JPH06212128A - マーキング用粘着シートの剥離方法 - Google Patents

マーキング用粘着シートの剥離方法

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Publication number
JPH06212128A
JPH06212128A JP2210093A JP2210093A JPH06212128A JP H06212128 A JPH06212128 A JP H06212128A JP 2210093 A JP2210093 A JP 2210093A JP 2210093 A JP2210093 A JP 2210093A JP H06212128 A JPH06212128 A JP H06212128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitive adhesive
pressure
marking
adhesive sheet
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2210093A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kondo
壽夫 近藤
Takayuki Koi
孝行 小井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP2210093A priority Critical patent/JPH06212128A/ja
Publication of JPH06212128A publication Critical patent/JPH06212128A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 被着材に貼り合わせた粘着剤層及びベースシ
ート層を有するマーキング用粘着シートを剥離する際
に、マーキング用粘着シートのベースシート層の表面か
らレーザー光線を照射し粘着剤層に達する貫通孔をベー
スシート層にあけ、次いで剥離剤を貫通孔から粘着剤層
に浸透させ被着材からマーキング用粘着シートを剥離す
るマーキング用粘着シートの剥離方法。 【効果】 被着材を破壊させずに容易に剥離することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマーキング用粘着シート
の剥離方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】近年、塗装に代わりベース
シート層の片面に粘着剤層を設けてなるマーキング用粘
着シートは自動車、車輌、看板、建築物、道路、トンネ
ル、標識などの物体表面に各種の表示、美粧、装飾、保
護、防汚等の目的で広く利用されている。
【0003】これらの物体表面に貼り合わせたマーキン
グ用粘着シートは長期間の屋外曝露において太陽光線、
熱、水分などの影響によってベースシート層、粘着剤層
が変質、変色などの欠陥を生じ、マーキング用粘着シー
トの性能、外観が悪くなり本来からの目的に合わないも
のとなる。
【0004】このために、通常、目的に合わなくなった
マーキング用粘着シートは物体表面から剥し取られ、ま
た、新たにマーキング用粘着シートが貼り合わされてい
る。
【0005】従来、マーキング用粘着シートの剥離方法
として、マーキング用粘着シートの表面を加熱し粘着剤
の粘度を低下させて剥離する、マーキング用粘着シート
の表面から剥離剤などを塗布し粘着剤を溶解し剥離する
方法などが実施されているが、これらの方法ではいずれ
においても剥離するのに時間がかかるため能率が悪いも
のであった。
【0006】また、マーキング用粘着シートの表面にカ
ッターなどでキズを入れ剥離剤の浸み込みを良くするこ
とも考えられるが、カッターにより物体表面にキズが付
き易くなり、このために物体自体の性能が劣るといった
欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、
マーキング用粘着シートの表面からレーザー光線を粘着
剤層に達するように照射すれば物体表面をキズ付けるこ
となく、しかも剥離剤が粘着剤層に均一に浸透し短時間
で剥離することが可能となり、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】即ち、本発明は被着材に貼り合わせた粘着
剤層及びベースシート層を有するマーキング用粘着シー
トを剥離する際に、マーキング用粘着シートのベースシ
ート層の表面からレーザー光線を照射し粘着剤層に達す
る貫通孔をベースシート層にあけ、次いで剥離剤を貫通
孔から粘着剤層に浸透させ被着材からマーキング用粘着
シートを剥離するマーキング用粘着シートの剥離方法に
係る。
【0009】本発明において、マーキング用粘着シート
を貼り合わせる被着材としては例えば金属類、プラスチ
ック類、無機質類、木類及びこれらのものに塗装が施さ
れたものに適用できる。
【0010】本発明方法において、レーザー光線を照射
させるマーキング用粘着シートは粘着剤層及びベースシ
ート層を有する従来から公知のものである。具体的には
ベースシート層の片面に粘着剤層を有するものである。
該ベースシートの種類としてはポリ塩化ビニル系、ポリ
エステル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリ
ブチルテレフタレート系、ポリウレタン系、中空ポリエ
チレンテレフタレート系、フッ素系、シリコーン系、ポ
リカーボネート系、アクリル系及びこれらの複合体など
の合成樹脂の単一又はラミネート化されたシート状のも
のが挙げられる。これらのベースシートはクリヤーであ
っても着色されていてもよい。ベースシート層の厚みは
特に制限なしに例えば約50〜1,000μm の範囲の
ものが使用できる。
【0011】また、粘着剤の種類としてはアクリル系、
塩ビ/酢ビ系などの合成樹脂が挙げられる。
【0012】ベースシート層のもう一方の片面に印刷又
は塗膜が施されていてもさしつかえない。
【0013】本発明方法において、上記マーキング用粘
着シートに照射させるレーザー光線としては、例えばレ
ーザー媒体として、Ga、As、lnP、GaAsP、
lnAsなどを用いた半導体レーザー;ルビー、YA
G、ガラスなどを用いた固体レーザー;希ガス類(He
−Ne、Xe、Ne、Kr、Arなど)、金属蒸気(Z
n、Cd、Hgなど)、分子気体(Co2 、N2 、CN
など)などを用いた気体レーザーによって発生させられ
るものが使用できる。これらの中でも屋外用途には装置
がコンパクトな半導体レーザーが適している。
【0014】レーザー光線の出力範囲はベースシート層
を通過して粘着剤層に達するに必要な量であれば良い。
該出力は例えば約0.1〜1,000W、好ましくは1
〜100Wの範囲が望ましい。
【0015】本発明方法において、レーザー光線によっ
てマーキング用粘着シートにあける貫通孔は孔が連続的
に連がっていても良いが剥離作業性の面からスポット的
に孔が存在するようにあけることが望ましい。また、該
貫通孔の大きさは直径が約0.1〜10mmの範囲が良
い。該直径が約0.1mmより小さいと剥離剤が浸透し難
く剥離に時間がかかり、一方、10mmを越えると剥離作
業性が悪くなるので好ましくない。また、貫通孔同士の
間隔は約1〜1,000mm、好ましくは約10〜100
mmの範囲が良い。間隔が約1mmより小さいとマーキング
用粘着シートが破れて剥がし難くなり、一方、約1,0
00mmを越えると剥離剤が浸透し難くなり剥離に時間が
かかる。
【0016】本発明方法において、マーキング用粘着シ
ートを被着材から剥離するのに用いる剥離剤は、従来か
ら公知のものであって、例えば有機溶液形、酸又はアル
カリ水溶液形の剥離剤が包含される。該剥離剤は、一般
に被着材の種類によって適宜選択される。
【0017】
【実施例】以下、実施例により説明する。 実施例1 ステンレス製の車輌に貼り付けられたストライプ状マー
キング用粘着シート(白色塩化ビニルベースシート50
μm /ポリブチルアクリレート粘着剤50g/m2)を7年
間屋外で使用したものを、該粘着シートのベースシート
表面から半導体レーザー(SONY社製)10Wを照射
し10mm間隔で5mmの貫通孔をベースシート層にあけ、
次いで有機溶液形剥離剤をベースシート表面に塗布し
た。その結果、剥離剤を塗布して5分経過したものはマ
ーキング用粘着シートの粘着剤層と車輌の被着材との間
で簡単に剥離することができた。
【0018】比較例 実施例1において、半導体レーザーを使用しない以外は
実施例1と同様の方法で実施した。その結果、剥離剤を
塗布し30分経過しても剥離が困難であった。
【0019】
【発明の効果】本発明方法は、特にレーザー光線の出力
を粘着剤層に達するようまた被着体には到達しないよう
に調整することによって被着体を破壊させず貫通孔をあ
けることが可能であり、更に該貫通孔から剥離剤が容易
に粘着剤層に浸透し、被着体からマーキング用粘着シー
トを短時間に剥離でき作業能率が著しく向上するといっ
た著しい効果を発揮するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被着材に貼り合わせた粘着剤層及びベー
    スシート層を有するマーキング用粘着シートを剥離する
    際に、マーキング用粘着シートのベースシート層の表面
    からレーザー光線を照射し粘着剤層に達する貫通孔をベ
    ースシート層にあけ、次いで剥離剤を貫通孔から粘着剤
    層に浸透させ被着材からマーキング用粘着シートを剥離
    することを特徴とするマーキング用粘着シートの剥離方
    法。
JP2210093A 1993-01-14 1993-01-14 マーキング用粘着シートの剥離方法 Pending JPH06212128A (ja)

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JP2210093A JPH06212128A (ja) 1993-01-14 1993-01-14 マーキング用粘着シートの剥離方法

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JPH06212128A true JPH06212128A (ja) 1994-08-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160049330A (ko) * 2014-10-27 2016-05-09 주식회사 엘지화학 액정패널의 편광판 박리방법
JP2016519007A (ja) * 2013-03-15 2016-06-30 ピーアールシー−デソト インターナショナル,インコーポレイティド 抗力低減のための剥離性フィルムアセンブリー及びコーティング

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