JPH06210463A - 抵抗溶接用電極及びその製造方法 - Google Patents

抵抗溶接用電極及びその製造方法

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JPH06210463A
JPH06210463A JP34368691A JP34368691A JPH06210463A JP H06210463 A JPH06210463 A JP H06210463A JP 34368691 A JP34368691 A JP 34368691A JP 34368691 A JP34368691 A JP 34368691A JP H06210463 A JPH06210463 A JP H06210463A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性が優れていると共に、溶融アルミニウ
ムに対する耐濡れ性が優れており、脆い合金層の生成が
少なく、優れた寿命をもつ抵抗溶接用電極及びその製造
方法を提供する。 【構成】 平均粒径が30μm以下のCu粉末、Zr粉末
及びAg粉末と、平均粒径が10μm以下のCr粉末の混
合粉末に平均粒径が10μm以下のW粉末を0.1〜5.0重量
%混合してなる原料粉末を焼結した焼結体を電極芯材と
する。この場合に、Cu−Cr−Zr−Ag混合粉末中
の各粉末の配合比は、Cr粉末が0.3〜5.0重量%、Zr
粉末が0.01〜0.3重量%、Ag粉末が0.01〜0.5重量%、
残部がCu粉末である。この芯材の表面にCu−Cr合
金中間層を配設し、その外層に無酸素銅を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被溶接体に加圧力を加え
つつ、通電を行う抵抗溶接技術に関し、特にこの抵抗溶
接において使用される電極の素材となる混合原料粉末、
この混合原料粉末により製造された電極及びこの電極の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スポット溶接又はシーム溶接等
の抵抗溶接に使用される電極には、短時間とはいえ大電
流が流れる。そして、この電極には抵抗発熱が生じると
共に、溶接部に投入した熱量の多くは電極に逃げるた
め、電極先端部の温度は400乃至700℃にも達する。従っ
て、抵抗溶接用電極材料としては、耐熱性、高温強度及
び高導電性等が要求されており、このため、従来の抵抗
溶接用電極は通常Cu−Cr合金により形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、車両
等の軽量化を目的として、アルミニウム板が使用される
ことが多くなってきた。しかし、アルミニウムは熱伝導
率が高いため、電極には短時間で大電流を流す必要があ
る。このため、電極の損傷が極めて大きくなる。而し
て、Cu−Cr合金は他の従来の電極材に比して導電性
が優れているものの、アルミニウム板の抵抗溶接のよう
な過酷な使用状況下においては、必ずしも必要な特性を
十分に満足しているとはいえない。即ち、このCu−C
r合金は溶融Alに対して濡れ易いため、その表面で脆
い合金層が生成しやすい。このため、従来のCu−Cr
合金製電極はアルミニウム材の溶接に際して、寿命が短
いという欠点がある。そして、電極の寿命が短ければ電
極材のコストが高くなるだけでなく、電極の取り替え及
びドレッシングのために多大の時間と労力とを費やすこ
とになる。
【0004】本発明はかかる問題点において鑑みてなさ
れたものであって、導電性が優れ、溶融Alに対する耐
濡れ性が優れていて、脆い合金層の生成が少なく、優れ
た寿命を持つ抵抗溶接用電極及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る抵抗溶接用
電極は、平均粒径が30μm以下のCu粉末、Zr粉末及
びAg粉末と平均粒径が10μm以下のCr粉末の混合粉
末に平均粒径が10μm以下のW粉末を0.1〜5.0重量%混
合してなる原料粉末を焼結して得られた焼結体を有し、
前記Cu−Cr−Zr−Ag混合粉末中の各粉末の配合
比は、Cr粉末が0.3〜5.0重量%、Zr粉末が0.01〜0.
3重量%、Ag粉末が0.01〜0.5重量%、残部がCu粉末
であることを特徴とする。
【0006】本発明に係る抵抗溶接用電極の製造方法
は、無酸素銅からなる外層部材内に、Cr;0.3〜1.5重
量%、残部実質的にCuからなる銅合金の中間層部材を
挿入し、更にこの中間層部材内に、前記請求項1に記載
の原料粉末を封入し、次いで、前記中間層内を真空脱気
してビレットを製造し、その後このビレットを熱間静水
圧押出処理し、更に、溶体化処理した後、少なくとも1
サイクルの冷間加工及び焼鈍処理を実施することを特徴
とする。
【0007】なお、前記Ag粉末としては、Agろう粉
末等も含まれる。
【0008】
【作用】本願発明者等は前述した従来技術の有する欠点
を解消するため、アルミニウム材の抵抗溶接用電極とし
て必要な強度及び熱伝導度等の特性を満足する合金材料
を開発すべく種々実験研究を行った。その結果、Cu−
Cr合金基地中にWを分散させることにより、被溶接材
との耐濡れ性が優れた材料を得ることができることを見
いだした。
【0009】次に、本発明に係る抵抗溶接用電極及びそ
の製造方法について更に具体的に説明する。
【0010】先ず、混合原料粉末を構成する各成分粉末
の添加理由及びその組成限定理由、並びに粉末粒径の限
定理由について説明する。
【0011】Cr粉末;0.3〜5.0重量% 溶体化処理によって固溶したCrは、その後の析出焼鈍
によって、微細な金属Crとして析出し、強度の向上に
寄与する。また、固溶限を超えた含有Crは、そのまま
粉末焼結体中に残存し、一部はCr23等の酸化物に変
わる。金属Crはそれ自体高融点であるため、溶融Al
の拡散を抑えると共に、Cr23は溶融Alとの耐濡れ
性向上に寄与する。Cr粉末が0.3重量%未満では、析
出焼鈍を行っても析出するCr量が少ないので強度の向
上は期待できず、また、Cr粉末が5.0重量%を超えて
含有されても延性の低下により溶接時の加圧によって電
極先端部に割れが発生しやすくなり、電極寿命を縮める
原因ともなる。従って、Cr粉末の含有量は0.3〜5.0重
量%とする。
【0012】Zr粉末;0.01〜0.3重量% Cu粉末は水アトマイズ法、ガスアトマイズ法及び電気
分解法等によって製造されるが、その製造過程で500ppm
から多い場合は5000ppm程度の酸素量を含有してしま
う。この酸素はCu粉末中ではCuO及びCu2Oとし
て存在しているが、高温静水圧押出及びその後の熱処理
の過程で酸素との親和力が強いCrと結合して酸化物を
形成してしまう。これにより、本来Cu中に微細な金属
Crとして析出して強度の向上に寄与すべきCr量が減
少し、所望の強度が得られなくなることがある。酸素含
有量が50ppmを超えるCu粉末を使用する場合には、上
述のような酸素による弊害が発生するが、本願発明者等
は、酸素との親和力がCrより強く、且つ、Cuに固溶
しても導電率の低下が少ないZr粉末を混合することに
より、上述の弊害を防止できることを見いだした。Zr
粉末の添加量が0.01重量%未満ではその添加効果が小さ
く、Zr粉末を0.3重量%超えて含有しても、その添加
効果が飽和するばかりでなく、導電率の低下をもたら
す。従って、Zr粉末含有量は0.01〜0.3重量%とす
る。
【0013】Ag粉末;0.01〜0.5重量% AgとCuの共晶温度は779℃であるため、Cu粉末に
Ag粉末を混合することによって、導電率を劣化させる
ことなく、焼結を促進させ、充填率を高めることができ
る。AgはAgろうに置き換えても良く、この焼結促進
効果は何ら変わりはない。Ag粉末の含有量が0.01重量
%未満では効果は小さく、0.5重量%を超えて含有して
も効果は飽和するばかりでなく、高価なAgの使用は無
駄となる。従って、Ag粉末含有量は0.01乃至0.5重量
%とする。
【0014】W粉末;0.1〜5.0重量% Wは高融点金属であり、Al等の拡散を抑える効果があ
ると共に、WO3等の酸化物は特にAl等の溶融金属に
対して優れた耐濡れ性を発揮する。加えて、導電率もそ
れ自体31%IACSとセラミックスに比較して格段に高く、
特に、アルミニウム抵抗溶接用電極の構成材料として有
用である。更に、本願発明者らの研究によると、Wは未
固溶のCr粒子中へ拡散するため、Cr粒子の耐濡れ性
をも向上させるものである。従って、WとCrの共添に
よる相乗作用により飛躍的に耐濡れ性を向上させること
ができるものである。W粉末の含有量が0.1重量%未満
の場合はその効果が小さく、5.0重量%を超えるとその
効果が飽和するばかりでなく、延性の低下及び被削性の
低下等の電極チップ加工上の弊害が大きくなるため、好
ましくない。更に、延性の低下などにより、溶接時の加
圧によって電極先端部に割れが発生しやすくなり、電極
寿命を縮める原因ともなる。従って、W粉末の含有量は
0.1〜5.0重量%とする。
【0015】Zr,Ag,Cu粉末;30μm以下 これらの粉末の平均粒径が30μmを超えると、後述する
電極製造方法における高温静水圧押出工程及びその後の
冷間加工工程によって充填率を97%以上にすることは難
しい。この充填率が97%未満であると、延性及び導電率
の低下が生じるため好ましくない。従って、これらの粉
末の平均粒径は30μm以下とする。
【0016】Cr粉末;10μm以下 Cr粉末は、Cu中に固溶し、その後の析出焼鈍によっ
て、微細な金属Crとして析出し、強度の向上に寄与す
ると共に、未固溶のCr粒子はCu中に分散して溶融A
lに対する耐濡れ性を向上させるという効果も有してい
る。Cr粉末の平均粒径が10μmを超えると、高温静水
圧押出及びその後の溶体化処理工程を経ても、Cu中へ
の固溶が平衡状態まで到達せず、その後の析出焼鈍によ
っても所望の強度が得られなくなる。また、未固溶Cr
粒子の分散も不均一となるため、耐濡れ性の向上効果が
十分発揮されない。従って、W粉末の平均粒径は10μm
以下とする。
【0017】W粉末;10μm以下 W粉末はCu中に分散して、溶融Alに対する耐濡れ性
を向上させるという効果を有しているが、平均粒径が10
μmを超えるとこの分散が不均一となるため、その効果
が十分に発揮されない。従って、W粉末の平均粒径は10
μm以下とする。
【0018】なお、本発明に係る抵抗溶接用電極の製造
に使用される混合粉末は前述の如く、Cr粉末、Zr粉
末、Ag粉末及びCu粉末の各金属粉末にW粉末を混合
した混合物に限らず、所定量のCr,Zrを含有するC
u合金の粉末にAg粉末及びW粉末を請求項2に記載の
含有量及び配合比で混合したものでも良い。その限定理
由は上述の場合と同様である。但し、Cu−Cr−Zr
合金の粒径の条件は、上述のCu粉末の粒径の場合と同
一条件であり、その限定理由も同様である。
【0019】本発明に係る抵抗溶接用電極は上述の組成
及び粒径の混合粉末を焼結することにより製造される。
【0020】この場合、上述の混合粉末の焼結体を電極
の芯部に配置し、外層に無酸素銅を配置し、その中間層
として、Crが0.3〜1.5重量%であり、残部が実質的に
Cuよりなる合金を配置した3層構造にすることが好ま
しい。
【0021】即ち、強度と耐濡れ性を必要とする芯部に
前述のWを分散させた粉末焼結体を配し、この芯部の外
側に純銅等の高導電材を配して電極チップを構成する。
この場合、粉末焼結体は高価なものであり、できるだけ
芯部の径は小さくすることが好ましい。しかし、芯部の
径を小さくし過ぎると、苛酷な溶接条件においては、マ
ッシュルーミング等のような電極先端部の変形が生じや
すい。そこで本発明においては中間層にクロム銅を配し
て強度を向上させる。
【0022】次に、本発明に係る抵抗溶接用電極の製造
方法について説明する。先ず、無酸素銅からなる外層部
材に、前述の組成を有するCu合金からなる中間層部材
を嵌入し、更に、この中間層部材内に前述の組成を有す
る混合原料粉末を充填する。そして、この混合原料粉末
を中間層部材内に封入した後、前記中間層部材内を真空
脱気してビレットを製造する。次いで、このビレットを
熱間静水圧押出処理し、更に、溶体化処理した後、少な
くとも1サイクルの冷間加工及び焼鈍処理を実施する。
これにより、本発明に係る3層構造の抵抗溶接用電極が
製造される。
【0023】この場合に、熱間静水圧押出処理における
押出温度は、800〜1000℃とするのが好ましい。静水圧
押出温度を800〜1000℃とした理由は、1000℃より高温
では、焼結粒の粗大化が発生し、800℃より低温では粉
末の焼結が不十分となり、機械的特性及び導電率の所期
の目標達成が困難になるからである。
【0024】また、その後の溶体化処理温度は900〜100
0℃とするのが好ましい。このように900〜1000℃で溶体
化処理する理由は1000℃より高温では結晶粒の粗大化が
発生する芯部及び中間層のCu母相中へのCrの固溶が
不十分となり、後工程の焼鈍工程における析出強化が不
十分となるためである。
【0025】溶体化処理後の冷間加工は、焼鈍処理工程
における強度の向上に寄与するCrの析出を促進させる
ため、20%以上の加工率とすることが望ましい。また、
焼鈍処理工程においては、400〜500℃で30分以上の熱処
理を施すことが好ましい。焼鈍温度を400〜500℃とする
理由は500℃より高温では強度が低く、450℃より低温で
は析出が不十分となり、強度及び導電率の所期の目標達
成が困難になるからである。焼鈍時間を30分以上とする
理由はCrを十分に析出させるためである。
【0026】更に、焼鈍後の冷間加工は強度向上に対し
て有効である。焼鈍後の冷間加工率は10〜50%が望まし
い。10%未満では加工硬化が不十分であり、50%を超え
て加工しても加工硬化が飽和すると共に、耐熱性の低下
が著しくなるからである。
【0027】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0028】下記表1に示す成分を同表に示す配合比で
含有する混合粉末を外層が無酸素銅、中間層がCu−1.
0重量%Crの組成を有するCu合金からなる2層構造
(内径が89mm、中間層外径が114mm、外径が143mm)のケ
ースに封入した。但し、Cr,Zr,Ag,Cuの各粉
末の平均粒径は20μmであり、W粉末の平均粒径は1μ
mである。
【0029】
【表1】
【0030】これを真空脱気した後、850℃で1時間加
熱し、その後、静水圧押出を実施し、外径が29mmの押出
材を得た。これを950℃で1時間溶体化処理した後、直
ちに水冷した。その後、抽伸加工により外径を20mmに
し、更に425℃で5時間焼鈍した。その後、抽伸加工を
施して外径が16mmの電極材料を得た。そして、これらの
各材料の断面を観察した結果、芯部の外径が8mm、中間
層の外径が12mmであることを確認した。次いで、これら
の材料の各層のビッカース硬さ及び芯部と全体の導電率
を測定した。
【0031】また、抵抗溶接試験に際しては、前述の如
く、製造した外径が16mm、先端半径が6mm、先端曲率が4
0mm、長さが25mmの水冷孔付き電極チップに加工した。
被溶接材として、1.0mmの厚さのアルミニウム板(Al-
4.5重量%Mg−0.35重量%Cu)をりん酸ソーダ系液
にて酸化膜除去処理したものを用いた。これを50mmの幅
にスリットしたコイルを被溶接材として、重ね溶接を2
秒/点の速度で施し、溶接継手の引張せん断強度を20点
に2本の割合で測定した。この引張せん断強度値がJI
SZ3140B級(1.30KN)を1点でも下回った時の打点数
を電極寿命とした。なお、溶接機は単相交流式のものを
用いた。溶接条件は溶接電流が25KA(4サイクル)、溶接
加圧力が2.94KNである。
【0032】以上の評価結果を下記表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】なお、比較材として市販のクロム銅合金
(Cu−1.0重量%Cr)を用いた。表2から明らかな
ように、比較例No.7〜11は強度と導電率のバランス
が悪いため電極寿命が短い。比較例No.12は溶融Al
に対する耐濡れ性を向上させるW粉末の含有量が少ない
ため、電極寿命が短い。また、比較合金No.13はWの
含有量が多く、溶接時に電極先端部に割れが発生するた
め、電極寿命が短くなる。
【0035】これらの比較例に対して、本実施例(No.
1〜6)の場合は強度及び導電率が優れていると共に、
溶融Alに対する耐濡れ性も優れているため、電極寿命
が比較例(No.7〜14)より著しく長い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る抵抗
溶接用電極は強度と導電率のバランスが優れているのに
加えて、特に、溶融Alとの耐濡れ性が優れているた
め、アルミニウムの抵抗溶接時の電極寿命を著しく長く
することができるという優れた効果を奏する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が30μm以下のCu粉末、Zr
    粉末及びAg粉末と平均粒径が10μm以下のCr粉末の
    混合粉末に平均粒径が10μm以下のW粉末を0.1〜5.0重
    量%混合してなる原料粉末を焼結して得られた焼結体を
    有し、前記Cu−Cr−Zr−Ag混合粉末中の各粉末
    の配合比は、Cr粉末が0.3〜5.0重量%、Zr粉末が0.
    01〜0.3重量%、Ag粉末が0.01〜0.5重量%、残部がC
    u粉末であることを特徴とする抵抗溶接用電極。
  2. 【請求項2】 平均粒径が30μm以下のCu−Cr−Z
    r合金粉末及びAg粉末の混合粉末に平均粒径が10μm
    以下のW粉末を0.1〜5.0重量%混合してなる原料粉末を
    焼結して得られた焼結体を有し、前記Cu−Cr−Zr
    合金粉末は、Crが0.3〜5.0重量%、Zrが0.01〜0.3
    重量%、残部がCuであり、前記Cu−Cr−Zr合金
    粉末とAg粉末との混合粉末中のAg粉末の配合比は0.
    01〜0.5重量%であることを特徴とする抵抗溶接用電
    極。
  3. 【請求項3】 前記焼結体を芯材とし、この芯材を被覆
    する中間層がCr;0.3〜1.5重量%及び残部実質的にC
    uからなる銅合金であり、この中間層を被覆する外層が
    無酸素銅からなることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の抵抗溶接用電極。
  4. 【請求項4】 無酸素銅からなる外層部材内に、Cr;
    0.3〜1.5重量%及び残部実質的にCuからなる銅合金の
    中間層部材を挿入し、更にこの中間層部材内に、前記請
    求項1又は2に記載の原料粉末を封入し、次いで、前記
    中間層内を真空脱気してビレットを製造し、その後この
    ビレットを熱間静水圧押出処理し、更に、溶体化処理し
    た後、少なくとも1サイクルの冷間加工及び焼鈍処理を
    実施することを特徴とする抵抗溶接用電極の製造方法。
JP34368691A 1991-12-25 1991-12-25 抵抗溶接用電極及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0783945B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5611945A (en) * 1993-10-08 1997-03-18 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Resistance welding electrode
EP0806263A1 (en) * 1996-05-06 1997-11-12 Ford Motor Company Limited Method of using copper based electrodes to spot-weld aluminium
US5844194A (en) * 1993-10-08 1998-12-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Resistance welding electrode and method of manufacturing same

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