JPH0621198A - ピンセット - Google Patents
ピンセットInfo
- Publication number
- JPH0621198A JPH0621198A JP20064692A JP20064692A JPH0621198A JP H0621198 A JPH0621198 A JP H0621198A JP 20064692 A JP20064692 A JP 20064692A JP 20064692 A JP20064692 A JP 20064692A JP H0621198 A JPH0621198 A JP H0621198A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- tweezers
- vacuum suction
- passage
- vacuum
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- Manipulator (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ウェハを損傷させることなく、安定的且つ確実
に移動することができるようにした真空吸引機能を備え
たピンセットを提供する。 【構成】 V字状に形成した一対のアーム2,2′の先
端部に目的物に対する接触部3a,4を有し、この接触
部3a,4を介して真空吸引を行い得るようにしたもの
である。特に各アーム2,2′に真空吸引用の通路5,
6を形成し、この通路5,6はその一端がそれぞれ接触
部3a,4に開口すると共に他端が真空吸引装置に接続
されている。そして通路5,6は開閉ボタン7の操作に
より開閉制御されるようになっている。
に移動することができるようにした真空吸引機能を備え
たピンセットを提供する。 【構成】 V字状に形成した一対のアーム2,2′の先
端部に目的物に対する接触部3a,4を有し、この接触
部3a,4を介して真空吸引を行い得るようにしたもの
である。特に各アーム2,2′に真空吸引用の通路5,
6を形成し、この通路5,6はその一端がそれぞれ接触
部3a,4に開口すると共に他端が真空吸引装置に接続
されている。そして通路5,6は開閉ボタン7の操作に
より開閉制御されるようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学顕微鏡等の測定器
を用いて半導体の特性評価等を行う際に使用する特に半
導体ウェハの取扱に好適なピンセットに関する。
を用いて半導体の特性評価等を行う際に使用する特に半
導体ウェハの取扱に好適なピンセットに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造に用いるウェハの物理
量、例えばトランジスタのI−V特性やMOSトランジ
スタのMOSキャパシタのC−V特性又はp−n接合部
分における接合容量及び接合リーク等の測定を行うため
に、C−V測定器或いはI−V測定器等の測定器が使用
されている。そして、ウェハをそのキャリアケースから
取り出して前記測定器のステージ上に移載する際、従
来、例えば図4に示すようなピンセット21を使用して
いた。このピンセット21は概略V字状に形成した一対
のアーム22,22′により基本構成されるが、一方の
アーム22には図示されるように、複数の突片23が熊
手状に列設・形成されている。また他方のアーム22′
の先端には上記突片23に対応するように受部24が設
けられている。そして受部24には段部24aが形成さ
れていて、この段部24aへウェハ25のカット部25
aが突き当てられるようになっている。このようにウェ
ハ25はピンセット21の先端部でその両側から挟持さ
れるようになっていた。
量、例えばトランジスタのI−V特性やMOSトランジ
スタのMOSキャパシタのC−V特性又はp−n接合部
分における接合容量及び接合リーク等の測定を行うため
に、C−V測定器或いはI−V測定器等の測定器が使用
されている。そして、ウェハをそのキャリアケースから
取り出して前記測定器のステージ上に移載する際、従
来、例えば図4に示すようなピンセット21を使用して
いた。このピンセット21は概略V字状に形成した一対
のアーム22,22′により基本構成されるが、一方の
アーム22には図示されるように、複数の突片23が熊
手状に列設・形成されている。また他方のアーム22′
の先端には上記突片23に対応するように受部24が設
けられている。そして受部24には段部24aが形成さ
れていて、この段部24aへウェハ25のカット部25
aが突き当てられるようになっている。このようにウェ
ハ25はピンセット21の先端部でその両側から挟持さ
れるようになっていた。
【0003】ここで、上記ウェハ25を収納するために
例えば図5に示したようなキャリアケース26が使用さ
れていた。このキャリアケース26はその内側に多数の
スリット26aを形成した箱体で成り、この例では各ス
リット26aにより複数のウェハ25を収納することが
できる。
例えば図5に示したようなキャリアケース26が使用さ
れていた。このキャリアケース26はその内側に多数の
スリット26aを形成した箱体で成り、この例では各ス
リット26aにより複数のウェハ25を収納することが
できる。
【0004】また従来、図6に示したような所謂、真空
ピンセット27が使用されている。この真空ピンセット
27は把持部28の先端に吸着部29を備えており、こ
の吸着部29の表面に開口する吸引口30が、上記把持
部28内部に形成した連通路31を介して、把持部28
の一端に接続した真空引用のチューブ32と連通されて
いる。また把持部28の適所には上記連通路32を開閉
する開閉ボタン33が設置されている。この真空ピンセ
ット27によれば、上記開閉ボタン33の操作により、
上記吸引口30から真空引きを行うことにより吸着部2
9にウェハ25を吸着させることができる。そして吸着
したウェハ25は測定器のステージ等の所定位置まで運
ばれるが、そこで再び開閉ボタン33の操作によって連
通路32を閉鎖することにより、吸着部29からウェハ
25を離脱させるようになっている。
ピンセット27が使用されている。この真空ピンセット
27は把持部28の先端に吸着部29を備えており、こ
の吸着部29の表面に開口する吸引口30が、上記把持
部28内部に形成した連通路31を介して、把持部28
の一端に接続した真空引用のチューブ32と連通されて
いる。また把持部28の適所には上記連通路32を開閉
する開閉ボタン33が設置されている。この真空ピンセ
ット27によれば、上記開閉ボタン33の操作により、
上記吸引口30から真空引きを行うことにより吸着部2
9にウェハ25を吸着させることができる。そして吸着
したウェハ25は測定器のステージ等の所定位置まで運
ばれるが、そこで再び開閉ボタン33の操作によって連
通路32を閉鎖することにより、吸着部29からウェハ
25を離脱させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ピンセット21の場合、ウェハ25を突片23及び受部
24間に挟んで移動させる際、安全性等に問題があっ
た。即ち、細心の注意でウェハ25を挟持する必要があ
り、そのようにしないと該ウェハ25がピンセット21
から落下し、その結果ウェハ25を損傷させてしまう危
険があった。
ピンセット21の場合、ウェハ25を突片23及び受部
24間に挟んで移動させる際、安全性等に問題があっ
た。即ち、細心の注意でウェハ25を挟持する必要があ
り、そのようにしないと該ウェハ25がピンセット21
から落下し、その結果ウェハ25を損傷させてしまう危
険があった。
【0006】また真空ピンセット27を使用する場合、
ウェハ25を吸着部29に吸着し前記ステージ等の位置
まで移動してそこに載せる際に、開閉ボタン33の操作
によって真空引きを解除して、ウェハ25を吸着部29
から離脱させるとき極めて不安定な状態になりウェハ2
5を損傷させる等の危険があった。即ち、図7乃至図1
0は真空ピンセット27を用いて行われるウェハ25の
移載プロセスを模式的に示しているが、この場合図7に
示されるようにウェハ25を吸着した真空ピンセット2
7がステージ34上に移動し(図8)、次に真空ピンセ
ット27のみがステージ34から後退移動する(図9及
び図10)。しかしながら、ウェハ25に衝撃を与える
ことなく、しかも真空ピンセット27をステージ34と
接触させずに、ウェハ25をステージ34上に移載する
ことが困難であった。
ウェハ25を吸着部29に吸着し前記ステージ等の位置
まで移動してそこに載せる際に、開閉ボタン33の操作
によって真空引きを解除して、ウェハ25を吸着部29
から離脱させるとき極めて不安定な状態になりウェハ2
5を損傷させる等の危険があった。即ち、図7乃至図1
0は真空ピンセット27を用いて行われるウェハ25の
移載プロセスを模式的に示しているが、この場合図7に
示されるようにウェハ25を吸着した真空ピンセット2
7がステージ34上に移動し(図8)、次に真空ピンセ
ット27のみがステージ34から後退移動する(図9及
び図10)。しかしながら、ウェハ25に衝撃を与える
ことなく、しかも真空ピンセット27をステージ34と
接触させずに、ウェハ25をステージ34上に移載する
ことが困難であった。
【0007】本発明はかかる実情に鑑み、ウェハを損傷
させることなく、安定的且つ確実に移動することができ
るようにしたピンセットを提供することを目的とする。
させることなく、安定的且つ確実に移動することができ
るようにしたピンセットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるピンセット
は、V字状に形成した一対のアームの先端部に目的物に
対する接触部を有し、この接触部を介して前記目的物を
真空吸引する真空吸引手段を設けたものである。
は、V字状に形成した一対のアームの先端部に目的物に
対する接触部を有し、この接触部を介して前記目的物を
真空吸引する真空吸引手段を設けたものである。
【0009】また本発明によるピンセットでは、上記各
アームに真空吸引用の通路を形成し、この通路はその一
端が上記接触部に開口すると共に他端が前記真空吸引手
段の真空吸引装置に接続されている。
アームに真空吸引用の通路を形成し、この通路はその一
端が上記接触部に開口すると共に他端が前記真空吸引手
段の真空吸引装置に接続されている。
【0010】さらに本発明によるピンセットでは、上記
真空吸引用の通路を開閉する開閉ボタンが設置されてい
る。
真空吸引用の通路を開閉する開閉ボタンが設置されてい
る。
【0011】
【作用】本発明によれば、アームの先端部によって目的
物であるウェハを挟持することができるのは勿論である
が、かかる挟持機能に加えて、接触部を介して真空吸引
が行われる。これによりウェハを確実且つ安定して保持
することができ、落下の心配がなくウェハを安全に所望
の位置まで移動させることができる。
物であるウェハを挟持することができるのは勿論である
が、かかる挟持機能に加えて、接触部を介して真空吸引
が行われる。これによりウェハを確実且つ安定して保持
することができ、落下の心配がなくウェハを安全に所望
の位置まで移動させることができる。
【0012】またウェハを挟持する接触部自体において
真空吸引を行うので、かかる接触部にウェハを確実に吸
着させることができる。さらに真空吸引用の通路を開閉
する開閉ボタンにより、接触部による真空吸引を自由に
制御することができ、円滑且つ的確な操作を行うことが
できる。
真空吸引を行うので、かかる接触部にウェハを確実に吸
着させることができる。さらに真空吸引用の通路を開閉
する開閉ボタンにより、接触部による真空吸引を自由に
制御することができ、円滑且つ的確な操作を行うことが
できる。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図3に基づき本発明による真
空吸引機能を備えたピンセットの一実施例を説明する。
図1は本発明に係るピンセット1の全体構成を示してい
るが、先ずここで本実施例で取り扱う目的物は前述した
従来例の場合と同様にウェハ25とする。
空吸引機能を備えたピンセットの一実施例を説明する。
図1は本発明に係るピンセット1の全体構成を示してい
るが、先ずここで本実施例で取り扱う目的物は前述した
従来例の場合と同様にウェハ25とする。
【0014】ピンセット1は図1に示したように、概略
V字状に形成した一対のアーム2,2′により構成され
ている。またピンセット1は例えば合成樹脂又は金属等
の材料により形成され、適度な弾性を有している。一方
の上記アーム2には複数の突片3が熊手状に列設・形成
されており、また他方のアーム2′には上記突片3に対
応して接触部4が形成されている。接触部4は段部4a
を有していて、この段部4aにウェハ25のカット部2
5aを突き当てるようにしてウェハ25を突片3及び接
触部4間に挟持するようになっている。なお常態ではこ
れら突片3及び接触部4間には、少なくともウェハ25
を挿入し得る適度な大きさの隙間が形成されている。
V字状に形成した一対のアーム2,2′により構成され
ている。またピンセット1は例えば合成樹脂又は金属等
の材料により形成され、適度な弾性を有している。一方
の上記アーム2には複数の突片3が熊手状に列設・形成
されており、また他方のアーム2′には上記突片3に対
応して接触部4が形成されている。接触部4は段部4a
を有していて、この段部4aにウェハ25のカット部2
5aを突き当てるようにしてウェハ25を突片3及び接
触部4間に挟持するようになっている。なお常態ではこ
れら突片3及び接触部4間には、少なくともウェハ25
を挿入し得る適度な大きさの隙間が形成されている。
【0015】図2に示したようにアーム2内には真空吸
引用の通路5が形成されている。この通路5の一端側は
その途中でアーム2の各突片3に対応して分岐し(図1
参照)、それぞれの突片3の下面に設定した各接触部3
aに開口している。また通路5の他端側は後述する開閉
ボタンを介して図示しない真空吸引装置に接続されてい
る。またアーム2′の内部において通路6が形成されて
いる。そしてこの通路6は上記通路5と同様にアーム
2′内で分岐し、一端側が各突片3とそれぞれ対応する
ように接触部4の表面に複数開口している。また通路6
の他端側は通路5と同様に後述する開閉ボタンを介して
真空吸引装置に接続されている。
引用の通路5が形成されている。この通路5の一端側は
その途中でアーム2の各突片3に対応して分岐し(図1
参照)、それぞれの突片3の下面に設定した各接触部3
aに開口している。また通路5の他端側は後述する開閉
ボタンを介して図示しない真空吸引装置に接続されてい
る。またアーム2′の内部において通路6が形成されて
いる。そしてこの通路6は上記通路5と同様にアーム
2′内で分岐し、一端側が各突片3とそれぞれ対応する
ように接触部4の表面に複数開口している。また通路6
の他端側は通路5と同様に後述する開閉ボタンを介して
真空吸引装置に接続されている。
【0016】図3は上記通路5及び通路6のための開閉
ボタン7の構成例を示している。図において、8は連通
孔8aを有するボタン部で、スリーブ9にスライド可能
に嵌合している。スリーブ9はチューブ10を介して通
路5と接続すると共に、チューブ11を介して上記真空
吸引装置と接続している。またボタン部8はスプリング
等の弾機部材12によって常態では図中、上方に付勢さ
れており、従ってボタン部8を押下げることにより上記
連通孔8aを介して通路5が真空吸引装置と連通する。
また通路6の場合も上記通路5と同様にボタン部8の操
作により真空吸引装置との接続が開閉制御されるように
なっている。
ボタン7の構成例を示している。図において、8は連通
孔8aを有するボタン部で、スリーブ9にスライド可能
に嵌合している。スリーブ9はチューブ10を介して通
路5と接続すると共に、チューブ11を介して上記真空
吸引装置と接続している。またボタン部8はスプリング
等の弾機部材12によって常態では図中、上方に付勢さ
れており、従ってボタン部8を押下げることにより上記
連通孔8aを介して通路5が真空吸引装置と連通する。
また通路6の場合も上記通路5と同様にボタン部8の操
作により真空吸引装置との接続が開閉制御されるように
なっている。
【0017】本発明の真空吸引機能を備えたピンセット
は上記のように構成されており、次にその作用を説明す
る。キャリアケース26からウェハ25を取り出して、
前述した測定器のステージ上に移載する場合、目的とす
るウェハ25を突片3及び接触部4間に挿入させるが、
先ずボタン部8が徐々に押下げられる。このボタン部8
の押下操作により、連通孔8aを介して通路5及び通路
6と真空吸引装置とが連通する。これにより突片3の接
触部3aにおける通路5の開口及び接触部4における通
路6の開口をそれぞれ介して真空吸引装置による真空引
きが行われる。なお、ボタン部8の押下操作は手指によ
って容易に行うことができるが、ボタン部8の押下量に
応じて連通孔8aの開度が変化し、これにより上記通路
5及び通路6の開口を介して行われる真空引きの強弱を
調節することができる。
は上記のように構成されており、次にその作用を説明す
る。キャリアケース26からウェハ25を取り出して、
前述した測定器のステージ上に移載する場合、目的とす
るウェハ25を突片3及び接触部4間に挿入させるが、
先ずボタン部8が徐々に押下げられる。このボタン部8
の押下操作により、連通孔8aを介して通路5及び通路
6と真空吸引装置とが連通する。これにより突片3の接
触部3aにおける通路5の開口及び接触部4における通
路6の開口をそれぞれ介して真空吸引装置による真空引
きが行われる。なお、ボタン部8の押下操作は手指によ
って容易に行うことができるが、ボタン部8の押下量に
応じて連通孔8aの開度が変化し、これにより上記通路
5及び通路6の開口を介して行われる真空引きの強弱を
調節することができる。
【0018】そして、かかるボタン部8を押下げ続ける
ことにより、アーム2,2′が互いに閉じてウェハ25
は上記接触部3a及び接触部4間に吸着され且つ挟持さ
れる。さらにウェハ25を保持したピンセット1を測定
器のステージ等の位置まで移動するが、ピンセット1が
所定位置に達した時点でボタン部8に対する押下操作が
徐々に解除される。このようにボタン部8に対する押下
げを解除するのに伴い、該ボタン部8は弾機部材12の
弾力により上昇し、連通孔8aの開度が次第に小さくな
る。これにより通路5及び通路6の開口からの真空引き
が弱められ、ウェハ25はピンセット1から静かに離脱
してステージ上に載置される。このようにウェハ25を
上記測定器のステージ等に移載する場合、ウェハ25を
確実に保持し、安定した状態で移動させることができる
から、その途中で落下等の危険が全くなく、従ってウェ
ハ25に対する損傷等を完全に防止することができる。
ことにより、アーム2,2′が互いに閉じてウェハ25
は上記接触部3a及び接触部4間に吸着され且つ挟持さ
れる。さらにウェハ25を保持したピンセット1を測定
器のステージ等の位置まで移動するが、ピンセット1が
所定位置に達した時点でボタン部8に対する押下操作が
徐々に解除される。このようにボタン部8に対する押下
げを解除するのに伴い、該ボタン部8は弾機部材12の
弾力により上昇し、連通孔8aの開度が次第に小さくな
る。これにより通路5及び通路6の開口からの真空引き
が弱められ、ウェハ25はピンセット1から静かに離脱
してステージ上に載置される。このようにウェハ25を
上記測定器のステージ等に移載する場合、ウェハ25を
確実に保持し、安定した状態で移動させることができる
から、その途中で落下等の危険が全くなく、従ってウェ
ハ25に対する損傷等を完全に防止することができる。
【0019】なお、上記実施例においてアーム2の先端
部に複数形成されるべき突片3の数は図示例の場合に限
定されるものではなく、必要により適宜増減することが
できる。またこれに応じて通路5及び通路6の開口を形
成するようにしてもよく、いずれの場合も上記実施例と
同様な作用効果を得ることができる。また本発明のピン
セットは、上記実施例において説明したウェハ25の他
に、この種の薄物を取り扱う場合に有効に適用すること
ができる。
部に複数形成されるべき突片3の数は図示例の場合に限
定されるものではなく、必要により適宜増減することが
できる。またこれに応じて通路5及び通路6の開口を形
成するようにしてもよく、いずれの場合も上記実施例と
同様な作用効果を得ることができる。また本発明のピン
セットは、上記実施例において説明したウェハ25の他
に、この種の薄物を取り扱う場合に有効に適用すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】上述したように本発明の真空吸引機能を
備えたピンセットによれば、挟持機能と真空吸引機能を
兼備したことにより、特にウェハを安定的に且つ安全に
取り扱うことができ、その損傷等を有効に防止すること
ができる等の利点を有している。また操作が容易且つ確
実である等、実用的にも極めて優れている。
備えたピンセットによれば、挟持機能と真空吸引機能を
兼備したことにより、特にウェハを安定的に且つ安全に
取り扱うことができ、その損傷等を有効に防止すること
ができる等の利点を有している。また操作が容易且つ確
実である等、実用的にも極めて優れている。
【図1】本発明の真空吸引機能を備えたピンセットの一
実施例による全体構成を示す斜視図である。
実施例による全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の上記真空吸引機能を備えたピンセット
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図3】本発明の上記真空吸引機能を備えたピンセット
に係る開閉ボタンの縦断面図である。
に係る開閉ボタンの縦断面図である。
【図4】従来のピンセットの斜視図である。
【図5】従来のピンセットを適用すべきキャリアケース
内に収納されたウェハを示す斜視図である。
内に収納されたウェハを示す斜視図である。
【図6】従来の真空吸引式のピンセットの構成例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】従来の上記真空吸引式ピンセットのウェハ吸着
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図8】従来の上記真空吸引式ピンセットにおける測定
ステージ上への移動状態を示す図である。
ステージ上への移動状態を示す図である。
【図9】従来の上記真空吸引式ピンセットにおける測定
ステージからの後退移動状態を示す図である。
ステージからの後退移動状態を示す図である。
【図10】従来の上記真空吸引式ピンセットによる測定
ステージ上へのウェハ移載完了時の状態を示す図であ
る。
ステージ上へのウェハ移載完了時の状態を示す図であ
る。
1 ピンセット 2 アーム 2′ アーム 3 突片 3a 接触部 4 接触部 5 通路 6 通路 7 開閉ボタン 10 チューブ 11 チューブ 25 ウェハ 26 キャリアケース
Claims (3)
- 【請求項1】 V字状に形成した一対のアームの先端部
に目的物に対する接触部を有し、この接触部を介して前
記目的物を真空吸引する真空吸引手段を設けたことを特
徴とするピンセット。 - 【請求項2】 上記各アームに真空吸引用の通路を形成
し、この通路はその一端が上記接触部に開口すると共に
他端が前記吸引手段の真空吸引装置に接続されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のピンセット。 - 【請求項3】 上記通路を開閉する開閉ボタンを設置し
たことを特徴とする請求項2に記載のピンセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20064692A JPH0621198A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | ピンセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20064692A JPH0621198A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | ピンセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621198A true JPH0621198A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16427863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20064692A Withdrawn JPH0621198A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | ピンセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001233451A (ja) * | 2000-02-23 | 2001-08-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 基板搬送装置 |
JP2016002604A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 富士通株式会社 | チャック装置 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP20064692A patent/JPH0621198A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001233451A (ja) * | 2000-02-23 | 2001-08-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 基板搬送装置 |
JP2016002604A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 富士通株式会社 | チャック装置 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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