JPH10335320A - 半導体装置の製造装置及び製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造装置及び製造方法

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JPH10335320A
JPH10335320A JP14065997A JP14065997A JPH10335320A JP H10335320 A JPH10335320 A JP H10335320A JP 14065997 A JP14065997 A JP 14065997A JP 14065997 A JP14065997 A JP 14065997A JP H10335320 A JPH10335320 A JP H10335320A
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JP
Japan
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film
wafer
plasma
particles
electrode
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Withdrawn
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JP14065997A
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Inventor
Hiroshi Okamura
浩志 岡村
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラズマ化されたガスを用いてウエハ処理を行
う半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法に関
し、成膜速度、成膜効率、成膜粒子の配向性を高めた埋
め込み特性の改善と、形成膜への異種元素の混入を防ぐ
ことが出来る半導体装置の製造装置及び製造方法の提供
を目的とする。 【解決手段】成膜粒子をプラズマ化し、被処理体である
ウエハが載置されているウエハ載置台の電位をプラズマ
化された粒子によって調整することで埋め込み特性を改
善する。成膜速度と成膜効率は、イオン引き出し装置に
より、効率よく成膜粒子をウエハに導くことにより改善
される。形成される膜への異種元素の混入防止は質量分
析期により直接モニタリングすることで達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ化された
ガスを用いてウエハ処理を行う半導体装置の製造装置及
び半導体装置の成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAMをはじめとする半導体装
置の微細化、高集積化に伴い、高アスペクトコンタクト
ホールや狭いポリスペース等への埋め込みが困難になっ
てきている。このため、成膜物質の配向性を高める技術
が要望されている。
【0003】図5は、従来例のコリメートを用いたスパ
ッタ装置の構成図で、図中の符号516はターゲット、
517はウエハ、518はコリメートである。
【0004】上記スパッタ装置のターゲット516とウ
エハ517の間にコリメート518をはさむことで、図
中において横方向成分の大きなスパッタ粒子はウエハ5
17に到達できず、横方向成分の小さなスパッタ粒子の
みがウエハ517に到達できる。結果として配向性が高
まり、埋め込み特性が向上する。同様の考え方で、ロン
グスロー法を用いたスパッタ装置がある。これは、図5
において、コリメート518を除き、ターゲット516
とウエハ517の距離を大きく取ってあることを特徴と
し、配向性を向上させた装置である。
【0005】その他に、プラズマCVD法、スパッタ法
等といったプラズマ反応を利用した成膜装置がある。図
6は、従来例のプラズマ反応を用いたスパッタ装置の構
成図で、619は真空槽、620は一方の電極を兼ねた
成膜物質からなるターゲット、621は一方の電極であ
るターゲット620と対向するもう一方の電極となり、
かつ成膜されるウエハ622を載置するウエハ載置台、
623は高圧電源、624はガス排気口、625はガス
導入口である。
【0006】上記スパッタ装置を用いたスパッタは、ス
パッタ粒子がプラズマによりイオン化し、電極のウエハ
載置台621におかれたウエハ622上に、電界により
引っ張られて堆積するために、成膜速度が改善される。
【0007】形成される膜への異種元素の混入を防止す
る方法として、特開平5−65654号公報がある。
【0008】これは、チャンバの横にガス分析室を設け
てイオン種をモニタリングするものであり、形成される
膜への異種元素の混入を間接的に防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のコリメート法及
びロングスロー法を用いたスパッタは、横方向成分が大
きなスパッタ粒子がカットされるため、成膜速度が落
ち、効率が悪いという欠点がある。また、上記のプラズ
マを用いたCVD法及びスパッタ法では、プラズマ中の
構成イオン種が同定できず、形成される膜への異種元素
の混入を防止することが出来ない。さらに、上記特開平
5−65654号公報の方法では、スパッタされた粒子
は電界によって引っ張られるが、ウエハに到達せずに排
気される粒子も多くなり、成膜効率が悪い。また、異種
元素の混入の防止も間接的にモニタリングしているの
で、完全に防止出来ているとは言えない。
【0010】以上に述べた如く、従来の成膜方法では高
アスペクトホールやポリスペース等への埋め込み特性、
成膜速度、成膜効率等の改善と、形成される膜への異種
元素混入の防止を同時に達成することは困難である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(手段1)本発明の半導体装置の製造装置は、被処理体
への成膜物質をプラズマ化する手段と、プラズマ化され
た粒子を導入できるように設けられた質量分析器、電極
を兼ねた被処理体の載置台を有することを特徴とする。
【0012】(手段2)本発明の半導体装置の製造装置
は、前記のプラズマ化された粒子の導入において、磁場
と電界をかけることを特徴とする。
【0013】(手段3)本発明の半導体装置の製造装置
は、請求項1又は2記載の半導体装置の製造装置におい
て、成膜粒子の経路を変えることを特徴とする。
【0014】(手段4)本発明の半導体装置の製造方法
は、手段1又は手段2又は手段3記載の半導体装置の製
造装置を用いて、前記被処理体を処理することを特徴と
する。
【0015】
【作用】手段1の半導体装置の製造装置によれば、プラ
ズマ化された粒子を質量分析器により、直接モニタリン
グすることが出来るため、形成される膜への異種元素の
混入を完全に防止するという効果を奏する。また、電極
を兼ねた被処理体の載置台の電位を調整することで成膜
粒子の配向性が高められ、埋め込み特性が改善される。
【0016】手段2の半導体装置の製造装置によれば、
プラズマ化された粒子に磁場と電界をかけて、方々に飛
んでいく粒子を効率よく被処理体に導くことが出来るた
め、成膜速度と成膜効率が改善するという効果を奏す
る。
【0017】手段3の半導体装置の製造装置によれば、
目的の成膜粒子だけが被処理体に到達できるために、形
成される膜への異種元素の混入を防止するという効果を
奏する。
【0018】手段4の半導体装置の製造方法によれば、
成膜粒子の配向性が高められ、効率よく粒子を被処理体
に導くことが出来、形成される膜への異種元素の混入を
防止することが出来るために、埋め込み特性、成膜速
度、成膜効率、膜質の改善という効果を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は、本発明の請求項1又は請求項
3記載のプラズマ反応を用いたスパッタ装置について説
明する構成図である。その構成を説明すると、101は
真空槽、102は成膜元素からなる一方の電極を兼ねた
ターゲット、103は、ウエハ(被処理体)104が載
置されるウエハ載置台であり、かつもう一方の電極を兼
ねている。105は真空槽101へ処理ガス(主にはA
rガス)を導入するガス導入口、106は真空槽101
からのガス排気口、107はスパッタされた粒子をプラ
ズマ化するためのメッシュ電極、108は形成される膜
への異種元素の混入を防ぐ質量分析器、109は電圧源
である。
【0020】上記のスパッタ装置では、質量分析器をス
パッタ粒子の経路上に置くことにより、ウエハ等被処理
体への成膜元素を直接モニタリングしているために、特
開平5−65654号公報における装置のように成膜元
素を間接的にモニタリングしているものでは成しえない
異種元素の混入の防止を完全に達成することが出来る。
【0021】尚、上記の実施の形態1では、本発明をス
パッタ装置に適用しているが、プラズマ反応を利用する
他の半導体装置の製造装置、プラズマCVD装置やEC
RCVD装置等にも適用することが出来る。以下、実施
の形態2についても同様である。
【0022】(実施例1)次に、本発明の実施例を説明
する。
【0023】請求項1又は請求項3記載の半導体装置の
製造装置を用いてウエハ104上に絶縁膜(SiO
Si、TEOS等)や導電膜(Ti、TiN、
W、Al、Cu等)等を形成する、請求項4記載の半導
体装置の製造方法について説明する。
【0024】まず、ウエハ104をウエハ載置台103
に載せて真空槽101内を排気して減圧し、ガス導入口
よりArイオンガスを導入し、真空槽内の圧力を10
−3〜10−1Torrに保持する。
【0025】Arイオンによってスパッタされた粒子を
メッシュ電極107によりプラズマ化し、質量分析器1
08を通し、成膜に必要な元素のみを選択し、ウエハ1
04に堆積させる。尚、メッシュ電極107間の電圧は
100V〜500V、特に300V前後が望ましく、質
量分析にはマグネットもしくは電磁石を用いる。また、
ウエハ載置台103に印加する電圧は、ターゲット10
2とウエハ載置台103の電圧差でプラズマを発生させ
る物ではないから、高電圧に設定する必要が無く、メッ
シュ電極107間の電圧の100分の1から50分の1
程度、特に60分の1前後が望ましい。また、成膜粒子
の電荷が正か負かによって、電圧源109に接続されて
いるウエハ載置台103の電極を陰極か陽極に換えるこ
とが出来る。
【0026】上記実施例1により、成膜粒子の電荷の種
類によらず、ウエハ載置台103に静電気力により引っ
張られるために配向性が高まり埋め込み特性が改善さ
れ、実際にアスペクト比3、ホール径0.25μmのコ
ンタクトホールにTi膜をコンフォーマルに形成するこ
とが出来た(図4)。さらに形成される膜への異種元素
の混入を防ぐことも可能である。
【0027】(実施の形態2)図2は請求項2記載の半
導体装置の製造装置で上記実施の形態1においてイオン
引き出し装置210を備えた場合の該装置210付近の
構成図である。
【0028】質量分析器108に到達しないスパッタ粒
子を効率よく取り込み、成膜速度、成膜効率を改善する
ために、メッシュ電極107と質量分析器108との間
に、イオン引き出し装置210を設ける。
【0029】図3はイオン引き出し装置210の構成の
詳細図である。対向する2組は、まず1組が電極311
で電界を作り、もう1組はマグネットもしくは電磁石3
12で磁場を作る。これにより、横方向成分の大きかっ
たスパッタ粒子もイオン引き出し装置210によって配
向性が高まり、質量分析器108に効率よく導入され
る。イオン引き出し装置210の対向する電極311間
の電圧はウエハ載置台103に印加する電圧の絶対値と
同様にすることが望ましい。
【0030】上記実施の形態2により、前記実施の形態
1よりも更に成膜速度、成膜効率を改善することが出来
る。
【0031】前記実施の形態2において、メッシュ電極
107の役割を、イオン引き出し装置210の対向する
電極311に持たせる。この場合、メッシュ電極は必要
なくなり、対向する電極311間の電圧は、前記実施の
形態1においてメッシュ電極107にかける電圧と同様
である。この場合、前記実施の形態2において、メッシ
ュ電極107を省略した分だけ装置がコンパクトになる
という利点がある。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明により、高アスペ
クトホールやポリスペース等への埋め込み特性、成膜速
度、成膜効率等の改善と、形成される膜への異種元素混
入の防止を同時に達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のスパッタ装置について
説明する構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2におけるスパッタ装置
の、イオン引き出し装置付近について説明する構成図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態2におけるイオン引き出し
装置について説明する構成の詳細図である。
【図4】本発明の実施例1においてウエハ上にTi膜を
形成したときの断面図である。
【図5】従来例のコリメートを用いたスパッタ装置につ
いて説明する概略図である。
【図6】従来例のスパッタ装置について説明する構成図
である。
【符号の説明】
101 真空槽 102 ターゲット(一方の電極) 103 ウエハ載置台(もう一方の電極) 104 ウエハ(被処理体) 105 ガス導入口 106 ガス排気口 107 メッシュ電極 108 質量分析器 109 電圧源 210 イオン引き出し装置 311 電極 312 マグネットもしくは電磁石 413 Ti膜 414 絶縁膜 415 拡散層 516 ターゲット 517 ウエハ 518 コリメート 619 真空槽 620 ターゲット(一方の電極) 621 ウエハ載置台(もう一方の電極) 622 ウエハ 623 高電圧源 624 ガス排気口 625 ガス導入口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理体への成膜物質をプラズマ化する手
    段と、プラズマ化された粒子を導入できるように設けら
    れた質量分析器、電極を兼ねた被処理体の載置台を有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造装置。
  2. 【請求項2】前記のプラズマ化された粒子の導入におい
    て、磁場と電界をかけることを特徴とする半導体装置の
    製造装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の半導体装置の
    製造装置において、成膜粒子の経路を変えることを特徴
    とする半導体装置の製造装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2又は請求項3記載の
    半導体装置の製造装置を用いて、前記被処理体を処理す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP14065997A 1997-05-29 1997-05-29 半導体装置の製造装置及び製造方法 Withdrawn JPH10335320A (ja)

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Effective date: 20040803