JPH06210362A - シートブランクを成形加工するための方法および装置 - Google Patents

シートブランクを成形加工するための方法および装置

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JPH06210362A
JPH06210362A JP5261183A JP26118393A JPH06210362A JP H06210362 A JPH06210362 A JP H06210362A JP 5261183 A JP5261183 A JP 5261183A JP 26118393 A JP26118393 A JP 26118393A JP H06210362 A JPH06210362 A JP H06210362A
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shell
roll
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ジーガー エリッヒ
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D22/00Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
    • B21D22/14Spinning
    • B21D22/18Spinning using tools guided to produce the required profile

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 指数関数的応力ひずみ特性を有する材料から
なるシートブランク(2’)を薄壁中空シェル(2)に
冷間成形加工するための方法および装置を提供する。 【構成】 該シートブランク(2’)はその周縁がクラ
ンプ装置(3)で把持されそしてその中心線(6)のま
わりに回転させられる。成形加工は該シートブランク
(2’)の一方の側と係合している第一の通路制御され
たプレスロール(16)と他方の側と係合している第二
の通路制御されたプレスロール(17)とによって局所
押圧力のみによって実施され、この際加工片(2’、
2)とプレスロールとの間の相対速度ならびに該プレス
ロールによって該加工片に印加される力は該加工片に加
えられる引張力がその材料の降伏点以下となるような態
様で調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は指数関数的応力ひずみ特性を有す
る材料からなる板状素材すなわちシートブランクを成形
加工するための方法ならびにその方法を実施するために
適当な装置に関する。
【0002】宇宙航空産業においては、チタンとその合
金が軽量なことと耐摩耗性が優れていることのために燃
料容器等にますます多く使用されてきている。この用途
のためにはチタン−β−合金が特に適当であるが、しか
しながら、この合金は満足できるようには冷間成形しが
たい。この合金は、添付図1の概略応力ひずみ図に示す
ような指数関数的応力ひずみ特性を有している。図に見
られるように、チタン−β−合金は通常のひずみ硬化性
を有しておらず、室温の引張試験において、見かけの降
伏点以上、塑性変形の範囲内で、くぼみ(圧痕)が生じ
そしてそのあと応力をさらに増加させることなしに破断
が起こる。このことはこの材料の冷間成形性に大きな影
響をもつ。すなわち、その材料をごくわずかな成形段階
ごとに熱処理にかけない場合には、極めて低成形度の冷
間成形であっても、疲労破断が起こるか、あるいは材料
が制御されない仕方でくぼむ危険がある。最も問題のな
い冷間成形法は冷間圧延法であるが、この方法ではただ
平坦なシートが製造できるにすぎない。
【0003】特に、大直径(60mm以上)で小壁厚
(3mm以下)および/または高わん曲(半球)の胴す
なわちシェルはこれまで熱間成形によって製造されてき
た。この場合、後から切削加工によって所望の壁厚を達
成しなければならない。
【0004】高温では、チタンとその合金は空気成分と
の親和性がより高くなり、このために、一方において
は、その加工片の表面に腐食層が形成され、また他方に
おいては、水素吸収により材料の脆性が増す。これは共
に所望されざることである。これを回避または除去する
ためには加熱(熱間成形のためまたは熱処理のための)
を保護ガス雰囲気下で実施するか、あるいは腐食層を機
械的に除去するか、あるいは熱処理によって脆性をなく
すこと以外に方法がない。
【0005】したがって、本発明の目的は指数関数的応
力ひずみ特性を有する材料を薄い壁厚の中空シェルに冷
間成形するための簡単かつ安価な方法ならびに装置を提
供することである。
【0006】この目的は請求項1に記載した方法によっ
て達成される。すなわち、本発明によって、上記材料に
塑性範囲の引張力を加えないで、成形を2つの互いに対
向するプレスロールによって加工片に加えられる圧力に
よってのみ実施すれば、該材料を40%以上の高い成形
度で冷間成形した場合でも、前記のごとき問題、たとえ
ば、疲労破断やくぼみが起こらないことが見い出された
のである。本発明の方法によれば、中空シェルをその最
終寸法の大直径かつ比較的薄い壁厚まで疲労破断やくぼ
みを生じることなくかつ材料加熱時に起きる問題を伴う
ことなく冷間成形によって製造することが可能である。
本発明の方法によれば高い成形度の冷間成形が達成可能
であるからチタン−β−合金組織内の粒子はより微細と
なり、強度と剛性が増し、その結果として支持断面積、
したがってまた重量も一層減少可能となる。さらに、そ
の高い冷間成形度は円周方向において冷間圧延シートブ
ランクの元の圧延方向の組織の変化をもたらし、その結
果その組織に関連する固有引張ドラフトの危険を減少さ
せる。プレスロールを通じて加えられる圧力は非常に正
確に与えることができるから壁厚一定のシェルのみなら
ずシェルの円周全体にわたって変化する壁厚を有してい
るシェルも容易に製造することができる。さらにまた、
シートを曲げる時に生じる弾性エネルギーが2つのロー
ルを使用することによって制御することができるから、
シェルは非常に高い精度をもって製造することもでき
る。保護ガス雰囲気も繰り返される中間アニーリングも
必要でないからして、本発明による方法は簡単かつ容易
に実施することができる。
【0007】本発明による方法をさらに有利に発展させ
たものが請求項2乃至4である。本発明の目的はさらに
請求項5記載の装置によって達成される。本発明による
装置においては、加工片は回転駆動されそして2つのプ
レスロールは通路制御されて駆動される。この相対運動
の分離は成形中の塑性範囲での引張応力を防止するため
に役立つ。加工片の反対側でそれぞれ加工片と係合する
2つのスピニングロールによってタンクの底を成形する
ことは米国特許第3815395号明細書からすでに公
知となっている。この米国特許明細書に記載されている
装置では、加工片は中央で把持されそして自由に動ける
状態で支持され、他方、スピニングロールは回転駆動さ
れかつ予め定められた半径方向通路(それによって加工
片が回転する)を介して案内される。このように運動制
御を重ね合わせると局所的引張応力の発生が避けられな
い。このような装置は熱間成形のために適するかあるい
は通常の冷間硬化特性を有する加工片の成形のために適
するものである。
【0008】本発明の装置をさらに有利に発展させたも
のが請求項6乃至11に記載されている。以下、本発明
の1つの実施例を添付の図面を参照しながら説明する。
図2はシートブランク2’(破線で図示されている)を
中空シェル2に冷間成形するための装置を示している。
なお、中空シェル2は図示の半球形のほか球形キャップ
の形状、円錐形、楕円形など他の任意の断面形状を有す
るように成形されうるものである。シートブランク2’
は図1に示した指数関数的応力ひずみ特性を有する材料
から製造された円形のシートブランクである。この材料
が属する金属はチタン−β−合金Ti-15V-3Cr-3Al-3Sn(T
i15-3)および Ti-3Al-15Mo-2.7Nb-0.2Si( β- 21S)であ
る。このブランク2’のシート厚さは通常仕上げられる
シェルの所望シート厚さよりも大きい。しかしながら、
ブランクがある特定の領域(開口近辺や極領域)におけ
るシェルの最終厚み寸法を最初から有していることもで
きる。出来上がったシェル2が大きな壁厚差をを有すべ
き場合には、前もって、たとえば旋削または研磨によっ
て、シートブランクに異なる壁厚を持たせておくのが有
利である。シートブランク2’の直径は仕上がりシェル
の所望開口幅プラス掴み寸法を考慮して選択される。本
発明の方法を使用すると、これまで冷間成形では製造不
可能であった600mm以上の開口幅を有するシェルを
製造することができる。1500mmあるいは2500
mmの開口幅を持つシェルの製造さえも可能である。本
発明の方法は特に0.3乃至3mmの壁厚を有する薄壁
シェルの製造に好適である。シートブランク2’はクラ
ンプ装置3によって装置1に保持される。このクランプ
手段はシートブランクの周縁を均等に把持するクランプ
リング4を含む。このクランプ装置は異なる直径のシー
トブランク2’を把持することができるよう調節可能で
ある。クランプリング4は矢印6aの方向に中心線6の
まわりを回転するベアリングとしてつくられている回転
ベアリング5を介して回転可能に支持されている。回転
は駆動装置7によって行われる。この駆動装置はモータ
8と駆動ピニオン9を包含し、該駆動ピニオンはクラン
プリング4側の対応する歯車とかみ合っている。
【0009】クランプ装置3の一方の側には工具キャリ
ヤー10が、そして他方の側には工具キャリヤー11が
配置されている。各工具キャリヤー10、11は中心線
6に平行な第一の方向に両方向矢印10a,11aに示
したごとく線形移動可能であると共に、中心線6に垂直
な第二の方向に両方向矢印10b,11bに示したごと
くそれぞれ移動可能である。なお、運動方向10aと1
0bおよび11aと11bはそれぞれ1つの平面上に存
在している。各工具キャリヤー10、11のクランプ装
置3に面している方の端部にはそれぞれ1つのアーム1
2、13が設けられている。アーム12は両方向矢印1
2aの方向に軸12’を中心として回転可能であり、ア
ーム13は両方向矢印13aの方向に軸13’を中心と
して回転可能である。軸12’と13’は前記線形移動
10a,10bと11a,11bの運動平面上に垂直に
のびているものであり、したがってねじり運動12a,
13aは線形運動10a,10bと11a,11bの面
内で行われる。アーム12を両方向矢印12aの方向に
旋回させるために適当なセッティングドライブ14が、
そしてアーム13を両方向矢印13aの方向に旋回させ
るために適当なセッティングドライブ15がそれぞれ設
けられている。これらのセッティングドライブは同時に
成形力を行使する。また、図示されていないが、工具キ
ャリヤー10、11を両方向矢印10a,10bおよび
11a,11bの方向に移動するためにそれぞれ1つの
駆動装置が設けられている。
【0010】旋圧またはプレスロール16、17はそれ
ぞれアーム12、13の遊端に軸16’,17’を中心
に回転可能なように支持されている。これらの軸16’
と17’はアーム12、13の旋回軸12’と13’に
対してそれぞれ垂直にのびておりそして各プレスロール
16、17の円周が対応するアーム12、13を越えて
突出しそしてその円周突出部分が加工片2’、2と接触
されるように配置されている。さらに、プレスロール1
6、17は回転している加工片2’、2によって軸1
6’、17’のまわりに回転されうるように加工片の回
転方向に配置されている。
【0011】被加工湾曲面の内側に係合している第一の
プレスロール16は比較的幅が狭くそして面取りされた
円周が与えられていて、加工片の湾曲が非常に小さい場
合、第一プレスロールの円周のみが加工片2’、2と接
触するようになっている。被加工湾曲面の外側に配置さ
れている第二のプレスロール17は第一のプレスロール
16がそれに向かって作用する対抗ロールとしてつくら
れている。
【0012】クランプ装置3の駆動装置、セッティング
ドライブ14と15、ならびに工具キャリヤー10、1
1をそれぞれ10a,10bおよび11a,11bの方
向に運動させるための図示してない駆動装置は6’、1
7’は図示されていない1つの共通の制御装置に接続さ
れている。この制御装置は電算機化された数値制御装
置、テンプレート付き写し取り制御装置または他のタイ
プの公知制御装置でありうる。2つのプレスロール16
と17は成形中この制御装置によって成形位置において
この2つのプレスロールが常に相互に対向して働くよう
同期的に案内される。両プレスロール16と17は両方
向矢印10a,10bと11a、11bに沿った線形運
動と両方向矢印12a,13aに沿った旋回運動との組
み合わせによって、成形によって形成されるふくれ出し
(湾曲)の輪郭に追従する両方向矢印16aと17aに
沿う通路上を動くよう制御される。このプレスロール1
6の通路16aとプレスロール17の通路17aはシー
トブランク2’に対して半径方向かつ湾曲の子午線上に
延びており、通路16aと17aが位置している共通面
は中心線6と交わる。成形の方向はクランプリング4近
傍の領域から極で加工片2’、2を貫通する中心線6の
貫通点までおよびその逆の方向であり、図2において実
線で図示されているプレスロール16、17の位置は通
路制御装置の1つの反転点に近い位置であり、破線で図
示されている位置は通路制御装置のいま1つの反転点に
近い位置である。この通路制御は2つのプレスロール1
6と17が互いに相対する位置にある時に摩擦が発生し
なようにするため、プレスロールがそれらの円周面の湾
曲(半径R)の中心のまわりに旋回のみをするような態
様で行われる。
【0013】さらに、制御装置はプレスロール16が対
向ロール17に接近および遠ざかる方向の運動も制御
し、これによって2つのプレスロール16と17の間の
距離を成形の間に減少する加工片2’、2の壁厚に合わ
せて調整する。この間隔調整は成形中、たとえば、プレ
スロールの圧力センサーを使用して実施することができ
る。さらにまた、たとえば、壁厚の異なるシェル2を製
造するため加工片2’、2を領域により異なる強度で成
形しようとする場合には、制御装置において予めロール
間隔を設定しておくことも可能である。
【0014】本発明による装置1の作動の仕方を次に説
明する。シートブランク2’を把持した後、駆動装置7
によってクランプリング4が中心線6のまわりに矢印6
aの方向に回転される。次に、プレスロール16と17
が互いに反対側から互いに向かってある距離だけシート
ブランクに接近させられそしてシートブランク2’に対
して半径方向に該ブランク上を第1成形段階のために予
め定められた通路16a、17aに沿って案内される。
しかして該ブランク2’の回転と関連して、中心線6の
まわりにらせん状成形ラインが描かれる。クランプリン
グの回転数、2つのプレスロール16、17の距離なら
びに矢印16a、17aの方向の通路制御装置の形と速
度は、互いに関してかつ使用された材料に関して、プレ
スロール16と17によってその材料の成形のために押
圧力のみが加えられ、場合によっては生じる引張力はそ
の材料の降伏点以下にとどまって塑性成形工程には寄与
しないように変更される。すなわち、素材はプレスロー
ラ16と17の間で圧搾されるだけであり、その材料は
容易に圧力の方向に実質的に垂直な方向に伸長すること
ができる。プレスロール16、17の通路制御装置によ
って、この材料の伸びがくぼみの形成をもたらさず、従
来の旋圧成形法の場合のごとく引張力によって材料にひ
ずみを加えることなしに、所望の湾曲を成形することが
保証される。
【0015】一例として本発明の方法によってタンク半
胴がチタン合金 Ti15−3から成形された。使用され
た直径510mmの円形シートブランクは切削圧延機に
より冷間圧延され、溶液熱処理されそして急冷された、
厚さ2.08mmの圧延シートから切り取られたもので
ある。このシートブランクが2つのプレスロールによっ
て押圧力のみを使用して中間焼き入れなしで28の成形
段階で半球形シェルに成形された。この成形されたシェ
ルは開口直径が444.8mm,極に直接するところの
壁厚がブランクと同じ2.08mm、極に対して約5
の角距離のところの壁厚が2mm,シェル開口のクラン
プ位置に直接するところの壁厚が1.32mmであり、
そして壁厚はシェル開口と極の間で約0.76mmまで
連続的に減少そして最後に再び連続的に増加していた。
仕上がったタンク半胴には疲労破断も形状の不連続たと
えば皺やくぼみも見あたらなかった。予定された形状お
よび壁厚の寸法のずれ許容範囲内であった(得られた最
小壁厚は0.76mmで、その許容壁厚は0.8mm;
得られた開口直径444.8mmで、その許容数値は4
45mm)。これらの寸法偏差は使用された装置内でプ
レスロール16、17がピボット回転できなかった、す
なわち、工具キャリヤーにおいて軸12a,13aで支
持されていなかったという事実に起因するものである。
さらに、シェルの内側と係合していたプレスロール16
は写し取りテンプレートによる誘導写し取り手段によっ
て通路制御されそして対向ロール17は水圧弁を介して
人手によって通路制御されていた。
【0016】さらに、開口直径950mmのタンク半胴
シェルがいま1つの実施例として製造された。予備輪郭
成形された円形シートブランクが出発材料として使用さ
れ、そのシート厚さは中心点近傍で3.2mm、残りの
外部リム部分で2.1mmであった。2つの壁厚領域の
間の移行領域は面取りされた。予備輪郭成形はは特にチ
タン合金のために開発された研磨法または旋削法を使用
して実施された。この予備輪郭成形された円形シートブ
ランクが中間アニーリング工程なしで本発明の方法によ
って開口直径が950mmのタンク半胴シェルに冷間成
形された。材料はシェルの極域でも成形を受けて延伸さ
れ、その結果、極のところの壁厚は3.0mmまで減少
された。シェル開口領域の壁厚は1.2mmであった。
シェル開口と極の間で壁厚は0.8mmまで減少されそ
してその後再び連続的に増加された。予備輪郭成形され
たシートブランクの厚さのはね上りはいずれも平衡化さ
れたが、なお見ることができた。このタンク半胴の場合
にも、疲労亀裂や成形後の皺やくぼみのごとき形状の不
連続はまったくなかった。た(得られた最小壁厚は0.
76mmで、その許容壁厚は0.8mm;得られた開口
直径444.8mmで、その許容数値は445mm)。
これらの寸法偏差は使用された装置内でプレスロール1
6、17がピボット回転できなかった、すなわち、工具
キャリヤーにおいて軸12a,13aで支持されていな
かったという事実に起因するものである。さらに、シェ
ルの内側と係合していたプレスロール16は写し取りテ
ンプレートによる誘導写し取り手段によって通路制御さ
れそして対向ロール17は水圧弁を介して人手によって
通路制御されていた。
【0017】プレスロールの適当な通路制御手段を使用
することによって、上記の連続的に変化する壁厚を有す
るシェルのみならず、ほぼ一定の壁厚を有するシェルも
製造可能である。
【0018】図示して前記した実施例の変形例として、
大きい製造許容範囲が与えられる場合には、2つのプレ
スロールを前記したような2つの軸上のみを線形移動さ
せるようにすることもできる。プレスロールの形状と寸
法は実施されるべき成形加工に対応して変更することが
できる。2つのプレスロールは同じ形状を有することが
できる。特定の条件のもとででは、円形シートブランク
の代わりにすでに予備成形された素材を使用することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チタン−β−合金の実際の概略的応力ひずみ図
である。
【図2】本発明による装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1 本発明による冷間成形装置 2’ 素材のシートブランク 2 成形シェル 3 クランプ装置 4 クランプリング 5 回転ベアリング 7 駆動装置 8 モータ 10,11 工具キャリヤー 14,15 セッティングドライブ 16、17 プレスロール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指数関数的応力ひずみ特性を有する材
    料、特にチタン−β−合金からなるシートブランク
    (2’)を薄壁、特に0.3乃至3mmの壁厚を有する
    中空シェル(2)に成形加工するための方法において、
    該シートブランク(2’)をその周縁で把持し、その中
    心線(6)のまわりに回転駆動しそして該シートブラン
    ク(2’)の一方の側と係合している第一の通路制御さ
    れたプレスロール(16)と他方の側と係合している第
    二の通路制御されたプレスロール(17)との間で局所
    押圧力のみによってシェルを冷間成形し、この際加工片
    (2’、2)とプレスロール(16、17)との間の相
    対速度ならびに該プレスロール(16、17)によって
    該加工片(2’、2)に印加される力を該加工片
    (2’、2)に加えられる引張力が該材料の降伏点以下
    となるよう相互に調節することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 プレスロール(16、17)の通路制御
    が少なくとも2つの方向(10a,10b,11a,1
    1b)において実施されることを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 プレスロール(16、17)が該加工片
    (2’,2)の円周部成形の間,該中心線(6)を実質
    的に貫通して延びる平面内で該中心線(6)に向かう方
    向およびその反対の方向(16a,17a)に移動され
    ることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 プレスロール(16、17)がそれらの
    ロール軸(16’、17’)のまわりに自由に回転可能
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の方法
    を実施するための装置において、シートブランク
    (2’)の円周部を把持するために環状に配置されたク
    ランプ装置(3)、該クランプ装置(3)を該シートブ
    ランク(2’)の面に対して実質的に垂直に延びる中心
    線のまわりを回転するよう駆動する駆動装置(7)、該
    クランプ装置(3)の一方の側に配置された第一の通路
    制御されるプレスロール(7)と該クランプ装置(3)
    の他方の側に配置された第二の通路制御されるプレスロ
    ール(17)、および該プレスロール(16、17)の
    通路を制御するための制御装置を包含することを特徴と
    する装置。
  6. 【請求項6】 該プレスロール(16、17)が少なく
    とも2つの移動方向(10a,10b,11a,11
    b)を含むことを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 該プレスロール(16、17)が少なく
    とも3つの移動方向(10a,10b,12a,11
    a,11b,13a)を含むことを特徴とする請求項5
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 各プレスロール(16、17)が工具キ
    ャリヤー(10、11)上に回転軸(12’、13’)
    のまわりを運動可能なアーム(12、13)を介して配
    置されており、該工具キャリヤーは互いに垂直な2つの
    方向(10a,10b,11a,11b)に、該中心線
    (6)と平行にさらにまたそれに対して横に線形移動可
    能であることを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 プレスロール(16、17)がアーム
    (12、13)の回転軸(12’、13’)に対して垂
    直に延びるロール軸(16’、17’)を介して自由に
    回転可能にアーム(16、17)に配置されていること
    を特徴とする請5乃至8のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 制御装置が電算機化された数値制御装
    置であることを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに
    記載の装置。
  11. 【請求項11】 制御装置がテンプレートによる写し取
    り制御装置を包含することを特徴とする請求項5乃至9
    のいずれかに記載の装置。
JP5261183A 1992-10-19 1993-10-19 シートブランクを成形加工するための方法および装置 Expired - Lifetime JP2942121B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
EP92117831A EP0593799B1 (de) 1992-10-19 1992-10-19 Verfahren und Vorrichtung zum Verformen eines Blechrohlings
DE92117831.5 1992-10-19

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JPH06210362A true JPH06210362A (ja) 1994-08-02
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US (1) US5426964A (ja)
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