JPH06211873A - テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸トリフェニルカルベニウムの製造方法 - Google Patents

テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸トリフェニルカルベニウムの製造方法

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JPH06211873A
JPH06211873A JP5258128A JP25812893A JPH06211873A JP H06211873 A JPH06211873 A JP H06211873A JP 5258128 A JP5258128 A JP 5258128A JP 25812893 A JP25812893 A JP 25812893A JP H06211873 A JPH06211873 A JP H06211873A
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JP
Japan
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lib
hydrocarbon
product
solvent
production
Prior art date
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JP5258128A
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English (en)
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Guenther Doellein
デライン ギュンター
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ZORUFUAI DOICHIYURANTO GmbH
Solvay GmbH
Original Assignee
ZORUFUAI DOICHIYURANTO GmbH
Solvay Deutschland GmbH
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/027Organoboranes and organoborohydrides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸
トリフェニルカルベニウムをより高い収率で供給する製
造方法を提供する。 【構成】 LiB(C654とPh3CClを反応さ
せ、形成された生成物を抽出し、不溶性のLiClを分
離し、かつ生成物を単離する方法において、使用される
LiB(C654を製造の時点から使用するまで単離
されていないという条件付きで炭化水素製剤の形で使用
する、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸トリ
フェニルカルベニウムPh3C〔B(C654〕の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPh3C[B(C
654]の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化合物:[Et(Ind)2Zr(C
3)]+B(C654 -(Ind=インデニル)の“カ
チオン”は、プロピレンのイソスペシフィック(isospec
ific)重合のための触媒である。該触媒作用化合物は以
下の反応式により製造される: Et(Ind)2Zr(CH32+Ph3C[B(C654]→ [Et(Ind)2Zr(CH3)]+B(C654 -+Ph3CCH3 中間生成物として必要なPh3C[B(C654]およ
びその製造方法は、J.C.W.Chien,Woei-Min Tsai および
M.D.Rausch、J.Am.Chem.Soc.113(1991)、8570〜8
571頁に記載されている。ここに記載の方法において
は、アルゴン雰囲気下でLiB(C654を乾燥した
n−ヘキサン200ml中で塩化トリフェニルメチル
(Ph3CCl)と混合し、かつ夜通し還流させる。黄
色の固形物をジクロルメタンに溶かし、かつ塩化リチウ
ムを濾過により除去する。その後生成物をジクロルメタ
ン/ヘキサンから再結晶させ、かつオレンジ色の結晶の
形で沈殿する。収率は64%であると記載される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、テト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸トリフェニルカ
ルベニウムをより高い収率で供給する上記化合物の製造
方法を提供することであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
る方法により解決される。LiB(C654とPh3
Clを反応させ、形成された生成物を抽出し、不溶性の
LiClを分離し、かつ生成物を単離することによりP
3C[B(C654]を製造する本発明による方法
は、使用されるLiB(C654が製造の時点から使
用するまで単離されていないという条件付きでLiB
(C654を炭化水素製剤の形で使用することを特徴
とする。本発明のためには、製造の際に溶剤含有の反応
混合物の形で生じるLiB(C654が使用するまで
Ph3CClと反応して完全に溶剤を分離しないことも
また重要である。溶剤交換を実施するかまたは製造の際
に生じる反応混合物を希釈または濃縮することは全く可
能である。炭化水素製剤は、有利にはLiB(C65
4を20〜300g/lの濃度で含有する。有利にはブ
チルリチウムおよびペンタフルオロブロモベンゼンおよ
び三塩化硼素から炭化水素溶剤中でLiB(C654
を製造し、かつPh3CClと反応することにより後処
理する工程を“ワンポット”反応の形式により実施する
ことが特に有利である。この場合にBCl3を純粋な形
でまたは炭化水素溶剤中で溶液として使用することがで
きる。
【0005】炭化水素溶剤は有利には5〜8個のC原子
を有する脂肪族炭化水素またはそのような炭化水素の混
合物である。ブチルリチウムは一般にn−ヘキサン中で
溶液として使用するので、それにより炭化水素溶剤は成
分としてn−ヘキサンを含有する。ほかの溶剤としてn
−ペンタンまたはn−ヘキサンを添加するのが特に有利
である。
【0006】リチウム−硼素化合物およびPh3CCl
を1:(1±0.05)のモル比で使用するのが有利で
ある。
【0007】リチウム−硼素化合物およびPh3CCl
の反応は後反応工程により完全にすることができる。そ
の際、反応混合物を有利には20時間まで、特に8〜2
0時間、周囲温度または高められた温度、たとえば30
〜100℃(n−ペンタンおよびn−ヘキサンを使用す
る場合はたとえば約50℃)に維持する。形成される固
形物は生成物およびLiClを含有する。今や溶剤を蒸
発させ、かつ所望の生成物のための適当な溶剤、有利に
はジクロルメタンを添加するのが有利である。不溶性の
LiClを濾過し、濾過残留物が無色になるまで後洗浄
する。濾液を濃縮し、かつ少量の炭化水素溶剤、有利に
はn−ヘキサンを加える。生成物はオレンジ色の結晶の
形で沈殿し、これを濾過し、かつ乾燥させる。選択的に
および有利には溶剤、たとえばジクロルメタンを十分に
または完全に蒸発させ、残留物を芳香族の溶剤、特にト
ルエンに溶かし、かつ溶液を炭化水素溶剤、有利にはn
−ヘキサン中に流入する。生じた結晶を更に濾過し、か
つ乾燥させる。
【0008】本発明による方法は所望の生成物をより高
い収率および高い純度で供給する。前記方法は良好な結
果でエチレンまたはプロピレンを重合するための触媒を
製造するために使用することができる。
【0009】
【実施例】本発明を以下の実施例により詳細に説明す
る。本発明は実施例の範囲に限定されない。
【0010】例1:Ph3C[B(C654]の製造 温度計、撹拌機および滴加漏斗を有する500mlの三
口フラスコ内にn−ペンタン100ml中のブロモペン
タフルオロベンゼン32.1g(0.13モル)を入れ
た。フラスコ内容物を−78℃に冷却した。不活性ガス
下でn−ブチルリチウムの溶液79.3ml(0.13
モル;n−ヘキサン中1.6モル)を反応混合物の温度
が−70℃を上回らないように滴加した。その後白色の
懸濁液を−78℃で20分間更に撹拌した。引続き、三
塩化硼素3.81g(2.82ml;0.0325モ
ル)を注入器で添加した。冷却装置を除去した後で室温
で2時間撹拌した。その後反応混合物にトリチルクロリ
ド(Ph3CCl)9.1g(0.0325モル)を加
えた。その際、懸濁液が黄色に着色した。反応を50℃
で16時間の後反応工程により(同時に反応混合物を沸
騰させて)完全にした。溶剤、ペンタンおよびヘキサン
を蒸留し、黄色の固形物にジクロルメタン約300ml
を加え、かつ不溶性の固形物を濾過した。濾過残留物
(主にLiCl)を無色になるまで後洗浄した。濾液を
濃縮し、かつ少量のn−ヘキサンを加えた。放置すると
オレンジ色の結晶が形成され、これを濾過し、かつ乾燥
させた。
【0011】収率:24.4g(理論値の81.3%) 元素分析: B(算定値):1.17% B(実測値):1.24% C(算定値):55.99% C(実測値):55.70%。
【0012】例2:Ph3C[B(C654]を製造す
るための変更した方法 例1の操作を繰り返した。トリチルクロリドの添加後反
応を完全にするために反応混合物を室温で16時間放置
した。黄色の固形物をジクロルメタンで抽出し、濾過残
留物をジクロルメタンで洗浄した後で濾液を濃縮し、か
つジクロルメタンを蒸発させた。残留する残留物をトル
エンに溶かした。n−ヘキサンに溶液を加えるとすぐに
オレンジ色の結晶が生じ、これを濾過し、かつ乾燥させ
た。このエネルギと時間を節約した方法における収率は
例1で達成された収率に相当する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LiB(C654とPh3CClを反応
    させ、形成された生成物を抽出し、不溶性のLiClを
    分離し、かつ生成物を単離することによりPh3C[B
    (C654]を製造する方法において、使用されるL
    iB(C654が製造の時点から使用するまで単離さ
    れていないという条件付きでLiB(C654を炭化
    水素製剤の形で使用することを特徴とするテトラキス
    (ペンタフルオロフェニル)硼酸トリフェニルカルベニ
    ウムの製造方法。
  2. 【請求項2】 炭化水素製剤が、希釈または濃縮されて
    いてもよい、LiB(C654の製造の際に生じる反
    応混合物である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 炭化水素製剤がLiB(C654を2
    0〜300g/lの濃度で含有する請求項1または2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 炭化水素溶剤を形成される生成物を抽出
    する前に蒸発させる請求項1から3までのいずれか1項
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 炭化水素溶剤が5〜8個のC原子を有す
    る脂肪族炭化水素またはそのような炭化水素の混合物で
    ある請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 LiB(C654およびPh3CClを
    1:(1±0.05)のモル比で使用する請求項1から
    5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 単離するために生成物から溶剤を分離
    し、生成物をトルエンに溶かし、該溶液を炭化水素溶剤
    に導入し、かつ形成された生成物の結晶を単離する請求
    項1から6までのいずれか1項記載の方法。
JP5258128A 1992-10-17 1993-10-15 テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸トリフェニルカルベニウムの製造方法 Ceased JPH06211873A (ja)

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KR (1) KR100287318B1 (ja)
AT (1) ATE156133T1 (ja)
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CA (1) CA2108512C (ja)
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RU (1) RU2119489C1 (ja)
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ES2106242T3 (es) 1997-11-01
EP0594013B1 (de) 1997-07-30
ATE156133T1 (de) 1997-08-15
BR9304237A (pt) 1994-05-10
CA2108512A1 (en) 1994-04-18
US5399781A (en) 1995-03-21
RU2119489C1 (ru) 1998-09-27
CA2108512C (en) 1998-06-16
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EP0594013A1 (de) 1994-04-27

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