JPH0620993Y2 - 常時4輪駆動型自動車の制動力計測装置 - Google Patents

常時4輪駆動型自動車の制動力計測装置

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JPH0620993Y2
JPH0620993Y2 JP4551287U JP4551287U JPH0620993Y2 JP H0620993 Y2 JPH0620993 Y2 JP H0620993Y2 JP 4551287 U JP4551287 U JP 4551287U JP 4551287 U JP4551287 U JP 4551287U JP H0620993 Y2 JPH0620993 Y2 JP H0620993Y2
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JP
Japan
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wheel
braking force
reaction force
braking
wheel drive
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JP4551287U
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JPS63152545U (ja
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隆一 原
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は常時4輪駆動型自動車の制動力を前輪と後輪と
を個別に計測する装置に関するものである。
従来の技術 新車のラインオフ時、或いはサービス工場などの車両検
査場において車輪の制動力テストが行われている。
前輪と後輪とを個別に計測する従来の制動力計測装置
は、床上に設置され、電動機で駆動される1対のローラ
上に車両を移動させて前輪又は後輪を跨がらせ、車両側
の制動装置の操作により車輪を制動したとき上記ローラ
の駆動系に生じる反力により制動力を求めるようにして
いる。
考案が解決しようとする問題点 上記従来の制動力計測装置によって常時4輪駆動型自動
車の制動力を前輪と後輪とを個別に計測する場合、次の
ような問題点がある。
即ち、常時4輪駆動型自動車は、前輪と後輪とが常時連
動状態にあり、例えば、前輪を上記従来装置のローラ上
に載置して計測する場合では、後輪が地面に接して不動
状態にあるため、この分の制動力と、前輪に車輪側の制
動装置の操作によって加えた制動力とがローラの駆動系
に作用し、正確な制動力を計測できない。
特に、前後輪車軸間をビスカス・カップリングと称され
る多板粘性クラッチ(粘性流体の剪断抵抗を利用してト
ルクを伝達するもの)によって連結した常時4輪駆動型
自動車の場合では、この多板粘性クラッチの部分で回転
トルクが吸収され、この部分での抵抗力が制動力に加算
されて真の制動力が計測できないという問題点があっ
た。それ故に、従来では、2輪駆動と4輪駆動との切換
機構を有するもののみが、前後輪を個別に計測できるに
すぎなかった。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点に鑑み、提案されたもので、常時4
輪駆動型自動車の制動力を前輪と、後輪とを個別に計測
する装置において、電動機で駆動され、前輪又は後輪を
接触回転駆動する1対のローラと、ローラの駆動系に生
じる車輪駆動反力を計測する反力計測器と、上記反力計
測器による車輪の非制動時と制動時との車輪駆動反力を
夫々記憶し、両記憶値の差を求めて制動力とする演算表
示回路とで構成したものである。
作用 電動機で駆動される1対のローラ上に前輪又は後輪を載
置して、最初は、制動力を加えない状態でローラにより
車輪を駆動させ、そのときの車輪駆動反力を反力計測器
で計測させ、この計測値Fを演算表示回路の記憶部に
記憶させておく。
次に、制動力を加えた状態でローラにより車輪を駆動さ
せ、そのときの車輪駆動反力を反力計測器で計測させ、
この計測値Fをを演算表示回路の記憶部に記憶させる
と共に、後者の計測値Fから前者の計測値Fを演算
表示回路の演算部で減算させ、その値を表示部に表示さ
せる。
この減算により、真実の制動力は、前後輪車軸間の接地
側車輪抵抗力(多板粘性クラッチの抵抗力)を含んだ計
測値Fから非制動時の計測値Fを差し引くことによ
って得られる。
即ち、最初の計測値Fは、非制動時における常時4輪
駆動型自動車の前後輪車軸間の接地側車輪抵抗(多板粘
性クラッチの抵抗力)を測定していることになる。
前後輪の制動力は、上記要領で個別に計測するものであ
る。
実施例 図面は本考案装置の実施例を示す概略構成図であって、
(1)(1)は1対のローラ、(2)は電動機、(3)
は反力計測器、(4)は演算表示回路、(5)は車体、
(6)は前輪、(7)は後輪、(8)は前後輪車軸間に
設置された多板粘性クラッチを示している。
1対のローラ(1)(1)は、電動機(2)によって同
一方向に駆動され、車輪の駆動反力が反力計測器(3)
で計測される。
この反力計測器(3)は、電動機(2)の消費電流又は
電圧を検出し、これを反力に換算して計測するものでも
よく、或いはローラ(1)(1)の駆動系シャフトの一
部にストレインゲージを装着し、シャフトに作用する歪
力をトルク反力に換算して計測するものでもよい。
演算表示回路(4)は、反力計測器(3)と接続し、操
作釦等によって、或いは自動的に非制動時の計測値F
を記憶部に記憶させ、次に、制動時の計測値Fを記憶
部に記憶させると共に、F−Fの減算を演算部にて
行わせ、表示部でデジタル表示又はアナログ表示させ得
る構成のものを使用し、前輪(6)の計測が終了すれ
ば、リセットして後輪(7)の計測を行わせるものであ
る。
前輪(6)及び後輪(7)は、公知の如く車輪(5)に
搭載されたエンジン及びトランスミッション(図示省
略)にクラッチを介して連結され、運転席に設置された
ブレーキペダルの踏み込み操作によって、前輪(6)及
び後輪(7)に装着された制動装置(図示省略)を作動
させるように構成されている。
今、前輪(6)を図面に示す様に、ローラ(1)(1)
上に載置し、電動機(2)によりローラ(1)(1)を
駆動して前輪(6)を回転させると、前輪(6)の回転
は、多板粘性クラッチ(8)の部分で吸収されて後輪
(7)には伝わらず、この多板粘性クラッチ(8)内の
抵抗力がローラ(1)(1)の駆動系に駆動反力として
作用し、反力測定器(3)で非制動時の駆動反力F
して計測させ、演算表示回路(4)に記憶させる。次に
運転席のブレーキペダルを操作して制動力を前輪(6)
に加え、この状態でのローラ(1)(1)の駆動反力F
を反力計測器(3)で計測させ、演算表示回路(4)
で記憶させると共に、F−Fの演算を行わせてその
差を真の制動力として表示させる。
後輪(7)も同様に計測するものである。尚、上記のよ
うに求めた真の制動力はプリンタ等で記録させるように
してもよい。
考案の効果 本考案によれば、2輪駆動と4輪駆動との切換機構を必
要とせずに常時4輪駆動型自動車の制動力を制御輪個別
に計測することがで可能となり、制動力の測定が簡単な
装置で実施される利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の実施例を示す概略構成図である。 (1)……ローラ、(2)……電動機、 (3)……反力計測器、(4)……演算表示回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】常時4輪駆動型自動車の制動力を前輪と、
    後輪とを個別に計測する装置において、 電動機で駆動され、前輪又は後輪を接触回転駆動する1
    対のローラと、 ローラの駆動系に生じる車輪駆動反力を計測する反力計
    測器と、 上記反力計測器による車輪の非制動時と制動時との車輪
    駆動反力を夫々記憶し、両記憶値の差を求めて制動力と
    する演算表示回路とで構成したことを特徴とする常時4
    輪駆動型自動車の制動力計測装置。
JP4551287U 1987-03-26 1987-03-26 常時4輪駆動型自動車の制動力計測装置 Expired - Lifetime JPH0620993Y2 (ja)

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JP4551287U JPH0620993Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26 常時4輪駆動型自動車の制動力計測装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63152545U JPS63152545U (ja) 1988-10-06
JPH0620993Y2 true JPH0620993Y2 (ja) 1994-06-01

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ID=30864311

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