JPH06212109A - 磁気記録媒体用シルバーインキおよびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体用シルバーインキおよびその製造方法

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Publication number
JPH06212109A
JPH06212109A JP2464193A JP2464193A JPH06212109A JP H06212109 A JPH06212109 A JP H06212109A JP 2464193 A JP2464193 A JP 2464193A JP 2464193 A JP2464193 A JP 2464193A JP H06212109 A JPH06212109 A JP H06212109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
silver ink
magnetic
magnetic recording
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2464193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Takagi
豊 高木
Mitsuhiro Matsuda
光裕 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakuranomiya Chemical Co Ltd
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Sakuranomiya Chemical Co Ltd
Kyodo Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sakuranomiya Chemical Co Ltd, Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Sakuranomiya Chemical Co Ltd
Priority to JP2464193A priority Critical patent/JPH06212109A/ja
Publication of JPH06212109A publication Critical patent/JPH06212109A/ja
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気層、磁気バーコードに対する隠蔽性およ
び密着性に優れたシルバー層を形成できる磁気記録媒体
用シルバーインキおよびその製造方法を提供する。 【構成】 シルバーインキは、所定の粒径に粉砕され、
樹脂との密着性向上のための表面処理を施されたアルミ
粉を含む。シルバーインキの製造方法は、アルミ片を粉
砕する工程、カップリング剤を混合してアルミペースト
を製造する工程、さらに、ポリウレタン、フェノキシ、
溶剤を混合したものを混合攪拌する工程を有する。この
インキを用いてスクリーン印刷により、磁気バー上に形
成されたシルバー層は磁気バーに対する隠蔽性および基
材との密着性に優れ、硬化剤を使用していないためイン
キの経時安定性が良く分散性にも優れ、色目の安定性も
良く、粘度が安定化しているため残ったインキを再利用
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体用シルバ
ーインキおよびその製造方法に関し、特に磁気層、磁気
バーコードに対する隠蔽性および密着性に優れたシルバ
ー層を形成できる磁気記録媒体用シルバーインキおよび
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のプリペイドカードにおいては、磁
気層や、磁気バーによるバーコード、さらに磁気バーに
よるバーコードの目視を困難にするための非磁性インキ
によるダミーバーが設けられている。これらの磁気層、
磁気バー、ダミーバーは磁気記録の不正読み取りを困難
にし、また美観を保ち着色を施すために、アルミ粉を含
んだシルバーインキによるシルクスクリーン印刷によっ
て隠蔽されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなシルバーイ
ンキとしては、バインダにリーフィングタイプのアルミ
粉を混合したものが用いられている。リーフィングタイ
プのアルミ粉は塗膜面に浮き上がるため、シルバー層は
薄い膜で隠蔽性があるが、塗膜の密着性が乏しいという
問題がある。一方、ノンリーフィングタイプのアルミ粉
を用いる場合には、ノンリーフィングタイプのアルミ粉
はバインダ中に均一に分散されるため、塗膜の密着性は
大きいが、膜厚を厚くしなければ充分な隠蔽性が得られ
ないという問題がある。
【0004】現在、各種プリペイドカードに使用されて
いるシルバーインキは、リーフィングタイプのアルミ粉
が用いられ、例えば樹脂とアルミ粉の比を1:0.3
(固形分比)として製造され、乾燥膜厚1〜2μmにな
るように印刷されている。このようなシルバーインキに
おいては、塗膜の密着性を向上させるため、硬化剤を使
用している。したがって、硬化剤によってインキの粘度
が上がり、貯蔵安定性がなくなるため、印刷時の作業性
およびその後の安定性に問題があり、また、アルミ粉の
浮き方や密度により色目が不安定になる場合があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解消し、
隠蔽性および基材に対する密着性に優れ、かつ印刷時の
作業性や色目安定性を向上させたシルバー層を形成でき
る磁気記録媒体用シルバーインキおよびその製造方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、磁気記
録媒体用シルバーインキは、所定の粒径に粉砕され、樹
脂との密着性向上のための表面処理を施されたアルミ粉
を含むものである。
【0007】また本発明によれば、磁気記録媒体用シル
バーインキの製造方法は、アルミ片を粉砕する第1の工
程と、カップリング剤を混合して攪拌し、アルミペース
トを製造する第2の工程と、ポリウレタン、フェノキ
シ、溶剤を混合する第3の工程と、第2の工程で製造さ
れたアルミペーストと第3の工程で製造された混合物と
を混合して攪拌する第4の工程とを有するものである。
【0008】
【実施例】次に本発明による磁気記録媒体用シルバーイ
ンキおよびその製造方法の実施例を説明する。
【0009】図1、図2には、本発明による磁気記録媒
体用シルバーインキの製造工程が示されている。これら
の図に示されるように、シルバーインキの製造において
は、図1に示すようにアルミペーストを製造し、さらに
図2に示すようにアルミペーストを用いてインキ化を行
い、シルバーインキを製造する。
【0010】まず、図1に示すように、アルミニウム隣
片粉、ステアリン酸、ミネラルスピリットを混合し、粉
砕処理を行う。ステアリン酸はアルミニウム隣片粉の酸
化防止のため、また、ミネラルスピリットは溶媒として
用いられる。アルミニウム隣片粉の粉砕処理はボールミ
ルを使用し、所定の粒径になるように行われる。この粒
径としては、水面拡散面積で15000〜25000cm
2 /gの範囲が望ましい。粉砕されたアルミ粉はメッシュ
等によって分級が行われ、分級後、粒径測定を行い、所
定の粒径に揃っているか否かを調べる。粗粒粉は取り除
かれて再び粉砕工程へ送られる。
【0011】次に、所定の粒径にされたアルミ粉にカッ
プリング剤を添加する。これは、インキ化時の樹脂との
密着性を良好にするためである。カップリング剤として
は、チタン系、シラン系があるが、例えばオルガノシラ
ンを添加することにより樹脂との密着性が改善される。
添加したカップリング剤を、攪拌機によって攪拌するこ
とにより、アルミ粉に混合、吸着させる。これにより、
アルミペーストが作製される。
【0012】次にインキ化工程としては、図2に示すよ
うに、アルミペーストをスラリー化して樹脂との混合を
スムーズにするため、上記アルミペースト中にシルクス
クリーン用溶剤を1:1(重量比)の割合になるように
少量ずつ加え、プロペラ型の攪拌羽を有する攪拌機によ
り例えば300回転/分で30分間混合する。これによ
り、アルミスラリーが作製される。
【0013】一方、ポリウレタン、フェノキシ樹脂を溶
剤とともにディスパー型の攪拌羽を有する攪拌機によっ
て1.5時間攪拌する。
【0014】その後、ポリウレタン、フェノキシ樹脂、
溶剤を攪拌したものと、上記アルミスラリーを混合、攪
拌する。この攪拌は、プロペラ型攪拌機により例えば3
00〜500回転/分で約1時間行われる。この工程に
おける攪拌は、プロペラ型攪拌機によるせん断力の小さ
い攪拌とすることにより、アルミ粉の酸化促進を防止す
る。
【0015】この攪拌により作製されたものを300メ
ッシュのフィルタによって濾過し、シルバーインキが作
製される。
【0016】このようにして製造されたシルバーインキ
においては、樹脂固形分とアルミ粉の比率が隠蔽性、密
着性、色目に影響を与える。この比率としては、樹脂固
形分1に対し、アルミ固形分0.3〜0.7とするのが
良い。特にアルミ固形分を0.5とした場合には隠蔽
性、密着性、色目に安定した状態が得られる。
【0017】このようにして製造されるシルバーインキ
の組成の一例を以下に示す。 アルミ粉 東洋アルミ65−878 10.95重量% 樹脂 ユニオンカーバイド社 PKHH 13.75重量% 日本ポリウレタン ウレタンN2304 26.60重量% シルク用速乾性シンナー 48.90重量%
【0018】上記のシルバーインキを磁気バーコード等
の上にシルクスクリーン印刷またはコーティングするこ
とにより、磁気バーコード等を隠蔽するシルバー層を形
成することができる。
【0019】本発明によるシルバーインキによって形成
されたシルバー層の塗膜は、磁気バーコード等に対する
隠蔽性が良好で、セロテープによる剥離がなく、刷出し
から刷了まで色目が安定であった。
【0020】
【発明の効果】本発明のシルバーインキによれば、樹脂
との密着性を向上させる表面処理を行われたアルミ粉を
含むインキによって形成されているから、これによって
印刷された隠蔽用のシルバー層の隠蔽性が高いばかりで
なく、基材に対する密着性も良好である。したがって、
磁気記録媒体用シートの巻き取りにおいてブロッキング
を抑えることができる。また、硬化剤を使用していない
ためインキの経時安定性が良く分散性にも優れ、色目の
安定性にも優れ、粘度が安定化し、残ったインキを回収
して再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシルバーインキの製造工程を示す
図である。
【図2】本発明によるシルバーインキの製造工程を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/62 7303−5D 5/84 Z 7303−5D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体における磁気層、磁気バー
    コードを隠蔽するためのシルバーインキにおいて、該イ
    ンキは、 所定の粒径に粉砕され、樹脂との密着性向上のための表
    面処理を施されたアルミ粉を含むことを特徴とする磁気
    記録媒体用シルバーインキ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインキにおいて、 前記シルバーインキは、樹脂固形分と前記アルミ粉との
    比が1:0.3〜1:0.7であることを特徴とする磁
    気記録媒体用シルバーインキ。
  3. 【請求項3】 磁気記録媒体における磁気層、磁気バー
    コードを隠蔽するためのシルバーインキの製造方法にお
    いて、該方法は、 アルミ片を粉砕する第1の工程と、 カップリング剤を混合して攪拌し、アルミペーストを製
    造する第2の工程と、 ポリウレタン、フェノキシ、溶剤を混合する第3の工程
    と、 前記第2の工程で製造されたアルミペーストと前記第3
    の工程で製造された混合物とを混合して攪拌する第4の
    工程とを有することを特徴とする磁気記録媒体用シルバ
    ーインキの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、 前記第4の工程の攪拌は、プロペラ型攪拌羽を用いたせ
    ん断力の小さい攪拌であることを特徴とする磁気記録媒
    体用シルバーインキの製造方法。
JP2464193A 1993-01-20 1993-01-20 磁気記録媒体用シルバーインキおよびその製造方法 Pending JPH06212109A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104538083A (zh) * 2014-12-24 2015-04-22 保定乐凯照相化学有限公司 一种高附着力低温固化导电银浆及其制备方法
CN107402500A (zh) * 2017-08-29 2017-11-28 邯郸汉光办公自动化耗材有限公司 一种静电印花彩色墨粉及其制备方法和应用方法

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Effective date: 20020604