JPH06211627A - 粉末含有エアゾール組成物 - Google Patents
粉末含有エアゾール組成物Info
- Publication number
- JPH06211627A JPH06211627A JP1958493A JP1958493A JPH06211627A JP H06211627 A JPH06211627 A JP H06211627A JP 1958493 A JP1958493 A JP 1958493A JP 1958493 A JP1958493 A JP 1958493A JP H06211627 A JPH06211627 A JP H06211627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- containing aerosol
- aerosol composition
- weight
- stock solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保存安定性及び発泡性、べたつきがなく、化
粧もちの良さ等使用感に優れた粉末含有エアゾール組成
物を提供することを目的とする。 【構成】 粉末、高級脂肪酸の塩、キサンテンガムと水
を配合してなる原液及び噴射剤とを配合してなる粉末含
有エアゾール組成物である。
粧もちの良さ等使用感に優れた粉末含有エアゾール組成
物を提供することを目的とする。 【構成】 粉末、高級脂肪酸の塩、キサンテンガムと水
を配合してなる原液及び噴射剤とを配合してなる粉末含
有エアゾール組成物である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末含有エアゾール組
成物に関するものである。更に詳しくは、保存安定性及
び発泡性、べたつきがなく、化粧もちの良さ等使用感に
優れた粉末含有エアゾール組成物に関する。
成物に関するものである。更に詳しくは、保存安定性及
び発泡性、べたつきがなく、化粧もちの良さ等使用感に
優れた粉末含有エアゾール組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
粉末含有エアゾール組成物は、粉末の沈降、ケーキング
が生じ易く、保存安定性の良好なものが得られにくいと
いう欠点があった。また、発泡性、べたつき、化粧もち
等使用感に優れたものが得られにくかった。従って、本
発明は、上記のような問題点を解消するためになされた
もので、保存安定性及び発泡性、べたつきがなく、化粧
もちの良さ等使用感に優れた粉末含有エアゾール組成物
を得ることを目的とする。
粉末含有エアゾール組成物は、粉末の沈降、ケーキング
が生じ易く、保存安定性の良好なものが得られにくいと
いう欠点があった。また、発泡性、べたつき、化粧もち
等使用感に優れたものが得られにくかった。従って、本
発明は、上記のような問題点を解消するためになされた
もので、保存安定性及び発泡性、べたつきがなく、化粧
もちの良さ等使用感に優れた粉末含有エアゾール組成物
を得ることを目的とする。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉末、高級脂
肪酸の塩、キサンテンガムと水を配合してなる原液及び
噴射剤とを配合してなる粉末含有エアゾール組成物であ
る。
肪酸の塩、キサンテンガムと水を配合してなる原液及び
噴射剤とを配合してなる粉末含有エアゾール組成物であ
る。
【０００４】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられる粉末は、化粧品に一般的に配合される粉末で
あり例えば酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、カオリン、
マイカ、酸化鉄、群青、雲母チタン等の無機粉末及びナ
イロンパウダー、ポリメタクリル酸メチル等の有機粉末
等であり、これらの１種又は２種以上が用いられる。配
合量は、原液中１〜１５重量％である。１重量％未満の
ものでは配合効果が充分ではなく、１５重量％を越えた
ものでは粉末の凝集が生じ易くなり、噴射時にノズルに
詰まる等噴射状態の良好なものが得られず、また、塗布
時に肌上での伸びが悪くむらができる等使用上の問題が
起こり易い。
用いられる粉末は、化粧品に一般的に配合される粉末で
あり例えば酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、カオリン、
マイカ、酸化鉄、群青、雲母チタン等の無機粉末及びナ
イロンパウダー、ポリメタクリル酸メチル等の有機粉末
等であり、これらの１種又は２種以上が用いられる。配
合量は、原液中１〜１５重量％である。１重量％未満の
ものでは配合効果が充分ではなく、１５重量％を越えた
ものでは粉末の凝集が生じ易くなり、噴射時にノズルに
詰まる等噴射状態の良好なものが得られず、また、塗布
時に肌上での伸びが悪くむらができる等使用上の問題が
起こり易い。
【０００５】本発明に用いられる高級脂肪酸は、炭素数
１６〜２２であり、発泡性の点で直鎖飽和脂肪酸が好適
に用いられる。炭素数１６未満のものは、臭い及び皮膚
安全性の点で好ましくなく、炭素数２２を越えたもので
は、発泡性の点で好ましくない。高級脂肪酸の塩を形成
する塩基性物質は、水酸化カリウム等の水酸化物及びト
リエタノールアミン、２−アミノ−２−メチル−１プロ
パンジオール等のアミン類である。高級脂肪酸の塩の配
合量は、原液中１〜１０重量％である。好ましくは１．
５〜８重量％である。１重量％未満のものでは良好な発
泡性が得られにくく、１０重量％を越えたものでは粘度
が上昇し、噴射剤と混合しにくくなる。上記、高級脂肪
酸及び塩基性物質は、それぞれ単独で用いることも２種
以上併用することも可能である。
１６〜２２であり、発泡性の点で直鎖飽和脂肪酸が好適
に用いられる。炭素数１６未満のものは、臭い及び皮膚
安全性の点で好ましくなく、炭素数２２を越えたもので
は、発泡性の点で好ましくない。高級脂肪酸の塩を形成
する塩基性物質は、水酸化カリウム等の水酸化物及びト
リエタノールアミン、２−アミノ−２−メチル−１プロ
パンジオール等のアミン類である。高級脂肪酸の塩の配
合量は、原液中１〜１０重量％である。好ましくは１．
５〜８重量％である。１重量％未満のものでは良好な発
泡性が得られにくく、１０重量％を越えたものでは粘度
が上昇し、噴射剤と混合しにくくなる。上記、高級脂肪
酸及び塩基性物質は、それぞれ単独で用いることも２種
以上併用することも可能である。
【０００６】本発明に用いられるキサンテンガムの配合
量は、原液中０．０１〜０．５重量％である。好ましく
は０．０７〜０．２重量％である。０．０１重量％未満
のものでは保存安定性が悪く、０．５重量％を越えたも
のでは粘度が上昇し、噴射剤と混合しにくくなる。
量は、原液中０．０１〜０．５重量％である。好ましく
は０．０７〜０．２重量％である。０．０１重量％未満
のものでは保存安定性が悪く、０．５重量％を越えたも
のでは粘度が上昇し、噴射剤と混合しにくくなる。
【０００７】本発明に用いられる噴射剤は、ジメチルエ
ーテル及びプロパン、ノルマルブタン、イソブタン等の
液化石油ガス（以下ＬＰＧと略す）等が挙げられる。配
合量は、粉末含有エアゾール組成物全量中２〜３０重量
％である。２重量％未満のものでは発泡性が劣り、３０
重量％を越えたものでは原液との相溶性が悪く、保存安
定性が悪くなる。これらの噴射剤は単独で用いること
も、２種以上を混合して用いることもできる。
ーテル及びプロパン、ノルマルブタン、イソブタン等の
液化石油ガス（以下ＬＰＧと略す）等が挙げられる。配
合量は、粉末含有エアゾール組成物全量中２〜３０重量
％である。２重量％未満のものでは発泡性が劣り、３０
重量％を越えたものでは原液との相溶性が悪く、保存安
定性が悪くなる。これらの噴射剤は単独で用いること
も、２種以上を混合して用いることもできる。
【０００８】本発明に用いられる水の配合量は、原液中
７０〜９０重量％である。以上、原液組成について説明
したが、原液が常温で液状となるような配合組成が本発
明の効果上好ましい。
７０〜９０重量％である。以上、原液組成について説明
したが、原液が常温で液状となるような配合組成が本発
明の効果上好ましい。
【０００９】更に、本発明の粉末含有エアゾール組成物
には、上記の必須構成成分の他、化粧品に一般的に配合
されるその他の成分、例えば動植物油、鉱物油、合成エ
ステル油等の油分、グリセリン、プロピレングリコール
等の多価アルコール、エタノール等の低級アルコール、
ステアリルアルコール、セタノール等の高級アルコー
ル、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオ
ン両性界面活性剤、他の増粘剤、防腐剤、ビタミン、紫
外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、香料等を配合すること
ができる。勿論これらは、本発明の効果を損なわない量
的、質的範囲内で配合されなければならない。
には、上記の必須構成成分の他、化粧品に一般的に配合
されるその他の成分、例えば動植物油、鉱物油、合成エ
ステル油等の油分、グリセリン、プロピレングリコール
等の多価アルコール、エタノール等の低級アルコール、
ステアリルアルコール、セタノール等の高級アルコー
ル、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオ
ン両性界面活性剤、他の増粘剤、防腐剤、ビタミン、紫
外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、香料等を配合すること
ができる。勿論これらは、本発明の効果を損なわない量
的、質的範囲内で配合されなければならない。
【００１０】次に実施例により、本発明を説明する。本
発明は、これにより限定されるものではない。
発明は、これにより限定されるものではない。
【００１１】実施例に先立ち、各実施例で採用した評価
方法を説明する。
方法を説明する。
【００１２】（１）保存安定性 透明エアゾール瓶に原液及び噴射剤を充填し、よく振と
う後、常温で６カ月放置後の安定性を下記の基準に従っ
て評価した。 ○：分離凝集が殆どなく、再分散性良好 △：分離凝集が認められ、再分散性困難 ×：分離凝集が著しく、再分散性不能
う後、常温で６カ月放置後の安定性を下記の基準に従っ
て評価した。 ○：分離凝集が殆どなく、再分散性良好 △：分離凝集が認められ、再分散性困難 ×：分離凝集が著しく、再分散性不能
【００１３】（２）発泡性 エアゾール容器に原液及び噴射剤を充填し、一定量の泡
を噴射させ、その状態を下記の基準に従って評価した。 ○：クリーミィで安定な泡状 △：ウエットで弱い泡状 ×：殆ど泡状にならない
を噴射させ、その状態を下記の基準に従って評価した。 ○：クリーミィで安定な泡状 △：ウエットで弱い泡状 ×：殆ど泡状にならない
【００１４】（３）使用性 女性パネル２０名を用いて、べたつき、化粧もち等の使
用性を下記の基準に従って評価した。 ○：良いと答えた人が１５名以上 △：良いと答えた人が７〜１４名以上 ×：良いと答えた人が６名以下
用性を下記の基準に従って評価した。 ○：良いと答えた人が１５名以上 △：良いと答えた人が７〜１４名以上 ×：良いと答えた人が６名以下
【００１５】実施例１、比較例１〜４ 泡状日焼け止め 処方と評価結果を表１に示す。尚、表中の数字は重量％
を示す。
を示す。
【００１６】
【表１】
【００１７】尚、製造は下記の如く行う。即ち、油相成
分を７０〜７５℃に加熱溶解しておく。これにあらかじ
め７０〜７５℃に加熱分散した水相成分を投入し、乳化
分散後室温まで攪拌冷却して原液を得た。この原液９
６．０部とＬＰＧ４．０部とをエアゾール容器に充填
し、目的の泡状日焼け止めを得た。以下の実施例及び比
較例の製造方法は、これに準ずる。
分を７０〜７５℃に加熱溶解しておく。これにあらかじ
め７０〜７５℃に加熱分散した水相成分を投入し、乳化
分散後室温まで攪拌冷却して原液を得た。この原液９
６．０部とＬＰＧ４．０部とをエアゾール容器に充填
し、目的の泡状日焼け止めを得た。以下の実施例及び比
較例の製造方法は、これに準ずる。
【００１８】実施例２、比較例５〜６ 泡状ファンデー
ション 処方と評価結果を表２に示す。
ション 処方と評価結果を表２に示す。
【００１９】
【表２】
【００２０】実施例３ ハンドミルク 処方と評価結果を表３に示す。
【００２１】
【表３】
【００２２】
【発明の効果】本発明は、以上詳述した構成により保存
安定性、発泡性に優れ、べたつきがなく、化粧もちの良
さ等使用感に優れた粉末含有エアゾール組成物を提供し
得る。
安定性、発泡性に優れ、べたつきがなく、化粧もちの良
さ等使用感に優れた粉末含有エアゾール組成物を提供し
得る。
Claims (1)
- 【請求項１】 粉末、高級脂肪酸の塩、キサンテンガム
と水を配合してなる原液及び噴射剤とを配合してなる粉
末含有エアゾール組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1958493A JP2708691B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 粉末含有エアゾール組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1958493A JP2708691B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 粉末含有エアゾール組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06211627A true JPH06211627A (ja) | 1994-08-02 |
| JP2708691B2 JP2708691B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=12003315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1958493A Expired - Fee Related JP2708691B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 粉末含有エアゾール組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2708691B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1143421A (ja) * | 1997-07-29 | 1999-02-16 | Shiseido Co Ltd | エアゾール型粉体含有化粧料 |
| WO2000066076A1 (en) * | 1999-05-03 | 2000-11-09 | Em Industries, Inc. | Sprayable sunscreen compositions |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP1958493A patent/JP2708691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1143421A (ja) * | 1997-07-29 | 1999-02-16 | Shiseido Co Ltd | エアゾール型粉体含有化粧料 |
| WO2000066076A1 (en) * | 1999-05-03 | 2000-11-09 | Em Industries, Inc. | Sprayable sunscreen compositions |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2708691B2 (ja) | 1998-02-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20040002550A1 (en) | Post foaming compositions | |
| CA2590064A1 (en) | Novel cosmetic emulsions and emulsifiers exhibiting dilatant rheological properties | |
| CN1723007B (zh) | 气雾剂释放系统 | |
| KR101663141B1 (ko) | 캡슐을 포함하는 이층상 고보습 화장료 조성물 및 그 제조방법 | |
| KR100953144B1 (ko) | 이산화탄소를 분사제로 사용하는 폼타입의 마사지 무스 팩화장료 조성물 | |
| JPH06329532A (ja) | 油中水型エアゾール組成物およびその製法 | |
| EP0714279A1 (en) | Shaving composition | |
| US6126949A (en) | Di-behenyl fumarate and its use in dermatological products | |
| JP3425019B2 (ja) | 油性泡状クレンジング化粧料 | |
| US4062937A (en) | Insect bite relief preparation | |
| JP3242689B2 (ja) | 泡沫生成エアゾール型毛髪化粧料 | |
| EP1114637A1 (en) | Aqueous low pressure cosmetic composition comprising a propellant, a thickener and a surfactant | |
| JPH02255889A (ja) | エアゾール組成物 | |
| JP2708691B2 (ja) | 粉末含有エアゾール組成物 | |
| JP6894781B2 (ja) | エアゾール型化粧料 | |
| KR101620294B1 (ko) | 실온 충진이 가능한 고경도 화장료 조성물 | |
| JP4628560B2 (ja) | エアゾール組成物およびその製品 | |
| JPH032295A (ja) | エアゾール組成物 | |
| JP3101979B2 (ja) | 自己噴射性エアゾール組成物 | |
| JP3862076B2 (ja) | 後発泡性パック料 | |
| JP2000119132A (ja) | エアゾール組成物 | |
| JPH09124440A (ja) | 皮膚又は毛髪用泡状化粧料 | |
| JPH07258033A (ja) | 油中水乳化型泡沫メーキャップ化粧料 | |
| JP2002275454A (ja) | 含水エアゾール組成物および含水エアゾール製品の安定化方法 | |
| JPH06211621A (ja) | 化粧料 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |