイルパン中のオイルの流動性低下を
防止することができる。又凍結を防止することができ
る。従って前記従来例に述べたエンジンによる騒音公
害、及び排気ガスによる大気汚染、廃油処理等の問題を
すべて解決することができる。又上記部材にサーモスタ
ットを設けたものは、自動的に上記作用を行わせること
ができる。しかも、このような装置はオイルパン自体に
は特に加工、又は変形等をしなくてすむので従来のオイ
ルパンに容易に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、エンジンオイルの流
動性低下防止ヒーターの概略を示す斜視図である。
【図2】図1に示す部分の拡大詳細図である。
【図3】図2と異る、図1に示す部分の拡大詳細図であ
る。
【図4】この発明の他の実施例を示し、図2に相当する
図である。
【図5】この発明の更に他の実施例を示し、図3に相当
する図である。
【符号の説明】
1 オイルパン 2 部材 3 オイル 4 底部 5 廃油口 6 ヒーター 7 導線 8 電源 9 スイッチ 10 部材 11 ヒーター 12 導線 13 電源 14 スイッチ 33 サーモスタット 34 サーモスタット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのオイルパン中に、該オイルパ
    ンに対応して装着自在に、かつ該オイルパン中のオイル
    に接して用いられる部材にヒーターを設け、該ヒーター
    を、上記オイルパンの外部に設けた電源に接続したこと
    を特徴とする、エンジンオイルの流動性低下防止ヒータ
    ー。
  2. 【請求項2】 オイルパン中の、オイルに接して用いら
    れる部材は、オイルパン中のオイルの温度により作動し
    て同部材に設けたヒーターを制御するサーモスタットを
    有する、請求項1記載のエンジンオイルの流動性低下防
    止ヒーター。
  3. 【請求項3】 オイルパン中の、オイルに接して用いら
    れる部材は、同オイルパンの廃油口を開閉するドレイン
    コックである請求項1又は2記載の、エンジンオイルの
    流動性低下防止ヒーター。
  4. 【請求項4】 オイルパン中の、オイルに接して用いら
    れる部材は、同オイルパンのオイル量を計るオイルゲー
    ジである請求項1又は2記載の、エンジンオイルの流動
    性低下防止ヒーター。
JP847793A 1993-01-21 1993-01-21 エンジンオイルの流動性低下防止ヒーター Pending JPH06212934A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6745739B2 (en) 2001-10-17 2004-06-08 Mazda Motor Corporation Intake system of an engine
US7104233B2 (en) 2004-04-22 2006-09-12 Briggs & Stratton Corporation Engine oil heater
JP2009047052A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Honda Motor Co Ltd コージェネレーション装置
US9512751B2 (en) 2014-09-22 2016-12-06 Hyundai Motor Company Device and method for reducing fuel dilution of diesel engine

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