JPH06212145A - 曇り防止用コーティング - Google Patents
曇り防止用コーティングInfo
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- JPH06212145A JPH06212145A JP5199795A JP19979593A JPH06212145A JP H06212145 A JPH06212145 A JP H06212145A JP 5199795 A JP5199795 A JP 5199795A JP 19979593 A JP19979593 A JP 19979593A JP H06212145 A JPH06212145 A JP H06212145A
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- carbon
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- activated carbon
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- C09D7/00—Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
- C09D7/40—Additives
- C09D7/60—Additives non-macromolecular
- C09D7/61—Additives non-macromolecular inorganic
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/02—Elements
- C08K3/04—Carbon
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K7/00—Use of ingredients characterised by shape
- C08K7/22—Expanded, porous or hollow particles
- C08K7/24—Expanded, porous or hollow particles inorganic
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K9/00—Use of pretreated ingredients
- C08K9/08—Ingredients agglomerated by treatment with a binding agent
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 キャリア用コーティングであり、このコーテ
ィングは、固体吸着成分と、この吸着成分をキャリアに
接着するための結合剤とからなり、前記吸着成分は、活
性炭を含有し、この活性炭は、キャリアに吸着したコー
ティングの20重量%−90重量%を形成し、前記活性
炭は、活性炭の全重量に対して少なくとも40重量%を
形成する中視孔炭素を含有するものである、キャリア用
コーティング。 【効果】 本発明のコーティングによれば、車の内装に
使用されたプラスチック材料または樹脂の揮発性成分の
気化により生じる曇りを防止するもしくは実質的に減少
させることができる。
ィングは、固体吸着成分と、この吸着成分をキャリアに
接着するための結合剤とからなり、前記吸着成分は、活
性炭を含有し、この活性炭は、キャリアに吸着したコー
ティングの20重量%−90重量%を形成し、前記活性
炭は、活性炭の全重量に対して少なくとも40重量%を
形成する中視孔炭素を含有するものである、キャリア用
コーティング。 【効果】 本発明のコーティングによれば、車の内装に
使用されたプラスチック材料または樹脂の揮発性成分の
気化により生じる曇りを防止するもしくは実質的に減少
させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揮発性成分を吸着可能
な、キャリア用コーティングに関し、特に車内の曇り防
止用コーティングに関する。本発明はまた、このコーテ
ィング形成用コーティング混合物に関する。本発明はま
た、帯電防止繊維材料に関する。
な、キャリア用コーティングに関し、特に車内の曇り防
止用コーティングに関する。本発明はまた、このコーテ
ィング形成用コーティング混合物に関する。本発明はま
た、帯電防止繊維材料に関する。
【0002】
【従来の技術】現代の自動車においては、大量のプラス
チックがその内装に使用されており、これによって、曇
りといわれる現象が発生する。すなわちこの曇りとは、
車の窓表面に濃縮物が付着することにより、車の窓から
の視界が減少することである。
チックがその内装に使用されており、これによって、曇
りといわれる現象が発生する。すなわちこの曇りとは、
車の窓表面に濃縮物が付着することにより、車の窓から
の視界が減少することである。
【0003】この濃縮物は、車の内装に使用されたプラ
スチック材料または樹脂が気化した結果の揮発性成分に
起因するものである。
スチック材料または樹脂が気化した結果の揮発性成分に
起因するものである。
【0004】これらのプラスチック材料は、多くの異な
った形状であり、この揮発性成分はプラスチック材料の
タイプおよびその成分の加工性に応じて多岐にわたる可
能性がある。
った形状であり、この揮発性成分はプラスチック材料の
タイプおよびその成分の加工性に応じて多岐にわたる可
能性がある。
【0005】たとえば、車のシート、ドアまたはピラ
(pillar)、カーペットなどに使用されたカバー
布は、潤滑剤を撚った糸、潤滑剤、帯電防止剤、柔軟剤
などを織るおよび/または編み込んだ糸を有している可
能性がある。特にこれらの揮発性成分とはたとえば、鉱
油、(潤滑剤に使用されるような)脂肪酸のアルキレン
オキシド縮合物、帯電防止剤として使用されるようなポ
リエチレンエマルジョン、アルカリスルホネート、脂肪
アルコールエチレンオキシド縮合物、および有機エステ
ルである。
(pillar)、カーペットなどに使用されたカバー
布は、潤滑剤を撚った糸、潤滑剤、帯電防止剤、柔軟剤
などを織るおよび/または編み込んだ糸を有している可
能性がある。特にこれらの揮発性成分とはたとえば、鉱
油、(潤滑剤に使用されるような)脂肪酸のアルキレン
オキシド縮合物、帯電防止剤として使用されるようなポ
リエチレンエマルジョン、アルカリスルホネート、脂肪
アルコールエチレンオキシド縮合物、および有機エステ
ルである。
【0006】発砲プラスチックが通常、たとえば裏張り
用パッドやシートに使用されている。この発砲プラスチ
ックから気化する揮発性成分は、たとえば、低分子量ポ
リマー類及びラクトン類である可能性がある。
用パッドやシートに使用されている。この発砲プラスチ
ックから気化する揮発性成分は、たとえば、低分子量ポ
リマー類及びラクトン類である可能性がある。
【0007】たとえばドアーケース、ピラ、ダッシュボ
ードなどの被覆材料として、ポリ塩化ビニルを使用する
ことが通常である。ジ−2−エチルヘキシルフタレート
または直鎖アルコールのフタレートなどの可塑剤は、重
合したポリ塩化ビニル成分内に残存するため、これが揮
発成分源となる。
ードなどの被覆材料として、ポリ塩化ビニルを使用する
ことが通常である。ジ−2−エチルヘキシルフタレート
または直鎖アルコールのフタレートなどの可塑剤は、重
合したポリ塩化ビニル成分内に残存するため、これが揮
発成分源となる。
【0008】揮発成分の他の源としては、裏張りなどの
接着用として使用された接着剤などが挙げられる。
接着用として使用された接着剤などが挙げられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車の
内装に使用されたプラスチック材料または樹脂の揮発性
成分の気化により生じる曇りを防止するもしくは実質的
に減少させるコーティングを提供することである。
内装に使用されたプラスチック材料または樹脂の揮発性
成分の気化により生じる曇りを防止するもしくは実質的
に減少させるコーティングを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、キャリ
ア用コーティングが提供され、このコーティングは、固
体吸着成分と、この吸着成分をキャリアに接着するため
の結合剤とからなり、前記吸着成分は、活性炭を含有
し、この活性炭は、キャリアに吸着したコーティングの
20重量%−90重量%を形成し、前記活性炭は、活性
炭の全重量に対して少なくとも40重量%を形成する中
視孔炭素(meso−pore carbon)を含有
するものである。
ア用コーティングが提供され、このコーティングは、固
体吸着成分と、この吸着成分をキャリアに接着するため
の結合剤とからなり、前記吸着成分は、活性炭を含有
し、この活性炭は、キャリアに吸着したコーティングの
20重量%−90重量%を形成し、前記活性炭は、活性
炭の全重量に対して少なくとも40重量%を形成する中
視孔炭素(meso−pore carbon)を含有
するものである。
【0011】好ましくは、前記活性炭は、コーティング
の50−90重量%、より好ましくはコーティングの5
0重量%と80重量%の間を形成する。
の50−90重量%、より好ましくはコーティングの5
0重量%と80重量%の間を形成する。
【0012】好ましくは、前記結合剤は、接着性を有す
る、天然または合成ポリマまたはコポリマからなる。こ
のポリマまたはコポリマは、コーティングにおいて硬化
または重合するものでも、しないものでもよい。
る、天然または合成ポリマまたはコポリマからなる。こ
のポリマまたはコポリマは、コーティングにおいて硬化
または重合するものでも、しないものでもよい。
【0013】結合剤として適当なポリマは、アクリル樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリアク
リロニトリル、スチレン ブタジエン ゴムまたはポリ
ウレタンが挙げられるが、これらのポリマのコポリマで
もよい。
脂、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリアク
リロニトリル、スチレン ブタジエン ゴムまたはポリ
ウレタンが挙げられるが、これらのポリマのコポリマで
もよい。
【0014】車内の曇りを防止または減少させるため、
キャリアは、本発明のコーティングによりコーティング
された車内の内装に使用される全ての適当な構成部品で
あってもよい。好ましくはこのコーティングは、車の構
成部品の内装表面に適用され、したがって、構成部品の
被覆表面は好ましくは浸透性である。コーティング自体
もまた、好ましくは揮発成分が吸着可能なように、浸透
性である。
キャリアは、本発明のコーティングによりコーティング
された車内の内装に使用される全ての適当な構成部品で
あってもよい。好ましくはこのコーティングは、車の構
成部品の内装表面に適用され、したがって、構成部品の
被覆表面は好ましくは浸透性である。コーティング自体
もまた、好ましくは揮発成分が吸着可能なように、浸透
性である。
【0015】好ましくはコーティングされたキャリア
は、車の内装内で大きな表面を有する。したがって、キ
ャリアとなる車の構成部品は、好ましくは、屋根または
ドアーピラライニングなどの裏張りであり、またはシー
トまたはカーペットである。シート用裏張りの場合に
は、コーティングは、被覆材料、内部緩衝材またはフォ
ームに適用可能である。大きな表面積を有する構成部品
のコーティングは、揮発性成分を迅速に吸着することが
可能である。
は、車の内装内で大きな表面を有する。したがって、キ
ャリアとなる車の構成部品は、好ましくは、屋根または
ドアーピラライニングなどの裏張りであり、またはシー
トまたはカーペットである。シート用裏張りの場合に
は、コーティングは、被覆材料、内部緩衝材またはフォ
ームに適用可能である。大きな表面積を有する構成部品
のコーティングは、揮発性成分を迅速に吸着することが
可能である。
【0016】適当な結合剤の選択は、キャリアの特性に
応じて行なわれてもよく、たとえば、シートカバーの布
またはシートフォームに適用されるコーティングとして
は、ポリウレタンなどの弾性的で柔軟性を有するポリマ
が好ましくは使用される。
応じて行なわれてもよく、たとえば、シートカバーの布
またはシートフォームに適用されるコーティングとして
は、ポリウレタンなどの弾性的で柔軟性を有するポリマ
が好ましくは使用される。
【0017】活性炭充填剤はまた、微視孔(micro
pores)を有する炭素、中視孔(mesopore
s)を有する炭素、および/または巨視孔(macro
pores)を有する炭素を含有可能である。
pores)を有する炭素、中視孔(mesopore
s)を有する炭素、および/または巨視孔(macro
pores)を有する炭素を含有可能である。
【0018】本明細書においては、微視孔は、1nmよ
り小さいサイズの孔であり、中視孔は、1から25nm
の間のサイズの孔であり、巨視孔は、25nmより大き
いサイズの孔である。
り小さいサイズの孔であり、中視孔は、1から25nm
の間のサイズの孔であり、巨視孔は、25nmより大き
いサイズの孔である。
【0019】好ましくは、微視孔炭素は、ココナツなど
のナッツの殻から得られ;中視孔炭素は、石炭から得ら
れ;巨視孔炭素は、木材から得られるものである。
のナッツの殻から得られ;中視孔炭素は、石炭から得ら
れ;巨視孔炭素は、木材から得られるものである。
【0020】炭素充填剤における炭素の重量比率は、炭
素充填剤の全重量に対して、好ましくは0重量%から4
0重量%の微視孔炭素、40重量%から80重量%の中
視孔炭素、0重量%から40重量%の巨視孔炭素であ
り、より好ましくは、20重量%から35重量%の微視
孔炭素、40重量%から70重量%の中視孔炭素、20
重量%から35重量%の巨視孔炭素である。
素充填剤の全重量に対して、好ましくは0重量%から4
0重量%の微視孔炭素、40重量%から80重量%の中
視孔炭素、0重量%から40重量%の巨視孔炭素であ
り、より好ましくは、20重量%から35重量%の微視
孔炭素、40重量%から70重量%の中視孔炭素、20
重量%から35重量%の巨視孔炭素である。
【0021】好ましくは、炭素充填剤の粒子サイズは、
500−1500sqm/g、より好ましくは500−
1400sqm/gの表面積を有するものである。
500−1500sqm/g、より好ましくは500−
1400sqm/gの表面積を有するものである。
【0022】好ましくは、コーティングは、キャリアに
適用するためのコーティング混合物を形成するため、結
合剤形成用高分子相を含有するエマルジョンまたは天然
または合成ラテックスを、活性炭の懸濁液と混合するこ
とにより、形成される。
適用するためのコーティング混合物を形成するため、結
合剤形成用高分子相を含有するエマルジョンまたは天然
または合成ラテックスを、活性炭の懸濁液と混合するこ
とにより、形成される。
【0023】好ましくは、高分子相は、エマルジョンま
たはラテックスの全重量の約40重量%を形成する。
たはラテックスの全重量の約40重量%を形成する。
【0024】好ましくは、エマルジョンまたはラテック
スの連続相は、水であるが、連続相は、有機溶媒であっ
てもよい。
スの連続相は、水であるが、連続相は、有機溶媒であっ
てもよい。
【0025】コーティング混合物は、常法手段にしたが
って、たとえばスプレーすることにより、またはドクタ
ーブレイドを使用することにより、キャリアに適用可能
である。プラスチックフォーム、緩衝材などに使用され
る不織布、または布などのキャリアに、コーティング
が、たとえば、浴中のエマルジョンを使用することによ
って、キャリアに含浸させるように、適用可能である。
好適な粘度のコーティング混合物を提供するために、相
溶性増ちょう剤が、十分な比率で添加されると、所望の
粘度が得られるものである。たとえば、樹脂がエマルジ
ョンの約40重量%である、ポリウレタン樹脂ラテック
スまたはエマルジョンを有するコーティング混合物とし
ては、ポリウレタン増ちょう剤は、エマルジョン(約2
4−28重量%の固体を含有)の形態で、ドクターブレ
イドによりキャリアの外表面への適用に適当なコーティ
ング混合物となるように、コーティング混合物の約2か
ら4重量%の割合で添加される。ラテックスまたはエマ
ルジョンがアクリルポリマー相を含有する場合には、増
ちょう剤はアクリル系増ちょう剤である。
って、たとえばスプレーすることにより、またはドクタ
ーブレイドを使用することにより、キャリアに適用可能
である。プラスチックフォーム、緩衝材などに使用され
る不織布、または布などのキャリアに、コーティング
が、たとえば、浴中のエマルジョンを使用することによ
って、キャリアに含浸させるように、適用可能である。
好適な粘度のコーティング混合物を提供するために、相
溶性増ちょう剤が、十分な比率で添加されると、所望の
粘度が得られるものである。たとえば、樹脂がエマルジ
ョンの約40重量%である、ポリウレタン樹脂ラテック
スまたはエマルジョンを有するコーティング混合物とし
ては、ポリウレタン増ちょう剤は、エマルジョン(約2
4−28重量%の固体を含有)の形態で、ドクターブレ
イドによりキャリアの外表面への適用に適当なコーティ
ング混合物となるように、コーティング混合物の約2か
ら4重量%の割合で添加される。ラテックスまたはエマ
ルジョンがアクリルポリマー相を含有する場合には、増
ちょう剤はアクリル系増ちょう剤である。
【0026】好ましくは、コーティングの重量/表面積
は、許容されないレベルまでコーティングの孔性を減少
させたり、または布の取り扱いに不利益な影響を与える
程、高くしすぎないことである。
は、許容されないレベルまでコーティングの孔性を減少
させたり、または布の取り扱いに不利益な影響を与える
程、高くしすぎないことである。
【0027】上記したように、コーティングされるべき
キャリアは、たとえば、車の裏張りの外表面または車の
シートカバーを形成する布、またはたとえば車のシート
または裏張りの内部を形成するプラスチックフォームな
どであってもよい。布は、セルロース繊維、ポリエステ
ル、ウール、アクリル、ポリアミドまたはポリプロピレ
ン糸を用いて、織られていても織られていなくても、ま
た編まれていてもよい。布の重量は、好ましくは、20
0−650g/sqm、より好ましくは220−450
g/sqmである。布は、平織りでも、表面タオル地の
ものでもよい。フォームはポリウレタンフォームでもよ
い。
キャリアは、たとえば、車の裏張りの外表面または車の
シートカバーを形成する布、またはたとえば車のシート
または裏張りの内部を形成するプラスチックフォームな
どであってもよい。布は、セルロース繊維、ポリエステ
ル、ウール、アクリル、ポリアミドまたはポリプロピレ
ン糸を用いて、織られていても織られていなくても、ま
た編まれていてもよい。布の重量は、好ましくは、20
0−650g/sqm、より好ましくは220−450
g/sqmである。布は、平織りでも、表面タオル地の
ものでもよい。フォームはポリウレタンフォームでもよ
い。
【0028】コーティングは直接、布を製作する前に、
糸/繊維に適用してもよく、このような場合には、キャ
リアは、糸/繊維により定められるものである。
糸/繊維に適用してもよく、このような場合には、キャ
リアは、糸/繊維により定められるものである。
【0029】柔軟材料、たとえばシート布などから形成
されたキャリアの場合には、コーティングは好ましく
は、20から150g/sqm、より好ましくは90か
ら140g/sqmの、重量/表面積比率を有するよう
に、キャリアの表面に適用可能である。
されたキャリアの場合には、コーティングは好ましく
は、20から150g/sqm、より好ましくは90か
ら140g/sqmの、重量/表面積比率を有するよう
に、キャリアの表面に適用可能である。
【0030】キャリアはまた、不織材料またはプラスチ
ックフォームが薄層とされたものからなる緩衝材の複合
体であってもよい。緩衝材のみが、スプレーまたは含浸
により、コーティング混合物でコーティングされてもよ
い。このような複合キャリアは、シート布、天井などと
して、使用可能である。
ックフォームが薄層とされたものからなる緩衝材の複合
体であってもよい。緩衝材のみが、スプレーまたは含浸
により、コーティング混合物でコーティングされてもよ
い。このような複合キャリアは、シート布、天井などと
して、使用可能である。
【0031】
【実施例】コーティング混合物の調製
【0032】活性炭は、ビーカに水を加えて、炭素粉末
が黒色になって湿気るまで一定速度で撹拌されて、均一
な液体が得られた。活性炭の重量までの量の水が、均一
な混合物を得るには、時には必要である。
が黒色になって湿気るまで一定速度で撹拌されて、均一
な液体が得られた。活性炭の重量までの量の水が、均一
な混合物を得るには、時には必要である。
【0033】通常、活性炭とほぼ同重量である、ポリウ
レタン樹脂エマルジョン(40%活性)が添加され、均
一な混合物が得られるまで撹拌された。
レタン樹脂エマルジョン(40%活性)が添加され、均
一な混合物が得られるまで撹拌された。
【0034】最後に、少量のポリウレタン増ちょう剤
(通常2−4重量部)が、注意深く添加されて撹拌さ
れ、全混合物が、布コーティング用に所望の粘度のコー
ティング混合物となるまで、撹拌された。
(通常2−4重量部)が、注意深く添加されて撹拌さ
れ、全混合物が、布コーティング用に所望の粘度のコー
ティング混合物となるまで、撹拌された。
【0035】コーティングされた布キャリアの調製 上記で得られたコーティング混合物は次いで、シートカ
バーとして使用に適する平織りポリエステルの車用布の
裏側にコーティングされた。典型的な実験用サイズのサ
ンプルは、約A4(30X20cm)サイズである。布
サンプルは、次いで、150℃で3分間、実験用オーブ
ンで乾燥された。この熱処理はまた、ポリウレタン樹脂
の架橋結合に効果的である。
バーとして使用に適する平織りポリエステルの車用布の
裏側にコーティングされた。典型的な実験用サイズのサ
ンプルは、約A4(30X20cm)サイズである。布
サンプルは、次いで、150℃で3分間、実験用オーブ
ンで乾燥された。この熱処理はまた、ポリウレタン樹脂
の架橋結合に効果的である。
【0036】面積あたりの典型的な(乾燥)重量は、約
90−140g/sqmである。コーティングにおける
実際の活性炭の重量は、50重量%から80重量%であ
る。
90−140g/sqmである。コーティングにおける
実際の活性炭の重量は、50重量%から80重量%であ
る。
【0037】布は帯電防止効果を与えるように形成され
ていてもよい。
ていてもよい。
【0038】本発明においては、布の一表面に、上記の
ようにコーティングした、帯電防止性布が提供され、こ
の布は、布の表面と裏面との間で電導する、電導糸を含
有する。このようなコーティング用としては、結合剤は
好ましくは硬化または重合したポリマまたはコポリマに
より形成される。
ようにコーティングした、帯電防止性布が提供され、こ
の布は、布の表面と裏面との間で電導する、電導糸を含
有する。このようなコーティング用としては、結合剤は
好ましくは硬化または重合したポリマまたはコポリマに
より形成される。
【0039】コーティングは活性炭を含有するので、コ
ーティングはそれ自体、電導性であり、布の表面で電導
可能である。
ーティングはそれ自体、電導性であり、布の表面で電導
可能である。
【0040】好ましくは、布は、織られた、織られてい
ない、または編まれた布であり、布の電導糸は好ましく
は、たとえば金属化合物から形成された電導ストリップ
を含む炭素被覆プラスチックフィラメント糸である。炭
素被覆糸の例としては、BASF社製レジスタットナイ
ロン(Resistat Nylon)6F901炭素
被覆20/1連続モノフィラメント糸が挙げられ、電導
ストリップを含む糸としては、鐘紡社製ベルトロン(B
elltron)タイプ638 20/3連続フィラメ
ント糸が挙げられる。
ない、または編まれた布であり、布の電導糸は好ましく
は、たとえば金属化合物から形成された電導ストリップ
を含む炭素被覆プラスチックフィラメント糸である。炭
素被覆糸の例としては、BASF社製レジスタットナイ
ロン(Resistat Nylon)6F901炭素
被覆20/1連続モノフィラメント糸が挙げられ、電導
ストリップを含む糸としては、鐘紡社製ベルトロン(B
elltron)タイプ638 20/3連続フィラメ
ント糸が挙げられる。
【0041】平織り布は、電導糸が、布の約1重量%ま
で、好ましくは約0.5重量%までで形成される。
で、好ましくは約0.5重量%までで形成される。
【0042】編み布は、電導糸が、布の約3重量%ま
で、好ましくは約2重量%までで形成される。
で、好ましくは約2重量%までで形成される。
【0043】ベルベットなどのカットパイルの織り布と
しては、電導糸は、少なくともパイル形成糸に位置し、
前記硬化樹脂コーティングによりコートされた裏表面ま
で至るものである。
しては、電導糸は、少なくともパイル形成糸に位置し、
前記硬化樹脂コーティングによりコートされた裏表面ま
で至るものである。
【0044】カットパイルにおける電導糸の重量は、好
ましくは、パイル地の全重量の少なくとも0.35重量
%、より好ましくは0.35重量%から0.50重量%
である。
ましくは、パイル地の全重量の少なくとも0.35重量
%、より好ましくは0.35重量%から0.50重量%
である。
【0045】電導糸は、布地に対して平均して分布され
るように織り込まれている。これは、織り込みに際し
て、縦糸に交差して、規則的な間隔で、1以上の電導糸
端部を位置させることにより得られる物であり、たとえ
ば、1cmごとに電導糸を位置させればよい。編み込み
に関しては、布地に対して平均した分布を得るために
は、主糸に電導糸をよりあわせればよい。
るように織り込まれている。これは、織り込みに際し
て、縦糸に交差して、規則的な間隔で、1以上の電導糸
端部を位置させることにより得られる物であり、たとえ
ば、1cmごとに電導糸を位置させればよい。編み込み
に関しては、布地に対して平均した分布を得るために
は、主糸に電導糸をよりあわせればよい。
【0046】
【発明の効果】本発明のコーティングによれば、車の内
装に使用されたプラスチック材料または樹脂の揮発性成
分の気化により生じる曇りを防止するもしくは実質的に
減少させることができる。
装に使用されたプラスチック材料または樹脂の揮発性成
分の気化により生じる曇りを防止するもしくは実質的に
減少させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 15/00
Claims (10)
- 【請求項1】 キャリア用コーティングであり、このコ
ーティングは、固体吸着成分と、この吸着成分をキャリ
アに接着するための結合剤とからなり、前記吸着成分
は、活性炭を含有し、この活性炭は、キャリアに吸着し
たコーティングの20重量%−90重量%を形成し、前
記活性炭は、活性炭の全重量に対して少なくとも40重
量%を形成する中視孔炭素を含有するものである、キャ
リア用コーティング。 - 【請求項2】 前記活性炭は、コーティングの50−9
0重量%、より好ましくはコーティングの50重量%−
80重量%を形成する、請求項1に記載のコーティン
グ。 - 【請求項3】 前記活性炭はさらに、微視孔を有する炭
素および巨視孔を有する炭素の少なくとも1つを含有す
る、請求項1または2に記載のコーティング。 - 【請求項4】 前記活性炭は、微視孔炭素、中視孔炭
素、および巨視孔炭素の混合物からなり、各重量比率
は、コーティングにおける活性炭の全重量に対して、0
重量%から40重量%の微視孔炭素、40重量%から8
0重量%の中視孔炭素、0重量%から40重量%の巨視
孔炭素である、請求項3に記載のコーティング。 - 【請求項5】 前記活性炭の粒子サイズは、500−1
500sqm/g、より好ましくは500−1400s
qm/gの表面積を有する、請求項1ないし4のいずれ
か一項に記載のコーティング。 - 【請求項6】 前記結合剤は、コーティングにおいて硬
化または重合するものでも、しないものでもよい、天然
または合成ポリマまたはコポリマからなる、請求項1な
いし5のいずれか一項に記載のコーティング。 - 【請求項7】 浸透性である、請求項1ないし6のいず
れか一項に記載のコーティング。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか一項に記載
のコーティングを有するキャリア。 - 【請求項9】 自動車の内装の構成部品である、請求項
8に記載のキャリア。 - 【請求項10】 請求項1ないし7のいずれか一項に記
載のコーティングを形成するためのコーティング混合物
であり、前記コーティング混合物は、結合剤形成用高分
子相を含有するエマルジョンまたは天然または合成ラテ
ックスと、活性炭の懸濁液とからなり、前記活性炭素の
少なくとも40重量%は、中視孔炭素からなる、コーテ
ィグ混合物。
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