JPH062125A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH062125A
JPH062125A JP15550692A JP15550692A JPH062125A JP H062125 A JPH062125 A JP H062125A JP 15550692 A JP15550692 A JP 15550692A JP 15550692 A JP15550692 A JP 15550692A JP H062125 A JPH062125 A JP H062125A
Authority
JP
Japan
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target
thin film
metal thin
purity
wafer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15550692A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyo Mizutani
晶代 水谷
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH062125A publication Critical patent/JPH062125A/ja
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極や配線用などの金属薄膜を被着するため
のスパッタ装置に関し,ターゲット材の純度に依存する
こと無く,高純度金属薄膜の被着を可能にする。 【構成】 ターゲット11とターゲットホルダ12との
間で放電を起こし,Arをイオン化させて,Ar+ とす
る。Ar+ は,ターゲット11をスパッタする。その結
果,ターゲット11の表面から,ターゲット構成材料
(M)の中性スパッタ粒子(M0 )が飛び出してくる。
0 は,Arプラズマ(Ar* )中に拡散し,Ar*
エネルギーによりイオン化して,M+ となる。M+ は,
質量分離部15内に入る。M+ は,4本の柱状電極16
a,16b,16c,16dによって囲まれた空間内を
振動しながらウェーハ17の方向に向かって進む。目的
元素イオンM+ 1 のみが質量分離部15を透過してウ
ェーハ17上に到達し,目的元素Mm1 のみからなる高
純度の金属薄膜を堆積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,半導体製造装置,特に
半導体装置の電極用や配線用の金属薄膜を被着するため
のスパッタ装置に関する。
【0002】近年,半導体集積回路装置の高集積化,高
密度化に伴って,エレクトロマイグレーション耐性やス
トレスマイグレーション耐性を高めるために,電極用や
配線用の金属薄膜には,高純度化が要求されている。
【0003】
【従来の技術】半導体装置の電極や配線は,半導体基板
上にスパッタ法によって金属薄膜を生成した後,フォト
リソグラフィおよびエッチング技術によりパターニング
して形成される。
【0004】従来のスパッタ装置では,金属ターゲット
をArイオンでスパッタし,スパッタされた中性粒子を
そのままウェーハ上に堆積していた。そのため,金属タ
ーゲット材中に混入している不純物元素もスパッタされ
るので,ウェーハ上に堆積される金属薄膜は,その中に
不純物元素が混入したものとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスパッタ装置で
ウェーハ上に堆積した金属薄膜中には,必然的に不純物
元素が混入するので,膜の特性が悪くなる(例えば,抵
抗値やグレインサイズなどが所期の値からずれてしま
う),という問題が生じていた。
【0006】そこで,金属ターゲットを高純度化するこ
とにより,ウェーハ上に堆積される金属薄膜中の不純物
元素を減少させて高純度化を図っていた。しかし,金属
ターゲットの高純度化にも限度があり,金属ターゲット
の純度を高めるための処理工程にかかるコストが新たな
問題として生じていた。
【0007】本発明は,上記の問題点を解決して,ター
ゲット材の純度に依存すること無く,高純度の金属薄膜
を生成することができるようにした,半導体製造装置,
特に半導体装置の電極用や配線用の金属薄膜を生成する
ためのスパッタ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係る半導体製造装置は,金属薄膜を被着
するためのスパッタ装置であって,不活性元素イオンを
陰極に衝突させて,陰極構成材料の中性粒子をスパッタ
させるスパッタ部と,スパッタされた陰極構成材料の中
性粒子を,不活性元素プラズマ中でイオン化させるイオ
ン化部と,イオン化された陰極構成材料粒子のうち,目
的元素イオンと不純物元素イオンとを分離して,目的元
素イオンを選別して透過させる質量分離部とを含むよう
に構成する。
【0009】
【作用】本発明に係るスパッタ装置は,スパッタ部,イ
オン化部,および質量分離部から構成されている。
【0010】スパッタ部は,不活性元素イオンを陰極に
衝突させて,陰極構成材料の中性粒子をスパッタさせ
る。イオン化部は,スパッタされた陰極構成材料の中性
粒子を,不活性元素プラズマ中でイオン化させる。
【0011】質量分離部は,イオン化された陰極構成材
料粒子のうち,目的元素イオンと不純物元素イオンとを
分離して,目的元素イオンを選別して透過させる。すな
わち,スパッタ部において,不活性元素イオンの衝突に
よって生起された陰極構成材料の中性粒子(目的元素の
中性粒子および不純物元素の中性粒子)は,イオン化部
において,不活性元素プラズマ中でイオン化される。イ
オン化された陰極構成材料粒子は,一種のフィルタであ
る質量分離部に導入される。質量分離部に導入された陰
極構成材料粒子イオンは,目的元素イオンと不純物元素
イオンとに分離され,目的元素イオンが選別されて,質
量分離部を透過し,ウェーハ上に到達して堆積する。
【0012】したがって,本発明に係るスパッタ装置に
よれば,ウェーハ上に目的元素のみから成る高純度の金
属薄膜を生成することが可能になる。
【0013】
【実施例】図1は,本発明の一実施例構成を示す図であ
る。図中,11はターゲット,12はターゲットホル
ダ,13はガス導入口,14はイオンの進行方向を示す
矢印,15は質量分離部,16は柱状電極,17はウェ
ーハである。
【0014】ターゲット11は,陰極を構成し,例え
ば,棒状に加工されたアルミニウム(Al)から成る。
ターゲットホルダ12は,陽極を構成すると共に,陰極
を構成するターゲット11を保持する。
【0015】ガス導入口13は,ターゲットホルダ12
内に不活性元素ガス,例えばアルゴン(Ar)ガスを導
入するためのものである。矢印14は,ターゲットホル
ダ12内でイオン化されたイオンの進行方向を示す。
【0016】質量分離部15は,互いに平行に等間隔に
配置された4本の柱状電極16a,16b,16c,1
6dから成る。相対する一の組を構成する2本の柱状電
極,例えば16a,16cは,互いに電気的に接続され
て正電位が付与され,相対する他の組を構成する2本の
柱状電極,例えば16b,16dは,互いに電気的に接
続されて負電位が付与されている。
【0017】以下,図1に示すスパッタ装置の動作を説
明する。 ガス導入口13から,ターゲットホルダ12内にA
rガスを導入する。 ターゲット11とターゲットホルダ12との間で放
電を起こし,Arをイオン化させて,Ar+ とする。
【0018】 Ar+ は,ターゲット11をスパッタ
する。その結果,ターゲット11の表面から,ターゲッ
ト構成材料(M)の中性スパッタ粒子(M0 )が飛び出
してくる。
【0019】 中性スパッタ粒子(M0 )は,Arプ
ラズマ(Ar* )中に拡散し,Ar * のエネルギーによ
りイオン化して,M+ となる。この過程を式で示すと,
次のようになる。
【0020】M0 +Ar* → Ar+e- +M++ は,矢印14の方向に進んで,質量分離部15
内に入る。 質量分離部15は,互いに平行に等間隔に配置された4
本の柱状電極16a,16b,16c,16dから成
り,相対する2本の柱状電極16a,16cは,互いに
電気的に接続されて正電位が付与され,相対する他の2
本の柱状電極16b,16dは,互いに電気的に接続さ
れて負電位が付与されている構造をしている。
【0021】M+ は,4本の柱状電極16a,16b,
16c,16dによって囲まれた空間内を振動しながら
ウェーハ17の方向に向かって進む。このとき,目的元
素の質量をm1 ,不純物元素の質量をm2 として,目的
元素イオンM+ 1 のみが4本の柱状電極16a,16
b,16c,16dによって囲まれた空間を透過するこ
とができ,不純物元素イオンM+ 2 は途中で発散して
しまうように,4本の柱状電極16a,16b,16
c,16dに印加する電位を設定しておく。
【0022】 目的元素イオンM+ 1 のみが質量分
離部15を透過してウェーハ17上に到達して,目的元
素Mm1 のみからなる高純度の金属薄膜が堆積される。
例えば,ターゲット11をアルミニウム(Al)で構成
すれば,ウェーハ17上に高純度のAl薄膜が堆積され
る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば,半導体装置の電極用や
配線用などの金属薄膜を被着するためのスパッタ装置に
おいて,ターゲット材の純度に依存すること無く,高純
度の金属薄膜を被着することができるようになる。その
結果,半導体装置の電極や配線などの信頼性が高くなる
ので,半導体装置の信頼性を高めることが可能になる。
【0024】また,ターゲット材の純度が少々低くても
高純度の金属薄膜を被着することができるので,従来,
ターゲット材の純度を高めるためにかけていたコストを
考慮すること無く,半導体装置を製造することが可能に
なる。
【0025】このように,本発明は,半導体装置の信頼
性の向上および製造コストの低減に寄与するところが大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成を示す図である。
【符号の説明】
11 ターゲット 12 ターゲットホルダ 13 ガス導入口 14 イオンの進行方向を示す矢印 15 質量分離部 16 柱状電極 17 ウェーハ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄膜を被着するためのスパッタ装置
    であって,不活性元素イオンを陰極に衝突させて,陰極
    構成材料の中性粒子をスパッタさせるスパッタ部と,ス
    パッタされた陰極構成材料の中性粒子を,不活性元素プ
    ラズマ中でイオン化させるイオン化部と,イオン化され
    た陰極構成材料粒子のうち,目的元素イオンと不純物元
    素イオンとを分離して,目的元素イオンを選別して透過
    させる質量分離部とを含むことを特徴とする半導体製造
    装置。
JP15550692A 1992-06-16 1992-06-16 半導体製造装置 Withdrawn JPH062125A (ja)

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JP15550692A JPH062125A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 半導体製造装置

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JP15550692A JPH062125A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 半導体製造装置

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JPH062125A true JPH062125A (ja) 1994-01-11

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ID=15607540

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JP15550692A Withdrawn JPH062125A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 半導体製造装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07183219A (ja) * 1993-10-08 1995-07-21 Varian Assoc Inc プラズマからのイオン抽出を採用するpvd装置
JP2002252175A (ja) * 2001-02-16 2002-09-06 Applied Materials Inc 気相堆積装置及び方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07183219A (ja) * 1993-10-08 1995-07-21 Varian Assoc Inc プラズマからのイオン抽出を採用するpvd装置
JP2002252175A (ja) * 2001-02-16 2002-09-06 Applied Materials Inc 気相堆積装置及び方法
JP4503194B2 (ja) * 2001-02-16 2010-07-14 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 気相堆積装置及び方法

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Effective date: 19990831